JP2015066306A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、大腿部付け根周りないし股下部のフィット性を改善するとともに漏れ防止を図った吸収性物品を提供することにある。
【解決手段】表面シート1と裏面シート2と両シートに挟まれた吸収体3を備え、前記吸収体3は、股下部において、物品幅方向中央に位置する中央部吸収体3c、該中央部吸収体3cの両側に配した一対の側部吸収体3a、3bを有し、前記中央部吸収体3cと前記側部吸収体3a、3bとの間に離間部4を有し、前記一対の離間部4の物品長手方向両端部に前記吸収体3の一部が配され、前記中央部吸収体3cと前記側部吸収体3a、3bとの間に中間シート5が介在されている吸収性物品10を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
使い捨ておむつは、人体に装着した際、寝返りや歩行等の動作時における排泄物の横漏れを防止するため、股下部におけるおむつのフィット性が重要になる。
特許文献1には、吸収体の左右両側に低剛性領域を設け、レッグ部弾性部材の中央部が、該低剛性領域を通るように配設することで、レッグフラップ吸収体を屈曲し易くし、装着者の脚部へのフィト性を高めることで、防漏性が発揮されやすくしたとする使い捨ておむつが記載されている。低剛性領域の形成方法としては、吸収体の一部を所定形状にくり抜く方法、吸収体の一部を他の部位よりも低坪量とする方法、薄くする方法、柔軟な材料により形成する方法等、が挙げられている。
本実施形態のおむつには、レッグフラップ吸収体における、低剛性領域の外側縁より外側に位置する部分のおむつ外表面側に、該レッグフラップ吸収体の長手方向に沿ってレッグフラップ弾性部材が配設され、吸収体の両側縁部に、該吸収体の両側縁に沿ってレッグフラップサイド弾性部材が配設されている。
特許文献2には、表面シートと裏面シートとの間に配設された吸収体が、少なくとも脚回り部にて長手方向に沿って幅方向中央部に設けられた孔部と、この孔部の幅方向両側に位置する一対の脚回り吸収体部とで形成されている吸収性物品が記載されている。また孔部に位置する表面シートと裏面シートとの少なくとも一部が接合されて、表面シートから裏面シート側へと凹状の凹み部が形成され、一対の脚回り吸収体部と裏面シートとの間に、長手方向に沿って第2弾性体が配設されている。
特許文献3には、表面シートと吸収性コアを有し、股下部における両側部が起立するように、弾性部材を備えた防漏カフが形成され、吸収性コアは、中央吸収体と、その長手方向一方部で連接され且つ中央吸収体の両側部に設けられた一対のサイド吸収体とを具備し、中央吸収体と一対のサイド吸収体との間にそれぞれ切離部を有し、切離部はそれぞれ該中央吸収体の少なくとも長手方向中央部の両側部に設けられ且つ長手方向他方部の両側部に開放され、サイド吸収体は、少なくとも股下部に配される使い捨ておむつが記載されている。
特許文献4には、上下2層の吸収ウエブ体が重ね合わせられることにより形成され、下層吸収ウエブ体は、上層吸収ウエブ体と同幅または狭幅に形成され、上層吸収ウエブ体には、下層吸収ウエブ体の配設位置に、下層吸収ウエブ体よりも小面積の開口部が少なくとも1つ配設されると共に、該開口部の周囲は、その他の部位に比べて高吸水性樹脂粉末の分散密度が高く設定されている使い捨て吸収性物品が記載されている。
特開2002−360629号公報 特開2007−185240号公報 特開2006−141761号公報 特開2003−070842号公報
上記特許文献1に記載された使い捨ておむつでは、中央部吸収体の左右両側に位置するレッグフラップ吸収体は低剛性領域で連続的につながっているため、レッグフラップ吸収体が配されているおむつ股下部における側部の可動性が十分ではなかった。また特許文献4に記載された使い捨ておむつでは、下層吸収ウエブ体の周部に上層吸収ウエブ体の一部が重なるように配され固定されているためているので、おむつ股下部における側部の可動性が十分ではなかった。このように側部の可動性が十分でないと、十分な追従性が得られないため、装着者の大腿部付け根周りにおける密着性、特に吸収体と装着者の肌との密着性が不十分になり、横漏れを起こす可能性があった。また、特許文献4に記載された使い捨ておむつでは、股下部分では幅が狭く、脚周りの吸収体を持つ構成でもなかった。さらに、吸収体側部にギャザーを設置しても下層吸収体の剛性によってサイド部の立ち上がりが低下し尿取りパッドのホールド性を阻害する結果となっていた。
さらに特許文献2に記載された使い捨て吸収性物品では、脚回り部にて長手方向に沿って幅方向中央部に孔部が設けられているため、中央部の液吸収性能が低下していた。
またさらに特許文献3に記載された使い捨ておむつでは、中央吸収体の少なくとも長手方向中央部の両側部のそれぞれに切離部が設けられ、この切離部が長手方向他方部の両側部に開放されていることから、この開放されている部分から液漏れする可能性があった。
本発明は、上記のような点に鑑みなされたもので、大腿部付け根周りないし股下部のフィット性を改善するとともに大腿部付け根周りからの漏れ防止を図った吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明は、表面シートと裏面シートと両シートに挟まれた吸収体を備え、前記吸収体は、股下部において、物品幅方向中央に位置する中央部吸収体、該中央部吸収体の両側に配した一対の側部吸収体を有し、前記中央部吸収体と前記側部吸収体との間に離間部を有し、前記一対の離間部の物品長手方向両端部に前記吸収体の一部が配され、前記中央部吸収体と前記側部吸収体との間に中間シートが介在されている吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品は、大腿部付け根周りないし股下部のフィット性を改善するとともに大腿部付け根周りからの漏れを確実に防止できるという優れた効果を奏する。
本発明の吸収性物品における好ましい一実施形態としての大人用展開型使い捨ておむつを示した図面であり、(a)は展開型使い捨ておむつを展開した状態の肌面側(表面シート側)から模式的に示した展開平面図であり、(b)は股下部のX方向の縦断面図である。 第1吸収体31および第2吸収体32の外形例を模式的に示した平面図であり、(a)はいわゆる砂時計形状の一例であり、(b)は(a)図に示した形状にて角部を切り欠いた形状例であり、(c)は矩形例を示した一例である。 中間シートの包含形態について一例について模式的に示した縦断面図であり、(a)は、第1吸収体を第1中間シートと第2中間シートで包含し、第2吸収体を第1中間シートと第3中間シートで包含した一例を示した縦断面図であり、(b)は、第1吸収体を第1中間シートと第2中間シートで包含し、第2吸収体を第3中間シートで包含した一例を示した縦断面図である。 第1吸収体に配された開口部の形状例を模式的に示した平面図であり、(a)は長円形の開口部の一例を示した平面図であり、(b)は縦長八角形の開口部の一例を示した平面図であり、(c)は台形の開口部の一例を示した平面図であり、(d)は変形八角形の開口部の一例を示した平面図である。
本発明に係る吸収性物品の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。まず図1を参照して本実施形態の使い捨ておむつ10の概要を説明する。なお、図1では、大人用の展開型使い捨ておむつを示した。
図1に示すように、本実施形態の使い捨ておむつ10は、肌当接面側に配された液透過性の表面シート1、非肌当接面側に配された透湿性かつ液難透過性の裏面シート2、および両シートの間に挟まれていて液を吸収保持する吸収体3を備える。
表面シート1および裏面シート2は縦長の形状を有する。吸収体3は、これらよりも長手方向(Y方向)および幅方向(X方向)の長さがやや短く、股下部において、物品幅方向中央に位置する中央部吸収体3c、該中央部吸収体3cの両側に配した一対の側部吸収体3a、3bを有している。吸収体3は、その長手方向を表面シート1および裏面シート2の長手方向に一致させ略中央に配されている。これら表面シート1、裏面シート2および吸収体3は、例えばホットメルト接着剤等によって接合されている。
上記側部吸収体3a、3bのそれぞれと中央部吸収体3cとの間には、離間部4(4a、4b)を有する。上記1対の離間部4a、4bの物品長手方向(Y方向)両端部に吸収体3の一部が存している。したがって、離間部4は物品長手方向両端部に到達していない。
上記側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとの間に中間シート5が介在されている。したがって、側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとは中間シート5によって分けられている。物品長手方向中央部付近における物品幅方向(X方向)においては、平面視した状態で、側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとは接触しているか離間している。3次元的にみると、側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとの間に中間シート5が介在されているため、側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとは少なくとも中間シート5の厚み分は離間している。
このように、3次元的にみると側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとは離間していて、かつ平面視した状態で側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとは接触しているか離間していることから、側部吸収体3a、3bが変形しやすくなるので、大腿部付け根周りや股下部においてフィット性に優れるという効果を奏する。
上記側部吸収体3a、3bのY方向の長さLsは、側部に離間部4を含む貫通する開口部33を有する部分の長さと定義し、中央部吸収体3cのY方向の長さLcは、側部に離間部4を有する部分の長さと定義する。したがって、長さLcは離間部4の長さLdと同等になる。
平面視した側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとのそれぞれの離間距離D(Da、Db)は、0mm(平面視の状態で接触)以上、好ましくは3mm以上、さらに好ましくは5mm以上であり、40mm以下、好ましくは30mm以下、さらに好ましくは25mm以下である。そして0mm(平面視の状態で接触)以上40mm以下、好ましくは3mm以上30mm以下、さらに好ましくは5mm以上25mm以下である。したがって、平面視して側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cが重なることはない。また、平面視して側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとが重なっている状態では後述する本発明の効果を奏することができない。一方、離間距離Dが長すぎる場合には、側部吸収体3a、3bの幅が狭くなり股漏れしやすくなるという観点から好ましくない。
また離間部4の物品長手方向(Y方向)の長さLdは、100mm以上、好ましくは140mm以上、さらに好ましくは180mm以上であり、400mm以下、好ましくは380mm以下、さらに好ましくは360mm以下である。そして100mm以上400mm以下、好ましくは140mm以上380mm以下、さらに好ましくは180mm以上360mm以下である。離間部4の長さLdが長すぎる場合には、排泄された尿が離間部4の前後方向に流れ出し前漏れや背漏れがし易くなり、漏れを防止するという観点から好ましくなく、短すぎる場合には、フィット性が低下してしまうという観点から好ましくない。
上記側部吸収体3a、3bの幅Ws(X方向の幅)は、30mm以上、好ましくは40mm以上、さらに好ましくは50mm以上であり、140mm以下、好ましくは120mm以下、さらに好ましくは100mm以下である。そして30mm以上140mm以下、好ましくは40mm以上120mm以下、さらに好ましくは50mm以上100mm以下である。側部吸収体3a、3bの幅Wsが長すぎる場合には、フィット性や追従性が低下するという観点から好ましくなく、短すぎる場合には、股漏れを防止するという観点から好ましくない。
また、側部吸収体3a、3bの長さLs(Y方向の長さ)は、上記離間部4の長さLd以上であり、200mm以上、好ましくは240mm以上、さらに好ましくは280mm以上であり、600mm以下、好ましくは570mm以下、さらに好ましくは540mm以下である。そして200mm以上600mm以下、好ましくは240mm以上570mm以下、さらに好ましくは280mm以上540mm以下である。側部吸収体3a、3bの長さLsが長すぎる場合には、物品長手方向の端部側において、第1吸収体と第2吸収体の重なりが短くなり、吸収性能低下により前漏れや背中漏れの原因となったり、胴回りのフィット性も低下しやすいという観点から好ましくなく、短すぎる場合には、大腿部付け根周りなし股下部のフィット性や追従性が低下するという観点から好ましくない。
上記中央部吸収体3cの幅Wc(X方向の幅)は、60mm以上、好ましくは75mm以上、さらに好ましくは90mm以上であり、200mm以下、好ましくは180mm以下、さらに好ましくは160mm以下である。そして60mm以上200mm以下、好ましくは75mm以上180mm以下、さらに好ましくは90mm以上160mm以下である。中央部吸収体3cの幅Wcが長すぎる場合には平面視した離間部4がなくなり、側部吸収体3b、3cと重なるために可撓性が低下するという観点から好ましくなく、短すぎる場合には離間部4の幅が広くなりすぎて股漏れや背漏れしやすいという観点から好ましくない。
また、中央部吸収体3cの長さLc(Y方向の長さ)は、上記離間部4の長さLdと同等であり、150mm以上、好ましくは180mm以上、さらに好ましくは200mm以上であり、好ましくは400mm以下、さらに好ましくは360mm以下である。そして150mm以上400mm以下、好ましくは180mm以上400mm以下、さらに好ましくは200mm以上360mm以下である。中央部吸収体3cの長さLcが長すぎる場合には、物品長手方向の端部側において、第1吸収体と第2吸収体の重なりが短くなり、吸収性能低下により前漏れや背中漏れの原因となるという観点から好ましくなく、短すぎる場合には可撓性が低下するという観点から好ましくない。離間部4は、少なくとも股下部Cに配されており、背側部Rおよび腹側部F方向にはみ出して配されていてもよい。
上記側部吸収体3a、3bは第1吸収体31によって構成され、上記中央部吸収体3cは第2吸収体32によって構成されている。すなわち、上記側部吸収体3a、3bは第1吸収体31に含まれ、中央部吸収体3cは、第2吸収体32に含まれる。第1吸収体31は、中間シート5を介して第2吸収体32より上層に配される。
第1吸収体31は、例えばその外側縁の形状が股下部分で内側に湾曲しており、腹側部Fや背側部Rの部位では外側に広がっていて、その中央部に貫通する開口部33を有する。この開口部33の幅方向側部の第1吸収体31が上記側部吸収体3a、3bとなる。
第2吸収体32は、長手方向両端部側が上記開口部33の幅より長く、長手方向中央部が上記開口部33の幅より短くなっている。例えば、第2吸収体32は、股下部で内側に湾曲した形状であってもよい。これにより、第1吸収体31と第2吸収体32との間に平面視した隙間ができ、その隙間が上記離間部4a、4bとなる。したがって、離間部4の長さは、開口部33の長手方向の長さ以下となる。通常、長手方向端部側の開口部33の側部で第1吸収体31に第2吸収体32が重なるように配されているので、中央部吸収体3cの長手方向の長さLcは上記したように、離間部4の長さLdと同等になる。また、開口部33の長手方向両端部では、第1吸収体31と第2吸収体32とが重なっている。
上記第1吸収体31、第2吸収体32は種々の形状をとることができる。
例えば、図2(a)に示すように、第1吸収体31は中央部がくびれた、いわゆる砂時計形の形状を有し、矩形の開口部33を有する。また第2吸収体32は長手方向中央部でくびれた、いわゆる砂時計形の形状を有し、長手方向の開口部33の両端部側で第1吸収体31と第2吸収体32とが重なっており、長手方向中央部で平面視した開口部33の幅より第2吸収体32の幅が狭くなっている。また図2(b)に示すように、前記図2(a)に示した構成において第1吸収体31の形状が角部を切り欠いた形状であってもよい。さらに上記図2(c)に示すように、前記図2(a)に示した構成において第1吸収体31および第2吸収体32が矩形状であってもよい。この場合、開口部33の幅よりも第2吸収体32の幅が長手方向全体にわたって狭くなるので、長手方向における側部吸収体3a、3bの長さLsと、中央部吸収体3cの長さLcと、離間部4の長さLdは同等になる。
次に、上記第1吸収体31について前記図1を参照して詳述する。
第1吸収体31は貫通する開口部(中抜き部)33を有している。開口部33の物品幅方向(X方向)の幅Whは第2吸収体32のX方向の幅よりも広いことが好ましく、例えば、股下部における開口部33の幅Whは第2吸収体32の股下部における幅Wcより少なくとも0mm以上広く、好ましくは6mm以上広く、さらに好ましくは10mm以上広く、幅Whと幅Wcの差は80mm以下、好ましくは60mm以下、さらに好ましくは50mm以下である。そして0mm以上80mm以下広く、好ましくは6mm以上60mm以下広く、さらに好ましくは10mm以上50mm以下広い。上記0mmの場合は、平面視した状態で第2吸収体32の物品長手方向(Y方向)に配された側部が開口部33の物品長手方向に配された側部に接触した状態になる。なお、3次元的には、股下部において、第1吸収体31と第2吸収体32との間に中間シート5が配されているので、第1吸収体31と第2吸収体32とは離間されている。
したがって、両側にある離間部4の一方の幅は、上記Wh−Wcの値の1/2になるので、前述したようになる。
上記第1吸収体31の物品幅方向(X方向)の幅Wabは、股下からの漏れを防止し、大腿部でのフィット性を維持する観点から、240mm以上、好ましくは260mm以上、さらに好ましくは280mm以上であり、大人用展開型紙おむつのヒップサイズの大きさの観点から、好ましくは400mm以下、さらに好ましくは380mm以下である。そして240mm以上400mm以下、好ましくは260mm以上400mm以下、さらに好ましくは280mm以上380mm以下である。
物品長手方向(Y方向)の長さLabは、対象となる被介護者の股下の長さと漏れ防止する観点から、600m以上、好ましくは650mm以上、さらに好ましくは670m以上であり、対象となる被介護者の股上長さとフィット性の観点から、好ましくは900mm以下、さらに好ましくは860mm以下である。そして600m以上900mm以下、好ましくは650mm以上900mm以下、さらに好ましくは670mm以上860mm以下である。
開口部33のX方向の幅Whは、股下部のフィット性を良くする観点から、80mm以上、好ましくは100mm以上、さらに好ましくは120mm以上であり、股下からの漏れを防止する観点から、240mm以下、好ましくは220mm以下である。そして80mm以上240mm以下、好ましくは100mm以上220mm以下、さらに好ましくは120mm以上220mm以下である。
開口部33のY方向の長さLhは、股下部のフィット性や可撓性を向上する観点から、200mm以上、好ましくは240mm以上、さらに好ましくは280mm以上であり、臀部からの漏れを防止する観点から、600mm以下、好ましくは580m以下、さらに好ましくは560mm以下である。そして200mm以上600mm以下、好ましくは240mm以上580m以下、さらに好ましくは280mm以上560mm以下である。
開口部33の両側に配された第1吸収体31の片側のX方向の幅は、上述の側部吸収体3a、3b幅Ws(レッグ吸収体幅)と同じになる。また開口部33の両側に配された第1吸収体31の片側のY方向の長さは、上述の側部吸収体3a、3b長さLs(レッグ吸収体長さ)と同じになる。
上記各数値は、装着者の体型の大きさによって適宜選択される。例えばおむつのサイズが、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ、LLサイズ等により適宜選択される。
上記第1吸収体31は、パルプからなる。または第1吸収体31はパルプと吸水ポリマーからなることが好ましい。パルプの坪量は、吸収体のヨレを防止する観点から、100g/m以上、好ましくは120g/m以上であり、大腿部付け根周りのフィット性を良くする観点から、400g/m以下、好ましくは360g/m以下、さらに好ましくは340g/m以下である。そして100g/m以上400g/m以下、好ましくは120g/m以上360g/m以下、さらに好ましくは120g/m以上340g/m以下である。パルプの坪量が少なすぎると吸収体の剛性が低くなりよれやすくなる。一方パルプの坪量が多すぎると吸収体の剛性が多角なり過ぎ、フィット性が低下することになる。
吸水ポリマーの坪量は、吸収量を維持し漏れを防止する観点から、30g/m以上、好ましくは40g/m以上、さらに好ましくは40g/m以上であり、膨潤した吸収体のフィット性を良くする観点から、300g/m以下、好ましくは250g/m以下、さらに好ましくは225g/m以下である。そして30g/m以上300g/m以下、好ましくは40g/m以上250g/m以下、さらに好ましくは40g/m以上225g/m以下である。吸収ポリマーの坪量が少なすぎると吸収性能が低下し、多すぎると膨潤した時の吸収体の剛性が高くなり過ぎ、フィット性が低下することになる。
第1吸収体31の側部吸収体3a、3bの坪量は、上記第1吸収体31の坪量の範囲内で、かつ第1吸収体31の後端側中央部の吸収体坪量よりも、大腿部付け根周りの漏れを防止する観点から、1.1倍以上、好ましくは1.2倍以上、さらに好ましくは1.25倍以上多いことが好ましい。このような吸収体坪量を有することで、股下部分の漏れを防ぎ、溝から広がってきた液を背側の吸収体に引き込み吸収させる点から好ましい。また股下側縁部に位置する側部吸収体3b、3cが排泄液を吸収して膨潤し、開口部33で構成される溝が深くなり、外漏れを防止する。
また、第1吸収体31の外形の面積Saに対する開口部33の面積Shは、面積比Sh/Saは、15%以上、好ましくは18%以上、さらに好ましくは20%以上であり、好ましくは50%以下である。そして15%以上50%以下、好ましくは18%以上50%以下、さらに好ましくは20%以上50%以下である。面積比が小さ過ぎると可撓性の低下のよりフィット性が低下するという観点から好ましくなく、大き過ぎると吸収体のヨレを防止するという観点から好ましくない。
上記第1吸収体31は、第2吸収体32と重なる部位では、上層にあることが好ましい。第1吸収体31の開口部33が、第2吸収体32上に位置するため排泄された尿を吸収するための防漏壁となり、背中側や腹側からの伝い漏れを防止することができる。
上記第2吸収体32は、パルプからなる。または第2吸収体32はパルプと吸水ポリマーからなることが好ましい。パルプの坪量は、吸収体のヨレを防止する観点から、100g/m以上、好ましくは120g/m以上であり、大腿部付け根周りのフィット性を良くする観点から、400g/m以下、好ましくは360g/m以下、さらに好ましくは340g/m以下である。そして100g/m以上400g/m以下、好ましくは120g/m以上360g/m以下、さらに好ましくは120g/m以上340g/m以下である。パルプの坪量が少なすぎると吸収体の剛性が低くなりよれやすくなる。一方パルプの坪量が多すぎると吸収体の剛性が多角なり過ぎ、フィット性が低下することになる。
吸水ポリマーの坪量は、吸収量を維持し漏れを防止する観点から、30g/m以上、好ましくは40g/m以上、さらに好ましくは40g/m以上であり、膨潤した時の吸収体のフィット性を良くする観点から、300g/m以下、好ましくは250g/m以下、さらに好ましくは225g/m以下である。そして30g/m以上300g/m以下、好ましくは40g/m以上250g/m以下、さらに好ましくは40g/m以上225g/m以下である。吸収ポリマーの坪量が少なすぎると吸収性能が低下し、多すぎると膨潤した時の吸収体の剛性が低下することになる。
第2吸収体32は、少なくとも離間部4より物品長手方向端部側において、すなわち、腹側部Fまたは背側部Rで第1吸収体31と厚み方向で重なっている。例えば、開口部33の長手方向両端部側で重なっている。その重なり部の長手方向における長さは、伝い漏れ防止の観点から、50mm以上、好ましくは70mm以上、さらに好ましくは80mm以上である。
このように、第1吸収体31と第2吸収体32とが重なることによって厚みがでるため、臀部にフィットしやすくなって、伝い漏れが防止される。また2層になることで剛性が高まるとともに、吸収性能が高まる。
第2吸収体32には、図示はしないが、股下部の幅方向中央部にスリットまたは幅方向中央より左右の部位に2本スリットが配されていてもよい。スリットの幅は、装着時に幅方向に折れ易くする観点から、3mm以上が好ましく、また、25mm以下が好ましい。スリットの長さは、吸収体の前後方法に液を拡散させるため、好ましくは80mm以上、さらに好ましくは120mm以上であり、好ましくは400mm以下である。そして、好ましくは80mm以上400mm以下であり、さらに好ましくは120mm以上400mm以下である。
第2吸収体32の股下部中央部には長手方向に伸張されて接着された弾性部材が配されていても良い。この弾性部材によって股下部のフィット性がさらに改善される。
上記吸収体3は、エンボス処理が施されていてもよい。
また上記吸収体3の厚みは、中央部より側部が厚い方が大退部の周り付近の隙間を減らすことができるため漏れ防止の観点から好ましい。
次に、中間シートの包含形態について一例について図3を参照して以下に説明する。
前記図1に示した中間シート5の配置が基本形態となる。
図3(a)に示すように、吸収体3は側部吸収体3a、3bを含む第1吸収体31と、中央部吸収体3cを含む第2吸収体32とからなり、側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとの間に離間部4a、4bを有する。このように配された第1吸収体31と第2吸収体32との間に中間シート5(第1中間シート5a)を配し、第1中間シート5aと表面シート1との間に第2中間シート5bを配し、第2吸収体32と裏面シート3との間に第3中間シート5cを配している。この第1中間シート5aと第2中間シート5bは、開口部33内で重なった状態にあり、また側部吸収体3a、3bの幅方向外側で重なった状態になっている。
第1中間シート5aと第2中間シート5bは、開口部33で少なくとも部分的に接着剤もしくは熱接着で接合されている。また、第1中間シート5aの裏面シート側面と第2吸収体32の肌側面は、開口部33の離間部4a、4b付近で少なくとも部分的に接合されている。
開口部33において、第1中間シート5aと第2中間シート5b及び第2吸収体32の重なった部接合することで、側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cを離間することができる。
また図3(b)に示すように、吸収体3は側部吸収体3a、3bを含む第1吸収体31と、中央部吸収体3cを含む第2吸収体32とからなり、側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとの間に離間部4a、4bを有する。このように配された第1吸収体31と第2吸収体32との間に中間シート5(第1中間シート5a)を配し、第1中間シート5aと表面シート1との間に第2中間シート5bを配し、第2吸収体32を包むように第3中間シート5cを配している。この第1中間シート5aと第2中間シート5bは、開口部33内で重なった状態にあり、また側部吸収体3a、3bの幅方向外側で重なった状態になっている。
第1中間シート5aと第2中間シート5bは、開口部33で少なくとも部分的に接着剤もしくは熱接着で接合されている。
第2吸収体32を包むように第3中間シート5cを配することで、装着中の尿の吸収によって起こりやすい第2吸収体32の崩れやヨレを抑え、離間部4a、4bを保つことができる。
上記各中間シート5、吸収性ポリマーは、衛生面を考慮すると抗菌消臭処理がなされていることが好ましい。抗菌処理の抗菌剤としては、銀系、銅系若しくは亜鉛系の物質又はそれらの塩類等の抗菌剤、または4級アンモニウム塩等が挙げられる。消臭剤としては、活性炭、ゼオライト、シリカゲル、ポリガラクトサミン、カテキン、キトサン、キチン、ポリアニリン等が挙げられる。
また、第1吸収体31と第2吸収体32の間に配した中間シート5を色付き中間シートとしてもよい。色付き中間シートは台紙または不織布等からなる。このように色付きシートとすることにより、尿取りパッド(図示せず)を装着する場合、中間シートの色が視認されることによって装着位置の目印となる。
次に、第1吸収体31の開口部33の形状について図4を参照して以下に説明する。
第1吸収体31の開口部33の形状は、おむつ10の後側において、お尻を包み込むため幅狭くなっていることが好ましい。このような形態とすることで、特に女性に多い臀部の溝からの伝い漏れを防止する効果が奏される。例えば、図4(a)に示すように、第1吸収体31の開口部33の形状は長円形が好ましい。また図4(b)に示すように、第1吸収体31の開口部33の形状は縦長の八角形が好ましい。ここでは、二つの形状を挙げたが、後側において開口部33の形状が幅狭くなっているならば、開口部33の形状は三角形、台形、5角形以上の多角形であってもよい。また、開口部33の各辺は、図示例では直線であったが、曲線であってもよい。
一方、おむつ10の前側において、開口部33は少し広がった形状が好ましい。このような形状とすることで、男性用の場合、前側Vゾーンの剛性が低下し、内側に男性性器を包み込みやすくなるので、横漏れを防止しやすくなる。例えば、図4(c)に示すように、第1吸収体31の開口部33の形状は、前側が上底となり後側が下底となって、上底が下底より短い台形が好ましい。また図4(d)に示すように、第1吸収体31の開口部33の形状は、縦長の八角形であるが、この八角形のうち後側の2つの角度が鋭角になるように広がった変形八角形が好ましい。ここでは、二つの形状を挙げたが、前側において開口部33の形状が幅広くなっているならば、開口部33の形状は三角形や5角形以上の多角形や変形多角形であってもよい。また、開口部33の各辺は、図示例では直線であったが、曲線であってもよい。
また前記図1に示すように、表面シート1の肌面側には、その長手方向(Y方向)両側部から幅方向(X方向)外方に向けて一対のサイドシート7(7a、7b)が配されている。
裏面シート2の非肌当接面側には、その全面を覆うように不織布からなる外装シート8が配されている。この外装シート8によって、おむつ10の外側は柔らかな肌触り及び風合いのあるものとなる。
サイドシート7および外装シート8の長手方向(Y方向)長さは、それぞれ表面シート1および裏面シート2の長手方向(Y方向)長さに略一致している。さらにサイドシート7および外装シート8は、腹側部Fおよび背側部Rにおいて表面シート1および裏面シート2よりも幅方向(X方向)外方に張り出しホットメルト接着剤等によって接合されている。これにより使い捨ておむつ10の外形が形成される。おむつ10は、その展開状態の平面視において、装着時に装着者の腹側に配される腹側部F、装着者の股下部分に配される股下部C、装着者の背側に配される背側部Rとからなり、その全体として股下部Cが幅方向内方に括れた形状、いわゆる一般的な砂時計形の形状を有している。
各サイドシート7の幅方向中央寄りの内方端部には弾性部材71が配された立体ギャザーで構成される防漏カフ72が配されている。防漏カフ72には、公知のものを用いることができ、いわゆる、ダブルギャザー、T字ギャザー、折り返しギャザー、等を採用することができる。そしておむつ10の装着時に弾性部材71が収縮し、股下部Cに防漏カフ72が形成される。
レッグギャザーとなる上記側部吸収体3a、3bの外側におけるサイドシート7と裏面シート2との間に位置する部位には、左右の大腿部付け根周りを伸縮可能にする弾性部材73がそれぞれ伸張状態で接着または固定されている。このように各サイドシート7の幅方向外方にはそれぞれ弾性部材73が配されることでレッグギャザーが形成される。この弾性部材73は、上記弾性部材71と同種のものを用いることができる。
さらに、レッグ吸収体となる上記側部吸収体3a、3bのそれぞれの裏面シート2側に位置する部位には、それぞれ複数本の吸収体ギャザー弾性部材75(図1(2)参照)が伸張状態で接着または固定されている。この弾性部材としては、糸ゴム、平ゴム、フィルム状弾性体などが好ましい。糸ゴムは、片側2本ないし6本で左右均等に配されていることが好ましい。繊度は、伸縮性と伸張応力を保つ観点から、320dtex以上、好ましくは480dtex以上、さらに好ましくは620dtex以上であり、伸張応力が高くなり過ぎないで優しく伸縮しやすくする観点から、1240dtex以下、好ましくは1000dtex以下、さらに好ましくは940dtex以下である。そして320dtex以上1240dtex以下、好ましくは480dtex以上1000dtex以下、さらに好ましくは620dtex以上940dtex以下である。吸収体ギャザー弾性部材75の接着剤には、通常のホットメルト接着剤が挙げられる。そして、使い捨ておむつを展開した状態において、上記吸収体ギャザー弾性部材75が収縮して成す吸収体ギャザーによってレッグ吸収体となる側部吸収体3a、3bが立ち上がった形態になることが好ましい。
したがって、テープ止めを展開した状態で、側部吸収体3a、3bが収縮し、吸収体3の前部および後部が立ち上がる。このため、吸収体3内側に排泄された尿、軟便等の漏れを防止することできる。また、おむつ交換時の洗浄液の漏れを防止することができる。さらに、尿取りパッドを装着する場合には、尿取りパッドのホールド性が向上する。
さらに上記吸収体ギャザー弾性部材75によって側部吸収体3a、3bが伸縮するため脚周り、特に大腿部付け根周りのフィット性が向上し、その部分の漏れを防止することができる。
上記弾性部材71、73および75の伸縮によっておむつ10は、装着者の運動等による体形変化にもよく追従してフィットし、液体等の横漏れを効果的に防止し得る。
おむつ10の腹側部Fおよび背側部Rには、サイドシート7と外装シート8とが積層されて幅方向外方に張り出した背側フラップ部17および腹側フラップ部18が配されている。背側フラップ部17にはファスニングテープ19が設けられている。ファスニングテープ19は、フックテープが好ましく、粘着タイプでもよい。またはフック材と粘着テープを組み合わせた物であっても良い。このファスニングテープ19を腹側フラップ部18に設けたテープ貼付部20に貼付して、おむつを装着固定することができる。テープ貼付部20は、ループテープが好ましく、例えば通気性のある不織布タイプがムレを防止しするために好ましい。またはフィルムタイプや織物とフィルムをラミネートしたものであってもよい。
上記ファスニングテープ19おおびテープ貼付部20によっておむつ10を装着固定するとき、おむつ長手方向中央を緩やかに内側に折り曲げて、吸収体3が装着者の臀部から下腹部にわたって沿うように装着する。これにより排泄物が的確に吸収体3に吸収保持される。本実施形態のおむつ10においては、さらに機能的な構造部材やシート部材等を設けてもよい。
また、おむつのウエスト部には上記とは別の弾性部材やバリヤシートが配されていてもよい。
さらに、表面シート1や裏面シート2には、液の吸収量やサイズを示すデザイン印刷、位置合わせのための目印になるマーク等が配されてもよい。
本実施形態においては、特に断らない限り、人体に接触する側の面を肌側面ないし肌当接面あるいは表面といい、これと反対側の面を非肌面ないし非肌当接面あるいは裏面という。この2つの面において、肌側面に近い方ないしその延長方向を肌面側、肌当接面側または表面側といい、非肌面に近い方ないしその延長方向を非肌面側、非肌当接面側または裏面側という。装着時に人体の前側に位置する方向を前方といいその端部を前端部とし、後側に位置する方向を後方といいその端部を後端部として説明する。吸収性物品の表面または裏面の法線方向を厚み方向といいその量を厚さという。さらに、特に断らない限り、吸収性物品の平面視において腹側部Fから股下部Cを亘り背側部Rに至る方向を縦方向または長手方向(Y方向)といい、この縦(長手)方向と直交する方向を幅方向(X方向)という。なお、前記縦方向は典型的には装着状態において人体の前後方向と一致する。
以下に本実施形態のおむつ10を構成する部材の好ましい構成素材について説明する。
表面シート1、裏面シート2およびサイドシート7の形成材料としては、通常吸収性物品に使用されているものを用いることができる。
表面シート1としては、親水性不織布が好ましく、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、立体賦形不織布と呼ばれている不織布で、その繊維がポリプロピレンの単繊維や、ポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンの複合繊維等で親水化処理が施された繊維が好ましく、その坪量は、強度と風合いの観点から、13g/m以上、好ましくは15g/m以上、さらに好ましくは18g/m以上であり、排泄された尿の通液性向上や液残り防止の観点から、60g/m以下、好ましくは50g/m以下、さらに好ましくは40g/m以下である。そして、13g/m以上60g/m以下、好ましくは15g/m以上50g/m以下、さらに好ましくは18g/m以上40g/m以下ものが好適に使用できる。また、表面シート1の股下部分には、表面シート1の非肌面側に親水性穴開きフィルムや親水性不織布が部分的に重ねられていてもよい。
裏面シート2の形成材料としては、防水性があり透湿性を有していれば特に限定されないが、例えば疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラー又は相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸又は二軸延伸して得られる多孔性フィルムが挙げられる。前記熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィンが挙げられる。該ポリオレフィンとしては、高〜低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等が挙げられ、これらを単独で又は混合して用いることができる。
吸収体3には、液保持性を有するものであれば、通常吸収性物品に用いられるものを用いることができる。例えば、繊維集合体またはこれと吸水性ポリマーとを併用させたもの等を用いることができる。繊維集合体を構成する繊維としては、パルプ繊維等の親水性天然繊維や、合成繊維(好ましくは親水化処理を施したもの)等を用いることができる。パルプ繊維としては、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ等の木材パルプや木綿パルプ、ワラパルプ等の非木材パルプ等の天然セルロース繊維などが挙げられる。その他、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオフィレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の合成樹脂からなる単繊維、これらの樹脂を2種以上含む複合繊維、アセテートやレーヨンなどの半合成繊維を一部に含んでもよい。坪量は特に限定されないが、上述した通りである。吸水性ポリマーとしては、この種の物品に通常使用されている各種のポリマー材料を用いることがでる。吸水性ポリマーは、自重の20倍以上の水又は生理食塩水を吸収し保持し得る性能を有するような超吸収性高分子化合物であることが好ましい。
中間シート5は、親水性の部材であり、例えば、親水性のティッシュペーパー等の薄手の紙(薄葉紙)、コットンやレーヨンなどの親水性繊維からなる不織布、合成樹脂の繊維に親水化処理を施してなる不織布(スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)、スパンボンド−メルトブローン−メルトブローン−スパンボンド(SMMS)、スパンボンド−スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SSMS)等の複合不織布)等を用いることができる。
サイドシート7としては、撥水性の不織布が好ましく、カード法により製造された不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、ヒートロール不織布、ニードルパンチ不織布等の中から撥水性の物、または撥水処理した種々の不織布を用いることができる。特に好ましくは、例えば、スパンボンド不織布、スパンボンド−メルトブローン(SM)不織布、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)、スパンボンド−メルトブローン−メルトブローン−スパンボンド(SMMS)、スパンボンド−スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SSMS)不織布等が用いられる。
また、サイドシート7に配される弾性部材71、レッグギャザーを成す弾性部材73、吸収体ギャザーを成す弾性部材75およびウエストギャザーをなす弾性部材(図示せず)等には、この種の物品に用いられる通常の弾性部材を用いることができ、例えば素材としては、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができ、形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状ないし紐状(平ゴム等)のもの、もしくはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。具体的に糸ゴムについては前述したような繊度のものが用いられる。
上記した使い捨ておむつ10は、中央部吸収体3cの両側に配された側部吸収体3a、3bとのそれぞれの間に離間部4a、4bによる隙間があるので、側部吸収体3a、3bが変形しやすくなり、レッグギャザーや吸収体ギャザーによって、股下部、特に大腿部付け根周りのフィット性が向上する。また、股下部では、上記長手方向に延びる離間部4による隙間があるため、可撓性が向上する。
さらに、側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cとの間に中間シート5が配されていることによって、股下部の側部吸収体3a、3bが変形しやすくなり追従性が向上するので、吸収体のヨレを防止することができる。
上記吸収体3が体液を吸収した後、側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3cの膨潤によって溝ができる。すなわち、側部吸収体3a、3bと中央部吸収体3aが尿を吸収するとそれぞれが厚み方向に膨れる。この結果、幅方向の隙間である離間部4が谷になり、溝ができる。吸収体3に2度目の排尿があると、膨らんだ吸収体3により作られた溝によって、より液が前後方向に流れやすくなるので、股モレ防止に繋がる。
本発明の吸収性物品において、吸収体3の形状についても特に限定されること無く、表面がブロック形状であったり、スリットが設けられたりしていてもよい。本発明の吸収性物品は、上記実施形態における展開型使い捨ておむつに限らず、パンツ型使い捨ておむつや尿取りパッドであってもよい。
上述した実施形態等に関し、さらに以下の付記(吸収性物品)を開示する。
<1>
表面シートと裏面シートと両シートに挟まれた吸収体を備え、
前記吸収体は、股下部において、物品幅方向中央に位置する中央部吸収体、該中央部吸収体の両側に配した一対の側部吸収体を有し、
前記中央部吸収体と前記側部吸収体との間に離間部を有し、
前記一対の離間部の物品長手方向両端部に前記吸収体の一部が配され、
前記中央部吸収体と前記側部吸収体との間に中間シートが介在されている吸収性物品。
<2>
平面視した状態における少なくとも股下部において前記側部吸収体と前記中央部吸収体とは離間している離間部を有する前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記離間部の幅は、0mm(平面視の状態で接触)以上、好ましくは3mm以上、さらに好ましくは5mm以上である前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記離部の幅は、40mm以下、好ましくは30mm以下、さらに好ましくは25mm以下である前記<2>又は<3>に記載の吸収性物品。
<5>
前記離間部の物品長手方向の長さは、100mm以上、好ましくは140mm以上、さらに好ましくは180mm以上である前記<2>から<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6>
前記離間部の物品長手方向の長さは、400mm以下、好ましくは380mm以下、さらに好ましくは360mm以下である前記<2>から<5>の何れか1に記載の吸収性物品。
<7>
前記側部吸収体の幅は、30mm以上、好ましくは40mm以上、さらに好ましくは50mm以上である前記<1>から<6>の何れか1に記載の吸収性物品。
<8>
前記側部吸収体の幅は、140mm以下、好ましくは120mm以下、さらに好ましくは100mm以下である前記<1>から<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>
前記側部吸収体の長さは、前記離間部の長さ以上であり、200mm以上、好ましくは240mm以上、さらに好ましくは280mm以上である前記<1>から<8>の何れか1に記載の吸収性物品。
<10>
前記側部吸収体の長さは、600mm以下、好ましくは570mm以下、さらに好ましくは540mm以下である前記<1>から<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
<11>
前記中央部吸収体の幅は、60mm以上、好ましくは75mm以上、さらに好ましくは90mm以上である前記<1>から<10>の何れか1に記載の吸収性物品。
<12>
前記中央部吸収体の幅は、200mm以下、好ましくは180mm以下、さらに好ましくは160mm以下である前記<1>から<11>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13>
前記中央部吸収体の長さは、前記離間部の長さと同等であり、150mm以上、好ましくは180mm以上、さらに好ましくは200mm以上である前記<1>から<12>の何れか1に記載の吸収性物品。
<14>
前記中央部吸収体の長さは、好ましくは400mm以下、さらに好ましくは360mm以下である前記<1>から<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
<15>
物品厚み方向において、前記側部吸収体と前記裏面シートとの間に複数本の吸収体ギャザー弾性部材を有する前記<1>から<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16>
前記吸収体は前記側部吸収体を含む第1吸収体と前記中央部吸収体を含む第2吸収体とを有し、
前記離間部より物品長手方向の端部側において、前記第1吸収体と前記第2吸収体が厚み方向に重なっている前記<1>から<15>の何れか1に記載の吸収性物品。
<17>
前記重なっている部分の長手方向における長さは、50mm以上、好ましくは70mm以上、さらに好ましくは80mm以上である前記<16>に記載の吸収性物品。
<18>
前記吸収体は、第1吸収体と第2吸収体とを有し、
前記第1吸収体は平面視中央部に開口部を有し、
前記開口部の物品幅方向両側が前記側部吸収体を構成し、
前記第2吸収体は前記中央部吸収体を構成している前記<1>から<17>の何れか1に記載の吸収性物品。
<19>
前記第1吸収体は、その外側縁の形状が股下部分で内側に湾曲しており、腹側部及び背側部の少なくとも一方の部位では外側に広がっている前記<18>に記載の吸収性物品。
<20>
前記第2吸収体は、長手方向両端部側が前記開口部の幅より長く、長手方向中央部が前記開口部の幅より短くなっている前記<18>又は<19>に記載の吸収性物品。
<21>
前記第2吸収体は、股下部で内側に湾曲した形状である前記<18>から<20>の何れか1に記載の吸収性物品。
<22>
前記開口部の股下部における幅は、前記第2吸収体の股下部における幅より少なくとも0mm以上広く、好ましくは6mm以上広く、さらに好ましくは10mm以上広い前記<18>から<21>の何れか1に記載の吸収性物品。
<23>
股下部における前記開口部33の幅と前記第2吸収体32の股下部における幅の差は80mm以下、好ましくは60mm以下、さらに好ましくは50mm以下である前記<18>から<22>の何れか1に記載の吸収性物品。
<24>
前記重なっている部分において、前記第1吸収体は、前記第2吸収体の上層にある前記<18>から<23>の何れか1に記載の吸収性物品。
<25>
前記第2吸収体の腹側部又は背側部の幅は股下部の幅より広い前記<18>から<24>の何れか1に記載の吸収性物品。
<26>
前記第2吸収体は股下部にスリットを有している前記<18>から<25>の何れか1に記載の吸収性物品。
<27>
前記一対の側部吸収体は連続する前記中間シートにより挟持されており、物品幅方向で前記一対の側部吸収体の間に位置する前記中間シートは厚み方向に前記中央部吸収体の前記表面シート側に配される前記<1>から<26>の何れか1に記載の吸収性物品。
<28>
前記側部吸収体と前記中央部吸収体との間に前記中間シートを配し、前記中間シートと前記表面シートとの間に他の第2中間シートを配し、前記中央部吸収体と前記裏面シートとの間に他の第3中間シートを配している前記<1>から<27>の何れか1に記載の吸収性物品。
<29>
前記側部吸収体と前記中央部吸収体との間に前記中間シートを配し、前記中間シートと前記表面シートとの間に他の第2中間シートを配し、前記中央部吸収体を包むように他の第3中間シートを配している前記<1>から<27>の何れか1に記載の吸収性物品。
<30>
前記中間シートと前記他の第2中間シートは、前記開口部で少なくとも部分的に接合されている前記<28>又は<29>に記載の吸収性物品。
<31>
前記中間シート、前記他の第2中間シート及び前記他の第3中間シートのいずれか又は複数が色彩を有している前記<27>から<30>の何れか1に記載の吸収性物品。
1 表面シート
2 裏面シート
3 吸収体
4 離間部
5 中間シート
7 サイドシート
8 外装シート
10 使い捨ておむつ

Claims (5)

  1. 表面シートと裏面シートと両シートに挟まれた吸収体を備え、
    前記吸収体は、股下部において、物品幅方向中央に位置する中央部吸収体、該中央部吸収体の両側に配した一対の側部吸収体を有し、
    前記中央部吸収体と前記側部吸収体との間に離間部を有し、
    前記一対の離間部の物品長手方向両端部に前記吸収体の一部が配され、
    前記中央部吸収体と前記側部吸収体との間に中間シートが介在されている吸収性物品。
  2. 物品厚み方向において、前記側部吸収体と前記裏面シートとの間に複数本の吸収体ギャザー弾性部材を有する請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記吸収体は前記側部吸収体を含む第1吸収体と前記中央部吸収体を含む第2吸収体とを有し、
    前記離間部より物品長手方向の端部側において、前記第1吸収体と前記第2吸収体が厚み方向に重なっている請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体は、第1吸収体と第2吸収体とを有し、
    前記第1吸収体は平面視中央部に開口部を有し、
    前記開口部の物品幅方向両側が前記側部吸収体を構成し、
    前記第2吸収体は前記中央部吸収体を構成している請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記一対の側部吸収体は連続する前記中間シートにより挟持されており、物品幅方向で前記一対の側部吸収体の間に位置する前記中間シートは厚み方向に前記中央部吸収体の前記表面シート側に配される請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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