JP2015068584A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、室内ユニットの箱体を大きくすることなく、熱交換器を通過した空気を吹出口から吸込口までショートサーキットさせることが出来る空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】
オープンパネルと箱体の前面側との間に空間が生じる位置にオープンパネルを移動させ、オープンパネルの下端から送風路の下端までを塞ぐように上下風向板を配置させることで、箱体の外部に空気通路を形成することを特徴とする空気調和機。
【選択図】 図4
本発明は、室内ユニットの箱体を大きくすることなく、熱交換器を通過した空気を吹出口から吸込口までショートサーキットさせることが出来る空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】
オープンパネルと箱体の前面側との間に空間が生じる位置にオープンパネルを移動させ、オープンパネルの下端から送風路の下端までを塞ぐように上下風向板を配置させることで、箱体の外部に空気通路を形成することを特徴とする空気調和機。
【選択図】 図4
Description
本発明は、吹出口から吹き出された空気を吸込み口にまで誘導する、いわゆるショートサーキットを意図的に行う空気調和機に関するものである。
室内機の吹出口と吸込口をショートサーキットさせる空気調和機として、特許文献1の空気調和機がある。特許文献1の空気調和機は、冷房運転時に室内機筐体内に付着した結露水によるカビや雑菌の発生を抑制するために、冷房運転終了後に暖房運転を行い筐体内を乾燥させる内部乾燥運転に関連するものであり、当該内部乾燥運転時に生成された暖気を室内空間に吹出させないことで快適性を向上させている。以下に、特許文献1の空気調和機の構成を説明する。特許文献1の空気調和機は、吸込口および吹出口を上下に有する室内ユニットの箱体を備え、この箱体内には、吸込口を通して室内空気を吸込んで吹出口から調和空気を吹出す送風ファンと、吸込口と送風ファンの間に設けられ冷媒と室内空気との熱交換を行う室内熱交換器と、吹出口を開閉する吹出しルーバとが備えられている。また、箱体の前面側には、室内熱交換器の風上側の空間と送風ファンの風下側の空間とを連通するバイパス通路が形成され、バイパス通路には送風ファンの風下側にバイパス通路を開閉するための開閉板が設けられている。
特許文献1の空気調和機では、冷房運転の終了時に、吹出しルーバにより吹出口が塞がれ、開閉板によりバイパス通路が開けられる。そして、冷凍サイクルが冷房サイクルから暖房サイクルに切換えられることで、高温高圧の冷媒が室内熱交換器に流入し、室内熱交換器が温められる。温められた室内熱交換器は空気と熱交換して暖気を生成する。生成された暖気は送風ファンによって吹出口に向かって吹出される。吹出された暖気は、吹出口が吹出しルーバによって塞がれているため、開閉板によって開けられたバイパス通路に流入する。バイパス通路に流入した暖気は、室内熱交換器の風上側へ戻され、送風ファンによって、再度室内熱交換器を通過して温められる。以上説明したように、暖気は室内機の筐体内を循環し続ける。これにより、筐体内の水分が蒸発し易くなるため、内部乾燥運転を短くすることができる。
特許文献1の空気調和機では、室内機の吹出口と吸込口をショートサーキットさせるためのバイパス通路が室内機の筐体内に設けられているため、筐体が大きくなる問題があった。
そこで、本発明は、筐体を大きくさせることなく、室内機の吹出口と吸込口をショートサーキットさせることが出来る空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも前面に吸込口を有し、前面下部に吹出口を有し、前記吸込口と前記吹出口をつなぐ送風路を有する箱体と、前記箱体の前面側に設けられ、開閉可能に取付けられるオープンパネルと、前記吹出口を開閉する上下風向板と、前記オープンパネル、上下風向板を制御する制御部とを備えた室内機を有する空気調和機において、前記制御部が、前記オープンパネルと前記箱体の前面側との間に空間が生じる位置に前記オープンパネルを配置させ、前記オープンパネルの下端から前記送風路の下端までを塞ぐように前記上下風向板を配置させる。
本発明の空気調和機は、吹出口より吹出された空気を、筐体の外部で上下風向板およびオープンパネルの背面側を伝って吸込口まで誘導しているため、ショートサーキットさせるためのバイパス通路を筐体内に設ける必要がなくなる。これにより、室内機の筐体を大きくさせることなく、室内機の吹出口と吸込口とをショートサーキットさせることが出来る。
(実施の形態1)
本発明に係わる空気調和機について、図面を参照して説明する。
本発明の空気調和機は、図1に示すように、室内ユニット10と図示しない室外ユニットを冷媒管、電気配線などを介して接続したセパレート形空気調和機である。室内ユニット10は全体形状が横長の箱体100を有し、室内の壁面の上部などに設置される。その箱体100は背面以外を覆う前面パネル101を備えている。前面パネル101の上面と前面には吸込口102が設けられ、前面側の下部には吹出口103が設けられ、吹出口103には吹き出された空気の風向を偏向する上下風向板104および後述する送風路の一部を形成する上下風向板(以下、ディフューザと記載)105が設けられる。また、前面パネル101の前面には空気調和機の停止時は吹出口103の上端から前面パネル101の前面上端までを覆い、運転時は箱体100から離反する方向に開かれる開閉可能なオープンパネル106が取付けられる。
本発明に係わる空気調和機について、図面を参照して説明する。
本発明の空気調和機は、図1に示すように、室内ユニット10と図示しない室外ユニットを冷媒管、電気配線などを介して接続したセパレート形空気調和機である。室内ユニット10は全体形状が横長の箱体100を有し、室内の壁面の上部などに設置される。その箱体100は背面以外を覆う前面パネル101を備えている。前面パネル101の上面と前面には吸込口102が設けられ、前面側の下部には吹出口103が設けられ、吹出口103には吹き出された空気の風向を偏向する上下風向板104および後述する送風路の一部を形成する上下風向板(以下、ディフューザと記載)105が設けられる。また、前面パネル101の前面には空気調和機の停止時は吹出口103の上端から前面パネル101の前面上端までを覆い、運転時は箱体100から離反する方向に開かれる開閉可能なオープンパネル106が取付けられる。
箱体100の内部には、吸込口102と吹出口103を結ぶ送風路を形成するケーシング111が設けられ、箱体100の長手方向と平行に配置されたクロスフロー型の送風ファン112と送風ファン112より風上側に配置された熱交換器(前方熱交換器113a、後方熱交換器113b)とが設けられる。室内熱交換器113a、113bの温度を測定するための室内熱交換器センサ211は、熱交換器113a、113bを構成する冷媒管113c同士を接続する図示しないU字管に設けられている。また、室内の温度を測定するための室温センサ210は、後部側の熱交換器113bの風上側に設けられている。なお、本発明の空気調和機は室温センサ210をこの配置に限定したものではなく、前部側の熱交換器113aなど熱交換器113a、113bの風上側であれば良い。送風ファン112は箱体100内の右側で図示しないファンモータによって駆動される。ファンモータと熱交換器113a、113bはケーシング111に支持される。ケーシング111は、送風ファン112に空気を導く背面側のリアガイダ114から吹出口103の下端までを結ぶ下壁115と、送風ファン112に空気を導く前面側のスタビライザ116から吹出口103の上端までを結ぶ上壁117とで送風路の一部を形成する。上壁117は前方熱交換器113aのドレンパンを兼ね、下壁115のリアガイダ114から背面側に延出する壁が後方熱交換器113bのドレンパンとなる。なお、ファンモータ220は図2に示すように制御部201によって制御されている。
下壁115の下端には、前述したディフューザ105の後端を軸支する軸支部120aが設けられている。また、上壁117から下方に向かって延出された上下風向板用支柱107に、上下風向板104の上面側の後方に設けられている上下風向板軸支部104aが回動自在に軸支されている。これらの回動により、空気調和機の運転中、吹出口103から吹出される風を所望の角度に偏向させることができる。さらに、上下風向板104の前端104bを前面パネル101に当接させることができ、また、後端104cをディフューザ105に当接させることが出来る。なお、ディフューザ105と上下風向板104はそれぞれ風向板駆動モータである図示しないモータによって回動される。
オープンパネル106は板体からなり、前述したように停止時に前面パネル101の前面を覆い隠すように取り付けられている。オープンパネル106の背面には、オープンパネル106を開閉させるためのオープンパネル駆動手段としてのリンク機構131と、制御部201により制御されるオープンパネル駆動モータ222に連結され、リンク機構131を動作させる駆動軸132と、オープンパネル106の下側を支え、回動動作に併せて従動し、かつ、伸縮する従動アーム133が備えられている。なお、リンク機構131は、一端がオープンパネル106の背面に回動可能に取り付けられ、他端は駆動軸132に繋がっており、制御部201によって駆動軸132を介して動作する。リンク機構131は、オープンパネル106の長手方向の両端に設けられている。
制御部201は、図2に示すように、室温センサ210、室内熱交換器センサ211、オープンパネル駆動モータ222、ファンモータ220、風向板駆動モータ221などと電気的に接続されている。制御部201は、室温センサ210と室内熱交換器センサ211から検出信号を受信するとともに、受信した検出信号に基づいてファンモータ220や風向板駆動モータ221などを制御している。また、制御部201は、室内ユニット10の運転状態に応じて駆動軸132を制御して、オープンパネル106を動作させ吸込口102を開閉させている。
オープンパネル駆動モータ222は制御部201からの信号によって駆動される。オープンパネル駆動モータ222によって駆動軸132は回転駆動し、リンク機構131を動作させる。リンク機構131の動作によって、オープンパネル106は開閉動作を行う。オープンパネル駆動モータ222はステッピングモータであって、パルス調節によって、オープンパネル106の開度が閉→半開→全開の3段階に調節可能となっている。
次に、内部乾燥運転を行う時の空気調和機について図7のフローチャート図を基に動作手順を説明する。この動作は制御部201によって制御されている。なお、内部乾燥運転時は、熱交換器113a、113bによって筐体100内の空気は加熱される。そのため、吹出口103より加熱された空気が吹出されないように、吹出口103と吸込口102をショートサーキットさせる必要がある。
制御部201が図示しないリモコンから冷房運転を終了する信号を受信すると、制御部201は冷房運転を停止させ、冷凍サイクルを暖房サイクルに切り替えて、内部乾燥運転を開始する(ST101)。図1に示すように、冷房運転終了時はオープンパネル106は閉状態となっている。制御部201は図3に示すようにオープンパネル106を第1の所定位置、つまり、オープンパネル106の下端106aが空気調和機の停止時よりも低い位置に、かつオープンパネル106と前面パネル101との間に空気が流れるだけの空間ができるように、リンク機構131を動作させてオープンパネル106を下方および前方に移動させることを開始する(ST102)。オープンパネル106が第1の所定位置にまで移動したら(ST103−YES)、制御部201は、図4に示すように、上下風向板104の先端104bがオープンパネル106の下端106aに接する位置に来るまで、上下風向板104を回動させると共に、ディフューザ105の先端105aが上下風向板104と接するようにディフューザ105も調整することを開始する(ST104)。なお、本実施の形態1では、ディフューザ105はわずかしか回動していないが、上下風向板104とディフューザ105の配置に応じて回動の大きさを適宜変更しても良い。上下風向板104の先端104bがオープンパネル106の下端106aに接する位置にまで上下風向板104を回動され、ディフューザ105の先端105aが上下風向板104と接する位置にまでディフューザ105が調整されたら(ST105−YES)、制御部201は送風ファン112を熱交換器113a、113b周囲の空気を撹拌させるために必要な所定の回転数で動作させる(ST106)。これにより、吹出口103より吹出された空気を吸込口102までショートサーキットさせることが出来る。
空気を吹出口103から吸込口102までショートサーキットさせている状態について図4を基に説明する。熱交換器113a、113bは箱体100内の空気と熱交換して暖気を生成する。生成された暖気は送風ファン112によって吹出口103に向かって吹出される。吹出された暖気は、吹出口103が上下風向板104とディフューザ105によって塞がれているため、オープンパネル106の背面側に流入する。オープンパネル106の背面側に流入した暖気は、送風ファン112によって、熱交換器113a、113bの風上側へ戻され、再度熱交換器113a、113bを通過して温められる。以上説明したように、暖気は室内ユニット10の箱体100内を循環し続ける。箱体100および熱交換器113a、113bに付着した水分は循環する暖気によって蒸発し、箱体100内は乾燥する。
制御部201は送風ファン112の回転の開始と同時に計時を開始し、箱体100や熱交換器113a、113bを乾燥させるために必要な所定の時間が経過した時(ST107−YES)、制御部201は送風ファン112の回転を停止させ(ST108)、図3に示すように上下風向板104およびディフューザ105を吹出口103を閉じた状態にまで回動させることを開始する(ST109)。上下風向板104およびディフューザ105を吹出口103を閉じた状態にまで回動させたら(ST110−YES)、制御部201は図1に示すようにオープンパネル106を前面パネル101と接触させ、吸込口102の前面側が閉じた状態にまで移動させることを開始する(ST111)。オープンパネル106が閉じた状態にまで移動したら(ST112−YES)、制御部201は内部乾燥運転を完了させる(ST113)。
以上より、本実施の形態1の空気調和機は、内部乾燥運転時に、オープンパネル106を前面パネル101との間に空気が流れるだけの空間ができる様に前方に移動させ、吹出口103の下端からオープンパネル106までを上下風向板104およびディフューザ105で塞ぐことで、送風ファン112によって吹出される空気を上下風向板104およびディフューザ105がオープンパネル106の背面側に導き、オープンパネル106の背面側を伝って吸込口102の風上側まで導いている。これにより、室内ユニット10の箱体100を大きくさせることなく、かつ、内部乾燥運転時に熱交換器113a、113bを通過した空気を吹出口103から吸込口102までショートサーキットさせることにより、室内空間に暖気が吹出されることなく、箱体100内に付着した水分を蒸発させて箱体100内を乾燥させることで、カビなどの発生を防いでいる。
(実施の形態2)
次に、暖房運転開始時について説明する。空気調和機を暖房サイクルで運転開始して間もない時は、まだ熱交換器113a、113bが暖房運転に必要な温度よりも低い。この時、熱交換器113a、113bを早く温めたいという点と、室温センサ210が室内空気と接することで室温を正確に計測させたいという点から、送風ファン112を回転させており、これによって、吹出口103から冷たい空気が吹出されることになる。そこで、吹出口103より冷たい空気が吹出されないように、吹出口103と吸込口102とをショートサーキットをさせる。なお、空気調和機の構成は実施の形態1と同じであるため説明は省略する。なお、室温センサ210は箱体100内を循環する空気と接しないように、後方熱交換器113bの風上側に設けられる。
次に、暖房運転開始時について説明する。空気調和機を暖房サイクルで運転開始して間もない時は、まだ熱交換器113a、113bが暖房運転に必要な温度よりも低い。この時、熱交換器113a、113bを早く温めたいという点と、室温センサ210が室内空気と接することで室温を正確に計測させたいという点から、送風ファン112を回転させており、これによって、吹出口103から冷たい空気が吹出されることになる。そこで、吹出口103より冷たい空気が吹出されないように、吹出口103と吸込口102とをショートサーキットをさせる。なお、空気調和機の構成は実施の形態1と同じであるため説明は省略する。なお、室温センサ210は箱体100内を循環する空気と接しないように、後方熱交換器113bの風上側に設けられる。
暖房運転開始時、制御部201は室内熱交換器センサ211によって熱交換器113a、113bの温度を検出する。制御部201は、検出した温度と、熱交換器113a、113bが暖房運転に必要な所定の温度とを比較し、検出した温度が低いと判断した場合は以下で説明する暖房準備運転を開始し、検出した温度が高いと判断した場合は送風ファン112を暖房運転の設定温度に応じた回転数で回転させて、通常の暖房運転を開始する。
暖房準備運転について図8のフローチャート図を基に動作手順を説明する。
暖房運転の開始時に、制御部201が熱交換器113a、113bの温度が所定温度よりも低いと判断すると、暖房準備運転を開始する(ST201)。図1に示すように、暖房運転開始時にはオープンパネル106は閉状態となっている。図3に示すように、オープンパネル106を第1の所定位置、つまり、オープンパネル106の下端106aが空気調和機の停止時よりも低い位置に、かつオープンパネル106と前面パネル101との間に空気が流れるだけの空間ができるように、リンク機構131を動作させてオープンパネル106を下方および前方に移動させることを開始する(ST202)。オープンパネル106が第1の所定位置にまで移動したら(ST203−YES)、図4に示すように、上下風向板104の先端104bがオープンパネル106の下端106aに接する位置に来るまで、上下風向板104を回転させると共に、ディフューザ105の先端105aが上下風向板104と接するようにディフューザ105も調整することを開始する(ST204)。上下風向板104の先端104bがオープンパネル106の下端106aに接する位置にまで回転し、ディフューザ105の先端105aが上下風向板104と接する位置にまでディフューザ105が調整されたら(ST205−YES)、送風ファン112を熱交換器113a、113b周囲の空気を撹拌させるために必要な所定の回転数で動作させる(ST206)。これにより、吹出口103より吹出された空気を吸込口102までショートサーキットさせることが出来る。
暖房運転の開始時に、制御部201が熱交換器113a、113bの温度が所定温度よりも低いと判断すると、暖房準備運転を開始する(ST201)。図1に示すように、暖房運転開始時にはオープンパネル106は閉状態となっている。図3に示すように、オープンパネル106を第1の所定位置、つまり、オープンパネル106の下端106aが空気調和機の停止時よりも低い位置に、かつオープンパネル106と前面パネル101との間に空気が流れるだけの空間ができるように、リンク機構131を動作させてオープンパネル106を下方および前方に移動させることを開始する(ST202)。オープンパネル106が第1の所定位置にまで移動したら(ST203−YES)、図4に示すように、上下風向板104の先端104bがオープンパネル106の下端106aに接する位置に来るまで、上下風向板104を回転させると共に、ディフューザ105の先端105aが上下風向板104と接するようにディフューザ105も調整することを開始する(ST204)。上下風向板104の先端104bがオープンパネル106の下端106aに接する位置にまで回転し、ディフューザ105の先端105aが上下風向板104と接する位置にまでディフューザ105が調整されたら(ST205−YES)、送風ファン112を熱交換器113a、113b周囲の空気を撹拌させるために必要な所定の回転数で動作させる(ST206)。これにより、吹出口103より吹出された空気を吸込口102までショートサーキットさせることが出来る。
空気を吹出口103から吸込口102までショートサーキットさせている状態について図4を基に説明する。熱交換器113a、113bを通過した空気は送風ファン112によって吹出口103に向かって吹出される。吹出された空気は、吹出口103が上下風向板104とディフューザ105によって塞がれているため、オープンパネル106の背面側に流入する。オープンパネル106の背面側に流入した空気は、送風ファン112によって、熱交換器113a、113bの風上側へ戻され、再度熱交換器113a、113bを通過する。以上説明したように、空気は室内ユニット10の箱体100内を循環し続ける。箱体100および熱交換器113a、113bは循環する空気によって温められる。
送風ファン112を回転させてから、制御部201が室内熱交換器センサ211を用いて、熱交換器113a、113bの温度を検知し、その温度が所定の温度、つまり、室内ユニット10に設定される設定温度に対応する温度に達したと判断した場合(ST207−YES)、制御部201は送風ファン112の回転数を小さくする(ST208)。送風ファン112の回転数を小さくした後、制御部201は、図3に示すように、上下風向板104およびディフューザ105を吹出口103を閉じた状態にまで回動させることを開始する(ST209)。上下風向板104およびディフューザ105を吹出口103を閉じた状態にまで回動させたら(ST210−YES)、制御部201はリンク機構131を稼働させて、図5に示すように、オープンパネル106を第2の所定位置、つまり、オープンパネル106の上端を前面パネル101の前面側から離した状態にまでオープンパネル106を上方および前方に移動させることを開始する(ST211)。オープンパネル106を図5に示す状態にまで移動させたら(ST212−YES)、制御部201は図6に示すように上下風向板104およびディフューザ105を下方に向けた状態にまで回動させることを開始する(ST213)。上下風向板104およびディフューザ105を下方に向けた状態にまで回動させたら(ST214−YES)、制御部201は暖房準備運転を終了させる(ST215)。暖房準備運転を終了させた後、制御部201は送風ファン112を所望の回転数に回転させ、吹出口103より暖気を吹出させる。なお、ST208で送風ファン112の回転数を小さくするとしているが本発明はこれに限定したものではなく、送風ファン112の回転を止めても良い。また、ST209でディフューザ105を閉じた状態にまで回動させているが、本発明はこれに限定したものではなく、ST209でディフューザ105を下方に向けて回動させて、吹出口103より暖気を室内空間に吹出させても良い。
以上より、本実施の形態2の空気調和機は、暖房運転開始時に、オープンパネル106を前面パネル101との間に空間ができる様に前方に移動させ、吹出口103の下端からオープンパネル106までを上下風向板104およびディフューザ105で塞ぐことで、送風ファン112によって吹出される空気を上下風向板104およびディフューザ105がオープンパネル106の背面側に導き、オープンパネル106の背面側を伝って吸込口102の風上側まで導く暖房準備運転を行っている。これにより、室内ユニット10の箱体100を大きくさせることなく、かつ、暖房運転の開始時の冷たい熱交換器113a、113bを通過した冷たい空気を吹出口103から吸込口102までショートサーキットさせることにより室内空間に冷たい空気を吹き出すことを防いでいる。
10 室内ユニット
100 箱体
101 前面パネル
102 吸込口
103 吹出口
104 上下風向板
105 ディフューザ
106 オープンパネル
113a、113b 熱交換器
131 リンク機構
132 駆動軸
133 従動アーム
201 制御部
210 室温センサ
211 室内熱交換器センサ
100 箱体
101 前面パネル
102 吸込口
103 吹出口
104 上下風向板
105 ディフューザ
106 オープンパネル
113a、113b 熱交換器
131 リンク機構
132 駆動軸
133 従動アーム
201 制御部
210 室温センサ
211 室内熱交換器センサ
Claims (2)
- 少なくとも前面に吸込口を有し、前面下部に吹出口を有し、前記吸込口と前記吹出口をつなぐ送風路を有する箱体と、
前記箱体の前面側に設けられ、開閉可能に取付けられるオープンパネルと、
前記吹出口を開閉する上下風向板と、
前記オープンパネル、上下風向板を制御する制御部とを備えた室内機を有する空気調和機において、
前記制御部が、
前記オープンパネルと前記箱体の前面側との間に空間が生じる位置に前記オープンパネルを配置させ、
前記オープンパネルの下端から前記送風路の下端までを塞ぐように前記上下風向板を配置させることを特徴とする空気調和機。 - 請求項1に記載の空気調和機において、
暖房運転を開始した時に、前記制御部が前記オープンパネルの下端から前記送風路の下端までを塞ぐように前記上下風向板を配置させることを特徴とする空気調和機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107013974A (zh) * | 2017-03-21 | 2017-08-04 | 美的集团武汉制冷设备有限公司 | 空调室内机和空调 |
CN113865069A (zh) * | 2021-10-28 | 2021-12-31 | 珠海格力电器股份有限公司 | 导风板组件及具有其的空调器 |
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2013
- 2013-09-30 JP JP2013204028A patent/JP2015068584A/ja active Pending
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CN107013974A (zh) * | 2017-03-21 | 2017-08-04 | 美的集团武汉制冷设备有限公司 | 空调室内机和空调 |
CN107013974B (zh) * | 2017-03-21 | 2022-08-26 | 美的集团武汉制冷设备有限公司 | 空调室内机和空调 |
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