JP3204142U - 眼鏡装着用花粉防止用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】眼鏡の形状・サイズに合わせて使用することができ、装脱が簡単で、効果的に花粉の侵入を防止することができる眼鏡装着用花粉防止用具を提供する。【解決手段】使用者の顔面と眼鏡との隙間を塞ぐ平板の本体2と、本体2の縁部から突出し眼鏡の前部に係着する係着部材3と、本花粉防止用具1を眼鏡のテンプルに仮固定するための狭着部材4によって構成される。また、本体2は変形可能な弾性部材より成り、さらに、本体2の上縁部には可塑性の支持棒23が長手方向に設置されている。装着に際しては、本体2と支持棒23を眼鏡の形状・サイズに合わせて指力で変形させ、係着部材3を眼鏡鼻当て近辺のリム又は/及びレンズに係着させ、狭着部材4で眼鏡の左右のテンプルを挟み込むことにより本用具1を眼鏡に仮固定する。【選択図】図4

Description

本考案は、眼鏡に装着する花粉防止用具に関する。
花粉症の患者数は年々増加し、花粉の飛散時期になると、多くの人が目や鼻孔を花粉から防護する必要が生じる。鼻孔の防護についてはマスクの装着が、また、目の防護については、花粉防止用の眼鏡を使用するのが一般的である。
特開2007−93659号 特開2015−68964号
上述したように、花粉が目に入らないようにするには専用の眼鏡を装着するのが一般的であるが、ふだんから視力矯正用眼鏡を装着している人は、外すわけにはいかないので使用が困難である。また、花粉防止用の眼鏡はゴーグルのような特殊な形状のものが多く、社会生活には不向きである。
特許文献1には、安価で作成が容易な簡易防塵眼鏡についての提案がなされているが、伸縮性の布を目の周辺に密着させるため、装着感に問題があるうえ、奇怪な風貌となる。また、前述したように眼鏡をかけている人は装着できない。特許文献2には、眼鏡のレンズ又はリムに取り付けて使用するファッション性のある眼鏡用防塵具の発明が開示されている。しかしながら、眼鏡の形状・サイズは様々である一方で、前記防塵具は取付部材間のサイズが固定しているため、形状・サイズが異なる眼鏡には装着できないという問題がある。
上述の問題に鑑み、本考案においては、眼鏡の形状・サイズに合わせて使用することができ、装脱が簡単で、効果的に花粉の侵入を防止することができる眼鏡装着用花粉防止用具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案に係る眼鏡装着用花粉防止用具は、使用者の顔面と眼鏡との隙間を塞ぐ平板の本体と、前記本体の縁部から下方向に突出し眼鏡の前部に係着する係着部材と、前記花粉防止用具の側壁部を眼鏡のテンプルに仮固定するための狭着部材とによって構成される。また、前記本体は変形可能な弾性部材より成り、さらに、前記本体の上縁部には可塑性の支持棒が前記本体長手方向に設置されている。
装着に際しては、前記本体と前記支持棒を眼鏡の形状・サイズに合わせて指力で変形させ、前記係着部材を眼鏡鼻当て近辺のリム又はレンズに係着させ、さらに、前記狭着部材で眼鏡の左右のテンプルを挟み込むことにより本用具を眼鏡に仮固定する。
専用の花粉防止用眼鏡ではなく、眼鏡装着用の用具であるため、日常的に矯正用メガネを使用している人も、本用具を使用し花粉を防止することができるようになる。
眼鏡のフレームに合わせて本体を変形させることができるため、形状・サイズが異なる眼鏡への装着が可能となる。
眼鏡前部への係着と両テンプルへの狭着という、簡単な操作による装脱が可能となる。
本実施形態の花粉防止用具の使用前の状態を示す斜視図である。 本実施形態の花粉防止用具を眼鏡に合わせて変形した状態を示す斜視図である。 本実施形態の花粉防止用具の狭着部材(クリップ)の斜視図である。 本実施形態の花粉防止用具を眼鏡に装着した状態を示す斜視図である。
本考案に係る眼鏡装着用花粉防止用具は、図1に示すように、本体2、係着部材3及び挟着部材4によって構成される。
本実施形態においては、本体2は変形可能なポリプロピレンを素材とし、装着時に眼鏡と額との隙間を塞ぐ橋梁部21と、こめかみとの隙間を塞ぐ側壁部22によって形成されている。また、本体2の前方縁部には、アルミニウムを素材とする可塑性の支持棒23が長手方向両端部近傍にかけて組み込まれている。支持棒23は、本体2を眼鏡の形状・サイズに合わせて変形させたときに、変形後の本体2の形状を不可逆的に固定させる役割を果たす。図2は変形後の本防止用具を示したものである。
本体2の前方縁部の中央近傍には、本体2が眼鏡の鼻当て付近のレンズ又はリムに係止するように、アルミニウム製で二股形状の係着部材3が下方向に突出する形で設置されている。さらに、本体2の左右の側壁部22の端部には、眼鏡のテンプルを挟む挟着部材、クリップ4が設置されている(図3)。本用具は前方中央の係着部材3と両側壁の挟着部材(クリップ)4によって、眼鏡に仮固定される。
装着に際しては、前記本体2を眼鏡のフレームに合わせて指の力で変形させ、係着部材3を眼鏡のリム又はレンズに係着させ、クリップ4で眼鏡の両テンプルを挟み込む。図4は、花粉防止用具を眼鏡に装着した状態を示す。
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本考案の原理の範囲内で、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味にまで広げて実施することが可能である。例えば、本体は変形可能であれば他の弾性素材を使用してもよいし、支持棒は錫等の可塑性素材を使用することもできる。
花粉防止用具
2 本体
21 橋梁部
22 側壁部
23 支持棒
3 係着部材
4 挟着部材(クリップ)
5 眼鏡
51 レンズ
52 リム
53 テンプル

Claims (3)

  1. 眼鏡に装着する花粉防止用具であって、
    平板の本体と、
    前記本体の縁部から突出し前記眼鏡の前部に係着する係着部材と、
    前記本体の両端部に設置され前記眼鏡のテンプルを挟む挟着部材と、
    から成ることを特徴とする花粉防止用具。
  2. 前記本体は変形可能な弾性部材より成ることを特徴とする請求項1記載の花粉防止用具。
  3. 前記本体の表面、裏面又は内部には可塑性を有する支持棒が前記本体長手方向に設置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の花粉防止用具。
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