JP2021023952A - レーザ溶接機 - Google Patents

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【課題】レーザ溶接機の構成の複雑化を抑えつつ、レーザ溶接の作業能率の向上を図ること。【解決手段】加工ヘッド14の外壁部における集束レンズ32よりもノズル24に遠い側にハウジング34が設けられている。ハウジング34の内側に4つのガイド光照射モジュール48が円周方向に沿って間隔を置いて設けられている。加工ヘッド14内における集束レンズ32の入射側には、ガイドレーザ光GBを集束レンズ32側に折り曲げて射出するベンドミラー68が設けられている。複数のガイド光照射モジュール48の手前側には、コールドフィルタ70が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、金属製のワークに対してレーザ溶接を行うレーザ溶接機に関する。
レーザ溶接機によるレーザ溶接を開始する前に、加工ヘッドの移動軌跡の座標を制御装置に入力するためのティーチング(教示操作)を行う。ティーチングにおいては、集束レンズによるレーザ光の焦点位置がワークの加工点に位置するように、加工ヘッドの光軸方向の位置調整(高さ調整)を行う。
レーザ溶接機は、加工ヘッドの光軸方向の位置調整を行うためのガイド光照射部としてのガイド光照射ユニットを備えており、ガイド光照射ユニットは、通常、加工ヘッドの外壁部におけるノズルの近傍に着脱可能に設けられている。また、ガイド光照射ユニットは、ワークの加工点を示すための可視光である十字状のガイド光を照射するLED(発光ダイオード)を備えている。ガイド光照射ユニットは、ガイド光の十字の交点が集束レンズによるレーザ光の焦点位置を通るように構成されている。
加工ヘッドの光軸方向の位置調整を行う際には、まず、ガイド光照射ユニットが十字状のガイド光を照射し、CCDカメラ、CMOSカメラ等の撮像部がワークの加工点を含む加工点周辺を撮像する。そして、作業者は、撮像された画像をモニタの画面で観察しながら、ガイド光の十字の交点がモニタの画面のクロスラインの交点に位置するように、加工ヘッドを光軸方向に位置調整する。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1及び特許文献2に示すものがある。
特開2002−307182号公報 特開2015−71185号公報 特開2014−46361号公報
ところで、ガイド光照射ユニットが加工ヘッドの外壁部におけるノズルの近傍に設けられているため、加工ヘッドの動作範囲、換言すれば、レーザ溶接の作業スペースが制限され、ワークの形状等によってレーザ溶接中にガイド光照射ユニットとワークとの干渉を招くおそれがある。このような場合には、レーザ溶接を行う前に、作業者がガイド光照射ユニットを加工ヘッドの外壁部から取り外すことが必要になり、その作業が面倒であって、レーザ溶接の作業能率の低下を招くという問題がある。
また、レーザ溶接中におけるワークの加工点からの反射光によるLEDの破損を防止するため、ガイド光照射ユニットのLEDの手前側(照射側)に、エアシリンダ等のアクチュエータの駆動により開閉するシャッターを設ける必要がある。そのため、レーザ溶接機のアクチュエータの個数が増えて、レーザ溶接機の構成が複雑化するという問題がある。
つまり、レーザ溶接機の構成の複雑化を抑えつつ、レーザ溶接の作業能率の向上を図ることが容易でないという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決するために、加工ヘッドの動作範囲を十分に確保しつつ、簡易な構成によって、レーザ溶接中におけるワークの加工点からの反射光による前記ガイド光照射部の破損を防止できる、レーザ溶接機を提供することを目的とする。
本発明の実施態様に係るレーザ溶接機は、加工ヘッドの外壁部における集束レンズよりもノズルに遠い側に設けられ、内部が前記加工ヘッドの内部に連通したハウジングと、前記ハウジング内に円周方向に沿って間隔を置いて設けられ、ワークの加工点を示すための可視光であるガイドレーザ光を照射し、前記ガイドレーザ光が前記集束レンズによる赤外光であるレーザ光の焦点位置を通るように設定された複数のガイド光照射部と、を備えている。本発明の実施態様に係るレーザ溶接機は、前記ガイドレーザ光を前記集束レンズ側に折り曲げて射出するベンドミラーと、前記ハウジング内における前記ガイド光照射部の手前側(照射側)に設けられ、可視光を透過し赤外光を反射するコールドフィルタと、複数の前記ガイド光照射部の内側の空間からワークの加工点を含む加工点周辺を撮像する撮像部と、を備えている。
本発明の実施態様に係るレーザ溶接機は、前記ハウジング内に設けられた支持筒を備えてもよい。この場合に、複数の前記ガイド光照射部は、前記支持筒の内側に円周方向に沿って間隔を置いて設けられ、前記支持筒と複数の前記ガイド光照射部は、ユニット化されてもよい。更に、本発明の実施態様に係るレーザ溶接機は、前記支持筒に設けられ、各ガイド光照射部を保持する板バネを備えてもよい。この場合に、各板バネに、前記ガイドレーザ光を通過させるための開口部、及び前記ガイド光照射部の一部に係合する切欠が形成されてもよい。また、各ガイド光照射部は、前記支持筒に対する向きを調整できるように構成されてもよい。本発明の実施態様に係るレーザ溶接機は、前記ハウジング内に設けられ、ワークの加工点周辺に向かって照明光を照射する照明光照射部を備えてもよい。
本発明の実施態様では、前記ベンドミラーは、赤外光を透過し可視光を反射するコールドミラーであってもよい。また、前記集束レンズ及び/又は前記コールドフィルタの表面には、反射率を下げるためのコーティングが施されてもよい。
本発明の実施態様によると、前述のように、前記加工ヘッドの外壁部における前記集束レンズよりも前記ノズルに遠い側に前記ハウジングが設けられ、前記ハウジング内に複数の前記ガイド光照射部が円周方向に沿って間隔を置いている。そのため、前記ハウジング及び前記ガイド光照射部を前記ノズルから十分に離隔させることができる。これにより、前記ガイド光照射部とワークとの干渉を回避しつつ、前記加工ヘッドの動作範囲、換言すれば、レーザ溶接の作業スペースを十分に確保することができる。
また、前記ガイド光照射部の手前側に前記コールドフィルタが設けられている。そのため、レーザ溶接中におけるワークの加工点からの反射光が前記ガイド光照射部に向かって進行しても、前記ガイド光照射部の手前側で反射される。これにより、アクチュエータを用いることなく、簡易な構成によって、レーザ溶接中におけるワークの加工点からの反射光による前記ガイド光照射部の破損を防止することができる。
本発明によれば、前記レーザ溶接機の構成の複雑化を抑えつつ、レーザ溶接の作業能率の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る溶接ロボットの一部を示す図であり、図1の大部分は、断面図になっている。 図2は、図1におけるII部の拡大図である。 図3は、本発明の実施形態に係るインジケータユニットを示す断面図である。 図4は、本発明の実施形態に係るインジケータユニットを示す斜視図である。 図5は、図3におけるV−V線に沿った断面図である。 図6は、図3におけるVI−VI線に沿った図である。 図7(a)は、複数のガイドレーザ光がワークの加工点に位置していない状態、及びその状態におけるモニタの画面を示す図である。図7(b)は、複数のガイドレーザ光がワークの加工点に位置した状態、及びその状態におけるモニタの画面を示す図である。
本発明の実施形態について図1から図7(a)(b)を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意である。「及び/又は」とは、2つのうちのいずれか一方と両方を含む意である。「圧接」とは、圧力を加えた状態で接触することをいう。「加工ヘッドにおける上端又は上側」とは、加工ヘッドのノズルを鉛直下方に向けた状態において、上端又は上側であることをいう。「加工ヘッドにおける下端又は下側」とは、加工ヘッドのノズルを鉛直下方に向けた状態において、下端又は下側であることをいう。換言すれば、「加工ヘッドにおける上下方向の向き」は、加工ヘッドのノズルを鉛直下方に向けた状態を基準とする。図面中、「U」は上方向、「D」は下方向、「S」はインジケータユニット又はハウジングの軸方向をそれぞれ指している。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る溶接ロボット10は、金属製のワークWに対してレーザ溶接を行うレーザ溶接機である。溶接ロボット10は、多関節のロボットアーム12(一部のみ図示)を備えており、ロボットアーム12の先端部には、ワークWに対して赤外光であるレーザ光LBを照射する加工ヘッド14が連結具16を介して設けられている。また、溶接ロボット10の構成のうち加工ヘッド14を除く構成は、特許文献2に示すような公知の構成からなり、加工ヘッド14を除く構成の説明を省略する。
続いて、加工ヘッド14の一般的な構成について説明する。
図1及び図2に示すように、加工ヘッド14は、ロボットアーム12の先端部に連結具16を介して設けられた筒状の加工ヘッド本体18を備えている。また、加工ヘッド本体18の基端部(上端部)には、伝送ファイバ20を保持するファイバホルダ22が設けられている。伝送ファイバ20は、レーザ光LBを発振するファイバレーザ発振器等のレーザ発振器(図示省略)に光学的に接続されている。換言すれば、加工ヘッド14は、伝送ファイバ20を介してレーザ発振器に光学的に接続されている。
加工ヘッド本体18の先端部(下端部)には、レーザ光LBを照射するためのノズル24が設けられている。加工ヘッド本体18内には、環状の第1レンズホルダ26が設けられている。第1レンズホルダ26の内側には、伝送ファイバ20から射出されたレーザ光LBをコリメートするコリメートレンズ28が設けられている。また、加工ヘッド本体18内における第1レンズホルダ26よりもノズル24に近い側(下側)には、第2レンズホルダ30が設けられている。第2レンズホルダ30の内側には、コリメートされたレーザ光LBをワークWに向かって集束させる集束レンズ32が設けられている。
続いて、加工ヘッド14の特徴的な構成について説明する。
図2に示すように、加工ヘッド本体18(加工ヘッド14)の外壁部における集束レンズ32よりもノズル24に遠い側(上側)には、連通穴18hが貫通して形成されている。加工ヘッド本体18の連通穴18hの周縁部には、筒状のハウジング34が設けられている。換言すれば、加工ヘッド本体18の外壁部における集束レンズ32よりもノズル24に遠い側には、ハウジング34が設けられている。ハウジング34の内部は、加工ヘッド本体18の内部に連通穴18hを介して連通しており、ハウジング34における軸方向に直交する断面は、矩形枠状に形成されている(図5及び図6の二点鎖線部分参照)。また、ハウジング34の先端部には、支持ブロック36が一体形成されており、支持ブロック36には、ハウジング34の内部に連通したL字状の内部通路36pが形成されている。なお、支持ブロック36をハウジング34の一部と捉えることもできる。
ハウジング34内には、ワークWの加工点PPを示すインジケータユニット38が複数の止めネジ40を介して設けられている。そして、インジケータユニット38の具体的な構成は、次の通りである。
図2から図6に示すように、ハウジング34内には、矩形状の支持筒42が設けられており、支持筒42の内側の四隅には、断面円弧形状の凹部42dが形成されている。支持筒42の各外壁部には、取付プレート44が取付ネジ(図示省略)を介して設けられている。4つの取付プレート44のうち、2つの取付プレート44の端面は、ハウジング34の奥面34bにそれぞれ当接する。インジケータユニット38の一部は、ハウジング34内に固定された矩形枠状のスペーサ46に当接する。インジケータユニット38は、これらの当接によって軸方向Sに位置決めされる。
支持筒42の各凹部42dには、ワークWの加工点PPを示すための可視光であるガイドレーザ光GBを照射するガイド光照射部としてのガイド光照射モジュール48が設けられている。換言すれば、支持筒42の内側には、4つのガイド光照射モジュール48が円周方向に沿って等間隔に設けられている。更に、換言すれば、ハウジング34の内側には、4つのガイド光照射モジュール48が支持筒42を介して円周方向に沿って等間隔に設けられている。各ガイド光照射モジュール48は、円柱状のモジュール本体50と、モジュール本体50に電力を供給する基板52とからなる。ガイドレーザ光GBは、グリーンレーザ光を用いる。
支持筒42には、各ガイド光照射モジュール48を保持する板バネ54が取付ネジ56を介して設けられている。換言すれば、支持筒42の各凹部42dには、ガイド光照射モジュール48が板バネ54を介して設けられている。各板バネ54は、L字形状に形成されており、短辺部54aと軸方向Sに延びた長辺部54bとをからなる。各板バネ54の短辺部54aから長辺部54bにかけての部位には、ガイドレーザ光GBを通過させるための開口部54cが形成されている。各板バネ54の長辺部54bには、モジュール本体50の一部に係合する切欠54nが形成されている。
支持筒42における各凹部42dに対応する位置には、支持筒42に対してガイド光照射モジュール48の向きを調整するための一対の調整ネジ58が螺合して設けられている。各一対の調整ネジ58は、回転操作によって互いに直交する方向に位置調整可能である。各調整ネジ58の先端部は、板バネ54の弾性力によってモジュール本体50の外周面に圧接している。そして、各ガイド光照射モジュール48は、各一対の調整ネジ58の回転操作によって支持筒42に対する向きを調整できるように構成されている。そして、各ガイド光照射モジュール48は、その向きの調整によって、ガイドレーザ光GBが集束レンズ32によるレーザ光LBの焦点位置を通るように設定(構成)されている。なお、調整ネジ58の回転操作は、ハウジング34及び取付プレート44に形成した通孔34h,44hに工具(図示省略)を挿入した状態で行う。インジケータユニット38をハウジング34内に設置する前に、調整ネジ58の回転操作を行ってもよい。
各取付プレート44には、ワークWの加工点PPを含む加工点PP周辺に向かって照明光を照射する照明光照射部としての照明光照射モジュール60が設けられている。換言すれば、ハウジング34の内側には、4つの照明光照射モジュール60が支持筒42及び4つの取付プレート44を介して設けられている。各照明光照射モジュール60は、モジュール本体としてのLED(発光ダイオード)62と、LED62に電力を供給する基板64とからなる。
なお、ガイド光照射モジュール48の個数は、4つに限るものでなく、複数であればよく、4つ以上が望ましい。複数のガイド光照射モジュール48の配置の間隔は、等間隔に限定されるものでなく、不等間であってもよい。また、複数のガイド光照射モジュール48は、支持筒42を介することなく、ハウジング34内に設けてもよい。換言すれば、支持筒42及び複数のガイド光照射モジュール48をユニット化しなくてもよい。更に、インジケータユニット38から複数の照明光照射モジュール60を省略してもよい。
図1及び図2に示すように、加工ヘッド本体18(加工ヘッド14)内における集束レンズ32の入射側には、筒状のミラーホルダ66が設けられている。ミラーホルダ66には、ガイドレーザ光GBを集束レンズ32側に折り曲げて射出するベンドミラー68が設けられている。換言すれば、加工ヘッド本体18内における集束レンズ32の入射側には、ベンドミラー68がミラーホルダ66を介して設けられている。ベンドミラー68は、赤外光を透過し可視光を反射するコールドミラーであり、レーザ光LBの光軸に対して45度傾斜している。
なお、ベンドミラー68は、コールドミラーでなくてもよい。この場合には、ベンドミラー68は、特許文献3に示すように、レーザ光LBの光路に対して進退可能に構成される。
加工ヘッド本体18の連通穴18hの周縁部には、可視光を透過し赤外光を反射するコールドフィルタ70が設けられている。換言すれば、複数のガイド光照射モジュール48の手前側(照射側)には、コールドフィルタ70が覆うように設けられている。
なお、コールドフィルタ70は、複数のガイド光照射モジュール48の手前側であれば、ハウジング34内に設けてもよい。
図2及び図7(a)(b)に示すように、支持ブロック36における内部通路36pの中間側には、反射ミラー72が設けられている。支持ブロック36の内部通路36pの開口側には、複数のガイド光照射モジュール48の内側の空間からワークWの加工点PP周辺を撮像する撮像部としてCCD(Charge Coupled Device )カメラ74が設けられている。CCDカメラ74によって撮像された撮像画像は、モニタの画面76に表示される。ここで、図7(a)に示すように、複数のガイドレーザ光GBがワークの加工点に位置していない場合には、複数のガイドレーザ光GBは、モニタの画面76の所定位置であるクロスラインの交点から外れた位置に位置する。図7(b)に示すように、複数のガイドレーザ光GBがワークの加工点に位置している場合には、複数のガイドレーザ光GBは、モニタの画面76のクロスラインの交点に位置する。
ガイドレーザ光GBがコールドフィルタ70や集束レンズ32に反射すると、CCDカメラ74の映り込み悪さを招くことがある。そのため、コールドフィルタ70や集束レンズ32の表面に反射率を下げるためのコーティング(アンチリフレクトコーティング)を施しておくことが望ましい。例えば、ガイドレーザ光GBにグリーンレーザ光を用いた場合は、可視光波長530(nm)近辺に対する反射率を例えば1%未満に下げるためのコーティングをコールドフィルタ70や集束レンズ32の表面に施す。
続いて、本発明の実施形態の作用効果について説明する。
加工ヘッド14の光軸方向(高さ方向)の位置調整を行う際には、まず、複数のガイド光照射モジュール48がガイドレーザ光GBを照射し、CCDカメラ74がワークWの加工点PP周辺を撮像する。また、必要に応じて、複数の照明光照射モジュール60がワークWの加工点PP周辺に向かって照明光を照射する。そして、作業者は、撮像された画像をモニタの画面76で観察しながら、複数のガイドレーザ光GBがモニタの画面76のクロスラインの交点に位置するように、加工ヘッド14を光軸方向に位置調整する。
そして、本発明の実施形態によると、前述のように、加工ヘッド本体18(加工ヘッド14)の外壁部における集束レンズ32よりもノズル24に遠い側にハウジング34が設けられている。ハウジング34の内側に4つのガイド光照射モジュール48が支持筒42を介して円周方向に沿って等間隔に設けられている。そのため、ハウジング34及びガイド光照射モジュール48を24から十分に離隔させることができる。これにより、ガイド光照射モジュール48とワークとWの干渉を回避しつつ、加工ヘッド14の動作範囲、換言すれば、レーザ溶接の作業スペースを十分に確保することができる。
また、本発明の実施形態によると、前述のように、複数のガイド光照射モジュール48の手前側にコールドフィルタ70が覆うように設けられている。そのため、レーザ溶接中にワークWの加工点PPからの反射光がガイド光照モジュール48に向かって進行しても、ガイド光照射モジュール48の手前側で反射される。これにより、アクチュエータを用いることなく、簡易な構成によって、レーザ溶接中におけるワークWの加工点PPからの反射光によるガイド光照射モジュール48の破損を防止することができる。
従って、本発明の実施形態によれば、加工ヘッド14の動作範囲を十分に確保しつつ、簡易な構成によって、レーザ溶接中におけるワークWの加工点PPからの反射光によるガイド光照射モジュール48の破損を防止できるため、溶接ロボット10の構成の複雑化を抑えつつ、レーザ溶接の作業能率の向上を図ることができる。特に、ベンドミラー68が赤外光を透過し可視光を反射するコールドミラーであるため、ベンドミラー68をレーザ光LBの光路に対して進退させるための構成が不要になり、溶接ロボット10の構成の複雑化をより十分に抑えることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他、種々の態様で実施可能である。そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
10 溶接ロボット(レーザ溶接機)
12 ロボットアーム
14 加工ヘッド
16 連結具
18 加工ヘッド本体
18h 連通穴
20 伝送ファイバ
22 ファイバホルダ
24 ノズル
26 第1レンズホルダ
28 コリメートレンズ
30 第2レンズホルダ
32 集束レンズ
34 ハウジング
34b 奥面
34h 通孔
36 支持ブロック
36p 内部通路
38 インジケータユニット
40 止めネジ
42 支持筒
42d 凹部
44 取付プレート
44h 通孔
46 スペーサ
48 ガイド光照射モジュール(ガイド光照射部)
50 モジュール本体
52 基板
54 板バネ
54a 短辺部
54b 長辺部
54c 開口部
54n 切欠
56 取付ネジ
58 調整ネジ
60 照明光照射モジュール(照明光照射部)
62 LED(発光ダイオード)
64 基板
66 ミラーホルダ
68 ベンドミラー(コールドミラー)
70 コールドフィルタ
72 反射ミラー
74 CCDカメラ(撮像部)
76 モニタの画面
LB レーザ光
GB ガイドレーザ光
W ワーク
PP 加工点

Claims (8)

  1. 加工ヘッドの外壁部における集束レンズよりもノズルに遠い側に設けられ、内部が前記加工ヘッドの内部に連通したハウジングと、
    前記ハウジング内に円周方向に沿って間隔を置いて設けられ、ワークの加工点を示すための可視光であるガイドレーザ光を照射し、前記ガイドレーザ光が前記集束レンズによる赤外光であるレーザ光の焦点位置を通るように設定された複数のガイド光照射部と、
    前記ガイドレーザ光を前記集束レンズ側に折り曲げて射出するベンドミラーと、
    前記ガイド光照射部の手前側に設けられ、可視光を透過し赤外光を反射するコールドフィルタと、
    複数の前記ガイド光照射部の内側の空間からワークの加工点を含む加工点周辺を撮像する撮像部と、を備えたことを特徴とするレーザ溶接機。
  2. 前記ハウジング内に設けられた支持筒を備え、
    複数の前記ガイド光照射部は、前記支持筒の内側に円周方向に沿って間隔を置いて設けられ、前記支持筒と複数の前記ガイド光照射部は、ユニット化されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ溶接機。
  3. 前記支持筒に設けられ、各ガイド光照射部を保持する板バネを備えたことを特徴とする請求項2に記載のレーザ溶接機。
  4. 各板バネに、前記ガイドレーザ光を通過させるための開口部、及び前記ガイド光照射部の一部に係合する切欠が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のレーザ溶接機。
  5. 各ガイド光照射部は、前記支持筒に対する向きを調整できるように構成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項に記載のレーザ溶接機。
  6. 前記ハウジング内に設けられ、ワークの加工点周辺に向かって照明光を照射する照明光照射部を備えたことを特徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれか1項に記載のレーザ溶接機。
  7. 前記ベンドミラーは、赤外光を透過し可視光を反射するコールドミラーであることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のレーザ溶接機。
  8. 前記集束レンズ及び/又は前記コールドフィルタの表面には、反射率を下げるためのコーティングが施されていることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載のレーザ溶接機。
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