JP2015064669A - 現金処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】障害の復旧手順における現金違算の発生を抑制する手段を提供する。【解決手段】操作者の操作により現金の処理を行う現金処理装置1において、前記処理中に障害が発生した際に、前記処理の内容を表す処理内容情報を取得する処理内容取得手段351と、前記処理内容情報に応じて前記障害の復旧後の操作を誘導する誘導文言を生成する誘導文言生成手段352と、を有する制御部35と、前記障害が発生したときに、前記誘導文言を報知するレシートプリンタ33とを備えた。【選択図】 図1

Description

本発明は、操作者の操作により、小売店等に設置されるレジスタで使用される釣銭用の現金の出金処理や、レジスタから回収した現金の入金処理、および現金の計数処理等の現金の処理を行う現金処理装置に関する。
従来の現金処理装置は、現金処理において障害が発生した際に、障害の種類を示す情報に基づいて障害復旧のための操作箇所の画像および障害復旧の操作手順を示すメッセージからなる複数の復旧操作誘導画面を表示部に段階的に表示して復旧作業を誘導するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−227906号公報(段落「0036」〜段落「0048」、図4〜図8)
しかしながら、上述した従来の技術においては、現金処理が現金の詰まり等の障害が発生して終了した場合、その障害の復旧手順において現金の扱い方法が分からず、操作者が現金の扱いを誤ってしまうと、装置が計数して管理する現金有高と、実際に収納庫に収納されている現金との間で不一致が生じる現金違算が発生してしまうという問題がある。
例えば、入金処理において、現金を投入口に投入して現金の計数が終了した後、現金の計数結果を確認して確認キーを押下すると計数した現金を収納庫に収納して当該入金処理を終了するところ、現金の計数中に現金の詰まりによる障害が発生した場合、現金の計数結果が確認されていないため、除去した現金は再度、投入口へ投入して現金の計数から行う必要があるが、操作者は除去した現金の扱い方法が分からず誤って収納庫に収納してしまうと現金違算が発生してしまう。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、障害の復旧手順における現金違算の発生を抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、操作者の操作により現金の処理を行う現金処理装置において、前記処理中に障害が発生した際に、前記処理の内容を表す処理内容情報を取得する処理内容取得手段と、前記処理内容情報に応じて前記障害の復旧後の操作を誘導する誘導文言を生成する誘導文言生成手段と、を有する制御部と、前記障害が発生したときに、前記誘導文言を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
このようにした本発明は、障害の復旧手順における現金違算の発生を抑制することができるという効果が得られる。
第1の実施例における現金処置装置の構成を示すブロック図 第1の実施例における現金処置装置の外観斜視図 第1の実施例における紙幣処理機および硬貨処理機の内部構成を示す概略側面図 第1の実施例における入金計数動作中の障害発生時のレシート印刷の説明図 第1の実施例における入金収納動作中の障害発生時のレシート印刷の説明図 第2の実施例における障害復旧手順の流れを示すフローチャート 第2の実施例における入金計数中の障害発生時のレシート印刷の説明図
以下、図面を参照して本発明による現金処理装置の実施例を説明する。
図2は第1の実施例における現金処置装置の外観斜視図である。
図2において、現金処理装置1は、例えばレジスタを使用する小売店等に設置され、操作者の操作により、レジスタで使用される釣銭用の現金の出金処理や、レジスタから回収した現金の入金処理、および現金の計数処理等の現金の処理を行うものであり、紙幣(現金)の入出金処理を行う紙幣処理機11、硬貨(現金)の入出金処理を行う硬貨処理機21を備え、それぞれ開閉可能な前扉12、22を有している。
この前扉12、22を開放することにより、操作者が紙幣処理機11および硬貨処理機21に触れることが可能になり、詰まった(以下、「ジャム」という。)紙幣または硬貨の現金を除去等することが可能になる。
紙幣処理機11には、その上面手前側に入出金口14が設けられている。硬貨処理機21の上面には硬貨の入金口24が設けられ、また硬貨処理機21は、正面所定の位置に出入可能な硬貨返却箱27、および硬貨出金箱29、リジェクト口23を有している。
31は紙幣処理機11の入出金口14の奥側に配置された報知手段としての操作表示部である。この操作表示部31は、各種の処理操作の案内、各種の処理のための入力画面や入力された情報、情報入力用のキー等を表示するLCD等による表示部上に、キー入力を行うためのタッチパネル等の操作部(入力部)を配置することにより構成されている。
32はカードリーダ(読取り手段)で、当該現金処理装置1の利用者であるレジ担当者が使用する図示しないレジカード(IDカード)や管理者が使用する図示しない管理者カード(IDカード)からカード情報を読取る機能を有している。
尚、レジカードは、レジ担当者が操作するレジスタに対応付けられており、このレジカードには、カードを特定するカード番号や、レジスタを特定するレジ番号等がカード情報として記録されている。また、管理者が保有する管理者カードには、管理者を特定する情報(識別情報)やカードを特定するカード番号等がカード情報として記録されている。
33は報知手段としてのレシートプリンタであり、レシート(明細票)を搬送する搬送機構、レシートに文字等を印刷する印刷機構等を備え、入出金処理の結果や、障害の復旧手順等の操作者および保守係員に報知する文言である誘導文言等を印刷するものである。ここで、障害とは、現金処理装置1に現金の詰まり等の異常が発生したことにより処理を継続して行うことができなくなった事象をいう。
図1は第1の実施例における現金処置装置の構成を示すブロック図である。
図1において、34は記憶部であり、この記憶部34には後述する制御部が実行する制御プログラムが格納されている他、硬貨および紙幣の入出金処理が行われる毎に、入出金された現金の有高を記憶する入出金カウンタ341を含め、進行中の処理の内容を表す処理内容情報や、現金の計数結果情報および処理の結果を表す処理結果情報が、入出金処理履歴として記憶されるものとなっている。なお、本実施例では、現金の計数結果情報は入出金カウンタ341を含むカウンタに記憶されるものとする。
また、この記憶部34は、レジカードや管理者用カードのカード情報、レジ担当者や管理者等の操作者のID番号および本人確認情報である暗証番号も互いに関連付けて登録する登録部として利用され、更にこの記憶部34には管理者がジャムした現金を除去する権限を持つ装置の操作者であることを示す情報もID番号および本人確認情報である暗証番号に関連付けられて登録されている。
35は記憶部34に格納された制御プログラムに基づいて、紙幣処理機11、硬貨処理機21、操作表示部31、カードリーダ32、およびレシートプリンタ33を含め、現金処理装置1全体の動作の制御を行う制御部であり、処理中に障害の発生を検知することができるものである。
この制御部35により、紙幣処理機11および硬貨処理機21で入出金処理が行われる毎に、入出金カウンタ341を含め、進行中の処理の内容を表す処理内容情報や、現金の計数結果情報および処理の結果を表す処理結果情報が、記憶部34の入出金処理履歴に書込まれて入出金処理履歴が更新されるものとなっている。
また、制御部35は、処理内容取得手段351および誘導文言生成手段352を備えている。この処理内容取得手段351は、現金の処理中に障害が発生した際に、その処理の内容を表す処理内容情報を記憶部34から取得するものである。また、誘導文言生成手段352は、処理内容取得手段351が取得した処理内容情報に応じて障害の復旧後の操作を誘導する誘導文言を生成するものである。
制御部35は、障害の発生を検知したとき、誘導文言生成手段352が生成した誘導文言をレシートプリンタ33でレシートに印刷、または操作表示部31の表示部に表示して操作者等に報知する。
本実施例では、記憶部34に記憶する処理内容情報は、現金処理装置1が行う処理の成否を表す情報も含み、誘導文言生成手段352は、処理内容取得手段351が取得した処理内容情報に基づいて処理が成立する前の誘導文言と、処理が成立した後の誘導文言とを異なる文言で生成する。
また、処理内容取得手段351は、処理を開始してから計数結果情報を記憶部34に記憶するまでの間は処理が成立していないことを表す処理内容情報を取得し、また計数結果情報を記憶部34に記憶した後は処理が成立したことを表す処理内容情報を取得する。
次に、紙幣処理機および硬貨処理機の詳細について説明する。図3は第1の実施例における紙幣処理機および硬貨処理機の内部構成を示す概略側面図である。
まず、紙幣処理機11について説明すると、紙幣処理機11は、図3に示したように、入出金口14と、紙幣鑑別部15と、一時保留部16と、複数の金種別紙幣カセット(金種別紙幣収納庫)17a、17b、17cと、紙幣回収カセット(紙幣回収庫)17dと、リジェクト紙幣カセット(リジェクト紙幣収納庫)18と、これらの間で紙幣を搬送ベルト等で挟持して搬送する搬送路19とを備えている。
ここで、入出金口14は、入金処理時に図示しないレジスタから回収した紙幣を一括して受け入れ、かつ入金処理時リジェクト紙幣を返却すると共に、出金処理時に釣銭としての紙幣を排出する部位(集積部)であって、この入出金口14には、受け入れた紙幣を1枚ずつ分離する図示しない分離部が設けられている。
紙幣鑑別部15は、入金処理時や出金処理時等に紙幣の金種等を鑑別すると共に鑑別した紙幣を金種毎に計数する機能を有しており、一時保留部16は、入金処理時に紙幣鑑別部15で鑑別計数された紙幣を集積して一時保留する部位(集積部)であり、この一時保留部16には、紙幣を繰出す図示しない繰出し手段が設けられている。
金種別紙幣カセット17a、17bはレジスタ用の釣銭準備金として使用する金種(例えば、五千円、千円)の紙幣を金種別に収納する収納庫であり、図3では金種別紙幣カセット17aを千円用、金種別紙幣カセット17bを5千円用として示している。
金種別紙幣カセット17cは、入金された万円紙幣を収納する収納庫であり、また、紙幣回収カセット17dは、入金処理時の売上金分の紙幣、および売上金の回収処理時に金種別紙幣カセット17a、17b、17cから繰出される売上金分の紙幣を収納して回収するための収納庫である。
リジェクト紙幣カセット18は、出金処理時等に紙幣鑑別部15でリジェクトと鑑別されたリジェクト紙幣を収納する収納庫であり、搬送路19は、紙幣を挟持して搬送する搬送ベルト等で構成されている。
一方、硬貨処理機21は、リジェクト口23と、入金口24と、硬貨鑑別部25と、一時保留部26と、硬貨返却箱27と、硬貨収納ホッパ(釣銭用硬貨収納カセット)28と、硬貨出金箱(硬貨出金カセット)29と、硬貨回収庫30とを備えている。
ここで入金口24は、レジスタから回収した硬貨を一括して受け入れる部位(集積部)で、受け入れた硬貨を1枚ずつ分離する図示しない分離部を有している。
硬貨鑑別部25は、分離部により分離された硬貨の金種等を鑑別すると共に鑑別した硬貨を金種毎に計数する機能を有している。一時保留部26は硬貨鑑別部25で鑑別計数された硬貨を一時保留する部位(収納庫)である。
硬貨返却箱27は、計数処理時の計数後の硬貨や、入金処理時のリジェクト硬貨、および入金取消により顧客に返却する硬貨を集積して返却する集積部である。
硬貨収納ホッパ28は、レジスタで釣銭として使用する硬貨を金種別に収納するカセット(収納庫)であり、入金処理時に硬貨鑑別部25で正常と鑑別された硬貨を収納し、釣銭出金時にはこの硬貨収納ホッパ28から硬貨が繰出される。
硬貨出金箱29は、硬貨収納ホッパ28から繰出された硬貨を集積して出金するためのカセットであり、硬貨回収庫30は精算集計時に硬貨収納ホッパ28はから売上金の分の硬貨を移動して収納するカセット(収納庫)である。リジェクト口23は、入金処理時にリジェクト硬貨を排出する部位である。
尚、硬貨返却箱27と、硬貨収納ホッパ28と、硬貨出金箱29と、硬貨回収庫30
は、金種毎に分けて硬貨を集積、収納できるように内部が区切られている。
また、入金口24と硬貨鑑別部25との間には分離部により分離された硬貨を搬送する搬送ベルト等による搬送路が設けられ、硬貨収納ホッパ28と硬貨出金箱29および硬貨回収庫30との間には、硬貨収納ホッパ28から繰出される硬貨を硬貨出金箱29と硬貨回収庫30のいずれかに導く振分け手段と、通過する硬貨を金種毎に計数する計数手段が設けられている。
次に、現金処理装置が行う紙幣および硬貨の各種処理の動作を図1、図2および図3に基づいて説明する。
尚、以下に説明する各部の動作は、記憶部34に格納された制御プログラムに基づいて制御部35により制御されるものとし、その制御については、必要な場合を除いて省略する。
本現金処理装置1は、レジで使用する釣銭の出金、レジから回収した現金(紙幣および硬貨)の入金、現金の計数、釣銭の補充、現金の抜き取り、精算集計、売上金の回収等の処理(取引)を行う機能を有している。
まず、レジで使用する釣銭の出金処理について説明すると、操作者がレジカードや管理者カードのカード情報をカードリーダ32で読み取らせる。その後、操作表示部31でID番号および暗証番号を入力すると、制御部35はその入力されたカード情報、ID番号および暗証番号を、記憶部34に登録されているカード情報、ID番号および暗証番号と照合して、カードの正当性の確認と本人確認を行う。
この照合によりカードの正当性と、操作者が本人であること、つまり正当な操作者であることが確認されると、操作表示部31にメニュー画面を表示する。
このメニュー画面で操作者が「釣銭出金」を選択して入力すると、「金種と枚数パターンの出金」、もしくは「任意の金種と枚数を指定する出金」を選択するサブメニュー画面を表示する。この場合の「金種と枚数パターンの出金」とは、前記のカード情報に対応付けられて予め記憶部34に登録された金種と枚数の組み合わせによる出金である。
操作者がサブメニュー画面で「金種と枚数パターンの出金」を選択すると、紙幣処理機11の金種別紙幣カセット17a、17bから千円と五千円の紙幣が繰出され、また硬貨処理機21の硬貨収納ホッパ28から硬貨が繰り出される。また、「任意の金種と枚数を指定する出金」を選択した場合は、金種と枚数を入力する画面を表示し、この画面で金種と枚数を入力すると、その入力に従って紙幣処理機11の金種別紙幣カセット17a、17bから紙幣が繰出され、また硬貨処理機21の硬貨収納ホッパ28から硬貨が繰り出される。
紙幣処理機11の金種別紙幣カセット17a、17bから繰出された紙幣は搬送路19により紙幣鑑別部15に搬送され、金種の鑑別が行われる。その結果、金種が確定した紙幣は計数された後、搬送路により入出金口14に搬送され、集積される。金種不明などによりリジェクトと鑑別された紙幣は搬送路19によりリジェクト紙幣カセット18に搬送されて収納される。
硬貨処理機21の硬貨収納ホッパ28から繰り出された硬貨は、硬貨出金箱29に送られ、その途中で金種毎に計数された後、硬貨出金箱29に収納される。
このようにして指定された枚数分の紙幣が入出金口14に集積されると、入出金口14に設けられているシャッタが開かれて操作者に紙幣が出金され、また、指定された枚数分の硬貨が硬貨出金箱29に収納されると、この硬貨出金箱29が操作者により硬貨処理機21から引き出されて硬貨の取出しが行われる。
この出金処理の処理結果は、制御部35により記憶部34の入出金処理履歴に書込まれ、またレシートプリンタ33によりレシート用紙に印刷され、操作者に排出される。
なお、釣銭の出金処理の場合は、出金した現金が入出金口14および硬貨出金箱29にすべて搬送された時点で入出金カウンタ341が更新される。
次に、レジから回収した現金(紙幣および硬貨)の入金処理について説明する。操作者がレジカードや管理者カードのカード情報をカードリーダ32で読み取らせ、前記出金処理の場合と同様に、カードの正当性の確認と本人確認を行うと、操作表示部31にメニュー画面を表示する。
このメニュー画面で操作者が「売上入金」を選択して入力すると、紙幣処理機11の入出金口14に設けられているシャッタおよび硬貨処理機21の入金口24に設けられているシャッタが開かれ、操作表示部31に紙幣および硬貨の入金誘導画面を表示する。
この画面に従って操作者がレジから回収した紙幣および硬貨を入出金口14および入金口24にそれぞれ投入する。この場合の紙幣および硬貨は売上金と釣銭の合計である。
紙幣処理機11の入出金口14に投入された紙幣は図示しない分離部により一枚ずつ分離されて繰り出され、搬送路19により紙幣鑑別部15に搬送されて鑑別が行われる。その結果、正常と鑑別された紙幣は金種毎に計数された後、搬送路により一時保留部16に搬送され、集積される。金種不明などによりリジェクトと鑑別された紙幣は搬送路19により入出金口14に戻され、投入された紙幣とは区分して集積される。
また、硬貨処理機21の入金口24に投入された硬貨は図示しない分離部により一枚ずつ分離されて繰り出され、硬貨鑑別部25に搬送されて鑑別が行われる。その結果、正常と鑑別された硬貨は計数された後、一時保留部26に送られ、集積される。金種不明などによりリジェクトと鑑別された硬貨はリジェクト口23に排出され、操作者に返却される。
入出金口14に投入されたすべての紙幣が一時保留部16および入出金口14に集積されると、入出金口14にリジェクト紙幣がある場合は、シャッタを開いて操作者に返却する。また、入金口24に投入されたすべての硬貨のうちの正常な硬貨が一時保留部26にすべて集積する。
その後、操作表示部31に紙幣および硬貨の計数結果を表示し、それを見て操作者が操作表示部31で入金承認の入力を行うと、記憶部34の入出金カウンタ341に計数した現金の枚数や金額を計数結果情報として加算して記憶し、一時保留部16から紙幣が1枚ずつ繰り出される。繰り出された紙幣は搬送路19により紙幣鑑別部15に搬送されて金種の鑑別が行われ、その鑑別結果に応じて金種別紙幣カセット17a、17b、17cに搬送され、収納される。
その際、制御部35により今回の入金額の合計から該当レジの釣銭出金額の合計を差引くことで売上金が算出され、その売上金の金額の範囲内で高額の紙幣(例えば、1万円紙幣)を優先して回収カセット10に収納する。
尚、紙幣鑑別部15でリジェクトと鑑別された紙幣は、搬送路19によりリジェクト紙幣カセット18に搬送されて収納される。
また、硬貨処理機21の一時保留部26に集積された硬貨は、硬貨収納ホッパ28に送られ、金種別に収納される。
この入金処理の処理結果は、制御部35により記憶部34の入出金処理履歴に書込まれ、またレシートプリンタ33によりレシート用紙に印刷され、操作者に排出される。
本実施例では、入出金口14に投入されたすべての紙幣が一時保留部16および入出金口14に集積された後、操作表示部31に紙幣および硬貨の計数結果を表示し、それを見た操作者が操作表示部31で入金承認の入力を行う前までを入金処理の「計数動作」といい、また、操作者が操作表示部31で入金承認の入力を行い、記憶部34の入出金カウンタ341に計数した現金の枚数や金額が加算されて記憶され、一時保留部16から紙幣が1枚ずつ繰り出され、繰り出された紙幣が、搬送路19により紙幣鑑別部15に搬送されて金種の鑑別が行われ、その鑑別結果に応じて金種別紙幣カセット17a、17b、17cに搬送され、収納される動作を「収納動作」という。
また、操作者が操作表示部31で入金承認の入力を制御部35が検知した時点で入金処理が成立したものとして記憶部34の入出金カウンタ341に計数した現金の枚数や金額を加算し、現金処理装置1内に計数した現金が収納されたものとする。
次に、現金(紙幣および硬貨)の計数処理について説明する。操作者がレジカードや管理者カードのカード情報をカードリーダ32で読み取らせ、前記出金処理の場合と同様に、カードの正当性の確認と本人確認を行うと、操作表示部31にメニュー画面を表示する。
このメニュー画面で操作者が「計数」を選択して入力すると、紙幣処理機11の入出金口14に設けられているシャッタおよび硬貨処理機21の入金口24に設けられているシャッタが開かれ、操作表示部31に紙幣および硬貨の入金誘導画面を表示する。
この画面に従って操作者が紙幣および硬貨を入出金口14および入金口24にそれぞれ投入する。
紙幣処理機11の入出金口14に投入された紙幣は図示しない分離部により一枚ずつ分離されて繰り出され、搬送路19により紙幣鑑別部15に搬送されて鑑別が行われる。その結果、正常と鑑別された紙幣は金種毎に計数された後、搬送路により一時保留部16に搬送され、集積される。金種不明などによりリジェクトと鑑別された紙幣は搬送路19により入出金口14に戻され、投入された紙幣とは区分して集積される。
また、硬貨処理機21の入金口24に投入された硬貨は図示しない分離部により一枚ずつ分離されて繰り出され、硬貨鑑別部25に搬送されて鑑別が行われる。その結果、正常と鑑別された硬貨は計数された後、一時保留部26に送られ、集積される。金種不明などによりリジェクトと鑑別された硬貨は硬貨返却箱27に送られ収納される。
入出金口14に投入されたすべての紙幣が一時保留部16および入出金口14に集積されると、入出金口14にリジェクト紙幣がある場合は、シャッタを開いて操作者に返却する。また、入金口24に投入されたすべての硬貨が一時保留部26および硬貨返却箱27に集積、収納されると、硬貨返却箱27が操作者により硬貨処理機21から引き出されてリジェクト硬貨の取出しが行われる。
その後、操作表示部31に紙幣および硬貨の計数結果を表示し、それを見て操作者が操作表示部31で確認入力を行うと、一時保留部16から紙幣が1枚ずつ繰り出される。繰り出された紙幣は搬送路19により入出金口14に搬送されて集積され、すべての紙幣が入出金口14に搬送されて集積されると、シャッタを開いて紙幣を操作者に返却する。
また、一時保留部26に集積された硬貨は硬貨返却箱27に送られて収納され、この硬貨返却箱27が操作者により硬貨処理機21から引き出されて硬貨の取出しが行われることで返却される。
そして、計数結果がレシートプリンタ33によりレシート用紙に印刷され、操作者に排出される。
次に、現金(紙幣および硬貨)の補充処理(釣銭補充処理)について説明する。操作者がレジカードや管理者カードのカード情報をカードリーダ32で読み取らせ、前記出金処理の場合と同様に、カードの正当性の確認と本人確認を行うと、操作表示部31にメニュー画面を表示する。
このメニュー画面で操作者が「補充」を選択して入力すると、紙幣処理機11の入出金口14に設けられているシャッタおよび硬貨処理機21の入金口24に設けられているシャッタが開かれ、操作表示部31に紙幣および硬貨の入金誘導画面を表示する。以後入金処理の場合と同様の処理が行われる。
次に、現金(紙幣および硬貨)の抜き取り処理について説明する。この現金の抜き取り処理は、現金精査のために金種別紙幣カセット17a、17b、17c内のすべての紙幣、および硬貨収納ホッパ28内のすべての硬貨を入出金口14や硬貨出金箱29に集積、収納して抜き取るもので、その手順は前記の出金処理の場合と同様である。
次に、管理者が行う精算集計処理について説明する。管理者が管理者カードのカード情報をカードリーダ32で読み取らせ、前記出金処理の場合と同様に、カードの正当性の確認と本人確認を行うと、操作表示部31にメニュー画面を表示する。
このメニュー画面で操作者が「精算集計」を選択して入力すると、制御部は記憶部34の入出金処理履歴を検索し、前回の精算集計から今回の精算集計までの入金と出金の処理内容を集計して、入金の合計から出金の合計を差引いた売上額を算出する。
そして、算出した売上額を操作表示部31のメニュー画面に表示し、レシートプリンタ33によりレシート用紙に売上額を印刷して、管理者に排出する。
次に、売上金の回収処理について説明する。操作者がレジカードや管理者カードのカード情報をカードリーダ32で読み取らせ、その後、前記出金処理の場合と同様に、カードの正当性の確認と本人確認を行うと、操作表示部31にメニュー画面を表示する。
このメニュー画面で操作者が「売上金の回収」を選択して入力すると、制御部35は売上金の金額から既に回収カセットに収納した金額を差引いて売上金の移動額を算出する。その移動額分について、紙幣は高額紙幣を優先して金種別紙幣カセット17a、17b、17cから紙幣を繰出し、搬送路19により回収カセット10に搬送して収納する。硬貨についても高額の硬貨を優先して硬貨収納ホッパ28から繰出し、硬貨回収庫30に収納する。
こうして移動額分の紙幣および硬貨を回収カセット10と硬貨回収庫30に移動した後、操作者が前扉12、22を開いて回収カセット10と硬貨回収庫30と取り出す。そして、空の回収カセット10と硬貨回収庫30を装着して回収処理を終了するが、操作者は回収した現金を金融機関等に売上金として入金する。
このような現金処理装置1では、操作者によって利用する処理の権限が設定されており、その権限がレジカードや管理者カードのID等に関連づけられて記憶部34に記憶されている。
また、現金処理装置1では、処理(取引)メニューが多く、メニュー画面が複数画面に分かれる。そのため、操作性を考慮してIDカード毎に登録される権限ごとに頻度の高いメニューキーが最初の画面になるようにメニュー画面を切替えている。また、特定の処理しか使用できない権限の場合は、必要なキーのみを拡大表示するようにして視認性や操作性を向上させている。
また、セキュリティー性を考慮して、電源オフ中に前扉12、22が開かれた場合は、不正があったことを示すポップアップ画面やブザーで警告するようになっている。
更に、紙幣処理機11の入出金口14、一時保留部16、金種別紙幣カセット17a、17b、17c、紙幣回収カセット17d、リジェクト紙幣カセット18、搬送路19の必要個所には紙幣を検知する図示しないセンサが設けられており、制御部35はそれらのセンサの出力信号に基づいて紙幣のジャムを検出するものとなっている。
また、硬貨処理機21の入金口24や搬送路の必要個所にも硬貨を検知する図示しないセンサが設けられており、制御部35はそれらのセンサの検知信号(出力信号)に基づいて硬貨のジャムを検出するものとなっている。
上述した構成の作用について説明する。
本実施例では、現金処理装置が各処理の動作において障害の発生を検知した場合、処理の進行状況に応じてその障害の復旧手順における現金の取り扱い方法をレシートに印刷し、操作者が適切に現金を取扱うように誘導する。
現金処理装置が行う障害発生時のレシート印刷を図1、図2および図3に基づいて説明する。なお、本実施例では、入金処理において、紙幣が入出金口14に投入され、その紙幣の搬送中に紙幣ジャムの障害が発生した場合のレシート印刷を説明するものとする。
現金処理装置1の制御部35は、上述した入金処理を行い、その入金処理の動作において紙幣ジャムを検出すると、紙幣ジャムが紙幣の計数動作中で発生したのか、または収納動作中で発生したのかを判定する。これは、入金処理の計数動作中で発生した障害と、収納動作中で発生した障害とでは、紙幣が装置内のものか否かの違いにより、紙幣の取扱方法が異なるからである。
また、入金処理は、入金処理を開始してから計数結果情報を記憶部34に記憶するまでの間の現金を計数する計数動作と、計数結果情報を記憶部34に記憶した後の計数した現金を収納庫に収納する収納動作とから構成されている。
まず、紙幣ジャムが紙幣の計数動作中で発生した場合を説明する。
制御部35は、入金処理において、入出金口14に投入されたすべての紙幣が一時保留部16および入出金口14に集積し、その後、操作表示部31に紙幣および硬貨の計数結果を表示し、それを見て操作者による操作表示部31で入金承認の入力を検知するまでの間に、紙幣ジャムの発生を検知すると、紙幣の計数動作中で紙幣ジャムが発生したと判定する。
これは、制御部35は、操作表示部31で入金承認の入力を検知すると、記憶部34の入出金カウンタ341に計数した現金の枚数や金額を計数結果情報として加算して記憶するため、操作表示部31で入金承認の入力を検知するまでの間に、紙幣ジャムの発生を検知した場合、紙幣の計数動作中で紙幣ジャムが発生したと判定する。
ここで、紙幣の計数動作中で紙幣ジャムが発生した場合、正常な紙幣は、一時保留部16に集積され、または入出金口14に集積されたままとなっており、また紙幣ジャムの要因となった異常な紙幣等は入出金口14と一時保留部16との間の搬送路19に残留した状態となっており、まだ投入された現金の計数結果が確定せず、未計数の現金が存在する状態である。
このように、計数動作は、入出金口14に投入された現金を一時保留部16に搬送する間に現金を計数する動作であるため、計数動作で障害が発生したとき、除去する現金は、入出金口14および一時保留部16に存在する現金、並びに入出金口14と一時保留部16との間に存在する現金である。
紙幣の計数動作中に紙幣ジャムが発生したと判定した制御部35は、その計数動作を停止し、レシートプリンタ33により、入金計数動作中の障害発生時のレシートを印刷し、操作者に排出する。
入金計数動作中の障害発生時のレシートは、例えば図4(a)に示すレシート41であり、投入した現金の枚数42と、投入した現金の金額43と、投入した現金の合計金額と回数44と、障害内容を表す障害コード45と、操作者に対する現金の取り扱い方法46とで構成されたものである。
現金の取り扱い方法46に、例えば「アドバイス 障害復旧後、除去した現金は再度、売上入金で投入してください」等の文言を印刷することにより、搬送路19から除去した紙幣並びに一時保留部16および入出金口14に残っている紙幣を再度、入出金口14に投入して入金処理を行うことを操作者に報知する。なお、ジャムした紙幣は新たな紙幣に交換するものとする。
このように、入金計数動作中に障害の発生を検知した制御部35は、記憶部34の入出金カウンタ341に計数した現金の枚数や金額を加算して記憶していないため、搬送路19から除去した紙幣並びに一時保留部16および入出金口14に残っている紙幣を再度、入出金口14に投入して計数動作を含む入金処理を行うことを操作者に報知し、現金の取り扱いを適切に誘導するようにしている。なお、一時保留部16に残っている紙幣は、障害復旧時の返却処理で入出金口14まで搬送するものとする。
本実施例では、入金処理において、1回目に200枚の万円紙幣を投入し、2回目に100枚の万円紙幣を投入した場合であって、2回目に投入した紙幣の計数動作中に紙幣ジャムが発生したとき、制御部35は図4(a)に示す障害発生時のレシート41を印刷する。
続いて、操作者が搬送路19から除去した紙幣並びに一時保留部16および入出金口14に残っている紙幣を再度、入出金口14に投入して入金処理を行い正常に終了すると、制御部35は図4(b)に示すレシート41bを印刷する。
次に、紙幣ジャムが紙幣の収納動作中で発生した場合を説明する。
制御部35は、入金処理において、入出金口14に投入されたすべての紙幣が一時保留部16および入出金口14に集積し、操作表示部31に紙幣および硬貨の計数結果を表示し、それを見て操作者による操作表示部31で入金承認の入力を検知した後に、紙幣ジャムの発生を検知すると、紙幣の収納動作中に紙幣ジャムが発生したと判定する。
これは、制御部35は、操作表示部31で入金承認の入力を検知すると、記憶部34の入出金カウンタ341に計数した現金の枚数や金額の計数結果情報を加算して記憶するため、操作表示部31で入金承認の入力を検知した後に、一時保留部16と金種別紙幣カセット17a、17b、17cとの間の搬送路19で紙幣ジャムの発生を検知した場合、紙幣の収納動作中に紙幣ジャムが発生したと判定する。
ここで、紙幣の収納動作中に紙幣ジャムが発生した場合、正常な紙幣は、金種別紙幣カセット17a、17b、17cに搬送されて収納され、または一時保留部16に集積されたままとなっており、また紙幣ジャムの要因となった異常な紙幣等は一時保留部16と金種別紙幣カセット17a、17b、17cとの間の搬送路19に残留した状態となっている。
このように、収納動作は、一時保留部16に集積された現金を収納庫としての金種別紙幣カセット17a、17b、17cに収納する動作であるため、収納動作で障害が発生したとき、除去する現金は、一時保留部16に存在する現金、並びに一時保留部16と収納庫としての金種別紙幣カセット17a、17b、17cとの間に存在する現金である。
紙幣の収納動作中に紙幣ジャムが発生したと判定した制御部35は、その収納動作を停止し、レシートプリンタ33により、入金収納動作中の障害発生時のレシートを印刷し、操作者に排出する。
入金収納動作中の障害発生時のレシートは、例えば図5に示すレシート51であり、投入した現金の枚数52と、投入した現金の金額53と、投入した現金の合計金額と回数54と、障害内容を表す障害コード55と、操作者に対する現金の取り扱い方法56とで構成されたものである。
現金の取り扱い方法56に、例えば「アドバイス 収納済み現金扱いとなっている為、障害復旧後、除去した現金は釣銭補充で投入してください」等の文言を印刷することにより、搬送路19から除去した紙幣および一時保留部16に残っている紙幣を入出金口14に投入して補充処理を行うことを操作者に報知する。
このように、入金収納動作中に障害の発生を検知した制御部35は、記憶部34の入出金カウンタ341に計数した現金の枚数や金額を加算して記憶されているため、搬送路19から除去した紙幣および一時保留部16に残っている紙幣を入出金口14に投入して補充処理を行うことを操作者に報知し、現金の取り扱いを適切に誘導するようにしている。なお、一時保留部16に残っている紙幣は、障害復旧時の返却処理で入出金口14まで搬送するものとする。
本実施例では、入金処理において、1回目に200枚の万円紙幣を投入し、2回目に100枚の万円紙幣を投入した場合であって、2回目に投入した紙幣の収納動作中に紙幣ジャムが発生したとき、制御部35は図5(a)に示す障害発生時のレシート51を印刷する。
続いて、操作者が搬送路19から除去した紙幣および一時保留部16に残っている紙幣を入出金口14に投入して補充処理を行い正常に終了すると、制御部35は図5(b)に示すレシート51bを印刷する。なお、補充処理では入出金カウンタ341は更新されない。
このように、制御部35は、状態取得手段351により取得した処理の進行状態に基づいて、誘導文言生成手段352により障害発生後の操作者の操作を誘導する文言を生成し、レシートに印刷して操作者に報知するようにしたことにより、操作者は障害復旧後の操作を正確に行うことができるようになり、除去した現金の扱いを誤ることによる現金違算の発生を抑制することができる。
以上説明したように、第1の実施例では、障害発生後の操作者の操作を誘導する文言をレシートに印刷して操作者に報知するようにしたことにより、操作者は障害復旧後の操作を正確に行うことができるようになり、除去した現金の扱いを誤ることによる現金違算の発生を抑制することができるという効果が得られる。
第2の実施例では、図1に示す現金処理装置1の制御部35は、警備会社による運用(警送運用)の場合のレシート印刷機能を備えており、操作者および警送隊員(保守係員)へのそれぞれの報知文言をレシートに印刷して排出するようにしている。
これは、警備会社による警送運用の場合、現金処理装置1の障害復旧を警送隊員が実施するが、現金処理装置1の設置場所に警送隊員が到着したとき、障害発生時に印刷されるレシートが存在しない場合や障害発生時の操作者が現場から離れてしまい、警送隊員が障害復旧のために行うべき操作がわからないという問題がある。
そこで、第2の実施例では、現金処理装置1の制御部35は、警備会社による警送運用の場合のレシート印刷機能を操作表示部31に表示する「隊員メニュー」の「再印字」の操作ボタン(誘導文言を再報知する指示操作を受付ける操作部)を備え、「再印字」の操作ボタンの押下を受付けると操作者および警送隊員へのそれぞれの報知文言(アドバイス)をレシートに印刷して排出し、再報知するようにしている。
なお、第2の実施例の構成は、上述した第1の実施例と同様なので同一の符号を付してその説明を省略する。
上述した構成の作用について説明する。
まず、現金処理装置で障害が発生した場合の復旧手順を図6の第2の実施例における障害復旧手順の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって、図1、図2および図3を参照しながら説明する。
S1:現金処理装置1において、「売上入金」の入金処理の計数動作中に紙幣ジャム等の障害が発生するものとする。なお、入金処理の計数動作中に発生する紙幣ジャム等の障害は第1の実施例で説明したものと同様のものである。
S2:操作者(お客様)は、現金処理装置1のレシートプリンタ33により印刷された入金収納動作中の障害発生時のレシートの報知文言に従って、警送隊員を呼び出す。
入金収納動作中の障害発生時のレシートは、例えば図7に示す入金収納動作中の障害発生時のレシート71であり、レシートプリンタ33は、操作者への報知文言76に、「お客様アドバイス ヘルプデスクにコールしてください 復旧後、除去(返却)された現金は、再度、売上入金で投入してください」等の文言を印刷する。
ここで、制御部35は、入金収納動作中の障害発生時のレシートに印刷した内容を記憶部34に記憶しておき、S7において「再印字」が選択された場合、再度、入金収納動作中の障害発生時のレシートを印刷できるようにする。
S3:操作者は、操作表示部31を操作して障害画面を表示させる。
S4:操作者は、障害発生時のレシートの報知文言に従い、障害画面を表示した操作表示部31を操作してヘルプデスクにコールし、警送隊員を呼び出す。
S5:現金処理装置1の設置場所に到着した警送隊員は、操作表示部31に表示された障害画面の誘導に従ってジャム紙幣の除去等を行う。
S6:ジャム紙幣の除去等を行った警送隊員は、操作表示部31に表示された障害画面の「復旧」ボタンを押下して障害を復旧させる。
S7:警送隊員は、操作表示部31に表示されたメニュー画面から「再印字」を選択し、S2において印刷されたレシートと同一内容の入金収納動作中の障害発生時のレシートを再度印刷させる。
制御部35は、記憶部34に記憶しておいた入金収納動作中の障害発生時のレシートの印刷内容を記憶部34から読み出し、レシートプリンタ33により、入金収納動作中の障害発生時のレシートを再印刷する。
入金収納動作中の障害発生時のレシートは、例えば図7に示す入金収納動作中の障害発生時のレシート71であり、レシートプリンタ33は、警送隊員への報知文言77に、「隊員アドバイス 障害復旧後、除去した現金はお客様に返却してください」等の文言を印刷する。
S8::警送隊員は、印刷された入金収納動作中の障害発生時のレシートの報知文言に従って除去した現金を操作者に返却または装置内に保管する。
本実施例では、入金収納動作中の障害発生であるため、入金処理は成立していないので、警送隊員は、除去した現金を操作者に返却し、操作者は返却された現金を再度入金処理するものとする。
このように、制御部35は、状態取得手段351により取得した処理の進行状態に基づいて、誘導文言生成手段352により障害発生後の操作者および警送隊員の操作を誘導する文言を生成し、レシートに印刷して操作者および警送隊員に報知するようにしたことにより、操作者および警送隊員は障害復旧後の操作を正確に行うことができるようになり、除去した現金の扱いを誤ることによる現金違算の発生を抑制することができる。
また、制御部35は、障害発生後の操作者および警送隊員の操作を誘導するレシートを再印刷するようにしたことにより、障害発生時に印刷されるレシートが存在しない場合や障害発生時の操作者が現場から離れてしまった場合であっても、警送隊員は障害復旧後の操作を正確に行うことができる。
以上説明したように、第2の実施例では、障害発生後の操作者および警送隊員の操作を誘導する文言をレシートに印刷して操作者および警送隊員に報知するようにしたことにより、操作者および警送隊員は障害復旧後の操作を正確に行うことができるようになり、除去した現金の扱いを誤ることによる現金違算の発生を抑制することができるという効果が得られる。
また、障害発生後の操作者および警送隊員の操作を誘導するレシートを再印刷できるようにしたことにより、障害発生時に印刷されるレシートが存在しない場合や障害発生時の操作者が現場から離れてしまった場合であっても、警送隊員は障害復旧後の操作を正確に行うことができるようになるという効果が得られる。
なお、上述した第1の実施例および第2の実施例は、商用施設などで使用される現金金管理システムの現金処理装置に適用可能である。
また、第1の実施例および第2の実施例では、紙幣がジャムした場合の障害について説明したが、硬貨がジャムした場合の障害についても同様である。
さらに、第1の実施例および第2の実施例では、誘導文言をレシートに印刷する例で説明したが、操作表示部の表示部に表示するようにしても良い。
1 現金処理装置
11 紙幣処理機
12 前扉
14 入出金口
15 紙幣鑑別部
16 一時保留部
17a、17b、17c 金種別紙幣カセット
17d 紙幣回収カセット
18 リジェクト紙幣カセット
19 搬送路
21 硬貨処理機
22 前扉
23 リジェクト口
24 入金口
25 硬貨鑑別部
26 一時保留部
27 硬貨返却箱
28 硬貨収納ホッパ
29 硬貨出金箱
30 硬貨回収庫
31 操作表示部
32 カードリーダ
33 レシートプリンタ
34 記憶部
35 制御部

Claims (9)

  1. 操作者の操作により現金の処理を行う現金処理装置において、
    前記処理中に障害が発生した際に、前記処理の内容を表す処理内容情報を取得する処理内容取得手段と、
    前記処理内容情報に応じて前記障害の復旧後の操作を誘導する誘導文言を生成する誘導文言生成手段と、を有する制御部と、
    前記障害が発生したときに、前記誘導文言を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする現金処理装置。
  2. 請求項1に記載の現金処理装置において、
    前記処理内容情報は、前記処理の成否を表す情報であり、
    前記誘導文言生成手段は、前記処理が成立する前の前記誘導文言と、前記処理が成立した後の前記誘導文言とを異なる文言で生成することを特徴とする現金処理装置。
  3. 請求項2に記載の現金処理装置において、
    現金の計数結果を記憶する記憶部を備え、
    前記処理内容取得手段は、前記処理を開始してから前記計数結果を前記記憶部に記憶するまでの間は前記処理が成立していないことを表す前記処理内容情報を取得し、前記計数結果を前記記憶部に記憶した後は前記処理が成立したことを表す前記処理内容情報を取得することを特徴とする現金処理装置。
  4. 請求項3に記載の現金処理装置において、
    前記処理が、入金処理である場合、前記入金処理を開始してから前記計数結果を前記記憶部に記憶するまでの間の現金を計数する計数動作と、前記計数結果を前記記憶部に記憶した後の前記計数した現金を収納庫に収納する収納動作とからなり、
    前記計数動作で障害が発生したとき、除去した現金を再度計数する前記計数動作から行い、
    前記収納動作で障害が発生したとき、除去した現金を収納庫に収納する補充処理を行うことを特徴とする現金処理装置。
  5. 請求項4に記載の現金処理装置において、
    前記計数動作は、入金口に投入された現金を一時保留部に搬送する間に現金を計数する動作であり、
    前記収納動作は、前記一時保留部に集積された現金を収納庫に収納する動作であり、
    前記計数動作で障害が発生したとき、前記除去する現金は、前記入金口および前記一時保留部に存在する現金、並びに前記入金口と前記一時保留部との間に存在する現金であり、
    前記収納動作で障害が発生したとき、前記除去する現金は、前記一時保留部に存在する現金、並びに前記一時保留部と前記収納庫との間に存在する現金であることを特徴とする現金処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の現金処理装置において、
    前記誘導文言は、前記操作者および保守係員に報知する文言であることを特徴とする現金処理装置。
  7. 請求項6に記載の現金処理装置において、
    前記誘導文言を再報知する指示操作を受付ける操作部を備え、
    前記報知手段は、前記操作部で前記指示操作を受付けると、前記誘導文言を再報知することを特徴とする現金処理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の現金処理装置において、
    前記報知手段は、明細票に前記誘導文言を印刷することを特徴とする現金処理装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の現金処理装置において、
    前記報知手段は、表示部に前記誘導文言を表示することを特徴とする現金処理装置。
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