JP2015064504A - 光ファイバの調芯方法および光モジュールの製造方法 - Google Patents

光ファイバの調芯方法および光モジュールの製造方法 Download PDF

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【課題】軸周りの回転方向に調芯が必要な光ファイバを、光部品に対して容易かつ高精度に調芯して接続する。【解決手段】中心軸周りの回転方向に異方性を有した光ファイバ10を調芯するにあたって、複数本の光ファイバ10のうちの少なくとも1本を、光ファイバ10の中心軸周りの回転方向において予め定められた位置に位置合わせする工程と、複数本の光ファイバ10を、共通の固定部材30により固定して相対位置を定める工程と、固定部材30に固定された複数本の光ファイバ10のうち、少なくとも2本の光ファイバ10の中心軸を通る面を、光ファイバ10が接続される光部品20A側に設けられた基準面5aに位置決めする工程と、基準面5aに位置決めされた複数本の光ファイバ10を光部品20Aに固定する工程と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、基板上に光導波回路が形成された光素子等の光部品と、中心軸周りの調芯が必要な光ファイバとを接続する光ファイバの調芯方法および光モジュールの製造方法に関する。
1本の光ファイバに複数のコアを内包したマルチコア光ファイバは、1本で複数の光信号を同時に伝達できることから、通常のシングルコアの光ファイバよりも広帯域の伝送が可能である。そこで、マルチコア光ファイバを用いることで、近年の光通信における伝達情報量の増大への対応を目的とした研究が進められている。
マルチコア光ファイバを、光部品や他の光ファイバ等の接続対象に接続するときには、マルチコア光ファイバを構成する複数のコアのそれぞれを、接続対象に形成された複数の光導波路に接続する。このため、マルチコア光ファイバは、接続対象に対し、ファイバ中心軸に直交する断面方向における位置だけでなく、ファイバ中心軸周りの回転方向の位置(角度)についても位置合わせする必要がある。
一方、偏波多重による光信号伝送の広帯域化では、コアの中心軸方向に直交する断面において電界の振動方向が互いに直交する偏波を低クロストークで伝搬可能な、偏波保持型の光ファイバが広く用いられている。
偏波保持型の光ファイバにおいても、この光ファイバが接続される光部品等において、光ファイバによって伝送されてきた複数の光信号を分離して取り出すために、光ファイバ側における偏波方向と、光部品側における偏波方向を合わせる必要がある。したがって、偏波保持型の光ファイバも、接続対象に対し、ファイバ中心軸に直交する断面方向における位置だけでなく、ファイバ中心軸周りの回転方向の位置について位置合わせする必要がある。
特許文献1には、2本のマルチコア光ファイバどうしを突き合わせた状態で、一方のマルチコア光ファイバに光源から光を入射させ、他方のマルチコア光ファイバで受光する光の出力が最大となるように、一方のマルチコア光ファイバと他方のマルチコア光ファイバの位置、角度を合わせる方法が開示されている。
特許文献2には、偏波保持光ファイバの中心軸周りにおける調芯を行うために、偏波保持光ファイバの偏波方向を示す目印を、偏波保持光ファイバやファイバホルダに設ける方法が開示されている。
特開昭63−55505号公報 特開平11−295545号公報
特許文献1に記載された従来の手法においては、一方のマルチコア光ファイバにおいて、他方のマルチコア光ファイバに接続される側とは反対側の端部に、光を入射する光源を配置する必要がある。また、他方のマルチコア光ファイバにおいても、一方のマルチコア光ファイバに接続される側とは反対側の端部に、受光した光を受ける受光素子や光出力モニタ等を設ける必要がある。このような構成は、マルチコア光ファイバどうしを接続する場合に有効である。
しかし、マルチコア光ファイバを、基板上に光導波回路が形成された光部品に接続する場合、上記従来の手法が適用できないことがある。
光部品の光導波回路を構成する複数の光導波路の一端は、マルチコア光ファイバに接続される接続端(入出力ポート)とされている。これらの光導波路の他端には、光導波回路を構成する光学素子等が接続されていることがある。この場合、光導波路の他端には、マルチコア光ファイバとの芯合わせのために、光源や受光素子、光出力モニタ等を設置することができない。
また、光部品内で光導波路が複数に分岐している場合、マルチコア光ファイバ側に光源を設けて光を入射し、光部品側のいずれか1つの光導波路で受光した光の出力を検出したとしても、光源からの光は分岐してしまっているため、正しい出力が検出できない。逆に、光部品内で複数の光導波路が合流している場合には、複数の光導波路のそれぞれに導入した光が合流するため、この場合も正しい出力が検出できない。また、いずれの場合も、光導波路の損失の影響等により、正しい出力が検出できないことがある。
さらに、光部品内で光導波路が干渉計を構成している場合には、干渉による光出力の変動により検出結果が影響を受ける。
このように、出力が様々な要因の影響を受けるため、マルチコア光ファイバを軸周りに回転させて調芯しようとしても、回転による出力の変動を高精度に検知するのが困難となる。
特許文献2に記載の技術においては、光ファイバが非常に細いものである場合(例えば直径125μmの裸光ファイバ、直径250μmの被覆付き光ファイバ)、目印を精度よく設けることが困難である。被覆付き光ファイバの場合は、被覆が軟質樹脂からなるため、目印の形成位置の精度を高めるのが難しいという問題もある。
光ファイバを、ファイバホルダやフェルールに固定して、このファイバホルダ等に目印を設けることも考えられるが、この場合には、光ファイバの接続部が大きくなり、装置の小型化の妨げになる。
光ファイバの被覆や、ファイバホルダ、フェルール等目印を形成できたとしても、その場合、被覆、ファイバホルダ、フェルールの製造誤差が加わるため、光ファイバのコアの位置精度誤差が大きくなる要因となるおそれがある。
また、目印を使用して調芯を行うには、光部品と光ファイバの接続部の画像が必要となるが、光部品が小型モジュールに収納されているような場合には、光部品の接続部の画像取得のために、装置構造が複雑化し、装置の小型化が難しくなる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、軸周りの回転方向に調芯が必要な光ファイバを、光部品に対して容易かつ高精度に調芯して接続することができる光ファイバの調芯方法および光モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明は、中心軸周りの回転方向についての構造上の異方性を有し、光部品に接続される光ファイバを調芯する方法であって、複数本の前記光ファイバのうちの少なくとも1本を、前記光ファイバの中心軸周りの回転方向について予め定められた位置に位置合わせする工程と、複数本の前記光ファイバを、共通の固定部材により固定して相対位置を定める工程と、前記固定部材に固定された複数本の前記光ファイバのうち、少なくとも2本の前記光ファイバの中心軸を通る面を、前記光ファイバが接続される光部品側に設けられた基準面に対して位置決めする工程と、を有する光ファイバの調芯方法を提供する。
前記基準面には、前記固定部材に固定された少なくとも2本の前記光ファイバを保持するファイバ保持溝が形成されていることが好ましい。
前記固定部材に固定される光ファイバのうちの1本は、ダミーファイバであってもよい。
前記光ファイバにおいて前記固定部材に固定される部分の少なくとも一部は、該光ファイバの被覆が除去されていることが好ましい。
前記固定部材は、前記基準面との間に、前記光ファイバの中心軸方向に間隔をあけて設けられていることが好ましい。
前記光部品および前記固定部材は、基板上に設けられ、前記固定部材は、前記基板に対して、前記基板の厚さ方向に間隔をあけて設けられていることが好ましい。
前記光ファイバは、複数のコアを有するマルチコア光ファイバであってよい。
前記光ファイバは、一つのコアに、複数の光信号を偏波多重させて伝送可能な偏波保持光ファイバであってもよい。
本発明は、中心軸周りの回転方向についての構造上の異方性を有する光ファイバを光部品に接続した光モジュールを製造する方法であって、複数本の前記光ファイバのうちの少なくとも1本を、前記光ファイバの中心軸周りの回転方向について予め定められた位置に位置合わせする工程と、複数本の前記光ファイバを、共通の固定部材により固定して相対位置を定める工程と、前記固定部材に固定された複数本の前記光ファイバのうち、少なくとも2本の前記光ファイバの中心軸を通る面を、前記光ファイバが接続される光部品側に設けられた基準面に対して位置決めする工程と、前記基準面に位置決めされた複数本の前記光ファイバを前記光部品に固定する工程と、有する光モジュールの製造方法を提供する。
本発明によれば、軸周りの回転方向に調芯が必要な複数本の光ファイバのそれぞれを、中心軸周りの回転方向に位置合わせした状態で共通の固定部材で固定することによって、これら複数本の光ファイバの相対位置が、回転方向に位置合わせされた状態で定められる。
このため、光ファイバをファイバ保持溝に保持させると、回転方向の位置が光部品に対して定められる。このため、光部品に対する、回転方向の位置に関する調芯を一括して行うことができる。
従って、軸周りの回転方向に調芯が必要な光ファイバを、光部品に対して、容易かつ高精度に調芯して接続することができる。
本発明の第1の実施形態の光ファイバの調芯方法によって調芯された光ファイバが接続された光部品を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は基材部の接続面を示す図である。 (a)マルチコア光ファイバを示す斜視図である。(b)固定部材に固定した状態のマルチコア光ファイバを示す斜視図である。 マルチコア光ファイバの調芯方法の流れを示す図である。 固定部材の構成を示す図である。 基準部材の、マルチコア光ファイバの中心軸に直交する断面図である。 第2の実施形態の光ファイバの調芯方法によって調芯された光ファイバが接続された光部品を示す平面図である。 偏心保持ファイバの調芯を行う場合の構成を示す断面図である。 マルチコア光ファイバの他の例を示す構造図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、マルチコア光ファイバ10を調芯する調芯装置、および、この装置を用いた調芯方法によって、複数のコア11を有するマルチコア光ファイバ10が調芯されて接続された光部品20Aを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は基材部の接続面を示す図である。図2は、調芯するマルチコア光ファイバ10を示す斜視図である。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を参照しつつ構造説明を行うことがある。図1等におけるX方向は、光導波路3Aと光導波路3Bとの並び方向である。Y方向は、光導波路3およびマルチコア光ファイバ10の中心軸方向に直交する面内でX方向に直交する方向である。Z方向は、光導波路3およびマルチコア光ファイバ10の中心軸方向であって、X方向およびY方向と直交する方向である。
図2に示すように、マルチコア光ファイバ10は、複数のコア11と、これら複数のコア11の周囲を覆う共通のクラッド12と、クラッド12の外周側を覆う被覆13と、を有する。被覆13を除去したマルチコア光ファイバ10を裸光ファイバ16という。
マルチコア光ファイバ10は、複数(図示例では4つ)のコア11が、直線的に並んで形成されている。コア11は、並び方向に一定の間隔をおいて形成することができる。
マルチコア光ファイバ10は、コア11の位置に関して、中心軸周りの回転方向θに異方性を有する構造をもつ。異方性とは、構造上、光導波路3に接続するにあたって、中心軸周りの回転方向θの調芯が必要となる性質をいう。
マルチコア光ファイバ10は、中心軸周りに所定角度(0度以外のいずれかの角度)回転させたときに、コア11がもとの位置のコア11に重ならない位置となるため、コア11の位置に関して異方性を有する。
例えば、マルチコア光ファイバ10を中心軸周りに例えば90度回転させると、コア11は並び方向が変わるため、もとの位置のコア11の位置に重ならない。具体的には、4つのコア11がX方向に並んでいるマルチコア光ファイバ10を中心軸周りに90度回転させると、コア11の並び方向はY方向となるため、もとの位置のコア11とは重ならない。このため、マルチコア光ファイバ10は中心軸周りの回転方向θに異方性を有するといえる。
これに対し、中央に1つのみコアを有するシングルコア光ファイバは、中心軸周りに回転させてもコアの位置は常に一定であるため、異方性を有さない。
図示例では、マルチコア光ファイバ10は2本用いられる。以下、光導波路3Aに接続されたマルチコア光ファイバ10をマルチコア光ファイバ10Aといい、光導波路3Bに接続されたマルチコア光ファイバ10をマルチコア光ファイバ10Bということがある。
図1に示す調芯装置は、光部品20Aおよび基準部材5を載置する基板1を備えている。
光部品20Aは、基材部8(外装体)と、基材部8内に設けられた1または複数の光素子2と、これらに光接続された複数の光導波路3とを備えている。
基材部8は、例えば直方体状に形成することができる。基材部8の接続面8aは、XY平面に沿う面である。
図示例の光部品20Aでは、光素子2の数は2つである。光素子2のうち一方を第1光素子2Aといい、他方を第2光素子2Bということがある。
光素子2(2A,2B)には、それぞれ複数の光導波路3が接続されている。図示例では光素子2(2A,2B)に、それぞれ4本の光導波路3が接続されている。
各光導波路3の先端面3a(ファイバ接続部)は、それぞれ光ファイバ10のコア11に光学的に接続(結合)可能である。
第1光素子2Aに接続された光導波路3を光導波路3Aといい、第2光素子2Bに接続された光導波路3を光導波路3Bという。
光導波路3は、基材部8内に設けられ、先端面3aは基材部8の接続面8aに露出している。
図1(c)に示すように、基材部8の接続面8aに露出した複数の光導波路3の先端面3aの並び方向は、光導波路3A、3Bの並び方向と同じくX方向である。先端面3aは、並び方向に一定の間隔をおいて形成することができる。
なお、先端面3aの並び方向は、図示例に限定されない。この並び方向は、例えば、Y方向であってもよいし、斜め方向(X方向に対して0度を越え、90度未満の角度で傾斜した方向)であってもよい。
図示例では、光導波路3Aにおける先端面3aの並び方向と、光導波路3Bにおける先端面3aの並び方向とは同じ方向であるが、光導波路3A、3Bの先端面3aの並び方向が互いに異なっていてもよい。例えば、光導波路3Aにおける先端面3aの並び方向がX方向であって、光導波路3Bにおける先端面3aの並び方向がY方向であってもよい。
図1に示すように、基準部材5は、平面視長方形のブロック状に形成されている。基準部材5は長手方向をX方向に向けて基板1上に配置されている。
図5に示すように、基準部材5の上面である基準面5aには、2本のマルチコア光ファイバ10を位置決めするための2本のファイバ保持溝6,6が形成されている。
ファイバ保持溝6,6は、例えば断面略V字形、断面略U字形、断面半円形などとすることができる。図示例のファイバ保持溝6,6は断面略V字形である。ファイバ保持溝6,6は、Z方向に沿う直線状に形成され、互いに平行であることが好ましい。
ファイバ保持溝6,6は、マルチコア光ファイバ10を保持した状態で、マルチコア光ファイバ10が、中心軸に直交する面内におけるX方向およびY方向について、光部品20Aに対して位置決めされるように形成されている。
図示例では、マルチコア光ファイバ10,10の、固定部材30から先端側に突出する部分である裸光ファイバ16は、その下部がファイバ保持溝6,6の両方の内側面6a,6aに当接してX方向およびY方向について移動が規制されることにより位置決めされる。
図1(b)に示すように、基準部材5は、連結部9を介して光部品20Aに連結して形成することができる。これによって、光部品20Aに対するマルチコア光ファイバ10の位置決め精度を高めることができる。
図1(a)に示すように、基準部材5は、平面視において、光部品20Aと固定部材30との間であって、光部品20Aと固定部材30のいずれからもX方向に離れた位置に設置することができる。
光部品20Aに対し、マルチコア光ファイバ10は、以下のようにして調芯され、接続される。
図3は、マルチコア光ファイバ10の調芯方法の流れを示す図である。
(回転方向位置合わせ工程)
図2に示すように、この工程では、複数本(この例では2本)のマルチコア光ファイバ10を、マルチコア光ファイバ10の中心軸周りの回転方向θにおいて予め定められた位置に位置合わせ(調芯)する(図3のステップS101)。以下、回転方向θについての調芯を「回転方向調芯」ということがある。
具体的には、図4に示すように、マルチコア光ファイバ10の回転方向θの位置を、2本のマルチコア光ファイバ10,10の中心軸を通る面F1に対して定める。
マルチコア光ファイバ10の回転方向θの位置を定めるにあたって、コア11の並び方向は、光部品20Aの光導波路3の先端面3aの並び方向に応じて定めることができる。
図示例では、先端面3aの並び方向がX方向であるため(図1(c)参照)、これに応じて、マルチコア光ファイバ10のコア11の並び方向は、2本のマルチコア光ファイバ10,10の中心軸を通る面F1(図4参照)と平行な方向とする。
マルチコア光ファイバ10の回転方向調芯は、マルチコア光ファイバ10の先端面10dを、マルチコア光ファイバ10の中心軸方向から観察したり、マルチコア光ファイバ10の側面10cを、中心軸に直交する方向から側面観察することで行うことができる。
この調芯は、目視で行うことも可能ではあるが、観察像を画像処理することでコア11の位置の変化を確認しつつ行うのが好ましい。
マルチコア光ファイバ10の回転方向調芯には、以下の手法を採用することができる。
例えば、マルチコア光ファイバ10を先端面10d側から観察する場合、予め定められたアライメント用の基準画像と、マルチコア光ファイバ10の先端面10dの画像とを対比し、コア11の位置を、基準画像におけるコア11の位置に一致させることで、回転方向θの調芯を行うことができる。
マルチコア光ファイバ10を側面観察する場合は、コア11のX方向位置を観察しつつ、マルチコア光ファイバ10の中心軸周りの位置を調整することで、回転方向θの調芯を行うことができる。
各マルチコア光ファイバ10を中心軸周りに回転させるには、マルチコア光ファイバ10を把持する回転調芯機構(図示略)を用いることができる。
回転調芯機構がマルチコア光ファイバ10を回転させるために把持する部分は、裸光ファイバ16であることが望ましい。
マルチコア光ファイバ10の回転方向調芯は、後述する固定部材30のベース部材31上で行ってもよい。
(ファイバ固定工程)
この工程では、前工程で回転方向θに調芯した2本のマルチコア光ファイバ10を、共通の固定部材30により固定することによって、相対的な位置を確定させる(図3のステップS102)。
図4は、固定部材30の構成を示す図である。
固定部材30は、プレート状のベース部材31と、ベース部材31に対向する押さえ部材32と、マルチコア光ファイバ10を固定する固定樹脂33と、を備えている。
ベース部材31はプレート状とされ、一方の面に、マルチコア光ファイバ10を位置決めするための一対の位置決め溝34が形成されている。位置決め溝34、34は、直線状に形成され、互いに平行であることが好ましい。
押さえ部材32はプレート状とされ、一方の面に、マルチコア光ファイバ10を位置決めするための一対の位置決め溝35が形成されている。位置決め溝35、35は、直線状に形成され、互いに平行であることが好ましい。
位置決め溝34,35は、例えば断面略V字形、断面略U字形、断面半円形などとすることができる。図示例の位置決め溝34,35は断面略V字形である。
固定部材30が設けられる位置は、マルチコア光ファイバ10の先端部10aの近傍であることが好ましい。これによって、マルチコア光ファイバ10の位置決めの精度を高めることができる。
固定部材30は、次のようにして形成できる。
回転方向θに調芯した2本のマルチコア光ファイバ10,10の下部を、ベース部材31の位置決め溝34,34内に配置し、次いで、マルチコア光ファイバ10,10を挟み込むように、押さえ部材32を設置する。マルチコア光ファイバ10,10の上部は、位置決め溝35,35内に配置される。
次いで、ベース部材31と押さえ部材32との間に接着剤を充填する。この接着剤は固化して固定樹脂33となる。
図2(b)に示すように、マルチコア光ファイバ10が固定部材30に固定される部分10bは、少なくとも一部が裸光ファイバ16であることが好ましい。図示例では、固定部材30に固定される部分10bは、その全長が裸光ファイバ16である。
固定部材30に固定される部分10bの少なくとも一部が裸光ファイバ16であると、裸光ファイバ16が、被覆13を介さずに固定部材30に固定されるため、位置決め精度を高めることができる。
図示例のマルチコア光ファイバ10は、複数のコア11が直線状に並んで配列されているため、回転方向θの位置が180°異なる2つの姿勢を識別しにくい場合がある。
回転方向θの位置が180°異なった姿勢を互いに識別する必要がある場合には、例えば固定部材30にマーキングを施すことなどによって、固定部材30の姿勢を識別できるようにして、誤操作を防止することが好ましい。
(基準面位置決め工程)
この工程では、前工程で固定部材30に固定された2本のマルチコア光ファイバ10を、光部品20A側に設けられた基準部材5の基準面5aに対して位置決めする(図3のステップS103)。
図5に示すように、2本のマルチコア光ファイバ10,10を位置決めするには、固定部材30を基板1上に配置するとともに、マルチコア光ファイバ10,10の先端側の突出部分(固定部材30から先端側に突出する部分)を、それぞれファイバ保持溝6,6に保持させる。
2本のマルチコア光ファイバ10,10がファイバ保持溝6,6に保持されると、2本のマルチコア光ファイバ10の中心軸を通る面F1は、基準面5aに対して位置決めされる。図示例では、面F1は、基準面5aに対して平行となるように位置決めされる。
このため、固定部材30に固定された2本のマルチコア光ファイバ10のそれぞれの回転方向θの位置が、光部品20Aに対して位置決めされる。このようにして、2本のマルチコア光ファイバ10を、光部品20Aに対して一括して回転方向θに位置合わせ(回転方向調芯)することができる。
マルチコア光ファイバ10,10は、ファイバ保持溝6,6に保持されることによって光部品20Aに対してX方向およびY方向について位置決めされるため、ファイバ保持溝6,6に配置するだけで、XY面内における位置合わせがなされる。このXY面内における調芯を「XY面内調芯」という。
図1(b)に示すように、固定部材30は、基準部材5に対して、マルチコア光ファイバ10の中心軸方向(Z方向)に間隔をあけて配置するのが好ましい。
固定部材30は、基板1に対して、基板1の厚さ方向に若干の間隔をあけて配置するのが好ましい。図1では、固定部材30の下面30aは、基板1の上面1aに対して上方に離間している。
これにより、例えば基板1の表面や固定部材30の表面の形成精度が低いために基板1上の固定部材30の位置にずれが生じても、固定部材30の位置を調整できるため、前記位置ずれを修正できる。
なお、固定部材30は基板1に当接していてもよい。
(ファイバ接続工程)
この工程では、基準部材5の基準面5aに対して位置決めされた複数本のマルチコア光ファイバ10を、光部品20Aに接続する(図3のステップS104)。
マルチコア光ファイバ10を光部品20Aに接続させるには、マルチコア光ファイバ10,10を、ファイバ保持溝6,6に保持された状態のまま、先端面10dが基材部8の接続面8aに突き合わされるまで前進させる。
先端面10dが接続面8aに突き合わせられると、それ以上の前進が阻止されるため、マルチコア光ファイバ10は、Z方向に関して位置合わせされる。このZ方向に関する位置合わせを「Z方向調芯(軸方向調芯)」という。
これによって、マルチコア光ファイバ10は光導波路3の先端面3aに対して光学的に結合する。
その状態で、融着等により、マルチコア光ファイバ10を光導波路3に確実に光接続させることもできる。
図1(b)に示すように、基材部8(接続面8a)光導波路3とマルチコア光ファイバ10の接続部、マルチコア光ファイバ10と基準部材5、固定部材30と基板1は、樹脂などからなる固定部40で互いに固定されることが好ましい。
固定部40は、接着剤を硬化させて形成してもよいし、溶融樹脂を固化させて形成してもよい。
固定部40によって、光部品20A、マルチコア光ファイバ10、基準部材5、固定部材30等が一体に固定される。
光導波路3とマルチコア光ファイバ10の接続部、マルチコア光ファイバ10と基準部材5、固定部材30と基板1は、それぞれ個別に固定部で光部品20Aに対し固定してもよい。
固定部材30が基板1から離間している場合には、固定部40を構成する未硬化樹脂は、固定部材30と基板1との隙間に浸透し、固定部材30の下面30aを基板1に固定する。
前記隙間が狭い場合などには未硬化樹脂は前記隙間に浸透しないが、その場合でも、未硬化樹脂が固定部材30の周縁部を覆うことによって、固定部材30を基板1に強固に固定することができる。
このようにして、回転方向θ、XY面内、およびZ方向に関して高精度に調芯がなされたマルチコア光ファイバ10が接続された光部品20Aを得る。
本実施形態の調芯方法によれば、複数本のマルチコア光ファイバ10のそれぞれを、中心軸周りの回転方向θに位置合わせした状態で共通の固定部材30で固定することによって、これら複数本のマルチコア光ファイバ10の相対位置が、回転方向θに位置合わせされた状態で定められる。
このため、マルチコア光ファイバ10,10を、基準部材5のファイバ保持溝6,6に保持させると、回転方向θの位置が光部品20Aに対して定められる。このため、光部品20Aに対する、回転方向θの位置に関する調芯を一括して行うことができる。
従って、軸周りの回転方向に調芯が必要なマルチコア光ファイバ10,10を、光部品20Aに対して、容易に、かつ高精度に調芯して接続することができる。
近年では、光導波路3が高密度化された小型の光部品20Aが用いられるため、光部品20Aに対するマルチコア光ファイバ10の接続構造についても簡略化が要請されている。
本実施形態の調芯方法では、光部品20Aに接続する前に、マルチコア光ファイバ10の位置合わせ(調芯)を行うことができるため、光部品20A側に、調芯のための機構を設ける必要はない。また、ファイバホルダやフェルールを用いる必要もない。
このため、前述の装置構造簡略化の要請に応えることができる。
また、マルチコア光ファイバ10の先端面10dを光導波路3に突き合わせた状態で回転させる必要がないため、操作が容易であるという利点もある。
マルチコア光ファイバ10は、先端部10aの近傍で固定部材30により固定することにより、この固定部分から先端までの距離を短くし、マルチコア光ファイバ10のねじれによって回転方向θの位置ずれが生じるのを防ぐことができる。
また、固定部材30を基板1に対して間隔をあけて配置することによって、固定部材30の位置にずれが生じても、基板1と固定部材30の隙間で位置ずれを修正できる。
図1に示すように、マルチコア光ファイバ10が接続された光部品20Aは、光モジュール21Aとしてとらえることもできる。マルチコア光ファイバ10が接続された光部品20Aは、図1に示す形態のまま使用してもよいし、筐体内に収容して使用してもよい。
このため、前述の各工程(回転方向位置合わせ工程、ファイバ固定工程、基準面位置決め工程、およびファイバ接続工程)は、光モジュール21Aを製造する工程ということもできる。
(第2の実施形態)
次に、本発明にかかる光ファイバの調芯方法の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図6は、第2の実施形態の調芯方法によって調芯されたマルチコア光ファイバ10が接続された光部品20B(光モジュール21B)を示す平面図である。
光部品20Bは、基板1上に1つのみの光素子2を備える点で、図1に示す光部品20Aと異なる。
光部品20Bには、2本の光ファイバが突き合せられる。これら2本の光ファイバのうち一方は、光素子2に接続されるマルチコア光ファイバ10であり、他方はダミーファイバ10Dである。
マルチコア光ファイバ10とダミーファイバ10Dとは、固定部材30に固定されている。
ダミーファイバ10Dは、光部品20Bに対して光学的に結合されないため、マルチコア光ファイバ10と同じものを用いてもよいし、マルチコア光ファイバではないものを用いてもよい。例えば、シングルコアの光ファイバを用いてもよいし、ガラスや樹脂からなる線材を用いてもよい。図示例のダミーファイバ10Dは、コア11を1つ有するシングルコア光ファイバである。
ダミーファイバ10Dは、本明細書における「光ファイバ」に含まれるが、光ファイバとしての機能がないものも使用できる。
ダミーファイバ10Dのファイバ保持溝6に保持される部分(例えば裸光ファイバ)は、マルチコア光ファイバ10のファイバ保持溝6に保持される部分(裸光ファイバ16)と同じ外径を有することが好ましい。これによって、基準部材5のファイバ保持溝6,6を互いに同じ形状とすることができ、基準部材5の製造の容易性やコストの点で有利となる。
ダミーファイバ10Dのファイバ保持溝6に保持される部分(例えば裸光ファイバ)は、マルチコア光ファイバ10のファイバ保持溝6に保持される部分(例えば裸光ファイバ16)と同じ材料(例えばガラス)からなることが好ましい。これにより、温度変化等が生じても、膨張、収縮などの挙動に関して、マルチコア光ファイバ10とダミーファイバ10Dとの間で差異が生じにくくなる。
本実施形態においては、マルチコア光ファイバ10を調芯して光部品20Bに接続する方法の全体的な流れは第1の実施形態と同様である。
回転方向位置合わせ工程(図3のステップS101)では、マルチコア光ファイバ10とダミーファイバ10Dのうち、マルチコア光ファイバ10を、回転方向θについて予め定められた位置に位置合わせ(回転方向調芯)する。
具体的には、マルチコア光ファイバ10の回転方向θの位置を、マルチコア光ファイバ10の中心軸とダミーファイバ10Dの中心軸を通る面(図4に示す面F1を参照)に対して定める。
詳しくは、マルチコア光ファイバ10のコア11の並び方向は、マルチコア光ファイバ10の中心軸とダミーファイバ10Dの中心軸を通る面と平行な方向とすることができる。
なお、ダミーファイバ10Dについては、光部品20Bに光学的に接続しないため、回転方向θの位置合わせ調芯を行わなくてもよい。
ファイバ固定工程(図3のステップS102)では、回転方向θに位置合わせしたマルチコア光ファイバ10とともに、ダミーファイバ10Dを固定部材30に固定する。
基準面位置決め工程(図3のステップS103)では、固定部材30に固定されたマルチコア光ファイバ10とダミーファイバ10Dの中心軸を通る面F1を基準面5aに対して位置決めする。
ファイバ接続工程(図3のステップS104)では、基準面5aに位置決めされたマルチコア光ファイバ10を光部品20Bに固定する。
本実施形態の調芯方法においても、第1の実施形態と同様に、軸周りの回転方向θに調芯が必要なマルチコア光ファイバ10を、光部品20Bに対して容易かつ高精度に調芯して接続することができる。
図8は、マルチコア光ファイバの他の例を示すもので、ここに示すマルチコア光ファイバ10Cは、複数のコア21と、コア21の周囲を覆う共通のクラッド22とを有する。
コア21は7つ設けられている。これらコア21のうち、1つのコア21aは、マルチコア光ファイバ10Cの中央に配置された中央コア21aである。中央コア21aは、マルチコア光ファイバ10Cの中心軸C1を含む位置に形成されている。
残りの6つのコア21は、中央コア21aに対して外周側に配置された外周コア21bである。これら外周コア21bは、マルチコア光ファイバ10Cの周方向に間隔をおいて配置されている。外周コア21bは、中央コア21aの中心(中心軸C1)からの径方向の距離r1(中心軸C1と外周コア21bの中心との距離)が互いに同一とされ、中央コア21aを中心として同心円状に配置されている。
(第3の実施形態)
次に、本発明にかかる光ファイバの調芯方法の第3の実施形態について説明する。
図7に示すように、本実施形態では、マルチコア光ファイバ10に代えて、偏波保持光ファイバ10Pを用いる。
図示例の偏波保持光ファイバ10Pは、コア14と、一対の応力付与部15とを備えており、一つのコア14に複数の光信号を偏波多重させて伝送可能である。
偏波保持光ファイバ10Pは、高速軸17と、これに直交する低速軸18とを有し、中心軸周りの回転方向θの位置によって光特性が変動する。
例えば、偏波保持光ファイバ10Pを、高速軸17がY方向に沿う姿勢(図7参照)から、中心軸周りに90°回転させ、高速軸17がX方向に沿う姿勢としたときには、光特性が変化する。このため、偏波保持光ファイバ10Pは構造上の異方性を有するといえる。
本実施形態においては、偏波保持光ファイバ10Pを調芯して光部品20Aに接続する方法の全体的な流れは第1の実施形態と同様である。
回転方向位置合わせ工程(図3のステップS101)では、偏波保持光ファイバ10P,10Pについて、回転方向θの位置合わせ調芯を行う。
ファイバ固定工程(図3のステップS102)では、偏波保持光ファイバ10P,10Pを固定部材30に固定する。
基準面位置決め工程(図3のステップS103)では、固定部材30に固定された偏波保持光ファイバ10P,10Pの中心軸を通る面F1を基準面5aに対して位置決めする。
ファイバ接続工程(図3のステップS104)では、基準面5aに位置決めされた偏波保持光ファイバ10P,10Pを光部品20Aに固定する。
本実施形態の調芯方法においても、第1実施形態と同様に、偏波保持光ファイバ10Pについて、回転方向θの調芯を容易かつ確実に行うことができる。
なお、固定部材30に固定して調芯を行う光ファイバは、3本以上であってもよい。その場合、3本以上の光ファイバを、それらの中心軸が全て同一の面F1上に位置するようにしてもよいが、少なくとも2本の中心軸が同一の面F1上に位置していればよい。その場合も、全ての光ファイバは、回転方向θの調芯を行った後に固定部材30に固定される。
本発明の調芯方法では、回転方向位置合わせ工程では、複数本の光ファイバのうちの少なくとも1本を、回転方向θについて予め定められた位置に位置合わせすることができればよい。このため、光ファイバが3本以上の場合は、そのうち1本のみを回転方向に位置合わせしてもよいし、すべての光ファイバを回転方向に位置合わせしてもよい。
上記実施形態では、固定部材30に固定された光ファイバを、断面V字状のファイバ保持溝6,6に保持させることによって、基準面5aに対しての位置決めを行うが、基準部材5の位置決め構造はこれに限らない。例えば、基準面5aにファイバ保持溝6,6がなくても光ファイバの位置決めは可能である。
また、光モジュールの用途や構成については、何ら限定するものではない。図示例以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることができる。
本発明は、予め、複数本の光ファイバの回転方向の調芯を行った状態でこれら光ファイバを固定しておき、これらを基準面に位置決めすることによって、軸周りの回転方向に調芯が必要な光ファイバを、光部品に対して容易かつ高精度に調芯して接続することを可能とする。
1・・・基板、2・・・光部品、3・・・光導波路、3a・・・先端面(ファイバ接続部)、5・・・基準部材、5a・・・基準面、6・・・ファイバ保持溝、10、10A、10B、10C・・・マルチコア光ファイバ(光ファイバ)、10D・・・ダミーファイバ、10P・・・偏波保持光ファイバ、10a・・・先端部、11・・・コア、12・・・クラッド、13・・・被覆、14・・・コア、15・・・応力付与部、16・・・裸光ファイバ、20A、20B・・・光部品、21A、21B・・・光モジュール、30・・・固定部材、F1・・・光ファイバの中心軸を通る面。

Claims (9)

  1. 中心軸周りの回転方向についての構造上の異方性を有し、光部品に接続される光ファイバを調芯する方法であって、
    複数本の前記光ファイバのうちの少なくとも1本を、前記光ファイバの中心軸周りの回転方向について予め定められた位置に位置合わせする工程と、
    複数本の前記光ファイバを、共通の固定部材により固定して相対位置を定める工程と、
    前記固定部材に固定された複数本の前記光ファイバのうち、少なくとも2本の前記光ファイバの中心軸を通る面を、前記光ファイバが接続される光部品側に設けられた基準面に対して位置決めする工程と、
    を有することを特徴とする光ファイバの調芯方法。
  2. 前記基準面には、前記固定部材に固定された少なくとも2本の前記光ファイバを保持するファイバ保持溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバの調芯方法。
  3. 前記固定部材に固定される光ファイバのうちの1本が、ダミーファイバであることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバの調芯方法。
  4. 前記光ファイバにおいて前記固定部材に固定される部分の少なくとも一部は、該光ファイバの被覆が除去されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の光ファイバの調芯方法。
  5. 前記固定部材は、前記基準面に対し、前記光ファイバの中心軸方向に間隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の光ファイバの調芯方法。
  6. 前記光部品および前記固定部材は、基板上に設けられ、
    前記固定部材は、前記基板に対して、前記基板の厚さ方向に間隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の光ファイバの調芯方法。
  7. 前記光ファイバは、複数のコアを有するマルチコア光ファイバであることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の光ファイバの調芯方法。
  8. 前記光ファイバは、一つのコアに、複数の光信号を偏波多重させて伝送可能な偏波保持光ファイバであることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の光ファイバの調芯方法。
  9. 中心軸周りの回転方向についての構造上の異方性を有する光ファイバを光部品に接続した光モジュールを製造する方法であって、
    複数本の前記光ファイバのうちの少なくとも1本を、前記光ファイバの中心軸周りの回転方向について予め定められた位置に位置合わせする工程と、
    複数本の前記光ファイバを、共通の固定部材により固定して相対位置を定める工程と、
    前記固定部材に固定された複数本の前記光ファイバのうち、少なくとも2本の前記光ファイバの中心軸を通る面を、前記光ファイバが接続される光部品側に設けられた基準面に対して位置決めする工程と、
    前記基準面に位置決めされた複数本の前記光ファイバを前記光部品に固定する工程と、
    を有することを特徴とする光モジュールの製造方法。
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