JP2015069429A - 情報案内システム、表示装置、サーバ装置、情報案内方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】駐車しやすい駐車区画を容易に見つけることができるようにする。【解決手段】情報案内システム4においては、センタサーバ10が、複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データを取得し、取得した車両データを携帯装置3に送信する。携帯装置3は、車両データをセンタサーバから受信し、複数の駐車区画の位置それぞれに当該駐車区画に駐車中の駐車車両の車両データを表した駐車場の場内マップを表示する。このため、ユーザは、駐車区画を実際に目視で確認しなくても、いずれの駐車区画にどのような駐車車両が存在しているかを把握できる。その結果、ユーザは、駐車車両の車両データを考慮して駐車しやすい駐車区画を容易に見つけることができる。【選択図】図1
Description
本発明は、駐車場に関するデータを表示する技術に関する。
従来より、車両が駐車場に入場した場合に、当該駐車場の複数の駐車区画の配置を示す場内マップを表示する表示装置が知られている。例えば、ユーザが車両に持ち込んで使用する携帯装置や、車両に搭載されるナビゲーション装置などの表示装置においてこのような場内マップを表示できる。
また、駐車場の複数の駐車区画のうち駐車車両が存在しない空き区画を特定するデータを取得し、このような空き区画の位置を表示する表示装置も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ユーザは、このような表示装置に表示された空き区画の位置を参考にして、駐車の対象とする駐車区画を見つけることができる。
ところで、駐車場において空き区画が存在していたとしても、空き区画に隣接する駐車区画の駐車車両の状態によっては、その空き区画に車両を駐車しにくい場合がある。例えば、隣接する駐車区画の駐車車両の大きさが比較的大きい場合や、隣接する駐車区画の駐車車両の位置が空き区画の側に偏っている場合などにおいては、その空き区画に車両を駐車しにくくなる。
したがって、ユーザは、駐車区画(空き区画)を実際に目視で確認するまで、その駐車区画に車両を駐車しやすいか否かを判断できない。このため、ユーザが駐車区画を実際に目視で確認しなくても、駐車しやすい駐車区画を容易に見つけることができる技術が要望されていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、駐車しやすい駐車区画を容易に見つけることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、サーバ装置、及び、前記サーバ装置と通信する表示装置を含む情報案内システムであって、前記サーバ装置は、複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データを取得する取得手段と、前記車両データを前記表示装置に送信する送信手段と、を備え、前記表示装置は、前記車両データを前記サーバ装置から受信する受信手段と、前記複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の前記駐車車両の前記車両データを表した前記駐車場の場内マップを表示する表示手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、駐車場に関するデータを表示する表示装置であって、複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データをサーバ装置から受信する受信手段と、前記複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の前記駐車車両の前記車両データを表した前記駐車場の場内マップを表示する表示手段と、を備えている。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の表示装置において、前記場内マップは、前記複数の駐車区画のうち前記駐車車両が存在しない空き区画を明示する。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の表示装置において、複数の前記空き区画が存在する場合に、前記複数の空き区画のうちの少なくとも一つを推奨区画として選択する選択手段、を備え、前記場内マップは、前記選択手段が選択した前記推奨区画を明示する。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の表示装置において、前記選択手段は、前記複数の空き区画それぞれに隣接する駐車区画の前記車両データに基づいて前記推奨区画を選択する。
また、請求項6の発明は、請求項5に記載の表示装置において、前記選択手段は、前記複数の空き区画それぞれの日照状態に基づいて前記推奨区画を選択する。
また、請求項7の発明は、請求項2ないし6のいずれかに記載の表示装置において、前記車両データは、前記駐車車両の属性を含む。
また、請求項8の発明は、請求項7に記載の表示装置において、前記駐車車両の属性は、大きさ、車種、及び、メーカのいずれかを含む。
また、請求項9の発明は、請求項2ないし8のいずれかに記載の表示装置において、前記車両データは、前記駐車区画に対する前記駐車車両の位置のズレを含む。
また、請求項10の発明は、表示装置にデータを提供するサーバ装置であって、複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データを取得する取得手段と、前記車両データを前記表示装置に送信する送信手段と、を備えている。
また、請求項11の発明は、請求項10に記載のサーバ装置において、前記複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の駐車車両の前記車両データを表した前記駐車場の場内マップを生成する生成手段、をさらに備え、前記送信手段は、前記場内マップを前記表示装置に送信する。
また、請求項12の発明は、駐車場に関するデータを表示する情報案内方法であって、(a)複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データをサーバ装置から受信する工程と、(b)前記複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の前記駐車車両の前記車両データを表した前記駐車場の場内マップを表示する工程と、を備えている。
また、請求項13の発明は、サーバ装置と通信する表示装置に含まれるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記コンピュータに、(a)複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データをサーバ装置から受信する工程と、(b)前記複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の前記駐車車両の前記車両データを表した前記駐車場の場内マップを表示する工程と、を実行させる。
請求項1ないし9、12及び13の発明によれば、複数の駐車区画の位置それぞれに駐車車両の車両データを表した駐車場の場内マップを表示する。このため、ユーザは、いずれの駐車区画にどのような駐車車両が存在しているかを把握でき、駐車車両の車両データを考慮して駐車しやすい駐車区画を容易に見つけることができる。
また、特に請求項3の発明によれば、空き区画をユーザが容易に把握できる。
また、特に請求項4の発明によれば、駐車の対象とする空き区画をユーザに提案できる。
また、特に請求項5の発明によれば、隣接する駐車区画の車両データを考慮して駐車しやすい空き区画をユーザに提案できる。
また、特に請求項6の発明によれば、日照状態をさらに考慮して望ましい空き区画をユーザに提案できる。
また、特に請求項7の発明によれば、駐車車両の属性を考慮して、ユーザは駐車しやすい駐車区画を容易に見つけることができる。
また、特に請求項8の発明によれば、駐車車両の大きさ、車種、及び、メーカのいずれかを考慮して、ユーザは駐車しやすい駐車区画を容易に見つけることができる。
また、特に請求項9の発明によれば、駐車区画に対する駐車車両の位置のズレを考慮して、ユーザは駐車しやすい駐車区画を容易に見つけることができる。
また、請求項10及び11の発明によれば、複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データを表示装置に送信する。このため、表示装置を利用するユーザは、いずれの駐車区画にどのような駐車車両が存在しているかを把握でき、駐車車両の車両データを考慮して駐車しやすい駐車区画を容易に見つけることができる。
また、請求項11の発明によれば、サーバ装置が場内マップを生成するため、表示装置は場内マップを表示するのみでよい。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.情報案内システムの概要>
図1は、本実施の形態の情報案内システム4の概要を示す図である。情報案内システム4は、複数の駐車場200のデータを処理するデータセンタ100に設けられるセンタサーバ10と、駐車場200に設けられるパーキングシステム20と、ユーザが使用する携帯装置3とを備えている。センタサーバ10と、パーキングシステム20と、携帯装置3とは、インターネットなどの広域のネットワーク9を介して通信可能となっている。
<1−1.情報案内システムの概要>
図1は、本実施の形態の情報案内システム4の概要を示す図である。情報案内システム4は、複数の駐車場200のデータを処理するデータセンタ100に設けられるセンタサーバ10と、駐車場200に設けられるパーキングシステム20と、ユーザが使用する携帯装置3とを備えている。センタサーバ10と、パーキングシステム20と、携帯装置3とは、インターネットなどの広域のネットワーク9を介して通信可能となっている。
パーキングシステム20は、データセンタ100が対象とする複数の駐車場200のそれぞれに配置される。パーキングシステム20は、配置された駐車場200の現時点の状況を示すデータを取得し、取得したデータをネットワーク9を介してセンタサーバ10に送信する。パーキングシステム20は、例えば、駐車場200に駐車中の駐車車両それぞれに関する車両データなどを取得する。
センタサーバ10は、データセンタ100に設けられるサーバ装置である。センタサーバ10は、パーキングシステム20からネットワーク9を介して送信されたデータを内部に記憶する。これにより、センタサーバ10は、データセンタ100が対象とする複数の駐車場200それぞれの現時点の状況を示すデータを保持する。
携帯装置3は、センタサーバ10と通信可能なスマートフォンなどの可搬性の表示装置である。携帯装置3は、車両8の車室内において利用される。携帯装置3は、車両8が入場した駐車場200の現時点の状況に関するデータをネットワーク9を介してセンタサーバ10から取得し、取得したデータを表示する。これにより、携帯装置3を扱うユーザは、駐車場200に駐車中の駐車車両それぞれに関する車両データなど、駐車場200の現時点の状況を示すデータを確認できる。以下、このような情報案内システム4の構成及び処理について詳細に説明する。
<1−2.パーキングシステムの構成>
まず、駐車場に設けられるパーキングシステム20の構成について説明する。図2は、パーキングシステム20の構成を示す図である。パーキングシステム20は、複数の駐車区画26を有する駐車場に設けられる。これら複数の駐車区画26は、例えば、白線などの枠線27によって区分されている。一つの駐車区画26には一台の車両を駐車できる。パーキングシステム20は、駐車場サーバ2と、複数のカメラ25とを備えている。
まず、駐車場に設けられるパーキングシステム20の構成について説明する。図2は、パーキングシステム20の構成を示す図である。パーキングシステム20は、複数の駐車区画26を有する駐車場に設けられる。これら複数の駐車区画26は、例えば、白線などの枠線27によって区分されている。一つの駐車区画26には一台の車両を駐車できる。パーキングシステム20は、駐車場サーバ2と、複数のカメラ25とを備えている。
複数のカメラ25は、複数の駐車区画26にそれぞれ対応するように配置されている。各カメラ25は、一つの駐車区画26に対応し、その対応する駐車区画26を所定方向から撮影できるように駐車場の天井や壁面などに固定される。これにより、各カメラ25は、対応する駐車区画26の様子を示す画像を取得する。各カメラ25は、対応する駐車区画26に駐車中の駐車車両81の正面または背面を撮影することが望ましい。
各カメラ25は、対応する駐車区画26に駐車車両81が存在する場合は、駐車区画26の枠線27と駐車車両81とを主に示す画像を取得する。一方、各カメラ25は、対応する駐車区画26に駐車車両81が存在しない場合は、駐車区画26の枠線27と床面とを主に示す画像を取得する。各カメラ25は、取得した画像を、対応する駐車区画26の識別情報と関連付けて駐車場サーバ2に送信する。
駐車場サーバ2は、パーキングシステム20を統括するサーバ装置である。駐車場サーバ2は、制御部21と、ネットワーク通信部22と、画像受信部23と、記憶部24とを備えている。
ネットワーク通信部22は、ネットワーク9に接続され、ネットワーク9へ接続された他の通信装置とデータ通信を行う。これにより、駐車場サーバ2は、センタサーバ10との間でデータの送受信を行うことが可能である。
画像受信部23は、複数のカメラ25のそれぞれから送信された、駐車区画26の様子を示す画像を受信する。画像受信部23は、受信した画像を制御部21に入力する。
記憶部24は、ハードディスクなどの不揮発性の記憶装置であり、各種の情報を記憶する。記憶部24は、車種データ24a、及び、プログラム24bを記憶している。車種データ24aは、様々な車両の車体形状(車体デザイン)のデータを当該車両の車種と関連付けて含んでいる。また、車種データ24aは、様々な車両のメーカ(ブランド)のエンブレム形状のデータを当該メーカと関連付けて含んでいる。車種データ24aは、ネットワーク9に接続された通信装置からのダウンロードなどにより、更新できることが望ましい。
また、制御部21は、CPU、RAM及びROMなどを備えたコンピュータである。制御部21の各種の機能は、記憶部24に記憶されたプログラム24bの実行(プログラム24bに従ったCPUの演算処理)により実現される。図中に示す使用判定部21a、車両認識部21b、日照判定部21c及びデータ送信部21dは、プログラム24bの実行により実現される制御部21の機能の一部である。
使用判定部21aは、複数のカメラ25のそれぞれで得られた画像に基づいて、複数の駐車区画26のそれぞれの使用状態を判定する。使用判定部21aは、駐車区画26の画像中における駐車車両81の像の有無に基づいて、当該駐車区画26が使用されているか否かを判定する。使用判定部21aは、駐車車両81が存在する駐車区画26を「使用区画」として判定し、駐車車両81が存在しない駐車区画26を「空き区画」として判定する。これにより、使用判定部21aは、駐車区画26のそれぞれの使用状態データを取得する。
車両認識部21bは、使用判定部21aに「使用区画」として判定された駐車区画26それぞれに関して、当該駐車区画26に駐車中の駐車車両81の車両データを認識する。車両認識部21bは、駐車車両81の車両データとして、大きさ、車種及びメーカなどの駐車車両81の属性を認識する。
車両認識部21bは、駐車区画26の画像に含まれる枠線27の像に対して駐車車両81の像が占める割合に基づいて、駐車車両81の大きさを認識する。車両認識部21bは、駐車車両81の大きさを、「大型」「中型」「小型」の3つの区分のいずれかとして認識する。なお、このような駐車車両81の大きさの区分は、必ずしも法律上の区分と一致しなくてよい。また、車両認識部21bは、駐車区画26の画像に含まれる駐車車両81の像の大きさ自体に基づいて、駐車車両81の大きさを認識してもよい。
また、車両認識部21bは、駐車区画26の画像に含まれる駐車車両81の車体の像の形状に基づいて、駐車車両81の車種を認識する。車両認識部21bは、駐車車両81の車体の像の形状と記憶部24に記憶された車種データ24aに含まれる車体形状とを比較し、パターンマッチングにより駐車車両81の車種を特定する。
また、車両認識部21bは、駐車区画26の画像に含まれる駐車車両81のエンブレムの像の形状に基づいて、駐車車両81のメーカを認識する。車両認識部21bは、駐車車両81のエンブレムの像の形状と記憶部24に記憶された車種データ24aに含まれるエンブレム形状とを比較し、パターンマッチングにより駐車車両81のメーカを特定する。
なお、車両認識部21bは、認識した車種に基づいて、駐車車両81の大きさ及びメーカを認識するようにしてもよい。この場合は、車種データ24aが、様々な車両の車体寸法及びメーカのデータを、当該車両の車種と関連付けて含むようにすればよい。
また、車両認識部21bは、駐車車両81の車両データとして、駐車区画26に対する駐車車両81の位置のズレをさらに認識する。駐車車両81は、その左右中央が駐車区画26の左右中央と一致し、その前後方向が駐車区画26の長手方向に沿うような位置(以下、「理想位置」という。)に存在することが望ましい。しかしながら、通常は、駐車車両81の位置はこのような理想位置からずれ、駐車区画26の左側または右側のいずれか一方側に偏り、駐車区画26に対して傾いている。車両認識部21bは、このような駐車区画26における理想位置に対する駐車車両81の位置の偏りや傾きなどのズレを認識する。車両認識部21bは、駐車区画26の画像に含まれる枠線27の像と、駐車車両81の像との位置関係に基づいて、駐車区画26に対する駐車車両81の位置のズレを認識する。
日照判定部21cは、使用判定部21aに「空き区画」として判定された駐車区画26それぞれに関して日照状態を判定する。一般に、駐車区画26が日光に照らされている場合は、駐車区画26の画像に含まれる床面の像の明るさが所定値よりも明るくなる。このため、日照判定部21cは、駐車区画26の画像に含まれる床面の像の明るさに基づいて、当該駐車区画26が日光に照らされているか否かを判定する。日照判定部21cは、日光に照らされている駐車区画26を「日照区画」として判定し、日光に照らされていない駐車区画26を「日陰区画」として判定する。これにより、日照判定部21cは、空き区画のそれぞれの日照状態データを取得する。
なお、日照判定部21cは、駐車場の構造(屋根や壁面の配置)、及び、現時点の太陽の位置などに基づいて、駐車区画26の日照状態を認識してもよい。
データ送信部21dは、使用判定部21aで得られた使用状態データ、車両認識部21bで得られた車両データ、及び、日照判定部21cで得られた日照状態データを、ネットワーク通信部22を利用して、センタサーバ10に送信する。これら使用状態データ、車両データ及び日照状態データはいずれも、対応する駐車区画26の識別情報と関連付けられる。使用状態データ、車両データ及び日照状態データは、駐車区画26の状況を示すデータであるため、以下、これらを総称して「区画データ」という。
<1−3.センタサーバの構成>
次に、データセンタ100に設けられるセンタサーバ10の構成について説明する。図3は、センタサーバ10の構成を示す図である。センタサーバ10は、制御部11と、ネットワーク通信部12と、記憶部13とを備えている。
次に、データセンタ100に設けられるセンタサーバ10の構成について説明する。図3は、センタサーバ10の構成を示す図である。センタサーバ10は、制御部11と、ネットワーク通信部12と、記憶部13とを備えている。
ネットワーク通信部12は、ネットワーク9に接続され、ネットワーク9へ接続された他の通信装置とデータ通信を行う。これにより、センタサーバ10は、パーキングシステム20及び携帯装置3との間でデータの送受信を行うことが可能である。
記憶部13は、ハードディスクなどの不揮発性の記憶装置であり、各種の情報を記憶する。記憶部13は、駐車場データベース13a、区画データベース13b、及び、プログラム13cを記憶している。
駐車場データベース13aは、データセンタ100が対象とする複数の駐車場それぞれの固有のデータである駐車場データを蓄積している。駐車場データは、例えば、駐車場の位置情報(緯度経度)、駐車場が備える複数の駐車区画の配置、及び、複数の駐車区画それぞれの識別情報などを含んでいる。
区画データベース13bは、複数の駐車場それぞれのパーキングシステム20の区画データを蓄積している。前述のように、区画データは、駐車区画の識別情報と関連付けられた使用状態データ、車両データ及び日照状態データである。
また、制御部11は、CPU、RAM及びROMなどを備えたコンピュータである。制御部11の各種の機能は、記憶部13に記憶されたプログラム13cの実行(プログラム13cに従ったCPUの演算処理)により実現される。図中に示すデータ取得部11a、及び、データ提供部11bは、プログラム13cの実行により実現される制御部11の機能の一部である。
データ取得部11aは、ネットワーク通信部12を利用して、複数の駐車場それぞれのパーキングシステム20から区画データを取得する。データ取得部11aは、取得した区画データを用いて、区画データベース13bの内容を更新する。データ取得部11aは、このような区画データベース13bの更新を所定の時間周期で実行する。
データ提供部11bは、ネットワーク通信部12を利用して、携帯装置3に対して駐車場データ及び区画データを提供する。データ提供部11bは、位置情報を含む要求信号を携帯装置3から受信する。データ提供部11bは、この要求信号に応答して、位置情報に対応する駐車場を特定し、特定した駐車場の駐車場データを駐車場データベース13aから読み出すとともに、特定した駐車場の区画データを区画データベース13bから読み出す。そして、データ提供部11bは、読み出した駐車場データ及び区画データを携帯装置3に対して送信する。
<1−4.携帯装置の構成>
次に、ユーザが車両8などで使用する携帯装置3の構成について説明する。図4は、携帯装置3の構成を示す図である。携帯装置3は、制御部31と、ネットワーク通信部32と、ディスプレイ33と、操作部34と、GPS部35と、記憶部36とを備えている。
次に、ユーザが車両8などで使用する携帯装置3の構成について説明する。図4は、携帯装置3の構成を示す図である。携帯装置3は、制御部31と、ネットワーク通信部32と、ディスプレイ33と、操作部34と、GPS部35と、記憶部36とを備えている。
ネットワーク通信部32は、3GやLTEなどの無線通信規格を利用したネットワーク9への接続機能を有している。これにより、携帯装置3は、センタサーバ10との間でデータの送受信を行うことが可能である。
ディスプレイ33は、例えば、カラー表示が可能な液晶のディスプレイである。ディスプレイ33は、制御部31からの信号に従って各種の情報を表示する。
操作部34は、ユーザが直接的に操作可能な部材であり、タッチパネル及び操作ボタンを含んでいる。タッチパネルはディスプレイ33の表示画面に重ねて設けられ、操作ボタンはディスプレイ33の表示画面の近傍に設けられる。ユーザが操作部34を操作した場合は、その操作内容を示す信号が制御部31に入力される。
GPS部35は、複数のGPS衛星からの信号を受信して、携帯装置3の位置を示す位置情報(緯度経度)を取得する。携帯装置3が車両8で使用される場合は、GPS部35は車両8の位置を取得する。
記憶部36は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、各種の情報を記憶する。記憶部36は、プログラム36a、及び、設定データ36bを記憶している。
プログラム36aは、携帯装置3において実行可能なアプリケーションのプログラムである。このようなプログラム36aは、メモリカードなどの記録媒体からの読み出し、あるいは、ネットワーク9に接続された通信装置からのダウンロードなどにより取得され、記憶部36に記憶される。また、設定データ36bは、このアプリケーションで用いられる設定用のデータである。設定データ36bの内容はユーザの操作によって変更される。
また、制御部31は、CPU、RAM及びROMなどを備えたコンピュータである。制御部31の各種の機能は、プログラム36cの実行(プログラム36cに従ったCPUの演算処理)により実現される。プログラム36cの実行により実現される制御部31の機能は、アプリケーションの機能であるともいえる。図中に示すデータ取得部31a、区画選択部31b、マップ生成部31c、及び、表示制御部31dは、アプリケーションの機能の一部である。
データ取得部31aは、ネットワーク通信部32を利用して、駐車場の駐車場データ及び区画データをセンタサーバ10から取得する。データ取得部31aは、GPS部35を利用して現時点の位置情報(緯度経度)を取得し、この位置情報を含む要求信号をセンタサーバ10に送信する。要求信号が含む位置情報は、携帯装置3が存在する駐車場の位置を示す。データ取得部31aは、この要求信号に応答してセンタサーバ10から返信される駐車場の駐車場データ及び区画データを受信する。
区画選択部31bは、駐車場に複数の空き区画が存在する場合に、複数の空き区画のうちの一つを、駐車の対象に推奨する推奨区画として選択する。区画選択部31bは、ユーザに最適な推奨区画を選択することになるが、詳細は後述する。
マップ生成部31cは、センタサーバ10から取得した駐車場の駐車場データ及び区画データを用いて、駐車場の複数の駐車区画の配置を示す場内マップを生成する。マップ生成部31cは、区画データに含まれる使用状態データに基づいて、複数の駐車区画のうちの空き区画を明示した場内マップを生成する。また、マップ生成部31cは、区画データに含まれる車両データを用いて、複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の駐車車両の車両データを表した場内マップを生成する。さらに、マップ生成部31cは、区画選択部31bに選択された推奨区画を明示する場内マップを生成する。
表示制御部31dは、マップ生成部31cで生成された場内マップを、ディスプレイ33に表示させる。これにより、ユーザは場内マップを確認できる。
<1−5.車両データの表示>
図5は、携帯装置3のディスプレイ33に表示された場内マップ5の一例を示す図である。図に示すように、場内マップ5は、駐車場の実際の複数の駐車区画26(図2参照。)にそれぞれ対応する複数の区画領域51を含んでいる。これらの区画領域51の場内マップ5における位置は、対応する実際の駐車区画26の駐車場における位置を表している。また、場内マップ5は、駐車場が配置される店舗へ向かうための歩行者用の入口である店舗入口の位置を示す入口アイコン59も含んでいる。ユーザは、このような場内マップ5を確認することで、駐車場が備える複数の駐車区画26の配置、及び、各駐車区画26の店舗入口への近さなどを把握できる。
図5は、携帯装置3のディスプレイ33に表示された場内マップ5の一例を示す図である。図に示すように、場内マップ5は、駐車場の実際の複数の駐車区画26(図2参照。)にそれぞれ対応する複数の区画領域51を含んでいる。これらの区画領域51の場内マップ5における位置は、対応する実際の駐車区画26の駐車場における位置を表している。また、場内マップ5は、駐車場が配置される店舗へ向かうための歩行者用の入口である店舗入口の位置を示す入口アイコン59も含んでいる。ユーザは、このような場内マップ5を確認することで、駐車場が備える複数の駐車区画26の配置、及び、各駐車区画26の店舗入口への近さなどを把握できる。
また、場内マップ5において、対応する駐車区画26が空き区画となる区画領域51には、その区画領域51を強調するための所定の色(例えば、赤色)の強調枠53が表示される。これにより、複数の駐車区画26のうちの空き区画が明示される。図5の場内マップ5では、強調枠53により2つの空き区画が示されている。ユーザは、このような場内マップ5を確認することで、駐車場の複数の駐車区画26のうちの空き区画の位置を把握できる。
また、対応する駐車区画26が使用区画となる区画領域51には、当該駐車区画26に駐車中の駐車車両81の車両データが表示される。具体的には、区画領域51には、駐車車両81の車両データに応じた車両アイコン52が表示される。
この車両アイコン52のサイズは、駐車車両81の大きさ(「大型」「中型」「小型」)に応じたものとなっている。また、車両アイコン52には、駐車車両81の大きさを表す文字(「大」「中」「小」)が付されている。ユーザは、このような場内マップ5を確認することで、複数の駐車区画26のそれぞれにどのような大きさの駐車車両81が存在しているかを把握できる。
また、車両アイコン52は、タッチパネルで操作可能なコマンドボタンとしても機能する。ユーザが車両アイコン52に触れた場合は、図6に示すように、触れた車両アイコン52に対応する駐車車両81の全ての属性(大きさ、車種及びメーカ)が、吹き出し型のダイアログ55で示される。これにより、ユーザは、駐車区画26に駐車中の駐車車両81の属性を容易に把握できる。なお、携帯装置3が音声を出力する機能を有する場合は、ユーザが触れた車両アイコン52に対応する駐車車両81の属性を音声によって案内するようにしてもよい。
また、図5に示すように、区画領域51に対する車両アイコン52の位置は、駐車区画26に対する駐車車両81の位置のズレに応じたものとなっている。すなわち、駐車区画26に対して駐車車両81の位置が大きくズレている場合は、区画領域51に対して車両アイコン52の位置も大きくズレて表される。図5の場内マップ5では、車両アイコン52aの位置は区画領域51に対して傾いている。これは、駐車区画26に対して駐車車両81の位置が傾いていることを示している。また、図5の場内マップ5では、車両アイコン52bの位置は区画領域51の一方側に偏っている。これは、駐車車両81の位置が駐車区画26の一方側に偏っていることを示している。ユーザは、このような場内マップ5を確認することで、駐車区画26に対する駐車車両81の位置のズレを把握できる。
このように場内マップ5は、駐車場の複数の駐車区画26のうちの空き区画を明示するとともに、複数の駐車区画26の位置(すなわち、区画領域51の位置)それぞれに当該駐車区画26に駐車中の駐車車両81の車両データ(属性、及び、位置のズレ)を表す。このため、ユーザは、このような場内マップ5を確認することで駐車区画26を実際に目視で確認しなくても、いずれの駐車区画26にどのような駐車車両81が存在しているかを把握できる。例えば、ユーザは、空き区画に隣接する駐車区画26に「大型」の駐車車両81が存在することや、駐車区画26の一方側に偏っている駐車車両81が存在することなどを把握できる。したがって、ユーザは、このような駐車区画26の車両データを考慮して、駐車しやすい駐車区画(空き区画)を容易に見つけることができる。
なお、図5では、駐車車両81の属性として大きさを表す文字が車両アイコン52に付されているが、駐車車両81の他の属性(車種またはメーカ)を表す文字あるいは記号が車両アイコン52に付されてもよい。
ユーザによっては、いわゆる高級車が駐車中の駐車区画26に隣接する空き区画を、駐車の対象とすることに関して心理的な負担が生じる場合がある。駐車車両81の車種またはメーカを表した場内マップ5を確認することで、ユーザは、いずれの駐車区画26にどのような車種またはメーカーの駐車車両81が存在しているかを把握できる。したがって、ユーザは、高級車が駐車中の駐車区画26を把握でき、このような駐車区画26に隣接する空き区画を避けることで、心理的な負担を軽減できる。
<1−6.推奨区画の表示>
また、図5に示すように、場内マップ5は、吹き出し型の推奨アイコン54によって空き区画のうちの一つを推奨区画として明示し、その空き区画を駐車の対象とすることをユーザに提案する。ユーザは、このような推奨区画を参考にすることで、駐車しやすい駐車区画をさらに容易に見つけることができる。
また、図5に示すように、場内マップ5は、吹き出し型の推奨アイコン54によって空き区画のうちの一つを推奨区画として明示し、その空き区画を駐車の対象とすることをユーザに提案する。ユーザは、このような推奨区画を参考にすることで、駐車しやすい駐車区画をさらに容易に見つけることができる。
このような推奨区画は、複数の空き区画のうちから区画選択部31bによって選択される。区画選択部31bは、複数の空き区画それぞれに隣接する駐車区画の車両データ、及び、複数の空き区画それぞれの日照状態に基づいて推奨区画を選択する。区画選択部31bは、ユーザが希望する要素を考慮してユーザに最適な推奨区画を選択するようになっている。推奨区画の選択において考慮する要素は、所定の操作によって表示される設定画面において設定できる。
図7は、携帯装置3のディスプレイ33が設定画面を表示した様子を示す図である。設定画面には、「隣接車両の大きさ」「隣接車両の車種」「隣接車両のメーカ」「隣接車両の位置ズレ」「日照状態」及び「店舗入口への近さ」の6つの要素にそれぞれ対応する6つのスイッチ33aが含まれている。これらのスイッチ33aのオン/オフを切り替えることで、区画選択部31bが推奨区画を選択する場合に、対応する要素を考慮するか否かを変更できる。このように設定画面において設定された内容は設定データ36bとして記憶部36に記憶される。区画選択部31bは、推奨区画を選択する場合にこの設定データ36bを参照する。
「隣接車両の大きさ」のスイッチ33aをオンとした場合は、空き区画に隣接する駐車区画26の駐車車両81の大きさが、推奨区画の選択において考慮される。具体的には、区画選択部31bは、隣接する駐車区画26に「大型」の駐車車両81が存在しない空き区画を優先して選択する。駐車車両81の大きさは、区画データに含まれる車両データに基づいて判断できる。
「隣接車両の車種」のスイッチ33aをオンとした場合は、空き区画に隣接する駐車区画26の駐車車両81の車種が、推奨区画の選択において考慮される。具体的には、区画選択部31bは、隣接する駐車区画26にいわゆる高級車の車種の駐車車両81が存在しない空き区画を優先して選択する。高級車か否かは、例えば、当該車種の販売価格に基づいて定めることができる。駐車車両81の車種は、区画データに含まれる車両データに基づいて判断できる。
「隣接車両のメーカ」のスイッチ33aをオンとした場合は、空き区画に隣接する駐車区画26の駐車車両81のメーカ(ブランド)が、推奨区画の選択において考慮される。具体的には、区画選択部31bは、隣接する駐車区画26にいわゆる高級車のメーカの駐車車両81が存在しない空き区画を優先して選択する。高級車か否かは、例えば、当該メーカの平均的な販売価格に基づいて定めることができる。駐車車両81のメーカは、区画データに含まれる車両データに基づいて判断できる。
「隣接車両の位置ズレ」のスイッチ33aをオンとした場合は、空き区画に隣接する駐車区画26の駐車車両81の位置のズレが、推奨区画の選択において考慮される。具体的には、区画選択部31bは、隣接する駐車区画26に、当該空き区画の側に大きく偏っている駐車車両81や、大きく傾いている駐車車両81が存在しない空き区画を優先して選択する。駐車車両81の位置のズレは、区画データに含まれる車両データに基づいて判断できる。
「日照状態」のスイッチ33aをオンとした場合は、空き区画の日照状態が、推奨区画の選択において考慮される。具体的には、区画選択部31bは、日光に照らされていない「日陰区画」となる空き区画を優先して選択する。空き区画の日照状態は、区画データに含まれる日照状態データに基づいて判断できる。
「店舗入口への近さ」のスイッチ33aをオンとした場合は、空き区画の店舗入口への近さが、推奨区画の選択において考慮される。具体的には、区画選択部31bは、店舗入口に近い空き区画を優先して選択する。空き区画の店舗入口への距離は、駐車場データに基づいて判断できる。
区画選択部31bは、複数の空き区画が存在する場合に、これら複数の空き区画のそれぞれに関して評価点を導出する。区画選択部31bは、ユーザが希望する要素の条件を空き区画が満足するごとに、当該空き区画の評価点に所定の点数を加算する。そして、区画選択部31bは、複数の空き区画のうち、評価点が最も高くなる空き区画を推奨区画として選択する。
なお、「隣接車両の大きさ」「隣接車両の車種」「隣接車両のメーカ」「隣接車両の位置ズレ」「日照状態」及び「店舗入口への近さ」の6つの要素に、ユーザの希望に応じた重み付けを行ってもよい。このように6つの要素に重み付けがなされている場合は、区画選択部31bは、6つの要素の重み付けを考慮して複数の空き区画のそれぞれの評価点を導出する。区画選択部31bは、ユーザが重視する要素の条件を満足する空き区画ほど評価点が高くなるように、空き区画の評価点を導出する。
このようにユーザが希望する要素を考慮して推奨区画を選択することで、ユーザにとって駐車しやすい空き区画を推奨区画として提案することができる。空き区画に隣接する駐車区画26の駐車車両81の大きさ、車種、及び、メーカに基づいて推奨区画を選択するため、これらの駐車車両81の属性を考慮して駐車しやすい空き区画をユーザに提案できる。また、空き区画に隣接する駐車区画26の駐車車両81の位置のズレに基づいて推奨区画を選択するため、駐車車両81の位置のズレを考慮して駐車しやすい空き区画をユーザに提案できる。さらに、空き区画の日照状態に基づいて推奨区画を選択するため、日光に照らされていない望ましい空き区画をユーザに提案できる。
<1−7.情報案内システムの処理の流れ>
次に、情報案内システム4の処理の流れについて説明する。情報案内システム4の主な処理として、センタサーバ10がパーキングシステム20からデータを収集するデータ収集処理と、センタサーバ10が携帯装置3にデータを提供するデータ提供処理とがある。以下、それぞれについて説明する。
次に、情報案内システム4の処理の流れについて説明する。情報案内システム4の主な処理として、センタサーバ10がパーキングシステム20からデータを収集するデータ収集処理と、センタサーバ10が携帯装置3にデータを提供するデータ提供処理とがある。以下、それぞれについて説明する。
<1−7−1.データ収集処理>
まず、データ収集処理の流れについて説明する。図8は、データ収集処理の流れを示す図である。図中左側はセンタサーバ10の処理、図中右側はパーキングシステム20の処理を示している。図8に示す処理は、所定の周期(例えば、1分周期)で繰り返し行われる。また、図8に示す処理は、データセンタ100が対象とする複数の駐車場それぞれのパーキングシステム20に関して行われる。
まず、データ収集処理の流れについて説明する。図8は、データ収集処理の流れを示す図である。図中左側はセンタサーバ10の処理、図中右側はパーキングシステム20の処理を示している。図8に示す処理は、所定の周期(例えば、1分周期)で繰り返し行われる。また、図8に示す処理は、データセンタ100が対象とする複数の駐車場それぞれのパーキングシステム20に関して行われる。
まず、駐車場サーバ2の画像受信部23が、複数の駐車区画26にそれぞれ配置された複数のカメラ25から画像を受信する。これにより、駐車場サーバ2の制御部21は、複数の駐車区画26それぞれの様子を示す複数の画像を取得する(ステップS201)。
次に、使用判定部21aが、取得した複数の画像に基づいて、複数の駐車区画26のそれぞれの使用状態を判定する(ステップS202)。これにより、使用判定部21aは、駐車区画26のそれぞれについて使用状態(「使用区画」及び「空き区画」のいずれか)を示す使用状態データを取得する。取得された使用状態データは、駐車区画26の識別情報に関連付けられる。
次に、車両認識部21bが、「使用区画」として判定された駐車区画26それぞれに関して駐車車両81の車両データを画像に基づいて認識する(ステップS203)。車両認識部21bは、駐車車両81の車両データとして、駐車車両81の属性(大きさ、車種及びメーカ)、及び、駐車区画26に対する駐車車両81の位置のズレを認識する。認識された車両データは、駐車区画26の識別情報に関連付けられる。
次に、日照判定部21cが、「空き区画」として判定された駐車区画26それぞれに関して日照状態を画像に基づいて判定する(ステップS204)。これにより、日照判定部21cは、空き区画のそれぞれについて日照状態(「日照区画」及び「日陰区画」のいずれか)を示す日照状態データを取得する。取得された日照状態データは、駐車区画26の識別情報に関連付けられる。
次に、データ送信部21dが、このように取得された複数の駐車区画26それぞれの区画データ(使用状態データ、車両データ及び日照状態データ)をネットワーク通信部22を利用してセンタサーバ10に送信する(ステップS205)。
次に、センタサーバ10のデータ取得部11aが、パーキングシステム20から送信された区画データを、ネットワーク通信部12を利用して受信する(ステップS101)。そして、データ取得部11aは、取得した区画データを用いて、区画データベース13bの内容を更新する(ステップS102)。
このようなデータ収集処理が所定の周期で繰り返されることにより、センタサーバ10の区画データベース13bに蓄積される区画データは、刻々と変化する駐車場の現時点の状況を示すことになる。
<1−7−2.データ提供処理>
次に、データ提供処理の流れについて説明する。図9は、データ提供処理の流れを示す図である。図9に示す処理は、携帯装置3においてアプリケーションのプログラム36aがユーザの指示などにより実行された場合に行われる。ユーザは、車両8が駐車場に入場した際に、アプリケーションのプログラム36aを実行させる。
次に、データ提供処理の流れについて説明する。図9は、データ提供処理の流れを示す図である。図9に示す処理は、携帯装置3においてアプリケーションのプログラム36aがユーザの指示などにより実行された場合に行われる。ユーザは、車両8が駐車場に入場した際に、アプリケーションのプログラム36aを実行させる。
まず、携帯装置3のデータ取得部31aが、GPS部35を利用して現時点の位置情報を取得する(ステップS301)。この位置情報は、携帯装置3が存在する駐車場(車両8が入場した駐車場。以下、「対象駐車場」という。)の位置を示す。
次に、データ取得部31aが、取得した位置情報を含む要求信号を、ネットワーク通信部32を利用してセンタサーバ10に送信する(ステップS302)。
次に、センタサーバ10のデータ提供部11bが、携帯装置3から送信された要求信号を、ネットワーク通信部12を利用して受信する(ステップS111)。
次に、データ提供部11bは、要求信号に含まれる位置情報に基づいて駐車場データベース13aを参照して、対象駐車場を特定する。そして、データ提供部11bは、特定した対象駐車場に関する駐車場データを、駐車場データベース13aから読み出す(ステップS112)。さらに、データ提供部11bは、特定した対象駐車場に関する区画データを区画データベース13bから読み出す(ステップS113)。
次に、データ提供部11bは、読み出した対象駐車場の駐車場データ及び区画データを、ネットワーク通信部12を利用して携帯装置3に対して送信する(ステップS114)。
次に、携帯装置3のデータ取得部31aが、センタサーバ10から送信された対象駐車場の駐車場データ及び区画データを、ネットワーク通信部32を利用して受信する(ステップS303)。
次に、区画選択部31bが、受信した駐車場データ及び区画データに基づいて、対象駐車場の複数の駐車区画26のうちの空き区画を特定し、空き区画のうちの一つを推奨区画として選択する(ステップS304)。区画選択部31bは、記憶部36に記憶された設定データ36bを参照し、ユーザが希望する要素を考慮して推奨区画を選択する。
次に、マップ生成部31cが、受信した駐車場データ及び区画データを用いて、対象駐車場の複数の駐車区画26の配置を示す場内マップ5を生成する(ステップS305)。この場内マップ5は、複数の駐車区画26のうちの空き区画、及び、区画選択部31bが選択した推奨区画を明示するとともに、複数の駐車区画26の位置それぞれに当該駐車区画26に駐車中の駐車車両81の車両データを表したものとなる(図5参照。)。
次に、表示制御部31dは、マップ生成部31cが生成した場内マップ5を、ディスプレイ33に表示させる(ステップS306)。これにより、ユーザは、場内マップ5を確認することができる。
以上のように、情報案内システム4においては、センタサーバ10が、複数の駐車区画26を有する駐車場に駐車中の駐車車両81それぞれの車両データを取得し、取得した車両データを携帯装置3に送信する。携帯装置3は、車両データをセンタサーバ10から受信し、複数の駐車区画26の位置それぞれに当該駐車区画26に駐車中の駐車車両81の車両データを表した駐車場の場内マップ5を表示する。このため、ユーザは、駐車区画26を実際に目視で確認しなくても、いずれの駐車区画26にどのような駐車車両81が存在しているかを把握できる。その結果、ユーザは、駐車車両81の車両データを考慮して駐車しやすい駐車区画26を容易に見つけることができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の情報案内システム4の構成及び動作は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の情報案内システム4の構成及び動作は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
第1の実施の形態では、携帯装置3が駐車場の場内マップ5を生成する機能を備えていた。これに対して、第2の実施の形態では、センタサーバ10が駐車場の場内マップ5を生成する機能を備えている。
図10は、第2の実施の形態のセンタサーバ10の構成を示す図である。第2の実施の形態のセンタサーバ10は、図3に示す構成に加えて、区画選択部11c及びマップ生成部11dをさらに備えている。区画選択部11c及びマップ生成部11dは、プログラム13cの実行により実現される制御部11の機能の一部である。
区画選択部11cは、第1の実施の形態において携帯装置3が備えていた区画選択部31bと同様の機能を有している。すなわち、区画選択部11cは、駐車場に複数の空き区画が存在する場合に、複数の空き区画のうちの一つを、駐車の対象に推奨する推奨区画として選択する。
また、マップ生成部11dは、第1の実施の形態において携帯装置3が備えていたマップ生成部31cと同様の機能を有している。すなわち、マップ生成部11dは、駐車場データ及び区画データを用いて、対象駐車場の複数の駐車区画26の配置を示す場内マップを生成する。
図11は、第2の実施の形態の携帯装置3の構成を示す図である。第2の実施の形態の携帯装置3は、図4に示す構成から、区画選択部31b及びマップ生成部31cを省略したものとなっている。
図12は、第2の実施の形態のデータ提供処理の流れを示す図である。まず、携帯装置3のデータ取得部31aが、GPS部35を利用して現時点の位置情報を取得する(ステップS311)。この位置情報は、携帯装置3が存在する対象駐車場の位置を示す。
次に、データ取得部31aは、記憶部36から設定データ36bを読み出す。そして、データ取得部31aは、位置情報と設定データ36bとを含む要求信号を、ネットワーク通信部32を利用してセンタサーバ10に送信する(ステップS312)。
次に、センタサーバ10のデータ提供部11bが、携帯装置3から送信された要求信号を、ネットワーク通信部12を利用して受信する(ステップS121)。
次に、データ提供部11bは、要求信号に含まれる位置情報に基づいて駐車場データベース13aを参照して、対象駐車場を特定する。そして、データ提供部11bは、特定した対象駐車場に関する駐車場データを、駐車場データベース13aから読み出す(ステップS122)。さらに、データ提供部11bは、特定した対象駐車場に関する区画データを区画データベース13bから読み出す(ステップS123)。
次に、センタサーバ10の区画選択部11cが、読み出された駐車場データ及び区画データに基づいて、対象駐車場の複数の駐車区画26のうちの空き区画を特定し、空き区画のうちの一つを推奨区画として選択する(ステップS124)。区画選択部11cは、要求信号に含まれる設定データ36bを参照し、ユーザが希望する要素を考慮して推奨区画を選択する。
次に、センタサーバ10のマップ生成部11dが、読み出された駐車場データ及び区画データを用いて、対象駐車場の複数の駐車区画26の配置を示す場内マップ5を生成する(ステップS125)。この場内マップ5は、複数の駐車区画26のうちの空き区画、及び、区画選択部11cが選択した推奨区画を明示するとともに、複数の駐車区画26の位置それぞれに当該駐車区画26に駐車中の駐車車両81の車両データを表したものとなる(図5参照。)。
次に、データ提供部11bは、マップ生成部11dが生成した車両データを含む場内マップ5を、ネットワーク通信部12を利用して携帯装置3に対して送信する(ステップS126)。
次に、携帯装置3のデータ取得部31aが、センタサーバ10から送信された車両データを含む場内マップ5を、ネットワーク通信部32を利用して受信する(ステップS313)。次に、表示制御部31dが、データ取得部31aが受信した場内マップ5を、ディスプレイ33に表示させる(ステップS314)。これにより、ユーザは、場内マップ5を確認することができる。
以上のように、第2の実施形態の情報案内システム4においては、センタサーバ10が、複数の駐車区画26の位置それぞれに当該駐車区画26に駐車中の駐車車両81の車両データを表した駐車場の場内マップ5を生成し、生成した場内マップ5を携帯装置3に送信する。そして、携帯装置3は、センタサーバ10から受信した場内マップ5を表示する。このため、携帯装置3が、場内マップ5を生成するなどの特別な機能を有さなくても、ウェブブラウザ等のコンテンツ表示機能を有していれば場内マップ5を表示できる。したがって、情報案内システム4の携帯装置3として、一般的な携帯装置を利用することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記の実施の形態では、携帯装置3はデータセンタ100のセンタサーバ10から場内マップ5に係るデータを取得していた。これに対して、図13に示すように、携帯装置3が、自身が存在する駐車場200のパーキングシステム20の駐車場サーバ2aから場内マップ5に係るデータを取得するようにしてもよい。図13に示す場合における情報案内システム4aは、パーキングシステム20と携帯装置3とを備えるものとなる。駐車場サーバ2aが、上記実施の形態のセンタサーバ10と同様の機能を備えることで、センタサーバ10は不要になる。携帯装置3と駐車場サーバ2aとの間のデータ通信には、Wi−Fiなどの無線通信規格を利用できる。
また、上記実施の形態においては、携帯装置3が駐車場の場内マップ5を表示していた。これに対して、車両8に搭載される表示装置であるナビゲーション装置やヘッドアップディスプレイなどの車載装置が、駐車場の場内マップ5を表示してもよい。この場合、車載装置が上記実施の形態の携帯装置3と同様の機能を有し、車載装置がセンタサーバ10から場内マップ5に係るデータを取得して場内マップ5を表示する。
また、図14に示すように、上記実施の形態と同様の携帯装置3が、車両8に搭載された車載装置80に場内マップ5を送信し、車載装置80が受信した場内マップ5を表示するようにしてもよい。また、携帯装置3が、場内マップ5の一部のデータ(例えば、ユーザが触れた車両アイコン52に対応する駐車車両81の属性)のみを車載装置80に送信し、車載装置80が受信したデータを表示するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、携帯装置3は自身が存在する駐車場の場内マップ5を表示していた。これに対して、携帯装置3が自身が存在する位置とは異なる位置の駐車場の場内マップ5を表示できるようにしてもよい。この場合は、ユーザは、自宅など駐車場から離れた位置においても、所望の駐車場の場内マップ5を携帯装置3を利用して確認することができる。対象となる駐車場を特定する情報(例えば、位置情報)は、地図などを利用してユーザが指定する。
また、上記実施の形態では、区画選択部31b,11cは、「隣接車両の大きさ」「隣接車両の車種」「隣接車両のメーカ」「隣接車両の位置ズレ」「日照状態」及び「店舗入口への近さ」の6つの要素を考慮して推奨区画を選択していたが、これら6つの要素以外の要素を考慮してもよい。例えば、空き区画に隣接する駐車区画26の駐車車両81の損傷具合(バンパー、ドアなどの傷)を、車両データとして考慮してもよい。
また、ショッピングセンターなどの駐車場において複数の店舗入口が存在する場合は、区画選択部31b,11cは、ユーザが目的とする店舗に一番近い店舗入口を特定し、その特定した店舗入口への近さを考慮して推奨区画を選択してもよい。この場合、建物の複数の階のそれぞれに駐車場が配置される場合は、ユーザが目的とする店舗と同じ階にある空き区画が推奨区画として選択される。
また、上記実施の形態では、区画選択部31b,11cは、複数の空き区画のうちの一つを推奨区画として選択していたが、二つ以上を推奨区画として選択してもよい。この場合は、例えば、評価点が高い順に所定数の空き区画を推奨区画として選択することや、評価点が所定の閾値を超える空き区画の全てを推奨区画として選択することなどが考えられる。二つ以上の推奨区画が選択された場合は、場内マップ5は、区画選択部31bが選択した全ての推奨区画を明示することが望ましい。
また、上記実施の形態では、場内マップ5は、空き区画及び推奨区画を明示するとともに、「使用区画」の駐車区画26の位置に車両データを示すものであった。これに対して、場内マップ5は、「空き区画」の駐車区画26の位置に日照状態をさらに示すようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、駐車車両の属性は大きさ、車種、及び、メーカであると説明したが、駐車車両の属性は、これらのいずれか一つであってもよく、これら以外の要素を含んでいてもよい。例えば、駐車車両の属性は、高級車か否かの情報を含んでいてもよい。
また、上記実施の形態では、駐車車両81の車両データは、カメラ25で得られた画像に基づいて取得されていた。これに対して、駐車車両81に設けられたICチップに記憶されたデータを非接触で読み取るなどの他の手法により、駐車車両81の車両データが取得されていてもよい。
また、上記実施の形態では、一つのカメラ25が一つの駐車区画26を撮影していた。これに対して、一つのカメラ25が複数の駐車区画26を撮影し、取得された画像に基づいてこれら複数の駐車区画26に関する区画データを取得してもよい。
また、携帯装置3がルート案内機能を有する場合は、携帯装置3に表示された場内マップ5が示す空き区画の一つをユーザが目的地として設定できるようになっていてもよい。このように空き区画が目的地として設定された場合は、携帯装置3は、IMES(Indoor MEssaging System)などを利用して当該空き区画までのルートを案内する。
また、携帯装置3に表示された場内マップ5が示す空き区画の一つをユーザが予約できるようになっていてもよい。この場合は、ある携帯端末のユーザが予約した空き区画については、他の携帯端末のユーザが予約できないように処理される。また、図15に示すように、予約済の空き区画が存在する場合は、場内マップ5における予約済の空き区画に対応する区画領域51に、予約済であることを示す予約アイコン56を表示することが望ましい。この予約アイコン56は、予約したユーザが所持する車両の車両データ(大きさ、車種及びメーカなど)を表すことが望ましい。これにより、駐車区画26に駐車予定の車両の車両データも考慮して、ユーザは駐車しやすい駐車区画26を容易に見つけることができる。
また、上記実施の形態において一つのブロックとして説明した機能は必ずしも単一の物理的要素によって実現される必要はなく、分散した物理的要素によって実現されてよい。また、上記実施の形態で複数のブロックとして説明した機能は単一の物理的要素によって実現されてもよい。
また、上記実施の形態においてプログラムの実行によってソフトウェア的に実現されると説明した機能の全部又は一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよく、ハードウェア回路によって実現されると説明した機能の全部又は一部はソフトウェア的に実現されてもよい。また、上記実施の形態において一つのブロックとして説明した機能が、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
3 携帯装置
5 場内マップ
10 センタサーバ
20 パーキングシステム
25 カメラ
26 駐車区画
31b 区画選択部
31c マップ生成部
51 区画領域
52 車両アイコン
5 場内マップ
10 センタサーバ
20 パーキングシステム
25 カメラ
26 駐車区画
31b 区画選択部
31c マップ生成部
51 区画領域
52 車両アイコン
Claims (13)
- サーバ装置、及び、前記サーバ装置と通信する表示装置を含む情報案内システムであって、
前記サーバ装置は、
複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データを取得する取得手段と、
前記車両データを前記表示装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記表示装置は、
前記車両データを前記サーバ装置から受信する受信手段と、
前記複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の前記駐車車両の前記車両データを表した前記駐車場の場内マップを表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする情報案内システム。 - 駐車場に関するデータを表示する表示装置であって、
複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データをサーバ装置から受信する受信手段と、
前記複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の前記駐車車両の前記車両データを表した前記駐車場の場内マップを表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。 - 請求項2に記載の表示装置において、
前記場内マップは、前記複数の駐車区画のうち前記駐車車両が存在しない空き区画を明示することを特徴とする表示装置。 - 請求項3に記載の表示装置において、
複数の前記空き区画が存在する場合に、前記複数の空き区画のうちの少なくとも一つを推奨区画として選択する選択手段、
を備え、
前記場内マップは、前記選択手段が選択した前記推奨区画を明示することを特徴とする表示装置。 - 請求項4に記載の表示装置において、
前記選択手段は、前記複数の空き区画それぞれに隣接する駐車区画の前記車両データに基づいて前記推奨区画を選択することを特徴とする表示装置。 - 請求項5に記載の表示装置において、
前記選択手段は、前記複数の空き区画それぞれの日照状態に基づいて前記推奨区画を選択することを特徴とする表示装置。 - 請求項2ないし6のいずれかに記載の表示装置において、
前記車両データは、前記駐車車両の属性を含むことを特徴とする表示装置。 - 請求項7に記載の表示装置において、
前記駐車車両の属性は、大きさ、車種、及び、メーカのいずれかを含むことを特徴とする表示装置。 - 請求項2ないし8のいずれかに記載の表示装置において、
前記車両データは、前記駐車区画に対する前記駐車車両の位置のズレを含むことを特徴とする表示装置。 - 表示装置にデータを提供するサーバ装置であって、
複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データを取得する取得手段と、
前記車両データを前記表示装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 請求項10に記載のサーバ装置において、
前記複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の駐車車両の前記車両データを表した前記駐車場の場内マップを生成する生成手段、
をさらに備え、
前記送信手段は、前記場内マップを前記表示装置に送信することを特徴とするサーバ装置。 - 駐車場に関するデータを表示する情報案内方法であって、
(a)複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データをサーバ装置から受信する工程と、
(b)前記複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の前記駐車車両の前記車両データを表した前記駐車場の場内マップを表示する工程と、
を備えることを特徴とする情報案内方法。 - サーバ装置と通信する表示装置に含まれるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)複数の駐車区画を有する駐車場に駐車中の駐車車両それぞれの車両データをサーバ装置から受信する工程と、
(b)前記複数の駐車区画の位置それぞれに、当該駐車区画に駐車中の前記駐車車両の前記車両データを表した前記駐車場の場内マップを表示する工程と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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