JP2015065156A - ヒューズエレメント、ヒューズ素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】定格を向上させるために相当の大きさを備えたヒューズエレメントを用いつつ、絶縁性能を維持するヒューズ素子を提供する。
【解決手段】ヒューズエレメント2と、ヒューズエレメント2が収納される収納空間8と、ヒューズエレメント2の両端が導出される導出口7を備え、収納空間8においてヒューズエレメント2を中空で支持するケース3とを有し、収納空間8内には、導出口7に至る内壁面8aをヒューズエレメント2の溶断箇所12からの飛散物から遮蔽する遮蔽部10が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流経路上に実装され、定格を超える電流が流れた時に自己発熱により溶断し当該電流経路を遮断するヒューズエレメント及びヒューズ素子に関し、特に速断性に優れたヒューズエレメント、及び溶断後の絶縁性に優れたヒューズ素子に関する。
従来より、定格を超える電流が流れた時に自己発熱により溶断し、当該電流経路を遮断するヒューズエレメントが用いられている。ヒューズエレメントとしては、例えば、ハンダをガラス管に封入したホルダー固定型ヒューズや、セラミック基板表面にAg電極を印刷したチップヒューズ、銅電極の一部を細らせてプラスチックケースに組み込んだねじ止め又は差し込み型ヒューズ等が多く用いられている。
また、高電圧対応の電流ヒューズ素子としては、中空ケース内に消弧材を詰めたものや、放熱材の周りにヒューズエレメントを螺旋状に巻きつけてタイムラグを発生させるものがある。
特開2002−319345号公報
この種のヒューズエレメントを用いたヒューズ素子においては、搭載される電子機器やバッテリ等の高容量化、高定格化に伴い、電流定格の向上が求められている。また、ヒューズ素子においては、搭載される電子機器やバッテリ等の小型化に伴い、同様に小型化が求められている。
ここで、ヒューズ素子の定格を上げるためには、ヒューズエレメントの導体抵抗の低減と、電流経路の遮断時における絶縁性能とのバランスを取る必要がある。すなわち、電流をより多く流すためには、導体抵抗を下げる必要があり、よってヒューズエレメントの断面積を大きくする必要がある。一方、図19(A)(B)に示すように、電流経路の遮断の際には、発生するアーク放電によってヒューズエレメント80を構成する金属体80aが周囲に飛散し、新たに電流経路81が形成されるおそれがあり、ヒューズエレメントの断面積が大きくなるほど、そのリスクが高くなる。
また、従来の高電圧対応の電流ヒューズにおいては、消弧材の封入や螺旋ヒューズの製造といった、何れも複雑な材料や加工プロセスが必要とされ、ヒューズ素子の小型化や電流の高定格化といった面で不利である。
以上のように、定格を向上させるために相当の大きさを備えたヒューズエレメントを用いつつ、絶縁性能を維持することができ、かつ簡易な構成で小型化、製造工程の簡素化も実現できるヒューズ素子の開発が望まれている。
上述した課題を解決するために、本発明に係るヒューズ素子は、ヒューズエレメントと、上記ヒューズエレメントが収納される収納空間と、上記ヒューズエレメントの両端が導出される導出口を備え、上記収納空間において上記ヒューズエレメントを中空で支持するケースとを有し、上記収納空間内には、上記導出口に至る内壁面を上記ヒューズエレメントの溶断飛散物から遮蔽する遮蔽部が設けられているものである。
また、本発明に係るヒューズエレメントは、ケース内の収納空間に中空で支持されるとともに、上記ケースの導出口より両端が導出されるヒューズエレメントにおいて、上記ケースの上記導出口に至る内壁面を溶断飛散物から遮蔽する突出部が設けられているものである。
本発明によれば、収納空間内において、ヒューズエレメントを中空で支持する導出口に至る内壁面を遮るように遮蔽部が設けられているため、溶融導体が導出口に至る内壁面に連続して付着することを防止することができる。したがって、本発明によれば、ヒューズエレメントの溶融導体が導出口に至る内壁面に連続して付着することによって溶断されたヒューズエレメントの両端が短絡される事態を防止することができる。
図1は、本発明が適用されたヒューズ素子の外観斜視図である。 図2は、ヒューズエレメントを示す外観斜視図であり、(A)は低融点金金属層に高融点金属層を積層したもの、(B)は低融点金金属層を高融点金属層によって被覆したものを示す。 図3は、ケース内壁面に設けた突起からなる遮蔽部を備えたヒューズ素子を示す断面図である。 図4は、図3に示すヒューズ素子のケース筐体の内部を示す斜視図である。 図5は、図3に示すヒューズ素子において、ヒューズエレメントが溶断した状態を示す断面図である。 図6は、ヒューズエレメントに設けた突出部からなる遮蔽部を備えたヒューズ素子を示す断面図である。 図7は、図6に示すヒューズ素子に設けたヒューズエレメントを示す外観斜視図である。 図8は、図6に示すヒューズ素子において、ヒューズエレメントが溶断した状態を示す断面図である。 図9は、全周に亘って突出部を設けたヒューズエレメントを示す図であり。(A)は外観斜視図、(B)は平面図である。 図10は、ケース内壁面に設けた突起及びヒューズエレメントに設けた突出部からなる遮蔽部を備えたヒューズ素子を示す断面図である。 図11は、図10に示すヒューズ素子において、ヒューズエレメントが溶断した状態を示す断面図である。 図12は、本発明が適用されたヒューズエレメントの他の構成を示す斜視図である。 図13は、図12に示すヒューズエレメントを用いたヒューズ素子を示す断面図である。 図14は、参考例に係るヒューズ素子を示す断面図である。 図15は、接続部に複数の折曲部が形成されたヒューズエレメントを用いたヒューズ素子を示す断面図である。 図16は、端面21を閉塞したヒューズエレメントを用いたヒューズ素子を示す断面図である。 図17は、複数の溶断部を備えたヒューズエレメントを示す斜視図である。 図18は、線状のヒューズエレメントを示す斜視図である。 図19は、従来のヒューズ素子を示す断面図であり、(A)は可溶導体の溶断前、(B)は可溶導体の溶断後を示す。
以下、本発明が適用されたヒューズエレメント、ヒューズ素子について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがある。具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
本発明が適用されたヒューズ素子1は、図1に示すように、ヒューズエレメント2と、このヒューズエレメント2が収納されるケース3とを有する。ヒューズ素子1は、ヒューズエレメント2の両端がケース3の導出口7より導出され、ヒューズ素子1が組み込まれる回路の端子に接続され、これにより当該回路の電流経路の一部を構成する。
[ヒューズエレメント]
ヒューズエレメント2は、定格を超える電流が通電することによって自己発熱(ジュール熱)により溶断し、ヒューズ素子1が組み込まれた回路の電流経路を遮断するものである。ヒューズエレメント2は、自己発熱により速やかに溶断されるいずれの金属を用いることができ、例えば、Snを主成分とするPbフリーハンダ等の低融点金属を好適に用いることができる。
また、ヒューズエレメント2は、低融点金属と高融点金属とを含有してもよい。例えば、図2に示すように、ヒューズエレメント2は、内層と外層とからなる積層構造体として形成し、内層として低融点金属層2a、低融点金属層2aに積層(図2(A))され、あるいは低融点金属層2aを被覆する(図2(B))、外層として高融点金属層2bを有する。
低融点金属層2aは、好ましくは、Snを主成分とする金属であり、「Pbフリーハンダ」と一般的に呼ばれる材料である。低融点金属層2aの融点は、必ずしもリフロー炉の温度よりも高い必要はなく、200℃程度で溶融してもよい。高融点金属層2bは、低融点金属層2aの表面に積層された金属層であり、例えば、Ag若しくはCu又はこれらのうちのいずれかを主成分とする金属であり、ヒューズ素子1をリフロー炉によって実装する場合においても溶融しない高い融点を有する。
ヒューズエレメント2は、内層となる低融点金属層2aに、外層として高融点金属層2bを積層することによって、リフロー温度が低融点金属層2aの溶融温度を超えた場合であっても、ヒューズエレメント2として溶断するに至らず、また、低融点金属の流出を抑制し、ヒューズエレメント2の形状を維持することができる。したがって、ヒューズ素子1は、リフローによって効率よく実装することができる。
また、ヒューズエレメント2は、所定の定格電流が流れている間は、自己発熱によっても溶断することがない。そして、定格よりも高い値の電流が流れると、自己発熱によって溶融し、ヒューズ素子1を介して接続されている回路の電流経路を遮断する。このとき、ヒューズエレメント2は、溶融した低融点金属層2aが高融点金属層2bを浸食することにより、高融点金属層2bが溶融温度よりも低い温度で溶融する。したがって、ヒューズエレメント2は、低融点金属層2aによる高融点金属層2bの浸食作用を利用して短時間で溶断することができる。
また、ヒューズエレメント2は、内層となる低融点金属層2aに高融点金属層2bが積層されて構成されているため、溶断温度を従来の高融点金属からなるチップヒューズ等よりも大幅に低減することができる。したがって、ヒューズエレメント2は、同一サイズのチップヒューズ等に比して、断面積を大きくでき電流定格を大幅に向上させることができる。また、同じ電流定格をもつ従来のチップヒューズよりも小型化、薄型化を図ることができ、速溶断性に優れる。
また、ヒューズエレメント2は、ヒューズ素子1が組み込まれた電気系統に異常に高い電圧が瞬間的に印加されるサージへの耐性(耐パルス性)を向上することができる。すなわち、ヒューズエレメント2は、例えば100Aの電流が数msec流れたような場合にまで溶断してはならない。この点、極短時間に流れる大電流は導体の表層を流れることから(表皮効果)、ヒューズエレメント2は、外層として抵抗値の低いAgメッキ等の高融点金属層2bが設けられているため、サージによって印加された電流を流しやすく、自己発熱による溶断を防止することができる。したがって、ヒューズエレメント2は、従来のハンダ合金からなるヒューズに比して、大幅にサージに対する耐性を向上させることができる。
[製造方法]
ヒューズエレメント2は、低融点金属層2aの表面に高融点金属2bをメッキ技術を用いて成膜することにより製造できる。ヒューズエレメント2は、例えば、長尺状のハンダ箔の表面にAgメッキを施すことにより効率よく製造でき、使用時には、サイズに応じて切断することで、容易に用いることができる。
また、ヒューズエレメント2は、低融点金属箔と高融点金属箔とを貼りあわせることにより製造してもよい。ヒューズエレメント2は、例えば、圧延した2枚のCu箔、或いはAg箔の間に、同じく圧延したハンダ箔を挟んでプレスすることにより製造できる。この場合、低融点金属箔は、高融点金属箔よりも柔らかい材料を選択することが好ましい。これにより、厚みのばらつきを吸収して低融点金属箔と高融点金属箔とを隙間なく密着させることができる。また、低融点金属箔はプレスによって膜厚が薄くなるため、予め厚めにしておくとよい。プレスにより低融点金属箔がヒューズエレメント端面よりはみ出した場合は、切り落として形を整えることが好ましい。
その他、ヒューズエレメント2は、蒸着等の薄膜形成技術や、他の周知の積層技術を用いることによっても、低融点金属層2aに高融点金属層2bを積層することができる。
また、ヒューズエレメント2は、低融点金属層2aと高融点金属層2bとを交互に複数層形成してもよい。この場合、最外層としては、低融点金属層2aと高融点金属層2bのいずれでもよい。
また、ヒューズエレメント2は、高融点金属層2bを最外層としたときに、さらに当該最外層の高融点金属層2bの表面に酸化防止膜を形成してもよい。ヒューズエレメント2は、最外層の高融点金属層2bがさらに酸化防止膜によって被覆されることにより、例えば高融点金属層2bとしてCuメッキやCu箔を形成した場合にも、Cuの酸化を防止することができる。したがって、ヒューズエレメント2は、Cuの酸化によって溶断時間が長くなる事態を防止することができ、短時間で溶断することができる。
[ケース]
ヒューズエレメント2が収納されるケース3は、例えば、図1に示すように、上面が開口された筐体5と、筐体5の上面を覆う蓋体6とからなる。ケース3は、ヒューズ素子1が実装される回路の電極と接続されるヒューズエレメント2の両端を外方へ導出させる導出口7を有する。ケース3は、ヒューズエレメント2の両端を導出する導出口7を除き閉塞され、実装用ハンダ等の筐体5内への浸入を防止する。ケース3は、絶縁性、耐熱性、レジスト性を備えたエンジニアリングプラスチック等を用いて形成することができる。
ケース3は、筐体5の開口された上面側よりヒューズエレメント2を収納し、蓋体6によって閉塞することにより形成される。ケース3は、筐体5が蓋体6によって閉塞されることにより、ヒューズエレメント2が導出する導出口7が形成される。ヒューズエレメント2は、導出口7より両端が導出されることにより、ケース3内の収納空間8において中空で支持される。
導出口7によって両端が支持されるヒューズエレメント2は、定格を超える電流が流れると、自己発熱(ジュール熱)により、例えば電流方向の中間部が溶断し、ヒューズ素子1が組み込まれた回路の電流経路を遮断する。
[遮蔽部]
ヒューズ素子1は、ケース3の収納空間8内に、導出口7に至る内壁面8aをヒューズエレメント2の溶断飛散物から遮蔽する遮蔽部10が設けられている。遮蔽部10は、ケースの内壁面8a又はヒューズエレメント2、あるいはその両方に設けることができる。
[第1の形態]
第1の形態に係る遮蔽部10は、収納空間8を構成するケース3の内壁面8aに形成された突起11である。図3、図4に示すように、突起11は、ケース3の、ヒューズエレメント2の電流の流れる方向と直交する内壁面8aに形成される。すなわち、突起11は、収納空間8内において、ヒューズエレメント2を中空で支持する一対の導出口7、7間に亘る内壁面8aを遮るように立設される。
これにより、図5に示すように、突起11は、一面11aがヒューズエレメント2の溶断箇所12に対向し、反対側の他面11bが一面11aの影となり溶断箇所12から遮蔽される。したがって、ヒューズ素子1は、ヒューズエレメント2が溶断し、ケース3の内壁面8aに溶融導体13が飛散した場合にも、溶融導体13が突起11の一面11a側に付着し、一面11aの影となる他面11b側には付着しない。
そして、突起11は、収納空間8内において、ヒューズエレメント2を中空で支持する一対の導出口7、7間に亘る内壁面8aを遮るように立設されているため、溶融導体13が導出口7、7間に亘る内壁面8aに連続して付着することを防止することができる。したがって、ヒューズ素子1は、ヒューズエレメント2の溶融導体13が導出口7,7間に亘る内壁面8aに連続して付着することによって溶断されたヒューズエレメント2の両端が短絡される事態を防止することができる。
突起11は、内壁面8aに、ヒューズエレメント2を囲む全周にわたって形成されていることが好ましい。全周に亘って形成されることにより、突起11は、溶融導体13があらゆる方向に飛散した場合にも、導出口7、7間に亘る内壁面8aを遮り、溶断したヒューズエレメント2の両端の短絡を防止することができる。
また、突起11は、ヒューズエレメント2の溶断箇所12と離間した位置に形成されることが好ましい。溶断箇所12と近接した位置に形成された場合、突起11は、他面11bが一面11aによって十分に遮られず、溶断箇所12から飛散した溶融導体13が付着する恐れがある。ヒューズエレメント2は、ほとんどの場合、長手方向の中央部で溶断することから、突起11は、ヒューズエレメント2の長手方向の中央部よりも導出口7側へ偏倚した位置に形成することが好ましい。
これにより、突起11は、ヒューズエレメント2の溶断により飛散した溶融導体13が、溶断箇所12と対向する一面11aに付着し、一面11aの反対側の他面11bには付着しない。
また、突起11は、導出口7の近傍に設けるようにすれば、確実に他面11bへの溶融導体13の付着を防止でき、溶融導体13が導出口7,7間に亘る内壁面8aに連続して付着することによって溶断されたヒューズエレメント2の両端が短絡される事態を防止することができる。
また、突起11は、少なくとも一つ形成すればよいが、図3、図4に示すように、ケース3の内壁面8aに複数形成することが好ましい。突起11が、導出口7、7間に亘る内壁面8aに複数形成されることにより、溶融導体13の飛散が広範に及んでも確実に突起11の他面11bへの溶融導体13の付着を防止することができる。少なくとも一つの突起部11において、他面11bへの溶融導体13の付着が防止されれば、溶融導体13が導出口7、7間に亘る内壁面8aに連続して付着することを防止することができ、溶断したヒューズエレメント2の両端が短絡する事態を防止すことができる。
[第2の形態]
第2の形態に係る遮蔽部10は、ヒューズエレメント2に設けられた突出部16である。図6、図7に示すように、突出部16は、ヒューズエレメント2の溶断箇所12から、電流の流れる方向と直交するケース3の内壁面8a側に突出している。すなわち、突出部16は、収納空間8内において、ヒューズエレメント2の溶断箇所12から張り出すことで、ケース3の導出口7、7間に亘る内壁面8aの少なくとも一部が、溶断箇所12から遮蔽された突出部16の影となる。
これにより、図8に示すように、突出部16は、ヒューズエレメント2の溶断箇所12から突出することにより、背後の内壁面8aが影となり溶断箇所12から遮蔽される。したがって、ヒューズ素子1は、ヒューズエレメント2が溶断し、ケース3の内壁面8aに溶融導体13が飛散した場合にも、溶融導体13が突出部16に付着し、その影となる内壁面8aには付着しない。
そして、突出部16は、収納空間8内において、ヒューズエレメント2を中空で支持する一対の導出口7,7間に亘る内壁面8a側に突出して形成されているため、溶融導体13が導出口7、7間に亘る内壁面8aに連続して付着することを防止することができる。したがって、ヒューズ素子1は、ヒューズエレメント2の溶融導体13が導出口7,7間に亘る内壁面8aに連続して付着することによって溶断されたヒューズエレメント2の両端が短絡される事態を防止することができる。
突出部16は、図9に示すように、ヒューズエレメント2の全周に亘って形成されていることが好ましい。全周に亘って形成されることにより、突出部16は、溶融導体13があらゆる方向に飛散した場合にも、導出口7、7間に亘る内壁面8aを遮り、溶断したヒューズエレメント2の両端の短絡を防止することができる。
図9に示すヒューズエレメント2は、上下に折り曲げられることにより溶断箇所12から上下方向に第1の突出部16aが形成されるとともに(図9(A))、突出部16aよりも中央側が幅方向に狭小化されることにより溶断箇所12から側面方向に突出する第2の突出部16bが形成され(図9(B))、これにより、ヒューズエレメント2の全周に亘って突出部16が形成されている。また、図9に示すヒューズエレメント2は、幅方向に狭小化された中央部が高抵抗となり、定格を超えた大電流が流れた際の溶断箇所12となる。
また、突出部16も、突起11と同様に、ヒューズエレメント2の溶断箇所12と離間した位置に形成することが好ましい。溶断箇所12と近接した位置に形成された場合、突出部16は、溶断箇所12からケース3の内壁面8aを十分に遮ることができず、溶断箇所12から飛散した溶融導体13によって導出口7,7の間が短絡する恐れがある。ヒューズエレメント2は、ほとんどの場合、長手方向の中央部で溶断することから、突出部16は、ヒューズエレメント2の長手方向の中央部よりも導出口7側へ偏倚した位置に形成することが好ましい。
これにより、突出部16は、ヒューズエレメント2の溶融導体13の飛散方向に張り出すため、ヒューズエレメント2の溶断により飛散した溶融導体13が付着し、突出部16の影となる内壁面8aへの付着を防止することができる。
また、突出部16は、導出口7の近傍に設けるようにすれば、導出口7付近への溶融導体13の付着を防止でき、溶融導体13が導出口7,7間に亘る内壁面8aに連続して付着することによって溶断されたヒューズエレメント2の両端が短絡される事態を防止することができる。
また、突出部16は、溶断箇所12からヒューズエレメント2の上下方向に突出する第1の突出部16a及び溶断箇所12からヒューズエレメント2の幅方向に突出する第2の突出部16bを複数形成してもよい。突出部16が複数形成されることにより、溶融導体13の飛散が広範に及んでも確実に突出部16の影となる内壁面8aへの溶融導体13の付着を防止することができる。少なくとも一つの突出部16によって導出口7,7間に亘る溶融導体13の付着が防止されれば、溶断したヒューズエレメント2の両端が短絡する事態を防止すことができる。
[第3の形態]
ヒューズ素子1は、遮蔽部10として、上述したケース3の内壁面8aに設けた突起11、及びヒューズエレメント2に設けた突出部16の両方を備えるものであってもよい。
例えば、遮蔽部10は、図10、図11に示すように、ケース3の蓋体6に突起11を設けるとともに、ヒューズエレメント2の長手方向の両側を導出口7側に折り曲げることにより溶断箇所12から上方に突出する突出部16が設けられている。
突起11は、ヒューズエレメント2を中空で支持する一対の導出口7、7間に亘る蓋体6側の内壁面8aを遮るように立設される。突起11は、一面11aがヒューズエレメント2の溶断箇所12に対向し、反対側の他面11bが一面11aの影となり溶断箇所12から遮蔽される。したがって、図11に示すように、ヒューズ素子1は、ヒューズエレメント2が溶断し、ケース3の内壁面8aに溶融導体13が飛散した場合にも、溶融導体13が突起11の一面11a側に付着し、一面11aの影となる他面11b側には付着しないため、導出口7,7間に亘る内壁面8aに溶融導体13が連続して付着することによって溶断されたヒューズエレメント2の両端が短絡される事態を防止することができる。
また、突出部16は、ヒューズエレメント2の溶断箇所12から導出口7にかけて、電流の流れる方向と直交するケース3の上側に突出している。すなわち、突出部16は、収納空間8内において、ヒューズエレメント2の溶断箇所12から張り出すことで、ケース3の導出口7、7間に亘る筐体5の内壁面8aの少なくとも一部が、溶断箇所12から遮蔽された突出部16の影となる。
これにより、図11に示すように、突出部16は、ヒューズエレメント2の溶断箇所12より突出し、背後にある筐体5の内壁面8aが突出部16の影に入り溶断箇所12から遮蔽されるため、ヒューズエレメント2が溶断し、ケース3の内壁面8aに溶融導体13が飛散した場合にも、溶融導体13が突出部16に付着し、その影となる内壁面8aには付着しない。したがって、突出部16は、溶融導体13が導出口7、7間に亘る内壁面8aに連続して付着することを防止することができ、ヒューズエレメント2の溶融導体13が導出口7,7間に亘る筐体5の内壁面8aに連続して付着することによって溶断されたヒューズエレメント2の両端が短絡される事態を防止することができる。
[ヒューズエレメントの構成]
上述したように、ヒューズ素子1は、ヒューズエレメント2を、内層と外層とからなる積層構造体として形成し、内層となる低融点金属層2aを外層となる高融点金属層2bによって被覆したものを用いることができる(図2(B))。そして、ヒューズエレメント2は、低融点金属層2aの表面に高融点金属2bをメッキ技術を用いて成膜することにより製造できる。ヒューズエレメント2は、例えば、長尺状のハンダ箔の表面にAgメッキを施すことにより効率よく製造でき、使用時には、サイズに応じて切断することで、図2(B)に示すように、切断面には高融点金属層2bに取り囲まれた低融点金属層2aが露出される。
図12に示すように、ヒューズエレメント2は、この低融点金属層2aが高融点金属層2bに被覆された構造において、低融点金属層2aが露出する端面21が設けられ、この端面21が設けられた端部が、外部回路と接続される端子部22とされている。図13に示すように、端子部22は、ヒューズエレメント2がケース3に収納されると、導出口7より外部に導出される。また、端子部22は、ヒューズ素子1が実装されるプリント基板23のランド24上にハンダ等の接合材25を介して接続される接続部26を有する。なお、ランド24上にはソルダーレジスト層27が形成されている。
そして、端子部22は、端面21が接続部26から突出されている。これにより、ヒューズエレメント2は、接続部26がランド24に接続されたときにも、端面21の接合材25との接触が防止されている。したがって、ヒューズ素子1は、プリント基板23にリフロー等により加熱実装される際に、端面21に露出する低融点金属層2aが溶融した接合材25に接触することによって引き込まれ、流出することを防止できる。
すなわち、ヒューズエレメント2は、長尺状に形成されるとともに所定の長さに切断されることから、端面21に内層となる低融点金属層2aが露出されている。したがって、低融点金属層2aは、ヒューズ素子1の加熱実装時において溶融するため、図14に示すように、同じく溶融する接合材25と接触すると、濡れ性に優れるランド24上に引き込まれ、ヒューズエレメント2内から流出する恐れがある。低融点金属層2aが流出すると、ヒューズエレメント2は、形状を維持することが出来ず、断面積の狭小化に伴う抵抗値の上昇及び定格の変動、溶断特性や遮断時の絶縁特性の劣化等を招く恐れも生じる。
そこで、ヒューズエレメント2は、ランド24に接合材25を介して接続される接続部26から端面21を突出させることにより低融点金属層2aと接合材25とが接触することによる低融点金属の流出を防止する。これにより、ヒューズエレメント2は、形状の変動を防止でき、所定の定格、溶断特性及び絶縁特性を維持することができる。
ヒューズエレメント2は、端子部22の端面21を接続部26から少なくとも1回折り曲げることにより突出させてもよい。端面21を接続部26から少なくとも1回折り曲げることにより、接続部26がランド24に接続されたときにも低融点金属層2aと接合材25とが接触することを防止することができ、また、接合材25が端子部22を伝って端面21に到達した場合にも、折曲げ部28によって低融点金属の流出を最小限に抑えることができる。
また、ヒューズエレメント2は、端子部22の端面21を接続部26から複数回折り曲げることにより、端面21を接合材25から遮蔽してもよい。例えば、図15に示すように、ヒューズエレメント2は、端面21を接続部26から2回折り曲げることにより、ケース3の筐体5側に向けて、接合材25から遮蔽する。これにより、端面21から露出する低融点金属層2aが接合材25と接触することが防止されるとともに、低融点金属の流出を防止できる。
また、ヒューズエレメント2は、図16に示すように、端子部22の端面21を閉塞してもよい。図16に示すヒューズエレメント2は、例えば、端子部22の先端を熱プレスすることにより外層を構成する高融点金属層2bによって内層を構成する低融点金属層2aが閉塞される。端面21を閉塞する高融点金属層2bは、界面が所定の温度、圧力下でプレスされることにより一体化され、確実に低融点金属層2aの溶出を防止できる。なお、ヒューズエレメント2は、端面21に露出する低融点金属層2aが閉塞されていれば、閉塞する手段は熱プレスに限られない。
なお、ヒューズエレメント2は、図17に示すように、断面が狭小化された溶断部30を形成してもよい。溶断部30は、断面積が狭小化されることにより高抵抗化されている。したがって、ヒューズエレメント2は、溶断部30を形成することにより、溶断箇所を任意の部位に設定することができる。
溶断部30は、例えば、略矩形板状に形成するとともに、長手方向の中央部を打ち抜き、切除等により除去することにより形成することができる。また、溶断部30は、図17に示すように、ヒューズエレメント2の内側を打ち抜くことで複数形成してもよく、あるいはヒューズエレメント2の外縁部を打ち抜き、切除等により除去することにより一つだけ形成してもよい。
また、ヒューズエレメント2は、板状に形成する他にも、図18に示すように、線状に形成してもよい。線状のヒューズエレメント2は、例えば糸ハンダに電解メッキ法等によりAgメッキを施す等により効率よく形成することができる。そして、上述したように線状のヒューズエレメント2においても、端子部22を接続部26より突出させる、接続部26より折り曲げる、あるいは端面21を閉塞することにより、糸ハンダの溶出を防止することができる。また、線状のヒューズエレメント2の一部をカシメる等により断面積を狭小化することにより溶断部30を形成することができる。
1 ヒューズ素子、2 ヒューズエレメント、2a 低融点金属層、2b 高融点金属層、3 ケース、5 筐体、6 蓋体、7 導出口、8 収納空間、10 遮蔽部、11 突起、12 溶断箇所、13 溶融導体、16 突出部、21 端面、22 端子部、23 プリント基板、24 ランド、25 接合材、26 接続部、27 ソルダーレジスト層、28 折曲げ部、30 溶断部

Claims (27)

  1. ヒューズエレメントと、
    上記ヒューズエレメントが収納される収納空間と、上記ヒューズエレメントの両端が導出される導出口を備え、上記収納空間において上記ヒューズエレメントを中空で支持するケースとを有し、
    上記収納空間内には、上記導出口に至る内壁面を上記ヒューズエレメントの溶断飛散物から遮蔽する遮蔽部が設けられているヒューズ素子。
  2. 上記遮蔽部は、上記収納空間の、上記ヒューズエレメントの電流の流れる方向と直交する内壁面に形成された突起であり、
    上記突起は、上記ヒューズエレメントの溶断により飛散した上記溶断飛散物が、溶断箇所と対向する一面に付着し、上記一面の反対側の他面には付着しない請求項1記載のヒューズ素子。
  3. 上記突起は、上記内壁面の、上記ヒューズエレメントを囲む全周にわたって形成されている請求項2記載のヒューズ素子。
  4. 上記突起は、上記ヒューズエレメントの溶断箇所と離間した位置に形成されている請求項2又は3に記載のヒューズ素子。
  5. 上記突起は、上記導出口の近傍に設けられる請求項2〜4のいずれか1項に記載のヒューズ素子。
  6. 上記突起は、上記内壁面に複数形成されている請求項2〜5のいずれか1項に記載のヒューズ素子。
  7. 上記遮蔽部は、上記ヒューズエレメントに設けられ、該ヒューズエレメントの溶断箇所から、電流の流れる方向と直交する上記収納空間の内壁面側に突出した突出部であり、
    上記突出部は、上記ヒューズエレメントの溶融導体の飛散方向に張り出し、上記内壁面への付着を防止する請求項1記載のヒューズ素子。
  8. 上記突出部は、上記ヒューズエレメントの全周に亘って形成されている請求項7記載のヒューズ素子。
  9. 上記突出部は、上記ヒューズエレメントの溶断箇所と離間した位置に形成されている請求項7又は8に記載のヒューズ素子。
  10. 上記突出部は、上記導出口の近傍に設けられる請求項7〜9のいずれか1項に記載のヒューズ素子。
  11. 上記突出部は、上記ヒューズエレメントに複数形成されている請求項7〜10のいずれか1項に記載のヒューズ素子。
  12. 上記遮蔽部は、上記収納空間の、上記ヒューズエレメントの電流の流れる方向と直交する内壁面に形成された突起、及び、上記ヒューズエレメントに設けられ、該ヒューズエレメントの溶断箇所から、電流の流れる方向と直交する上記収納空間の内壁面側に突出した突出部であり、
    上記突起は、上記ヒューズエレメントの溶断により飛散した溶融導体が、上記溶断箇所と対向する一面に付着し、上記一面の反対側の他面には付着せず、
    上記突出部は、上記ヒューズエレメントの溶融導体の飛散方向に張り出し、上記内壁面への付着を防止する請求項1記載のヒューズ素子。
  13. ケース内の収納空間に中空で支持されるとともに、上記ケースの導出口より両端が導出されるヒューズエレメントにおいて、
    上記ケースの上記導出口に至る内壁面を溶断飛散物から遮蔽する突出部が設けられているヒューズエレメント。
  14. 上記突出部は、上記ヒューズエレメントの全周に亘って、連続又は断続的に形成されている請求項13記載のヒューズエレメント。
  15. 上記突出部は、上記ヒューズエレメントの溶断箇所と離間した位置に形成されている請求項13又は14に記載のヒューズエレメント。
  16. 上記突出部は、上記導出口の近傍に設けられる請求項13〜15のいずれか1項に記載のヒューズエレメント。
  17. 上記突出部が複数形成されている請求項13〜16のいずれか1項に記載のヒューズエレメント。
  18. 内層を低融点金属層とし、外層を高融点金属層とする請求項13〜17のいずれか1項に記載のヒューズエレメント。
  19. 上記低融点金属層が露出する端面が設けられ、上記端面が設けられた端部を外部回路と接続される端子部とする請求項18記載のヒューズエレメント。
  20. 上記端子部は、外部回路のランドに接続される接続部を有し、上記端面は上記接続部から突出されている請求項19記載のヒューズエレメント。
  21. 上記端子部は、外部回路のランドに接続される接続部を有し、上記端面は上記接続部から少なくとも1回折り曲げられている請求項19又は20に記載のヒューズエレメント。
  22. 上記端子部は、外部回路のランドに接続される接続部を有し、上記端面は閉塞されている請求項19〜21のいずれか1項に記載のヒューズエレメント。
  23. 上記ヒューズエレメントは、内層を低融点金属層とし、外層を高融点金属層とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のヒューズ素子。
  24. 上記低融点金属層が露出する端面が設けられ、上記端面が設けられた端部を外部回路と接続される端子部とする請求項23記載のヒューズ素子。
  25. 上記端子部は、外部回路のランドに接続される接続部を有し、上記端面は上記接続部から突出されている請求項24記載のヒューズ素子。
  26. 上記端子部は、外部回路のランドに接続される接続部を有し、上記端面は上記接続部から少なくとも1回折り曲げられている請求項24又は25に記載のヒューズ素子。
  27. 上記端子部は、外部回路のランドに接続される接続部を有し、上記端面は閉塞されている請求項24〜26のいずれか1項に記載のヒューズ素子。
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