JP2015043048A - 光コネクタ対、導光部および固体照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光コネクタのロック解除を検知可能な光コネクタ対、導光部および固体照明装置を提供する。【解決手段】第1のフェルール64と、第1の中空部66aが設けられ、移動可能である第1の絶縁体66と、第1の電流経路と、を有する第1の光コネクタ62と、第2のフェルール92と、第2の中空部94aが設けられ、移動可能である第2の絶縁体94と、第2の電流経路と、を有する第2の光コネクタ90と、第1および第2のフェルールが介挿される貫通孔が設けられ、第1および第2の中空部にそれぞれ介挿される第3の絶縁体78と、第3の電流経路と、を有する中継アダプタ76と、を具備し、中継アダプタ76と第1の光コネクタ62との間、または中継アダプタ76と第2の光コネクタ90との間でロックを解除すると、第1の電流経路と第3の電流経路との間、または第2の電流経路と第3の電流経路との間が非導通に転じる。【選択図】図1
Description
後述する実施形態は、概ね、光コネクタ対、導光部および固体照明装置に関する。
白色固体照明(SSL: Solid-State Lighting)装置は、LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)などの半導体発光素子や波長変換層を有している。
固体照明装置には、高輝度化・高出力化が強く要求される。このため、半導体発光素子の放出光や波長変換層による波長変換光は、ますます高出力であることが求められる。
このため、発光素子や波長変換層から放出される光が正常に放出されない場合、固体照明装置は、異常を検出可能な自己診断機能を有することが安全上望ましい。
また、光ファイバが接続された状態から非接続状態に切り替える場合、コネクタのロック解除動作時に光を確実に遮断することが安全上要求される。
本発明が解決しようとする課題は、光コネクタのロック解除を検知することで、光コネクタのロック解除動作時に光を遮断可能な光コネクタ対、導光部および固体照明装置を提供する。
実施形態の導光部は、第1の光ファイバと;第2の光ファイバと;前記第1の光ファイバの一方の端部が介挿された第1のフェルールと、第1の中空部が設けられ、前記第1のフェルールに沿って移動可能である第1の絶縁体と、第1の電流経路と、を有する第1の光コネクタと;第2の光ファイバの一方の端部が介挿された第2のフェルールと、第2の中空部が設けられ、前記第2のフェルールに沿って移動可能である第2の絶縁体と、第2の電流経路と、を有する第2の光コネクタと;前記第1および第2のフェルールが介挿される貫通孔が設けられ、前記第1および第2の中空部にそれぞれ介挿される第3の絶縁体と、第3の電流経路と、を有する中継アダプタと;を具備し、前記中継アダプタと前記第1の光コネクタとの間、または前記中継アダプタと前記第2の光コネクタとの間でロックを解除すると、前記第1の電流経路と前記第3の電流経路との間、または前記第2の電流経路と前記第3の電流経路との間が非導通に転じる。
本発明の実施形態によれば、光コネクタのロック解除を検知することで、光コネクタのロック解除動作時に光を遮断可能な可能な導光部および固体照明装置を提供することができる。
第1の発明は、第1の光ファイバと;第2の光ファイバと;前記第1の光ファイバの一方の端部が介挿された第1のフェルールと、第1の中空部が設けられ、前記第1のフェルールに沿って移動可能である第1の絶縁体と、第1の電流経路と、を有する第1の光コネクタと;第2の光ファイバの一方の端部が介挿された第2のフェルールと、第2の中空部が設けられ、前記第2のフェルールに沿って移動可能である第2の絶縁体と、第2の電流経路と、を有する第2の光コネクタと;前記第1および第2のフェルールが介挿される貫通孔が設けられ、前記第1および第2の中空部にそれぞれ介挿される第3の絶縁体と、第3の電流経路と、を有する中継アダプタと;を具備し、前記中継アダプタと前記第1の光コネクタとの間、または前記中継アダプタと前記第2の光コネクタとの間でロックを解除すると、前記第1の電流経路と前記第3の電流経路との間、または前記第2の電流経路と前記第3の電流経路との間が非導通に転じる導光部である。
この導光部によれば、光コネクタと中継アダプタとに電流経路をそれぞれ設ける。このため、ロック解除動作により、電流経路の間が非導通となることを検出することができる。このため、励起光のオン/オフを制御することが容易となる。
この導光部によれば、光コネクタと中継アダプタとに電流経路をそれぞれ設ける。このため、ロック解除動作により、電流経路の間が非導通となることを検出することができる。このため、励起光のオン/オフを制御することが容易となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記中継アダプタに対して、前記第1の光コネクタまたは前記第2の光コネクタを移動することにより前記ロックを解除する導光部である。
この導光部によれば、励起光のオン/オフを制御することがより容易となる。
この導光部によれば、励起光のオン/オフを制御することがより容易となる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記第1の電流経路は、前記第1のフェルールに沿って前記第1の中空部の内壁に設けられた2つの離間した第1および第2の端子を含み、前記第2の電流経路は、前記第2のフェルールに沿って前記第2の中空部の内壁に設けられた第3の端子を含み、前記第3の電流経路は、前記第3の絶縁体の外縁に設けられ前記第1の端子と接続すれる第4の端子と、前記第2の端子と接続する第5の端子と、前記第3の端子と接続する第6および第7の端子と、前記第4の端子と前記第6の端子とを接続する第1の電気ケーブルと、前記第5の端子と、前記第7の端子とを接続する第2の電気ケーブルと、を含む請求項1記載の導光部である。
この導光部によれば、第1の光コネクタ、中継アダプタ、第2の光コネクタ、中継アダプタ、第1の光コネクタまでのループ状の電流経路を設けることができる。
この導光部によれば、第1の光コネクタ、中継アダプタ、第2の光コネクタ、中継アダプタ、第1の光コネクタまでのループ状の電流経路を設けることができる。
第4の発明は、第2または3の発明において、第1および第2の端子は、前記第1の光ファイバの延在する方向に取り出し可能な2つの電気ケーブルにそれぞれ接続される導光部である。
この導光部によれば、第1および第2の端子の間の導通を検出することが容易となる。
この導光部によれば、第1および第2の端子の間の導通を検出することが容易となる。
第5の発明は、第1〜第4の発明にかかる導光部と;前記第1の光ファイバにレーザー光を励起光として入射させる光源部と;前記第2のファイバから放出された前記励起光が照射される光変換部と;前記中継アダプタに対して、前記第1の光コネクタまたは前記第2の光コネクタを移動し、前記第1の端子と前記第2の端子との間が非導通となったことを検出すると、前記励起光を遮断する制御部と;を具備した固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、ロック解除動作を電気的に検知できる。このため、フェルールを抜去する前に、励起光を遮断することができる。この結果、照明装置の安全性を高めることができる。
この固体照明装置によれば、ロック解除動作を電気的に検知できる。このため、フェルールを抜去する前に、励起光を遮断することができる。この結果、照明装置の安全性を高めることができる。
第6の発明は、第1の光ファイバ群と;第2の光ファイバ群と;前記第1の光ファイバ群に取り付けられた第1の光コネクタと;前記第2の光ファイバ群に取り付けられ、前記第1の光コネクタと接続された第2の光コネクタと;を具備し、前記第1の光コネクタまたは前記第2の光コネクタは、前記第1の光ファイバ群のうちの1つと、前記第2の光ファイバ群のうちの1つと、の間に設けられた遮光部を含む導光部である。
この導光部によれば、ロック解除動作により、戻り光が遮断される。このため、光の伝送を制御することが容易となる。
この導光部によれば、ロック解除動作により、戻り光が遮断される。このため、光の伝送を制御することが容易となる。
第7の発明は、第6の発明の導光部と;前記第1の光ファイバ群にレーザー光を励起光として入射させる光源部と;前記第2のファイバ群から放出された前記励起光が照射される波長変換層を含む光変換部と;前記第1の光ファイバ群の前記1つから放出される光を検出する検出部と;前記検出器からの信号に基づいて励起光を遮断する制御部と;を具備し、前記励起光の散乱光の一部と、前記波長変換層から放出された波長変換光の一部と、を含む戻り光は、前記第2の光ファイバ群の前記1つを伝搬し、前記第1の光コネクタと前記第2の光コネクタとの間でロックを解除すると、前記遮光部が前記戻り光を遮断し、前記検出部の前記信号により前記制御部が前記励起光を遮断する、固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、ロック解除動作を戻り光により検知できる。このため、光コネクタを切り離す前に、励起光を遮断することができる。この結果、照明装置の安全性を高めることができる。
この固体照明装置によれば、ロック解除動作を戻り光により検知できる。このため、光コネクタを切り離す前に、励起光を遮断することができる。この結果、照明装置の安全性を高めることができる。
第8の発明は、光ファイバの一方の端部が介挿され、外縁に凸部および凹部のうちのいすれか一方が設けられ、第1の接点を有するプラグ型光コネクタと;前記プラグ型光コネクタが挿入される貫通孔が設けられ、前記貫通孔の内壁には前記凸部および前記凹部のうちのいずれか他方が設けられ、第2の接点を有するレセプタクル型光コネクタと;を具備し、前記凹部には、前記プラグ型コネクタの介挿方向に平行な挿入溝部と、前記挿入溝部に直交するように連続するロック用溝部、が設けられ、前記凸部が前記凹部に沿うように挿入され、かつ第1の方向に回転されロック用溝部にロックされると、前記第1の接点と前記第2の接点とが導通し、前記凸部が、前記第1の方向とは反対の方向に回転されると、前記第1の接点と前記第2の接点とが非導通に転じる、光コネクタ対である。
この光コネクタペアによれば、ロック機構が簡素となる。このため、固体照明装置において、ロック解除動作を検知して、励起光を遮断し、安全性を高めることが容易となる。
この光コネクタペアによれば、ロック機構が簡素となる。このため、固体照明装置において、ロック解除動作を検知して、励起光を遮断し、安全性を高めることが容易となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
図1は光コネクタが接続された状態の第1の実施形態の導光部の模式断面図である。
導光部60は、第1の光ファイバ12と、第2の光ファイバ22と、第1の光コネクタ62と、第2の光コネクタ90と、中継アダプタ76と、を有する。
図1は光コネクタが接続された状態の第1の実施形態の導光部の模式断面図である。
導光部60は、第1の光ファイバ12と、第2の光ファイバ22と、第1の光コネクタ62と、第2の光コネクタ90と、中継アダプタ76と、を有する。
第1の光コネクタ62は、中心部に第1の光ファイバ12が介挿された第1のフェルール64と、第1の中空部66aが設けられ、第1のフェルール64に沿って移動可能である第1の絶縁体66と、第1の電流経路を有する。第1の電流経路は、たとえば、第1のフェルール64に沿って第1の中空部66aの内壁66bに設けられた2つの離間した第1の端子67と第2の端子68と、を含む。電気ケーブル69は、第1の端子67から第1の光ファイバ12に沿って、引き出される。また、電気ケーブル70は、第2の端子68から第1の光ファイバ12に沿って、引き出される。
第2の光コネクタ90は、中心部に第2の光ファイバ22が介挿される第2のフェルール92と、第2の中空部94aが設けられ、第2のフェルール92に沿って移動可能である第2の絶縁体94と、第2の電流経路と、を有する。第2の電流経路は、たとえば、第2のフェルール92に沿って第2の中空部94aの内壁94bに設けられた第3の端子95と、を含む。なお、フェルールは、ジルコニアなどのセラミックなどとすることができる。
中継アダプタ76は、第1および第2のフェルール64、92が介挿される貫通孔78aが設けられ、第1および第2の中空部66a、94aにそれぞれ介挿された第3の絶縁体78と、第3の電流経路と、を有する。
第3の電流経路は、たとえば、第3の絶縁体78の外縁78cに設けられ第1の端子67と接続する第4の端子81と、第2の端子68と接続する第5の端子82と、第3の端子95と接続する第6の端子83および第7の端子84と、第4の端子81と第7の端子84とを接続する第1の電気ケーブル85と、第5の端子82と第6の端子83とを接続する第2の電気ケーブル86と、を有する。
第1〜第3の絶縁体66、94、78は、樹脂成型体などとすることができる。
第1のフェルール64と第2のフェルール92とが当接することにより第1の光ファイバ12と第2の光ファイバと22の間で光が伝送される。この接続状態では、第1〜第3の電流経路は、すべて導通している。すなわち、第1の端子67と、第2の端子68と、は、中継アダプタ76と第2の光コネクタ90を介して導通している。なお、第1の光ファイバ12および第2の光ファイバ22は、石英からなるコアやクラッドを含むマルチモードファイバなどとすることができる。
図1は、第1のコネクタ62と中継アダプタ76とがロックされ、かつ第2のコネクタ90と中継アダプタ76とがロックされ、第1のフェルール64の端面と、第2のフェルール92の端面と、が当接または近接した状態を表す。
図2(a)は第2の光コネクタのロック解除動作時の導光部の模式断面図、図2(b)は第1の光コネクタのロック解除動作時の模式断面図、図2(c)は光コネクタを中継アダプタから抜去した状態の模式断面図、である。
図2(a)は、第2の光コネクタ90を中継アダプタ76から抜去するためロック解除動作を表す。たとえば、ロックを解除し、第1のフェルール64と第2のフェルール92とが近接または当接したまま、第2の光コネクタ90の第2の絶縁体94を第2フェルール92に沿って外側(矢印M1)に移動する。この状態で、第2の電流経路と第3の電流経路とは、非導通に転じる。すなわち、第6の端子83と第7の端子67とは、第3の端子95から離間する。このため、第1の端子67と、第2の端子68と、の間は、非導通となる。
図2(b)は、図2(a)とは逆に、第1の光コネクタ62を中継アダプタ76から抜去するためロック解除動作を表す。たとえば、ロックを解除し、第1のフェルール64と第2のフェルール92とが近接または当接したまま、第1の光コネクタ62の第1の絶縁体66を第1フェルール64に沿って外側(矢印M2)に移動する。この状態で、第1の電流経路と、第3の電流経路とは、非導通となる、すなわち、第1の端子67は第4の端子81と離間し、第2の端子68は、第5の端子82と離間する。このため、第1の端子67と、第2の端子68と、の間は、非導通となる。
図2(c)に表すように、第1の光コネクタ62の第1のフェルール64を中継アダプタ76から抜去し(矢印M3)、かつ第2の光コネクタ90の第2のフェルール94を中継アダプタ76から抜去する(矢印M4)。
図3は、第1の実施形態の導光部を有する固体照明装置の構成図である。
固体照明装置は、第1の実施形態の導光部60と、光源部10と、透明基板31と透明基板31の上面に設けられた波長変換層32とを有する光変換部30と、制御部50と、を有する。光源部10は、第1の光ファイバ12にレーザー光を励起光L1として入射させる。
固体照明装置は、第1の実施形態の導光部60と、光源部10と、透明基板31と透明基板31の上面に設けられた波長変換層32とを有する光変換部30と、制御部50と、を有する。光源部10は、第1の光ファイバ12にレーザー光を励起光L1として入射させる。
接続状態の導光部60を通過した励起光L1は、波長変換層32を照射する。波長変換層32は、励起光L1の一部を吸収し波長変換光L3を放出する。他方、波長変換層32に吸収されなかった励起光L1の他の一部は、散乱光L2に転じる。波長変換光L3と、散乱光L2と、が混合されて照明光GTとなり、光変換部30から放出される。
制御部50は、中継アダプタ76に対して、第1の光コネクタ62または第2の光コネクタ90が移動しロック解除状態となり、第1の端子67と第2の端子68との間が非導通となったことを表すロック解除信号S1を検知する。制御部50は、ロック解除信号S1に基づいて、励起光遮断信号S2を光源部10に向けて出力する。
図2(a)または図2(b)に表すロック解除状態で、光源部10は、励起光L1を遮断する。図2(c)に表すように、励起光L1が遮断されたのち、第1のフェルール64と、第2のフェルール92と、が離間し始める。このため、レーザー光などの励起光L1が空間に放出されることが抑制され、固体照明装置の安全性を高めることができる。なお、この導光部60は、表示装置などにも用いることができ、表示装置の安全性を高めることができる。
図4(a)は第2の実施形態にかかる導光部の接続状態の模式図、図4(b)はロック解除動作時の導光部の模式図、図4(c)はロック解除ののち、切り離された光コネクタの模式図、である。
導光部60は、第1の光ファイバ群12と、第2の光ファイバ群と22と、第1の光ファイバ群12に取り付けられた第1の光コネクタ97と、第2の光ファイバ群22に取り付けられ、第1の光コネクタ97と接続された第2の光コネクタ98と、を有する。なお、第1および第2の光コネクタ97、98は、光ファイバの先端部を収納するフェルールを有していてもよい。
導光部60は、第1の光ファイバ群12と、第2の光ファイバ群と22と、第1の光ファイバ群12に取り付けられた第1の光コネクタ97と、第2の光ファイバ群22に取り付けられ、第1の光コネクタ97と接続された第2の光コネクタ98と、を有する。なお、第1および第2の光コネクタ97、98は、光ファイバの先端部を収納するフェルールを有していてもよい。
第1の光ファイバ群12は、励起光L1を伝送する光ファイバ12a〜12cと、戻り光RLを伝送する光ファイバ12dと、を有することができる。照明光強度を高めるには、励起光L1を伝送する光ファイバの数を増やせばよい。
第2の光ファイバ群22は、励起光L1を伝送する光ファイバ22a〜22cと、戻り光RLを伝送する光ファイバ22dと、を有することができる。
第2の光コネクタ98は、第1の光ファイバ群12のうちの1つ12dと、第2の光ファイバ群22のうちの1つ22dと、の間に設けられた遮光部98aを含むものとする。なお、遮光部は、第1の光コネクタ97に設けられてもよい。
図4(a)は、第1のコネクタ97と第2のコネクタ98とが接続されロックされた状態である。励起光L1は第1の光ファイバ12a〜12cから第2の光ファイバ22a〜22cへそれぞれ伝送される。また、光変換部で生じ、励起光L1、散乱光、波長変換光を含む戻り光RLは、遮光部98aにより遮光されないので、第2の光ファイバ(戻り光用)22dから第1の光ファイバ(戻り光用)12dへ伝送される。
図4(b)は、第1の光コネクタ97と第2の光コネクタ98とを固定していたロックを解除する動作状態である。ロック解除動作は、たとえば、ボタンを押す、ネジを緩める、などの動作でよい。ロック解除動作により、遮光部98aが第1の光ファイバ12dと第2の光ファイバ22dとの間に介挿される。このため、第1の光ファイバ12dは戻り光RLを伝送しない。 図4(c)は、ロック解除ののち、第1の光コネクタ97と、第2の光コネクタ98と、が切り離された状態である。
図5は、第2の実施形態の導光部を有する固体照明装置の構成図である。
固体照明装置は、第2の実施形態の導光部60と、光源部10と、透明基板31と透明基板31の上面に設けられた波長変換層32とを有する光変換部30と、戻り光RLの遮断を検知する検出部51と、制御部50と、を有する。光源部10は、第1の光ファイバ12a〜12cにレーザー光を励起光L1として入射させる。
固体照明装置は、第2の実施形態の導光部60と、光源部10と、透明基板31と透明基板31の上面に設けられた波長変換層32とを有する光変換部30と、戻り光RLの遮断を検知する検出部51と、制御部50と、を有する。光源部10は、第1の光ファイバ12a〜12cにレーザー光を励起光L1として入射させる。
接続状態の導光部60を介して第2の光ファイバ22a〜22cを通過した励起光L1は、波長変換層32を照射する。波長変換層32は、励起光L1の一部を吸収し波長変換光L3を放出する。他方、波長変換層32に吸収されなかった励起光L1の他の一部は、散乱光L2に転じる。波長変換光L3と、散乱光L2と、が混合されて照明光GTとなり、光変換部30から放出される。
図4(b)に表すように、検出部51は、光変換部30で生じた励起光L1の散乱光と波長変換光とを含む戻り光RLが遮断されたことを検出し、ロック解除信号S1を制御部50に向けて出力する。制御部50は、ロック解除信号S1に基づいて、励起光遮断信号S2を光源部10に向けて出力し、励起光L1を遮断する。
さらに、図4(c)に表すように、励起光L1が遮断されたのち、第1の光ファイバ群12と、第2の光ファイバ群22と、が離間する。このため、レーザー光が空間に放出されることが抑制され、安全性を保つことができる。
図6(a)は第3の実施形態にかかる光コネクタ対の嵌合前の光コネクタ対の模式斜視図、図6(b)は嵌合後の光コネクタ対の模式斜視図、図6(c)はロック前のレセプタクル型光コネクタの模式斜視図、図6(d)はロックの作用を説明する模式斜視図、である。
コネクタ対は、プラグ型光コネクタ63と、レセプタクル型光コネクタ77と、を有する。
コネクタ対は、プラグ型光コネクタ63と、レセプタクル型光コネクタ77と、を有する。
プラグ型光コネクタ63は、光ファイバ12の一方の端部が介挿され、外縁に凸部および凹部のうちのいすれか一方が設けられ、第1の接点63を有する。また、レセプタクル型光コネクタ77は、プラグ型光コネクタ63が挿入される貫通孔が設けられ、貫通孔の内壁には凸部および凹部のうちのいずれか他方が設けられ、第2の接点77bを有する。
図6において、レセプタクル型光コネクタ77が凸部77aを有し、プラグ型光コネクタ63が凹部63aを有するものとする。凹部63aには、プラグ型コネクタ63の介挿方向に平行な挿入溝部と、挿入溝部に直交するように連続するロック用溝部、が設けられる。
凸部63aが凹部63aに沿うように挿入され、かつ第1の方向に回転されロック用溝部にロックされると、これに連動して第2の接点77bが第1の接点63bを押し付ける。このため、第1の接点63bと、第2の接点77bと、が導通する。
図7(a)はロック解除動作時のA−A線に沿った模式断面図、図7(b)はロック時のA−A線に沿った模式断面図、である。
図7(b)に表すように、ロック時は第1の接点63bと、第2の接点77bと、が、導通する。他方、凸部77aが、第1の方向とは反対の方向に回転されると、ロックが解除され第1の接点63bと、第2の接点77bと、が非導通となる。なお、第3の実施形態のロック機構は、第1の実施形態でも用いることができる。このような光コネクタ対を用いると、固体照明装置において、光コネクタのロックを解除する動作により、励起光を遮断し、安全性を高めることができる。
図7(b)に表すように、ロック時は第1の接点63bと、第2の接点77bと、が、導通する。他方、凸部77aが、第1の方向とは反対の方向に回転されると、ロックが解除され第1の接点63bと、第2の接点77bと、が非導通となる。なお、第3の実施形態のロック機構は、第1の実施形態でも用いることができる。このような光コネクタ対を用いると、固体照明装置において、光コネクタのロックを解除する動作により、励起光を遮断し、安全性を高めることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 光源部、12 第1の光ファイバ、22、第2の光ファイバ、30 光変換部、31 透明基板、32 波長変換層、50 制御部、51 検出部、60 導光部、62 第1の光コネクタ、63 プラグ型光コネクタ、64 第1のフェルール、66 第1の絶縁層、67 第1の端子、68 第2の端子、76 中継アダプタ、77 レセプタクル型光コネクタ、78 第3の絶縁体、81 第4の端子、82 第5の端子、83 第6の端子、84 第7の端子、85 第1の電気ケーブル、86 第2の電気ケーブル、95 第3の端子、L1 励起光、RL 戻り光、L2 散乱光、L3 波長変換光、S1 ロック解除信号、S2 励起光遮断信号、GT 照明光
Claims (8)
- 第1の光ファイバと;
第2の光ファイバと;
前記第1の光ファイバの一方の端部が介挿された第1のフェルールと、第1の中空部が設けられ、前記第1のフェルールに沿って移動可能である第1の絶縁体と、第1の電流経路と、を有する第1の光コネクタと;
第2の光ファイバの一方の端部が介挿された第2のフェルールと、第2の中空部が設けられ、前記第2のフェルールに沿って移動可能である第2の絶縁体と、第2の電流経路と、を有する第2の光コネクタと;
前記第1および第2のフェルールが介挿される貫通孔が設けられ、前記第1および第2の中空部にそれぞれ介挿される第3の絶縁体と、第3の電流経路と、を有する中継アダプタと;
を具備し、
前記中継アダプタと前記第1の光コネクタとの間、または前記中継アダプタと前記第2の光コネクタとの間でロックを解除すると、前記第1の電流経路と前記第3の電流経路との間、または前記第2の電流経路と前記第3の電流経路との間が非導通に転じる導光部。 - 前記中継アダプタに対して、前記第1の光コネクタまたは前記第2の光コネクタを移動することにより前記ロックを解除する請求項1記載の導光部。
- 前記第1の電流経路は、前記第1のフェルールに沿って前記第1の中空部の内壁に設けられた2つの離間した第1および第2の端子を含み、
前記第2の電流経路は、前記第2のフェルールに沿って前記第2の中空部の内壁に設けられた第3の端子を含み、
前記第3の電流経路は、前記第3の絶縁体の外縁に設けられ前記第1の端子と接続すれる第4の端子と、前記第2の端子と接続する第5の端子と、前記第3の端子と接続する第6および第7の端子と、前記第4の端子と前記第6の端子とを接続する第1の電気ケーブルと、前記第5の端子と、前記第7の端子とを接続する第2の電気ケーブルと、を含む請求項1または2に記載の導光部。 - 前記第1の電流経路は、前記第1の光ファイバの方向に延在する請求項2または3に記載の導光部。
- 請求項1〜4のいずれか1つに記載の導光部と;
前記第1の光ファイバにレーザー光を励起光として入射させる光源部と;
前記第2のファイバから放出された前記励起光が照射される光変換部と;
前記第1の電流経路と前記第3の電流経路との間、または前記第2の電流経路と前記第3の電流経路との間が非導通に転じたことを検出すると、前記励起光を遮断する制御部と;
を具備した固体照明装置。 - 第1の光ファイバ群と;
第2の光ファイバ群と;
前記第1の光ファイバ群に取り付けられた第1の光コネクタと;
前記第2の光ファイバ群に取り付けられ、前記第1の光コネクタと接続された第2の光コネクタと;
を具備し、
前記第1の光コネクタまたは前記第2の光コネクタは、前記第1の光ファイバ群のうちの1つと、前記第2の光ファイバ群のうちの1つと、の間に設けられた遮光部を含む導光部。 - 請求項6記載の導光部と;
前記第1の光ファイバ群にレーザー光を励起光として入射させる光源部と;
前記第2のファイバ群から放出された前記励起光が照射される波長変換層を含む光変換部と;
前記第1の光ファイバ群の前記1つから放出される光を検出する検出部と;
前記検出器からの信号に基づいて励起光を遮断する制御部と;
を具備し、
前記励起光の散乱光の一部と、前記波長変換層から放出された波長変換光の一部と、を含む戻り光は、前記第2の光ファイバ群の前記1つを伝搬し、
前記第1の光コネクタと前記第2の光コネクタとの間でロックを解除すると、前記遮光部が前記戻り光を遮断し、前記検出部の前記信号により前記制御部が前記励起光を遮断する、固体照明装置。 - 光ファイバの一方の端部が介挿され、外縁に凸部および凹部のうちのいすれか一方が設けられ、第1の接点を有するプラグ型光コネクタと;
前記プラグ型光コネクタが挿入される貫通孔が設けられ、前記貫通孔の内壁には前記凸部および前記凹部のうちのいずれか他方が設けられ、第2の接点を有するレセプタクル型光コネクタと;
を具備し、
前記凹部には、前記プラグ型コネクタの介挿方向に平行な挿入溝部と、前記挿入溝部に直交するように連続するロック用溝部、が設けられ、
前記凸部が前記凹部に沿うように挿入され、かつ第1の方向に回転されロック用溝部にロックされると、前記第1の接点と前記第2の接点とが導通し、
前記凸部が、前記第1の方向とは反対の方向に回転されると、前記第1の接点と前記第2の接点とが非導通に転じる、光コネクタ対。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013175033A JP2015043048A (ja) | 2013-08-26 | 2013-08-26 | 光コネクタ対、導光部および固体照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013175033A JP2015043048A (ja) | 2013-08-26 | 2013-08-26 | 光コネクタ対、導光部および固体照明装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2015043048A true JP2015043048A (ja) | 2015-03-05 |
Family
ID=52696599
Family Applications (1)
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JP2013175033A Pending JP2015043048A (ja) | 2013-08-26 | 2013-08-26 | 光コネクタ対、導光部および固体照明装置 |
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JP (1) | JP2015043048A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105842795A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-08-10 | 武汉锐科光纤激光技术股份有限公司 | 具有光纤检测装置的适配器 |
JP2020034591A (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | ファナック株式会社 | 光ファイバを連結する光ファイバ連結装置および光ファイバ連結体 |
-
2013
- 2013-08-26 JP JP2013175033A patent/JP2015043048A/ja active Pending
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US11215766B2 (en) | 2018-08-27 | 2022-01-04 | Fanuc Corporation | Optical fiber connection device for connecting optical fiber and optical fiber assembly |
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