JP2015066563A - レーザ加工装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レーザ発振器の出射方向であるレーザ光の第1光軸に対して交差する第2光軸上に可視レーザ光を出射する可視レーザ光源と、第1光軸上であり、且つ第2光軸上に配置されて、一方の面にレーザ光が入射され、他方の面に可視レーザ光が入射されるミラーと、ミラーを介して入射されたレーザ光と可視レーザ光とを加工対象物の加工面に走査するレーザ走査部と、第1光軸上において、ミラーを挟んでレーザ発振器に対向するように配置されて、レーザ光の出力を検出する出力検出部と、を備え、ミラーは、一方の面に入射されるレーザ光を反射すると共にレーザ光の一部を透過し、更に、他方の面に入射される可視レーザ光を透過し、出力検出部はミラーを透過したレーザ光の一部を受光する。
【選択図】図3
Description
例えば、走査部ケースの内部にレーザ光のビーム径を拡げるビームエキスパンダと、光路折り曲げ用のハーフミラーから構成される一対の折り曲げミラーと、レーザ光を走査する一対のガルバノミラーとが配設されたレーザマーキング装置がある。このレーザマーキング装置では、ビームエキスパンダによりビーム径を拡げられたレーザ光は、先ず、一方の折り曲げミラーにより略直角をなして反射されて横方向に折り曲げられる。
[レーザ加工装置1の概略構成]
図1乃至図3に示すように、レーザ加工装置1は、金属板を加工して形成された本体ベース2と、レーザ光Lを出射するレーザ発振ユニット3と、冷却ユニット4と、ダイクロイックミラーユニット5と、ガイド光部7と、出力検出部8と、ガルバノスキャナ10と、fθレンズ11等から構成され、不図示の略直方体形状の筐体カバーで覆われている。
次に、ダイクロイックミラー31の向き及び第1光軸L1上の位置を変更可能なダイクロイックミラーユニット5及びミラー調整機構51の概略構成について図5乃至図10に基づいて説明する。
図6乃至図8に示すように、ダイクロイックミラーユニット5は、ダイクロイックミラー31の前側面31Bを押さえる略四角形の平板状の押さえ板56と、第1保持部材57と、第2保持部材58と、第3保持部材59とから基本的に構成されている。押さえ板56は、中央部にダイクロイックミラー31の外径よりも少し小さい内径の円形の開口部56Aが形成され、各ネジ61で第1保持部材57の前面側にダイクロイックミラー31を挟んだ状態で固定される。
図6乃至図8に示すように、位置決め用部材52は、本体ベース2の出力検出取付部48に各ネジ35A、35Bで取り付けられる左右方向に長い平面視横長四角形の本体ベース取付部52Aと、本体ベース取付部52Aの後側端縁部の中央部から所定幅で所定長さ後側方向に延出され、更に、略直角上側方向に延出された第3ネジ挿入部52Bとから構成されている。第3ネジ挿入部52Bの略直角上側方向に延出された部分には、第3位置決めネジ55が前側から嵌挿される貫通孔92が形成されている。
次に、ダイクロイックミラーユニット5の組み立て、及び、ミラー調整機構51の本体ベース2への組み付けについて、図5乃至図8に基づいて説明する。
図6乃至図8に示すように、先ず、押さえ板56と第1保持部材57との間にダイクロイックミラー31を挟み、各ネジ61で押さえ板56を第1保持部材57に取り付けて、ダイクロイックミラー31を保持する。そして、第2保持部材58の延出部58Bを第1保持部材57の延出部57Cの上側に載置し、θ回転軸64にバネ座金95と平座金96とを挿通した状態で上側から各貫通孔72、65に嵌入する。
次に、上記のように構成されたミラー調整機構51によるダイクロイックミラー31の向き及び第1光軸L1上の位置を変更する調整方法について図6、図7、図9、及び図10に基づいて説明する。尚、図9に示すように、レーザ発振器15からレーザ光Lを出射している状態で、ミラー調整機構51の調整を行うことができる。
次に、第2実施形態に係るレーザ加工装置121について図11乃至図14に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図10の第1実施形態に係るレーザ加工装置1の構成等と同一符号は、第1実施形態に係るレーザ加工装置1の構成等と同一あるいは相当部分を示すものである。
但し、ダイクロイックミラー31の向き及び第1光軸L1上の位置を変更可能なダイクロイックミラーユニット5及びミラー調整機構51に替えて、ダイクロイックミラーユニット122及びミラー調整機構125が設けられている点で異なっている。
図12及び図13に示すように、ダイクロイックミラーユニット122は、ダイクロイックミラーユニット5とほぼ同じ構成であるが、第3保持部材59に替えて、第3保持部材127が設けられている。この第3保持部材127は、第3保持部材59の構成とほぼ同じ構成である。但し、ベース部59Aには、一対のピン用長孔86Aに替えて、本体ベース2上に立設された一対のスライドガイドピン128が嵌入される左右方向に長い一対のピン用長孔129が形成されている。尚、図12中、一方のスライドガイドピン128が示されている。
図11乃至図13に示すように、位置決め用部材123は、本体ベース2のガイド光取付部126に各ネジ25A、25Bで取り付けられる前後方向に長い平面視横長四角形の本体ベース取付部123Aと、本体ベース取付部123Aの左側縁部の前側端部から所定幅で略直角上側方向に延出された第3ネジ挿入部123Bとから構成されている。第3ネジ挿入部123Bには、第3位置決めネジ55が左側から嵌挿される貫通孔135が形成されている。
図12及び図13に示すように、ダイクロイックミラーユニット122の組み立ては、ダイクロイックミラーユニット5と同じ組み立て手順で組み立てることができる。
そして、図11乃至図13に示すように、第3保持部材127の平板部59Bをレーザ発振器15側に向けた状態で、第3保持部材127のベース部59Aに形成された各ピン用長孔129に、本体ベース2の上面に立設された各スライドガイドピン128を嵌入しつつ、ダイクロイックミラーユニット122を本体ベース2上に載置する。
次に、上記のように構成されたミラー調整機構125によるダイクロイックミラー31の向き及び第1光軸L1上の位置を変更する調整方法について図12乃至図14に基づいて説明する。
3 レーザ発振ユニット
5、122 ダイクロイックミラーユニット
7 ガイド光部
8 出力検出部
10 ガルバノスキャナ
15 レーザ発振器
23 可視半導体レーザ
31 ダイクロイックミラー
32 光検出センサ
51、125 ミラー調整機構
52、123 位置決め用部材
55 第3位置決めネジ
56 押さえ板
57 第1保持部材
58 第2保持部材
59、127 第3保持部材
67 第1位置決めネジ
75 第2位置決めネジ
L レーザ光
L1 第1光軸
L2 光軸
G 可視レーザ光
G1 第2光軸
Claims (9)
- レーザ光を出射するレーザ発振器と、
前記レーザ発振器の出射方向である前記レーザ光の第1光軸に対して交差する第2光軸上に可視レーザ光を出射する可視レーザ光源と、
前記第1光軸上であり、且つ、前記第2光軸上に配置されて、一方の面に前記レーザ光が入射され、他方の面に前記可視レーザ光が入射されるミラーと、
前記ミラーを介して入射された前記レーザ光と前記可視レーザ光とを加工対象物の加工面に走査するレーザ走査部と、
前記第1光軸上において、前記ミラーを挟んで前記レーザ発振器に対向するように配置されて、前記レーザ光の出力を検出する出力検出部と、
を備え、
前記ミラーは、前記一方の面に入射される前記レーザ光を反射すると共に前記レーザ光の一部を透過し、更に、前記他方の面に入射される前記可視レーザ光を透過し、
前記出力検出部は、前記ミラーを透過した前記レーザ光の一部を受光し、
前記可視レーザ光源は、前記第2光軸上において、前記ミラーを挟んで前記レーザ走査部に対向するように配置され、
前記ミラーは、前記ミラーで反射された前記レーザ光の光軸を、前記ミラーを透過した前記可視レーザ光の光軸に一致させることが可能となるように調整可能に設けられていることを特徴とするレーザ加工装置。 - 前記ミラーを保持すると共に、前記ミラーで反射された前記レーザ光の光軸の前記レーザ走査部側への向き又は前記第1光軸方向の位置を変更可能なミラー調整機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
- 前記ミラー調整機構は、
前記ミラーを前記第1光軸及び前記第2光軸に直交する中心軸回りに回動して任意の角度で保持する第1保持部と、
前記ミラーを前記第1光軸回りに回動させて任意の角度で保持する第2保持部と、
前記ミラーを前記第1光軸方向に移動させて任意の位置で保持する第3保持部と、
のうち、少なくとも1つを有することを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。 - 前記レーザ発振器が配設される本体ベースを備え、
前記第1保持部は、前記ミラーを保持するミラー保持部を保持すると共に、前記ミラー保持部を前記第1光軸及び前記第2光軸に直交する中心軸回りに回動させて任意の角度で固定する第1固定部を有し、
前記第2保持部は、前記第1固定部を前記第1光軸回りに回動させて任意の角度で固定する第2固定部を有し、
前記第3保持部は、前記第2固定部を保持すると共に、前記第2固定部を前記第1光軸方向に移動させて任意の位置で前記本体ベース上に固定する第3固定部を有することを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。 - 前記第1固定部は、前記ミラー保持部を前記中心軸回りに回動させて位置決めする第1位置決めネジを有し、
前記第2固定部は、前記第1固定部を前記第1光軸回りに回動させて位置決めする第2位置決めネジを有し、
前記第3固定部は、前記第2固定部を前記第1光軸方向に移動させて位置決めする第3位置決めネジを有し、
前記第1位置決めネジ、前記第2位置決めネジ、及び前記第3位置決めネジは、前記ミラーを挟んで前記レーザ発振器に対して反対側の位置に、又は、前記第1光軸に対して前記ミラーの外周面よりも半径方向外側の位置に、ネジ頭部が配置されることを特徴とする請求項4に記載のレーザ加工装置。 - 前記第3固定部は、
前記第2固定部を保持すると共に、前記本体ベース上を移動して固定されるベース部材と、
前記本体ベース上に着脱可能に取り付けられて、前記第3位置決めネジを介して前記ベース部材を位置決めする位置決め用部材と、
を有し、
前記位置決め用部材は、前記本体ベース上の前記出力検出部、又は、前記可視レーザ光源の取付位置に着脱可能に取り付けられると共に、前記第3位置決めネジと共に前記本体ベースから取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のレーザ加工装置。 - 前記位置決め用部材は、前記出力検出部、又は、前記可視レーザ光源を前記本体ベース上に取り付けるネジ孔にネジ止めされて着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載のレーザ加工装置。
- 前記出力検出部は、
前記レーザ光を受光する受光部と、
前記受光部の位置を前記ミラーを透過した前記レーザ光の光軸に対して変更可能な受光調整機構部と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のレーザ加工装置。 - 前記受光調整機構部は、前記ミラーを透過した前記レーザ光の光軸に対して直交すると共に前記第2光軸に平行なX軸方向と、前記ミラーを透過した前記レーザ光の光軸及び前記第2光軸に対して直交するY軸方向とのうち、少なくとも一方向に前記受光部の位置を変更可能であることを特徴とする請求項8に記載のレーザ加工装置。
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JPH09327783A (ja) * | 1996-06-11 | 1997-12-22 | Nec Corp | 外部シャッタユニット |
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2013
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