JP2017162740A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバが引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないフェールセーフ機構を有する照明装置を提供する。
【解決手段】光ファイバ2が設置される照明装置5であって、光ファイバ2の一部が、2以上の屈曲箇所を有する状態で配される破断構造部10を備え、破断構造部10は、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、配されている当該一部が切断破断される特性を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバが設置される照明装置に関する。
レーザー光を直接または間接的に用いた照明装置がある。このような照明装置では、例えばレーザーが発する青色光を光ファイバ等の伝送部材で伝送して直接照射したり、レーザーが発する青色光を光ファイバで伝送して蛍光体に照射することで作り出した白色光を照射したりする。
一方、このような照明装置では、光ファイバが破損した場合にはレーザー光が漏れ出てしまい人体に危険である。そのため、光ファイバが破損した場合にレーザー光が漏れ出ないフェールセーフ機構が必要とされている(例えば特許文献1)。
特許文献1では、光ファイバ用自己遮断コネクタがフェールセーフ機構として提案されている。この光ファイバ用自己遮断コネクタは、光ファイバの局部曲げによりレーザー光が集まり発熱することなどを起因に光ファイバの内部の破壊が進行する現象が発生する場合に、光ファイバ自身の発熱を利用して光ファイバの軸をずらすことができる。このようにして、光ファイバ用自己遮断コネクタは、当該現象が発生した場合に、レーザー光の進行を遮断することができる。
特開2008−305802号公報
しかしながら、上記従来技術では、光ファイバが引張り等の物理的な荷重を受けて光ファイバが破損する場合については考慮されていない。
本発明は、上述の課題を鑑みてなされたもので、光ファイバが引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないフェールセーフ機構を有する照明装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る照明装置は、光ファイバが設置される照明装置であって、前記光ファイバの一部が、2以上の屈曲箇所を有する状態で配される破断構造部を備え、前記破断構造部は、前記光ファイバが所定の大きさの荷重を受けたときに、配されている当該一部が切断破断される特性を有する。
本発明によれば、光ファイバが引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないフェールセーフ機構を有する照明装置を実現することができる。
実施の形態1におけるフェールセーフ機構部材が用いられる照明装置の一例を示す図である。 実施の形態1におけるフェールセーフ機構部材の断面図の一例である。 実施の形態2におけるフェールセーフ機構部材の断面図の一例である。 実施の形態2の変形例におけるフェールセーフ機構部材の断面図の一例である。 実施の形態3におけるフェールセーフ機構部材の断面図の一例である。 実施の形態4におけるフェールセーフ機構部材の断面図の一例である。 実施の形態4の変形例におけるフェールセーフ機構部材の断面図の一例である。 実施の形態5におけるフェールセーフ機構部材の断面図の一例である。 実施の形態5の変形例におけるフェールセーフ機構部材の外観図の一例である。 本発明におけるフェールセーフ機構部材の応用例である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ここで示す実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。従って、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態等は、一例であって本発明を限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
(実施の形態1)
[照明装置]
まず、本実施の形態におけるフェールセーフ機構部材の一例について説明する。
図1は、実施の形態1におけるフェールセーフ機構部材1が用いられる照明装置5の一例を示す図である。
図1に示される照明装置5は、フェールセーフ機構部材1と、光ファイバ2と、灯具3と、光源部4とを備える。
フェールセーフ機構部材1は、光ファイバ2が設置される照明装置5において、光ファイバ2が引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないように機能する。詳細は後述する。
光ファイバ2は、離れた場所に光を伝える伝送部材である。光ファイバ2は、例えば直径数mm〜数十mm程度の線材である。本実施の形態では、光ファイバ2は、例えば直径100μm程度の高屈折率のコアをコアより低屈折率のクラッド層が包んだ二重構造を保護被覆を被せた芯線であってもよいし、芯線にさらにPVC(PolyVinyl Chloride;塩化ビニル)などの合成樹脂からなる外部被覆(シース)が施された光ファイバコードであってもよい。コアおよびクラッド層はともに光に対して透過率が非常に高い石英ガラスまたはプラスチックからなる。
灯具3は、光ファイバ2を介して伝送された光源部4からの光を照射するために用いられる。灯具3は、例えば、ステンレス製のファイバカップリング、ステンレス製のフェルール、ガラス製のレンズ、アルミ製のホルダー、およびアルミ製の外郭で構成される。
光源部4は、レーザー光を発する光源を有し、光ファイバ2にレーザー光を入射する。本実施の形態では光源部4は、直径1mm程度などmmオーダの青色光のレーザー光を光ファイバ2に入射する。
[フェールセーフ機構部材1]
次に、本実施の形態におけるフェールセーフ機構部材の詳細について図2を用いて説明する。図2は、実施の形態1におけるフェールセーフ機構部材1の断面図の一例である。
図2に示すフェールセーフ機構部材1は、破断構造部10と、挿入部11と、挿出部12とを備えている。
破断構造部10は、光ファイバ2の一部が2以上の屈曲箇所を有する状態で配され、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、当該一部を切断破断する。
より具体的には、破断構造部10は、例えば図2に示すように、第1開口部101および第2開口部102を有する空間部103を備える。
空間部103は、フェールセーフ機構部材1内部に形成された空間であり、第1開口部101および第2開口部102を有し、レーザー光を遮断する部材による壁で区画された空間である。空間部103は、第1開口部101を介して中空の挿入部11と接続され、第2開口部102を介して中空の挿出部12と接続されている。
また、空間部103は、フェールセーフ機構部材1に光ファイバ2の一部が配された場合に、フェールセーフ機構部材1により光ファイバ2が切断破断される箇所を含む。そして、空間部103は、当該空間部103を画する壁により、実際に光ファイバ2が切断破断されたときに切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光が漏れだすことを防止する。
第1開口部101および第2開口部102は、光ファイバ2の一部が破断構造部10に配される場合に当該一部が経由される。
第1開口部101は、挿入部11と連結されている。第1開口部101の径は、挿入部11の径と実質的に同一であり、光ファイバ2の径よりも大きい。第2開口部102は、挿出部12と連結されている。第2開口部102の径は、挿出部12の径と実質的に同一であり、光ファイバ2の径よりも大きい。なお、第1開口部101および第2開口部102は同一の径でなくてもよく、例えば第1開口部101の径の方が第2開口部102よりも大きいとしてもよい。
また、第1開口部101から空間部103をみたときの第1開口部101および第2開口部102の距離D10は、第1開口部101の径φ11および第2開口部102の径φ12の和よりも大きい。これにより、第1開口部101および第2開口部102は、光ファイバ2の一部を経由させるときには、光ファイバ2の軸をずらすことができる。
挿入部11は、光ファイバ2の一部が破断構造部10に配される場合に当該一部が挿入され、当該一部が経由する箇所である。挿出部12は、光ファイバ2の一部が破断構造部10に配される場合に当該一部が挿出され、当該一部が経由する箇所である。上述したように、挿入部11は第1開口部101と連結しており、挿出部12は第2開口部102と連結している。
本実施の形態では、挿入部11および挿出部12は、第1開口部101から空間部103をみたときに略平行に設けられている。つまり、挿入部11および挿出部12は、光ファイバ2の一部が破断構造部10に配される場合にクランク状となるように設けられる。
以上のように構成されたフェールセーフ機構部材1は、光ファイバ2の一部を、挿入部11および第1開口部101、並びに、挿出部12および第2開口部102を経由させて配することができるので、光ファイバ2の軸をずらして2以上の屈曲箇所を有する状態で保持することができる。それにより、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上を矢印70の方向に受けると、光ファイバ2が空間部103内で屈曲限界半径を超えて切断破断される。そして、フェールセーフ機構部材1は、光ファイバ2が空間部103内で切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103を画する壁に向かわせることができる。このようにして、フェールセーフ機構部材1は、光ファイバ2が引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れだすことを防止する。
[効果等]
以上のように、本実施の形態によれば、照明装置5は、光ファイバ2が設置される照明装置であって、光ファイバ2の一部が、2以上の屈曲箇所を有する状態で配される破断構造部10を備える。そして、破断構造部10は、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、配されている当該一部が切断破断される特定を有する。
ここで、破断構造部10は、第1開口部101および第2開口部102を有する空間部103を備え、第1開口部101および第2開口部102は、当該一部が破断構造部10に配される場合に当該一部が経由される。第1開口部101から空間部103をみたときの第1開口部101および第2開口部102の距離は、第1開口部101の径および第2開口部102の径の和よりも大きい。
また、破断構造部10は、さらに、第1開口部101に連結される中空の挿入部11と、第2開口部102に連結される中空の挿出部12とを備え、挿入部11および挿出部12は、当該一部が破断構造部10に配される場合に、当該一部が経由される。挿入部11および挿出部12は、第1開口部101から空間部103をみたときに略平行に設けられている。
これら構成により、本実施の形態の照明装置5ファイバ2の一部が配された場合には、光ファイバ2の軸をずらして2以上の屈曲箇所を有する状態で保持することができる。それにより、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受け、光ファイバ2が空間部103内で切断破断されたときには、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103から漏れだすことを防止することができる。つまり、本実施の形態の照明装置5は、光ファイバ2が引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないフェールセーフ機構を有することができる。
それにより、光ファイバ2が破損する引張り等の荷重に達する以前に、レーザー光が露出し得ない位置で光ファイバを切断することができる。そのため、光ファイバ2が実際に破損した場合でも、レーザー光が曝露しないため安全性を確保できるという効果を奏する。
なお、電気的、光学的に光ファイバ2の断線を検知して光出力を停止する方式(検知方式)では僅かな時間差でレーザー光が曝露する。一方、本実施の形態の照明装置5では本質的にレーザー光は曝露し得ないので、検知方式と比較しても顕著な効果を奏する。
(実施の形態2)
実施の形態1において、照明装置5のフェールセーフ機構としてフェールセーフ機構部材1を説明したが、これに限らない。実施の形態2では、実施の形態1で説明したフェールセーフ機構部材1とは別の例について説明する。なお、照明装置5の全体構成については実施の形態1と同様のため説明を省略する。また、以下では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
[フェールセーフ機構部材1A]
以下、本実施の形態におけるフェールセーフ機構部材1Aの詳細について図3Aを用いて説明する。図3Aは、実施の形態2におけるフェールセーフ機構部材1Aの断面図の一例である。
図3Aに示すフェールセーフ機構部材1Aは、破断構造部10Aと、挿入部11Aと、挿出部12Aと、荷重受け部20とを備えている。なお、本実施の形態では、後述する荷重受け部20により光ファイバ2の外部被覆(シース)が保持され、破断構造部10Aには、光ファイバ2の一部として、光ファイバ2の芯線2aが配されるとして説明する。
破断構造部10Aは、光ファイバ2の芯線2aが2以上の屈曲箇所を有する状態で配され、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、当該芯線2aを切断破断する。
より具体的には、破断構造部10Aは、例えば図3Aに示すように、第1開口部101Aおよび第2開口部102Aを有する空間部103Aを備える。
空間部103Aは、フェールセーフ機構部材1A内部に形成された空間であり、第1開口部101Aおよび第2開口部102Aを有し、レーザー光を遮断する部材による壁で区画された空間である。空間部103Aは、第1開口部101Aを介して中空の挿入部11Aと接続され、第2開口部102Aを介して中空の挿出部12Aと接続されている。
さらに、空間部103Aは、光ファイバ2の屈曲限界半径以下の先端部分104aを有する突起部104を有する。先端部分104aは、光ファイバ2の芯線2aが破断構造部10Aに配されたときの経路上に設けられており、屈曲箇所を少なくとも1増加させる。つまり、空間部103Aは、フェールセーフ機構部材1Aに光ファイバ2の芯線2aが配された場合に、突起部104の先端部分104a近傍に芯線2aの屈曲箇所を存在させる。そのため、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上矢印70の方向に受けた場合には、光ファイバ2の芯線2aは、突起部104の先端部分104a近傍で屈曲限界半径を超えるので切断破断される。さらに、空間部103Aは、当該空間部103Aを画する壁により、切断破断された光ファイバ2の芯線2aの断面からのレーザー光を漏れだすことを防止する。
なお、第1開口部101A、第2開口部102A、挿入部11Aおよび挿出部12Aは、上述した第1開口部101、第2開口部102、挿入部11および挿出部12と同様の構造であり同様の機能を有するため、ここでの説明は省略する。
荷重受け部20は、第2開口部101Aに接続される空間121Aに設けられ、光ファイバ2の芯線2aが破断構造部10Aに配される場合に光ファイバ2を保持し、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを移動量に変換する。
本実施の形態では、荷重受け部20は、第2開口部101Aに連なる挿出部12Aと連結される第3開口部122Aを有する空間部121Aに設けられる。ここで、第3開口部122Aの径は光ファイバ2の径よりも大きく、第3開口部122Aは光ファイバ2の芯線2aが破断構造部10Aに配される場合に当該芯線2aが経由される。
また、荷重受け部20は、図3Aに示すように、支持部201と、ばね202とで構成されている。支持部201は、例えばさや管であり、光ファイバ2の芯線2aが破断構造部10Aに配される場合に光ファイバ2の被覆(シート)を保持する。また、ばね202は、光ファイバ2が引張等荷重を受けた場合に、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを、図3Aで矢印70の方向における支持部201の移動量に変換する。
以上のように構成されたフェールセーフ機構部材1Aは、破断構造部10Aを備えることで、光ファイバ2の芯線2aを、挿入部11Aおよび第1開口部101A、並びに、挿出部12Aおよび第2開口部102Aを経由させて配することができるので、光ファイバ2の軸をずらして2以上の屈曲箇所を有する状態で保持することができる。また、フェールセーフ機構部材1Aは、荷重受け部20を備えることで、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを移動量に変換することができる。それにより、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受けた場合には、確実に破断構造部10A内に設けられた突起部104の先端部分104aの近傍で光ファイバ2の芯線2aを切断破断することができ、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103Aを画する壁に向かわせることができる。このようにして、フェールセーフ機構部材1Aは、光ファイバ2が引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れだすことを防止することができる。
[効果等]
以上のように、本実施の形態によれば、照明装置5は、光ファイバ2が設置される照明装置であって、光ファイバ2の一部が、2以上の屈曲箇所を有する状態で配される破断構造部10Aを備える。そして、破断構造部10Aは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、配されている当該一部が切断破断される特性を有する。
ここで、破断構造部10Aは、第1開口部101Aおよび第2開口部102Aを有する空間部103Aを備え、第1開口部101Aおよび第2開口部102Aは、当該一部が破断構造部10Aに配される場合に当該一部が経由される。第1開口部101Aから空間部103Aをみたときの第1開口部101Aおよび第2開口部102Aの距離は、第1開口部101Aの径および第2開口部102Aの径の和よりも大きい。
また、破断構造部10Aは、さらに、第1開口部101Aに連結される中空の挿入部11Aと、第2開口部102Aに連結される中空の挿出部12Aとを備え、挿入部11Aおよび挿出部12Aは、当該一部が破断構造部10Aに配される場合に、当該一部が経由される。挿入部11Aおよび挿出部12Aは、第1開口部101Aから空間部103Aをみたときに略平行に設けられている。
これら構成により、本実施の形態の照明装置5は、ファイバ2の一部が配された場合には、光ファイバ2の軸をずらして2以上の屈曲箇所を有する状態で保持することができる。それにより、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受け、光ファイバ2が空間部103内で切断破断されたときには、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103から漏れだすことを防止することができる。
また、照明装置5は、さらに、第2開口部101Aに接続される空間121Aに設けられ、当該一部が破断構造部10Aに配される場合に光ファイバ2を保持し、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを移動量に変換する荷重受け部20を備える。また、空間部103Aは、光ファイバの屈曲限界半径以下の先端部分104aを有する突起部104を有し、先端部分104aは、当該一部が破断構造部10Aに配されたときの経路上に設けられており、屈曲箇所を少なくとも1増加させる。
ここで、破断構造部10Aは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたとき、荷重受け部20により光ファイバ2が移動されることにより、光ファイバ2の一部を突起部104の先端部分104aの近傍で切断破断する。
このようにして、本実施の形態の照明装置5は、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受けた場合には、破断構造部10A内に設けられた突起部104の先端部分104aの近傍で光ファイバ2の芯線2aを屈曲限界半径を超えて曲げることができるので当該近傍で確実に切断破断することができる。そして、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103を画する壁に向かわせることができる。つまり、本実施の形態の照明装置5は、光ファイバが引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないフェールセーフ機構を有することができる。
それにより、光ファイバ2が破損する引張り等の荷重に達する以前に、レーザー光が露出し得ない位置で光ファイバを切断することができる。そのため、光ファイバ2が実際に破損した場合でも、レーザー光が曝露しないため安全性を確保できるという効果を奏する。
(変形例)
次に、実施の形態2に係る変形例について説明する。
[フェールセーフ機構部材1B]
以下、本変形例におけるフェールセーフ機構部材1Bの詳細について図3Aを用いて説明する。図3Bは、実施の形態2の変形例におけるフェールセーフ機構部材1Bの断面図の一例である。なお、図3Aと同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図3Bに示すフェールセーフ機構部材1Bは、破断構造部10Bと、挿入部11Aと、挿出部12Aと、荷重受け部20とを備えている。図3Bに示すフェールセーフ機構部材1Bは、図3Aに示すフェールセーフ機構部材1Aに対して、破断構造部10Bの構成が異なっている。より具体的には、図3Bに示す破断構造部10Bは、図3Aに示す破断構造部10Aに対して、さらにたるみ調整構造部105を備える点で構成が異なっている。なお、本変形例でも、破断構造部10Bには、光ファイバ2の一部として、光ファイバ2の芯線2bが配されるとして説明する。
破断構造部10Bは、光ファイバ2の芯線2bが2以上の屈曲箇所を有する状態で配され、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、当該芯線2bを切断破断する。
より具体的には、破断構造部10Bは、例えば図3Bに示すように、第1開口部101Aおよび第2開口部102Aを有する空間部103Bを備える。
空間部103Bは、フェールセーフ機構部材1A内部に形成された空間であり、第1開口部101Aおよび第2開口部102Aを有し、レーザー光を遮断する部材による壁で区画された空間である。空間部103Bは、第1開口部101Aを介して中空の挿入部11Aと接続され、第2開口部102Aを介して中空の挿出部12Aと接続されている。
さらに、空間部103Bは、光ファイバ2の屈曲限界半径以下の先端部分104aを有する突起部104と、光ファイバ2の芯線2bの屈曲箇所のたるみを光ファイバ2の屈曲限界半径よりも大きい半径となるように調整するたるみ調整構造部105とを有する。先端部分104aとたるみ調整構造部105とは、光ファイバ2の芯線2bが破断構造部10Bに配されたときの経路上に設けられており、屈曲箇所を少なくとも1増加させる。つまり、空間部103Bは、フェールセーフ機構部材1Bに光ファイバ2の芯線2bが配された場合に、たるみ調整構造部105でたるみを光ファイバ2の芯線2bの屈曲限界半径よりも大きい半径となるように調整し、かつ、突起部104の先端部分104a近傍に芯線2aの屈曲箇所を存在させる。そのため、光ファイバ2の芯線2bは、突起部104の先端部分104a近傍で屈曲限界半径を超えるので切断破断される。そして、空間部103Bは、当該空間部103Bを画する壁により、切断破断された光ファイバ2の芯線2bの断面からのレーザー光が漏れだすことを防止する。
なお、その他の構成、すなわち第1開口部101A、第2開口部102A、挿入部11Aおよび挿出部12A、空間部121A、第3開口部122Aおよび荷重受け部20は、上述した通りであるため、ここでの説明は省略する。
[効果等]
以上のように、本変形例によれば、空間部103Bは、さらに、光ファイバ2の一部が破断構造部10Bに配される場合の経路上に設けられ、光ファイバ2の一部の屈曲箇所のたるみを光ファイバ2の屈曲限界半径よりも大きい半径となるように調整するたるみ調整構造部105を備える。
ここで、破断構造部10Bは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたとき、荷重受け部20により光ファイバ2が移動されることにより、光ファイバ2の一部を突起部104の先端部分104aの近傍で切断破断する。
このようにして、本変形例の照明装置5は、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受けた場合には、破断構造部10A内に設けられた突起部104の先端部分104aの近傍で光ファイバ2の芯線2aを確実に切断破断することができ、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103を画する壁に向かわせることができる。つまり、本変形例の照明装置5は、光ファイバが引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないフェールセーフ機構を有することができる。
それにより、光ファイバ2が破損する引張り等の荷重に達する以前に、レーザー光が露出し得ない位置で光ファイバ2を切断することができる。そのため、光ファイバ2が実際に破損した場合でも、レーザー光が曝露しないため安全性を確保できるという効果を奏する。
(実施の形態3)
実施の形態3では、実施の形態1および実施の形態2で説明したフェールセーフ機構部材とは別の例について説明する。なお、照明装置5の全体構成については実施の形態1と同様のため説明を省略する。以下、実施の形態1および2と異なる点を中心に説明する。
[フェールセーフ機構部材1C]
以下、本実施の形態におけるフェールセーフ機構部材1Cの詳細について図4を用いて説明する。図4は、実施の形態3におけるフェールセーフ機構部材1Cの断面図の一例である。なお、図3Aおよび図3Bと同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図4に示すフェールセーフ機構部材1Cは、破断構造部10Cと、挿入部11Cと、挿出部12Cと、荷重受け部20Cとを備えている。なお、本実施の形態でも、後述する荷重受け部20Cにより光ファイバ2の外部被覆(シース)が保持され、破断構造部10Cには、光ファイバ2の一部として、光ファイバ2の芯線2cが配されるとして説明する。
破断構造部10Cは、光ファイバ2の芯線2cが2以上の屈曲箇所を有する状態で配され、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、当該芯線2cを切断破断する。
より具体的には、破断構造部10Cは、例えば図4に示すように、第1開口部101Cおよび第2開口部102Cを有する空間部103Cを備える。
空間部103Cは、フェールセーフ機構部材1C内部に形成された空間であり、第1開口部101Cおよび第2開口部102Cを有し、レーザー光を遮断する部材による壁で区画された空間である。空間部103Cは、第1開口部101Cを介して中空の挿入部11Cと接続され、第2開口部102Cを介して中空の挿出部12Cと接続されている。
さらに、空間部103Cには、ポンチ106と、ダイ107と、トリガ機構部108の一部とが設けられている。
トリガ機構部108は、荷重受け部20Cが変換する移動量と連動する。また、トリガ機構部108は、ポンチ106を係止する。トリガ機構部108は、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに荷重受け部20Cが変換する移動量と連動してポンチ106の係止を開放する。なお、トリガ機構部108はその機能上、ポンチ106を係止する部分が空間部103C内に設けられていればよく、トリガ機構部108全体が空間部103C内に設けられる必要はない。しかし、トリガ機構部108全体が空間部103C内に設けられるとしてもよいのはいうまでもない。ダイ107は、ポンチを受けるための部材である。ポンチ106は、ばねなどの弾性体と接続され、トリガ機構部108により係止されることで弾性体による押し出し力を蓄える。ポンチ106は、光ファイバ2の芯線2cが破断構造部10Cに配されたときの経路近傍に設けられ、トリガ機構部108により係止が解放されると、ダイ107の方向に飛び出す。それにより、ポンチ106は、ダイ107とで光ファイバ2の芯線2cを挟むことで、芯線2cの屈曲限界半径を超えさせることができるので芯線2cを切断破断することができる。
なお、第1開口部101C、第2開口部102C、挿入部11Cおよび挿出部12Cは、上述した第1開口部101A、第2開口部102A、挿入部11Aおよび挿出部12Aと同様の構造であり同様の機能を有するため、ここでの説明は省略する。
荷重受け部20Cは、第2開口部101Cに接続される空間121Cに設けられ、光ファイバ2の芯線2cが破断構造部10Cに配される場合に光ファイバ2を保持し、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを移動量に変換する。
本実施の形態では、実施の形態2と同様に、荷重受け部20Cは、第2開口部101Cに連なる挿出部12Cと連結される第3開口部122Cを有する空間部121Cに設けられる。ここで、第3開口部122Cの径は、光ファイバ2の径よりも大きく、第3開口部122Cは、光ファイバ2の芯線2cが破断構造部10Cに配される場合に当該芯線2cが経由される。また、荷重受け部20Cは、図4に示すように、支持部201と、ばね202と、部材203とで構成されている。
支持部201は、上述したように例えばさや管であり、光ファイバ2の芯線2cが破断構造部10Cに配される場合に光ファイバ2の被覆(シート)を保持する。また、ばね202は、光ファイバ2が引張等荷重を受けた場合に、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを、図4で矢印70の方向における支持部201の移動量に変換する。
部材203は、荷重受け部20Cが変換する移動量をリンク機構に伝達することで、荷重受け部20Cが変換する移動量にトリガ機構部108を連動させる部材である。図4に示す例では、リンク機構は、部材204、部材205、部材206および部材207で構成される。部材205は、フェールセーフ機構部材1Cに設けられた空間121Cおよび空間121Cと連結されている空間123Cに設けられ、部材204は、空間121Cに設けられている。図4に示すリンク機構は、部材203により伝達される移動量の向きと反対の方向でトリガ機構部108に伝達する。
このようなリンク機構を利用して、荷重受け部20Cは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに荷重受け部20Cが変換する移動量にトリガ機構部108を連動させて矢印70と逆の方向に引っ張ることにより、トリガ機構部108にポンチ106の係止を開放させることができる。
以上のように構成されたフェールセーフ機構部材1Cは、破断構造部10Cを備えることで、光ファイバ2の芯線2cを、挿入部11Cおよび第1開口部101C、並びに、挿出部12Cおよび第2開口部102Cを経由させて配することができるので、光ファイバ2の軸をずらして2以上の屈曲箇所を有する状態で保持することができる。また、フェールセーフ機構部材1Cは、荷重受け部20Cを備えることで、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを移動量に変換することができる。したがって、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受けた場合には、荷重受け部20Cの移動量に連動してトリガ機構部108を引っ張りポンチ107の係止を開放することができる。それにより、確実に破断構造部10C内のポンチ106とダイ107とで挟まれた箇所近傍で光ファイバ2の芯線2cを切断破断することができ、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103Cを画する壁に向かわせることができる。このようにして、フェールセーフ機構部材1Cは、光ファイバ2が引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れだすことを防止することができる。
[効果等]
以上のように、本実施の形態によれば、照明装置5は、光ファイバ2が設置される照明装置であって、光ファイバ2の一部が、2以上の屈曲箇所を有する状態で配される破断構造部10Cを備える。そして、破断構造部10Cは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、配されている当該一部が切断破断される特性を有する。
ここで、破断構造部10Cは、第1開口部101Cおよび第2開口部102Cを有する空間部103Cを備え、第1開口部101Cおよび第2開口部102Cは、当該一部が破断構造部10Cに配される場合に当該一部が経由される。第1開口部101Cから空間部103Cをみたときの第1開口部101Cおよび第2開口部102Cの距離は、第1開口部101Cの径および第2開口部102Cの径の和よりも大きい。
また、破断構造部10Cは、さらに、第1開口部101Cに連結される中空の挿入部11Cと、第2開口部102Cに連結される中空の挿出部12Cとを備え、挿入部11Cおよび挿出部12Cは、当該一部が破断構造部10Cに配される場合に、当該一部が経由される。挿入部11Cおよび挿出部12Cは、第1開口部101Cから空間部103Cをみたときに略平行に設けられている。
これら構成により、本実施の形態の照明装置5は、ファイバ2の一部が配された場合には、光ファイバ2の軸をずらして2以上の屈曲箇所を有する状態で保持することができる。それにより、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受け、光ファイバ2が空間部103C内で切断破断されたときには、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103Cから漏れだすことを防止することができる。
また、照明装置5は、さらに、第2開口部102Cに接続される空間121Cに設けられ、当該一部が破断構造部Cに配される場合に光ファイバ2を保持し、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを移動量に変換する荷重受け部20Cを備える。空間部103Cには、さらに、荷重受け部20Cが変換する移動量と連動するトリガ機構部108と、弾性体と接続され、トリガ機構部108により係止されることで弾性体による押し出し力を蓄えるポンチ106と、ポンチ106を受けるための部材であるダイ107とが設けられている。そして、破断構造部10Cは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、荷重受け部20Cにより光ファイバ2が移動され、かつ、荷重受け部20Cが変換する移動量に連動してトリガ機構部108が引っ張られてポンチ106の係止を開放することで、ポンチ106とダイ107とで光ファイバ2の一部を挟む。
ここで、破断構造部10Cは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、ポンチ106とダイ107とで挟まれた箇所近傍で当該光ファイバ2の一部を切断破断する。
このようにして、本実施の形態の照明装置5は、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受けた場合には、破断構造部10C内におけるポンチ106とダイ107とで挟まれた箇所近傍で光ファイバ2の芯線2cを確実に切断破断することができ、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103Cを画する壁に向かわせることができる。つまり、本実施の形態の照明装置5は、光ファイバが引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないフェールセーフ機構を有することができる。
それにより、光ファイバ2が破損する引張り等の荷重に達する以前に、レーザー光が露出し得ない位置で光ファイバを切断することができる。そのため、光ファイバ2が実際に破損した場合でも、レーザー光が曝露しないため安全性を確保できるという効果を奏する。
(実施の形態4)
実施の形態3では、ポンチとダイとを用いたフェールセーフ機構部材の例について説明したが、これに限らない。実施の形態4では、ポンチとダイとを用いたフェールセーフ機構部材の実施の形態3とは別の例について説明する。なお、照明装置5の全体構成については実施の形態1と同様のため説明を省略する。以下、実施の形態3と異なる点を中心に説明する。
[フェールセーフ機構部材1D]
以下、本実施の形態におけるフェールセーフ機構部材1Cの詳細について図5を用いて説明する。図5は、実施の形態4におけるフェールセーフ機構部材1Dの断面図の一例である。なお、図4と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図5に示すフェールセーフ機構部材1Dは、破断構造部10Dと、挿入部11Dと、挿出部12Dと、荷重受け部20Cとを備えている。図5に示す破断構造部10Dは、図4に示す破断構造部10Dに対して、トリガ機構部108がない点と、ポンチ109およびダイ110の構成が異なる。なお、本実施の形態でも、荷重受け部20Cにより光ファイバ2の外部被覆(シース)が保持され、破断構造部10Dには、光ファイバ2の一部として、光ファイバ2の芯線2dが配されるとして説明する。
破断構造部10Dは、破断構造部10Cと同様に、光ファイバ2の芯線2dが2以上の屈曲箇所を有する状態で配され、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、当該芯線2dを切断破断する。
より具体的には、破断構造部10Dは、例えば図5に示すように、第1開口部101Dおよび第2開口部102Dを有する空間部103Dを備える。
空間部103Dは、フェールセーフ機構部材1D内部に形成された空間であり、第1開口部101Dおよび第2開口部102Dを有し、レーザー光を遮断する部材による壁で区画された空間である。空間部103Dは、第1開口部101Dを介して中空の挿入部11Dと接続され、第2開口部102Dを介して中空の挿出部12Dと接続されている。
さらに、空間部103Dには、ポンチ109と、ダイ110とが設けられている。
ポンチ109は、突起部109aを有し、荷重受け部2Cが変換する移動量と連動する。突起部109aは、芯線2dが破断構造部10Dに配される場合に芯線2dの経路近傍にあり、図5に示すように接し、芯線2dの屈曲箇所を少なくとも1増加させる。ダイ110は、ポンチ109の突起部109aを受けるための部材である。
ポンチ109は、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに荷重受け部20Cが変換する移動量と連動し、その突起部109aをダイ110に当接させる。つまり、ポンチ109は、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに荷重受け部20Cが変換する移動量と連動し、ダイ107とで光ファイバ2の芯線2cを挟む。それにより、芯線2cが屈曲限界半径を超えるので芯線2cは切断破断される。
なお、空間部121Dは、空間部121Cと同様であるためここでの説明は省略する、空間部121Cと比較して、リンク機構の動きを妨げないようになっている。
本実施の形態では、リンク機構は、図5に示すように、部材208および部材209で形成される。部材209は、フェールセーフ機構部材1Dに設けられた空間121Dおよび空間121Dと連結されている空間123Dに設けられ、部材204は、空間122Cに設けられている。リンク機構は、図5に示すように、部材203により伝達される移動量を、ポンチ109の突起部109aのある端部と反対にある端部に伝達する。
このようにして、荷重受け部20Dは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、荷重受け部20Cが変換する移動量とポンチ109とを連動させて、ポンチ109の突起部109aをダイ110に当接させることができる。
以上のように構成されたフェールセーフ機構部材1Dは、破断構造部10Dを備えることで、光ファイバ2の芯線2dを、挿入部11Dおよび第1開口部101D、並びに、挿出部12Dおよび第2開口部102Dを経由させて配することができるので、光ファイバ2の軸をずらして2以上の屈曲箇所を有する状態で保持することができる。また、フェールセーフ機構部材1Dは、荷重受け部20Cを備えることで、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを移動量に変換することができる。したがって、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受けた場合には、荷重受け部20Cの移動量にポンチ109を連動させてポンチ109の突起部109aをダイ110に当接させることができる。それにより、確実に破断構造部10D内のポンチ109とダイ110とで挟まれた箇所近傍で光ファイバ2の芯線2dを切断破断することができ、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103Dを画する壁に向かわせることができる。このようにして、フェールセーフ機構部材1Dは、光ファイバ2が引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れだすことを防止することができる。
[効果等]
以上のように、本実施の形態によれば、照明装置5は、光ファイバ2が設置される照明装置であって、光ファイバ2の一部が、2以上の屈曲箇所を有する状態で配される破断構造部10Dを備える。そして、破断構造部10Dは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、配されている当該一部が切断破断される特性を有する。
ここで、破断構造部10Dは、第1開口部101Dおよび第2開口部102Dを有する空間部103Dを備え、第1開口部101Dおよび第2開口部102Dは、当該一部が破断構造部10Dに配される場合に当該一部が経由される。第1開口部101Dから空間部103Dをみたときの第1開口部101Dおよび第2開口部102Dの距離は、第1開口部101Dの径および第2開口部102Dの径の和よりも大きい。
また、破断構造部10Dは、さらに、第1開口部101Dに連結される中空の挿入部11Dと、第2開口部102Dに連結される中空の挿出部12Dとを備え、挿入部11Dおよび挿出部12Dは、当該一部が破断構造部10Dに配される場合に、当該一部が経由される。挿入部11Dおよび挿出部12Dは、第1開口部101Dから空間部103Dをみたときに略平行に設けられている。
これら構成により、本実施の形態の照明装置5は、ファイバ2の一部が配された場合には、光ファイバ2の軸をずらして2以上の屈曲箇所を有する状態で保持することができる。それにより、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受け、光ファイバ2が空間部103D内で切断破断されたときには、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103Dから漏れだすことを防止することができる。
また、照明装置5は、さらに、第2開口部12Dに接続される空間121Dに設けられ、当該一部が破断構造部10Dに配される場合に光ファイバ2を保持し、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを移動量に変換する荷重受け部20Dを備える。また、空間部103Dは、さらに、当該一部が破断構造部10Dに配される場合に光ファイバ2の一部と接する突起部109aを有し、荷重受け部20Dが変換する移動量と連動するポンチ109と、ポンチ109の突起部109aを受けるための部材であるダイ110とが設けられている。そして、破断構造部10Dは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、荷重受け部20Dにより光ファイバ2が移動され、かつ、荷重受け部20Dが変換する移動量に連動してポンチ109の突起部109aをダイ110に受けさせる。
ここで、破断構造部10Dは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、突起部109aをダイ110に受けさせることにより、突起部109aの近傍で当該光ファイバ2の一部を切断破断する。
このようにして、本実施の形態の照明装置5は、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受けた場合には、破断構造部10D内におけるポンチ109とダイ110とで挟まれた箇所近傍で光ファイバ2の芯線2dを確実に切断破断することができ、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103Dを画する壁に向かわせることができる。つまり、本実施の形態の照明装置5は、光ファイバが引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないフェールセーフ機構を有することができる。
それにより、光ファイバ2が破損する引張り等の荷重に達する以前に、レーザー光が露出し得ない位置で光ファイバを切断することができる。そのため、光ファイバ2が実際に破損した場合でも、レーザー光が曝露しないため安全性を確保できるという効果を奏する。
(変形例)
次に、実施の形態4に係る変形例について説明する。
図6は、実施の形態4の変形例におけるフェールセーフ機構部材1Eの断面図の一例である。なお、図5と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図6に示すフェールセーフ機構部材1Eは、破断構造部10Eと、挿入部11Eと、挿出部12Eとを備えている。図6に示すフェールセーフ機構部材1Eは、図5に示すフェールセーフ機構部材1Dに対して、破断構造部10Eの構成が異なっている。
より具体的には、破断構造部10Eは、図6に示すように、第1開口部101Eおよび第2開口部102Eを有する空間部103Eを備えるが、第1開口部101Eと第2開口部102Eとの位置は、フェールセーフ機構部材1Eに光ファイバ2の芯線2eが配された場合に同軸になるように設けられている。
また、空間部103Eには、ポンチ109Eと、ダイ110Eとに加え、荷重受け部20Eとを内部に設けられている。
ポンチ109Eは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに荷重受け部20Dが変換する移動量と連動させ、その突起部109aをダイ110に当接させる。ダイ110Eは、ポンチ109Eの先端部を受けるための部材である。
荷重受け部20Eは、図6に示すように、支持部201Eと、ばね202とで構成されている。支持部201Eは、光ファイバ2の芯線2eがフェールセーフ機構部材1Eに配される場合に光ファイバ2の被覆(シート)を保持する。また、支持部201Eは、リンク機構を兼ねている。ばね202は、光ファイバ2が引張等荷重を受けた場合に、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを、図6で矢印70の方向における支持部201Eの移動量に変換する。したがって、荷重受け部20Eは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、荷重受け部20Cが変換する移動量に連動して支持部201Eがポンチ109Eの先端部を押し上げてダイ110Eに当接させる。
このようにして、本変形例の照明装置5は、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受けた場合には、破断構造部10E内におけるポンチ109Eとダイ110Eとで挟まれた箇所近傍で光ファイバ2の芯線2eを確実に切断破断することができ、切断破断された光ファイバ2の断面からのレーザー光を空間部103Eを画する壁に向かわせることができる。つまり、本変形例の照明装置5は、光ファイバが引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないフェールセーフ機構を有することができる。
(実施の形態5)
実施の形態4の変形例では、破断構造部の内部に荷重受け部を備える場合について説明したが、これに限らない。実施の形態5では、破断構造部の内部に荷重受け部を備えるフェールセーフ機構部材について、実施の形態4の変形例とは別の例について説明する。なお、照明装置5の全体構成については実施の形態1と同様のため説明を省略する。また、以下では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
[フェールセーフ機構部材1F]
以下、本実施の形態におけるフェールセーフ機構部材1Fの詳細について図7を用いて説明する。図7は、実施の形態5におけるフェールセーフ機構部材1Fの断面図の一例である。図2〜図6と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図7に示すフェールセーフ機構部材1Fは、板金で構成され、破断構造部10Fと、破断構造部Fを囲う筺体50とを備えている。
破断構造部10Fは、光ファイバ2の芯線2fが2以上の屈曲箇所を有する状態で配され、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、当該芯線2fを切断破断する。破断構造部10Fは、板金からなり、図7で筺体50と光ファイバ2とを除く部分である。
より具体的には、破断構造部10Fは、例えば図7に示すように、第1中空管30と、第2中空管40と、荷重受け部20Fとを備える。
荷重受け部20は、破断構造部10F内に設けられ、光ファイバ2がフェールセーフ機構部材1Fに配される場合に光ファイバ2を保持し、光ファイバ2が受ける荷重の大きさを移動量に変換する。また、荷重受け部20Fは、図7に示すように、第2中空管40に接合される支持部201Fと、ばね202と、部材203とで構成されている。支持部201Fは、光ファイバ2がフェールセーフ機構部材1Fに配される場合に光ファイバ2の被覆(シート)を保持する。なお、支持部201Fが第2中空管40に接合されていることから、荷重受け部20は、第2中空管40の一部であるとしてもよい。
第1中空管30は、側面に第1開口部301を有し、2つの端部のうちの第1端部302側が塞がれており、かつ、第1端部302で固定されている中空の管である。第1開口部301は、光ファイバ2の芯線2fの径よりも大きい。第1中空管30は、第1端部301と反対側が、第2中空管40の端部のうち光ファイバ2を保持する荷重受け部20Fと接合する端部とは反対の端部から挿入されている。
第2中空管40は、側面に第2開口部401を有し、第1中空管30よりも径が大きい中空の管である。第2開口部401は、光ファイバ2の芯線2fの径よりも大きい。
そして、第2中空管40の第2開口部401は、第1開口部301と、対応する位置となるように設けられており、光ファイバ2がフェールセーフ機構部材1Fに配される場合にその芯線2fが経由される。つまり、光ファイバ2がフェールセーフ機構部材1Fに配される場合に、光ファイバ2の芯線2fが第1中空管30を通り、第1開口部301および第2開口部401を経由して、筺体50の外に導出される。
以上のように構成された破断構造部10Fは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、第2中空管40の位置を移動させることにより、第2開口部401の位置を第1開口部301と対応しない位置に移動させる。
このように、フェールセーフ機構部材1Fは、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受けた場合には、第2開口部401の位置を第1開口部301と対応しない位置に移動させ、第2開口部401と第1開口部301とで光ファイバ2の芯線2fを挟み込み屈曲限界半径を超えさせることができる。それにより、第1開口部301近傍で当該光ファイバの一部を切断破断することができ、切断破断された光ファイバ2の芯線2fの断面からのレーザー光を第1中空管30を画する壁に向かわせることができる。つまり、フェールセーフ機構部材1Fは、光ファイバ2が引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れだすことを防止することができる。
[効果等]
以上のように、本実施の形態によれば、照明装置5は、光ファイバ2が設置される照明装置であって、光ファイバ2の一部が、2以上の屈曲箇所を有する状態で配される破断構造部10Fを備える。そして、破断構造部10Fは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、配されている当該一部が切断破断される特性を有する。
また、破断構造部10Fは、側面に第1開口部301を有し、2つの端部のうちの第1端部302の側が塞がれており、かつ、第1端部302で固定されている第1中空管30と、側面に第2開口部401を有し、かつ、光ファイバ2を保持して光ファイバ2が受ける荷重の大きさを移動量に変換する、第1中空管30よりも径が大きい第2中空管40とを備える。第1中空管30は、第1端部301と反対側が、第2中空管40の端部のうち光ファイバ2を保持する端部とは反対の端部から挿入されている。また、第1開口部301と第2開口部401とは、対応する位置にあり、かつ、当該一部が破断構造部10Fに配される場合に当該一部が経由される。そして、破断構造部10Fは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、第2中空管40の位置を移動させることにより、第2開口部401の位置を第1開口部301と対応しない位置に移動させる。
ここで、破断構造部10Fは、光ファイバ2が所定の大きさの荷重を受けたときに、第2開口部401の位置を第1開口部301と対応しない位置に移動させることにより、第1開口部301近傍で当該光ファイバ2の一部を切断破断する。
このようにして、本実施の形態の照明装置5は、光ファイバ2が引張り等の荷重を所定の大きさ以上受けた場合には、第2開口部401の位置を第1開口部301と対応しない位置に移動させることにより、第1開口部301近傍で当該光ファイバの一部を切断破断することができ、切断破断された光ファイバ2の芯線2fの断面からのレーザー光を第1中空管30を画する壁に向かわせることができる。つまり、本実施の形態の照明装置5は、光ファイバが引張り等の荷重を受けたときにレーザー光が漏れないフェールセーフ機構を有することができる。
それにより、光ファイバ2が破損する引張り等の荷重に達する以前に、レーザー光が露出し得ない位置で光ファイバを切断することができる。そのため、光ファイバ2が実際に破損した場合でも、レーザー光が曝露しないため安全性を確保できるという効果を奏する。
(変形例)
次に、実施の形態5に係る変形例について説明する。
図8は、実施の形態5の変形例における破断構造部10Gの外観図の一例である。なお、図7と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図8に示す破断構造部10Gは、図7に示す破断構造部10Fに対して、第1中空管30Gと第2中空管40Gの径の大きさが異なっている。そのため、第1中空管30Gの2つの端部ともに塞がれておらず、第2中空管40Gの端部402が塞がれている。
その他の構成は、実施の形態5で説明した通りであり、実施の形態5と同様の効果を奏するのでここでの詳細説明は省略する。
(他の実施の形態等)
以上、本発明に係る照明装置について、上記実施の形態1〜5およびそれらの変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態および各変形例に限定されるものではない。上述した実施の形態は一例にすぎず、各種の変更、付加、省略等が可能であることは言うまでもない。
たとえば、図9に示すように、図1に示すフェールセーフ機構部材1がライン照明等に用いられる光ファイバコード2Aと光ファイバコード2Cとを光学的に結合する中継部品1aに利用されていてもよいし、光ファイバコード2Cの一部に挿入される断線フェールセーフ部品1bに含まれているとしてもよい。
また、上述した実施の形態で示した構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明の範囲に含まれる。その他、上記実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
5 照明装置
10、10A、10B、10C、10D、10F 破断構造部
11 挿入部
12 挿出部
12D 第2開口部
20、20C、20D 荷重受け部
30 第1中空管
40 第2中空管
101 第1開口部
102、102A、102C、103C 第2開口部
103、103A、103B、103D 空間部
104、109a 突起部
105 たるみ調整構造部
106、109 ポンチ
107、110 ダイ
108 トリガ機構部
301 第1開口部
302 第1端部
401 第2開口部

Claims (13)

  1. 光ファイバが設置される照明装置であって、
    前記光ファイバの一部が、2以上の屈曲箇所を有する状態で配される破断構造部を備え、
    前記破断構造部は、前記光ファイバが所定の大きさの荷重を受けたときに、配されている当該一部が切断破断される特性を有する、
    照明装置。
  2. 前記破断構造部は、
    第1開口部および第2開口部を有する空間部を備え、
    前記第1開口部および第2開口部は、前記一部が前記破断構造部に配される場合に当該一部が経由され、
    前記第1開口部から前記空間部をみたときの前記第1開口部および前記第2開口部の距離は、前記第1開口部の径および前記第2開口部の径の和よりも大きい、
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記破断構造部は、さらに、
    前記第1開口部に連結される中空の挿入部と、
    前記第2開口部に連結される中空の挿出部とを備え、
    前記挿入部および挿出部は、前記一部が前記破断構造部に配される場合に、前記一部が経由され、
    前記挿入部および挿出部は、前記第1開口部から前記空間部をみたときに略平行に設けられている、
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記照明装置は、
    さらに、前記第2開口部に接続される空間に設けられ、前記一部が前記破断構造部に配される場合に前記光ファイバを保持し、前記光ファイバが受ける荷重の大きさを移動量に変換する荷重受け部を備え、
    前記空間部は、前記光ファイバの屈曲限界半径以下の先端部分を有する突起部を有し、
    前記先端部分は、前記一部が前記破断構造部に配されたときの経路上に設けられており、前記屈曲箇所を少なくとも1増加させる、
    請求項2または3に記載の照明装置。
  5. 前記空間部は、さらに、前記光ファイバの一部が前記破断構造部に配される場合の経路上に設けられ、前記光ファイバの一部の屈曲箇所のたるみを前記光ファイバの屈曲限界半径よりも大きい半径となるように調整するたるみ調整構造部を備える、
    請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記破断構造部は、前記光ファイバが前記所定の大きさの荷重を受けたとき、前記荷重受け部により前記光ファイバが移動されることにより、前記光ファイバの一部を前記突起部の前記先端部分近傍で切断破断する、
    請求項4または5に記載の照明装置。
  7. 前記照明装置は、
    さらに、前記第2開口部に接続される空間に設けられ、前記一部が前記破断構造部に配される場合に前記光ファイバを保持し、前記光ファイバが受ける荷重の大きさを移動量に変換する荷重受け部を備え、
    前記空間部には、さらに、前記荷重受け部が変換する移動量と連動するトリガ機構部と、
    弾性体と接続され、前記トリガ機構部により係止されることで前記弾性体による押し出し力を蓄えるポンチと、
    前記ポンチを受けるための部材であるダイとが設けられ、
    前記破断構造部は、前記光ファイバが前記所定の大きさの荷重を受けたときに、前記荷重受け部により前記光ファイバが移動され、かつ、前記荷重受け部が変換する移動量に連動して前記トリガ機構部が引っ張られて前記ポンチの係止を開放することで、前記ポンチと前記ダイとで当該光ファイバの一部を挟む、
    請求項2または3に記載の照明装置。
  8. 前記破断構造部は、前記光ファイバが前記所定の大きさの荷重を受けたときに、前記ポンチと前記ダイとで挟まれた箇所近傍で当該光ファイバの一部を切断破断する、
    請求項7に記載の照明装置。
  9. 前記照明装置は、
    さらに、前記第2開口部に接続される空間に設けられ、前記一部が前記破断構造部に配される場合に前記光ファイバを保持し、前記光ファイバが受ける荷重の大きさを移動量に変換する荷重受け部を備え、
    前記空間部は、さらに、前記一部が前記破断構造部に配される場合に前記光ファイバの一部と接する突起部を有し、前記荷重受け部が変換する移動量と連動するポンチと、
    前記ポンチの前記突起部を受けるための部材であるダイとが設けられており、
    前記破断構造部は、前記光ファイバが前記所定の大きさの荷重を受けたときに、前記荷重受け部により前記光ファイバが移動され、かつ、前記荷重受け部が変換する移動量に連動して前記ポンチの前記突起部を前記ダイに受けさせる、
    請求項2または3に記載の照明装置。
  10. 前記破断構造部は、前記光ファイバが前記所定の大きさの荷重を受けたときに、前記突起部を前記ダイに受けさせることにより、前記突起部近傍で当該光ファイバの一部を切断破断する、
    請求項9に記載の照明装置。
  11. 前記破断構造部は、
    側面に第1開口部を有し、2つの端部のうちの第1端部側が塞がれており、かつ、前記第1端部で固定されている第1中空管と、
    側面に第2開口部を有し、かつ、前記光ファイバを保持して前記光ファイバが受ける荷重の大きさを移動量に変換する、前記第1中空管よりも径が大きい第2中空管とを備え、
    前記第1中空管は、前記第1端部と反対側が、前記第2中空管の端部のうち前記光ファイバを保持する端部とは反対の端部から挿入されており、
    前記第1開口部と前記第2開口部とは、対応する位置にあり、かつ、前記一部が前記破断構造部に配される場合に当該一部が経由され、
    前記破断構造部は、前記光ファイバが前記所定の大きさの荷重を受けたときに、前記第2中空管の位置を移動させることにより、前記第2開口部の位置を前記第1開口部と対応しない位置に移動させる、
    請求項1に記載の照明装置。
  12. 前記破断構造部は、前記光ファイバが前記所定の大きさの荷重を受けたときに、前記第2開口部の位置を前記第1開口部と対応しない位置に移動させることにより、前記第1開口部近傍で当該光ファイバの一部を切断破断する、
    請求項11に記載の照明装置。
  13. 前記光ファイバが設置される、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の照明装置。
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