JP2013532849A - 相補嵌合ジオメトリを備えたフェルール及び関連光ファイバコネクタ - Google Patents

相補嵌合ジオメトリを備えたフェルール及び関連光ファイバコネクタ Download PDF

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Abstract

光結合部を作るのに適した相補嵌合ジオメトリを備えた光ファイバフェルール(10,20)がこのようなフェルールを用いる光ファイバコネクタ及びケーブル組立体と共に開示される。一実施形態では、光ファイバフェルール(20)は、複数の光配線経路(14)及び嵌合ジオメトリを備えた本体(22)を有し、嵌合ジオメトリは、光ファイバフェルールの本体に一体的に形成された少なくとも1本の案内ピン(25)及びフェルールの後側部分に設けられた少なくとも1つのばね保持特徴部(27)を有する。フェルールは、光ファイバコネクタに必要な部品数を減少させると共に迅速且つ容易な組み立てを可能にする。本発明は又、フェルールを用いた光ファイバコネクタ及びケーブル組立体に関する。

Description

本発明は、光ファイバフェルール及び関連光ファイバコネクタに関する。特に、本発明は、相補嵌合ジオメトリを備えた光ファイバフェルール及びこのようなフェルールを用いた光ファイバコネクタに関する。
〔関連出願の説明〕
本願は、2010年7月30日に出願された米国特許仮出願第61/369,385号に関する35U.S.C.§119の規定に基づく優先権主張出願であり、この米国特許仮出願を参照により引用し、その記載内容全体を本明細書の一部とする。
光ファイバは、種々の用途についてますます普及しており、このような用途としては、広帯域音声、映像及びデータ伝送が挙げられる。一般ユーザ向け装置は、広い帯域幅を着々と用いつつあるので、これら装置用のインタフェース装置は、帯域幅を増大させるために電気接続部から光学接続部の使用に切り替わる可能性が多分にある。一般的に言えば、通信ネットワーク等に用いられる従来型光ファイバインタフェース装置は、一般ユーザ向け装置には適していない。例えば、従来型光ファイバインタフェース装置は、一般ユーザ向け電子装置及びこれらのインタフェースと比較して相対的に大型である。更に、従来型光ファイバインタフェース装置は、細心の注意を払って比較的クリーンな環境中に配備されると共に/或いはこれらを接続する前に作業者によってクリーニングされる。さらに、光ファイバインタフェース装置が再構成可能であっても(即ち、着脱(嵌合/離脱)に適していても)これら光ファイバインタフェース装置は、比較的多くの嵌合サイクル回数向きではない。その代わりとして、従来型光ファイバインタフェース装置は、光ネットワークにおける相互嵌合状態のインタフェース装置相互間の挿入損失を減少させるよう構成された高精度コネクタである。
他方、一般ユーザ向け電子装置は、通常の作動中、比較的多い回数の着脱サイクルが行われることが期待されている。一般ユーザ向け電子装置は、汚れ、ダスト及び他のデブリが日常的に見られる多くの環境で作動される。さらに、一般ユーザ向け電子装置には、典型的には、接続を行う上でサイズ及びスペース面での制約がある。その結果、一般ユーザ向け電子装置に適した光ファイバインタフェース装置が要望されているが、実現されないままになっている。
本発明は、光ファイバフェルール、関連の光ファイバコネクタ、ケーブル組立体及び光ファイバフェルールの製造方法に関する。特に、本発明は、比較的多数回の嵌合/離脱サイクルが行われる光結合に適した特徴部を備えた光ファイバフェルール並びに関連光ファイバコネクタ及びケーブル組立体に関する。開示する一実施形態は、複数の光配線経路及び嵌合ジオメトリを備えた本体を有する光ファイバフェルールに関し、嵌合ジオメトリは、本体に一体的に形成された少なくとも1つのスロットを含む。フェルールのスロットは、過度の摩耗及びデブリを生じさせないで比較的多くの回数の嵌合/離脱サイクルを可能にし、それによりフェルールを一般ユーザ向け電子装置等に適したものにする。本発明は又、フェルールを用いた光ファイバコネクタ及びケーブル組立体に関する。
別の実施形態は、第1のフェルールのための相補嵌合ジオメトリを備えた第2のフェルールに関する。第2の光ファイバフェルールは、複数の光配線経路及び嵌合ジオメトリを備えた本体を有し、嵌合ジオメトリは、本体に一体的に形成された少なくとも1つの案内ピン及びフェルールの後側部分に設けられた少なくとも1つのばね保持特徴部を有する。第2のフェルールは、第1の光ファイバコネクタに必要な部品数を減少させると共に迅速且つ容易な組み立てを可能にする。本発明は又、フェルールを用いた光ファイバコネクタ及びケーブル組立体に関する。
追加の特徴及び利点は、以下の詳細な説明に記載されており、部分的にはこのような説明から当業者には容易に明らかであり、或いは以下の詳細な説明、特許請求の範囲並びに添付の図面を含む明細書において開示する実施形態を実施することによって認識されよう。
上述の概要説明と以下の詳細な説明の両方は、種々の実施形態に関しており、特許請求の範囲に記載された発明の性質及び性格を理解するための概観又は枠組を提供するようになっていることは理解されるべきである。添付の図面は、種々の実施形態の一層の理解を提供するために添付されており、本明細書に組み込まれてその一部をなす。図面は、本明細書において説明する種々の実施形態を示しており、詳細な説明と一緒になって、本発明の原理及び作用を説明するのに役立つ。
図2及び図3に示されている光ファイバフェルールと嵌合する相補嵌合ジオメトリを備えた第1の光ファイバフェルールの拡大図を含むコネクタの端面側斜視図である。 図1のフェルールと図2のフェルールの嵌合ジオメトリの協働関係を示す略図である。 図1の第1のフェルールと嵌合するのに適した嵌合ジオメトリを有する第2の光ファイバフェルールの正面側斜視図である。 図1の第1のフェルールと嵌合するのに適した嵌合ジオメトリを有する第2の光ファイバフェルールの背面側斜視図である。 図1〜図3に示された光ファイバフェルールに類似した嵌合ジオメトリを備えた相補形嵌合光ファイバフェルールの別の様式を用いた嵌合光ファイバコネクタの分解組み立て図である。 図1〜図3に示された光ファイバフェルールに類似した嵌合ジオメトリを備えた相補形嵌合光ファイバフェルールの別の様式を用いた嵌合光ファイバコネクタの斜視図である。 図1〜図3に示されている第1の光ファイバフェルール及び第2の光ファイバフェルールを用いると共にケーブル組立体の一部分をなす例示のレスプタクルを示す図である。 図1〜図3に示されている第1の光ファイバフェルール及び第2の光ファイバフェルールを用いると共にケーブル組立体の一部分をなす例示のプラグコネクタを示す図である。 図7のプラグコネクタの細部を示す拡大図及び図7のプラグコネクタの斜視図である。 シュラウドが取り外された状態の図7及び図8のプラグコネクタの細部を示す拡大図及び図7及び図8のプラグコネクタの底面側斜視図である。 図6のレスプタクルの背面側斜視図であり、電気接続部を示す図である。 本明細書において開示する技術的思想に従って雌型嵌合ジオメトリと雄型嵌合ジオメトリの両方を備えた別の光ファイバフェルールの端面側斜視図である。 嵌合ジオメトリに関する種々の形状を示す略図である。
次に、本発明の現時点において好ましい実施形態を詳細に参照し、これら実施形態の実施例が添付の図面に示されている。可能である場合にはいつでも、同一又は例示の参照符号が図面全体にわたり、同一又は類似の部分を示すために用いられている。
本明細書において説明するフェルール、コネクタ及び/又はケーブル組立体は、種々の装置のための光結合及び/又は電気接続を行うのに適している。本発明の技術的思想は、有利には、比較的多数回の嵌合サイクルのために光ファイバフェルールの簡単且つ迅速でありしかも経済的な接続及び切り離しを可能にする。次に、好ましい実施形態を詳細に参照し、このような実施形態の実施例が添付の図面に示されている。可能である場合にはいつでも、同一の参照符号が同一のコンポーネント又は部分を示すために用いられる。
図1〜図3は、光ファイバ接続を行うための適当な相補形構造体に用いられる相補嵌合ジオメトリを備えた第1の光ファイバフェルール10及び第2の光ファイバフェルール20を示している。特に、図1は、コネクタ60の一部分である第1の光ファイバフェルール10(以下、「フェルール」という)の斜視図、図2は、第2のフェルール20の斜視図である。特に、図1は、第1のフェルール10の拡大端面図を含むコネクタ60の端面側斜視図であり、第1のフェルール10は、第2のフェルール20とインターフェースすると共にこれと光結合をなすための前側端部に設けられた嵌合ジオメトリを有する。図示のように、第1のフェルール10は、複数の光配線経路14を備えた本体12を有している。本明細書で用いられる「光配線経路」という用語は、光信号の伝送を可能にするフェルールの任意適当な構造又はコンポーネントを意味している。一例を挙げると、光配線経路として、それぞれの光導波路、例えば光ファイバを受け入れる光ファイバボア、光学レンズ、能動デバイス、例えば垂直共振器表面発光ダイオードレーザ(VCSEL)、フォトダイオード、他の能動デバイス又は光信号を伝送するフェルールの他の構造若しくはコンポーネント又はこれに取り付けられた他の構造若しくはコンポーネントが挙げられる。
第1のフェルール10の嵌合ジオメトリは、フェルールを互いに嵌合させたときに第2のフェルール20の案内ピン25を受け入れるスロット15を含む。この実施形態では、第1のフェルール10の嵌合ジオメトリは、相補形フェルールとの嵌合時、スロット15と協働する第2の雌型部分、例えば穴16を更に含む。換言すると、スロット15及び穴16は各々、第2のフェルールのそれぞれの案内ピンを受け入れる。スロット15及び穴16は、第2のフェルールの案内ピン25と協働するよう寸法決めされると共に互いに間隔を置いて配置されている。本明細書で用いられるスロットという用語は、嵌合ジオメトリの両方の中心線(即ち、X軸)を通る方向においてその相補嵌合ジオメトリに対して十分に大き目になっていて、それによりスロットとその対応の嵌合ジオメトリ、例えばピンとの大きなアラインメント(整列)公差の実現を可能にすることを意味している。1つ又は2つ以上のスロットを含む嵌合ジオメトリを備えたフェルールは、多数回の嵌合サイクルを可能にする。というのは、このことによっては、締り嵌め関係を作るための厳しい公差のボアと案内ピンの嵌合ジオメトリを備えた従来型フェルールのように比較的多数回の嵌合サイクルによって高レベルのデブリが生じることがないからである。更に、スロット15は、相補嵌合ジオメトリ、例えば嵌合フェルールの案内ピン相互間の大きな公差の実現を可能にする。換言すると、第2のフェルールの嵌合ジオメトリの公差は、大きなばらつきを有することができる一方で、依然として適当なアライメント及び光学性能を提供する。
一例として、図1aは、第1のフェルール10と第2のフェルール20との嵌合ジオメトリの略図である。具体的に説明すると、第1のフェルール10の嵌合ジオメトリは、陰影が施された領域で表され、第2のフェルール20の嵌合ジオメトリは、破線で表されている。嵌合ジオメトリは、丸形の形状として又は丸い端部を備えたスロット形状として概略的に示されているが、嵌合ジオメトリ(即ち、スロット、穴及び/又はピン)について任意適当な形状、例えば正方形、長方形、六角形等を用いることができる。図示のように、第1のフェルール10と第2のフェルール20との間の嵌合ジオメトリの左側は、同一形状を用いた比較的ぴったりとした嵌合状態を有し、それにより、アライメント基準データが得られる。他方、第1のフェルール10と第2のフェルール20との間の嵌合ジオメトリの右側は、同一形状を備えていない。換言すると、第1のフェルール10のスロット15は、第2のフェルール20の嵌合特徴部(例えば、案内ピン)よりも大径であり、かくして、図示のように左側嵌合ジオメトリと右側嵌合ジオメトリとの間の中心線距離L周りに許容差をもたらす。更に、嵌合ジオメトリは、アライメントを助けると共に/或いは嵌合の繰り返しによる摩耗及びデブリを減少させるようエッジのところに面取り部等を有するのが良い。
図2及び図3は、第1のフェルール10と嵌合するのに適した第2のフェルール20を示している。第2のフェルール20は、光導波路、例えば光ファイバを受け入れる複数の光配線経路14、この場合、光ファイバボアを備えた本体22を有している。第2のフェルール20は、第1のフェルール10の嵌合ジオメトリにより受け入れられるような寸法形状の少なくとも1本の案内ピン25を含む嵌合ジオメトリを有し、それにより、互いに嵌合状態にあるフェルールの光導波路が整列させられている。図示のように、案内ピン25は、第2のフェルール20の本体22と一体に形成されている。換言すると、案内ピン25は、フェルール20の本体22と同じ材料で作られると共にこれと一体に形成されている。図示の実施形態では、第2のフェルール20は、複数の光配線経路14の互いに反対側で第2のフェルール20の本体に一体に形成された2本の案内ピン25を有している。フェルールの案内ピンボア内に受け入れられると共にピンリテーナにより定位置に保持される精密加工案内ピンを用いた従来型光ファイバフェルールとは異なり、第2のフェルール20の案内ピン25は、本体22中に成形され、機械加工され、或いは第1のフェルールの本体と一体に形成される。さらに、フェルール20の案内ピン25は、フェルールの嵌合ジオメトリに係合するのに十分な距離にわたって突出し、それにより嵌合状態のフェルール10,20のそれぞれの光配線経路14(例えば、ボア)内に設けられた光導波路を整列させている。しかしながら、第1のフェルール10は、1本又は2本以上の従来型案内ピンがフェルールの案内ピンボア内に受け入れられる従来形式のフェルールを用いた相補フェルールと嵌合可能である。
本明細書において開示する第1及び第2のフェルール10,20の嵌合ジオメトリは、多くの理由で従来型嵌合ジオメトリと比較して利点をもたらす。従来型嵌合ジオメトリは、従来型フェルールの案内ピンボアに嵌まり込む専用案内ピンを用いており、その結果、典型的には、案内ピンボア間隔のばらつきに起因して案内ピンと案内ピンボアとの間に締り嵌め関係が生じる。従来型フェルールに用いられるこの締り嵌めにより、比較的多数回の嵌合サイクルを受けた場合に摩耗及びデブリが生じる。他方、少なくとも1つのスロットを備えたフェルールを用いると、多数回の嵌合サイクルにより生じる摩耗及びデブリが減少する。更に、案内ピン25を第1のフェルール20の本体22と一体に形成することにより、比較的多数回の嵌合サイクル、例えば、一般ユーザ向け電子装置に関する取り扱いに適した確実且つ安価な解決策が得られる。換言すると、嵌合ジオメトリは、これにより例えば典型的には一般ユーザ向け電子装置に関する多数回の嵌合/離脱サイクルが可能なので有利である。さらに、スロット26を備えた第2のフェルール10の嵌合ジオメトリは、従来型嵌合ジオメトリと比較して、フェルールの嵌合ジオメトリ相互間の摩耗を減少させる。
第2のフェルール20は、オプションとして、他の特徴部を有するのが良い。図示のように、第2のフェルール20は、本体22の後側部分21に設けられた少なくとも1つのばね保持特徴部27を有している。具体的に説明すると、第2のフェルール20は、フェルールの後側部分21に設けられると共に複数の光ファイバボア14の互いに反対側に設けられた少なくとも2つのばね保持特徴部27を有する。ばね保持特徴部27が突出部として示されているが、ばね保持特徴部として他の構造、例えば止まり穴、凹部、スナップ嵌め構造等が可能である。
さらに、第2のフェルール20は、オプションとして、1つ又は2つ以上の停止部28を有するのが良い。具体的に説明すると、第2のフェルール20は、前面から引っ込められると共に複数の光ファイバ配線経路14の互いに反対側に設けられた2つの停止部28を有するが、これら停止部は、フェルールの前面と面一をなしていても良く又はこれを越えて延びていても良い。第2のフェルール20の他の領域も又、凹み領域を有しても良い。一例を挙げると、第2のフェルール20は、オプションとして、図2に最も良く示されているように本体に一体に形成されている案内ピン25の周りに凹み領域(参照符号は付けられていない)を有する。更に、本明細書において開示するフェルールは又、電気接続をもたらし、それによりハイブリッド接続が提供される。
図示のように、第1及び第2のフェルール10,20は、複数の光ファイバボアに隣接して設けられたオプションとしての逆勾配部分19(即ち、傾斜部分)を更に有する。逆勾配部分19は、第1及び第2のフェルール10,20に取り付けられた光ファイバのレーザ加工を可能にする。具体的に説明すると、逆勾配部分19は、フェルールの前側端部のマーク付け及び/又は損傷を阻止する逃げを提供することによって製造を助ける。具体的に説明すると、逆勾配部分19は、レーザビームによる切断及び/又は研磨中におけるレーザビーム及び/又はデブリ相互間の相互作用を阻止し、それによりフェルールの前側端部のマーク付け及び/又は損傷を阻止する。図1及び図2に示されているように、逆勾配部分19は、フェルール10,20の長手方向軸線に対して傾けられた表面を有するのが良い。逆勾配部分19は、任意適当な角度及び/又は幾何学的形状、例えば前側フェースから30°〜45°の角度を有するのが良いが、他の適当な角度/幾何学的形状が可能である。さらに、逆勾配部分19は、フェルールの寸法及び構造的健全性が保たれる限り光配線経路14から任意適当な距離を置いたところで始まっていても良い。他の変形例では、逆勾配部分19は又、オプションとして、光配線経路14を備えたフェルールの前面から後方に凹んでいても良い。一例を挙げると、肩が逆勾配部分に隣接して形成されるのが良く、それにより、逆勾配部分19をフェルールの前面から後方に引っ込めることができる。例えば、肩は、フェルールの前面から約2ミクロン以上の深さを有するのが良い。
フェルール10,20は、逆勾配部分19を有しているので、これに取り付けられる複数本の光ファイバの加工は、1つ又は2つ以上のステップでのレーザビームによる複数本の光ファイバ40の切断及び/又は研磨を含む場合がある。例えば、光ファイバ40を切断したり研磨したりする別々のステップを用いても良いが、切断及び研磨は、レーザによる一ステップで実施されても良い。任意適当な形式のレーザ及び/又はレーザに関する任意適当な形式の動作モードの利用が可能である。一例を挙げると、レーザは、パルス、連続又は他の適当なモードで動作するCO2レーザであるのが良い。レーザビームと光ファイバ40とのなす角度も又、光ファイバ40の端部に所望の角度、例えば12°、8°又は平坦部を生じさせるよう調節されても良い。ボアを備えたフェルールの端面と外側前面(参照符号は付けられていない)との間の距離に起因して、レーザビームは、複数本の光ファイバ40の切断及び研磨中、フェルール10,20との相互作用を実質的に回避することができる。オプションとしての逆勾配部分19がレーザビーム/デブリの屈折部分とフェルールとの相互作用の恐れを一段と減少させるために設けられている。例えば、レーザビームは、フェルール10,20の底部から逆勾配部分19の方への全体方向において複数本の光ファイバ40を切断すると共に/或いは研磨するよう揃えられる。
一例を挙げると、第1及び第2のフェルール10,20を用いた適当な相補形構造体は、プラグ60及びレセプタクル70として構成されたコネクタを有し、これらプラグ及びレセプタクルにより、ユーザは、プラグ60とレセプタクル70との迅速且つ確実な光学及び/又はハイブリッド結合(即ち、光学/電気)を行うことができる。具体的に説明すると、第1のフェルール10及び第2のフェルール20は、オプションとして図示のように複数個の電気接点を含むのが良く又は変形例として光USBコネクタの一部分を形成しても良いそれぞれのUSBコネクタ形式の部分を形成する。換言すると、図示のように、プラグ60は、USBプラグコネクタとして構成され、レセプタクル70は、USBレセプタクルコネクタとして構成される。以下において、図6〜図10に示されている光ファイバプラグ60及びレセプタクル70と組み合わせて第1及び第2のフェルール10,20の他の細部について説明する。第1及び第2のフェルールの技術的思想は、他形式のフェルール、コネクタ及び嵌合装置に関して有用である。
一例を挙げると、図4及び図5は、それぞれ、相補嵌合ジオメトリを有する別の組をなす第1及び第2のフェルール110,120を用いたそれぞれの光ファイバコネクタ100,200の分解組立て図及び斜視図である。第1のフェルール110は、嵌合ジオメトリの一部としてフェルール10に類似した本体112に形成されている少なくとも1つのスロット115を備えた嵌合ジオメトリを有する。同様に、第2のフェルール120は、嵌合ジオメトリの一部として、フェルール20に類似した本体に一体に形成されている少なくとも1本の案内ピン125を備えた嵌合ジオメトリを有する。互いに嵌合する第1及び第2のフェルール110,120は、アダプタ(図示せず)を用いて互いに嵌合するMPO型光ファイバコネクタ、例えばMT光ファイバコネクタとして構成されているが、本明細書において開示する技術的思想を用いた他の構成の光ファイバコネクタの採用が可能である。さらに、光ファイバコネクタ100,200は、フェルールのボア中に挿入される1つ又は2つ以上の光導波路、例えば光ファイバ(分かりやすくするために図示されていない)を含むケーブル組立体の一部である。光ファイバコネクタ100,200は、本発明の技術的思想によるフェルールを組み込むことができる光ファイバコネクタ及びケーブル組立体の適例である。
具体的に説明すると、図4は、光ファイバコネクタ100の分解組立て図であり、図5は、同一の参照符号で示された同一の部分を有するのが良い光ファイバコネクタ200の組み立て図である。図4に示されているように、光コネクタ100は、オプションとして、ばね受座104、コイルばね105、ばねプッシュ118、引き込み管130及び全体として中空のコネクタハウジング102を有するのが良い。図4に示されている例示の実施形態のオプションとしてのばね受座104は、フェルール110とコイルばね105との間で後側端部110bの後側フェースに隣接して配置されるのが良い。ばね受座104を貫通して長さ方向に延びる開口部106が、引き込み管130及び光導波路(図示せず)の端部分がばねプッシュ118を通ってフェルール110の後側フェースに至ることができるようにするよう構成されているのが良い。引き込み管130は、ばねプッシュ118の開口部122、コイルばね110の開口部112及びばね受座104の開口部106内に配置されるのが良い。引き込み管130を通って長さ方向に延びる開口部132が光ファイバケーブルの光ファイバの端部分を受け入れてこれらをそれぞれのフェルールのそれぞれのボア内に案内する。
光ファイバコネクタ100は、この光ファイバコネクタをアダプタ(参照符号は付けられていない)内に嵌め込むと共に固定する整列及び/又は取り付け構造体を有するのが良い。図示のように、フェルール110、ばね受座104、コイルばね105、ばねプッシュ118の前方部分124及び引き込み管130は、コネクタハウジング102内に少なくとも部分的に位置決めされるのが良い。一例では、ばねプッシュ118に設けられた可撓性アーム126が前方部分124から長さ方向に延びてコネクタハウジング102に形成されている開口部103に嵌まり込むのが良く、それによりばねプッシュ118とコネクタハウジング102を互いに固定するようになっている。前方機械的停止部(図では見えない)がコネクタハウジング102の内面に設けられるのが良く、その結果、フェルール110は、コネクタハウジング102内に配置されると動くことができるが、この中に保持される。フェルール110は、コイルばね105及びばね受座104によって前方方向に付勢される。図5の光ファイバコネクタ200は、光ファイバコネクタ100とほぼ同じ構造を有するが、フェルール110に代えてフェルール120を有し、それにより、光ファイバコネクタ100との嵌合に適したケーブル組立体が提供されている。
図6〜図10は、それぞれ、図1〜図3に示された第1及び第2の光ファイバフェルール10,20をそれぞれ用いる例示の光ファイバコネクタを示している。具体的に説明すると、図6及び図10は、レセプタクル60を示し、図7〜図9は、ケーブルにそれぞれ取り付けられているプラグ70を示し、それにより、それぞれのケーブル組立体(参照符号は付けられていない)の一部分が形成されている。レセプタクル60とプラグ70は、これらの間に光結合部及び/又は電気接続部を形成するよう1つの向きに互いに直接嵌合している。フェルール10,20は、レセプタクル60及びプラグ70の一部分として示されているが、フェルール又はその変形例は、他形式のコネクタ、例えば光学的にのみ作用するコネクタに用いられても良い。
レセプタクル60は、図6及び図10に示されているようにシェル62内に少なくとも部分的に収められた第1のフェルール10を有する。レセプタクル60は、USBコネクタとして構成されている。具体的に説明すると、レセプタクル60は、電気接続部のみを備えたUSBプラグとの下位(後方)互換性を有すると共に光結合部又は光接合部と電気接続部の両方を有する適当なUSBプラグに使用できる。具体的に説明すると、レセプタクル60は、レセプタクル60とプラグ70を電気的に接続させる複数個の電気接点63を更に有している。電気接点63は、フェルール10と一緒に成形されるのが良く、その結果、これら電気接点は、フェルールのぬぐい取り面(即ち、電気接点を有するフェルールの水平面)から僅かに突出し又は比較的これと面一をなし又は他の適当な取り付け手段を有する。レセプタクル60は、電気接点63との電気接続を行うコネクタの後部まで引き回され又は図10に最も良く示されているようにフェルール10の複数の光配線経路14まで引き回された伝送要素69(即ち、電線と光ファイバの両方)を有する。シェル62は、レセプタクル60を回路板等に固定すると共に/或いは接地するタブ65を更に有する。図10に最も良く示されているように、シェル62は、互いに嵌合させたときにプラグとレセプタクル60を互いに固定する複数本のラッチ止めアーム62aを有する。目に見えないが、第2の組をなすラッチ止めアーム62aがシェル62の下面の両方に設けられている。図示のように、ラッチ止めアーム62aは、片持ちされているが、他の適当な構造を有しても良く又はこれらを全く省いても良い。さらに、シェル62は、シェル62のシームを図10に最も良く示されているように固定するロックタブ62bを有している。
図7〜図9は、レセプタクル60と嵌合するのに適したプラグ70として構成されたコネクタを示している。プラグ70は、シェル72内に少なくとも部分的に収められた第2のフェルール20を有する。図8は、プラグ70の斜視図であり、フェルールホルダ74内のフェルール20を示す拡大図を含み、図9は、フェルールホルダ72内におけるフェルール20の協働関係を示すようシェル72が取り外された状態のプラグ70の底面側斜視図である。説明対象のプラグ70は、フェルール20、シェル72、電気接点73、フェルール案内74、フェルール20を前方に付勢する一対の弾性部材75及び外側ハウジング(参照符号は付けられていない)を有する。レセプタクル60と同様、プラグ70は、USBコネクタとして構成されているが、本明細書において開示する技術的思想によれば他形式のコネクタの採用が可能である。具体的に説明すると、プラグ70は、電気接続部のみを備えたUSBレセプタクルとの下位(後方)互換性を有すると共に光結合部又は光接合部と電気接続部の両方を有する適当なUSBレセプタクルに使用できる。具体的に説明すると、プラグ70は、レセプタクル60とプラグ70を電気的に接続させる(即ち、レセプタクル60の電気接点63との接続のための)複数個の電気接点73を更に有している。レセプタクル60の場合と同様、電気接点73は、フェルール20と一緒に成形されるのが良く、その結果、これら電気接点は、フェルールのぬぐい取り面(即ち、電気接点を有するフェルールの水平面)から僅かに突出し又は比較的これと面一をなし又は他の適当な取り付け手段を有する。プラグ70は、電気接点73との電気接続を行うコネクタの後部まで引き回され又は図示のようにフェルール20の複数のボア14まで引き回された伝送要素69(即ち、電線と光導波路の両方)を有する。
図9の拡大図は、フェルール案内74のポケット(参照符号は付けられていない)内に収められると共に1つ又は2つ以上の弾性部材75によって前方位置に付勢されたフェルール20を示している。図示のように、フェルール案内74のポケットは、ケーブル79の光導波路(即ち、伝送要素)をフェルール20まで引き回す通路を提供するよう後部に通じるチャネルを有している。この実施形態では、弾性部材75は、コイルばねであるが、他の適当な弾性部材、例えば板ばね等の使用が可能である。図2に最も良く示されているように、フェルール20は、複数個のボア14の互いに反対側にばね保持特徴部27を有している。図示のように、ばね保持特徴部27は、弾性部材75をフェルール20の後側端部に着座させる突出部である。更に、フェルール案内74は、弾性部材75の第2の端部を図示のように着座させる突出部等を有する。フェルール案内74は、フェルール案内内におけるフェルール20の移動を制限するフェルール停止部74aを更に有している。フェルール停止部74aは、フェルール20(図2)の停止部28と相補する形状及び位置を有している。更に、フェルール停止部74aと停止部28は、フェルール20をフェルール案内74に対して心出しするのを助ける相補形の傾斜面を有し、甚だしい側方変位を阻止する。シェル72が取り付けられると、フェルール20は、図7及び図8に示されているようにフェルール案内74とシェル72との間に捕捉される。シェル72は、嵌合時にプラグ70をレセプタクル60に固定するレセプタクル60のラッチ止めアーム62aと協働する複数個の窓72aを更に有している。さらに、フェルール案内74の反対側は、図示のように電気接点73をこれに取り付けるために用いられる。
更に、第1のフェルールは、他の嵌合ジオメトリを有することができ、他方、本明細書において開示しているようにスロットを依然として用いる。一例を挙げると、図11は、フェルール10′を備えたコネクタ60′を示している。フェルール10′は、第1のフェルール10とほぼ同じであるが、複数個の光ファイバボア14の互いに反対側に設けられたスロット15及び案内ピン25を含む嵌合ジオメトリを有する。換言すると、フェルール10′は、フェルール10のように2つの雌型部分ではなく、雌型部分及び雄型部分を有する。当然のことながら、雌型スロット部分と雄型ピンを同一のフェルールに用いるという技術的思想は、任意適当なフェルール及び/又はコネクタ設計に使用できる。さらに、上述したように、嵌合ジオメトリは丸形以外の形状を有しても良い。一例を挙げると、図12は、第1のフェルールについてスロット15′及び長方形の穴16′を含む非丸形相補嵌合ジオメトリを示す略図である。第2のフェルールは、スロット15′及び穴16′と嵌合する寸法形状の長方形の案内ピンとして構成された相補嵌合ジオメトリを有する。平坦な表面を含む嵌合ジオメトリを用いると、嵌合ジオメトリ相互間の力を減少させることができる。換言すると、この力は、丸形のジオメトリにより生じる線接触と比較して、平坦な表面(即ち、正方形及び長方形)を含む広い表面にわたって分散し、かくして、平坦な表面は、摩耗及びデブリを減少させることができる。さらに、平坦な表面は、フェルール相互間の脆弱な軸線に沿う安定性を増大させることができる。換言すると、安定性は、脆弱な軸線に沿うフェルール相互間の角度を生じさせる(即ち、ピンの中心線回りの曲げ)前に多量の材料を平坦な表面と共に変形させなければならないことになるので、向上する。
また、本明細書において説明したように複数の光配線経路及び嵌合ジオメトリを備えた本体を有する光ファイバフェルールの製造方法が開示される。この方法は、嵌合ジオメトリが本体に一体的に形成された少なくとも1つのスロットを有するようフェルールの本体を形成するステップを有する。この方法は、少なくとも1つのスロットが本体に一体的に形成された状態で穴又は変形例としてピンを形成するステップを更に有するのが良い。他のステップとしては、光ファイバボア、光学レンズ及び/又は能動デバイスのうちの1つ又は2つ以上を含む光配線経路をフェルールに形成するステップが挙げられる。他のオプションとしてのステップとしては、逆勾配部分をフェルールに形成するステップが挙げられる。上述したように、この方法は、フェルールを用いてコネクタ及び/又はケーブル組立体を形成する別のステップを有するのが良い。
本発明を好ましい実施形態及びその特定の実施例に関して図示すると共に説明したが、他の実施形態及び実施例が実質的に同一の機能を実行すると共に/或いは同一の結果を達成することは当業者には容易に明らかになろう。このような均等例としての実施形態及び実施例は全て、本発明の精神及び範囲に含まれ、特許請求の範囲に記載された本発明に含まれるようになっている。また、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに本発明の種々の改造例及び変形例を想到できることは当業者には明らかであろう。かくして、本発明は、本発明の改造例及び変形例が特許請求の範囲に記載された本発明の範囲及び均等範囲に属することを条件として、このような改造例及び変形例を含むものである。

Claims (23)

  1. 光ファイバフェルールであって、
    複数の光配線経路及び嵌合ジオメトリを備えた本体を有し、前記嵌合ジオメトリは、前記光ファイバフェルールの前記本体に一体的に形成された少なくとも1本の案内ピン及び前記フェルールの後側部分に設けられた少なくとも1つのばね保持特徴部を有する、
    ことを特徴とするフェルール。
  2. 前記フェルールの後側部分に設けられると共に前記光配線経路の互いに反対側に設けられた少なくとも2つのばね保持特徴部を更に有する、
    請求項1記載のフェルール。
  3. 前記少なくとも1つのばね保持特徴部は、突出部又はボアである、
    請求項1又は2記載のフェルール。
  4. 少なくとも1つの凹み停止部を更に有する、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフェルール。
  5. 前記フェルールは、前記複数の光配線経路に隣接して設けられた逆勾配部分を有し、それにより、前記フェルールに取り付けられた複数の光導波路のレーザ加工が可能である、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフェルール。
  6. 前記フェルールの前記本体に一体に形成された前記少なくとも1本の案内ピンの周りに設けられた凹み領域を更に有する、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載のフェルール。
  7. 前記複数の光配線経路は、光ファイバボア、光学レンズ又は能動デバイスから成る群から選択される、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載のフェルール。
  8. 前記フェルールは、コネクタの一部分である、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載のフェルール。
  9. 前記コネクタは、ケーブル組立体の一部分である、
    請求項8記載のフェルール。
  10. 前記フェルールは、複数の電気接点を備えたUSBコネクタの一部分である、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載のフェルール。
  11. 前記フェルールは、相補形光ファイバフェルールと嵌合する、
    請求項1ないし10のいずれか1項に記載のフェルール。
  12. 光ファイバフェルールを有するコネクタであって、
    複数の光配線経路及び嵌合ジオメトリを備えた本体を有し、前記嵌合ジオメトリは、前記光ファイバフェルールの前記本体に一体に形成された少なくとも1本の案内ピンを有し、
    複数の電気接点を有する、コネクタ。
  13. 前記フェルールの後側部分に設けられた少なくとも1つのばね保持特徴部を更に有する、請求項12記載のコネクタ。
  14. 前記フェルールの後側部分に設けられると共に前記複数の光ファイバボアの互いに反対側に設けられた少なくとも2つのばね保持特徴部を更に有する、請求項12又は13記載のコネクタ。
  15. 少なくとも1つの凹み停止部を更に有する、請求項12〜14のうちいずれか一に記載のコネクタ。
  16. 前記光ファイバフェルールは、前記複数の光配線経路に隣接して設けられた逆勾配部分を有し、それにより前記フェルールに取り付けられた複数の光導波路のレーザ加工が可能である、請求項12〜15のうちいずれか一に記載のコネクタ。
  17. 前記フェルールの前記本体に一体に形成された前記少なくとも1本の案内ピンの周りに設けられた凹み領域を更に有する、請求項12〜16のうちいずれか一に記載のコネクタ。
  18. 前記光ファイバフェルールは、シュラウドを更に有するUSBコネクタの一部分である、請求項12〜17のうちいずれか一に記載のコネクタ。
  19. 前記フェルールは、相補形コネクタと嵌合し、それにより、光学結合及び電気接続を可能にする、請求項12〜18のうちいずれか一に記載のコネクタ。
  20. 前記コネクタは、ケーブル組立体の一部分である、請求項12〜19のうちいずれか一に記載のコネクタ。
  21. 複数の光配線経路及び嵌合ジオメトリを備えた本体を有する光ファイバフェルールの製造方法であって、
    前記フェルールの前記本体に前記フェルールの後側部分に設けられた少なくとも1つのばね保持特徴部と共に前記本体に一体的に形成された少なくとも1本の案内ピンを含むジオメトリを形成するステップを有する、方法。
  22. 逆勾配部分を前記フェルールに形成するステップを更に有する、請求項21記載の方法。
  23. 前記フェルールを含むコネクタ又はケーブル組立体を製作するステップを更に有する、請求項21又は22記載の方法。
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