JP4916412B2 - フェルール内蔵光部品を用いたレセプタクル型光部品 - Google Patents

フェルール内蔵光部品を用いたレセプタクル型光部品 Download PDF

Info

Publication number
JP4916412B2
JP4916412B2 JP2007263441A JP2007263441A JP4916412B2 JP 4916412 B2 JP4916412 B2 JP 4916412B2 JP 2007263441 A JP2007263441 A JP 2007263441A JP 2007263441 A JP2007263441 A JP 2007263441A JP 4916412 B2 JP4916412 B2 JP 4916412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrule
optical component
housing
end side
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007263441A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009092938A (ja
Inventor
慎吾 渡邉
正美 齋藤
潤 贄川
Original Assignee
岡野電線株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 岡野電線株式会社 filed Critical 岡野電線株式会社
Priority to JP2007263441A priority Critical patent/JP4916412B2/ja
Publication of JP2009092938A publication Critical patent/JP2009092938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4916412B2 publication Critical patent/JP4916412B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Description

本発明は、光ファイバを伝送路として用いた幹線系通信、メトロ系、アクセス系、CATV(ケーブルテレビ)システム、アナログ伝送システム、FTTB(Fiber To The Building)システム、FTTH(Fiber To The Home)システム等に用いられるフェルール内蔵光部品を用いたレセプタクル型光部品に関するものである。
光通信用として、レーザダイオードやフォトダイオードが用いられており、これらの部品を光ファイバと接続するために、例えば、図8に示すような接続構造が提案されている(例えば、特許文献1、参照)。
同図において、フォトダイオード40を備えたフォトダイオードホルダー42の先端側に、筒形状のフェルールホルダ41を固定してレセプタクル型光部品が形成されている。フェルールホルダ41の筒穴45には、金属スリーブ46が圧入され、その内側にフェルール44が圧入されている。フェルール44には、光ファイバ47が挿入固定されており、この光ファイバ47とフェルール44は、共に、後端面が斜めに研磨され、光ファイバ47の後端面で反射する光が入射側に戻ることを防止している。前記フォトダイオードホルダー42内にはレンズ43が収容され、レンズ43を介して前記光ファイバ47とフォトダイオード40とが光接続される。
このレセプタクル型光部品に、光コネクタ49を対向配置し、フェルールホルダ41の側周壁によって光コネクタ49をガイドしながら、図の矢印Aに示すように挿入する。そうすると、光コネクタ49の光ファイバ50の固定部位51が、フェルールホルダ41の筒穴45に挿入され、光コネクタ49に挿入固定された通信用の光ファイバ50が前記光ファイバ47に光接続される。
また、図9に示すようなフェルール内蔵光部品33(例えば、特許文献2、参照。)と図10に示すようなハウジング32とを用いて、レセプタクル型光部品を構成することも提案されている。フェルール内蔵光部品33は、フェルールホルダ31内に、金属スリーブ36を圧入し、その内側に、後端面を図8のフェルール44と同様に斜めに研磨したフェルール34を圧入して成る。フェルール34には、光ファイバ30が挿入固定されており、光ファイバ30の後端面も斜めに研磨されている。フェルール内蔵光部品33の後端側には、図示されていないフォトダイオード等が接続されるようになっている。
図10に示すように、ハウジング32は、底壁側に、貫通孔37を形成しており、この貫通孔37に、同図の矢印Bの方向からフェルールホルダ31の先端側がハウジング32内に挿入され、圧入または接着剤等により固定されて、レセプタクル型光部品が形成される。ハウジング32には、同図の矢印Aに示すように、接続相手側の光コネクタ(図示せず)がハウジング32の先端側から挿入されるようになっており、ハウジング32内には、この光コネクタをガイドするガイド部39と、光コネクタ部品を抜け止め状態で係止する係止部38とが設けられている。光コネクタは、ガイド部39によってガイドされ、かつ、フェルール内蔵光部品33のフェルールホルダ31にガイドされてハウジング32内に挿入され、光コネクタに設けられた被係止部がハウジング32の係止部38に係止されて固定される。
また、ハウジング32の底壁側には、鍔部27が両側に張り出し形成され、鍔部27には、ねじ29の嵌合穴28が形成されている。この嵌合穴28に、ねじ28が嵌合され、レセプタクル型光部品が、その取り付け用の回路基板等に取り付けられる。
特開2003−241025号公報 特開2006−53537号公報
しかしながら、図8、図9に示した構成は、いずれも、フェルール44,34の先端側がフェルールホルダ41,31の先端側よりも奥側に設けられるために、フェルール44,34の装着後にフェルール44,34の先端面を清掃することが難しいといった問題があった。フェルール44,34の先端面をきれいに清掃しないと、接続相手側の光ファイバとの光接続が良好に行われないといった問題が生じる。
また、図8、図9、図10に示した構成は、いずれも、フェルールホルダ41,31にフェルール44,34が圧入固定され、その先端側には金属スリーブ46,36が圧入固定され、この状態で、フェルールホルダ41,31が接続相手側の光コネクタを挿入する際のガイドを兼ねているため、フェルール44,34に挿入されている光ファイバ47,30と、接続相手側の光コネクタに挿入されている光ファイバ50との同心度等を正確に形成しなければならない。そのため、フェルールホルダ41,31の寸法精度が厳しくなり、歩留まりの向上が難しく、結果的にコストアップにつながるといった問題もあった。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、光ファイバを挿入固定したフェルールの先端面の清掃が容易で、フェルールの先端面側に設けられる接続相手側の光部品との光接続を良好にできるフェルール内蔵光部品およびレセプタクル型光部品を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、発明のレセプタクル型光部品は、フェルール内蔵光部品を具備したレセプタクル型光部品であって、前記フェルール内蔵光部品は、「フェルール挿通孔を備えたフェルールホルダを有し、光ファイバを挿入したフェルールが前記フェルール挿通孔に挿通されて、前記フェルールの先端が前記フェルールホルダの先端側から先方に突出しており、前記フェルールホルダのフェルール挿通孔は段部を有して、該段部からフェルールホルダ先端側にかけての領域は前記段部からフェルールホルダ後端側にかけての領域よりも拡径の孔と成し、この拡径部位には割スリーブの後端側が挿入されて該割スリーブの後端側は前記フェルール挿通孔に連通されたフェルールの外周側に密着し、前記割スリーブの先端側は前記フェルールホルダの先端側から先方に突出している」フェルール内蔵光部品であり、ハウジングの底壁側に形成された貫通孔に、前記フェルール内蔵光部品の先端側から突出したフェルールと割スリーブとが挿入されて、前記フェルール内蔵光部品が前記ハウジングに固定されており、該ハウジング内には、前記貫通孔を通ってハウジング内に挿入された前記割スリーブの先端側と外周側とを保持する割スリーブ保持部と、前記ハウジングの先端側から挿入される接続相手側部品を抜け止め状態で係止する係止部とが設けられており、前記フェルール内蔵光部品のフェルールホルダは導電体により形成され、ハウジングの底壁はフェルールホルダと導通された導電体により形成されており、前記ハウジングの底壁が、前記フェルール内蔵部品に接続されるフォトダイオードホルダおよび該フォトダイオードホルダ内に収容されたフォトダイオードに導通される構成をもって課題を解決する手段としている。
なお、割スリーブとは、周知のように、ジルコニア等のセラミックスまたは、リン青銅の金属等により成型された円筒形の筒壁の周面に、長手方向に直線または螺旋状のスリットを形成したものである。
本発明によれば、フェルールホルダのフェルール挿通孔には、光ファイバを挿入したフェルールが挿通されているが、該フェルールの先端が前記フェルールホルダの先端側から先方に突出しているので、フェルール先端側を掃除しやすく、それゆえ、フェルールに挿通されている光ファイバを、接続相手側の光部品と良好に光接続することができる。
また、本発明において、フェルールホルダのフェルール挿通孔は段部を有して、該段部からフェルールホルダ先端側にかけての領域の拡径部位に、割スリーブの後端側が挿入されている構成を含むものは、割スリーブの後端側が前記フェルール挿通孔に連通されたフェルールの外周側に密着し、割スリーブにより、フェルールをフェルールホルダの中心位置で保持できる。
さらに、本発明のレセプタクル型光部品によれば、ハウジングの底壁側に形成された貫通孔に、割スリーブを設けたフェルール内蔵光部品の先端側から突出したフェルールと割スリーブとを挿入し、フェルール内蔵光部品をハウジングに固定して、割スリーブを割スリーブ保持部により保持することができ、係止部によって、前記ハウジングの先端側から挿入される接続相手側光部品を抜け止め状態で係止して、接続相手側光部品とフェルール内蔵光部品に挿通した光ファイバとを適切に光接続できる。
したがって、本発明のレセプタクル型光部品によれば、フェルール内蔵光部品の後端側にレーザダイオードやフォトダイオードを設ければ、前記光ファイバを介して、レーザダイオードやフォトダイオードと接続相手側の光部品とを適切に光接続することができる。
また、本発明のレセプタクル型光部品によれば、ハウジングの後端側から挿入されるフェルールの先端がフェルールホルダの先端側から先方に突出しているものであり、ハウジングの先端側からハウジングに挿入される接続相手側の光部品の挿入は、フェルールホルダによってガイドされるものではない。したがって、フェルールホルダの寸法精度を従来のように厳しくする必要はなく、フェルール内蔵光部品の歩留まりの向上とコストダウンを図ることができ、レセプタクル型光部品のコストダウンも図ることができる。
なお、ハウジング内への接続相手側の光部品の挿入は、例えばハウジング側に設ける割スリーブ保持部によってガイドして行うことができる。そこで、例えば、割スリーブ保持部と前記係止部とを備えた保持部材を樹脂等によってハウジングとは別個に形成し、ハウジングに固定するようにすれば、ハウジングの形成もより容易となり、保持部材は、樹脂等により容易に、かつ、精度良く形成することができるので、レセプタクル型光部品の製造もより一層容易となり、コストダウンも図ることができる。
さらに、本発明のレセプタクル型光部品において、フェルール内蔵光部品のフェルールホルダは導電体により形成され、ハウジングの底壁はフェルールホルダと導通された導電体により形成されて、フェルール内蔵光部品に接続されるフォトダイオードホルダおよび該フォトダイオードホルダ内に収容されたフォトダイオードに、ハウジングの底壁が導通される構成を備えるものは、例えばハウジングを回路基板のグランドに導通させることにより、フォトダイオードのアースをとることができ、それにより、フォトダイオードの性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例との重複説明は省略又は簡略化する。
図1には、本発明に係るレセプタクル型光部品の一実施形態例が模式的な断面図により示されている。同図に示すように、本実施形態例のレセプタクル型光部品は、ハウジング2に、フェルール内蔵光部品1を挿入固定して形成されており、図2(b)には、本実施形態例に適用されているフェルール内蔵光部品1が断面図により示されている。
フェルール内蔵光部品1は、図2(a)に示すように、導電体であるステンレス等の金属製のフェルールホルダ4を有し、フェルールホルダ4のフェルール挿通孔3に、樹脂製のフェルール6を挿通して形成されている。フェルール6には光ファイバ5が接着剤により挿入固定され、この光ファイバ5の後端面とフェルール6の後端面は、共に、光ファイバ5の後端面における反射光が入射側に戻ることを防止する角度(例えば8°)に、斜めに研磨されている。フェルール6の先端面は、中央側が凸となる曲面(例えば、曲面半径R=20mm)に形成されている。フェルールホルダ4の先端側には、該フェルールホルダ4の外周から外側に張り出した鍔部15が形成されている。
このフェルール内蔵光部品1は、前記フェルール6の先端がフェルールホルダ4の先端側から先方に突出していることを特徴としている。このフェルール6の突出長さ(図2(a)のA)は、特に限定されるものではないが、本実施形態例では、1mm程度と成している。
また、本実施形態例のフェルール内蔵光部品1において、図2(b)に示すように、前記フェルール挿通孔3には、割スリーブ7が挿入されている。例えば、割スリーブ7の筒外径は3.2mm、筒穴は2.5mmである。前記フェルールホルダ4のフェルール挿通孔3は段部8を有しており、該段部8からフェルールホルダ4の先端側にかけての領域が、前記段部8からフェルールホルダ4の後端側にかけての領域よりも拡径の孔と成し、この拡径部位に、前記割スリーブ7の後端側が挿入されている。該割スリーブ7の後端側は、前記フェルール挿通孔3に連通されたフェルール6の外周側に密着し、割スリーブ7の先端側は、前記フェルールホルダ4の先端側から先方に突出している。
図1に示すように、ハウジング2には、該ハウジング2に(この図では、ハウジング2の上部側から)挿入される接続相手側の光部品をガイドするガイド部18が形成されている。なお、本実施形態例において、接続相手側の光部品は、図5に示すような平面構成を有する光コネクタ20である。
また、図1に示すように、ハウジング2の底壁10側には、両側に鍔部14が張り出し形成されており、その鍔部14には、それぞれねじの嵌合穴25が形成されている。この嵌合穴25に、図6に示すように、ねじ24を嵌合した状態で、ねじ24を回路基板26に形成されたねじ螺合穴に螺合すると、ハウジング2が回路基板26に固定される。なお、本実施形態例において、嵌合穴25はスムースな壁面を有する穴としているが、嵌合穴25は、ねじを螺合する穴としてもよい。ハウジング2の底壁10は、前記フェルールホルダ4と導通された導電体のステンレスにより形成されており、本実施形態例では、ハウジング2の全体が、ステンレスにより形成されている。
図1に示すように、ハウジング2の底壁10には、その中央部に貫通孔9が形成されており、この貫通孔9に、前記フェルール内蔵光部品1の先端側から突出したフェルール6と割スリーブ7とが挿入されて、フェルール内蔵光部品1がハウジング2に固定されている。なお、図3(a)に示すように、フェルール内蔵光部品1の後端側には、フォトダイオードを備えた半導体モジュール21が接続され、その接続状態で、図3(b)に示すように、ハウジング2内に挿入される。そして、図4(a)の底面側から見た図や図4(b)の側面図に示すように、ハウジング2の底壁10とフェルール内蔵光部品1の鍔部15とが、固定部22にて、例えばYAG(Yttrium Aluminium Garnet)溶接によって溶接され、固定されている。
また、図1に示すように、ハウジング2内には、樹脂製の保持部材13が設けられており、保持部材13は、割スリーブ保持部11と係止部12を有している。
割スリーブ保持部11は、前記貫通孔9を通ってハウジング2内に挿入された割スリーブ7を内側に嵌合し、割スリーブ7の先端側と外周側とを保持するものである。本実施形態例において、割スリーブ保持部11は、割スリーブ7が嵌合する筒穴16を備えて筒形状に形成されている。この筒穴16は例えば2.8mmに形成され、割スリーブ7の筒外径よりも小径と成し、割スリーブ7を保持する態様と成している。
係止部12は、ハウジング2の先端側から挿入される接続相手側部品(接続相手側の光部品)を抜け止め状態で係止するものであり、先端側に爪部52を有し、光部品である光コネクタ20がハウジング2内に挿入されると、図1の矢印の方向に撓み、その後、弾性力によって元の位置に戻って、爪部52が光コネクタ20に設けられている被係止部(図示せず)に係止する。
本実施形態例は以上のように構成されており、フェルール内蔵光部品1において、フェルール6の先端が前記フェルールホルダ4の先端側から先方に突出しているので、割スリーブ7を装着する前に、フェルール6の先端側を掃除しやすいという利点を有する。
また、本実施形態例において、フェルール内蔵光部品1をハウジング2に固定し、割スリーブ7を割スリーブ保持部11により保持した状態で、図5に示すように、ハウジング2の先端側から光コネクタ20を挿入すると、この光コネクタ20は、その側面側をハウジング2のガイド部18によってガイドされ、光コネクタ20のフェルール48が割スリーブ保持部11によってガイドされて、割スリーブ7内に挿入されていく。そして、光コネクタ20は、前記係止部12によって抜け止め状態で係止される(この係止構成は、図示せず)。
また、前記フェルール48が、割スリーブ7内に挿入されると、フェルール48の中心が割りスリーブ7の中心に保持され、光コネクタ20のフェルール48の中心部に挿通されている通信用の光ファイバが、フェルール内蔵光部品1のフェルール6に挿通されている光ファイバ5と位置合わせされた状態で対向配置される。そのため、本実施形態例では、通信用の光ファイバと光ファイバ5とを適切に光接続でき、この光ファイバ5を介し、光コネクタ20に挿通されている通信用の光ファイバと半導体モジュール21のフォトダイオードとを適切に光接続することができる。
また、本実施形態例によれば、ハウジング2の底壁10がフェルールホルダ4と導通された導電体により形成されており、フェルールホルダ4とハウジング2の底壁10が、フォトダイオードホルダにフォトダイオードを収容して成る半導体モジュール21のフォトダイオードおよびフォトダイオードホルダに導通させることができる。そのため、例えば図6に示したように、ねじ24を用いてハウジング2を回路基板26に固定し、ハウジング2を回路基板26のグランドに導通させることにより、同図の矢印に示すように、フォトダイオードをフェルールホルダ4とハウジング2を介して回路基板26のグランドに導通させることができ、フォトダイオードのアースをとることができる。
この例において、半導体モジュール21のフォトダイオードから、3本の端子35が引き出されているが、そのうち、1本の端子35を用いてフォトダイオードのアースをとることが行われる。しかしながら、1本の端子35を用いてアースをとるだけでは、フォトダイオードの回路を安定させることができないため、従来は、前記端子35を用いてアースをとることに加えて、レセプタクル型光部品を回路基板26に接続する際に、別のところ、例えば半導体モジュール21からアースをとる等、追加作業を行い、回路を安定化させていた。
それに対し、本実施形態例では、前記の如く、ハウジング2を回路基板26に固定する作業によってアースをとることができるので、従来のように、フォトダイオードのアースをとるための回路を回路基板26に設ける必要は無くなり、また、その回路とフォトダイオードとを接続する工程を減らすことができ、さらに、フォトダイオードの性能向上も図ることができる。
図7の特性線aには、本実施形態例のレセプタクル型光部品の利得特性が示されており、同図の特性線bには、従来のレセプタクル型光部品の利得特性が示されている。また、同図の特性線cには、規格値の一例が示されている。これら特性線a〜cを比較すると明らかなように、本実施形態例のレセプタクル型光部品は、従来例に比べて周波数特性が向上しており、このことから、より簡単な回路および、本実施形態例のモジュール実装方法により、特性・性能の向上を図ることが確認できた。
なお、本発明は前記実施形態例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、前記実施形態例では、フェルール内蔵光部品1とハウジング2との固定をYAG溶接により行ったが、フェルール内蔵光部品1とハウジング2との固定方法は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。
また、前記実施形態例では、ハウジング2をステンレスにより形成したが、ハウジング2をステンレス以外の金属により形成してもよいし、ハウジングの底壁10のみを、ステンレス等の金属等の導電体により形成してもよい。
さらに、前記実施形態例では、ハウジング2の底壁10側に鍔部14を形成し、鍔部14にねじの嵌合穴25を形成し、ねじ24を回路基板26に螺合して固定したが、ハウジング2の回路基板等への固定態様によっては、鍔部14や嵌合穴25を省略することもできる。
さらに、前記実施形態例では、フェルール内蔵光部品1の後端側に、フォトダイオードを備えた半導体モジュールを接続したが、フォトダイオードではなく、レーザダイオードを備えた半導体モジュールを接続してもよい。
さらに、前記実施形態例では、ハウジング2内の割スリーブ保持部11と係止部12を保持部材13に設け、この保持部材13をハウジング2内に設けたが、保持部材13に割スリーブ保持部11と係止部12とを設ける代わりに、割スリーブ保持部11と係止部12を、ハウジング2と一体的に形成してもよい。
本発明に係るレセプタクル型光部品の一実施形態例の構成を示す断面図である。 前記実施形態例のレセプタクル型光部品に適用されているフェルール内蔵光部品を説明するための断面図である。 前記実施形態例のレセプタクル型光部品の組み立て方法例を断面図により示す説明図である。 前記実施形態例のレセプタクル型光部品の組み立てに適用されるYAG溶接固定部を説明するための図である。 前記実施形態例のレセプタクル型光部品に、半導体モジュールと光コネクタを接続した状態を示す説明図である。 前記実施形態例のレセプタクル型光部品を回路基板に固定した場合の、回路基板との導通状態を模式的に示す断面説明図である。 フォトダイオードを接続した前記実施形態例のレセプタクル型光部品の利得の周波数特性を従来例と比較して示すグラフである。 従来のレセプタクル型光部品と光コネクタとの接続構造例を示す断面説明図である。 従来のフェルール内蔵光部品の例を示す断面説明図である。 図9に示したフェルール内蔵光部品を備えたレセプタクル型光部品の例を示す断面説明図である。
符号の説明
1 フェルール内蔵光部品
2 ハウジング
3 フェルール挿通孔
4 フェルールホルダ
5 光ファイバ
6 フェルール
7 割スリーブ
8 段部
9 貫通孔
10 底壁
11 割スリーブ保持部
12 係止部
13 保持部材
20 光コネクタ

Claims (1)

  1. フェルール内蔵光部品を具備したレセプタクル型光部品であって、前記フェルール内蔵光部品は、「フェルール挿通孔を備えたフェルールホルダを有し、光ファイバを挿入したフェルールが前記フェルール挿通孔に挿通されて、前記フェルールの先端が前記フェルールホルダの先端側から先方に突出しており、前記フェルールホルダのフェルール挿通孔は段部を有して、該段部からフェルールホルダ先端側にかけての領域は前記段部からフェルールホルダ後端側にかけての領域よりも拡径の孔と成し、この拡径部位には割スリーブの後端側が挿入されて該割スリーブの後端側は前記フェルール挿通孔に連通されたフェルールの外周側に密着し、前記割スリーブの先端側は前記フェルールホルダの先端側から先方に突出しているフェルール内蔵光部品であり、ハウジングの底壁側に形成された貫通孔に、前記フェルール内蔵光部品の先端側から突出したフェルールと割スリーブとが挿入されて、前記フェルール内蔵光部品が前記ハウジングに固定されており、該ハウジング内には、前記貫通孔を通ってハウジング内に挿入された前記割スリーブの先端側と外周側とを保持する割スリーブ保持部と、前記ハウジングの先端側から挿入される接続相手側部品を抜け止め状態で係止する係止部とが設けられており、前記フェルール内蔵光部品のフェルールホルダは導電体により形成され、ハウジングの底壁はフェルールホルダと導通された導電体により形成されており、前記ハウジングの底壁が、前記フェルール内蔵部品に接続されるフォトダイオードホルダおよび該フォトダイオードホルダ内に収容されたフォトダイオードに導通される構成としたことを特徴とするレセプタクル型光部品。
JP2007263441A 2007-10-09 2007-10-09 フェルール内蔵光部品を用いたレセプタクル型光部品 Active JP4916412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007263441A JP4916412B2 (ja) 2007-10-09 2007-10-09 フェルール内蔵光部品を用いたレセプタクル型光部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007263441A JP4916412B2 (ja) 2007-10-09 2007-10-09 フェルール内蔵光部品を用いたレセプタクル型光部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009092938A JP2009092938A (ja) 2009-04-30
JP4916412B2 true JP4916412B2 (ja) 2012-04-11

Family

ID=40664983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007263441A Active JP4916412B2 (ja) 2007-10-09 2007-10-09 フェルール内蔵光部品を用いたレセプタクル型光部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4916412B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63128748A (ja) * 1986-11-19 1988-06-01 Ricoh Co Ltd 密着型イメ−ジセンサ
JPH0233113A (ja) * 1988-07-22 1990-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発光モジュール
JP2533360B2 (ja) * 1988-07-22 1996-09-11 松下電器産業株式会社 発光モジュ―ル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009092938A (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0731369B1 (en) Receptacle for optical fibre connection and method of manufacturing the same
US8727637B2 (en) Fiber optic interface devices for electronic devices
US8985875B2 (en) Optical connector having resin member including lens
KR20020083430A (ko) 커넥터
JP2002082258A (ja) ハイブリッドコネクタの組み付け方法及びハイブリッドコネクタ
JP2002023021A (ja) ハイブリッドコネクタの組み付け方法
JP2002190344A (ja) 光・電気複合コネクタ
JP2002023022A (ja) ハイブリッドコネクタ
JPH06208044A (ja) 光コネクタ
JPH11344646A (ja) 光モジュ―ル、光ファイバ接続用プラグ、および、これらを備えた光結合器
TW201632928A (zh) 插頭、插座及連接器
US7604418B2 (en) Optical communication module and optical communication module holder
JP2013532849A (ja) 相補嵌合ジオメトリを備えたフェルール及び関連光ファイバコネクタ
JP7137274B2 (ja) コネクタ組立体配置構造
JP7076410B2 (ja) コネクタ組立体
JP2001330757A (ja) 光コネクタ
JP4916412B2 (ja) フェルール内蔵光部品を用いたレセプタクル型光部品
US20190271820A1 (en) Fiber optic plug and fiber optic connection assembly
JP6018841B2 (ja) フェルール及び光コネクタ
JP2007171463A (ja) 双方向光通信用コネクタ
JP2008309923A (ja) 光コネクタレセプタクル、光コネクタプラグ、光コネクタ
KR102052399B1 (ko) 광전 복합 커넥터
JP4017974B2 (ja) 光電気コネクタ
CN112305684A (zh) 光连接器、用于光纤的末端部结构
JP2009086562A (ja) 光電変換回路内蔵型コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4916412

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250