JP2015067920A - 脇用汗取りシート - Google Patents

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Abstract

【課題】装着しやすく、かつ、ヨレやズレなどの発生を防止することができる脇用汗取りシートを提供する。
【解決手段】脇用汗取りシート1は、表面において汗を吸収するシート本体2と、シート本体2を衣服に貼り付けるためにシート本体2の裏面に設けられた粘着部5とを備えている。シート本体2の表面には、シート本体2を使用者の手の内面に保持させることが可能な保持手段4が設けられている。保持手段4は、シート本体2との間に少なくとも1本の指を挿入可能な空間を形成するようにシート本体2の表面に設けられたシート材からなるカバー40により構成されている。カバー40は、シート本体2の袖側領域2Bに配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、脇用汗取りシートに関するものである。
衣服の汗染み防止や汗による不快感防止のため、脇などの汗をかきやすい場所に接触させて汗を吸収する汗取りシートが従来から使用されている。このような汗取りシートは、衣服に貼り付けて使用するタイプのものと、肌に貼り付けて使用するタイプのものがある。衣服に貼り付けて使用するタイプの汗取りシートは、汗を吸収する表面とは反対の裏面に粘着部が設けられており、シートの略中央位置を衣服の袖ぐり部に沿わせて折り曲げて身頃側と袖側とに跨がるように配置し、粘着部を介して衣服に貼り付けることで使用される(例えば、特許文献1を参照)。また、肌に貼り付けて使用するタイプの汗取りシートは、汗を吸収する表面に粘着部が設けられており、粘着部を介して脇に直接貼り付けることで使用される(例えば、特許文献2を参照)。
特開2009−121000号公報 特開2007−092253号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の脇用汗取りシートを衣服や肌に貼り付ける際、片手で貼り付けようとすると、持ち手がないためにシートにヨレやズレなどが生じないように貼り付けるのが難しい。特に衣服に貼り付けるタイプのものは両手を用いる必要があったが、使用者が衣服を着用したままシートを衣服に貼り付ける場合には、片手でシートを貼り付ける必要があるため、装着し難いという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、装着しやすく、かつ、ヨレやズレなどの発生を防止することができる脇用汗取りシートを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、表面において汗を吸収するシート本体と、前記シート本体を衣服に貼り付けるために前記シート本体の裏面に設けられた粘着部とを備えた脇用汗取りシートであって、前記シート本体の表面には、前記シート本体を使用者の手の内面に保持させることが可能な保持手段が設けられている脇用汗取りシートにより達成される。
上記構成の脇用汗取りシートにおいて、前記保持手段は、前記シート本体との間に少なくとも1本の指を挿入可能な空間を形成するように前記シート本体の表面に設けられたシート材からなるカバーにより構成されていることが好ましい。
さらに、前記シート本体は、袖側領域及び身頃側領域に分割されており、前記カバーは、前記袖側領域に配置されていることが好ましい。この場合には、前記カバーは、前記袖側領域の全面を覆うように形成されていることがさらに好ましい。
なお、前記カバーは、前記袖側領域及び前記身頃側領域に跨るように配置されていてもよい。
また、上記構成の脇用汗取りシートにおいて、前記保持手段は、前記シート本体の表面に設けられ、2本の指で挟むことが可能なシート材からなる取っ手により構成されていてもよい。
上記保持手段を構成するカバー及び取っ手は、吸収層の表面を覆う保護層を有する前記シート本体の前記保護層と同じ素材よりなることが好ましい。
また、上記構成の脇用汗取りシートにおいて、前記保持手段は、前記保護層に形成され、前記保護層と前記吸収層との間に少なくとも1本の指を挿入可能なスリットにより構成されていてもよい。また、前記保持手段は、その他、前記シート本体を使用者の手の内面に保持させることが可能なものであれば、突起状のものなど、種々の形状のものであってよい。
また、本発明の上記目的は、表面において汗を吸収するシート本体と、前記シート本体を皮膚に貼り付けるために前記シート本体の表面に設けられた粘着部とを備えた脇用汗取りシートであって、前記シート本体の裏面には、前記シート本体を使用者の手の内面に保持させることが可能な保持手段が設けられている脇用汗取りシートによっても達成される。
本発明の脇用汗取りシートによれば、シート本体に設けられた保持手段により、シート本体が使用者の手の内面に容易に保持されるので、シート本体を手の内面で支持しながら片手持ちすることができる。よって、衣服を着用したままであっても、シート本体を衣服の所望位置あるいは脇の下に容易にかつズレなく正確に貼り付けることができる。そのうえ、衣服に貼り付ける場合には、衣服に装着されたシート本体に折れやヨレ、しわなどの変形が生じることを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る脇用汗取りシートの平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1の脇用汗取りシートの衣服への装着状態を示した説明図である。 図1の脇用汗取りシートを手の内面で保持した状態を示した平面図である。 カバーの変形例を示した脇用汗取りシートの平面図である。 カバーの変形例を示した脇用汗取りシートの平面図である。 保持手段の変形例を示した脇用汗取りシートの平面図である。 保持手段の変形例を示した脇用汗取りシートの平面図である。 本発明の他の実施形態に係る脇用汗取りシートの底面図である。 図9のA−A線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る脇用汗取りシート1の平面図であり、図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
図1及び図2の脇用汗取りシート1は、衣服に貼り付けて使用するタイプのものであり、可撓性を有するシート本体2と、シート本体2の裏面に設けられた粘着部3とを備えている。シート本体2は、保護層20及び防水シート21の間に吸収層22が挟持された構成のものであり、シート本体2の表面つまりは保護層20には、シート本体2を使用者の手の内面に保持させることが可能な保持手段4が設けられている。なお、図1中の符号26は、シート本体2の表面に形成された多数のエンボス凹部である。
吸収層22は、吸水性を有するものであれば特に制限はなく、一般に生理用ナプキン、おしめ、汗取りシート及びおりものシートなどに用いられている、例えば吸水性パルプ、吸水性ポリマーなどの公知の吸収材や、織物、編物、不織布又はパルプ製品などから構成される繊維構造物を用いることができる。なかでも、風合い(肌触り)がよく、吸収性に優れ、かつ吸収層からの素材の脱落が少ない点から、天然繊維および合成繊維からなる集積体(例えば不織布)を用いることが好ましい。天然繊維としては、コットン、シルク、パルプ、羊毛、麻などがあげられる。このような天然繊維のなかでも、アレルギーなどの接触性皮膚炎が起こりにくく、かぶれにくく、かつ吸収性に優れる点から、(タンパク質系成分でない)コットンやパルプなどのセルロース系繊維が好ましい。また、合成繊維としては、ナイロン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、エチレン酢酸ビニル繊維、ウレタン繊維、アクリル繊維などが挙げられる。また、レーヨン繊維、アセテート繊維、キュプラなどの半合成繊維、及び各種繊維の混紡品、混繊品を使用することもできる。なかでも、ドライ感、風合い及びヒートシール性の点から、エチレン酢酸ビニル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維などの合成繊維又はそれらの複合繊維が好ましい。複合繊維としては、ポリエチレン/ポリエステル(ポリエチレンテレフタレートを含む)複合繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維、エチレン酢酸ビニル/ポリプロピレン複合繊維などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。2種以上の組み合わせの例としては、セルロース系繊維と複合繊維の組み合わせなどが挙げられ、その配合割合は、例えば4:6〜8:2とすることができる。
吸収層22を構成する前記集積体の目付けは、保水量と皮膚への違和感とのバランスの点から、20〜150g/mに設定するのが好ましく、より好ましくは40〜120g/m、さらに好ましくは50〜100g/mである。吸収層22の厚みとしては、上記機能を奏するよう0.5〜40mmとされるのが望ましい。
保護層20は、肌にやわらかく接触し、かつ柔軟な吸収層22を保護する役割を果たす。このような保護層20としては、織物、編物、不織布又はパルプ製品などから構成されるシート状又はフィルム状の繊維構造物を挙げることができる。なかでも、風合い(肌触り)や皮膚への刺激性、吸収性の点から不織布が好ましい。かかる繊維構造物を構成する繊維としては、天然繊維及び合成繊維が挙げられ、これらを単独で、又は組み合わせて所望の性質を有する繊維構造物として使用することができる。天然繊維及び合成繊維としては、吸収層22の原料として用いるものと同一の繊維が挙げられる。
不織布は、湿式抄紙法、乾式抄紙法、スパンボンド法、メルトブロー法、ラテックス樹脂ボンド法、溶剤ボンド法、スティッチボンド法、ニードルパンチ法、スパンレース法、サーマルボンド法、エアースルー法、エアレイド法などの方法により製造することができる。なかでもスパンレース法、サーマルボンド法、エアースルー法、エアレイド法、ニードルパンチ法、スパンボンド法などの方法が好ましく、これらの方法では風合いがよくかつ、接着剤、溶剤を用いないため、肌への安全性を高くすることができる。
保護層20に用いられる前記繊維構造物の目付けは、汗の透過性と皮膚への違和感の軽減とのバランスの点から、10〜60g/mに設定することが好ましく、より好ましくは10〜50g/m、さらに好ましくは10〜30g/mである。保護層20の厚みとしては、上記機能を奏するよう0.1〜20mmとされるのが望ましい。
保護層20と吸収層22とを貼り合わせる方法は特に限定されないが、水溶性の接着剤(例えば、アクリル系水溶性接着剤)や非水溶性接着剤(例えば、ゴム系ホットメルト、オレフィン系ホットメルト)などの接着剤により接着することができる。
防水シート21は、吸収層22に吸収された汗の外部への流出を防止するものである。防水シート21の材質は、ポリエチレンを用いることが好ましいが、必要に応じて適当な材質、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ナイロン、セロファン、ビニロン、塩化ビニルなどを用いることもできる。また、これらの材質に炭酸カルシウム粉末などの無機物を混練した後に2軸延伸すると、汗は透過させずに水蒸気(空気)は透過させることができるので、ムレなどによる不快感を軽減させることができ、また、炭酸カルシウムなどの無機物を用いない場合において1軸延伸すると、多量の汗をかいた場合でも衣服への汗じみを確実に防ぐことができるので、それぞれ、使用状況に応じて使い分けることが好ましい。また、SMSなどの液不透過性の不織布を用いることもできる。
防水シート21の目付けは、吸収層22に吸収された汗の外部への流出を防止すること、及び、脇用汗取りシート1全体の柔軟性を損なわないことのバランスの点から、2g/m〜50g/mに設定することが好ましく、より好ましくは10g/m〜50g/m、さらに好ましくは20g/m〜40g/mである。防水シート21の厚みとしては、吸収した汗を透過させず、かつ装着時に違和感を覚えにくいという点から、10μm〜70μmに設定することが好ましい。
シート本体2は、必ずしも上記した構成に限定されず、例えば、吸収層22と保護層20との間、及び、吸収層22と防水シート21との間における一方又は双方に、消臭剤を含む層を介在させてもよい。また、シート本体2は、吸収層22を備えていればよく、保護層20及び防水シート21の一方又は双方を設けずに構成することも可能である。
粘着部3に用いられる粘着剤は、衣服などに貼ることができるものであれば特に限定されないが、例えば、水溶性の接着剤(例えばアクリル系水溶性接着剤)や非水溶性接着剤(例えばゴム系ホットメルト、オレフィン系ホットメルト)などの接着剤が挙げられる。なかでも、その他の粘着剤に比べて衣服に対する接着力に優れる点から非水溶性接着剤が好ましく、ゴム系ホットメルトがより好ましい。ゴム系ホットメルトを使用すると、接着部位になじみやすいので、衣服の伸びを拘束することがない(突っ張り感を軽減できる)。粘着部3は、シート本体2の裏面に、間隔をあけて複数設けられていてもよいし、シート本体2の裏面を覆うように設けられていてもよい。
シート本体2の裏面には、衣服への装着時まで粘着部3を保護し、装着時に粘着部3から剥離可能な剥離シート5が貼り付けられている。剥離シート5は、プラスチックフィルム、繊維製シート、紙などに剥離剤を塗布することで形成され、剥離剤側が粘着部3に貼着されている。
シート本体2は、本実施形態では、滑らかな曲線状に形成された外周縁を有するとともに、外周縁に左右一対のくびれ部23が設けられており、両くびれ部23を結ぶ直線状の溝部24を境にして上下2つの領域2A,2Bに分けられている。この溝部24が、図3に示すように、シート本体2を衣服に貼り付ける際の袖ぐり部Tの位置となり、領域2Aが衣服の身頃側T1に、領域2Bが衣服の袖側T2に、それぞれ貼り合わされる(以下、「領域2A」を「身頃側領域2A」といい、「領域2B」を「袖側領域2B」という。)。身頃側領域2Aは、袖側領域2Bよりも面積が大きく形成されており、脇の発汗位置に適切に対応可能となっている。なお、本実施形態においては、袖側領域2Bと身頃側領域2Aとは、両くびれ部23を結ぶ直線状の溝部24によって分割されているが、その境界は、装着時に曲げ変形を与えた際に自然に折れ曲がる部分など、必ずしも外観上明瞭である必要はなく、それぞれ袖側および身頃側に装着することを意図した領域をいう。また、溝部24の両側には、溝部24から離れる側に凸をなす弧状の屈曲ライン25A,25Bが形成されている。この屈曲ライン25A,25Bでシート本体2の折り曲げが容易となっている。
保持手段4は、図1に示すように、本実施形態では、シート材からなるカバー40で構成されている。カバー40は帯状のシート材からなり、カバー40の左右の端部がシート本体2の保護層20に接着などで取り付けられている。カバー40とシート本体2との間には、使用者の指を少なくとも1本挿入することが可能な大きさの空間が形成されており、図4に示すように、カバー40とシート本体2との間の空間に指fを挿入することで、シート本体2を使用者の手Hの内面に容易に保持させることができる。よって、シート本体2を衣服に装着する際にシート本体2を片方の手Hで持つことが可能となるので、衣服を着用したままであっても、シート本体2を衣服に容易にかつ所望位置にズレなく正確に貼り付けることが可能となる。また、シート本体2のほぼ全体が手Hの内面により支持されるので、シート本体2の装着時にシート本体2に折れやズレ、しわなどの変形が発生することを抑制できる。
カバー40は、本実施形態では、シート本体2の袖側領域2Bに配置されている。これにより、カバー40とシート本体2との間に指fを挿入すると、シート本体2の袖側領域2Bが挿入された指fの内面によってしっかりと支持される。シート本体2の袖側領域2Bは、衣服の袖ぐり部よりも奥の袖側に配置され、衣服内部の奥の方まで挿入する必要があるため、特に、衣服を着用したままシート本体2を装着しようとする際には、シート本体2の袖側領域2Bを変形させることなく衣服の袖側に貼り付けるのは難しい。しかし、本実施形態では、シート本体2の袖側領域2Bがカバー40及びシート本体2の間に挿入された指fの内面によってしっかりと支持されているので、シート本体2の装着時に、袖側領域2Bに折れやヨレ、しわなどの変形が生じることを効果的に抑制できる。また、シート本体2の袖側領域2Bは、衣服の袖側に貼り付けられる際に折り曲げられるが、シート本体2の袖側領域2Bにカバー40が配置されていることで、袖側領域2Bを指fで折り曲げやすくなっている。よって、シート本体2の衣服への装着をさらに容易とすることが可能になっている。
さらに、シート本体2の袖側領域2Bが貼り付けられる衣服の袖側は、腕の動きに追随して様々な変形をする箇所であるため、この衣服の変形に伴って袖側領域2Bに折れやヨレ、しわなどの変形が生じるおそれがある。これに対して、本実施形態では、シート本体2の装着後も、袖側領域2Bにカバー40が重ねられていることで、その分、袖側領域2Bの剛性が高められている。よって、上記したシート本体2の装着後の衣服の変形に対して袖側領域2Bが変形しにくくなっており、シート本体2の装着後においても、袖側領域2Bに折れやヨレ、しわなどの変形が生じることを効果的に抑制可能となっている。
カバー40がシート本体2の袖側領域2Bに配置されている本実施形態においては、カバー40は、図5に示すように、袖側領域2Bの全面を覆うように形成されていることが好ましい。これにより、袖側領域2Bの全面において剛性が高められるので、シート本体2の装着後の袖側領域2Bに折れやヨレ、しわなどの変形が生じることをさらに抑制できる。また、袖側領域2Bの全面がカバー40で覆われていると、シート本体2の装着後、袖側領域2Bについてはカバー40だけが使用者の脇の下に接触してシート本体2は脇の下に直接接触しない。よって、袖側領域2Bの一部だけがカバー40で覆われている場合のようにカバー40及びシート本体2の双方が脇の下に接触しないため、使用者にほとんど違和感を与えることがなく、装着感をさらに向上させることができる。
なお、「袖側領域2Bの全面を覆う」とは袖側領域2Bの全面を完全に覆っている必要はなく、一部欠けたところや足りないところがあってもよい。また、カバー40は、シート本体2の袖側領域2B及び身頃側領域2Aの境界となる溝部24に沿った直線状の側縁41以外の外周縁の全てがシート本体2の保護層20に接着されている必要はなく、袖側領域2Bの先端部付近の外周縁の一部42は接着することなく、シート本体2との間に指を突き出すことのできる空間を設けることが好ましい。これにより、指をカバー40の奥まで挿入できるので、シート本体2を手の内面に保持しやすくなり、シート本体2の保持状態を安定させることができる。
カバー40を構成するシート材としては、肌にやわらかく接触し、かつ汗の透過性を有していればよく、例えばシート本体2の保護層20と同じ素材で形成することができる。
上記構成の脇用汗取りシート1によれば、シート本体2の表面に設けられたカバー40(保持手段4)により、シート本体2が使用者の手の内面に容易に保持されるので、シート本体2を手の内面で支持しながら片手持ちすることができる。よって、衣服を着用したままであっても、シート本体2を衣服の所望位置に容易にかつズレなく正確に貼り付けることができるうえ、衣服に装着されたシート本体2に折れやヨレ、しわなどの変形が生じることを抑制することができる。
また、カバー40(保持手段4)が、シート本体2と同様にシート材で形成されているので、カバー40(保持手段4)がシート本体2の表面に設けられていても、シート本体2の装着後に使用者に与える違和感を低減できる。また、カバー40(保持手段4)を、シート本体2の保護層20と同素材のシート材で形成すれば、シート本体2の装着後の違和感をさらに低減できる。
また、カバー40(保持手段4)が、シート本体2の袖側領域2Bに配置されているので、シート本体2の袖側領域2Bを、カバー40及びシート本体2の間に挿入された指の内面によってしっかりと支持することができる。よって、シート本体2の袖側領域2Bを衣服の袖ぐり部よりも奥の袖側まで挿入する際に、袖側領域2Bに折れやヨレ、しわなどの変形が生じることを効果的に抑制できるうえ、袖側領域2Bが指により折り曲がりやすくなっているので、袖側領域2Bを折り曲げて衣服の袖側に貼り付けやすく、シート本体2の衣服への装着をさらに容易にすることができる。加えて、シート本体2の装着後は、袖側領域2Bは、カバー40が重ねられていることで剛性が高められているので、衣服の変形に対して袖側領域2Bは変形しにくくなっている。よって、シート本体2の装着後においても、袖側領域2Bに折れやヨレ、しわなどの変形が生じることを抑制できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、カバー40は、シート本体2の袖側領域2Bに配置されているが、これに限らず、例えば図6に示すように、シート本体2の袖側領域2B及び身頃側領域2Aに跨るように配置されていてもよい。この実施形態においても、カバー40とシート本体2との間の空間に指を挿入することで、シート本体2を使用者の手の内面に容易に保持させることができるので、シート本体2を手の内面で支持しながら片手持ちできる。よって、衣服を着用したままであっても、シート本体2を衣服に装着しやすく、かつ、装着後のシート本体2にヨレやズレなどが発生するのを抑制できる。また、カバー40に対して指を奥まで挿入できるので、シート本体2を手の内面に保持しやすく、シート本体2の保持状態を安定させることができる。さらには、身頃側領域2Aから袖側領域2Bに向かう方向、又は袖側領域2Bから身頃側領域2Aに向かう方向の両方向から指を挿入することができるので、衣服の身頃側から袖側に向けて装着する場合及び袖側から身頃側に向けて装着する場合のいずれの使用態様にも対応することができ、利便性が向上する。
また、上記実施形態では、保持手段4がカバー40により構成されているが、これに限られず、例えば図7に示すように、シート本体2の表面に、シート本体2に対して垂直に延びるように設けられたシート材からなる取っ手43により構成されていてもよい。この取っ手43を2本の指で挟むことで、シート本体2を使用者の手の内面に保持させることができ、シート本体2を片手持ちできる。よって、衣服を着用したままであっても、シート本体2を衣服の所望位置に容易にかつ正確に装着することができる。取っ手43を構成するシート材としては、肌にやわらかく接触し、かつ汗の透過性を有していればよく、例えばシート本体2の保護層20と同じ素材で形成することができる。取っ手43は、シート本体2の袖側領域2Bの先端部側に設けられていれば、シート本体2を衣服に装着する際にシート本体2のほぼ全体を手の内面により支持することができるので好ましい。なお、取っ手43は、2本の指で挟まれない平常時は、シート本体2の表面(保護層20)に折り畳まれている。
また、保持手段4は、例えば図8に示すように、シート本体2の表面つまりは保護層20に形成されたスリット44により構成されていてもよい。このスリット44は、使用者の少なくとも1本の指が挿入可能な大きさに形成されている。そして、指の挿入部分に相当する範囲においては表面層20と吸収層22とが接着されていないので、スリット44を介して指を保護層20と吸収層22との間に挿入可能である。スリット44に指を挿入することにより、シート本体2を使用者の手の内面に容易に保持させることができ、シート本体2を片手持ちできる。よって、衣服を着用したままであっても、シート本体2を衣服の所望位置に容易にかつ正確に装着することができる。さらに、保持手段4がスリット44で構成されているので、シート本体2の表面がフラットな状態となり、装着時において使用者にほとんど違和感を与えることがない。なお、スリット44は、シート本体2の袖側領域2Bの先端部側に設けられていれば、シート本体2を衣服に装着する際にシート本体2のほぼ全体を手の内面により支持することができるので好ましい。また、スリット44は袖側領域2Bの先端部側に加えて、身頃側領域2Aにも設けられていてもよい。その場合、一方のスリットに挿入された指が他方のスリットを介して外方に露出できるように構成することによって、シート本体2をよりしっかりと支持することができるので、使い勝手がさらによくなる。
なお、保持手段4は、その他、シート本体2を使用者の手の内面に保持させることが可能なものであれば、突起状のものなど、種々の形態のものであってよい。
また、上記実施形態では、シート本体2の外形が、略ひょうたん状に形成されているが、正方形状、長方形状、円形状、略楕円形状など、衣服に貼り付けることが可能な種々の形状とすることができる。また、上記実施形態では、シート本体2の身頃側領域2Aの面積を袖側領域2Bの面積より大きくしているが、同じ面積にすることも可能である。また、シート本体2に必ずしもくびれ部23を設けるも必要ない。
また、上記実施形態では、衣服に貼り付けて使用するタイプの脇用汗取りシート1について説明したが、肌に直接貼り付けて使用するタイプの脇用汗取りシートについても、保持手段4を設けることができる。肌に直接貼り付けて使用するタイプの脇用汗取りシート1´は、図9及び図10に示すように、可撓性を有し、汗を吸収するシート本体2と、シート本体2の表面つまりは皮膚と接触させる面に設けられた粘着部3とを備えている。シート本体2の表面は、剥離シート5で覆われており、脇用汗取りシート1´の使用時に剥離シート5を剥離することにより粘着部3が露出する。なお、この実施形態の脇用汗取りシート1´の基本的な構成は、上記実施形態の脇用汗取りシート1の構成と同様であり、ここでは対応する構成に同一の符号を付することで詳細な説明を省略する。
この実施形態の脇用汗取りシート1´では、シート本体2の表面とは反対側の裏面に保持手段4が設けられている。保持手段4の形態は、上記実施形態の脇用汗取りシート1と同様に、シート本体2を使用者の手の内面に保持させることが可能なものであれば種々の形態であってよく、図1,5,6に示すようなシート材からなるカバー40や図7に示すようなシート材からなる取っ手43により保持手段4を構成することができる。また、図8に示すようなシート本体2の裏面に形成されたスリット44により保持手段4を構成することもできる。このシート本体2に設けられた保持手段4により、シート本体2が使用者の手の内面に保持されるので、シート本体2を手の内面で支持しながら片手持ちすることができる。よって、この実施形態の脇用汗取りシート1´においても、シート本体2を脇の下に容易にかつズレなく正確に貼り付けることができる。
なお、図9及び図10の例では、シート本体2は、吸収層22のみで構成されているが、吸収層22の裏面に保護層20を設けるように構成してもよい。この場合には、表面層20に保持手段4が設けられる。また、吸収層22の表面に保護層20を設けるように構成してもよい。この場合には、表面層20の表面に粘着部3が設けられ、吸収層22の裏面に保持手段4が設けられる。吸収層22の裏面に防水シート21を設けるように構成してもよい。この場合には、防水シート21に保持手段4が設けられる。
また、図9及び図10の例では、シート本体2の形状は、楕円形状であるが、円形状、長方形状、正方形状、ひょうたん状、三角形状など、種々の形状にすることができる。また、粘着部3は、ドット状に配置されているが、粘着部3の形状や配置については特に限定されない。
1,1´ 脇用汗取りシート
2 シート本体
2A 身頃側領域
2B 袖側領域
3 粘着部
4 保持手段
20 保護層
22 吸収層
40 カバー
43 取っ手
44 スリット

Claims (9)

  1. 表面において汗を吸収するシート本体と、前記シート本体を衣服に貼り付けるために前記シート本体の裏面に設けられた粘着部とを備えた脇用汗取りシートであって、
    前記シート本体の表面には、前記シート本体を使用者の手の内面に保持させることが可能な保持手段が設けられている脇用汗取りシート。
  2. 前記保持手段は、前記シート本体との間に少なくとも1本の指を挿入可能な空間を形成するように前記シート本体の表面に設けられたシート材からなるカバーにより構成されている請求項1に記載の脇用汗取りシート。
  3. 前記シート本体は、袖側領域及び身頃側領域に分割されており、
    前記カバーは、前記袖側領域に配置されている請求項2に記載の脇用汗取りシート。
  4. 前記カバーは、前記袖側領域の全面を覆うように形成されている請求項3に記載の脇用汗取りシート。
  5. 前記シート本体は、袖側領域及び身頃側領域に分割されており、
    前記カバーは、前記袖側領域及び前記身頃側領域に跨るように配置されている請求項2に記載の脇用汗取りシート。
  6. 前記保持手段は、前記シート本体の表面に設けられ、2本の指で挟むことが可能なシート材からなる取っ手により構成されている請求項1に記載の脇用汗取りシート。
  7. 前記シート本体は、吸収層の表面を覆う保護層を有し、
    前記カバー又は前記取っ手は、前記シート本体の前記保護層と同じ素材よりなる請求項2〜6のいずれかに記載の脇用汗取りシート。
  8. 前記シート本体は、吸収層の表面を覆う保護層を有し、
    前記保持手段は、前記保護層に形成され、前記保護層と前記吸収層との間に少なくとも1本の指を挿入可能なスリットにより構成されている請求項1に記載の脇用汗取りシート。
  9. 表面において汗を吸収するシート本体と、前記シート本体を皮膚に貼り付けるために前記シート本体の表面に設けられた粘着部とを備えた脇用汗取りシートであって、
    前記シート本体の裏面には、前記シート本体を使用者の手の内面に保持させることが可能な保持手段が設けられている脇用汗取りシート。
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