JP2014025981A - 蓋付き光コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で内側に塵等の異物が侵入することを抑制する光コネクタを提供する。
【解決手段】蓋付き光コネクタであって、相手側光コネクタと嵌合するハウジング部(嵌合部)12と、光接続部30と、ハウジング部(嵌合部)12の開口端部17aを塞ぐ形で設けられ、相手側光コネクタに押されると破れが生じる破断誘導線2bを有する蓋部2と、を備える。破断誘導線2bは、実線又は破線状に設けられ、蓋部2の他の部分の厚みよりも薄く形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】蓋付き光コネクタであって、相手側光コネクタと嵌合するハウジング部(嵌合部)12と、光接続部30と、ハウジング部(嵌合部)12の開口端部17aを塞ぐ形で設けられ、相手側光コネクタに押されると破れが生じる破断誘導線2bを有する蓋部2と、を備える。破断誘導線2bは、実線又は破線状に設けられ、蓋部2の他の部分の厚みよりも薄く形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、蓋付き光コネクタに関する。
光通信用の光コネクタとして、例えば、特許文献1に示されるものが知られている。この種の光コネクタは、光電変換素子を含む光接続部と、この光接続部を収容するハウジング部とを備えており、所定の回路基板上に実装された状態で相手側の光コネクタと嵌合されて使用される。そのため、光コネクタの先端部分(つまり、ハウジング部の先端部分)には、相手側をハウジング部内に導き入れるための開口端が設けられている。
前記光コネクタが相手側と嵌合されると、相手側が備えているフェルールが、前記光接続部の先端にある筒状のスリーブ部に挿入される。すると、前記光コネクタと相手側とが互いに光学的に接続される。
ところで、上述した光コネクタは、未使用時等において相手側と嵌合されていないと、その先端部分にある前記開口端は開放したままの状態となる。また、相手側のフェルールが挿入される前記スリーブ部の先端部分も開放している。そのため、先端部分(開口端)を開放した状態で光コネクタが放置されると、その先端部分からハウジング部内に塵等の異物が侵入し、更には、前記スリーブ部の先端部分に異物が入り込んでしまうことがある。前記異物が、前記スリーブ部内に入り込むと、前記異物が障害となって、光通信の伝送損失が大きくなってしまうことがある。
そのため、光コネクタの防塵対策として、特許文献2〜4に示されるように、光コネクタの先端部分に着脱式のキャップや、開閉式のシャッタ等が取り付けられている。
しかしながら、着脱式のキャップを光コネクタの先端部分に取り付けると、光コネクタの使用時に、キャップを取り外す作業が必要となり、光コネクタを相手側と嵌合させる作業効率が悪くなってしまう。また、取り外し後のキャップは不要となるため、その後処理(例えば、廃棄処理)を行う必要も生じ、問題となっている。
また、開閉式のシャッタを光コネクタの先端部分に設けると、ハウジング部の先端部分が大きくなる(サイズアップする)と共に、部品点数が増加してしまう。その結果、光コネクタの組み立て工数や、コスト等が増加するため、問題となっている。
本発明は、簡易な構成で光コネクタの内側に塵等の異物が侵入することを抑制する技術を提供することである。
本発明に係る蓋付き光コネクタは、内側が開口し、相手側光コネクタと嵌合する嵌合部と、前記開口を塞ぐ形で設けられ、前記相手側光コネクタに押されると破れが生じる破断誘導線を有する蓋部と、を備える。本実施形態の蓋付き光コネクタは、このような構成を備えることにより、嵌合部の大型化が抑制されると共に、蓋部の取り外し作業が不要となって相手側光コネクタとの嵌合作業の効率化が図られる。
前記蓋付き光コネクタにおいて、前記破断誘導線は、実線又は破線状に設けられ、前記蓋部の他の部分の厚みよりも薄く形成されてなるものが好ましい。このように破断誘導線が構成されると、破断誘導線が設けられている部分から塵や埃等の異物が通過してハウジング部内に侵入することが抑制される。
前記蓋付き光コネクタにおいて、前記開口は、略多角形をなし、少なくとも前記略多角形のすべての角部に対応した前記蓋部の位置に、前記破断誘導線の一端があり、前記破断誘導線によって分割された蓋部は、すべて前記開口の周縁に固着されているものが好ましい。このように破断誘導線が設けられると、蓋部が複数の部分に分断され易くなり、ハウジング部内に収容され易くなる。
前記蓋付き光コネクタにおいて、前記蓋部は、3つ以上の前記破断誘導線が交わる交差点を少なくとも1つ有するものが好ましい。前記蓋部が、前記交差点を少なくとも1つ有すると、前記蓋部が複数の部分に分断され易くなり、好ましい。
前記蓋付き光コネクタにおいて、前記蓋部は、弾性変形可能なゴム材であるものが好ましい。前記蓋部が、弾性変形可能なゴム材から形成されると、蓋付き光コネクタの嵌合部から相手側光コネクタを引き抜いた際に、破断されて嵌合部内に押し込まれていたゴム材が、開口を塞ぐように当初の位置まで復帰することができる。つまり、破断後のゴム材によって、再び開口を概ね塞ぐことが可能となる。
本発明によれば、簡易な構成で光コネクタの内側に塵等の異物が侵入することを抑制する技術を提供することができる。
<実施形態1>
本発明の一実施形態を、図1乃至図6を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る蓋付き光コネクタ1の斜視図であり、図2は、蓋付き光コネクタ1の分解斜視図であり、図3は、蓋付き光コネクタ1の正面図であり、図4は、蓋部2の断面図であり、図5は、前後方向に沿って切断された蓋付き光コネクタ1の断面図である。本実施形態に係る蓋付き光コネクタ1は、車両(不図示)に搭載されるものであり、プリント配線技術により導電路(不図示)が形成された外部回路基板11に実装された状態で使用される。以下の説明においては、図1に示される上方を上方とし、その下方を下方として説明する。また、図3における左方を前方とし、その右方を後方として説明する。
本発明の一実施形態を、図1乃至図6を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る蓋付き光コネクタ1の斜視図であり、図2は、蓋付き光コネクタ1の分解斜視図であり、図3は、蓋付き光コネクタ1の正面図であり、図4は、蓋部2の断面図であり、図5は、前後方向に沿って切断された蓋付き光コネクタ1の断面図である。本実施形態に係る蓋付き光コネクタ1は、車両(不図示)に搭載されるものであり、プリント配線技術により導電路(不図示)が形成された外部回路基板11に実装された状態で使用される。以下の説明においては、図1に示される上方を上方とし、その下方を下方として説明する。また、図3における左方を前方とし、その右方を後方として説明する。
蓋付き光コネクタ1は、光コネクタ10の先端(前端)に、蓋部2が取り付けられたものからなる。ここで、先ず光コネクタ10について説明する。光コネクタ10は、主として、合成樹脂製のハウジング部(嵌合部)12と、このハウジング部12の内部に収容される光接続部30と、ハウジング部12に外嵌される金属製の外部シールド部20とを備えている。
ハウジング部12は、全体的には、一端(前端)が開口した有底の筒体をなしている。本実施形態の場合、ハウジング部12は、前方が開口した角筒状(箱状)をなしている。ハウジング部12は、2部品から構成されており、上方に開口する開口部14を有するハウジング本体部15と、このハウジング本体部15に組み付けられて開口部14を塞ぐハウジング蓋部16とを備えている。ハウジング本体部15は、前方に開口すると共に、後述する相手側コネクタが前方から嵌合される筒状のフード部17を有している。フード部17の先端(つまり、ハウジング部12の先端)にある開口端部17aの内側には、相手側の光コネクタが挿入される四角形状の入口穴(開口)17bが設けられている。
外部シールド部20は、金属板材を所定形状にプレス加工したものからなり、フード部17を除く領域を覆う形で、ハウジング部12に外嵌されている。外部シールド部20は、前面及び下面が開口された形をなしており、この外部シールド部20によって、ハウジング部12の前面と下面とを除く面が電磁的にシールドされている。外部シールド部20の下端縁には、爪部21(図2参照)が突出して形成されており、この爪部21がハウジング部12の下面側に折り返されることにより、外部シールド部20がハウジング部12に組み付けられるようになっている。また、外部シールド部20の下端縁には、下方に突出する複数の接続脚部22が形成されている。この接続脚部22は、外部回路基板11に貫通されて、半田付け等の公知の手法により、外部回路基板11の導電路に接続される。
光接続部30は、主として、樹脂部品32と、光電変換素子27と、光電変換回路基板13と、フレキシブル基板26と、内部回路基板23等を備えている。
図2及び図5に示されるように、内部回路基板23は、光接続部30の後方に配されており、フレキシブル基板(Flexible Printed Circuit Board)26の上面及び下面の双方に、絶縁基板の表面にプリント配線技術により導電路が形成された回路基板23a、23bが積層されたものからなる。なお、フレキシブル基板26の上側に形成されている回路基板23aの上面、及びフレキシブル基板26の下側に形成されている回路基板23bの下面には、それぞれ電子部品が実装されている。
内部回路基板23の後端部寄りの位置には、棒状をなす複数の金属製の端子24における一方の端部が内部回路基板23に貫通された状態で、内部基板23に形成された導電路に接続されている。端子24の他方の端部は、ハウジング本体部15の底壁に形成された端子挿通孔25内に圧入され、ハウジング本体部15の底壁から下方に突出される。端子24の他方の端部は、更に、外部回路基板11を貫通した状態で外部回路基板11に形成された導電路に、半田付け等の公知の手法により接続される。
図2及び図5に示されるように、内部回路基板23の前端縁からは、二股に分かれたフレキシブル基板26が前方に延出されている。二股に分かれたフレキシブル基板26は、それぞれ下方に向かう形で屈曲されている。下方に屈曲された各フレキシブル基板26の前面には、光電変換素子27が実装された光電変換回路基板13が積層されている。このようにフレキシブル基板26は、内部回路基板23と、光電変換回路基板13とを電気的に接続する中継部材とされている。また、下方に屈曲された各フレキシブル基板26の後面には、副基板28が積層されている。なお、副基板28の後面には、電子部品(不図示)が実装されている。
光電変換素子27は、受光素子と、発光素子とからなる。受光素子としてはフォトダイオードが用いられ、発光素子としてはVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)が用いられている。また、光電変換回路基板13は、受光素子が実装された受光回路基板13Aと、発光素子が実装された発光回路基板13Bとからなる。受光回路基板13Aと発光回路基板13Bとは、別体に形成されており、互いに分離されている。図2に示されるように、前方から見て右側に受光回路基板13Aが配され、左側に発光回路基板13Bが配されている。受光回路基板13Aの前面には、光電変換素子27としての受光素子が実装されていると共に、この受光素子に電気的に接続されるトランスインピーダンスアンプ(不図示)が実装されている。これに対して、発光回路基板13Bの前面には、光電変換素子27としての発光素子が実装されていると共に、この発光素子に電気的に接続されるドライバ(不図示)が実装されている。
光電変換回路基板13の板面のうち、光電変換素子27が実装された板面には、光電変換素子27等の電子部品を覆う形で、シールド部材35が取り付けられている。シールド部材35は、金属板材を所定形状にプレス加工したものからなり、光電変換回路基板13に形成されている導電路に接続されている。
光電変換回路基板13の板面のうち、光電変換素子27が実装された板面には、シールド部材35を覆う形で、樹脂部品32が取り付けられている。樹脂部品32は、光透過性の合成樹脂(ポリエーテルイミド(以下、PEI)、ポリカーボネート(以下、PC)、ポリメチルメタクリレート(以下、PMMA)等)からなる。なお、本明細書における「光透過性」とは、光通信で使用する波長(例えば、0.4μm〜2μm)に対して、光透過率が90%以上のものである。
樹脂部品32は、受光側の樹脂部品32Aと、発光側の樹脂部品32Bとの2種類のものからなる。受光回路基板13Aの前側の板面には、受光側の樹脂部品32A(32)が取り付けられている。そして、発光回路基板13Bの前側の板面には、発光側の樹脂部品32B(32)が取り付けられている。樹脂部品32は、相手側の光コネクタが備えているフェルール67に挿着された光ファイバ66と、光電変換素子27との間を光学的に結合させるものである。
樹脂部品32は、光電変換回路基板13に接続される基部33と、基部33から上方(前方)に延びる形で形成されると共に、相手側が備えている光ファイバ66の端末を挿着したフェルール67が挿入されるスリーブ部34と備える。スリーブ部34の軸線は、光電変換回路基板13の板面に対して垂直に形成されている。
基部33は、前方から見た際、略長方形状をなしている。また、スリーブ部34は、略円筒状をなしている。スリーブ部34の先端には、挿入口34aがあり、この挿入口34aから後方に向かって窪んだ形をなす挿入部34bが設けられている。スリーブ部34の底壁には、有底孔が形成されており、スリーブ部34の挿入部34b内に挿入されたフェルール67の先端からはみ出した光ファイバ66との干渉を防ぐための逃がし孔34cとされている。
樹脂部品32には、スリーブ部34の後方であって、スリーブ部34と光電変換素子27との間に位置する光路上にレンズ部39が形成されている。このレンズ部39は、光電変換回路基板13に向かって後方に膨出して形成されている。例えば、受光側の場合、このレンズ部39により、光ファイバ66から発せられた光出力は光電変換素子(受光素子)27に集光されるようになっている。これに対して、発光側の場合、光電変換素子(発光素子)27から発せられた光出力は光ファイバ66の端面に集光されるようになっている。
樹脂部品32の基部33は、光電変換回路基板13側の面が前方に陥没した形をなしており、シールド部材35を収容している。本実施形態においては、シールド部材35と樹脂部品32とは接着剤によって互いに接着されている。シールド部材35には、光電変換素子27と対向する部分に、円形状の貫通孔からなる窓部35aが設けられている。この窓部35aにより、光電変換素子27とレンズ部39との間に光路が確保される。
図5に示されるように、光接続部30は、スリーブ部34の先端(前端)にある挿入口34aが、開口端部17aと同じ方向(前方)を向く形で、ハウジング部12内に収容されている。つまり、ハウジング部12の先端(つまり、フード部17の先端)は、挿入口34aと同じ方向に開口している。また、光接続部30は、スリーブ部34の先端がフード部17よりも後方に配される形で、ハウジング部12内に収容されている。つまり、スリーブ部34の先端は、フード部17の先端にある開口端部17aよりも奥まった所に配されている。
次いで、上述した光コネクタ10の先端に取り付けられる蓋部2について説明する。蓋部2は、光コネクタ10の先端にある入口穴17bを塞ぐものであり、薄膜状をなしている。蓋部2に使用される材料としては、例えば、紙、不織布、樹脂フィルム等が挙げられる。本実施形態の蓋部2は、紙製である。蓋部2は、塵や埃等の小さな異物が、入口穴17bを通って外部から光コネクタ10内部に侵入するのを防ぐものである。したがって、蓋部2は、前記異物を通過させない程度の密閉性を備えるものからなる。
蓋部2は、四角形状の入口穴17bを塞ぐ形で開口端部17aに貼り付けられる薄膜状の本体部2aと、この本体部2aに設けられる破断誘導線2bとからなる。本体部2aは、入口穴17bよりも大きな矩形状(四角形状)をなしている。この矩形状の本体部17aを横切る形で、2本の破断誘導線2bが設けられている。一方の破断誘導線2b1は、本体部2aの短辺方向に平行であると共に、本体部2aを略2等分する形で、本体部2aに設けられている。他方の破断誘導線2b2は、本体部2aの長辺方向に平行であると共に、本体部2aを略2等分する形で、本体部2aに設けられている。なお、破断誘導線2b1,2b2同士は、互いに垂直に交わっており、それらの交点(交差点)は、図3において符号2dで示されている。本体部2aは、2本の破断誘導線2b1,2b2によって、4つの部分に区画されている。
破断誘導線2bは、本体部2aの厚みを部分的に小さくすることによって設けられている。図4には、蓋部2の断面図が示されている。本体部2aのうち、破断誘導線2bをなす部分の厚みD2は、それ以外の部分の厚みD1よりも、小さく設定されている。なお、破断誘導線2bは、破線状(所謂、ミシン目状)に本体部2aに設けられている。つまり、破断誘導線2bは、厚みの小さい部分(厚みD2の本体部2a)と、厚みの大きい部分(厚みD1の本体部2a)とが、直線状に(一列に)交互に並んだものからなる。なお、図4において、上方が蓋部2の表側(前面)であり、下方が蓋部2の裏側(後面)である。
蓋部2の周縁部(つまり、本体部2aの周縁部)2cには、接着剤が塗布されており、この接着剤を介して、蓋部2が開口端部17に密着した状態で貼り付けられている(図3参照)。本実施形態の場合、蓋部2の大きさ(本体部2aの大きさ)は、蓋部2が開口端部17aに貼り付けられた状態で、少なくとも入口穴17bを塞ぐことができるように設定されている。
蓋部2は、相手側の光コネクタ60と嵌合される前の状態の光コネクタ10に、防塵対策用として、取り付けられるものである。蓋部2は、通常、光コネクタ10が外部回路基板11に実装される前に、開口端部17aに取り付けられる。光コネクタ10は、蓋部2が取り付けられていないと、開口端部17aの内側にある入口穴17bから塵や埃等の異物がハウジング部12内に侵入し、更には、スリーブ部34の先端にある挿入口34aから、スリーブ部34の内側(挿入部34b等)に入り込んでしまう虞がある。スリーブ部34の内側に前記異物が入り込むと、前記異物が光コネクタ10の光接続損失(伝送損失)の原因となってしまう。そこで、本実施形態のように、相手側の光コネクタ60と嵌合される前の状態(つまり、未使用の状態)において、入口穴17bから前記異物がハウジング部12内に侵入しないように、入口穴17bを塞ぐ形でハウジング部12の開口端部17aに蓋部2が貼り付けられている。このように、開口端部17aに蓋部2が取り付けられた光コネクタ10が、本実施形態の蓋付き光コネクタ1となる。
蓋付き光コネクタ1が備えている蓋部2は、光コネクタ1(光コネクタ10)に相手側の光コネクタ60が嵌合される際に、光コネクタ60に押されることによって破られる。ここで、先ず、相手側の光コネクタ60について説明する。光コネクタ60は、光ケーブル61の端末部分と、この端末部分を収容すると共に蓋付き光コネクタ1(光コネクタ10)のフード部17内に嵌入される相手側ハウジング部62を備えている。相手側ハウジング部62は、上側部分を構成する合成樹脂製のアッパーハウジング部63と、このアッパーハウジング部63に組み付けられ下側部分を構成する合成樹脂製のロアハウジング部64とを備えている。光ケーブル61の端末部分は、シース65が剥がされており、シース65から光ファイバ66が露出した状態となっている。
また、光ファイバ66の先端(端末)には、フェルール67が外嵌される形で取り付けられている。フェルール67は、略円筒状の部材であり、その軸線に沿った貫通孔を備えている。この貫通孔に、光ファイバ66の端末が挿入されると共に装着されている。フェルール67の先端面からは、光ファイバ66の端部(端面)が露出している。フェルール67の後端側は、フランジ部68が取り付けられている。このフランジ部68は、フェルール67の径方向外側に張り出す形で設けられている。また、フランジ部68の先端には、フェルール67の後端部分を収容する凹部が設けられている。この凹部の底部分には、光ファイバ66が挿通される孔部が設けられている。
フェルール67は、フランジ部68に取り付けられた状態で、各ハウジング部63,64の内面同士で挟まれて、相手側ハウジング部62内の所定個所で固定されている。光ケーブル61のうち、シース65で覆われている部分の端部には、金属製のかしめリング69が外嵌されている。フェルール67は、その先端部分がハウジング部62の開口端を向くと共に前記開口端よりも奥側に配された状態でハウジング部62内に収容されている。なお、本明細書において相手側光コネクタ60が備えている光配線端末とは、光ファイバ66の端末を挿着したフェルール67のことである。
相手側光コネクタ60は、蓋付き光コネクタ1(光コネクタ10)に対して、開口端部17aの内側にある入口穴17bから挿入される。図6は、相手側光コネクタ60と嵌合された状態の蓋付き光コネクタ1の断面図である。図5及び図6に示されるように、相手側光コネクタ60は、蓋付き光コネクタ1に対して、左側から右側に向かって挿入される。本実施形態の場合、光コネクタ1の先端には、入口穴17bを塞ぐ形で蓋部2が開口端部17aに貼り付けられている。そのため、相手側光コネクタ60を、入口穴17aに挿入する際、先ず、相手側光コネクタ60が、蓋部2を、蓋部2の後方に配されている入口穴17b側に向かって押すことになる。具体的には、相手側光コネクタ60における相手側ハウジング部62の先端部分が、蓋部2を入口穴17b側に押すことになる。すると、蓋部2は、相手側ハウジング部62に押されることによって、入口穴17b側に押し込まれつつ、破断誘導線2b付近から破れる。そして、蓋部2は、相手側光コネクタ60が入口穴17bを通過できるように、フード部17の奥側(後方)に押し込まれつつ、外側に広がるようにして、複数の部分に分断される。なお、蓋部2の周縁部2cは、フード部17の先端にある開口端部17aに固定されているため、蓋部2が相手側光コネクタ60によって押されても、周縁部2cは開口端部17aに固定されたままの状態となっている。
蓋付き光コネクタ1の蓋部2が相手側光コネクタ60によって破られた後、相手側光コネクタ60の先端部分は、前記入口穴17bを通って前記光コネクタ1(光コネクタ10)のフード部17内を後方に進む。すると、相手側光コネクタ60に押されて破れた蓋部2は、図6に示されるように、周縁部2cが開口端部17aに固定された状態で、相手側ハウジング部62によって光コネクタ10のフード部17の内側に押し込まれつつ、相手側ハウジング部62の外面とフード部17(ハウジング部12)の内面との間で挟まれることになる。
なお、破れた後の蓋部2が、光コネクタ10(ハウジング部12)の内側にある光接続部30(樹脂部品32)のスリーブ部34に接触しないように、破断誘導線2bの位置が設定されている。具体的には、本体部2aの周縁部2cから破断誘導線2bまでの距離が最も長い部分が、開口端部17aからスリーブ部34の先端までの距離よりも、短くなるように設定されている。
更に、相手側光コネクタ60が、蓋付き光コネクタ1(光コネクタ10)におけるハウジング部12の内部を後方に向かって進むと、ハウジング部12内にある光接続部30の先端部分(つまり、スリーブ部34の先端部分)が、相手側ハウジング部62内に向かって相手側ハウジング部62の先端にある開口端から挿入される。そして、更に相手側光コネクタ60が、奥側(後方)に向かって進むようにハウジング部12内に挿入されると、フェルール67の先端部分が、スリーブ部34の先端にある挿入口34aから挿入部34bに挿入される。すると、フェルール67に挿着されている光ファイバ66と、光接続部30が備えている光電変換素子27との間が、樹脂部品32を介して光学的に結合される。
なお、相手側ハウジング部62の後端部分は、上方に張り出した係止部70がある。この係止部70が蓋付き光コネクタ1のハウジング部12の先端部分(つまり、蓋部2の周縁部2cが貼り付けられた開口端部17a)と当接して係止することによって、相手側光コネクタ60が、蓋付き光コネクタ1に対して静止する。このようにして、相手側光コネクタ60が、蓋付き光コネクタ1に嵌合されて、光ファイバ66と光電変換素子27とが互いに光学的に結合される。
以上のように、本実施形態の蓋付き光コネクタ1は、相手側光コネクタ60と嵌合される前まで(つまり、使用直前まで)、入口穴(開口)17bが蓋部2によって塞がれている。そのため、蓋付き光コネクタ1では、塵や埃等の異物が外部から入口穴17bを通ってハウジング部(嵌合部)12内に侵入することが防止されている。また、本実施形態の蓋付き光コネクタ1は、相手側光コネクタ60と嵌合させる際、予め蓋部2をハウジング部12の先端から取り外す必要がなく、相手側光コネクタ60との嵌合作業を行い易い。また、本実施形態の蓋付き光コネクタ1において、相手側光コネクタ60によって破られた後の蓋部2は、光コネクタ1におけるハウジング部12の内面と相手側光コネクタ60における相手側ハウジング部62の外面との間で挟まれた状態で、ハウジング部12内に収容される。つまり、破られた後の蓋部2を、ハウジング部12から取り外して回収する必要がなく、そのままハウジング部12に取り付けておくことができる。
また、本実施形態の蓋付き光コネクタ1は、蓋部2が薄膜状であり、従来の蓋付き光コネクタと比べて、ハウジング部12の大型化が抑制される。また、蓋部2として、紙等の安価な材料を用いることが可能であり、蓋付き光コネクタ1のコスト上昇を抑制することもできる。
また、本実施形態の蓋付き光コネクタ1において、破断誘導線2bは、本体部2aの厚みを小さくした部分からなる。そのため、破断誘導線2bが設けられている部分を通過して、塵や埃等の異物が入口穴17b側に入り込むことが抑制される。
また、本実施形態の蓋付き光コネクタ1において、蓋部2の本体部2aに設けられる破断誘導線2b(2b1,2b2)は、入口穴17bを横切るような形(直線)をなしている。このように破断誘導線2bが設定されることによって、蓋部2の本体部2aが、相手側光コネクタ60に押されて、複数の部分に分断され易くなる。なお、蓋部2(本体部2a)は、完全に破断誘導線2bに沿って分断される必要はない。
また、本実施形態の蓋付き光コネクタ1において、破断誘導線2bは、破線状(所謂、ミシン目状)に本体部2aに設けられる。このような破断誘導線2bを本体部2aに設けることによって、相手側と嵌合されていない未使用時の蓋付き光コネクタ1における蓋部2(本体部2a)の強度を確保しつつ、相手側との嵌合時における蓋部2(本体部2a)の破れ易さを確保することが、容易となる。
<実施形態2>
次いで、本発明の実施形態2を、図7を参照しつつ説明する。本実施形態では、実施形態1の蓋部2の替わりに、蓋部2Aを備えた蓋付き光コネクタ1Aを例示する。図7は、実施形態2に係る蓋付き光コネクタ1Aの正面図である。図7に示されるように、本実施形態の蓋付き光コネクタ1Aに利用される蓋部2Aは、矩形状の本体部2Aaと、この本体部2Aaに対角線状に設けられる2本の破断誘導線2Ab1,2Ab2(2Ab)とを備えている。そして、蓋部2A(本体部2Aa)の周縁部2Acは、ハウジング部12の先端にある開口端部17aに、実施形態1と同様、接着剤を介して貼り付けられている。なお、蓋部2Aの材料は、実施形態1とは異なり、弾性変形可能なゴム材料からなる。
次いで、本発明の実施形態2を、図7を参照しつつ説明する。本実施形態では、実施形態1の蓋部2の替わりに、蓋部2Aを備えた蓋付き光コネクタ1Aを例示する。図7は、実施形態2に係る蓋付き光コネクタ1Aの正面図である。図7に示されるように、本実施形態の蓋付き光コネクタ1Aに利用される蓋部2Aは、矩形状の本体部2Aaと、この本体部2Aaに対角線状に設けられる2本の破断誘導線2Ab1,2Ab2(2Ab)とを備えている。そして、蓋部2A(本体部2Aa)の周縁部2Acは、ハウジング部12の先端にある開口端部17aに、実施形態1と同様、接着剤を介して貼り付けられている。なお、蓋部2Aの材料は、実施形態1とは異なり、弾性変形可能なゴム材料からなる。
破断誘導線2Ab(2Ab1,2Ab2)は、四角形状(多角形状の一例)の入口穴17bを横切る形で本体部2Aaに設けられている。本実施形態の場合、2本の破断誘導線2Ab(2Ab1,2Ab2)は、互いに交差すると共に、本体部2Aaの対角線状に設けられている。そのため、本実施形態の破断誘導線2Ab(2Ab1,2Ab2)は、実施形態1とは異なり、蓋部2Aが破断後に入口穴17bの辺毎に分かれて配置されるようになっている。つまり、少なくとも前記四角形のすべての角部に対応した蓋部2A(本体部2Aa)の位置に、前記破断誘導線2Abの一端が設けられている。なお、図7において、これらの交点(交差点)が符号2Adで示されている。蓋部2Aは、破断後に、主として4つの部分に分かれるように破断誘導線2Ab(2Ab1,2Ab2)が設けられている。そして、分かれた蓋部2Aの各部分は、入口穴17bを囲む矩形状の開口端部17aの各辺に近付く形で、ハウジング部12の奥側(後方)に押し込まれることになる。つまり、分断された後の蓋部2Aは、嵩張らずに厚みが薄いままの状態で、角筒状のハウジング部12の各内面に分かれてハウジング部12内に収容されることになる。なお、分かれた蓋部2Aの各部分は、すべて前記入口穴17bの周縁(開口端部17a)に固着されている。その結果、本実施形態の蓋付き光コネクタ1Aでは、分断された後の蓋部2Aが相手側光コネクタ60に干渉して、相手側光コネクタ60との嵌合不良が発生することが抑制されている。なお、本実施形態の破断誘導線2Bbも、実施形態1と同様、破線状をなしている。
<実施形態3>
次いで、本発明の実施形態3を、図8を参照しつつ説明する。本実施形態では、実施形態1の蓋部2の替わりに、蓋部2Bを備えた蓋付き光コネクタ1Bを例示する。図8は、実施形態3に係る蓋付き光コネクタ1Bの正面図である。図8に示されるように、本実施形態の蓋付き光コネクタ1Bに利用される蓋部2Bは、矩形状の本体部2Baと、この本体部2Baに設けられる複数本の破断誘導線2Bb(2Bb1,2Bb2,2Bb3,2Bb4)とを備えている。本実施形態の蓋部2Bは、実施形態1における2本の破断誘導線2bと、実施形態2における2本の誘導線2Abとを組み合せたものからなる。なお、蓋部2B(本体部2Ba)の周縁部2Bcは、ハウジング部12の先端にある開口端部17aに、実施形態1と同様、接着剤を介して貼り付けられている。なお、蓋部2Bの材料は、実施形態1と同様である。また、図8において、破断誘導線2Bbの交点(交差点)が符号2Bdで示されている。
次いで、本発明の実施形態3を、図8を参照しつつ説明する。本実施形態では、実施形態1の蓋部2の替わりに、蓋部2Bを備えた蓋付き光コネクタ1Bを例示する。図8は、実施形態3に係る蓋付き光コネクタ1Bの正面図である。図8に示されるように、本実施形態の蓋付き光コネクタ1Bに利用される蓋部2Bは、矩形状の本体部2Baと、この本体部2Baに設けられる複数本の破断誘導線2Bb(2Bb1,2Bb2,2Bb3,2Bb4)とを備えている。本実施形態の蓋部2Bは、実施形態1における2本の破断誘導線2bと、実施形態2における2本の誘導線2Abとを組み合せたものからなる。なお、蓋部2B(本体部2Ba)の周縁部2Bcは、ハウジング部12の先端にある開口端部17aに、実施形態1と同様、接着剤を介して貼り付けられている。なお、蓋部2Bの材料は、実施形態1と同様である。また、図8において、破断誘導線2Bbの交点(交差点)が符号2Bdで示されている。
本実施形態のように、実施形態1と実施形態2の破断誘導線を同時に併用してもよい。本実施形態の場合も、実施形態2と同様、蓋部2Bが破断後に入口穴17bの辺毎に分かれて配置されるようになっている。その結果、本実施形態の蓋付き光コネクタ1Aでは、分断された後の蓋部2Aが相手側光コネクタ60に干渉して、相手側光コネクタ60との嵌合不良が発生することが抑制されている。
<実施形態4>
次いで、本発明の実施形態4を、図9を参照しつつ説明する。本実施形態では、実施形態1の蓋部2の替わりに、蓋部2Cを備えた蓋付き光コネクタ1Cを例示する。図9は、実施形態4に係る蓋付き光コネクタ1Cの正面図である。図9に示されるように、本実施形態の蓋付き光コネクタ1Cに利用される蓋部2Cは、矩形状の本体部2Caと、この本体部2Caに設けられる破断誘導線2Cbとを備えている。本実施形態の場合、破断誘導線2Cbは、実施形態1,2等と同様、入口穴17bを横切る形で本体部2Caに設けられているものの、実施形態1,2等とは異なり、途中でお折れ曲がった形をなしており、一直線状をなしていない。破断誘導線2Cbは、5つの線分2Cb1,2Cb2,2Cb3,2Cb4,2Cb5を組み合せたものからなる。5つの線分のうち、4つの線分2Cb1,2Cb3,2Cb4,2Cb5は、本体部2Caの各角から内側に向かって斜めに配されている。なお、短辺方向において隣り合った線分同士は、一方の端部が接続されている。そして、残りの線分2Cb2は、本体部2Caの中央部分に長辺方向に沿って配されており、各線分2Cb1,2Cb3,2Cb4,2Cb5の端部が線分2Cb2の端部に接続されている。その結果、3つの線分2Cb5,2Cb2,2Cb4が繋がってなる誘導破断線2Cbが、入口穴17bを横切る形で本体部2Caに設けられていることになる。また、3つの線分2Cb3,2Cb2,2Cb1が繋がってなる誘導破断線2Cbが、入口穴17bを横切る形で本体部2Caに設けられていることになる。
次いで、本発明の実施形態4を、図9を参照しつつ説明する。本実施形態では、実施形態1の蓋部2の替わりに、蓋部2Cを備えた蓋付き光コネクタ1Cを例示する。図9は、実施形態4に係る蓋付き光コネクタ1Cの正面図である。図9に示されるように、本実施形態の蓋付き光コネクタ1Cに利用される蓋部2Cは、矩形状の本体部2Caと、この本体部2Caに設けられる破断誘導線2Cbとを備えている。本実施形態の場合、破断誘導線2Cbは、実施形態1,2等と同様、入口穴17bを横切る形で本体部2Caに設けられているものの、実施形態1,2等とは異なり、途中でお折れ曲がった形をなしており、一直線状をなしていない。破断誘導線2Cbは、5つの線分2Cb1,2Cb2,2Cb3,2Cb4,2Cb5を組み合せたものからなる。5つの線分のうち、4つの線分2Cb1,2Cb3,2Cb4,2Cb5は、本体部2Caの各角から内側に向かって斜めに配されている。なお、短辺方向において隣り合った線分同士は、一方の端部が接続されている。そして、残りの線分2Cb2は、本体部2Caの中央部分に長辺方向に沿って配されており、各線分2Cb1,2Cb3,2Cb4,2Cb5の端部が線分2Cb2の端部に接続されている。その結果、3つの線分2Cb5,2Cb2,2Cb4が繋がってなる誘導破断線2Cbが、入口穴17bを横切る形で本体部2Caに設けられていることになる。また、3つの線分2Cb3,2Cb2,2Cb1が繋がってなる誘導破断線2Cbが、入口穴17bを横切る形で本体部2Caに設けられていることになる。
蓋部2C(本体部2Ca)の周縁部2Ccは、ハウジング部12の先端にある開口端部17aに、実施形態1と同様、接着剤を介して貼り付けられている。なお、蓋部2Cの材料は、実施形態1と同様である。また、図9において、誘導破断線2Cbの交点(交差点)が、符号2Cd(2Cd1,2Cd2)で示されている。
本実施形態の場合も、実施形態2と同様、蓋部2Cが破断後に入口穴17bの辺毎に分かれて配置されるようになっている。その結果、本実施形態の蓋付き光コネクタ1Cでは、分断された後の蓋部2Aが相手側光コネクタ60に干渉して、相手側光コネクタ60との嵌合不良が発生することが抑制されている。なお、本実施形態の破断誘導線2Cbも、実施形態1と同様、破線状をなしている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態においては、基板実装型の光コネクタを例示したが、他の実施形態においては、基板実装型のものに限られるものではない。例えば、光フェーブルの端末部分に設けられる光コネクタに、蓋部と取り付けたものを、本発明の蓋付き光コネクタとしてもよい。
(2)上記実施形態において、蓋部に設けられる破断誘導線としては、本体部の厚みを小さくした部分を利用していたが、他の実施形態においては、外部から塵や埃等の異物が光コネクタの内側(ハウジング部の内側)に入り込まない程度に小さく空けられた孔(破線状に並ぶ孔)を、破断誘導線として利用してもよい。ただし、上述した各実施形態のように、本体部の厚みを小さくして設けられる破断誘導線の方が、前記孔からなる破断誘導線と比べて、確実に光コネクタ内への前記異物の侵入を防ぐことができるため、好ましい。
(3)上記実施形態では、破断誘導線は、入口穴を横切る形で蓋部の本体部に設けられていた。他の実施形態においては、例えば、破断誘導線が、本体部の中央部分のみに設けられるものであってもよい。例えば、実施形態5の線分2Cb2のみを設けた蓋部を利用してもよい。このように、蓋部の中央部分にのみ破断誘導線を設けた場合であっても、その破断誘導線が起点となって蓋部が複数の部分に分かれるように分断されるのであれば、このような蓋部を本発明の蓋付き光コネクタに利用してもよい。ただし、上述した各実施形態のように、破断誘導線が、入口穴を横切る形で蓋部の本体部に設けられていると、相手側光コネクタによって、蓋部が様々な方向(挿入方向)から押されても、蓋部が容易に複数の部分に分断されるため、好ましい。
(4)上記実施形態では、破断誘導線は、破線状(所謂、ミシン目状)であったが、他の実施形態においては、破断誘導線が連続したもの(実線状のもの)であってもよい。
1,1A,1B,1C…蓋付き光コネクタ、2,2A,2B,2C…蓋部、10…光コネクタ、11…外部回路基板、12…ハウジング部、13…光電変換回路基板、17…フード部、17a…開口端部、17b…入口穴、27…光電変換素子、30…光接続部、32…樹脂部品、33…基部、34…スリーブ部、34a…挿入口、34b…挿入部、35…シールド部材、60…相手側光コネクタ、61…光ケーブル、62…相手側ハウジング部、66…光ファイバ、67…フェルール(光配線端末)
Claims (5)
- 内側が開口し、相手側光コネクタと嵌合する嵌合部と、
前記開口を塞ぐ形で設けられ、前記相手側光コネクタに押されると破れが生じる破断誘導線を有する蓋部と、を備える蓋付き光コネクタ。 - 前記破断誘導線は、実線又は破線状に設けられ、前記蓋部の他の部分の厚みよりも薄く形成されてなる請求項1に記載の蓋付き光コネクタ。
- 前記開口は、略多角形をなし、
少なくとも前記略多角形のすべての角部に対応した前記蓋部の位置に、前記破断誘導線の一端があり、
前記破断誘導線によって分割された蓋部は、すべて前記開口の周縁に固着されている請求項1又は請求項2に記載の蓋付き光コネクタ。 - 前記蓋部は、3つ以上の前記破断誘導線が交わる交差点を少なくとも1つ有する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の蓋付き光コネクタ。
- 前記蓋部は、弾性変形可能なゴム材である請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の蓋付き光コネクタ。
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