JP2015065302A - 固体照明装置および照明装置用光ファイバ - Google Patents

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敦 平家
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寛和 大武
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Hiroshi Suzuki
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Abstract

【課題】光ファイバの断線を検出するとレーザー光の放出を停止することが可能な固体照明装置および照明装置用光ファイバを提供する。【解決手段】青紫〜青色の波長のレーザー光を放出する窒化物半導体からなるレーザー素子10と、コア(21a〜23a)と、前記コアの外縁を覆うクラッド(21b〜23b)と、前記クラッドの外縁を覆う導電性被覆層(21c〜23c)とを有する光ファイバであって、前記レーザー光が入射する第1の端面F1と、前記第1の端面とは反対の側に設けられ前記レーザー光が出射する第2の端面F2と、を有する、光ファイバ(20、21,22、23)と、前記レーザー光を吸収し前記レーザー光の波長よりも長い波長の波長変換光を放出する波長変換層32を有する発光部30と、前記第1の端面と前記第2の端面との間で前記導電性被覆層が非導通になると、前記レーザー素子の駆動を停止させる保護回路40とを具備する。【選択図】図1

Description

後述する実施形態は、概ね、固体照明装置および照明装置用光ファイバに関する。
LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)などの半導体発光素子や波長変換層などを用いて、白色光などの光を放出する固体照明(SSL: Solid-State Lighting)装置を形成できる。
波長変換層へ向かって励起光を導光する光ファイバに断線などを生じた場合、固体照明装置は、光ファイバの異常を素早く検出可能な自己診断機能を有することが望ましい。
特開2002−350694号公報
本発明が解決しようとする課題は、光ファイバの断線を検出するとレーザー光の放出を停止可能な固体照明装置および照明装置用光ファイバを提供することである。
実施形態の固体照明装置は、青紫〜青色の波長のレーザー光を放出する窒化物半導体からなるレーザー素子と;コアと、前記コアの外縁を覆うクラッドと、前記クラッドの外縁を覆う導電性被覆層と、を有する光ファイバであって、前記レーザー光が入射する第1の端面と、前記第1の端面とは反対の側に設けられ前記レーザー光が出射する第2の端面と、を有する、光ファイバと;前記レーザー光を吸収し前記レーザー光の波長よりも長い波長の波長変換光を放出する波長変換層を有する発光部と;前記第1の端面と前記第2の端面との間で前記導電性被覆層が開放になると、前記レーザー素子の駆動を停止させる保護回路と;を具備する。
本実施形態によれば、光ファイバの断線を検出するとレーザー光の放出を停止可能な固体照明装置および照明装置用光ファイバを提供することである。
図1(a)は第1の実施形態にかかる固体照明装置の構成図、図1(b)は光ファイバの端部の模式斜視図、図1(c)はA−A線に沿った模式断面図、である。 図2(a)は第2の実施形態にかかる固体照明装置の構成図、図2(b)は光ファイバの端部の模式斜視図、図2(c)はA−A線に沿った模式断面図、である。 図3(a)は本実施形態に用いる光ファイバの模式斜視図、図3(b)はA−A線に沿った模式断面図、である。 図4(a)は本実施形態の光ファイバの第1変形例の模式斜視図、図4(b)はA−A線に沿った模式断面図、である。 図5(a)は本実施形態の光ファイバの第2変形例の模式斜視図、図5(b)はA−A線に沿った模式断面図、である。 図6(a)は第3の実施形態にかかる固体照明装置の構成図、図6(b)は第1の光検出部の構成図、である。 図7(a)は光センサー素子を取り付ける前の光検出部の模式斜視図、図7(b)は光センサー素子を取り付けたのちの光検出部の模式斜視図、である。 図8(a)は第4実施形態にかかる固体照明装置の構成図、図8(b)は第2の光検出部の構成図、である。
第1の発明は、青紫〜青色の波長のレーザー光を放出する窒化物半導体からなるレーザー素子と;コアと、前記コアの外縁を覆うクラッドと、前記クラッドの外縁を覆う導電性被覆層と、を有する光ファイバであって、前記レーザー光が入射する第1の端面と、前記第1の端面とは反対の側に設けられ前記レーザー光が出射する第2の端面と、を有する、光ファイバと;前記レーザー光を吸収し前記レーザー光の波長よりも長い波長の波長変換光を放出する波長変換層を有する発光部と;前記第1の端面と前記第2の端面との間で前記導電性被覆層が開放になると、前記レーザー素子の駆動を停止させる保護回路と;を具備した固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、光ファイバは、第1の端面と第2の端面途の間に、導電性被覆層を有している。このため、光ファイバが断線すると、導電性被覆層も素早く断線する。この断線は、電気的に素早く保護回路で検出される。この結果、レーザー光は、素早く停止され固体照明装置の安全性が高められる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第2の端面の側に設けられた第1導電部をさらに具備し、前記光ファイバは、第1および第2の光ファイバとを含み、前記第1の光ファイバの導電性被覆層の第2の端面の側の領域と、前記第2の光ファイバの導電性被覆層の第2の端面の側の領域と、は、前記第1導電部により覆われた固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、光ファイバの第2の端面の側に設けられた第1導電部により複数の光ファイバのそれぞれの導電被覆層を電気的に接続することができる。このため、簡素な構成により複数の光ファイバの断線を検出できる。
第3の発明は、第1の発明において、前記第2の端面の側に設けられた第2導電部をさらに具備し、前記光ファイバは、前記第2の端面の側に第1の導電性被覆層と前記第1の導電被覆層とは絶縁された第2の導電被覆層とを含み、前記第1の導電性被覆層と、前記第2の導電性被覆層と、は、前記第2導電部により覆われた固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、1つの光ファイバが複数の導電性被覆層を有する。このため、簡素な構成により複数の光ファイバの断線を検出できる。
第4の発明は、青紫〜青色の波長のレーザー光を放出する窒化物半導体からなるレーザー素子と;コアと前記コアの外縁を覆うクラッドとを有し、前記レーザー光が入射する第1の端面と、前記第1の端面とは反対の側に設けられ前記レーザー光が出射する第2の端面と、を有する、光ファイバと;前記レーザー光を吸収し前記レーザー光の波長よりも長い波長の波長変換光を放出する波長変換層を有する発光部と;前記光ファイバの前記クラッドの側面からの漏れ光の強度を検出し出力電気信号に変換する第1の光センサー部と;前記漏れ光の前記強度が所定値よりも低下すると、前記レーザー素子の駆動を停止させる保護回路と;を具備した固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、第2の端面の側で発光部に向かうレーザー光の漏れ光を検出できる。このため、光ファイバの断線は、電気的に素早く保護回路で検出される。この結果、レーザー光は、素早く停止され固体照明装置の安全性が高められる。
第5の発明は、第4の発明において、前記第1の光検出部と前記第1の端面との間に設けられ、前記光ファイバの前記クラッドの前記側面からの漏れ光の強度を検出し出力電気信号に変換する第2の光検出部をさらに具備した固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、第1の端面の側でも、漏れ光を検出できる。このため、誤動作を抑制し、精度良く断線を検出できる。
第6の発明は、第5の発明において、前記光ファイバは、第1および第2の光ファイバを含み、前記第1の光検出部または前記第2の光検出部は、前記第1の光ファイバの漏れ光を検出する第1センサー素子と、前記第2の光ファイバの漏れ光を検出し出力電気信号に変換する第2センサー素子と、を有し、前記第1センサー素子の前記出力電気信号と前記第2センサー素子の前記出力電気信号とは、前記保護回路へ入力される、固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、フォトダイオードなどの光センサー素子を有することができる。このため、断線をさらに素早く検出することができる。
第7の発明は、コアと;前記コアの外縁を覆うクラッドと;前記クラッドの外縁を覆う導電性被覆層と;を具備し、青紫〜青色の波長のレーザー光は、前記コアの第1の端面に入射し、前記第1の端面とは反対の側となる第2の端面に向かって伝搬し、前記第2の端面から出射する照明装置用光ファイバである。
この照明装置用光ファイバによれば、高出力のレーザー光を波長変換層に照射できる。このため、高出力照明光が得られる。
第8の発明は、第7の発明において、前記導電性被覆層は、前記コアに沿って延在し、互いに絶縁された第1および第2の領域を有する照明装置用光ファイバである。
この照明装置用光ファイバによれば、1つの光ファイバが、2つの導電性被覆層を有する。このため、1つの光ファイバで電気信号の往復信号線を設けることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1(a)は第1の実施形態にかかる固体照明装置の構成図、図1(b)は光ファイバの端面の模式斜視図、図1(c)はA−A線に沿った模式断面図、である。
図1(a)に表すように、固体照明装置は、光源部14と、光ファイバ20(21〜23)と、発光部30と、保護回路40と、を有する。光源部14は、青紫〜青色(たとえば、430〜490nm)の波長のレーザー光BLを放出する窒化物半導体からなるレーザー素子10を含む。また、光源部14は、レーザー素子10を制御する駆動回路12をさらに含むことができる。
光ファイバ20は、レーザー光BLが入射する第1の端面F1と、第1の端面F1とは反対の側に設けられレーザー光BLが出射する第2の端面F2と、を有する。また、光ファイバ20は、レーザー光BLを導光するコアと、コアの外縁を覆うクラッドと、クラッドの外縁を覆うように設けられた導電性被覆層とを含む。
発光部30は、レーザー光BLを吸収しレーザー光BLの波長よりも長い波長の波長変換光YLを放出する波長変換層32を有する。なお、発光部30は、波長変換層32が配設される支持部と、光学部と、をさらに有することができる。
保護回路40は、第1の端面F1と第2の端面F2との間で導電性被覆層が開放となったことを検出すると、駆動回路12を介してレーザー素子10の駆動を停止させる。
図1(b)に表すように、光ファイバ20が3つの光ファイバ21、22、23から構成されていると、固体照明装置の光出力を高めることができる。光ファイバ21〜23のそれぞれの導電性被覆層21b〜23bは、第2の端面F2近傍で。導電性接着材などからなる第1導電部50などにより覆われ、電気的に接続されるものとする。
また、図1(c)に表すように、それぞれの光ファイバ21〜23は、コア21a、22a、23aやクラッド21b、22b、23b、導電性被覆層21c、22c、23cと、をそれぞれ有する。光ファイバ21〜23は、導電性被覆層21c〜23cを覆うように、絶縁被覆層52をさらに有してもよい。
光ファイバ21〜23の第1の端面F1には、レーザー素子10a〜10cからレーザー光BLがそれぞれ入射し、第2の端面F2からそれぞれ出射する。レーザー素子10の1つの光出力を1Wとすると、光ファイバの数を増やすことにより、高光出力を得ることができる。
図1のように、固体照明装置は、光源部14と発光部30とを離間させ、その間を光ファイバ20などで接続することができる。このようにすると、光源部14で生じた熱が発光部30に伝導しない、このため、発光部30の温度上昇が抑制され、波長変換効率の低下を抑制することができる。但し、光ファイバ20を構成する光ファイバの数とその長さを増加させると、光ファイバ20の断線などが増える可能性がある。
光ファイバ20は、たとえば、直径が300μm以下などの石英細線からなる。このため、微小クラックやキズを生じ、これが広がって光ファイバ折れによる断線にいたることがある。また、青紫〜青色の高エネルギーを吸収して発熱し石英、被覆樹脂などを融かし、断線にいたることがある。固体照明装置では、複数の光ファイバのいずれかが断線しても、コヒーレントなレーザー光BLを素早く遮断して外部に漏れないようにすることが安全上要求される。
また、第1の端面F1近傍で、導電性被覆層21cには電圧VDが供給される。導電性被覆層21cの長手方向の抵抗R1により、第2の端面F2近傍において電圧降下を生じる。第1導電部50と接続された光ファイバ22の導電性被覆層22cは、長手方向の抵抗R2により、第1の端面F1の近傍において電圧降下を生じ電圧V22となる。また、第1導電部50と接続された光ファイバ23の導電性被覆層23cの抵抗R3を介して第1の端面F1近傍において電圧降下を生じ電圧V23となる。
保護回路40は、入力された電圧V22、23により導通であるか開放であるかを監視することにより、光ファイバ21〜23に断線を生じたか否かを判断する。開放であれば、保護回路40は光ファイバが断線したと判断し、駆動回路12に向けて駆動停止信号STを出力する。駆動回路12は、その駆動停止信号STに基づいて、断線した光ファイバに接続されたレーザー素子10の駆動を停止する。
図2(a)は第2の実施形態にかかる固体照明装置の構成図、図2(b)は光ファイバの端面の模式斜視図、図2(c)はA−A線に沿った模式断面図、である。
図2(a)に表すように、固体照明装置は、光源部14と、光ファイバ20と、発光部30と、保護回路40と、を有する。
光源部14は、青紫〜青色の波長範囲のレーザー光BLを放出する窒化物半導体からなるレーザー素子10と、レーザー素子10を制御する駆動回路12と、を有する。
光ファイバ20は、レーザー光BLが入射する第1の端面F1と、第1の端面F1とは反対の側に設けられレーザー光BLが出射する第2の端面F2と、を有する。また、光ファイバ20は、レーザー光BLを導光するコア20aと、コア20aの外縁を覆うクラッド20bと、クラッド20bの外縁を覆うように設けられた複数の導電性被覆層20cとを含む。
図2(b)、(c)において、導電性被覆層20cの2つ領域は、コア20aとクラッド20bとを挟んで互いに対向するように設けられる。また、第2の端面F2において、2つの導電性被覆層20cの外縁を覆うように導電接着材などからなる第2導電部51が設けられる。さらに、第2導電部51を覆うように絶縁被覆層52を設けると、光ファイバの柔軟性を保ちつつコアおよびクラッドを保護することができる。第1の端面F1近傍において、一方の導電性被覆層20cには電圧VDが供給される。すなわち、光ファイバ20内に設けられた導電性被覆層20cの2つの領域は、第2の端面F2の側において第2導電部51により覆われ、一方の導電性被覆層の抵抗R4と、他方の導電性被覆層の抵抗R5と、の直列接続される。
このため、入力された電圧V22、23により導通であるか開放であるかを監視し、光ファイバ20に断線を生じたか、否かを判断する。保護回路40は、光ファイバ20が断線したと判断すると、駆動回路12に向けて駆動停止信号STを出力する。駆動回路12は、その駆動停止信号STに基づいて、断線した光ファイバに接続されたレーザー素子10の駆動を停止する。
図3(a)は本実施形態に用いる光ファイバの模式斜視図、図3(b)はA−A線に沿った模式断面図、である。
光ファイバ20は、コア20aと、コア20aの外縁を覆うクラッド20bと、クラッド20bの外縁を覆う導電性被覆層20cと、を有する。コア20aに入射したレーザー光BLは、コア20aとクラッド20bとの界面で全反射しつつ伝搬する。
青紫〜青色光を伝送する光ファイバは、この波長での光損失が低い石英を用いることが好ましい。コア20aの直径は、たとえば、60〜300μmなどとできる。クラッド20bの厚さは、たとえば、10〜50μmなどとすることができる。
なお、図1(b)に表す第1の実施形態の固体照明装置に用いる光ファイバ20は、図3(a)の光ファイバを3つ用いている。
図4(a)は本実施形態の光ファイバの第1変形例の模式斜視図、図4(b)はA−A線に沿った模式断面図、である。
コア21aとクラッド21bとを含む光ファイバ、コア22aとクラッド22bとを含む光ファイバ、コア23aとクラッド23bとを含む光ファイバ、とが導電性被覆層20cで覆われている。このように、複数の光ファイバは、共通の導電性被覆層20cで覆われてもよい。
図5(a)は本実施形態の光ファイバの第2変形例の模式斜視図、図5(b)はA−A線に沿った模式断面図、である。
第2変形例の光ファイバは、図2(b)に表す第2の実施形態の固体照明装置に用いることができる。
なお、図3〜5において、導電性被覆層は、炭素を含む膜、金属粉末を含む塗料、導電性ポリマなどを塗布や蒸着などでクラッド表面に形成する。また、導電性被覆層は、フレキシブルであることが要求される。その膜厚は、たとえば50オングストロム以上などとすることができる。
光ファイバ20は、樹脂などからなる絶縁被覆層54をさらに有することができる。このようにすると、コアおよびクラッドを保護することができる。
図6(a)は第3実施形態にかかる固体照明装置の構成図、図6(b)は第1の光検出部の構成図、である。
固体照明装置は、光源部14と、光ファイバ21と、発光部30と、第1の光検出部74と、保護回路40と、を有する。
光源部14は、青紫〜青色の波長のレーザー光を放出する窒化物半導体からなるレーザー素子10を有する。光源部14は、駆動回路12をさらに有しても良い。
光ファイバ21は、コアとコアの外縁を覆うクラッドとを有する。また、光ファイバ21は、レーザー光BLが入射する第1の端面F1と、第1の端面F1とは反対の側に設けられレーザー光BLが出射する第2の端面F2と、を有する。
発光部30は、レーザー光BLを吸収しレーザー光BLの波長よりも長い波長の波長変換光を放出する波長変換層32を有する。また、発光部30は、支持体を有することができる。たとえば、支持体の上に波長変換層32を設け、波長変換層32への入射光や放出光の方向を変換可能な光学部などをさらに設けることができる。
第1の光検出部74は、光ファイバ21のクラッドの側面からの漏れ光MLの強度を検出し出力電気信号SMに変換し、保護回路40に出力する。なお、光検出部74には、たとえば、電圧VDが供給され、出力電気信号SMは、信号線を通り保護回路40に入力される。なお、本図に表すように、光ファイバ21が複数の場合、それそれの光ファイバに第1の光検出部74を設け、これらの出力電気信号を、信号線72により束ねて保護回路40に入力することができる。
光ファイバ21のクラッドの表面からは、レイリー散乱などによる青紫〜青色のレーザー光BLの微小な漏れ光MLが放出される。光ファイバ21のいずれかが断線すると、レーザー光BLは、発光部30の方向に伝搬しない。このため、漏れ光MLも発生しない。
本実施形態では、第2の端面F2の近傍に第1の光検出部70を設け、光ファイバ21の断線により漏れ光MLが所定の値以下となることを素早く検出する。
保護回路40は、漏れ光MLの強度が所定値よりも低下すると、駆動を停止信号STを出力し、レーザー素子10の駆動を停止させる。
図7(a)は光センサー素子を取り付ける前の光検出部の模式斜視図、図7(b)は光センサー素子を取り付けた後の光検出部の模式斜視図、である。
第3の実施形態では、光ファイバ21の第2の端面F2の側に漏れ光を検出する第1の光検出部74が設けられる。第1の光検出部74は、第1光センサー素子70aと、回路基板70bと、信号線70cと、支持体70dと、支持体70に設けられた開口部70eと、貫通孔70fと、を有することができる。
図7(a)に表すように、光ファイバ21は、支持体70dに設けられた貫通孔70fに介挿されている。また、支持体70dには開口部70eが設けられる。他方、回路基板70の一方の面には、第1光センサー素子70aと、第1光センサー素子70aと接続された信号線70cと、が設けられる。第1光センサー素子70aは、たとえば、半導体からなるフォトダイオードとする。
図7(b)に表すように、支持体70dと回路基板70bとが合わせられる。支持体70d側に設けられた開口部70eを介して、第1光センサー素子70aと光ファイバ21の表面とが対向する。漏れ光MLは、第1光センサー素子70aにより、その光強度が検出される。
図7(b)では、複数の光ファイバ21にそれぞれ対応する複数からなる第1光センサー素子70aを回路基板70bに配設し、信号線70cにより直列接続している。固体照明装置が複数の半導体レーザー素子10を有する高出力固体照明装置である場合、直列接続された第1光センサー素子70aの出力電気信号により、いずれか1つの光ファイバ21に生じた断線であっても瞬時に検出できる。
図8(a)は第4実施形態にかかる固体照明装置の構成図、図8(b)は第2の光検出部の構成図、である。
第4の固体照明装置は、第1の端面F1の側に、第2の光検出部75をさらに有する。
第2の光検出部75は、第2光センサー素子71aと、回路基板71bと、信号線71cと、支持体71dと、支持体71に設けられた開口部71eと、貫通孔71fと、を有することができる。第2の光検出部75の漏れ光MLの光強度と、第1の光検出部74の漏れ光MLの光強度を、比較回路41により比較する。比較回路41の出力は、保護回路40に入力される。このため、発光部30から光源部14に戻る戻り光や外光による誤動作を抑制できる。
なお、図3に表した導電性被覆層を有する光ファイバ20を、光ファイバ21の代わりに用いることができる。このようにすると、第1の光検出部74から出力電気信号を第1の端面F1の側の保護回路40に伝送できる。
コヒーレントなレーザー光が外部に出射を抑制するための安全装置として、レーザー光や蛍光体層により生成された波長変換光を含む戻り光を光検出部で検出して、レーザー光を停止させる照明装置も可能である。しかしながら、戻り光の強度の変化を検出して、光源を停止するまでの時間を短縮するのは容易ではない。また、複数の導光路を伝搬した複数のレーザー光を用いて高出力を得る場合、光検出部の配置が複雑になる。
これに対して、第1〜第4の実施形態にかかる固体照明装置では、レーザー光や波長変換光を含む発光部からの戻り光を検出せずに、波長変換層を照射する前の光ファイバの断線を検出する。このため、光ファイバが断線を生じると、レーザー光を素早く停止して固体照明装置の安全性を高めることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、10a、10b、10c レーザー素子、20、21、22、23 石英光ファイバ、 20a コア、20b クラッド、20c 導電性被覆層、70a、71a 光センサー素子、74 第1の光検出部、75 第2の光検出部、30 発光部、32 波長変換層、40 保護回路、50 第1導電部、51 第2導電部、BL レーザー光、YL 波長変換光、SL 散乱光、GT 混合光、ML (光ファイバからの)漏れ光、F1 (光ファイバの)第1の端面、F2 (光ファイバの)第2の端面、ST 駆動停止信号

Claims (8)

  1. 青紫〜青色の波長のレーザー光を放出する窒化物半導体からなるレーザー素子と;
    コアと、前記コアの外縁を覆うクラッドと、前記クラッドの外縁を覆う導電性被覆層と、を有する光ファイバであって、前記レーザー光が入射する第1の端面と、前記第1の端面とは反対の側に設けられ前記レーザー光が出射する第2の端面と、を有する、光ファイバと;
    前記レーザー光を吸収し前記レーザー光の波長よりも長い波長の波長変換光を放出する波長変換層を有する発光部と;
    前記第1の端面と前記第2の端面との間で前記導電性被覆層が開放になると、前記レーザー素子の駆動を停止させる保護回路と;
    を具備した固体照明装置。
  2. 前記第2の端面の側に設けられた第1導電部をさらに具備し、
    前記光ファイバは、第1および第2の光ファイバを含み、
    前記第1の光ファイバの導電性被覆層の第2の端面の側の領域と、前記第2の光ファイバの導電性被覆層の第2の端面の側の領域と、は、前記第1導電部により覆われた請求項1記載の固体照明装置。
  3. 前記第2の端面の側に設けられた第2導電部をさらに具備し、
    前記導電性被覆層は、第1の導電性被覆層と、前記第1の導電被覆層とは絶縁された第2の導電被覆層と、を含み、
    前記第1の導電性被覆層と、前記第2の導電性被覆層と、は、前記第2の端面の側で前記第2導電部により覆われた請求項1記載の固体照明装置。
  4. 青紫〜青色の波長のレーザー光を放出する窒化物半導体からなるレーザー素子と;
    コアと前記コアの外縁を覆うクラッドとを有し、前記レーザー光が入射する第1の端面と、前記第1の端面とは反対の側に設けられ前記レーザー光が出射する第2の端面と、を有する、光ファイバと;
    前記レーザー光を吸収し前記レーザー光の波長よりも長い波長の波長変換光を放出する波長変換層を有する発光部と;
    前記光ファイバの前記クラッドの側面からの漏れ光の強度を検出し出力電気信号に変換する第1の光検出部と;
    前記漏れ光の前記強度が所定値よりも低下すると、前記レーザー素子の駆動を停止させる保護回路と;
    を具備した固体照明装置。
  5. 前記第1の光検出部と前記第1の端面との間に設けられ、前記光ファイバの前記クラッドの前記側面からの漏れ光の強度を検出し出力電気信号に変換する第2の光検出部をさらに具備した請求項4記載の固体照明装置。
  6. 前記光ファイバは、第1および第2の光ファイバを含み、
    前記第1の光検出部または前記第2の光検出部は、前記第1の光ファイバの漏れ光を検出する第1センサー素子と、前記第2の光ファイバの漏れ光を検出し出力電気信号に変換する第2センサー素子と、を有し、
    前記第1センサー素子の前記出力電気信号と前記第2センサー素子の前記出力電気信号とは、前記保護回路へ入力される請求項5記載の固体照明装置。
  7. コアと;
    前記コアの外縁を覆うクラッドと;
    前記クラッドの外縁を覆う導電性被覆層と;
    を具備し、
    青紫〜青色の波長のレーザー光は、前記コアの第1の端面に入射し、前記第1の端面とは反対の側となる第2の端面に向かって伝搬し、前記第2の端面から出射する、照明装置用光ファイバ。
  8. 前記導電性被覆層は、前記コアに沿って延在し、かつ互いに絶縁された第1および第2の領域を有する請求項7記載の照明装置用光ファイバ。
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