JP2015065875A - コンバイン - Google Patents

コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP2015065875A
JP2015065875A JP2013202692A JP2013202692A JP2015065875A JP 2015065875 A JP2015065875 A JP 2015065875A JP 2013202692 A JP2013202692 A JP 2013202692A JP 2013202692 A JP2013202692 A JP 2013202692A JP 2015065875 A JP2015065875 A JP 2015065875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glen tank
combine
combine according
boarding
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013202692A
Other languages
English (en)
Inventor
裕介 舘野
yusuke Tateno
裕介 舘野
有作 吉田
Yusaku Yoshida
有作 吉田
義剛 福岡
Yoshitake Fukuoka
義剛 福岡
孝文 三井
Takafumi Mitsui
孝文 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2013202692A priority Critical patent/JP2015065875A/ja
Publication of JP2015065875A publication Critical patent/JP2015065875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

【課題】グレンタンク内部の点検を運転部側から簡便に行い易くする。【解決手段】操縦者が搭乗可能な運転部3と、穀粒を貯留するグレンタンク5とを備え、グレンタンク5に、そのグレンタンク5の天板55に昇るための昇降ステップ6が備えられている。【選択図】図1

Description

本発明は、操縦者が搭乗可能な運転部と穀粒を貯留するグレンタンクとを備えたコンバインに関する。
上記のように、運転部と穀粒を貯留するグレンタンクとを備えたコンバインとしては、下記[1]に記載のものが知られている。
[1]走行装置に支持された車体フレームの前部に運転キャビンを備え、その運転キャビンの後方箇所に、脱穀装置及びグレンタンクを搭載したコンバイン(特許文献1参照)。
特開2013−158258号公報(段落〔0080、0085、〕、図1、図2、図3)
上記の特許文献1に記載された構造のコンバインは、運転部であるキャビンが、対地的に比較的高い位置に支持されていて、見通しのよい収穫作業を行い易い点で有用なものである。
しかしながら、このコンバインでは、運転キャビンの近くに位置するグレンタンクも対地的に高い位置に配備されている。このため、グレンタンクの内部の点検を行う際には、一旦、運転キャビンから降りて、地面上からグレンタンクの天板にまで届く梯子を調達し、不安定な梯子を用いてグレンタンクの上に昇る必要がある。したがって梯子を調達するための手間や時間的ロスを招く虞があり、この点で改善の余地がある。
本発明は、グレンタンク内部の点検を運転部側から簡便に行い易くしようとしたものである。
〔解決手段1〕
上記課題を解決するために講じた本発明におけるコンバインの技術手段は、操縦者が搭乗可能な運転部と、穀粒を貯留するグレンタンクとを備え、前記グレンタンクに、そのグレンタンクの天板に昇るための昇降ステップが備えられていることである。
〔解決手段1にかかる発明の作用及び効果〕
上記解決手段1にかかる本発明の構成によると、グレンタンク自体に昇降ステップが備えられているので、別途梯子を調達する手間や時間的ロスを招くことなく、グレンタンク内部の点検を安定良く行える利点がある。
〔解決手段2〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記昇降ステップは、手摺りが備えられたものであるということである。
〔解決手段2にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段2にかかる発明の構成によると、手摺りを備えてより一層安定良く昇降でき点で有利である。
〔解決手段3〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記昇降ステップは、足場となる複数の横桟部材の両端部を縦枠部材に連結した梯子によって構成されているということである。
〔解決手段3にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段3にかかる発明の構成によると、手摺りが横桟部材の補強手段となり、簡単な構造で優れた強度の昇降ステップを得られる利点がある。
〔解決手段4〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記グレンタンクは、揺動軸心回りで揺動可能に構成されているということである。
〔解決手段4にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段4にかかる発明の構成によると、伝動部の下部を主フレームで支持し、伝動部を安定良く支持し得る利点がある。
〔解決手段5〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記揺動軸心は水平向きに設定され、前記グレンタンクは、前記揺動軸心を備えた側の端部に穀粒排出口を備え、前記穀粒排出口側とは反対側の端部が持ち上げられた排出姿勢と、前記穀粒排出口側とは反対側の端部を下降させた貯留姿勢とに姿勢変更可能に構成されているということである。
〔解決手段5にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段5にかかる発明の構成によると、グレンタンク自体の傾動に伴って、端部に備えた穀粒排出口から穀粒を排出し得るものであるから、別途排出用オーガを設ける必要がなく、また迅速に回収し得る点でも有利である。
〔解決手段6〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記運転部の後方に前記グレンタンクを設けてあり、その運転部と前記グレンタンクとの間に前記昇降ステップが配設されているということである。
〔解決手段6にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段6にかかる発明の構成によると、運転部側からグレンタンク側の移行に際して、一旦、運転部から降りて、再度地上からグレンタンクに昇る必要はなく、運転部側から直接的にグレンタンクの天板側へ昇ることができる。
したがって、別途梯子を調達する必要などの労力や時間的ロスなく、迅速に昇降し得る利点がある。
〔解決手段7〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記昇降ステップは、機体左右方向における外方側よりも内方側が機体前方側に位置するように、平面視で傾斜した面に沿って取り付けられているということである。
〔解決手段7にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段7にかかる発明の構成によると、運転部とグレンタンクとの前後方向間隔が狭くても、所定の横幅の昇降ステップを支障なく配設することができる利点がある。
〔解決手段8〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記昇降ステップは、前記グレンタンクの角部に沿って取り付けられるように、その取付部が前記グレンタンクの角部近くに設けられているということである。
〔解決手段8にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段8にかかる発明の構成によると、グレンタンクの角部では、他の部位よりも保形強度が大きいことを利用して、昇降ステップをグレンタンクに強固に固定し易いという利点がある。
〔解決手段9〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記昇降ステップが前記グレンタンクの前側の横外側に備えられ、 前記昇降ステップが備えられた側と同じ横外側で、前記運転部の横外側端部に搭乗用デッキが備えられ、この搭乗用デッキは前記運転部の後端よりも後方に延長されて、平面視で前記昇降ステップと重複しているということである。
〔解決手段9にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段9にかかる発明の構成によると、運転部から昇降ステップまでの移動を、搭乗用デッキを利用して容易に行うことができ、より一層、グレンタンク天板への昇降を容易に行い易くなる利点がある。
〔解決手段10〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記昇降ステップの前方において、地上から前記搭乗用デッキに乗り降りするための乗降ステップが備えられているということである。
〔解決手段10にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段10にかかる発明の構成によると、乗降ステップを利用して搭乗用デッキへの昇り降り簡便に行うことができ、地上から運転部への乗降を行い易くなるとともに、その搭乗用デッキは、運転部からグレンタンクの天板への昇降を行い易くするためにも利用されている。これによって、搭乗用デッキを兼用することによる構造の簡素化を図り得たものである。
〔解決手段11〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記乗降ステップは、側面視において、前記昇降ステップと前後方向で隣り合う位置に配設されているということである。
〔解決手段11にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段11にかかる発明の構成によると、乗降ステップと昇降ステップとの前後方向での位置が近いので、地上からグレンタンクの天板への昇降を行う際にも迅速に行い易いという利点がある。
〔解決手段12〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記搭乗用デッキには、前記乗降ステップの後方位置で、かつ前記昇降ステップの機体左右方向での外側に位置するデッキ手摺りが備えられているということである。
〔解決手段12にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段12にかかる発明の構成によると、操縦者等が搭乗用デッキの上に立って昇降ステップを昇る際、及び運転キャビンに出入りする際などに、デッキ手摺りが搭乗用デッキ上の操縦者等の外側に位置しているので、手摺りとして有効に利用することができる。
〔解決手段13〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記天板に点検口が備えられているということである。
〔解決手段13にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段13にかかる発明の構成によると、昇降ステップを用いて天板に昇った後、点検口を開けてグレンタンクの内部を点検することが可能となる。
〔解決手段14〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記点検口は、前記天板の前側で、かつ横外側の角部近くに備えられているということである。
〔解決手段14にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段14にかかる発明の構成によると、点検口が天板の前側で、かつ横外側の角部近くという、グレンタンクの隅角部分に備えられているので、グレンタンク全体としての強度をあまり損なわずに点検口を形成することができる。
また、点検口がグレンタンクの隅角部分であることにより、その付近に近接して昇降ステップを配置することにより、天板上を移動する必要を少なくして、簡便に点検作業を行い易いという点でも有利である。
〔解決手段15〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記天板のうち、前記点検口が設けられた箇所の横外側位置に持ち手が備えられているということである。
〔解決手段15にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段15にかかる発明の構成によると、点検口が設けられた箇所の横外側位置に持ち手が備えられているので、操縦者等が昇降ステップから天板に乗り移る際、あるいはグレンタンクの内部から天板上に出る際などに、持ち手を把持して身体を支え易いという利点がある。
〔解決手段16〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記点検口は、前記持ち手が設けられた側とは反対側の端縁に設けたヒンジ回りで揺動開閉可能に構成されているということである。
〔解決手段16にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段16にかかる発明の構成によると、天板上で点検口を開閉操作する際に、ヒンジが存在する箇所とは反対側に位置する持ち手を把持して蓋体の開閉操作を行うことができる。したがって、把持した持ち手で身体を安定良く支えながら蓋体の開閉を行い易いという利点がある。
〔解決手段17〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記点検口は透明材料製の板材で構成されているということである。
〔解決手段17にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段17にかかる発明の構成によると、点検口もグレンタンク内に外部の光を取り込むための採光窓を兼ねることができる利点がある。
〔解決手段18〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記天板には、タンク内部への光の射しこみを許す採光窓が設けられているということである。
〔解決手段18にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段18にかかる発明の構成によると、グレンタンク内に外部の光を取り込んで、タンク内部の点検作業や外部からの穀物貯留状況の確認等を行い易いという利点がある。
〔解決手段19〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記採光窓は前記天板の複数箇所に設けられているということである。
〔解決手段19にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段19にかかる発明の構成によると、天板上の複数箇所から外部の光を取り込むことができ、グレンタンク内部の点検作業や外部からの穀物貯留状況の確認等を、より一層行い易いという利点がある。
〔解決手段20〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記グレンタンクの前壁に、機体前方側から内部を覗き込み可能な覗き窓が設けられているということである。
〔解決手段20にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段20にかかる発明の構成によると、運転部側からの覗き込みによってグレンタンク内部における穀物貯留状況等を、視認によって簡便に行うことができるという利点がある。
〔解決手段21〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記運転部を覆う運転キャビンを備え、その運転キャビンの後壁に後方を視認可能な後窓が形成され、前記覗き窓は前記後窓を通して前記運転キャビン内部から前記グレンタンク内部を視認可能な位置に設けられたものであるということである。
〔解決手段21にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段21にかかる発明の構成によると、運転キャビンの内部からでも、グレンタンク内部における穀物貯留状況等の視認を簡便に行うことができるという利点がある。
全稈投入型コンバインの左側面図である。 全稈投入型コンバインの全体平面図である。 全稈投入型コンバインの右側面図である。 全稈投入型コンバインの運転部の正面図である。 グレンタンクの作動状態を示す正面図である。 昇降ステップを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 グレンタンクを示す平面図である。 グレンタンクを示す正面図である。 グレンタンクを示す背面図である。 グレンタンクを示す右側面図である。 点検口を示し、(a)は平面図、(b)は図11(a)におけるXI(b)-XI(b)線断面図である。 採光窓を示す断面図である。 覗き窓を示す断面図である。 別実施形態における昇降ステップを示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面の記載に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1乃至図5は、本発明に係るコンバインの一例である全稈投入型(普通型)コンバインを示している。図1が機体全体の左側面を示し、図2が平面を示し、図4は図1における線分III-IIIでの断面を示している。図5はグレンタンク5を傾動させての排出姿勢を示している。
これらの図に示すように、上記の全稈投入型コンバインは、車体フレーム1の下側に左右一対の前輪2F,2F(前走行装置に相当する)、及び左右一対の後輪2R,2R(後走行装置に相当する)からなる走行装置2を備えている。
車体フレーム1の前部に運転キャビン3(運転部に相当する)を備え、その後方側に脱穀装置4、及びグレンタンク5を夫々備え、最後部に排ワラ処理装置16を備えている。そして、車体フレーム1に対して水平横軸心(図示せず)周りで昇降作動する刈取処理装置17を前部に備えて自走機体を構成している。
上記の走行装置2、脱穀装置4、及び刈取処理装置17などに対して駆動力を伝達するエンジン7は、クランク軸(図示せず)が機体左右方向に沿う状態で、脱穀装置4の右横側部に配設されている。
前記走行装置2の前輪2Fには、車体フレーム1の前部に装着されたトランスミッション(図示せず)から、減速ケース21、及び減速ケース21に支持された前車軸2aを介して前輪2Fに伝達されるように構成されている。これにより前輪2Fは、前車軸2aの軸心である左右向きの水平横軸心x1周りで駆動回転される。
前記後輪2Rは、車体フレーム1の後部で、前後方向軸心周りで左右揺動自在に装着された後輪支持フレーム(図示せず)の左右両端側に設けてあり、上下揺動軸心周りで操向操作可能な後車軸2bを備えた操向車輪によって構成されている。
この後輪2Rは、その左右方向幅及び直径が前記前輪2Fよりも小さく設定されたタイヤ車輪で構成され、後車軸2bの水平横軸心x2周りで回動する。
〔刈取処理装置〕
図1乃至図4に示すように、車体フレーム1に搭載した脱穀装置4の前側で左右方向に沿う横軸心周りで昇降作動する刈取処理装置17を設けてある。
この刈取処理装置17は、脱穀装置4に対して刈り取られた茎稈などの作物を供給するフィーダ17Aと、植立茎稈などの作物穂先側を掻き込む掻き込みリール17Bや、株元側を切断する刈取装置17C、及び刈り取った作物を刈幅方向の中央部に寄せ集める横送りオーガ17Dを備えて、作物を刈り取ってフィーダ17Aに送り込み、脱穀装置4に供給するように構成されている。
このフィーダ17Aは、図示はしないが、角筒状のケース内部に前後方向に回動する無端帯状の搬送体が装備されていて、送り込まれた刈取り作物を後方上方に向けて搬送するように構成されている。フィーダ17Aによる作物搬送方向は、脱穀装置4内における扱胴40の扱胴回転軸心p1(図4参照)に沿う前後方向であり、フィーダ17A部分の昇降動作に伴って、掻き込みリール17Bや刈取装置17C及び横送りオーガ17Dも昇降作動可能に構成してある。
〔脱穀装置〕
脱穀装置4は、前述したように、車体フレーム1上で、扱胴回転軸心p1が前後方向に沿うように配設されている。この脱穀装置4は、前後方向で前輪2Fと後輪2Rとの前後方向間隔内に配備され、左右方向でも、左右の前輪2F及び後輪2Rの間隔幅内に位置する状態で配設されている。
また、脱穀装置4は、その下面が図1に示すように、非操向車輪である前輪2Fの前車軸2aよりも少し低く、操向車輪である後輪2Rの後車軸2bよりも少し高い位置にある。つまり、非操向車輪である前輪2Fの前車軸2a、もしくは操向車輪である後輪2Rの後車軸2bと略同じ高さに位置するように配設されている。
このように配設された脱穀装置4は、機体の左右方向での中心線CLに対して、脱穀装置4の全体の左右方向での中心線であるところの扱胴回転軸心p1が、左側へ偏倚した状態で配設されている。つまり、脱穀装置4の左右方向での中心線は、内部に配設されている扱胴40の前後方向の扱胴回転軸心p1と同一の位置に存在している。
前記フィーダ17Aは、脱穀装置4と同様に機体の左右方向での中心線CLに対して、左側へ偏倚した状態で配設されている。
排ワラ処理装置16は、脱穀装置4の後部に一体的に装着されており、脱穀処理後の排ワラを切断して機外へ排出するように構成されている。
〔運転キャビン〕
運転キャビン3は、図1及び図4に示すように、車体フレーム1上に立設された運転部フレーム11に搭載設置されている。
これによって、運転キャビン3は、前輪2Fの外径の上縁よりも高い位置で、かつ前輪2Fの後縁よりも前方側の位置で運転部フレーム11を介して車体フレーム1に支持されている。
図4に示すように、運転キャビン3内には運転座席30や操縦操作用のステアリングハンドル31等が配備され、ステアリングハンドル31の操作で後輪2Rが操向操作されるように構成されている。この運転キャビン3内には、図示しないが、操縦操作用、及び作業操作用の各種の操作具、ならびに計器類が配備されている。
運転キャビン3は、全面ガラスによって形成された前面3Aと、その左右両側に開閉ドア32を備えた横側面3Bと、機体後方側を見通し可能な後窓3Dを備えた後面3Cとを備えている。後窓3Dは、操縦者が運転座席30に搭座した状態で後方を振り返ったときに、グレンタンク5の内部を後述する覗き窓56から覗き込み可能な位置に形成されている。
左右両側の横側面3Bに備えた開閉ドア32は、機体前方側のフロントピラー33fに備えたヒンジ34によって枢支され、前記ヒンジ34の上下軸心回りで前方側へ揺動して開放姿勢となり、後方側へ揺動して閉塞姿勢となるように構成されている。
運転キャビン3の左右の開閉ドア32の外側には、運転キャビン3の開閉ドア32を開閉して操縦者等が出入りする際などに、運転キャビン3の外側で操縦者等が一時的に搭乗することのできる搭乗用デッキ35が備えられている。
図2に示されているように、左右の搭乗用デッキ35のうち、右側の横側面3Bの外側に配設される右側の搭乗用デッキ35は、右側のフロントピラー33fとリヤピラー33rとにわたる程度の前後方向長さを有している。
左側の横側面3Bの外側に配設された左側の搭乗用デッキ35は、右側のフロントピラー33fの横側位置からリヤピラー33rの位置を越えてさらに後方側に延出され、グレンタンク5の前面近くにまで達する前後方向長さを有している。
図2乃至図4に示すように、左右のフロントピラー33fの横外側には、左右の搭乗用デッキ35の前端部の上方に位置するように、横外側方に張り出す前保護枠36fが設けてある。
右側の搭乗用デッキ35の後部側における横外側端部と、右側のリヤピラー33rとにわたって、右側の搭乗用デッキ35の横外方及び後方側を囲繞するように後保護枠36rが設けられている。
左側の搭乗用デッキ35の後部側には、搭乗用デッキ35の横外側端部から少し横外方へ張り出した後、上方に向けて立ち上がるデッキ手摺り37が立設されている。このデッキ手摺り37は、前後方向で運転キャビン3の後端近くから、左側搭乗用デッキ35の後端部にわたる範囲に設けてあり、グレンタンク5の後述する昇降ステップ6の横外側に位置している。
つまり、操縦者等が左側の搭乗用デッキ35の上に立って昇降ステップ6を昇る際、及び開閉ドア32を開閉して運転キャビン3に出入りする際に、デッキ手摺り37が搭乗用デッキ35上の操縦者等の外側に位置していて、手摺りとして機能するように構成されている。
左側の搭乗用デッキ35の横外側には、前保護枠36fとデッキ手摺り37との間で、かつデッキ手摺り37の前方側に乗降ステップ38が設けられている。デッキ手摺り37の前端側の下部は後端側の下部よりも下方側に長く延設されている。そして、このデッキ手摺り37の前端側の下部が乗降ステップ38の上部側における後端面に対して当接する状態に位置し、乗降ステップ38の後面に当てつけられた状態で溶接固定されている。
デッキ手摺り37の後端側の下部は、搭乗用デッキ35の上面近くで機体内方側へ屈曲形成されている。そして、そのデッキ手摺り37の後端側の下端部が、搭乗用デッキ35の後部部近くで、搭乗用デッキ35の上面側に起立する取付片35aに対して溶接固定されている。
乗降ステップ38は地上と搭乗用デッキ35との間で操縦者等が昇降するために用いるものであり、この乗降ステップ38の後端とデッキ手摺り37の前端とが近接していることにより、乗降ステップ38を用いて搭乗用デッキ35に対する乗り降りをする際に、デッキ手摺り37を掴んで乗降ステップ38から搭乗用デッキ35へ、あるいは搭乗用デッキ35から乗降ステップ38への移行を楽に行うことができて便利である。
〔グレンタンク〕
次に、グレンタンク5について説明する。
グレンタンク5は、図1乃至図5に示すように、運転キャビン3の後方側で、車体フレーム1上の右横側部に立設されたタンク支持台12と、その左横側部に位置する脱穀装置4の上側とにわたって設けられている。
グレンタンク5は、角パイプなどの各種の鋼材を組み付けて格子状に形成した底部枠50の上側に、機体左右方向でのほぼ全幅にわたる左右方向幅を有した前面5Fと、前面5Fと同じ左右方向幅を有した後面5Rと、左右方向幅よりも短い前後方向長さを有した左側面5SLと、左側面5SLの前後方向長さよりも少し短い前後方向長さを有した右側面5SRと、天井面5Tとを備えて、略矩形箱状に形成されたタンク本体51を搭載してある。
これらの底部枠50とタンク本体51とが一体的に連結されて、タンク支持台12の上端部に設けた揺動支軸52により、前後方向の揺動軸心z1周りで揺動可能に支持されている。
タンク支持台12は、図1及び図5に示されるように、脱穀装置4の右横側方箇所で車体フレーム1上に配備されている。このタンク支持台12は、脱穀装置4から遠い側に配設された外支柱12Aと、それよりも脱穀装置4に近い側に配設された内支柱12Bとを備えている。これらの外支柱12Aの下端部と内支柱12Bの下端部とが車体フレーム1に固定され、かつ外支柱12Aと内支柱12Bとの各上端部が、上部枠12Cに連結されている。この上部枠12Cに、グレンタンク5の左右方向での一端側に相当する穀粒排出口54側の端部が、前後方向の揺動軸心z1回りで起伏揺動可能に連結支持されている。
そして、図5に示すように、タンク支持台12の内支柱12Bとグレンタンク5の底部枠50との間に、油圧駆動式のダンプシリンダ13が介装されている。このダンプシリンダ13の伸縮作動によりグレンタンク5を前記揺動軸心z1回りで起伏揺動可能に構成してある。この起伏揺動操作により、タンク本体51の底面が水平又はほぼ水平姿勢となる貯留姿勢と、底面が起立した排出姿勢とに、グレンタンク5が姿勢変更可能に構成されている。
図1乃至図5に示すように、グレンタンク5は、前面5F側に揚穀装置43からの揚送穀粒を受け入れる穀粒受入口53を備え、前記揺動軸心z1が存在する側である右側面5SRに穀粒排出口54を備えている。
さらにグレンタンク5には、図7乃至図10に示すように、前面5Fに、前方側から目視して覗き込み可能な大小の覗き窓56が設けられ、天井面5Tを構成する天板55に、光を取り入れるための採光窓57と、グレンタンク5の内部に出入り可能な大きさの開口を有した点検口58とが設けられている。
また、このグレンタンク5の前面5Fにおける左側寄り(図5では右側)の端部近く位置には、グレンタンク5の天井面5Tを構成する天板55に昇降するための昇降ステップ6が一体に取り付けられている。
〔昇降ステップ〕
昇降ステップ6について説明する。
昇降ステップ6は、図6に示すように、足場となる複数の横桟部材61の両端部を、手摺りを兼ねる縦枠部材62に連結して梯子部60を構成している。この梯子部60には、左右の取付脚63L,63Rが一体形成され、その左右の取付脚63L,63Rのグレンタンク5側への延出端同士を連結する取付板64が備えられている。
左右の取付脚63L,63Rは、上下二箇所に設けられているが、このうち上部側では、左側の取付脚63Lが右側の取付脚63Rよりも上部に位置している。したがって、この左右の取付脚63L,63Rの延出端同士を連結する取付板64が、図6(a),(b)に示すように、右下がり状に傾斜した状態で設けられている。
このように取付板64が右下がり状に傾斜するように設けてあるのは、図5及び図8に示すように、グレンタンク5の天井面5Tにおける天板55の右側部分が右下がり状に傾斜しており、前面5Fの上縁も同様に右下がり状に傾斜していて、その前面5Fの上縁に沿うように取付板64を傾斜させて設けたことによる。このように取付板64を傾斜させたことにより、昇降ステップ6の上部側における左右の取付脚63L,63Rを、天井面5Tの前縁と前面5Fの上縁とで構成されるグレンタンク5の上部前側の角部にできるだけ近接した位置に固定させることができる。
左右の取付脚63L,63Rのうち、下部側では、左右の取付脚63L,63Rの取付箇所における左右の高さは同一であるように設けられている。
また、図6(c)に示すように、左右の取付脚63L,63Rのうち、左側の取付脚63Lが右側の取付脚63Rよりも長くなるように、取付脚63L,63Rの長さを左右で異ならせている。このように構成しているのは、梯子部60の横桟部材61と縦枠部材62とを含む平面が、機体左右方向における外方側よりも内方側が機体前方側に位置するように、平面視で傾斜した面に沿うようにするためである。このように梯子部60の面を傾斜させることによって、昇降ステップ6による昇降を行い易くすることができる。
つまり、梯子部60の横桟部材61と縦枠部材62とを含む平面が、例えばグレンタンク5の前面5Fと平行であるように設けると、梯子部60と運転キャビン3の後面3Cとの間隔が狭くて昇降し難い虞がある。また、グレンタンク5の前面5Fに垂直であるように設けようとすれば、昇降ステップ6の横桟部材61の長さを、グレンタンク5の前面5Fと運転キャビン3の後面3Cとの間隔よりも短くする必要があり、昇降ステップ6の水平方向幅が狭くて使い難い構造となる虞がある。
これに比べて、梯子部60の面を図2に示すように、機体左右方向における外方側よりも内方側が機体前方側に位置するように、平面視で傾斜した面に沿わせることにより、昇降ステップ6の水平方向幅を必要以上に狭めることなく、かつ梯子部60の前面側に昇降に支障のない程度の空間を確保した状態で昇降ステップ6を設けることができる。
図2に示すように、昇降ステップ6は、グレンタンク5が貯留姿勢であるときに、その梯子部60が、平面視で搭乗用デッキ35の後部と重複する状態でグレンタンク5に取り付けてある。この状態では、搭乗用デッキ35上に位置する操縦者等が、昇降ステップ6の存在によって機体内方側へ移行することを制限され、デッキ手摺り37によって機体外方側へ移行することを制限される。
そして、図5に示すように、ダンプシリンダ13でグレンタンク5の左側面5SL側が上昇され、排出姿勢に姿勢変更されると、そのグレンタンク5の姿勢変更にともなって昇降ステップ6も持ち上げられることになる。これによって、グレンタンク5の下方側が開放され、昇降ステップ6が搭乗用デッキ35側に残るものではないので、グレンタンク5の下方に位置する脱穀装置4や伝動系の各機構などのメンテナンス作業を行う際に、広い空間でメンテナンス作業を行い易い点で有利である。
〔点検口〕
グレンタンク5の天井面5Tには、図2及び図7に示すように、揺動軸心z1から離れた左側面5SLに近い端部側で、かつ、前面5Fに近い端部側寄りの箇所に、グレンタンク5の内部に出入りするための点検口58が設けられている。この点検口58が設けられた位置は、昇降ステップ6が設けられた前面5Fの左側端部に近い位置であり、昇降ステップ6から点検口58への移動を短い距離で行えるように構成されている。
図7及び図11(a),(b)に示すように、点検口58が形成された箇所の周辺、及び後述する右側の採光窓57が形成された箇所の周辺にわたって矩形状の補強枠55Aが天板55の裏面側に溶接固定されている。この補強枠55Aは、図11(b)に示すように、断面形状がチャンネル状の鋼材に構成され、点検口58や採光窓57が形成されることによって生じる虞のある、天板55の強度低下を回避するためのものである。
点検口58は、図7及び図11に示すように、天板55に形成した矩形の開口58aと、その開口58aを閉塞する透明のアクリル樹脂製の蓋体58bと、その蓋体58bを天板55に対して止着して揺動させるためのヒンジ58cと、ヒンジ58cが設けられた側とは反対側の端部で蓋体58bを天板55に連結固定するための蝶ボルト58dとを備えている。
また、ヒンジ58cは、連結ボルト58e及び座金58fを介して天板55に着脱可能に固定されている。
ヒンジ58cが設けられた側の蓋体58bの端縁は、左側面5SLから遠い側の前後方向の端縁であり、蝶ボルト58dが設けられた側の蓋体58bの端縁は、左側面5SLに近い側の前後方向の端縁である。
蓋体58bを透明のアクリル樹脂製の板体で構成してあるのは、点検口58を構成する蓋体58bにも採光窓としての外光の取り込みを可能にするためである。
点検口58が設けられた側の左側面5SLと天井面5Tとで構成される左側上部の角部には、図1,2、及び図7,8に示されるように、アーチ状の持ち手59がボルト連結されている。この持ち手59は、点検口58の蓋体58bを開放させて、操縦者等が昇降ステップ6から天板55に乗り移る際、及びグレンタンク5の内部から天板55上に出る際などに、把持して身体を支えるためのものである。
〔採光窓〕
グレンタンク5の天井面5Tは、図7乃至図10に示すように、前後方向視では、最上部に少し平坦な部分を有し、その左右両側に、右下がりの傾斜面と左下がりの傾斜面とが形成されている。また、最上部の平坦な部分の後方側にも、図10に示すように後下がりの傾斜面が形成されている。
前記点検口58は、右下がりの傾斜面の前部寄りの箇所に形成されており、天板55に形成される開口58aも蓋体58bも、天井面5Tの右下がりの傾斜面に沿って右下がりに傾斜している。
採光窓57は、図7、及び図9,10に示すように、天井面5Tの左下がりの傾斜面と、後下がりの傾斜面とに形成されている。天井面5Tの左下がりの傾斜面に形成された採光窓57は、図7及び図10に示すように、グレンタンク5の前面5Fの形状に沿って、その前縁側が平面視で右側(図7では左側)ほど後退して台形状に形成されている。後下がりの傾斜面に形成されている採光窓57は図7及び図9に示すように、横長の矩形状に形成されている。
上記の採光窓57は、図12に示すように、天板55に形成した開口57aと、その開口57aを閉塞する透明のアクリル樹脂製の遮蔽板57bと、その遮蔽板57bを天板55に対して止着するための止めピン57c、及び座金57dとを備えている。
遮蔽板57bは、天板55に形成した開口57aの外側に当てつけられた状態で、その外側に座金57dを介在させた状態で止めピン57cの頭部を位置させ、天板55を貫通してグレンタンク5の内部側に突出した止めピン57cの端部をカシメて止め付けるように構成されている。このように、遮蔽板57bを開口57aの外側に位置させることにより、開口57a部分に雨水や埃が溜まる不具合を避けやすく、また、グレンタンク5の内部の容積を狭めずに済む点で有利である。
〔覗き窓〕
グレンタンク5の前面5Fは、図7,8、及び図10に示すように、平面視で左半部(図7では右側)が、右側(図7では左側)の端部よりも前方側に位置し、その左半部と右側の端部とを繋ぐ部分が右側(図7では左側)ほど後退する傾斜面に形成されている。
覗き窓56は、図8及び図10に示すように、前面5Fの左半部(図7では右側)において、左右方向での中央位置近くに形成された穀粒受入口53の左側(図7では右側)の位置と、その左半部と右側の端部とを繋ぐ部分の傾斜面が存在する位置とに形成されている。
左側(図7では右側)の覗き窓56は、図8に示すように、穀粒受入口53と昇降ステップ6との間に位置して、右側の覗き窓56よりも小さい矩形状に形成されている。
右側(図7では左側)の覗き窓56は、図8及び図10に示すように、傾斜面が存在する位置で、かつ上縁側が天井面5Tの右下がり(図7では左下がり)の傾斜面に沿うように、右下がり(図7では左下がり)に傾斜した台形状に形成されている。
上記の覗き窓56は、図13に示すように、前面5Fに形成した開口56aと、その開口56aを閉塞する透明のアクリル樹脂製の遮蔽板56bと、その遮蔽板56bを前面5Fに対して止着するための止めピン56c、及び座金56dとを備えている。
遮蔽板56bは、前面5Fに形成した開口56aの内側に当てつけられている。止めピン56cは頭部を前面5Fの外側に位置させた状態で前面5F、及び遮蔽板56bを貫通し、遮蔽板56bの内側に座金56dを介在させた状態で、止めピン56cの端部をカシメて止め付けるように構成されている。
このように、遮蔽板56bを開口56aの内側に位置させることにより、覗き窓56の構成部材が前面5Fの前側へ突出する量を少なくし、他物と接触する可能性を低減することができる。
〔別実施形態の1〕
上記の実施の形態では、昇降ステップ6として、図6に示したように、足場となる複数の横桟部材61の両端部を、手摺りを兼ねる縦枠部材62に連結した梯子部60に、左右の取付脚63L,63Rが一体形成された構造のものを例示したが、このような構造に限られるものではない。
例えば、図14に示すように、平面視でチャンネル状となるように屈曲形成した多数の足場構成材65を、上下方向で所定間隔おきに配置して、昇降ステップ6を構成するようにしてよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
上記の実施の形態では、昇降ステップ6として、図6に示したように、足場となる複数の横桟部材61の両端部を、手摺りを兼ねる縦枠部材62に連結した梯子部60を構成し、その梯子部60のうちの左右の縦枠部材62に、左右の取付脚63L,63Rを一体形成した構造のものを例示したが、このような構造に限られるものではない。
例えば、図示はしないが、左右の取付脚63L,63Rのうちの一方を縦枠部材62に取り付け、他方を横桟部材61の長さ方向の中間位置に連結する、あるいは左右の取付脚63L,63Rの両方を横桟部材61の長さ方向の中途部分に連結するなどしてもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の3〕
上記の実施の形態では、昇降ステップ6として、図2に示すように、梯子部60の横桟部材61と縦枠部材62とを含む平面が、機体左右方向における外方側よりも内方側が機体前方側に位置するように、平面視で傾斜した面に沿うようにした構造のものを例示したが、これに限られるものではない。
例えば、図示はしないが、梯子部60の横桟部材61と縦枠部材62とを含む平面が、グレンタンク5の前面5Fと平行、又はほぼ平行な面となるように構成してもよい。
この場合、梯子部60と運転キャビン3との間隔が少し狭くなる傾向があるが、運転キャビン3とグレンタンク5との間における間隔がある程度広めに形成されている場合には支障なく用いることができる。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の4〕
上記の実施形態では、運転部として運転キャビン3を備えた構造のものを例示したが、これに限られるものではなく、運転部としては運転キャビン3を備えずに、単に操縦部や運転座席30を備えただけのものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の5〕
上記の実施形態では、脱穀装置4の上方に配設されるグレンタンク5を、左右方向の一端側に設けた揺動軸心z1の回りで傾動可能に構成し、かつ、前記揺動軸心z1が設けられた側に開閉可能な穀粒排出口54を設けて、その傾動姿勢で穀粒を排出可能に構成した構造のものを示したが、これに限られるものではない。例えば、グレンタンク5に開閉可能な穀粒排出口54を設けずに、図示しない排出用オーガを設けるなどして穀粒を排出するようにしてもよい。
このように構成すれば、グレンタンク5の傾動用のダンプシリンダ13を設けなくとも排出することも可能であるが、ダンプシリンダ13を設けることで、タンク本体51の底部に存在する穀粒を排出用オーガの存在する側へ集めるように構成するのが望ましい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の6〕
上記の実施形態では、走行装置2として、前輪2Fを非操向車輪で構成し、後輪2Rを操向車輪で構成したものを示したが、これに限らず、例えば、前輪2Fを操向車輪とし、後輪2Rを非操向車輪としてもよい。また、前輪2F及び後輪2Rをともに操向車輪で構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の7〕
上記の実施形態では、走行装置2として、前輪2Fを非操向車輪で構成された駆動輪とし、後輪2Rを駆動されていない操向車輪で構成した構造のものを示したが、これに限らず、例えば、前輪2Fを駆動されていない操向車輪として、後輪2Rを非操向車輪からなる駆動輪とする、あるいは、前輪2F及び後輪2Rをともに操向車輪で構成して、前輪2Fと後輪2Rとを、ともに駆動するように構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の8〕
上記の実施形態では、前走行部を非操向車輪からなる前輪2Fで構成し、後走行部を操向車輪からなる後輪2Rで構成したものを示したが、これに限らず、例えば、前走行部をセミクローラタイプのクローラ走行装置で構成し、後走行部を操向車輪からなる後輪2Rで構成したものであってもよい。逆に、前走行部を操向車輪からなる前輪2Fで構成して、後走行部をセミクローラタイプのクローラ走行装置で構成してもよい。
この場合、セミクローラタイプのクローラ走行装置を駆動し、操向車輪で構成される後輪2R又は前輪2Fは非駆動のものであっても良いし、セミクローラタイプのクローラ走行装置と、操向車輪で構成される後輪2R又は前輪2Fを共に駆動するものであっても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明で示すコンバインとしては、稲、麦、とうもろこしなどの穀物を収穫するものに限らず、大豆などの豆類や菜種などの花卉類を収穫するものに適用することもできる。
1 車体フレーム
2 走行装置
3 運転キャビン(運転部)
3D 後窓
4 脱穀装置
5 グレンタンク
5F 前壁
6 昇降ステップ
35 搭乗用デッキ
37 デッキ手摺り
38 乗降ステップ
54 穀粒排出口
55 天板
56 覗き窓
57 採光窓
58 点検口
58c ヒンジ
59 持ち手
61 横桟部材
62 縦枠部材(手摺り)
z1 揺動軸心

Claims (21)

  1. 操縦者が搭乗可能な運転部と、
    穀粒を貯留するグレンタンクとを備え、
    前記グレンタンクに、そのグレンタンクの天板に昇るための昇降ステップが備えられているコンバイン。
  2. 前記昇降ステップは、手摺りが備えられたものである請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記昇降ステップは、足場となる複数の横桟部材の両端部を縦枠部材に連結した梯子によって構成されている請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記グレンタンクは、揺動軸心回りで揺動可能に構成されている請求項1〜3のいずれか一項記載のコンバイン。
  5. 前記揺動軸心は水平向きに設定され、
    前記グレンタンクは、前記揺動軸心を備えた側の端部に穀粒排出口を備え、前記穀粒排出口側とは反対側の端部が持ち上げられた排出姿勢と、前記穀粒排出口側とは反対側の端部を下降させた貯留姿勢とに姿勢変更可能に構成されている請求項4記載のコンバイン。
  6. 前記運転部の後方に前記グレンタンクを設けてあり、その運転部と前記グレンタンクとの間に前記昇降ステップが配設されている請求項1〜5のいずれか一項記載のコンバイン。
  7. 前記昇降ステップは、機体左右方向における外方側よりも内方側が機体前方側に位置するように、平面視で傾斜した面に沿って取り付けられている請求項6記載のコンバイン。
  8. 前記昇降ステップは、前記グレンタンクの角部に沿って取り付けられるように、その取付部が前記グレンタンクの角部近くに設けられている請求項1〜7のいずれか一項記載のコンバイン。
  9. 前記昇降ステップが前記グレンタンクの前側の横外側に備えられ、
    前記昇降ステップが備えられた側と同じ横外側で、前記運転部の横外側端部に搭乗用デッキが備えられ、この搭乗用デッキは前記運転部の後端よりも後方に延長されて、平面視で前記昇降ステップと重複している請求項1〜8のいずれか一項記載のコンバイン。
  10. 前記昇降ステップの前方において、地上から前記搭乗用デッキに乗り降りするための乗降ステップが備えられている請求項9記載のコンバイン。
  11. 前記乗降ステップは、側面視において、前記昇降ステップと前後方向で隣り合う位置に配設されている請求項10記載のコンバイン。
  12. 前記搭乗用デッキには、前記乗降ステップの後方位置で、かつ前記昇降ステップの機体左右方向での外側に位置するデッキ手摺りが備えられている請求項10又は11記載のコンバイン。
  13. 前記天板に点検口が備えられている請求項1〜12のいずれか一項記載のコンバイン。
  14. 前記点検口は、前記天板の前側で、かつ横外側の角部近くに備えられている請求項13記載のコンバイン。
  15. 前記天板のうち、前記点検口が設けられた箇所の横外側位置に持ち手が備えられている請求項13又は14記載のコンバイン。
  16. 前記点検口は、前記持ち手が設けられた側とは反対側の端縁に設けたヒンジ回りで揺動開閉可能に構成されている請求項15記載のコンバイン。
  17. 前記点検口は透明材料製の板材で構成されている請求項13〜16のいずれか一項記載のコンバイン。
  18. 前記天板には、タンク内部への光の射しこみを許す採光窓が設けられている請求項1〜17のいずれか一項記載のコンバイン。
  19. 前記採光窓は前記天板の複数箇所に設けられている請求項18記載のコンバイン。
  20. 前記グレンタンクの前壁に、機体前方側から内部を覗き込み可能な覗き窓が設けられている請求項1〜19のいずれか一項記載のコンバイン。
  21. 前記運転部を覆う運転キャビンを備え、その運転キャビンの後壁に後方を視認可能な後窓が形成され、前記覗き窓は前記後窓を通して前記運転キャビン内部から前記グレンタンク内部を視認可能な位置に設けられたものである請求項20記載のコンバイン。
JP2013202692A 2013-09-27 2013-09-27 コンバイン Pending JP2015065875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202692A JP2015065875A (ja) 2013-09-27 2013-09-27 コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202692A JP2015065875A (ja) 2013-09-27 2013-09-27 コンバイン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015065875A true JP2015065875A (ja) 2015-04-13

Family

ID=52833353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013202692A Pending JP2015065875A (ja) 2013-09-27 2013-09-27 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015065875A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7451335B2 (ja) 2020-07-21 2024-03-18 ヤンマーホールディングス株式会社 コンバイン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7451335B2 (ja) 2020-07-21 2024-03-18 ヤンマーホールディングス株式会社 コンバイン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5827264B2 (ja) コンバイン
JP5395530B2 (ja) コンバイン
JP2013162790A5 (ja)
JP2007037460A (ja) コンバイン
JP6401569B2 (ja) 乗用管理機
JP5134604B2 (ja) クローラ走行作業車
JP2014198009A (ja) トウモロコシ収穫機
JP5715607B2 (ja) コンバイン
JP5395613B2 (ja) コンバインの運転部構造
JP2016178869A (ja) 収穫機
JP2015065875A (ja) コンバイン
JP2017131237A (ja) コンバイン
JP2013158257A (ja) 刈取収穫機
CN203575156U (zh) 联合收割机
JP2010042031A5 (ja)
JP6214611B2 (ja) コンバイン
JP6041725B2 (ja) コンバインの穀粒回収装置
JP2011155847A (ja) コンバイン
JP2015142580A (ja) コンバイン
JP2016005487A5 (ja)
JP2013158255A (ja) 刈取収穫機
JP5320804B2 (ja) コンバイン
CN210226231U (zh) 作业车
JP3630642B2 (ja) コンバインの前処理部構造
CN210226230U (zh) 作业车