JP2015068805A - レーザレーダ装置 - Google Patents

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智史 廣田
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Abstract

【課題】適切なタイミングでワイパー動作を制御する。【解決手段】投光部は、車両の車内よりガラス面を介して、車外の所定の照射領域にパルス状の光を投光し、受光部は、投光部に対して略水平方向に所定の距離の位置に設置され、ガラス面から所定範囲における物体によって投光部により投光された光が反射されることによる反射波を、ガラス面を介して受光する。そして、制御部は、受光部により検出される受光レベルに基づいて、物体の量が所定レベル以上である場合、ワイパーの急速動作を指令し、ワイパー動作制御部は、物体の量が所定レベル以上であることが検出されてから、ワイパーの作動を開始させるまでの待ち時間が経過した後に、ワイパーを急速動作させる制御を行う。本技術は、例えば、レーザレーダ装置に適用できる。【選択図】図11

Description

本開示は、レーザレーダ装置に関し、特に、適切なタイミングでワイパー動作を制御することができるようにしたレーザレーダ装置に関する。
従来、車両に搭載されたレーダ装置が、走行方向や追い越し車線などの車両、または物体の距離を検知して、検知された距離に応じて車両の動作を制御する技術が一般に普及してきている。
レーダ装置の原理は、投光部より光を監視領域に投光し、監視領域内の物体により反射される反射光を受光し、投光したタイミングと、受光したタイミングとから物体までの距離を求めるというものである。例えば、特許文献1には、検知実行範囲を適宜設定することで、検知すべき範囲内に存在する物標に関する物標情報を効率良く求めることが可能な車載レーザレーダ装置が開示されている。
また、近年、車両のガラス面に付着した雨滴の反射光のレベルに基づいて雨滴の量を検出し、一定量を超えた雨滴が検出されると自動的にワイパーを動作させるオートワイパー機能を備えるレインセンサが車両に搭載されている。また、レインセンサとして、雨滴の反射光のレベルを検出する他、風防であるフロントガラス表面に付着した水滴をカメラ画像などで検出して、ワイパーを自動的に制御する技術が開発されている。
特開2012−242218号公報
しかしながら、上述したようなレインセンサでは、雨滴がガラス面に付着するまでは雨滴を検出することができない構成であるため、ワイパーの動作を開始させるタイミングが遅れてしまうことがあった。このため、例えば、トラックが横を通過して大量の水を跳ね上げた場合に、効果的に水を拭くように制御することは困難であった。また、大量の水でガラス面が一様に濡れると雨滴を検出することができないことや、検出が遅延することが発生していた。そこで、例えば、ガラス面に衝突する雨滴を事前に検出し、適切なタイミングでワイパー動作を制御することが求められている。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、適切なタイミングでワイパー動作を制御することができるようにするものである。
本開示の一側面のレーザレーダ装置は、車両の車内よりガラス面を介して、車外の所定の照射領域にパルス状の光を投光する投光部と、前記投光部に対して略水平方向に所定の距離の位置に設置され、前記ガラス面から所定範囲における物体によって前記投光部により投光された光が反射されることによる反射波を、前記ガラス面を介して受光する受光部と、前記受光部により検出される受光レベルに基づいて、前記物体の量が所定レベル以上である場合、前記ガラス面を拭くワイパーの急速動作を指令する制御部と、前記物体の量が所定レベル以上であることが検出されてから、前記ワイパーの作動を開始させるまでの待ち時間が経過した後に、前記ワイパーを急速動作させる制御を行うワイパー動作制御部とを備える。
本開示の一側面においては、投光部により、車両の車内よりガラス面を介して、車外の所定の照射領域にパルス状の光が投光され、投光部に対して略水平方向に所定の距離の位置に設置される受光部により、ガラス面から所定範囲における物体によって投光部により投光された光が反射されることによる反射波が、ガラス面を介して受光される。そして、制御部により、受光部により検出される受光レベルに基づいて、物体の量が所定レベル以上である場合、ワイパーの急速動作が指令され、ワイパー動作制御部により、物体の量が所定レベル以上であることが検出されてから、ワイパーの作動を開始させるまでの待ち時間が経過した後に、ワイパーを急速動作させる制御が行われる。
本開示の一側面によれば、適切なタイミングでワイパー動作を制御することができる。
本発明のレーザレーダを適用した車両の外観構成例を示す図である。 図1のレーザレーダ装置を前方上部から見た時の外観斜視図である。 レーザレーダ装置を前方上部から見た時の外観斜視図である。 図2のレーザレーダ装置の図中向かって左側面の断面図である。 レーザレーダ装置の正面図である。 投光部、受光部、および雨滴センサの配置を示す上面図である。 投光部、受光部、および雨滴センサの配置を示す右側面拡大図である。 投光部、受光部、および雨滴センサの配置を示す右側面拡大図である。 図2のレーザレーダ装置を搭載する車両のシステム構成を説明する機能ブロック図である。 図2のレーザレーダ装置の機能を実現する構成例を説明する機能ブロック図である。 雨滴センサの構成例について説明する機能ブロック図である。 雨滴センサの検出範囲について説明する図である。 雨滴検出ワイパー制御処理を説明するフローチャートである。 雨滴検出処理を説明するフローチャートである。 雨滴と判断することについて説明する図である。 動作開始判定処理を説明するフローチャートである。 動作レベル判定処理を説明するフローチャートである。 動作停止判定処理を説明するフローチャートである。 急速動作処理を説明するフローチャートである。 間歇時間調整処理を説明するフローチャートである。 雨量評価処理を説明するフローチャートである。 ワイパー動作制御処理を説明するフローチャートである。 汎用のパーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
以下、本技術を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[レーザレーダ装置の構成例]
図1は、本発明のレーザレーダ装置を搭載した車両の外観構成例を示す図である。図1の車両11は、フロントガラス21の内側(車内)であって、図示せぬルームミラーの裏側の位置に、レーザレーダ装置22を搭載している。レーザレーダ装置22は、車両11の前方の監視領域に対して光を投光し、監視領域内に存在する物体により反射されてくる反射光を受光する。そして、レーザレーダ装置22は、光を投光したタイミングと、反射光を受光したタイミングとから物体までの距離を測定する。尚、図1においては、レーザレーダ装置22は、フロントガラス21の内側であって図示せぬルームミラーの裏側の位置に搭載される例について示されているが、車内であって光が外部に投光受光可能なガラス面の内側であれば、フロントガラス21の内側に限らず、リアガラスやサイドガラスの内側に設置されるようにしてもよいものである。
図2乃至図8は、レーザレーダ装置22の構成例を示した図である。より詳細には、図2は、レーザレーダ装置22を前方上部から見た時の外観斜視図であり、図3は、図2のレーザレーダ装置22におけるカバー41を外したときの投光部51、受光部52、および雨滴センサ53の配置を示す斜視図である。また、図4は、図2のレーザレーダ装置22の図2に対して向かって左側面の断面図である。さらに、図5は、図3の雨滴センサ53を正面とした、雨滴センサ53の周辺の拡大図であり、図6は、図3の投光部51、受光部52、および雨滴センサ53の配置を示す上面図である。また、図7,図8は、それぞれ図3の投光部51、受光部52、および雨滴センサ53の配置を示す図の、図3の右側面からの拡大図、および左側面からの拡大図である。
レーザレーダ装置22の外観構成は、カバー41により投光部51、受光部52、および雨滴センサ53が覆われており、それぞれの投光部51の投光用の開口部、受光部52の受光用の開口部、および雨滴センサ53の雨滴検知用の開口部のみが開いた構成とされる。レーザレーダ装置22の監視領域は、図2の図中手前方向であり、このため、投光部51は、図中手前方向に対して光を発生して投光し、受光部52は、投光部51により投光された光のうち、図中手前方向に対して存在する物体により反射される反射光を受光する。また、図3で示されるように、投光部51、受光部52、および雨滴センサ53は、基板71を介して電気的に接続されている。さらに、投光部51、受光部52、および雨滴センサ53は、フレーム72により固定されており、車両の振動などにより、相互の位置関係が変化しない構成とされている。
また、雨滴センサ53は、例えば、投光部51からパルス状に投光されるレーザが、フロントガラス21よりも前方の所定の範囲における雨滴などに反射することによる反射光の受光に基づいて雨滴の量を検出する。そして、雨滴センサ53は、検出された雨滴の量に基づいて、例えば、図示しないワイパーの駆動を制御する。なお、雨滴センサ53の構成については、図11を参照して後述する。尚、この実施例では、投光部51と受光部52の間の空間に、雨滴センサ53を配置する構成としているが、雨滴センサ53の代わりに、カメラや日射センサなどを前記空間に備えた構成とすることもできる。
さらに、図2,図3,図5,図6で示されるように、投光部51、受光部52、および雨滴センサ53は、進行方向から見て水平方向に対して略一列に配置されているため、レーザレーダ装置22の縦方向の厚さを薄く構成することが可能となる。結果として、レーザレーダ装置22は、フロントガラス21において、ルームミラーとフロントガラス21との間に設置することが可能となり、ドライバの視界を妨げる領域を最小とすることができるので、視界を広く確保することが可能となる。
また、図2,図3,図6乃至図8で示されるように、雨滴センサ53が最も前方にせり出して設けられ、次いで投光部51が前方に設けられ、受光部52が最も後方に設けられている。このような構成により、投光部51により投光された光が、受光部52に直接受光し難くなるので、受光部52により投光部51で投光された光が直接受光されることで発生するノイズを低減させることが可能となる。また、雨滴センサ53の存在する位置が投光部51と受光部52との間仕切りとなり、投光部51により投光された光のうち、フロントガラス21により反射されて受光部52に直接受光される光を遮光することが可能となり、結果として、投光部51から投光された光が受光部52により直接受光されることで生じるノイズを低減させることが可能となる。
さらに、投光部51から監視領域を見た時の左側の端部に沿った左側面(図中の右側面)には、遮光壁42が設けられている。遮光壁42は、投光部51が投光した光の、投光部51から見た監視領域の左側の限界からなる側面(図中の右側面)よりも左方向(図中の右方向)に進もうとする散乱光、または何らかの影響によりフロントガラス21などに反射して、監視領域の左側の限界からなる側面よりも左側に進もうとする反射光を遮光、または反射する。
また、投光部51から監視領域を見た時の右側の端部に沿った右側面(図中の左側面)には、遮光壁44が設けられている。遮光壁44は、投光部51が投光した光の、投光部51から見た監視領域の右側の限界からなる側面(図中の左側面)よりも右方向(図中の左方向)に進もうとする散乱光、または何らかの影響によりフロントガラス21などに反射して、監視領域の右側の限界からなる側面よりも右側に進もうとする反射光を遮光、または反射する。
さらに、投光部51から監視領域を見た時の下側の端部の面に沿って、遮光底43が設けられている。遮光底43は、投光部51が投光した光の、投光部51から見た監視領域の下側の限界となる面に構成されており、投光部51から投光された光のうち、フロントガラス21により反射された光を監視領域の存在する方向に反射、または遮光する。すなわち、遮光底43は、図2の手前方向に対して下方向に傾斜した面から構成されているため、投光部51より投光された光のうち、フロントガラス21により反射されて、遮光底43に入射してくる光が存在しても、監視領域の存在する前方に反射するため、受光部52がフロントガラス21により反射された光を直接受光することを防止することができる。
受光部52から監視領域を見た時の左側の端部に沿った左側面(図中の右側面)には、遮光壁45が設けられている。遮光壁45は、受光部52が監視領域に存在する物体より反射される光の、受光部52から見た監視領域の左側の限界からなる側面(図中の右側面)よりも左から(図中の右から)受光される恐れのある散乱光、または何らかの影響によりフロントガラス21などに反射して、監視領域の左側面から受光される可能性のある反射光を遮光する。
また、受光部52から監視領域を見た時の右側の端部に沿った右側面(図中の左側面)には、遮光壁47が設けられている。遮光壁47は、受光部52が監視領域に存在する物体より反射される光の、受光部52から見た監視領域の右側の限界からなる側面(図中の左側面)よりも右から(図中の左から)受光される恐れのある散乱光、または何らかの影響によりフロントガラス21などに反射して、監視領域の右側面から受光される可能性のある反射光を遮光する。
さらに、受光部52から監視領域を見た時の下側の端部の面に沿って、遮光底46が設けられている。遮光底46は、受光部52から見た監視領域の下側の限界となる面に構成されており、監視領域の存在する方向から入射してくる反射光のみを受光部52に受光させる。すなわち、遮光底46は、図2の手前方向に対して下方向に傾斜した面から構成されているため、監視領域に存在する物体から反射されて、遮光底46に入射してくる光が存在しても、反射させることにより受光部52で受光させることが可能となる。
すなわち、投光部51より光を投光する開口部より前面部には、塵取り状に光を遮光、または反射する遮光壁42,44、および遮光底43が設けられることにより、投光部51より投光された光を、監視領域にのみ確実に投光させるようにすることが可能となる。
また、受光部52より光を受光する開口部より前面部には、塵取り状に光を遮光する遮光壁45,47、および遮光底46が設けられることにより、投光部51より投光された光のうち、監視領域に存在する物体によって反射された光のみを確実に受光させるようにすることが可能となる。
結果として、投光部51より投光された光が、直接受光部52に受光されてしまうことにより生じるノイズを低減させることが可能となる。
さらに、図2,図4で示されるように、遮光壁42,44,45,47のフロントガラス21との当接面42a,44a,45a,47a、および、遮光底43,46のフロントガラス21との当接面43a,46aは、いずれもフロントガラス21に対して略平行する面として構成されている。このため、レーザレーダ装置22の本体は、フロントガラス21に対して密着した状態で図示せぬルームミラーの裏側であって、フロントガラス21の内側に設置することが可能となる。
この結果、遮光壁42,44、および遮光底43は、確実に投光部51より投光された光を監視領域に対してのみ投光させることが可能となる。同様に、遮光壁45,47、および遮光底46は、投光部51より投光された光のうち、監視領域に存在する物体から反射される光のみを受光部52に受光させることが可能となる。そして、これらが組み合わされることにより、投光部51より投光される光が監視領域にのみ確実に投光され、かつ、受光部52により監視領域に存在する物体から反射される光のみを受光させることが可能となるので、受光部52において、投光部51より投光される光が直接受光されることにより生じてしまうノイズを低減させることが可能となり、適切に物体までの距離を測定することが可能となる。
図6で示されるように、投光部51には、レーザ光を発生するレーザダイオードLDからなる投光回路92、および投光回路92により発生されたレーザ光を、複数の方向毎の平行光に変換する投光光学系91が設けられている。
[レーザレーダ装置を含む車両システムの構成例]
次に、図9を参照して、レーザレーダ装置22を含めた車両11(を構成する車両システム)の構成例について説明する。尚、レーザレーダ装置22の構成については、図10を参照して詳細に後述するものとし、図9の説明においては、その説明は省略するものとする。
車両11は、レーザレーダ装置22、警報出力装置201、トランスミッション制御装置202、ブレーキ制御装置203、ステアリング制御装置204、ボディ制御装置205、パワートレイン制御装置206、シートベルト制御装置211、エアバッグ制御装置212、ドアロック制御装置213、およびパワーシート制御装置214を備えている。
警報出力装置201は、レーザレーダ装置22からの警報情報に基づいて、図示せぬディスプレイによる画像、図示せぬスピーカによる音声、または図示せぬ警告ランプの点灯などにより警報情報を出力する。すなわち、例えば、レーザレーダ装置22により、検視領域内で物体(先行車両、障害物、歩行者等を含む)が検出されて、衝突や接触などの危険が発生する可能性が予見されて、対応する警報情報が供給されると、警報情報に対応する警報を出力することにより、ドライバに危険の発生が予見されていることを図示せぬディスプレイによる画像、図示せぬスピーカによる音声、または図示せぬ警告ランプの点灯などによりドライバに警告する。このような処理により、ドライバは、車両走行時において、衝突などの危険が発生する可能性がある場合、事前に認識することが可能となるので、衝突回避行動や衝撃軽減措置を取ることが可能となる。
トランスミッション制御装置202は、ドライバが操作する図示せぬパドルシフトやギアシフトノブに基づいて、図示せぬトランスミッションを制御する。また、トランスミッション制御装置202は、レーザレーダ装置22より供給されてくる情報に基づいて、図示せぬトランスミッションを制御する。先行車に追従するように走行するクルーズコントロールなどが指示されているような場合、トランスミッション制御装置202は、例えば、レーザレーダ装置22により先行車が検出されて、検出された先行車と所定の距離を維持し、先行車との距離に応じた制御情報が供給されると、ブレーキ制御装置203、およびパワートレイン制御装置206と協働して、車両の速度を加速、または減速させるのに必要とされる状態にトランスミッションを制御する。
このような処理により、所定の距離を維持して先行車に追従するようなクルーズコントロールが指定されている場合、先行車との距離が設定された距離よりも離れたときには、加速に必要なギア比となるようにトランスミッションが制御される。逆に、先行車との距離が設定された距離よりも近づいたときには、ブレーキ制御装置203と協働して、減速するようにエンジンブレーキとして必要な状態にトランスミッションが制御される。結果として、先行車と適切な距離が状態を維持したまま走行することが可能となる。
ブレーキ制御装置203は、ドライバが操作する図示せぬブレーキペダルの動作に応じてブレーキの動作を制御する。また、ブレーキ制御装置203は、レーザレーダ装置22により供給されてくるブレーキ制御情報に基づいてブレーキの動作を制御する。すなわち、レーザレーダ装置22により検出された物体(先行車両、障害物、歩行者等を含む)までの距離の情報に基づいて、図示せぬブレーキを制御するブレーキ制御情報が供給されると、ブレーキ制御装置203は、ブレーキ制御情報に応じてブレーキの動作を制御する。例えば、ブレーキ制御装置203は、レーザレーダ装置22により物体までの距離の情報に基づいて、先行車との衝突の可能性が高いと判定されるとき、緊急停止をするのに必要なブレーキ制御情報が供給されてくると、図示せぬブレーキを制御して減速、または停止させる。このような処理により、ドライバが衝突に際してパニック状態になるようなことがあっても、衝突が発生する直前に衝撃を軽減、または防止することが可能となる。
ステアリング制御装置204は、レーザレーダ装置22より供給されてくるステアリング制御情報に基づいて、図示せぬステアリングの舵角を制御する。ステアリング制御装置204は、レーザレーダ装置22からの物体までの距離の情報に基づいて、例えば、先行車との衝突の可能性が高いと判定され、緊急ブレーキを動作させるようなブレーキ制御情報が供給されるとき、車両11の図示せぬステアリングの舵角を読み取り、緊急ブレーキを動作させた際、今現在の車両11の速度、(図示せぬ加速度センサによる)車体の移動方向などからスピンの可能性を判定し、スピンを防止するようにステアリングの舵角を制御する。このような処理により、緊急ブレーキを動作させても、車両11のスピンを防止して、安全に停止させることが可能となる。
ボディ制御装置205は、図示せぬイグニッションボタンの動作、または、イグニッションキーの操作などに基づいて、車両11が動作状態であるか否かを判定し、動作状態が検出されたとき、動作開始信号をレーザレーダ装置22に供給する。また、ボディ制御装置205は、レーザレーダ装置22より供給されるボディ制御情報に基づいて、図示せぬシートベルトの巻き取りを制御するシートベルト制御装置211、図示せぬエアバッグの動作を制御するエアバッグ制御装置212、図示せぬドアロックを制御するドアロック制御装置213、および図示せぬパワーシートを制御するパワーシート制御装置214を制御する。ボディ制御装置205は、レーザレーダ装置22からの物体までの距離の情報に基づいて、例えば、先行車との衝突の可能性が高いと判定され、対応するボディ制御情報が供給されてくる場合、ボディ制御情報に基づいて、シートベルト制御装置211を制御して、図示せぬシートベルトを巻き取るように制御させると共に、エアバッグ制御装置212を制御して、衝突時の適切なタイミングで、図示せぬエアバッグを動作させる。また、このとき、ボディ制御装置205は、ドアロック制御装置213を制御して、衝突時の適切なタイミングで、車両11の図示せぬドアロックを施錠すると共に、その後、今現在の車両11の速度に基づいて、(図示せぬ加速度センサによる)車体の移動がなく、かつ、図示せぬエンジンの停止を検出したとき、ドアロックを開錠させる。さらに、ボディ制御装置205は、パワーシート制御装置214を制御して、衝突時の適切なタイミングで、図示せぬパワーシートを動作させて、図示せぬエアバッグが動作した際に搭乗者に掛かる衝撃が適切に軽減される位置に動作させると共に、図示せぬエンジンの停止を検出したとき、パワーシートを動作させて、搭乗者が安全に車両11から避難できるようにする。
このような処理により、衝突が発生しても、図示せぬシートベルト、エアバッグ、およびパワーシートの動作により搭乗者に加えられる負荷を軽減させることが可能になる。また、衝突事故が発生したタイミングにおいては、施錠されることでドアの解放を防止することができるので、ドライバを含めた搭乗者が車両11のドアが解放されて飛び出されるといったことを防止することが可能になる。さらに、車両11が停止した後には、開錠されることでドアを解放することができるので、速やかな避難、または救助が可能となる。
パワートレイン制御装置206は、レーザレーダ装置22からのパワートレイン制御情報に基づいて、図示せぬエンジン、またはモータなどのパワートレインの回転速度を制御する。パワートレイン制御装置206は、レーザレーダ装置22からの物体までの距離の情報に基づいて、例えば、先行車との衝突の可能性が高いと判定されて、対応するパワートレイン制御情報が供給された場合、パワートレインの回転速度を減速させて衝突の衝撃を軽減させる。このような処理により、ドライバが衝突に際してパニック状態になるようなことがあっても、衝撃を軽減することが可能となる。
[レーザレーダ装置の構成例]
次に、図10を参照して、レーザレーダ装置22の構成例について説明する。
レーザレーダ装置22は、投光部51、受光部52、制御部231、物体検出部232、周囲状態判定部233、外部通知判定部234、および結果出力部235を備えている。
制御部231は、図示せぬ速度計測装置より供給される自車速度、イグニッションボタン、またはイグニッションキーの動作状態に応じた動作開始信号、および図示せぬモーションセンサなどにより検出される車両の動作状態に基づいて走行中であるか否かを示す走行中信号に基づいて投光部51、および物体検出部232の動作を制御する。
また、制御部231は、投光部51に対して投光に必要な電力を充電させることを指示する充電制御信号を発生することにより投光部51に対して電力の充電を指示し、発光させるタイミングを、発光制御信号を発生することにより制御する。
さらに、制御部231は、物体検出部232に対して、物体検出の開始を指示する受光測定開始信号、距離インデックスカウントの開始タイミングを示す距離インデックススタート信号、および距離インデックスカウントを供給し、物体検出部232の動作を制御する。
物体検出部232は、制御部231からの受光測定開始信号、距離インデックススタート信号、および距離インデックスカウントに基づいて、受光部52より供給されてくる受光信号の方向毎の物体の距離を示すピーク情報を生成し、周囲状態判定部233に供給する。
周囲状態判定部233は、グループ化部233a、ピークグループリストメモリ233b、追跡部233c、および高さ検出部233dを備えている。周囲状態判定部233は、グループ化部233aを制御して、方向毎の物体の距離を示すピーク情報を方向と距離に基づいてグループ化し、ピークグループリストを生成して、ピークグループリストメモリ233bに記憶させる。このピークグループリストは、今回と前回のリストから構成されており、周囲状態判定部233は、追跡部233c、および高さ検出部233dを制御して、前回のピークグループリストに基づいて、今回のピークグループリストを完成させる。
外部通知判定部234は、周囲状態判定部233におけるピークグループリストメモリ233bに記憶されているピークグループリストを取得して、警報出力装置201、トランスミッション制御装置202、ブレーキ制御装置203、ステアリング制御装置204、ボディ制御装置205、およびパワートレイン制御装置206といった外部装置への通知が必要であるか否かを判定し、判定結果に基づいて結果出力部235に対して通知を指示する。
結果出力部235は、外部通知判定部234からの判定結果に基づいて各種の外部装置に対して各種の通知を出力する。
[雨滴センサの構成例]
次に、図11を参照して、雨滴センサ53の構成例について説明する。
雨滴センサ53は、雨滴センサ用受光部501、判定処理部502、外部通信部503、ワイパー動作制御部504、および雨滴センサ制御部505を備えている。また、車両11は、図9を参照して説明したボディ制御装置205の他、ワイパースイッチ511、およびワイパー駆動部512を備えている。なお、図11では、レーザレーダ装置22を構成する機能ブロックのうち、投光部51以外の図示は省略されている。
雨滴センサ用受光部501は、例えば、受光量が比較的に小さい領域において、その受光量に応じた信号を出力するAPD(Avalanche Photodiode:アバランシェフォトダイオード)を有して構成される。そして、雨滴センサ用受光部501は、投光部51からパルス状に投光されるレーザの反射波を受光し、受光した光量を示す受光レベルを判定処理部502および雨滴センサ制御部505に供給する。
判定処理部502は、動作開始判定部521、動作レベル判定部522、および動作停止判定部523を有しており、雨滴センサ53がワイパーを動作させるのに必要となる各種の判定処理を行う。動作開始判定部521は、ワイパーの動作を開始させるか否かを判定する動作開始判定処理を行う。動作レベル判定部522は、ワイパーの動作モードを動作レベルに基づいて判定する動作レベル判定処理を行う。動作停止判定部523は、ワイパーの動作を停止させるか否かを判定する動作停止判定処理を行う。
外部通信部503は、雨滴センサ制御部505および判定処理部502が外部と通信する際の処理を行う。例えば、外部通信部503は、ボディ制御装置205と通信を行ってワイパースイッチ511の状態(オン/オフ)を取得し、雨滴センサ制御部505に対して通知する。また、外部通信部503は、判定処理部502における判定結果を、ボディ制御装置205に通知する。
ワイパー動作制御部504は、雨滴センサ制御部505における処理結果、および、判定処理部502における判定結果に基づいて、ワイパー駆動部512に対する制御を行って、ワイパーの動作を制御する。
雨滴センサ制御部505は、雨滴センサ用受光部501から供給される受光レベルに基づいた各種の処理、例えば、後述する図13の雨滴検出ワイパー制御処理、図14の雨滴検出処理、および図21の雨量評価処理を行う。そして、雨滴センサ制御部505は、それらの処理による処理結果を判定処理部502およびワイパー動作制御部504に供給する。
ワイパー駆動部512は、ワイパー動作制御部504による制御に従って、図示しないワイパーを駆動する。
ワイパースイッチ511は、例えば、ワイパーの駆動を手動でオン/オフする際にドライバにより操作される。
図12を参照して、雨滴センサ53の検出範囲について説明する。
図12には、投光部51により投光されるレーザの照射範囲、および、雨滴センサ53の雨滴センサ用受光部501が反射波を検知することができる検知視野が破線により示されている。そして、照射範囲および検知視野が重なる領域が検出範囲となる。検出範囲は、投光部51の光軸に対する雨滴センサ用受光部501の向きを調整することにより適切に設定することができ、例えば、車両11のフロントガラス21より前方の所定範囲(具体的にはフロントガラス21から数cmから1m程度の範囲)に設定される。
従って、雨滴センサ53は、フロントガラス21よりも前方の所定範囲にある雨滴を検出すること、即ち、雨滴がフロントガラス21に衝突する前に、雨滴を検出することができる。
[レーザレーダ装置による雨滴検出ワイパー制御処理]
次に、図13のフローチャートを参照して、雨滴センサ53による雨滴検出ワイパー制御処理について説明する。
例えば、動作開始信号に基づいてイグニッションがオンにされて車両11が走行可能な状態になると処理が開始され、ステップS11において、雨滴センサ制御部505は、車両11のワイパーを自動的に動作させるオートワイパー機能がオンであるか否かを判定する。
ステップS11において、雨滴センサ制御部505が、オートワイパー機能がオンであると判定した場合、処理はステップS12に進む。ステップS12では、図12に示したような検出範囲における雨滴を検出する雨滴検出処理(後述の図14に示すフローチャートの処理)が行われ、雨滴検出処理の処理後、処理はステップS13に進む。例えば、雨滴検出処理では、雨滴センサ用受光部501から出力される受光レベルに基づいて、雨滴の反射波があった場合には、雨滴が検出されたことを示す検出結果が取得される。
ステップS13において、雨滴センサ制御部505は、ワイパーが作動中であるか否かを判定する。
ステップS13において、雨滴センサ制御部505が、ワイパーが作動中でないと判定した場合、処理はステップS14に進み、雨滴センサ制御部505は、ステップS12の雨滴検出処理で取得された検出結果が、雨滴が検出されたことを示しているか否かを判定する。
ステップS14において、雨滴センサ制御部505が、雨滴が検出されたことを示していると判定した場合、処理はステップS15に進む。即ち、この場合、ワイパーが作動中でないにもかかわらず、雨滴が検出されたことになる。従って、ステップS15では、ワイパーの動作を開始させるか否かを判定する動作開始判定処理(後述の図16に示すフローチャートの処理)が行われる。
一方、ステップS13において、雨滴センサ制御部505が、ワイパーが作動中であると判定した場合、処理はステップS16に進み、雨滴センサ制御部505は、ステップS12の雨滴検出処理で取得された検出結果が、雨滴が検出されたことを示しているか否かを判定する。
ステップS16において、雨滴センサ制御部505が、雨滴が検出されたことを示していないと判定した場合、処理はステップS17に進む。即ち、この場合、ワイパーが作動中であるときに、雨滴が検出されなくなったことになる。従って、ステップS17では、ワイパーの動作を停止させるか否かを判定する動作停止判定処理(後述の図18に示すフローチャートの処理)が行われる。
一方、ステップS16において、雨滴センサ制御部505が、雨滴が検出されたと判定した場合、処理はステップS18に進む。即ち、この場合、ワイパーの作動中に、雨滴が検出されたことになる。そこで、ステップS18では、検出範囲において検出された雨滴に基づいて雨量を評価する雨量評価処理(後述の図21に示すフローチャートの処理)が行われ、雨量評価処理の処理後、処理はステップS19に進む。
ステップS19において、ステップS18の雨量評価処理における雨量の評価結果に基づいて、ワイパーの動作モードを動作レベルに基づいて判定する動作レベル判定処理(後述の図17に示すフローチャートの処理)が行われる。
そして、ステップS15の動作開始判定処理、ステップS17の動作停止判定処理、および、ステップS19の動作レベル判定処理の処理後、処理はステップS21に進む。また、ステップS11において、雨滴センサ制御部505が、オートワイパー機能がオンでないと判定した場合、処理はステップS20に進み、ステップS20において、雨滴センサ制御部505が、ワイパーが作動中であると判定した場合にも、処理はステップS21に進む。
ステップS21において、ワイパーの動作を制御するワイパー動作制御処理(後述の図22に示すフローチャートの処理)が行われ、ワイパー動作制御処理の処理後、処理はステップS22に進む。また、ステップS14で雨滴が検出されていないと判定された場合にも、処理はステップS22に進む。さらに、ステップS20においてワイパーが作動中であるか否かが判定され、ワイパーが作動中でないと判定された場合にも、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、雨滴センサ制御部505は、雨滴検出ワイパー制御処理を終了するか否かを判定し、雨滴検出ワイパー制御処理を終了しないと判定した場合、処理はステップS11に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS22において、雨滴センサ制御部505が、雨滴検出ワイパー制御処理を終了すると判定した場合、雨滴検出ワイパー制御処理は終了される。
次に、図14は、図13のステップS12で実行される雨滴検出処理を説明するフローチャートである。
ステップS31において、雨滴センサ制御部505は、フロントガラス21付近の所定範囲に繰り返しパルス状のレーザを投光するように、投光部51に対する制御を行い、これに応じて、投光部51は、レーザを投光する。
ステップS32において、雨滴センサ用受光部501は、ステップS31で投光されたレーザの反射波を受光して、受光した反射波の受光レベルを、雨滴センサ用受光部501および判定処理部502に供給する。
ステップS33において、雨滴センサ制御部505は、ステップS32で雨滴センサ用受光部501から供給された受光レベルが、雨滴による反射波であると判断することが可能な境界を示す値として予め設定された閾値以上であるか否かを判定する。
ステップS33において、雨滴センサ制御部505が、受光レベルが閾値以上でないと判定した場合、処理はステップS34に進む。即ち、この場合、雨滴センサ用受光部501は反射波を検出しているが、その受光レベルは、雨滴による反射波を受光したときに検出される受光レベルに到達していないということである。そこで、ステップS34において、雨滴センサ制御部505は、ステップS32で雨滴センサ用受光部501から供給された受光レベルに基づいて、背景ノイズのレベルを計算する。
一方、ステップS33において、雨滴センサ制御部505が、受光レベルが閾値以上であると判定した場合、処理はステップS35に進む。ステップS35において、雨滴センサ制御部505は、今回の雨滴検出処理で雨滴センサ用受光部501において検出された受光レベルは、雨滴による反射波を雨滴センサ用受光部501が受光したときに検出される受光レベルであることを示す受光レベル結果を記憶する。
ステップS36において、雨滴センサ制御部505は、車両11のドライブモードが降雪の中での運転に適したモードである降雪モードに設定されているか否かを判定する。例えば、車両11では、ドライバが、図示しない操作部を操作して車両11のドライブモードを設定することができる。ステップS36において、雨滴センサ制御部505が、車両11のドライブモードが降雪モードに設定されていないと判定した場合、処理はステップS37に進む。
ステップS37において、雨滴センサ制御部505は、前回の雨滴検出処理における受光レベル結果が、雨滴による反射波を雨滴センサ用受光部501が受光したときに検出される受光レベルであることを示しているか否かを判定する。
ステップS37において、雨滴センサ制御部505が、前回の雨滴検出処理における受光レベル結果が、雨滴による反射波を雨滴センサ用受光部501が受光したときに検出される受光レベルであることを示していないと判定した場合、処理はステップS38に進む。また、ステップS36において、車両11のドライブモードが降雪モードに設定されていると判定された場合にも、処理はステップS38に進む。
ステップS38において、雨滴センサ制御部505は、雨滴センサ用受光部501において検出された受光レベルは、雨滴による反射波によるものであると判断する。これに従い、雨滴検出処理における雨滴の検出結果として、雨滴が検出されたことを示す検出結果が取得される。
一方、ステップS37において、雨滴センサ制御部505が、前回の雨滴検出処理における受光レベル結果が、雨滴による反射波を雨滴センサ用受光部501が受光したときに検出される受光レベルであることを示していると判定した場合、処理はステップS39に進む。
ステップS39において、雨滴センサ制御部505は、雨滴センサ用受光部501において検出された受光レベルは、ダストによる反射波によるものであると判断する。
ステップS34、ステップS38、またはステップS39の処理後、雨滴検出処理は終了し、処理は図13のステップS13に戻る。なお、ステップS34において、背景ノイズのレベルが計算された場合、または、ステップS39において、受光レベルは、ダストによる反射によるものであると判断された場合、雨滴検出処理における雨滴の検出結果として、雨滴が検出されなかったことを示すことになる。
以上のように、雨滴検出処理では、フロントガラス21の内側から投光部51によりパルス状にレーザを繰り返し発光し、雨滴センサ用受光部501が、反射波を受光して受光レベルを計測する。
これにより、雨滴センサ53は、個々の雨粒を検出することができ、例えば、大量の水でガラス面が一様に濡れた状態であっても、雨滴を確実に検出することができる。また、雨滴センサ53は、雨粒がガラスに付着する前に検出することができ、雨滴の検出が遅延するようなことを回避することができる。
ここで、図15を参照して、雨滴と判断する処理について説明する。
レーザレーダ方式では、空気中を浮遊するダストや虫からの反射光が検出されることがあり、それらのダストや虫からの反射光が検出されたこのときにワイパーを作動させることは望ましくない。雨滴は重力に従って落下するため、図15に示すように、1秒間に約4.9m落下する。
従って、レーザレーダ装置22では、雨滴が落下する方向に沿った検出範囲を調整することにより、1つの雨滴が1回だけ検出されるようにすることができる。そのため、図14のステップS37において、雨滴センサ制御部505が、前回の雨滴検出処理における受光レベル結果が、雨滴による反射波を雨滴センサ用受光部501が受光したときに検出される受光レベルであることを示していると判定した場合には、同様の受光レベルが連続して検出されていることより、空気中を浮遊するダストであると判断される。
また、図14のステップS37において、雨滴センサ制御部505が、前回の雨滴検出処理における受光レベル結果が、雨滴による反射波を雨滴センサ用受光部501が受光したときに検出される受光レベルであることを示していないと判定した場合には、同様の受光レベルが連続して検出されていないことより、落下する雨滴が1回だけ検出されたと判断される。
ところで、風雪時における個々の雪片はダストと同様に検出される。そこで、車両11のドライブモードが降雪モードに設定されていると判定された場合には、雨滴センサ制御部505は、ダストと判断されることを回避して、雨滴と判断することができる。
また、図15Aに示すように、車両11の車速が0である場合と、車両11の車速が0でない場合とで、フロントガラス21に向かってくる雨滴の方向は異なっている。そのため、同一の検出範囲を通過しても、図15Bに示すように、雨滴がフロントガラス21に衝突する位置が異なることとなる。そこで、雨滴センサ53では、例えば、雨滴を検出してからワイパーの動作を開始させるまでの時間を、車両11の車速に基づいて調整することで、雨滴がフロントガラス21に衝突してから拭くのに適したタイミングで、ワイパーの動作を制御することができる。
次に、図16は、図13のステップS15で実行される動作開始判定処理を説明するフローチャートである。
ステップS41において、動作開始判定部521は、例えば、雨滴センサ制御部505を介して図示せぬ速度計測装置より供給される自車速度に基づいて、車両11が停車中であるか否かを判定する。
ステップS41において、図11の動作開始判定部521が、車両11が停車中でないと判定した場合、つまり車両11の自車速度が0以上である場合、処理はステップS42に進む。
ステップS42において、動作開始判定部521は、ワイパー動作を開始する際の動作モードを判断するための動作モード判断情報が急速動作レベル以上であるか否かを判定する。ここで、動作モード判断情報は、例えば、図14を参照して上述した雨滴検出処理において検出される受光レベルに基づいたものである。
ステップS42において、動作開始判定部521が、動作モード判断情報が急速動作レベル以上であると判定した場合、処理はステップS43に進む。ステップS43において、動作開始判定部521は、動作開始判定処理における判定結果として、ワイパーの急速動作を開始することを決定する。
一方、ステップS42において、動作開始判定部521が、動作モード判断情報が急速動作レベル以上でない(即ち、急速動作レベル未満である)と判定した場合、処理はステップS44に進む。ステップS44において、動作開始判定部521は、動作モード判断情報が動作開始レベル以上であるか否かを判定し、動作モード判断情報が動作開始レベル以上であると判定した場合、処理はステップS45に進む。
ステップS45において、動作開始判定部521は、所定時間以上、動作モード判断情報が動作開始レベル以上である状態が継続したか否かを判定し、所定時間以上、動作モード判断情報が動作開始レベル以上である状態が継続したと判定した場合、処理はステップS46に進む。ステップS46において、動作開始判定部521は、動作モード判断情報が高速動作レベルであるか否かを判定する。
ステップS46において、動作開始判定部521が、動作モード判断情報が高速動作レベルであると判定した場合、処理はステップS47に進む。ステップS47において、動作開始判定部521は、動作開始判定処理における判定結果として、ワイパーの高速動作を開始することを決定する。
一方、ステップS46において、動作開始判定部521が、動作モード判断情報が高速動作レベルでないと判定した場合、処理はステップS48に進む。ステップS48において、動作開始判定部521は、動作モード判断情報が通常動作レベルであるか否かを判定する。
ステップS48において、動作開始判定部521が、動作モード判断情報が通常動作レベルであると判定した場合、処理はステップS49に進む。ステップS49において、動作開始判定部521は、動作開始判定処理における判定結果として、ワイパーの通常動作を開始することを決定する。
一方、ステップS48において、動作開始判定部521が、動作モード判断情報が通常動作レベルでないと判定した場合、処理はステップS50に進む。ステップS50において、動作開始判定部521は、動作開始判定処理における判定結果として、ワイパーの間歇動作を開始することを決定する。
そして、ステップS43、ステップS47、ステップS49、またはステップS50において、動作開始判定処理における判定結果が決定されると動作開始判断処理は終了し、処理は図13のステップS21に戻る。
また、ステップS41で車両11が停車中である(即ち、車両11の自車速度が0である)と判定された場合、ステップS44で動作モード判断情報が動作開始レベル以上でないと判定された場合、または、ステップS45で所定時間以上、動作モード判断情報が動作開始レベル以上である状態が継続していないと判定された場合にも、動作開始判断処理は終了し、処理は図13のステップS21に戻る。なお、これらの場合、動作開始判定処理における判定結果は、ワイパーの動作を開始しないことを示すことになる。
以上のように、動作開始判定処理では、動作モード判断情報に基づいて、ワイパー動作を開始する際の動作モード(急速動作、高速動作、通常動作、または間歇動作)を示す判定結果が決定される。
また、人が雑巾でフロントガラス21を拭こうとしたときには、大量の水が飛散したときと類似する反射光が雨滴センサ用受光部501により検出される。そのような状態を検出したときにワイパーの動作を開始させること回避するため、動作開始判定処理では、車両11の速度が0のときには、ワイパーの動作を開始しないように制御する。
また、動作開始判定処理では、所定時間以上、動作モード判断情報が動作開始レベル以上である状態が継続した場合に、いずれかの動作モードでワイパーの動作を開始するような制御が行われる。一方、動作モード判断情報が動作開始レベル未満である場合、または、所定時間以上、動作モード判断情報が動作開始レベル以上である状態が継続しなかった場合には、ワイパーの動作を開始しないような制御が行われる。
次に、図17は、図13のステップS19で実行される動作レベル判定処理を説明するフローチャートである。
ステップS61において、図11の動作レベル判定部522は、図13のステップS18における雨量評価処理(後述する図21のフローチャートの処理)で取得される雨量の評価結果に基づいて、雨量の評価結果が急速動作レベル以上であるか否かを判定する。
ステップS61において、動作レベル判定部522が、雨量の評価結果が急速動作レベル以上であると判定した場合、処理はステップS62に進む。ステップS62において、動作レベル判定部522は、動作レベル判定処理における判定結果として、ワイパーの急速動作を指令することを決定する。
一方、ステップS61において、動作レベル判定部522が、雨量の評価結果が急速動作レベル以上でない(即ち、急速動作レベル未満である)と判定した場合、処理はステップS63に進む。
ステップS63において、動作レベル判定部522は、雨量の評価結果が高速動作レベルの範囲内であるか否かを判定する。
ステップS63において、動作レベル判定部522が、雨量の評価結果が高速動作レベルの範囲内であると判定した場合、処理はステップS64に進む。ステップS64において、動作レベル判定部522は、動作レベル判定処理における判定結果として、ワイパーの高速動作を行うことを決定する。
一方、ステップS63において、動作レベル判定部522が、雨量の評価結果が高速動作レベルの範囲内でない(即ち、高速動作レベルの範囲外である)と判定した場合、処理はステップS65に進む。
ステップS65において、動作レベル判定部522は、雨量の評価結果が通常動作レベルの範囲内であるか否かを判定する。
ステップS65において、動作レベル判定部522が、雨量の評価結果が通常動作レベルの範囲内であると判定した場合、処理はステップS66に進む。ステップS66において、動作レベル判定部522は、動作レベル判定処理における判定結果として、ワイパーの通常動作を行うことを決定する。
一方、ステップS65において、動作レベル判定部522が、雨量の評価結果が通常動作レベルの範囲内でない(即ち、通常動作レベルの範囲外である)と判定した場合、処理はステップS67に進む。ステップS67において、動作レベル判定部522は、動作レベル判定処理における判定結果として、ワイパーの間歇動作を行うことを決定する。
ステップS68において、図11のワイパー動作制御部504は、ワイパーの間歇動作を行うことが決定されたのに応じて、ワイパーの間歇動作においてワイパーの動作が停止して待機状態となっている時間である間歇時間を調整する間歇時間調整処理(後述の図20に示すフローチャートの処理)を行う。
そして、ステップS62、ステップS64、またはステップS66において、動作レベル判定処理における判定結果が決定されると動作レベル判定処理は終了し、処理は図13のステップS21に戻る。または、ステップS67で動作レベル判定処理における判定結果が決定された後、ステップS68の間歇時間調整処理が終了すると動作レベル判定処理は終了し、処理は図13のステップS21に戻る。
以上のように、動作レベル判定処理では、雨量の評価結果に基づいて、ワイパーの動作モード(急速動作、高速動作、通常動作、または間歇動作)を示す判定結果が決定される。例えば、動作停止判定処理では、短い時間に大量の雨粒からの反射波が検出されたときには、ワイパーに急速動作をさせるための指令を出力することで、例えば、トラックが横を通過して大量の水を跳ね上げた場合に、効果的に水を拭くように制御することができる。
次に、図18は、図13のステップS17で実行される動作停止判定処理を説明するフローチャートである。
ステップS71において、図11の動作停止判定部523は、図13のステップS12における雨滴検出処理における雨滴の検出結果に基づいて、雨滴の反射が検出されていない期間が所定時間以上となったか否かを判定する。
ステップS71において、動作停止判定部523が、雨滴の反射が検出されていない期間が所定時間以上となっていないと判定した場合、処理はステップS72に進む。ステップS72において、動作停止判定部523は、動作停止判定処理における判定結果として、現在のワイパーの動作モードで動作を継続することを決定する。
一方、ステップS71において、動作停止判定部523が、雨滴の反射が検出されていない期間が所定時間以上となったと判定した場合、処理はステップS73に進み、動作停止判定部523は、ワイパーが間歇動作中であるか否かを判定する。
ステップS73において、動作停止判定部523が、ワイパーが間歇動作中でないと判定した場合、即ち、現在のワイパーの動作モードが間歇動作以外である場合、処理はステップS74に進む。ステップS74において、動作停止判定部523は、動作停止判定処理における判定結果として、ワイパーの間歇動作を行うこと、即ち、ワイパーの動作モードを間歇動作にすることを決定する。
一方、ステップS73において、動作停止判定部523が、ワイパーが間歇動作中であると判定した場合、処理はステップS75に進み、動作停止判定部523は、ワイパーが間歇動作を行うタイミングである間歇動作タイミングになったか否かを判定する。
ステップS75において、動作停止判定部523が、間歇動作タイミングになっていないと判定した場合、処理はステップS72に進む。ステップS72において、動作停止判定部523は、動作停止判定処理における判定結果として、現在のワイパーの動作モードで動作を継続すること、即ち、ワイパーの間歇動作を継続することを決定する。
一方、ステップS75において、動作停止判定部523が、間歇動作タイミングになったと判定した場合、処理はステップS76に進み、動作停止判定部523は、雨滴の反射波が検出されたか否かを判定する。
ステップS76において、動作停止判定部523が、雨滴の反射波が検出されたと判定した場合、処理はステップS72に進む。ステップS72において、動作停止判定部523は、動作停止判定処理における判定結果として、現在のワイパーの動作モードで動作を継続すること、即ち、ワイパーの間歇動作を継続することを決定する。
一方、ステップS76において、動作停止判定部523が、雨滴の反射波が検出されていないと判定した場合、処理はステップS77に進む。ステップS77において、動作停止判定部523は、動作停止判定処理における判定結果として、ワイパーの動作を停止することを決定する。
そして、ステップS72、ステップS74、またはステップS77において、動作停止判定処理における判定結果が決定された後、動作停止判定処理は終了し、処理は図13のステップS21に戻る。
次に、図19は、図16のステップS43でワイパーの急速動作を開始する判定結果が決定された場合、または、図17のステップS62でワイパーの急速動作を指令する判定結果が決定された場合において、ワイパー駆動部512が行う急速動作処理を説明するフローチャートである。なお、急速動作処理は、図13の雨滴検出ワイパー制御処理とは別タスクで処理される。
ステップS81において、ワイパー駆動部512は、ワイパーを急速に動作させるまでの待ち時間を算出する。例えば、待ち時間は、雨滴がフロントガラス21に衝突するまでの時間から、ワイパーにより雨滴を拭くまでの時間を減算することにより求められる。なお、このように求められる待ち時間がマイナスとなるときには、ワイパー駆動部512は、待ち時間を0とする。
ステップS82において、ワイパー駆動部512は、ステップS81で算出した待ち時間が終了したか否かを判定し、待ち時間が終了したと判定されるまで処理を待機する。
ステップS82において、待ち時間が終了したと判定された場合、処理はステップS83に進み、ワイパー駆動部512は、ワイパーの駆動を制御して急速動作を行わせ、急速動作処理は終了する。
以上のように、車両11では、ワイパーを急速動作させる際に、上述したように求められる待ち時間に従ってワイパーの動作を遅延させるような制御が行われる。これにより、適切なタイミングでワイパー動作を制御すること、つまり、フロントガラス21が濡れた後で拭くようにワイパー動作を制御することができる。さらに、雨滴センサ53では、車両11の走行速度とワイパーの動作開始遅れ時間とに基づいて、ワイパーの動作を遅延させること、つまり動作を開始するタイミングを決定することで、最適な動作タイミングでワイパーを動作させることができる。
次に、図20は、図17のステップS68で実行される間歇時間調整処理を説明するフローチャートである。
ステップS91において、ワイパー動作制御部504は、図13のステップS12における雨滴検出処理における雨滴の検出結果に基づいて、雨滴検出処理で検出される雨滴の反射波が急速に増加したか否かを判定する。
ステップS91において、ワイパー動作制御部504が、雨滴検出処理で検出される雨滴の反射波が急速に増加したと判定した場合、処理はステップS92に進む。ステップS92において、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの間歇動作における間歇時間を、増加した雨滴の反射波に応じた時間に設定する。
一方、ステップS91において、ワイパー動作制御部504が、雨滴検出処理で検出される雨滴の反射波が急速に増加していないと判定した場合、処理はステップS93に進み、ワイパー動作制御部504は、雨滴検出処理で検出される雨滴の反射波の平均値を計算する。
ステップS94において、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの間歇動作における間歇時間を、ステップS93で算出した反射波の平均値に応じた時間に設定する。
そして、ステップS92またはステップS94において、ワイパーの間歇動作における間歇時間が設定された後、間歇時間調整処理は終了する。
次に、図21は、図13のステップS18で実行される雨量評価処理を説明するフローチャートである。
ステップS101において、雨滴センサ制御部505は、雨滴センサ用受光部501から供給される受光レベルの変動量に基づいて、雨滴を計数することができるか否かを判定する。例えば、雨滴センサ制御部505は、受光レベルの変動量が多い場合には、雨滴を計数することができると判定する。
ステップS101において、雨滴センサ制御部505が、雨滴を計数することができないと判定した場合、処理はステップS102に進む。ステップS102において、雨滴センサ制御部505は、雨滴センサ用受光部501から供給される受光レベルに基づいて、雨滴の反射波の平均で雨量を計算し、算出される雨量を、雨量評価処理における評価結果として取得する。
一方、ステップS101において、雨滴センサ制御部505が、雨滴を計数することができると判定した場合、処理はステップS103に進み、雨滴センサ制御部505は、雨量が所定量よりも多いか否かを判定する。例えば、雨滴センサ制御部505は、雨滴の反射波のピークが、所定の閾値よりも大きい場合には、雨量が所定量以上であると判定する。
ステップS103において、雨滴センサ制御部505が、雨量が所定量よりも多いと判定した場合、処理はステップS104に進む。ステップS104において、雨滴センサ制御部505は、所定時間の間に検出した雨滴の個数と、雨滴の反射波の大きさとに応じた雨量を、雨量評価処理における評価結果として取得する。
一方、ステップS103において、雨滴センサ制御部505が、雨量が所定量よりも多くない(即ち、所定量以下である)と判定した場合、処理はステップS105に進む。ステップS105において、雨滴センサ制御部505は、ワイパーの間歇動作の間隔を決定する雨量パラメータを計算し、雨量評価処理における評価結果として取得する。
ステップS102、ステップS104、またはステップS105の処理後、処理はステップS106に進み、雨滴センサ制御部505は、車両11の自車速度に基づいて衝突雨量を補正する。例えば、レーザレーダ装置22におけるレーザの投受光範囲の厚さが大きい場合には、衝突雨量を補正する必要がある。
ステップS106の処理後、雨量評価処理は終了し、処理は図13のステップS19に戻る。
以上のように、雨量評価処理では、雨滴を1個ずつ検出することで、雨滴の大きさに比例する反射波が検出されることより、所定期間(例えば、1秒間)に検出される雨滴の個数と反射光の強度から雨量を計算することができる。また、雨量評価処理では、例えば、雨滴が細かく、雨量が多い場合には平均的に反射波のレベルが高くなることより、反射波の平均レベルから雨量を計算することができる。
次に、図22は、図13のステップS21で実行されるワイパー動作制御処理を説明するフローチャートである。
ステップS111において、ワイパー動作制御部504は、図13のステップS15の動作開始判定処理における判定結果に従って、ワイパー動作を開始するか否かを判定する。
ステップS111において、ワイパー動作制御部504が、ワイパー動作を開始すると判定した場合、処理はステップS112に進み、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの急速動作を行うか否かを判定する。例えば、ワイパー動作制御部504は、図16の動作開始判定処理における判定結果がワイパーの急速動作を開始することを示す場合、または、図17の動作レベル判定処理における判定結果がワイパーの急速動作を指令することを示す場合、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの急速動作を行うと判定する。
ステップS112において、ワイパー動作制御部504がワイパーの急速動作を行うと判定した場合、処理はステップS113に進む。ステップS113において、ワイパー動作制御部504は、ワイパーを急速動作にするようにワイパー駆動部512に対する制御を行う。
一方、ステップS112において、ワイパー動作制御部504が、ワイパーの急速動作を行わないと判定した場合、処理はステップS114に進み、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの高速動作を行うか否かを判定する。例えば、図16の動作開始判定処理における判定結果がワイパーの高速動作を開始することを示す場合、または、図17の動作レベル判定処理における判定結果がワイパーの高速動作を行うことを示す場合、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの高速動作を行うと判定する。
ステップS114において、ワイパー動作制御部504が、ワイパーの高速動作を行うと判定した場合、処理はステップS115に進む。ステップS115において、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの動作速度を高速にするようにワイパー駆動部512に対する制御を行う。
一方、ステップS114において、ワイパー動作制御部504が、ワイパーの高速動作を行わないと判定した場合、処理はステップS116に進み、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの通常動作を行うか否かを判定する。例えば、図16の動作開始判定処理における判定結果がワイパーの通常動作を開始することを示す場合、または、図17の動作レベル判定処理における判定結果がワイパーの通常動作を行うことを示す場合、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの通常動作を行うと判定する。
ステップS116において、ワイパー動作制御部504が、ワイパーの通常動作を行うと判定した場合、処理はステップS117に進む。ステップS117において、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの動作速度を通常にするようにワイパー駆動部512に対する制御を行う。
一方、ステップS118において、ワイパー動作制御部504が、ワイパーの通常動作を行わないと判定した場合、処理はステップS118に進む。ステップS118において、ワイパー動作制御部504は、ワイパーの間歇動作を行うようにワイパー駆動部512に対する制御を行う。
ステップS115、ステップS117、またはステップS118の処理後、処理はステップS119に進み、ワイパー動作制御部504は、ワイパーが待機状態であるか否かを判定する。
ステップS119において、ワイパー動作制御部504が、ワイパーが待機状態でないと判定した場合、処理はステップS120に進む。また、ステップS113の処理後にも、処理はステップS120に進む。
ステップS120において、ワイパー動作制御部504は、ワイパーが動作中であるか否かを判定し、ワイパーが動作中でないと判定した場合、処理はステップS121に進む。ステップS121において、ワイパー駆動部512は、ステップS113、ステップS115、ステップS117、またはステップS118のいずれかにおけるワイパー動作制御部504からの制御に従って、ワイパーの動作を開始する。
ステップS121の処理においてワイパーの動作が開始されると、ワイパー動作制御処理は終了される。また、ステップS111においてワイパー動作を開始しないと判定された場合、ステップS119において、ワイパーが待機状態であると判定された場合、または、ステップS120においてワイパーが動作中であると判定された場合にも、ワイパー動作制御処理は終了される。
以上のように、ワイパー動作制御部504は、図16の動作開始判定処理における判定結果、または、図17の動作レベル判定処理における判定結果に基づいて、適切な動作モードとなるようにワイパーの動作を制御することができる。
ところで、上述した一連の処理は、その全てをハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図38は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタフェース1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)302およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタフェース1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011から読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM303にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
11 車両
21 フロントガラス
22 レーザレーダ装置
41 カバー
42 遮光壁,42a 当接面
43 遮光底
44,45 遮光壁,44a,45a 当接面
46 遮光底,46a 当接面
47 遮光壁
51 投光部
52 受光部
53 雨滴センサ
71 基板
72 フレーム
201 警報出力装置
202 トランスミッション制御装置
203 ブレーキ制御装置
204 ステアリング制御装置
205 ボディ制御装置
206 パワートレイン制御装置
211 シートベルト制御装置
212 エアバッグ制御装置
213 ドアロック制御装置
214 パワーシート制御装置
231 制御部
232 物体検出部
233 周囲状態判定部
233a グループ化部
233b ピークグループリストメモリ
233c 追跡部
233d 高さ検出部
234 外部通知判定部
235 結果出力部
501 雨滴センサ用受光部
502 判定処理部
503 外部通信部
504 ワイパー動作制御部
505 雨滴センサ制御部
511 ワイパースイッチ
512 ワイパー駆動部
521 動作開始判定部
522 動作レベル判定部
523 動作停止判定部

Claims (5)

  1. 車両の車内よりガラス面を介して、車外の所定の照射領域にパルス状の光を投光する投光部と、
    前記投光部に対して略水平方向に所定の距離の位置に設置され、前記ガラス面から所定範囲における物体によって前記投光部により投光された光が反射されることによる反射波を、前記ガラス面を介して受光する受光部と、
    前記受光部により検出される受光レベルに基づいて、前記物体の量が所定レベル以上である場合、前記ガラス面を拭くワイパーの急速動作を指令する制御部と、
    前記物体の量が所定レベル以上であることが検出されてから、前記ワイパーの作動を開始させるまでの待ち時間が経過した後に、前記ワイパーを急速動作させる制御を行うワイパー動作制御部と
    を備えるレーザレーダ装置。
  2. 前記車両が停車中であると判定された場合に、前記ワイパーが動作を開始することを回避する判定処理を行う動作開始判定部
    をさらに備える請求項1に記載のレーザレーダ装置。
  3. 前記制御部は、前記受光部により検出される受光レベルが、前記投光部により投光された光が雨滴により反射されたことによる反射波であると判断することができる所定の閾値以上であれば、所定の閾値以上である受光レベルを記憶し、パルス状に投光される光による前回の受光レベルが所定の閾値以上でない場合、前記物体が雨滴であると判断する
    請求項1に記載のレーザレーダ装置。
  4. 前記制御部は、前記車両のドライブモードが降雪モードに設定されているとき、前記受光部により検出される受光レベルが、前記投光部により投光された光が雨滴により反射されたことによる反射波であると判断することができる所定の閾値以上である場合、前記物体が雨滴であると判断する
    請求項1に記載のレーザレーダ装置。
  5. 前記制御部は、前記物体が雨滴であると判断した場合、前記受光部により検出される受光レベルに基づいて雨量を評価し、
    前記制御部による雨量の評価結果に基づいて、前記ワイパーの動作レベルを判定する動作レベル判定部
    をさらに備える請求項3または4に記載のレーザレーダ装置。
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