JP2020076589A - 対象物検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学窓の汚れの状態を詳しく検出することにより、光学窓の汚れに対して適切な対応をとることができるようにする。【解決手段】対象物検出装置100では、LDモジュール2から所定範囲に投光されたレーザ光の対象物による反射光を、PDモジュール7が受光して該受光状態に応じた受光信号を出力し、当該受光信号に基づいて、物体検出部1aが対象物の有無と対象物までの距離を検出し、かつ汚れ検出部1bが光学窓の汚れの有無を検出する。また、汚れ検出部1bは、光学窓から所定範囲を臨んだ検出視野を複数に区分けした区画単位で、PDモジュール7が出力した受光信号に基づいて汚れレベルを検出するとともに、該汚れレベルに基づいて汚れの濃さと分布を検出し、当該汚れの検出結果を制御部1がインタフェイス10により車両側ECU50に通知する。【選択図】図1
Description
本発明は、光を投受光して対象物の有無や対象物までの距離を検出する対象物検出装置に関し、特に対象物検出装置の光の出光口または入光口となる光学窓の汚れを検出する技術に関する。
車載用のレーザレーダのような対象物検出装置は、発光部が発した測定光を所定範囲に投光し、所定範囲にある対象物で反射した光を受光部で受光して、該受光部から出力される受光信号に基づいて、対象物の有無や対象物までの距離を検出する(たとえば、特許文献1〜3)。発光部には、レーザダイオードなどの発光素子が設けられている。受光部には、フォトダイオードなどの受光素子が設けられている。
対象物検出装置の光学系の部品や電気系の部品は、遮光性を有するケース内に収納されている。ケースには、光学窓が設けられている。光学窓は、光を透過させるガラスや樹脂などの透光性材料で構成され、ケースの内外に対する光の出光口または入光口となっている。この光学窓が対象物を検出する所定範囲側を向くように、対象物検出装置は車両などに取り付けられる。これにより、発光部から発せられた測定光が、光学窓を透過して、所定範囲に投光される。また、所定範囲にある対象物からの反射光が、光学窓を透過して、受光部で受光される。
光学窓に汚れが付着すると、発光部からの測定光がケース外へ投光されなかったり、外部の対象物からの反射光がケース内へ入光されなかったりして、対象物検出装置で対象物を検出できなくなってしまう。そこで、たとえば特許文献1〜3では、光学窓の汚れを検出する技術が提案されている。
特許文献1の対象物検出装置では、発光素子によるレーザ光の照射方向を鉛直下方向に変化させて、路面で反射した反射光を受光素子により検出したか否かに基づいて、光学窓の汚れの有無を検出する。そして、光学窓に汚れが有ることを検出すると、この旨を示す警告表示を行う。
特許文献2の対象物検出装置では、発光素子により照射される複数のレーザ光のうち、照射されてからその反射光が受光されるまでの計測時間が所定時間より短く、かつその反射光の受光パルスが上閾値を超えるほど強度が強いレーザ光が、所定数以上あることを条件として、光学窓(装置の表面)に汚れが有ると判定している。そして、光学窓に汚れが有ることを検出すると、この旨を異常表示器に表示する。
特許文献3の対象物検出装置では、光学窓から所定範囲を臨んだ検出視野を複数に区分けした画素毎に、対象物までの距離を計測してメモリに記憶させる。そして、その記憶された距離のうち、光学窓の表面までの距離に合致する画素群の面積(光学窓の汚れの面積)を算出し、該面積の大きさに応じて、車両を減速すべきとする報知信号または車両を停止すべきとする報知信号を走行系に送信する。
従来は、対象物検出装置の光学窓に汚れが有ることを検出すると、この旨の表示を行って、利用者に汚れの除去を促していた。しかし、たとえば、対象物検出装置の検出性能に悪影響を及ぼさない程度に、光学窓の一部に少量の汚れが付着したときや、風や雨などで自然に除去されるような汚れが光学窓に付着したときでも、汚れが有ることの表示が行われるので、利用者に煩わしさを与えることがあった。また、光学窓に汚れが有ることを示す表示に起因して、上述したような軽微な汚れを手作業で除去すると、無駄な労力を要し、当該汚れを車両の洗浄液で洗い流すと、洗浄液の無駄使いとなることがあった。さらに、光学窓に汚れが有ることを示す表示が頻繁に行われると、利用者が煩わしさのため、該汚れを放置しがちになるおそれがあった。そして、その放置された汚れが、たとえば光学窓の略全体にこびり付いた濃い汚れであった場合には、対象物検出装置の検出性能に悪影響を及ぼし続けるおそれがある。
本発明の課題は、光学窓の汚れの状態を詳しく検出することにより、光学窓の汚れに対して適切な対応をとることができる対象物検出装置を提供することである。
本発明による対象物検出装置は、測定光を発する発光部と、発光部から所定範囲に投光された測定光の対象物による反射光を受光して、該受光状態に応じた受光信号を出力する受光部と、受光部から出力された受光信号に基づいて、対象物の有無または対象物までの距離を検出する物体検出部と、光を透過させる透光性材料で形成され、測定光の出光口または反射光の入光口となる光学窓と、受光信号に基づいて光学窓の汚れの有無を検出する汚れ検出部と、光学窓に汚れが有ることを通知する通知部とを備える。そして、汚れ検出部は、光学窓から所定範囲を臨んだ検出視野を複数に区分けした区画単位で、受光部が出力した受光信号に基づいて汚れレベルを検出するとともに、該汚れレベルに基づいて汚れの濃さと分布を検出し、通知部は、汚れ検出部による汚れの検出結果を通知する。
上記によると、光学窓から対象物を検出する所定範囲を臨んだ検出視野を複数に区分けした区画単位で、受光部が出力する受光信号に基づいて、汚れ検出部が汚れレベルを検出し、該汚れレベルに基づいて汚れの濃さと分布を検出する。このため、対象物検出装置の検出視野全体、すなわち光学窓の光透過領域全体において、濃い汚れや薄い汚れがどの位置にあるかというような状態を詳しく検出することができる。そして、このように詳しく検出した光学窓の汚れ状態を通知部により通知することで、該汚れに対して除去または放置などの適切な対応を利用者や外部装置に実施させることが可能となる。
本発明では、上記対象物検出装置において、発光部は、複数の発光素子を含み、受光部は、複数の受光素子を含み、各発光素子から発せられた測定光を所定範囲に走査し、または反射光を受光部に導くように走査する光走査部をさらに備えてもよい。
また、本発明では、上記対象物検出装置において、汚れ検出部は、隣接する複数の区画の部分集合である区画群毎に、汚れレベルの総和と、汚れが有る区画の汚れレベルの平均値とを算出し、当該総和と平均値とに基づいて汚れの濃さと汚れの分布を検出してもよい。
また、本発明では、上記対象物検出装置において、汚れ検出部は、上記区画群毎の汚れの検出結果に基づいて、光学窓全体における汚れの濃さと分布を検出してもよい。
また、本発明では、上記対象物検出装置において、汚れ検出部は、上記区画群毎の汚れの検出結果に基づいて汚れの種類を推定し、通知部は、汚れ検出部が推定した汚れの種類も通知してもよい。
さらに、本発明では、上記対象物検出装置において、汚れ検出部は、上記区画群毎の汚れの検出結果に基づいて、汚れを除去する緊急度を判断し、通知部は、汚れ検出部が判断した汚れ除去の緊急度も通知してもよい。
本発明によれば、光学窓の汚れの状態を詳しく検出することにより、光学窓の汚れに対して適切な対応をとることができる対象物検出装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
図1は、対象物検出装置100の電気的構成図である。図2は、対象物検出装置100に備わるLD(レーザダイオード)とPD(フォトダイオード)の配列を示した図である。
対象物検出装置100は、たとえば自動四輪車から成る車両30に搭載された光学式のレーザレーダから成る。対象物検出装置100が検出する対象物は、他の車両、人、道路(路面)、またはその他の物体である。
対象物検出装置100には、制御部1、LDモジュール2、充電回路3、モータ4c、モータ駆動回路5、エンコーダ6、PDモジュール7、ADC(アナログデジタルコンバータ)8、記憶部9、およびインタフェイス10が備わっている。
制御部1は、CPUなどから成り、各部の動作を制御する。制御部1には、物体検出部1aと汚れ検出部1bが備わっている。物体検出部1aと汚れ検出部1bのそれぞれの機能は、制御部1のCPUが実行するソフトウェアプログラムによって実現される。
LDモジュール2には、光源であるLD(レーザダイオード)と、LDを発光させるためのキャパシタなどが含まれている。LDは、高出力光パルスを発する発光素子である。図1では、便宜上、LDとキャパシタのブロックをそれぞれ1つ示しているが、LDモジュール2には、図2に示す複数のLD1〜LD8が設けられ、該LD1〜LD8に対応するように複数のキャパシタが設けられている(キャパシタの詳細図示省略)。LD1〜LD8は、鉛直方向Zに配列されている。以下、LD1〜LD8をまとめてLDという。LDモジュール2は、本発明の「発光部」の一例である。
図1の充電回路3は、LDモジュール2のキャパシタを充電する。図1では、充電回路3のブロックを1つだけ示しているが、充電回路3はLDやキャパシタの設置数に応じて複数設けられていてもよい。
制御部1は、LDの発光動作と充電回路3の充電動作を制御する。具体的には、制御部1は、各LDを発光させて、所定範囲にレーザ光(測定光)を投射する。また、制御部1は、各LDの発光を停止させて、充電回路3によりキャパシタを充電する。
モータ4cは、後述する光走査部4(図3など)の駆動源である。モータ駆動回路5は、モータ4cを駆動する。エンコーダ6は、モータ4cの回転状態(角度や回転数など)を検出する。制御部1は、モータ駆動回路5によりモータ4cを回転させて、光走査部4の動作を制御する。また、制御部1は、エンコーダ6の出力に基づいて、光走査部4の動作状態(動作量や動作位置など)を検出する。
PDモジュール7には、受光素子であるPD(フォトダイオード)、TIA(トランスインピーダンスアンプ)、MUX(マルチプレクサ)、およびVGA(可変ゲインアンプ)などが含まれている(詳細回路は図示省略)。図1では、便宜上、PDとTIAのブロックをそれぞれ1つ示しているが、LDモジュール2には、図2に示す複数のPD1〜PD32が設けられ、該PD1〜PD32に対応するように複数のTIAが設けられている(TIAの詳細図示省略)。PD1〜PD32は、鉛直方向Zに配列されている。図2の例では、各LD1〜LD8に4つずつ対応するように、PD1〜PD32は設けられている。以下、PD1〜PD32をまとめてPDという。PDモジュール7は、本発明の「受光部」の一例である。
各PDは、光を受光することにより、該受光状態に応じた電流(受光信号)を出力する。各TIAは、対応するPDに流れた電流を電圧信号に変換して、MUXへ出力する。MUXは、各TIAの出力信号を選択し、VGAに出力する。VGAは、MUXからの出力信号を増幅して、ADC8に出力する。
ADC8は、VGAから出力されるアナログ信号を、高速でデジタル信号に変換して、制御部1に出力する。これにより、LDモジュール7の各PDの受光状態に応じた受光信号がTIAとMUXとVGAにより信号処理されて、ADC8を介して制御部1に出力される。図1では、MUX、VGA、およびADC8のブロックをそれぞれ1つだけ示しているが、これらはPDの設置数に応じて複数設けられていてもよい。
制御部1は、PDモジュール7の各部の動作を制御する。詳しくは、たとえば制御部1は、LDモジュール2のLDを発光させることにより、所定範囲にレーザ光を投射した後、所定範囲にある対象物で反射された光をPDモジュール7のPDにより受光する。この際、制御部1は、図2に示す各LD1〜LD8を順次発光させてレーザ光を投射し、その反射光を対応する各PD1〜PD32で順次受光する。そして、制御部1は、その受光状態に応じてPD1〜PD32から出力される受光信号を、TIAおよびVGAにより信号処理する。さらに、制御部1は、PDモジュール7から出力されるアナログの受光信号を、ADC8によりデジタルの受光信号に変換する。
そして、ADC8により変換されたデジタルの受光信号に基づいて、制御部1の物体検出部1aが、対象物の有無と対象物までの距離を検出し、汚れ検出部1bが、後述する光学窓12(図4Aなど)の汚れの有無を検出する。
記憶部9は、揮発性や不揮発性のメモリから成る。記憶部9には、制御部1が対象物検出装置100の各部を制御するための情報や、対象物を検出するための情報などが記憶されている。また、記憶部9には、汚れ検出部1bによる光学窓12の汚れの検出結果が、制御部1により記憶される。
インタフェイス10は、車両側ECU50と通信するための通信回路から成る。制御部1は、車両側ECU50に対して、インタフェイス10を介して各種制御情報を送受信したり、物体検出部1aおよび汚れ検出部1bの検出結果を送信したりする。制御部1とインタフェイス10は、本発明の「通知部」の一例である。
車両側ECU50は、対象物検出装置100から送信された対象物の検出結果に基づいて、車両30に搭載された走行操作系の車載機器(図示省略)などの動作を制御して、車両30の走行制御や停止制御を行う。また、車両側ECU50は、対象物検出装置100から送信された光学窓12の汚れの検出結果に基づいて、車載機器に動作指令を送信する。
具体的には、たとえば車両側ECU50は、車両30の車室内に設置された表示部(図示省略)に汚れ警告指令を送信して、該表示部に光学窓12に汚れが付着している旨の警告や汚れの状態を表示させ、当該汚れに対して除去などの適切な対応をとるように利用者に促す。または、たとえば車両側ECU50は、車両30に搭載された洗浄装置(図示省略)に汚れ洗浄指令を送信して、該洗浄装置に洗浄液を噴射させることにより、光学窓12の汚れを除去させる。
図3は、対象物検出装置100の光学系の背面図である。図4Aは、対象物検出装置100の光学系の投光経路を示した図である。図4Bは、対象物検出装置100の光学系の受光経路を示した図である。
図4Aおよび図4Bは、対象物検出装置100の内部を上方から見た状態を示している。図3は、対象物検出装置100の内部を後方(図4Aで下側)から見た状態を示している。
ケース11は、光を透過させない合成樹脂により箱型に形成されている。ケース11の前面には、図4Aおよび図4Bに示すように、光学窓12が設けられている。光学窓12は、光を透過させる合成樹脂またはガラスなどの透光性材料により形成されている。光学窓12は、ケース11の内外に対する光の入光口および出光口となっている。
光学窓12が車両30の前方、後方、または左右側方を向き、ケース12の短辺方向が鉛直方向(上下方向)Zと平行になるように、対象物検出装置100は、車両30の前部、後部、または左右側部に設置される。
図3〜図4Bに示すように、ケース11内には、LDモジュール2、投光レンズ14、光走査部4、反射鏡15、受光レンズ16、反射鏡17、およびPDモジュール7といった光学系部品が収納されている。このうち、LDモジュール2、光走査部4のモータ4c、およびPDモジュール7は、電気的に駆動される電子部品である。図1に示した他の電子部品もケース11内に収納されている。なお、図4Bでは、LDモジュール2、投光レンズ14、および後述する光走査部4の投光鏡4aとモータ4cの図示を省略している。
LDモジュール2のLD、投光レンズ14、および光走査部4は、投光光学系である。光走査部4、反射鏡15、反射鏡17、受光レンズ16、およびPDモジュール7のPDは、受光光学系である。これらの投光光学系と受光光学系との間には、光の干渉を阻止するため、図3に示すように、遮光板18が設けられている。図4Aおよび図4Bでは、遮光板18の図示を省略している。LDモジュール2、投光レンズ14、光走査部4のモータ4c、反射鏡15、受光レンズ16、反射鏡17、PDモジュール7、および遮光板18は、ケース11内に固定されている。
図3に示すように、対象物検出装置100の中央上部には、LDモジュール2が配置されている。LDモジュール2に含まれる各LDの発光側(図3、図4A、および図4Bで左側)には、投光レンズ14が配置されている。投光レンズ14に対してLDモジュール2と反対側には、光走査部4が配置されている。
光走査部4は、光偏向器とも呼ばれていて、投光鏡4a、受光鏡4b、およびモータ4cなどを有している。モータ4cは、ブラシレスモータから構成されている。モータ4cの回転軸4j(図4Aおよび図4B)の上端部には、投光鏡4aが連結されている。モータ4cの回転軸4jの下端部には、受光鏡4bが連結されている。投受光鏡4a、4bは、板状に形成された両面鏡から成る。すなわち、投受光鏡4a、4bの両板面は、反射面となっている。モータ4cの回転軸4jに連動して、投受光鏡4a、4bは回転する。モータ4cの回転軸4jは、鉛直方向Zと平行になっている。
対象物検出装置100の中央下部には、PDモジュール7が配置されている。PDモジュール7に対して光走査部4と反対側には、反射鏡15、受光レンズ16、および反射鏡17が配置されている。PDモジュール7、反射鏡15、受光レンズ16、および反射鏡17は、LDモジュール2より下方に配置されている。
PDモジュール7に含まれる各PDの受光側(図3、図4A、および図4Bで右側)には、反射鏡17が所定の角度で傾斜するように配置されている。反射鏡17の前方(光学窓12側)には、反射鏡15が所定の角度で傾斜するように配置されている。反射鏡17と反射鏡15の間には、受光レンズ16が配置されている。
図4Aには、投光光学系の投光経路を1点鎖線の矢印で示している。まず、LDモジュール2のLDから光が発せられる。すると、その光は、投光レンズ14により拡がりなどを調整されて、光走査部4の投光鏡4aに当たる。この際、モータ4cが回転して、投光鏡4aの角度(向き)が変化し、投光鏡4aのいずれかの反射面が所定範囲E側に面する。これにより、LDからの光が投光レンズ14を透過した後、投光鏡4aで反射して、光学窓12のほぼ上半分を透過し、外方にある所定範囲Eに走査される。
図4Aおよび図4Bにハッチングで示す所定範囲Eは、対象物検出装置100が光を走査して投受光する範囲のうち、対象物検出装置100の近傍部分における範囲を示している。投受光鏡4a、4bの回転軸4jが鉛直方向Zと平行に配置されているため、光走査部4はレーザ光と反射光を水平面内の所定の角度範囲θで走査する。また、LDとPDがそれぞれ鉛直方向Zに複数配列されているため、レーザ光と反射光は鉛直面内の所定の角度範囲で投受光される。
図4Aに示すように、所定範囲Eに対象物Qが存在する場合、対象物検出装置100から所定範囲Eへ投光された光が、対象物Qで反射する。図4Bには、その対象物Qによる反射光を対象物検出装置100で受光する場合の、受光光学系の受光経路を2点鎖線の矢印で示している。
図4Bにおいて、対象物検出装置100から投光した光の対象物Qによる反射光は、光学窓12を透過して、光走査部4の受光鏡4bに当たる。この際、モータ4cが回転して、受光鏡4bの反射面の角度(向き)が変化し、受光鏡4bのいずれかの反射面が所定範囲E側に面する。これにより、対象物Qで反射して、光学窓12のほぼ下半分を透過した反射光が、受光鏡4bで反射して、反射鏡15へ導かれる。つまり、光走査部4は、所定範囲Eに存在する対象物Qからの反射光を反射鏡15側へ偏向する。そして、光走査部4により反射鏡15に導かれた反射光は、該反射鏡15で反射して、受光レンズ16に入射し、該受光レンズ16で集光および調整された後、さらに反射鏡17で反射して、PDモジュール7のPDにより受光される。
上記の反射光の受光状態に応じてPDから出力される受光信号は、PDモジュール7やADC8で信号処理される。そして、この処理後の受光信号に基づいて、制御部1の物体検出部1aが対象物Qの有無と対象物Qまでの距離を検出する。
図5は、対象物検出装置100の検出視野Fを示した図である。
図5に示す検出視野Fは、対象物検出装置100が対象物Qを検出する所定範囲Eを、対象物検出装置100側から臨んだ範囲であって、レーザ光と反射光を透過させる光学窓12の光透過領域でもある。対象物検出装置100では、検出視野Fを上下左右の格子状に複数に区分けし、その区画X1〜Xnの単位でレーザ光を投光して、反射光を受光する。そして、区画X1〜Xnの単位でPDモジュール7から出力される受光信号に基づいて、対象物Qの有無と距離を検出し、汚れの有無を検出する。また、隣接する複数の区画(図5の例では上下左右に隣接するt個の区画、t<n)の部分集合である区画群Y1〜Ymの単位で、光学窓12の汚れ状態を判断する。
図6〜図8は、対象物検出装置100の投受光状態と受光信号の一例を示した図である。
図6〜図8の(a)では、対象物検出装置100の光学系を側方から見た状態を模式的に示し、反射鏡15、17や遮光板18の図示を省略している。図6〜図8の(b)では、横軸を時間とし、縦軸を信号強度として、PDモジュール7から出力される受光信号の変化を示している。
図6(a)に示すように、光学窓12に汚れが付着していない場合、LDモジュール2のLDから発せられたレーザ光は、投光レンズ14と光走査部4の投光鏡4aを経由した後、光学窓12を透過して、所定範囲E(図4A)へ投光される。そして、所定範囲Eにある対象物Qでの反射光が、光学窓12を透過した後、光走査部4の受光鏡4bと受光レンズ16などを経由して、PDモジュール7のPDで受光される。この場合、図6(b)に示すように、PDモジュール7から出力される受光信号には、対象物Qに基づくパルス状の反射光信号が含まれる。
また、図7(a)に示すように、光学窓12に濃い汚れDaが付着している場合、LDモジュール2のLDから発せられて、投光レンズ14と光走査部4の投光鏡4aを経由したレーザ光は、光学窓12を透過しても、汚れDaを透過せず、所定範囲E(図4A)へ投光されない。レーザ光は光学窓12と汚れDaで乱反射するため、その反射光が光走査部4の受光鏡4bと受光レンズ16などを経由して、PDモジュール7のPDで受光される。この場合、図7(b)に示すように、PDモジュール7から出力される受光信号には、汚れDaに基づくパルス状の反射光信号が含まれる。
また、図8(a)に示すように、光学窓12に薄い汚れDbが付着している場合は、LDモジュール2のLDから発せられて、投光レンズ14と光走査部4の投光鏡4aを経由したレーザ光のうち、一部のレーザ光が光学窓12と汚れDbで乱反射して、その反射光が光走査部4の受光鏡4bと受光レンズ16などを経由して、PDモジュール7のPDで受光される。また、別の一部のレーザ光が光学窓12を透過して、所定範囲E(図4A)へ投光される。そして、その一部光の対象物Qでの反射光が、光学窓12を透過して、光走査部4の受光鏡4bと受光レンズ16などを経由し、PDモジュール7のPDで受光される。この場合、図8(b)に示すように、PDモジュール7から出力される受光信号には、汚れDbに基づくパルス状の反射光信号と、対象物Qに基づくパルス状の反射光信号が含まれる。
光学窓12の一部に薄い汚れDbや濃い汚れDaが付着している場合も、上記と同様に、レーザ光と反射光が投受光され、受光信号に汚れDa、Dbに基づく反射光信号と対象物Qに基づく反射光信号が含まれる。
制御部1は、PDモジュール7から区画X1〜Xn単位(図5)で出力される受光信号に含まれる各パルスのピークを検出する。このとき、各パルスのピークの強度と時刻を検出して、記憶部9に随時記憶する。そして、制御部1は、ピークの強度が所定の閾値S(図6〜図8の(b))以上であるパルスを反射光信号として検出し、該反射光信号のピークの時刻を反射光の受光時刻として検出する。
物体検出部1aは、制御部1が検出した反射光信号の元のレーザ光の投射時刻から、上記受光時刻までの時間(光の飛行時間)を算出し、該時間に基づいて距離をさらに算出する(TOF(Time of Flight)法)。そして、当該距離が、光学窓12の表面に相当する所定の距離より長ければ、物体検出部1aが対象物有りと判断して、該距離を対象物Qまでの距離として、区画X1〜Xnと関連付けて記憶部9に記録する。
また、物体検出部1aが検出した距離が所定の距離以下であれば、汚れ検出部1bが光学窓12に汚れが有ると判断して、該距離の算出時における反射光信号のピークの強度を記憶部9から読み出し、該ピークの強度に基づいて汚れレベルを検出して、該汚れレベルを区画X1〜Xnと関連付けて記憶部9に記録する。このとき、ピークの強度は反射光の受光光量に相当するため、該ピークの強度と所定の演算式に基づいて汚れレベルを算出してもよい。または、ピークの強度自体を汚れのレベルとみなしてもよい。
ピークの強度が所定の閾値S以上であるパルスを受光信号から検出することができなかった場合は、対象物Qや汚れDa、Dbによる反射光信号が含まれていないので、物体検出部1aが対象物無しと判断し、汚れ検出部1bが汚れ無しと判断する。この場合、物体検出部1aによる距離の検出は行われないが(対象物Qまでの距離も非検出)、汚れ検出部1bが、受光信号の所定の時刻Ta(図6〜図8(b))の信号強度に基づいて、汚れレベルを検出して、区画X1〜Xnと関連付けて記憶部9に記録する。上記所定の時刻Taは、たとえば、LDによりレーザ光が発せられてから、該レーザ光が光学窓12の表面で反射して、該反射光がPDで受光されるまでの時間程度に設定されている。
また、ピークの強度が所定の閾値S以上であるパルスを受光信号から1つ以上検出しても、各パルスのピークの時刻に基づいて物体検出部1aが算出した距離が、全て所定の距離より長かった場合は、受光信号には対象物Qによる反射光信号しか含まれていない(図6(b)参照)。この場合、物体検出部1aは対象物有りと判断するが、汚れ検出部1bは汚れ無しと判断し、受光信号の所定の時刻Taの信号強度に基づいて汚れレベルを検出して、区画と関連付けて記憶部9に記録する。
また、ピークの強度が所定の閾値S以上であるパルスを受光信号から1つ以上検出しても、各パルスのピークの時刻に基づいて物体検出部1aが算出した距離が、全て所定の距離以下であった場合は、受光信号には汚れによる反射光信号しか含まれていない(図7(b)参照)。この場合、汚れ検出部1bは汚れ有りと判断するが、物体検出部1aは対象物無しと判断するため、物体検出部1aが算出した距離が対象物Qまでの距離として記録されることはない。
図8(b)に示すように、受光信号に対象物Qによる反射光信号と汚れによる反射光信号が含まれている場合は、前述したように、物体検出部1aが対象物有りと判断して、対象物Qまでの距離を記憶部9に記録し、汚れ検出部1bが汚れ有りと判断して、汚れレベルを記憶部9に記録する。
図9は、対象物検出装置100の動作を示したフローチャートである。
まず、制御部1が、LDモジュール2とPDモジュール7と光走査部4などを制御して、所定範囲Eに対する投受光動作を実行する(図9のステップS1)。すなわち、制御部1は、光走査部4の投受光鏡4a、4bを回転させて、投光モジュール2の各LDを順次発光させ、各LDから発せられたレーザ光を投光鏡4aで反射して所定範囲Eに投光する。また、対象物Qや汚れDa、Dbからの反射光を受光鏡4bで反射して、PDモジュール7の各PDで順次受光し、各PDから出力される受光信号をTIA、MUX、VGA、およびADC8により信号処理する。
そして、検出視野Fの区画X1〜Xn単位(図5)でPDモジュール7から出力される受光信号に基づいて、前述したように制御部1が反射光信号を検出して、物体検出部1aが区画X1〜Xn単位で距離を算出する(図9のステップS2)。また、物体検出部1aは、算出した全区画X1〜Xnの距離に基づいて、区画X1〜Xn単位で対象物Qの有無と対象物Qまでの距離を検出して、その結果を記憶部9に記録する(図9のステップS3)。そして、制御部1が、その対象物Qの検出結果をインタフェイス10により車両側ECU50に通知する(図9のステップS4)。
汚れ検出部1bは、前述したように制御部1が検出した反射光信号と、物体検出部1aが算出した距離とに基づいて、区画X1〜Xn単位で汚れの有無と汚れレベルを検出し、記憶部9に記録する(図9のステップS5)。次に、汚れ検出部1bは、区画群Y1〜Ym(図5)毎に汚れレベルの総和と平均値とを算出する(図9のステップS6)。詳しくは、各区画群Y1〜Ymにおいて、それぞれに含まれている全区画の汚れレベルの総和(合計値)を算出し、汚れが有ると判断された区画の汚れレベルの平均値を算出する。
次に、汚れ検出部1bは、区画群Y1〜Ym毎に、汚れレベルの総和と平均値と所定の判断基準とに基づいて、汚れの濃さと分布を検出し、該検出結果を記憶部9に記録する(図9のステップS7)。
図10は、対象物検出装置100による汚れの濃さと分布の判断基準を示した図である。この図10の判断基準を示す情報は、予め記憶部9に記憶されている。
図9のステップS7において、汚れ検出部1bは、図10に示すように、各区画群Y1〜Ymの汚れレベルの総和が所定値Uより小さく、かつ汚れレベルの平均値が所定値Vより小さい場合、当該区画群Y1〜Ymの一部に薄い汚れDbが有るか、または汚れDa、Dbが無いと判断する。また、各区画群Y1〜Ymの汚れレベルの総和が所定値Uより小さく、かつ汚れレベルの平均値が所定値V以上である場合は、当該区画群Y1〜Ymの一部に濃い汚れDaが有ると判断する。また、各区画群Y1〜Ymの汚れレベルの総和が所定値U以上であり、かつ汚れレベルの平均値が所定値Vより小さい場合は、当該区画群Y1〜Ymの全体に薄い汚れDbが有ると判断する。さらに、汚れレベルの総和が所定値U以上であり、かつ汚れレベルの平均値が所定値V以上である場合は、当該区画群Y1〜Ymの全体に濃い汚れDaが有ると判断する。
次に、汚れ検出部1bは、区画群Y1〜Ym毎の汚れの検出結果に基づいて、光学窓12全体の汚れの濃さと分布を検出し(図9のステップS8)、光学窓12の汚れの種類を推定する(図9のステップS9)。
図11A〜図11Dは、対象物検出装置100の検出視野Fにおける各区画群Y1〜Ymの汚れの濃さと分布の一例を示した図である。
図11A〜図11Dでは、全体に濃い汚れDaが有る区画群は、クロスハッチングで示し、全体に薄い汚れDbが有る区画群は、間隔の広い右傾斜のハッチングで示し、一部に濃い汚れDaが有る区画群は、間隔の狭い左傾斜のハッチングで示している。また、一部に薄い汚れDbがあるか、または汚れDa、Dbが無い区画群には、ハッチングを施していない。(図10のハッチング形態も同様である。)
図11Aに示すように、ハッチングを施していない区画群(一部に薄い汚れ、または汚れ無し)が検出視野Fの大部分(たとえば8割〜9割以上)を占め、かつクロスハッチングを施した区画群(全体に濃い汚れ)が無い場合、汚れ検出部1bは、図9のステップS8で、光学窓12の極一部に薄い汚れDbが有る、または汚れがほぼ無いと判断し、図9のステップS9で、光学窓12の汚れは「薄い泥」または「問題の無い汚れ」と推定する。
また、図11Bに示すように、クロスハッチングを施した区画群(全体に濃い汚れ)が検出視野Fの一部に複数有る場合、汚れ検出部1bは、図9のステップS8で、光学窓12の一部に濃い汚れDaが有ると判断し、図9のステップS9で、光学窓12の汚れが「虫」であると推定する。さらに、図11Bに示すように、クロスハッチングを施した区画群(全体に濃い汚れ)が検出視野Fの中央部に複数有る場合は、図9のステップS9で、光学窓12の汚れが「問題の有る汚れ」であると推定する。
また、図11Cに示すように、右傾斜のハッチングを施した区画群(全体に薄い汚れ)が検出視野Fの全区画群Y1〜Ymの半分以上を占める場合、汚れ検出部1bは、図9のステップS8で、光学窓12の全体に薄い汚れDbが有ると判断し、図9のステップS9で、光学窓12の汚れが「薄い泥」または「問題の有る汚れ」であると推定する。
さらに、図11Dに示すように、クロスハッチングを施した区画群(全体に濃い汚れ)が検出視野Fの全区画群Y1〜Ymの半分以上を占める場合、汚れ検出部1bは、図9のステップS8で、光学窓12の全体に濃い汚れDaが有ると判断し、図9のステップS9で、光学窓12の汚れが「濃い泥」または「非常に問題の有る汚れ」であると推定する。
上記のように汚れの種類を推定するための情報(基準)は、記憶部9に予め記憶されている。上記図11A〜図11Dに示した以外の汚れのパターンについても、汚れ検出部1bは光学窓12全体における汚れの濃さと分布の状態を判断し、汚れの種類を推定する。
次に、汚れ検出部1bは、区画群Y1〜Ym毎の汚れの検出結果に基づいて、光学窓12の汚れを除去する緊急度を判断する(図9のステップS10)。
図11Aに示したように、光学窓12の汚れが「薄い泥」または「問題の無い汚れ」である場合は、図9のステップS10で汚れ検出部1bは、汚れ除去の緊急度を「低」と判断する。
また、図11Bに示したように、光学窓12の汚れが「虫」または「問題の有る汚れ」である場合は、図9のステップS10で汚れ検出部1bは、汚れ除去の緊急度を「高」と判断する。なお、図示を省略しているが、クロスハッチングを施した区画群(全体に濃い汚れ)が検出視野Fの端に複数有る場合は、図9のステップS10で汚れ検出部1bは、汚れ除去の緊急度を「低」と判断する。
また、図11Cに示すように、光学窓12の汚れが「薄い泥」または「問題の有る汚れ」である場合は、図9のステップS10で汚れ検出部1bは、汚れ除去の緊急度を「中」と判断する。さらに、図11Dに示すように、光学窓12の汚れが「濃い泥」または「非常に問題の有る汚れ」である場合は、図9のステップS10で汚れ検出部1bは、汚れ除去の緊急度を「高」と判断する。
上記のように汚れ検出部1bによる汚れに関する処理(図9のステップS5〜S10)が完了すると、制御部1は、当該汚れ検出部1bによる汚れの検出結果をインタフェイス10により車両側ECU50に通知する(図9のステップS11)。詳しくは、図9のステップS7〜ステップS10で汚れ検出部1bが検出した、区画群Y1〜Ym毎の汚れの濃さと分布の状態、光学窓12の全体における汚れの濃さと分布の状態、汚れの種類、および汚れ除去の緊急度を通知する。
車両側ECU50では、対象物検出装置100から汚れ除去の緊急度として「高」が通知された場合、たとえば、車両30に設けられた表示部により光学窓12に汚れが付着している旨の警告を高い頻度で行ったり、または、車両30に設けられた洗浄装置により自動で光学窓12の汚れを除去したりする。また、汚れ除去の緊急度として「中」が通知された場合、たとえば表示部により光学窓12に汚れが付着している旨の警告を低い頻度で行う。さらに、汚れ除去の緊急度として「低」が通知された場合、たとえば光学窓12に汚れが付着している旨の警告や汚れの自動除去を行わないようにする。
また、車両側ECU50では、対象物検出装置100から通知された区画群Y1〜Ym毎もしくは光学窓12全体の汚れの濃さと分布の状態、または汚れの種類に基づいて、表示部による警告の表示内容を変えたり、洗浄装置による汚れの除去方法(洗浄液の噴射量など)を変えたりするなど、適切な措置がとられる。
以上の実施形態によると、光学窓12から対象物Qを検出する所定範囲Eを臨んだ検出視野Fを複数に区分けした区画X1〜Xnの単位で、PDモジュール7が出力する受光信号に基づいて、汚れ検出部1bが汚れレベルを検出し、該汚れレベルに基づいて汚れの濃さと分布を検出する。このため、対象物検出装置100の検出視野Fの全体、すなわち光学窓12の光透過領域全体において、濃い汚れや薄い汚れがどの位置にあるかというような状態を詳しく検出することができる。そして、このように詳しく検出した光学窓12の汚れ状態を制御部1が車両側ECU50に通知することで、車両側ECU50がその通知に基づいて、光学窓12に汚れが有ることを示す警告を適切に行って、該汚れに対して除去または放置などの対応を利用者に適切に実施させることが可能となる。または、車両側ECU50がその通知に基づいて、洗浄装置による光学窓12の汚れの洗浄を適切に実施したり、該汚れを放置して洗浄液を節約したりすることができる。
また、以上の実施形態では、複数のLDから順次レーザ光を発射して、光走査部4でレーザ光を所定範囲Eに走査し、所定範囲Eにある対象物Qからの反射光を光走査部4で走査して複数のPDのいずれかで受光する。このため、光学窓12から所定範囲Eを臨んだ検出視野Fを細かく区分けして、その区画数X1〜Xnを増大させることができる。そして、汚れ検出部1bにより各区画X1〜Xnの汚れレベルに基づいて、光学窓12の汚れの濃さと分布を詳細に検出することができる。
また、以上の実施形態では、汚れ検出部1bが、隣接する複数の区画の部分集合である区画群Y1〜Ym毎に、汚れレベルの総和と平均値とに基づいて汚れの濃さと汚れの分布を検出する。このため、検出視野Fの各区画群Y1〜Ymに対応する光学窓12の各部に、濃い汚れDaや薄い汚れDbが付着しているか否かを検出することができ、さらに光学窓12に濃い汚れや薄い汚れがどの程度の範囲に渡って付着しているかを詳しく判断することができる。
また、以上の実施形態では、汚れ検出部1bが、区画群Y1〜Ym毎の汚れの検出結果に基づいて、光学窓12に付着した汚れの種類を推定し、制御部1が、その推定結果も車両側ECU50に通知する。このため、車両側ECU50では、通知された光学窓12の汚れの種類に応じて、車両30の表示部による警告の内容を変えたり、洗浄装置による洗浄方法を変えたりするなど、一層適切に対応することができる。
さらに、以上の実施形態では、汚れ検出部1bが、区画群Y1〜Ym毎の汚れの検出結果に基づいて、汚れ除去の緊急度を判断し、制御部1が、その汚れ除去の緊急度も車両側ECU50に通知する。このため、車両側ECU50では、通知された汚れ除去の緊急度に応じて、車両30の表示部や洗浄装置に適切な動作指示を出力することができ、利用者や洗浄装置が光学窓12の汚れに対して適切に対応することが可能となる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、以上の実施形態では、PDモジュール7からの受光信号に含まれるパルスのピークに基づいて距離を検出し、該距離に応じてパルスが汚れDa、Dbに基づく反射光信号であるか否かを判断した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、受光信号に含まれるパルスのピークの時刻に応じてパルスが汚れDa、Dbに基づく反射光信号であるか否かを判断し、対応する区画X1〜Xnに汚れDa、Dbが有るか否かを検出してもよい。また、受光信号に含まれるパルスのピークの時刻に応じて、パルスが対象物Qに基づく反射光信号であるか否かを判断し、対応する区画X1〜Xnに対象物Qが有るか否かを検出してもよい。
また、以上の実施形態では、汚れDa、Dbに基づく反射光信号のピークの強度に基づいて汚れレベルを算出した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、汚れDa、Dbに基づく反射光信号のパルス幅、またはパルス幅と振幅などに基づいて、汚れレベルを算出してもよい。
また、以上の実施形態では、汚れ検出部1bが検出した光学窓12の汚れの濃さ、汚れの分布、汚れの種類、および汚れ除去の緊急度を、通知部である制御部1とインタフェイス10により車両側ECU50に通知した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、汚れ検出部1bが検出した光学窓12の汚れの濃さ、汚れの分布、汚れの種類、または汚れ除去の緊急度のうち、少なくとも1つの結果を、視覚的や聴覚的に直接利用者に通知するディスプレイやLEDやスピーカなどの通知部を対象物検出装置100に設けてもよい。
また、以上の実施形態では、汚れ検出部1bが汚れ除去の緊急度を「高」、「中」、「低」の3段階で判断した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば数値などで、汚れ除去の緊急度を2段階または4段階以上で汚れ検出部1bが判断するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、各LDが発したレーザ光を光走査部4により所定範囲Eに走査し、所定範囲Eにある対象物Qからの反射光を光走査部4により各PDに導くように走査した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、各LDが発したレーザ光と対象物Qによる反射光のうち、いずれか一方だけを走査する光走査部を備えた対象物検出装置にも本発明を適用することが可能である。また、光走査部を備えていない対象物検出装置にも本発明を適用することが可能である。
また、以上の実施形態では、対象物検出装置100に、8個のLDを有するLDモジュール2と、32個のPDを有するPDモジュール7とを設けた例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。LDやPDの設置数は任意の数を選択すればよい。また、LDやPDを鉛直方向Zに配列するだけでなく、LDやPDを任意の1方向または2方向以上に配列してもよい。さらに、その他の発光素子を有する発光部や、その他の受光素子を有する受光部を、対象物検出装置に設けてもよい。
また、以上の実施形態では、光の入出口となる光学窓12の汚れの状態を検出した例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、出光口となる投光用光学窓と入光口となる受光用光学窓とを別々に設けて、そのうち一方の光学窓の汚れの状態を検出するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、対象物Qの有無と対象物Qまでの距離を検出する対象物検出装置100に本発明を適用した例を示したが、本発明は対象物の有無と対象物までの距離のいずれか一方を検出する対象物検出装置に対しても適用することが可能である。
さらに、以上の実施形態では、車載用の対象物検出装置100に本発明を適用した例を挙げたが、その他の用途の対象物検出装置に対しても、本発明を適用することは可能である。
1 制御部(通知部)
1a 物体検出部
1b 汚れ検出部
2 LDモジュール(発光部)
4 光走査部
7 PDモジュール(受光部)
10 インタフェイス(通知部)
12 光学窓
30 車両
100 対象物検出装置
Da 濃い汚れ
Db 薄い汚れ
E 所定範囲
F 検出視野
LD、LD1〜LD8 レーザダイオード(発光素子)
PD、PD1〜PD32 フォトダイオード(受光素子)
Q 対象物
X1〜Xn 区画
Y1〜Ym 区画群
1a 物体検出部
1b 汚れ検出部
2 LDモジュール(発光部)
4 光走査部
7 PDモジュール(受光部)
10 インタフェイス(通知部)
12 光学窓
30 車両
100 対象物検出装置
Da 濃い汚れ
Db 薄い汚れ
E 所定範囲
F 検出視野
LD、LD1〜LD8 レーザダイオード(発光素子)
PD、PD1〜PD32 フォトダイオード(受光素子)
Q 対象物
X1〜Xn 区画
Y1〜Ym 区画群
Claims (6)
- 測定光を発する発光部と、
前記発光部から所定範囲に投光された前記測定光の対象物による反射光を受光して、該受光状態に応じた受光信号を出力する受光部と、
前記受光部から出力された前記受光信号に基づいて、前記対象物の有無または前記対象物までの距離を検出する物体検出部と、
光を透過させる透光性材料で形成され、前記測定光の出光口または前記反射光の入光口となる光学窓と、
前記受光信号に基づいて前記光学窓の汚れの有無を検出する汚れ検出部と、
前記光学窓に汚れが有ることを通知する通知部と、を備えた対象物検出装置において、
前記汚れ検出部は、前記光学窓から前記所定範囲を臨んだ検出視野を複数に区分けした区画単位で、前記受光部が出力した前記受光信号に基づいて汚れレベルを検出するとともに、該汚れレベルに基づいて前記汚れの濃さと分布を検出し、
前記通知部は、前記汚れ検出部による前記汚れの検出結果を通知する、ことを特徴とする対象物検出装置。 - 請求項1に記載の対象物検出装置において、
前記発光部は、複数の発光素子を含み、
前記受光部は、複数の受光素子を含み、
前記各発光素子から発せられた前記測定光を前記所定範囲に走査し、または前記反射光を前記受光部に導くように走査する光走査部をさらに備えた、ことを特徴とする対象物検出装置。 - 請求項1または請求項2に記載の対象物検出装置において、
前記汚れ検出部は、隣接する複数の前記区画の部分集合である区画群毎に、前記汚れレベルの総和と、前記汚れが有る区画の前記汚れレベルの平均値とを算出し、前記総和と前記平均値とに基づいて前記汚れの濃さと分布を検出する、ことを特徴とする対象物検出装置。 - 請求項3に記載の対象物検出装置において、
前記汚れ検出部は、前記区画群毎の前記汚れの検出結果に基づいて、前記光学窓全体における前記汚れの濃さと分布を検出する、ことを特徴とする対象物検出装置。 - 請求項3または請求項4に記載の対象物検出装置において、
前記汚れ検出部は、前記区画群毎の前記汚れの検出結果に基づいて、前記汚れの種類を推定し、
前記通知部は、前記汚れ検出部が推定した前記汚れの種類も通知する、ことを特徴とする対象物検出装置。 - 請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の対象物検出装置において、
前記汚れ検出部は、前記区画群毎の前記汚れの検出結果に基づいて、前記汚れを除去する緊急度を判断し、
前記通知部は、前記汚れ検出部が判断した前記汚れ除去の緊急度も通知する、ことを特徴とする対象物検出装置。
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