JP2015068964A - 眼鏡用防塵具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、眼鏡用防塵具に関する
【解決手段】
弾性変形可能な軟質な材料で形成され、眼鏡のレンズ又はリムに取り付けて使用する眼鏡用防塵具であって、前記レンズ101の外周及び/又は前記リム102に沿うように配置され、着用者の目及びその周辺を包囲して覆う平板状の本体部10と、前記本体部10、210、310の一方の端である縁沿部11、211、311に一又は複数個形成され、前記レンズ101及び/又は前記リム102に着脱可能に係合する係合部21、22、221、321、322、323とからなり、前記本体部10、210、310は、前記着用者の目に塵埃、花粉、ウィルス又は細菌その他の飛散物質の侵入を防ぐことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、眼鏡に取り付けて使用する眼鏡用防塵具に関する。本発明は、目の周辺を包囲して、塵埃、花粉等の侵入防止、ウィルス、細菌等の飛散物質が目に侵入することを防ぐための眼鏡用防塵具に関する。
近年、花粉症にかかる者が多くなり、その症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり又は目のかゆみがある。花粉症の患者は、このような症状のため、集中力を欠いてしまい、仕事や勉強に支障が生じてしまうことがある。その症状をおさえるため多くの薬が販売されているが、これを服用すると眠くなってしまう。花粉症の患者が、その症状を和らげる対策の一つとして、花粉と接しない生活を送ることであるが、通勤や通学が余儀なくされる現在社会においてこれは難しい。
花粉の鼻への侵入を防止する道具としては、マスクが多く製造され、販売されている。花粉の目への侵入を防止する道具としては、目の周りを覆う花粉対策用の保護眼鏡がある。眼鏡をかける者は、眼鏡をファッションの一つと考えており、優れたデザインのものを選択する傾向にある。また、眼鏡をかける者には、服や季節に応じて使い分けるために複数の眼鏡を所持していることもある。しかし、従来の花粉対策用の保護眼鏡は、優れたデザインのものが少なく、ファッションに気を使う人たちには選択されることがあまりない。
また、既に複数の眼鏡をもっている者が、あらためてデザイン性の乏しい花粉対策用の保護眼鏡を選択することもまれである。さらに、眼鏡をかける者は、左右の視力が同じことはあまりなく、眼鏡のレンズも各々の視力にあわせられることが多い。しかし、従来の花粉対策用の保護眼鏡は、既にレンズが嵌め込まれている既成のものが多く、顧客の注文を受けてからレンズを選択する受注生産のものが少なかった。これらのことから、眼鏡用防塵具には、さまざまな提案がなされているが、特許文献を基に、従来の技術を説明する。
直接目に花粉や埃が入りにくくなり、花粉症の症状やドライアイの軽減効果が高く、軽く目立たずに普段通りに使用できる保護眼鏡に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。常時使用している眼鏡を装着したままの状態で、花粉から目を保護する等の防塵機能を効果的で且つ安価な眼鏡用防塵具に関する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
眼鏡を装着したままの状態で、花粉から目を保護する等の防塵機能を効果的に且つ安価に奏し得る眼鏡保護カバーに関する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。眼鏡(特に、度付き眼鏡)が装着された状態で、花粉から眼を保護する等の防塵機能を効果的で安価な眼鏡用防塵具に関する技術が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2004−341124号公報 特開2006−234884号公報 特開2004−325590号公報 特開2010−211169号公報
しかし、特許文献1に示された保護眼鏡では、防塵具は、それに対応した眼鏡にしか使用できず、多くの眼鏡に使用できないという問題点があった。特許文献2に示された眼鏡用防塵具では、それを構成する眼鏡部と弾性部材とは異なる部材で構成されているため、製造工程が多く複雑であるという問題点があった。
特許文献3に示された眼鏡用保護カバーは、面ファスナー等で形成された第1取付部材13や第2取付部材により眼鏡のブリッジに挟むことにより眼鏡に取り付けることができる。しかし、この第1取付部材や第2取付部材は、顔面側に設けられており、これが着用者の顔面にあたり不快になる問題点があった。特許文献4に示された眼鏡用防塵具は、比較的硬質なポリアミド系樹脂で形成された係止部3を眼鏡のリムに取り付けるため、リムやレンズを傷つけてしまうという問題点があった。また、これらの、防塵具又は眼鏡用防塵具は、立体的な形状であるため、使用しないときには、収納に場所をとるという問題点があった。
本発明は、このような社会的、技術的背景に基づいたものであり、次のような目的を達成する。本発明の目的は、軟質な素材で製造されているので既存の眼鏡への着脱作業が容易な眼鏡用防塵具を提供することにある。また、本発明の他の目的は、使用しないときはかさ張ることなく収納しておくことができる眼鏡用防塵具を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本発明1の眼鏡用防塵具は、弾性変形可能な軟質な材料で形成され、弾性変形可能な軟質な材料で形成され、眼鏡のレンズ又はリムに取り付けて使用する眼鏡用防塵具であって、前記レンズの外周及び/又は前記リムに沿うように配置され、着用者の目及びその周辺を覆う平板状の本体部と、前記本体部の一方の側である縁沿部に一又は複数個形成され、前記レンズ及び/又は前記リムに着脱可能に係合する係合部とからなり、前記本体部は、前記着用者の目に塵埃、花粉、ウィルス又は細菌その他の飛散物質の侵入を防ぐことを特徴とする。
本発明2の眼鏡用防塵具は、本発明1において、前記係合部は、前記眼鏡の前記レンズ及び/又は前記リムを挟み込んで弾性力で係合状態を維持する挟持構造に形成されていることを特徴とする。
本発明3の眼鏡用防塵具は、本発明1又は2において、前記本体部の他方の側は、所定の寸法の傾斜、円弧又は放物線を描くように形成され、前記着用者の顔面に接触する顔面接触部であり、前記顔面接触部は、前記着用者が前記眼鏡を使用したとき、弾性変形することで前記着用者の顔面に密着することを特徴とする。
本発明4の眼鏡用防塵具は、本発明1から3のいずれかにおいて、前記本体部の肉厚は、縁沿部から前記顔面接触部にかけて先細るテーパーに形成されていることを特徴とする。
本発明5の眼鏡用防塵具は、本発明1〜4のいずれかにおいて、前記軟質な材料は、合成樹脂、エラストマー及びゴムから選択される1種以上であることを特徴とする。
本発明6の眼鏡用防塵具は、本発明5において、前記軟質な材料は、前記飛散物質の付着を防ぐ帯電防止部材であることを特徴とする。
本発明7の眼鏡用防塵具は、本発明1〜6のいずれかにおいて、前記本体部又は前記係合部は、内部を見ることができる透明又は半透明に形成されていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の眼鏡用防塵具は、軟質な素材で製造されているので既存の眼鏡への着脱作業が容易である。また、本発明の眼鏡用防塵具は、使用しないときは略平板状になるためかさ張ることなく収納しておくことができる。
図1は、本発明の実施の形態1の眼鏡用防塵具1を示す図であって、着用者が眼鏡100に取り付けて使用している状態を示す外観図である。 図2は、眼鏡用防塵具1の正面図である。 図3は、図2をα−α線で切断した断面図である。 図4は、図2をβ−β線で切断した断面図である。 図5は、眼鏡用防塵具1を取り付けた眼鏡100を背面の側から示す外観図である。 図6は、眼鏡用防塵具1を取り付けた眼鏡100を正面の側から示す外観図である。
図7は、ヒンジ104とつる105を覆うように、眼鏡用防塵具1を眼鏡100に取り付けた状態を示す外観図である。 図8は、本発明の実施の形態2の眼鏡用防塵具201の断面図である。 図9は、本発明の実施の形態3の眼鏡用防塵具301を取り付けた眼鏡100を正面の側から示す外観図である。 図10は、ヒンジ104とつる105を覆うように、眼鏡用防塵具301を眼鏡100に取り付けた状態を示す外観図である。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の形態1を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態1の眼鏡用防塵具1を示す図であって、着用者が眼鏡100に取り付けて使用している状態を示す外観図である。図2は、眼鏡用防塵具1の正面図である。図3は、図2をα−α線で切断した断面図である。図4は、図2をβ−β線で切断した断面図である。図5は、眼鏡用防塵具1を取り付けた眼鏡100を背面の側から示す外観図である。
図6は、眼鏡用防塵具1を取り付けた眼鏡100を正面の側から示す外観図である。図7は、ヒンジ104とつる105を覆うように、眼鏡用防塵具1を眼鏡100に取り付けた状態を示す外観図である。図1に示すように、顔面側から眼鏡100のレンズ側の矢印Fが示す方向を「前方向」とし、その逆方向を示す矢印Bが示す方向を「後方向」として説明する。また、矢印Uが示す方向を「上方向」とし、その逆方向を示す矢印Dが示す方向を「下方向」として説明をする。
なお、実施の形態1において、眼鏡100は、周知なもので良く、図5に示すように、一組のレンズ101、リム102、ヒンジ104、つる105、耳あて106及び鼻あて107と、リム102間を連結するブリッジ103等とから構成されている。リム102は丸みのある略台形に形成されており、一組の略平行な対辺を上リム102a、下リム102bとし、他の一組の対辺を内リム102c、外リム102dとして説明する。眼鏡100は、リム102が略台形に形成されているタイプのものを使用しているが、リム102の形状が他のタイプのものでも良いことはいうまでもない。
次に、眼鏡100に取り付けられる眼鏡用防塵具1について説明をする。図1に示すように、眼鏡用防塵具1は、眼鏡100のレンズ101及び/又はリム102に対して着脱自在に取り付けられる。図2に示すように、眼鏡用防塵具1は、本体部10、長係合部21及び短係合部22とから形成されている。本体部10は、図2に示すように、対称軸L1を基準に左右対称の平板状に形成され、図3に示すように、薄い厚みを有するように形成されている。
本体部10は、レンズ101又はリム102に沿って曲げることができるように、軟質で弾性変形可能なゴム状の性質を有するシリコーンで形成されている。眼鏡用防塵具1は、硬化前の粘性率が高いミラブル型シリコーンを材料として用いており、所定の金型で加熱、加圧して硬化することで成形されている。眼鏡用防塵具1は、着用者が使用した際に目立たなくするために、内部を見ることができる透明又は半透明に形成されている。なお、眼鏡用防塵具1は、顔料を混ぜ合わせて着色されていても良いし、金属片、ビーズ、宝石及びラメ等を入れて意匠性を向上させても良い。
図2に示すように、本体部10の一方の側である縁沿部11は、一直線上に形成されている。本体部10の他方の側である顔面接触部12は、着用者の顔面にフィットするように所定の寸法の傾斜、円弧又は放物線を描くように形成されている。顔面接触部12は、眼鏡用防塵具1を取り付けた眼鏡100を着用者が使用したとき(以下、「着用状態」という。)、顔面の目の周りに配置される部分であり、図2に示すように、略W形状に形成されている。
長係合部21は、リム102に係合するための係合部材であり、図2に示すように、対称軸L1を基準に左右対称になるように縁沿部11の所定の位置に2つ形成されている。長係合部21は、リム102を挟み込んで係合状態を維持することができるように、軟質で弾性変形可能なゴム状の性質を有するシリコーンで形成されている。長係合部21は、図2及び3に示すように、縁沿部11に沿うように本体部10と一体に形成されている。長係合部21は、図2及び3に示すように、その断面形状は略円筒形状に形成され、リム102の上リム102aと略同一又は小さい寸法に形成されている(図5参照)。
長係合部21は、その一端から他端にかけて切り欠くように切欠21aが形成されており、図3に示すように、断面視すると略C字形状に形成されている。切欠21aは、本体部10に対して略90度の角度位置に位置するように長係合部21に形成されている。長係合部21の内径寸法21bは、リム102を挟み込んで係合することができるように、リム102の厚み寸法と略同一又は小さい寸法に形成されている。
短係合部22は、リム102に係合するための係合部材であり、図2に示すように、対称軸L1を基準に左右対称になるように縁沿部11の両端に2つ形成されている。短係合部22は、リム102を挟み込んで係合状態を維持することができるように、軟質で弾性変形可能なゴム状の性質を有するシリコーンで形成されている。短係合部22は、図2及び4に示すように、縁沿部11に沿うように本体部10と一体に形成されている。短係合部22は、図2及び4に示すように、その断面形状は略円筒形状に形成され、長係合部21より短く形成されている。
短係合部22は、その一端から他端にかけて切り欠くように切欠22aが形成されており、図4に示すように、断面視すると略C字形状に形成されている。切欠22aは、本体部10に対して略90度の角度位置に位置するように、短係合部22に形成されている。短係合部22の内径寸法22bは、リム102を挟み込んで係合することができるように、リム102の厚み寸法と略同一又は小さい寸法に形成されている。
図2に示すように、2つの長係合部21と2つの短係合部22は、それぞれの中心線が同一軸線L2上に位置するように縁沿部11に沿って設けられている。長係合部21に形成される切欠21aと短係合部22に形成される切欠22aとは、同一角度位置(例えば、図3及び4における矢印γ方向)に形成されている。
〔実施の形態1の眼鏡用防塵具1の使用方法〕
眼鏡用防塵具1の使用方法について、図1、2、5及び6に基づいて説明する。眼鏡用防塵具1は、通常、図2に示すように、平板状であり眼鏡100に取り付けるときに、図5及び6に示すように、曲げて使用する。まず、長係合部21の切欠21aを、リム102の上リム102aにあてる。この状態で長係合部21を上リム102aに押しつけると、長係合部21が弾性変形して切欠21aが開口する。さらに、長係合部21を上リム102aを押しつけると、長係合部21が上リム102aを挟み込む。長係合部21は、上リム102aを弾性力により挟み込むことで係合状態を維持する。
2つの長係合部21を上リム102aに係合させた後、縁沿部11をリム102の外周に沿わせるようにして本体部10を曲げる。そして、短係合部22の切欠22aを、リム102の外リム102dにあてる。この状態で短係合部22を外リム102dに押しつけると、短係合部22が弾性変形して切欠22aが開口する。さらに、短係合部22を外リム102dを押しつけると、短係合部22が外リム102dを挟み込む。短係合部22は、外リム102dを弾性力により挟み込むことで係合状態を維持する。
なお、眼鏡用防塵具1を眼鏡100から取り外したいときは、短係合部22付近の本体部10を引っ張る。このとき、所定以上の力が短係合部22に加わえると弾性変形して、リム102に対する係合状態が解除される。また、同様に長係合部21付近の本体部10を引っ張り、所定以上の力を長係合部21に加わえると弾性変形して、リム102に対する係合状態が解除される。このように眼鏡用防塵具1は、眼鏡100から引っ張るだけで簡単に取り外すことができる。
図5及び6に示すように、2つの長係合部21を上リム102aに係合し、2つの短係合部22を外リム102dに係合すると、眼鏡用防塵具1が眼鏡100に係合する。眼鏡用防塵具1が眼鏡100に係合されると、リム102を沿うとともに、本体部10はレンズ101に対して略90度の角度位置に配置される。このように眼鏡用防塵具1が取り付けられた状態で、着用者が眼鏡100を使用すると、図1に示すように、顔面接触部12は、弾性変形して顔面に対して密着する。
眼鏡用防塵具1は、眼鏡100に取り付けられて着用者の目の周りを包囲するように覆うため、塵埃、花粉等の侵入防止、ウィルス、細菌等の飛散物質の侵入を防ぎ、着用者の目を保護する。眼鏡用防塵具1は、取り外しが自在であると供に、平板状であるため収納し易く、持ち運びの際にかさ張らない。このため、外出時等に飛散物質から目を保護するために眼鏡100に眼鏡用防塵具1を取り付け、在宅時等には取り外すという動作が簡単にできる。
なお、実施の形態1では、図6に示すように、眼鏡用防塵具1は、リム102に沿うように配置して、眼鏡100に取り付けている。しかし、図7に示すように、本体部10がヒンジ104やつる105を覆うように配置して、眼鏡100に取り付けても良い。
〔実施の形態2〕
本発明の実施の形態2を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態2の眼鏡用防塵具201は、前述した実施の形態1の眼鏡用防塵具1とほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。図8は、本発明の実施の形態2の眼鏡用防塵具201の断面図であり、実施の形態1の図3に相当する断面図である。
本体部210は、縁沿部211から顔面接触部212にかけて先細るようにテーパーに形成されている。つまり、実施の形態2の眼鏡用防塵具201は、本体部210の顔面接触部212側が薄くなるように形成されている。実施の形態2の眼鏡用防塵具201は、テーパーに形成されているため、顔面接触部212が実施の形態1の顔面接触部12と比較すると柔らかい。このため、眼鏡用防塵具201を眼鏡100に取り付けて使用したとき、顔面接触部212は、弾性変形して着用者の顔面に対してぴったりと密着する。
〔実施の形態3〕
本発明の実施の形態3を図面に基づいて詳細に説明する。図9は、本発明の実施の形態3の眼鏡用防塵具301を取り付けた眼鏡100を正面の側から示す外観図である。図10は、ヒンジ104とつる105を覆うように、眼鏡用防塵具301を眼鏡100に取り付けた状態を示す外観図である。この実施の形態3の眼鏡用防塵具301は、前述した実施の形態1の眼鏡用防塵具1を利用している。つまり、実施の形態1の眼鏡用防塵具1は、目の上側の部分と目の耳側の部分を覆っているが、実施の形態3の眼鏡用防塵具301は、目の下側の部分も覆えるように形成されている。
図9に示すように、眼鏡用防塵具301は、本体部310、第一長係合部321、短係合部322及び第二長係合部323とから形成されている。第一長係合部321の構造、機能は、実施の形態1の長係合部21とほぼ同様であるためその説明は省略する。また、短係合部322は、縁沿部311の両端に形成されていない点を除き、実施の形態1の短係合部22とほぼ同様の構成であるためその説明は省略する。
本体部310は、実施の形態1の本体部10と比較してその幅寸法がさらに大きく形成されている。第二長係合部323は、リム102に係合するための係合部材であり、縁沿部311の両端に2つ形成されている。第二長係合部323を構成する構造、機能又は材質は、第一長係合部321とほぼ同様であるのでその説明は省略する。実施の形態3の眼鏡用防塵具301は、図9に示すように、リム102の上リム102aと外リム102dの他に下リム102bにも係合することができる。このため、目の上側の部分と目の耳側の部分の他に目の下側の部分を覆うことができる。
実施の形態3の眼鏡用防塵具301は、実施の形態1の眼鏡用防塵具1と比較して、目の下側からの飛散物質の侵入を防ぐことができる。実施の形態3の眼鏡用防塵具301は、図10に示すように、本体部310がヒンジ104やつる105を覆うように配置して、眼鏡100に取り付けても良い。
以上、本発明の眼鏡用防塵具の実施の形態の説明を行ったが、本発明は、この実施の形態に限定されることはなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内で変更ができる。本実施の形態の眼鏡用防塵具は、目の回りの一部を覆っているが、目の回りの全体を覆えるようにリムに係合するように形成しても良いことはいうまでもない。また、本実施の形態の眼鏡用防塵具は、フルリムタイプの眼鏡に対してリムに係合して使用されている。
しかし、ハーフリムタイプの眼鏡のようにレンズの一部しか覆っていないリムを使用する眼鏡や、ツーポイントタイプの眼鏡のようにレンズにリムがない眼鏡に使用しても良いことはいうまでもない。この場合、長係合部や短係合部は、リムに限らずレンズに直接係合すればよく、眼鏡用防塵具は、軟質で弾性変形可能な部材で形成されているため、レンズを傷つけることなく使用することができる。
本実施の形態の長係合部又は短係合部は、断面視略C字形状に形成された挟持構造を使用しているが、他の挟持構造でも良い。例えば、平行に突出した2枚の弾性変形可能な板状部材を挟持構造とすることもできる。そして、2枚の板状部材間の隙間寸法を、レンズやリムの厚み寸法より小さく形成すると係合状態を維持することができる。また、眼鏡用防塵具の長係合部又は短係合部の形状や長さは、取り付ける眼鏡のレンズ及び/又はリムの形状や長さに対応して様々なものを用意しても良い。
本実施の形態では、眼鏡用防塵具は、ミラブル型シリコーンをロール(ロールミル)を用いて成形加工し、所定の金型で加熱、加圧して硬化して成形している。つまり、本実施の形態では、比較的粘性率が高いミラブル型シリコーンを材料として眼鏡用防塵具を製造している。しかし、眼鏡用防塵具は、ミラブル型シリコーンと比較して粘性率が低い液状シリコーンを材料として製造しても良い。眼鏡用防塵具は、液状シリコーンを材料として使用することで、ミラブル型シリコーンで製造したときと比較して、より透明度が高いものを製造することができる。
本実施の形態では、眼鏡用防塵具は、シリコーンで説明を行ったが、軟質で弾性変形可能な部材であれば、他の部材でも良いことはいうまでもない。例えば、合成樹脂、エラストマー又はゴムから選択される1種以上で形成されていれば良い。なお、合成樹脂、エラストマー又はゴムは、帯電しやすく空気中の飛散物質を吸い寄せてしまいその表面に付着してしまうので、帯電防止加工を施すと良い。帯電防止加工としては、眼鏡用防塵具の材料となる合成樹脂、エラストマー又はゴムにカーボンを配合する方法やイオン伝導性帯電防止剤を配合する方法等の周知の方法を使用すれば良い。
1 … 眼鏡用防塵具
10 … 本体部
11 … 縁沿部
12 … 顔面接触部
21 … 長係合部
21a … 切欠
21b … 内径
22 … 短係合部

Claims (7)

  1. 弾性変形可能な軟質な材料で形成され、眼鏡のレンズ又はリムに取り付けて使用する眼鏡用防塵具であって、
    前記レンズ(101)の外周及び/又は前記リム(102)に沿うように配置され、着用者の目及びその周辺を覆う平板状の本体部(10)と、
    前記本体部(10、210、310)の一方の側である縁沿部(11、211、311)に一又は複数個形成され、前記レンズ(101)及び/又は前記リム(102)に着脱可能に係合する係合部(21、22、221、321、322、323)とからなり、
    前記本体部(10、210、310)は、前記着用者の目に塵埃、花粉、ウィルス又は細菌その他の飛散物質の侵入を防ぐ
    ことを特徴とする眼鏡用防塵具。
  2. 請求項1に記載された眼鏡用防塵具において、
    前記係合部(21、22、221、321、322、323)は、前記眼鏡の前記レンズ(101)及び/又は前記リム(102)を挟み込んで弾性力で係合状態を維持する挟持構造に形成されている
    ことを特徴とする眼鏡用防塵具。
  3. 請求項1又は2に記載された眼鏡用防塵具において、
    前記本体部(10、210、310)の他方の側は、所定の寸法の傾斜、円弧又は放物線を描くように形成され、前記着用者の顔面に接触する顔面接触部(12、212、312)であり、
    前記顔面接触部(12、212、312)は、前記着用者が前記眼鏡を使用したとき、弾性変形することで前記着用者の顔面に密着する
    ことを特徴とする眼鏡用防塵具。
  4. 請求項3に記載された眼鏡用防塵具において、
    前記本体部(210)の肉厚は、縁沿部(211)から前記顔面接触部(212)にかけて先細るテーパーに形成されている
    ことを特徴とする眼鏡用防塵具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された眼鏡用防塵具において、
    前記軟質な材料は、合成樹脂、エラストマー及びゴムから選択される1種以上である
    ことを特徴とする眼鏡用防塵具。
  6. 請求項5に記載された眼鏡用防塵具において、
    前記軟質な材料は、前記飛散物質の付着を防ぐ帯電防止部材である
    ことを特徴とする眼鏡用防塵具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載された眼鏡用防塵具において、
    前記本体部(10、210、310)又は前記係合部(21、22、221、321、322、323)は、内部を見ることができる透明又は半透明に形成されている
    ことを特徴とする眼鏡用防塵具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018205676A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 朗久 上田 集中力向上器具
CN109633930A (zh) * 2019-01-14 2019-04-16 刘安邦 干眼症眼睛保湿装置及配件

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