JP2015064283A - シート材の外観検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既存の設備に用いやすくシート材の裏面を高精度に検査することができるシート材の外観検査装置を提供する。【解決手段】 検査対象であるシート材50が上面を通過するように搬送経路中に配置される透明な検査板13と、前記検査板13の下方に前記シート材の幅方向に対して複数配置され、前記シート材の前記検査板との対向面からの反射光を、前記検査板を通して観察する複数のカメラ17と、前記カメラにより撮像された前記シート材の画像から、被検査物の外観の欠陥を検査する画像処理装置18、を有する。【選択図】 図3

Description

本発明は、シーツや包布などのシート材の裏面を光学的に検査するシート材の外観検査装置に関し、さらに詳しくは洗濯、乾燥済みのシート材に汚れや破れなどの欠陥がないかを検査するシート材の外観検査装置に関する。
リネンサプライ業界では、大量の被洗濯物が処理される。たとえば、ホテルなどでは、シーツ、カバーなどが大量に洗濯される。そのような被洗濯物は、たとえば3mの幅のアイロナでアイロン掛けされた後、次の設備であるベルトコンベアで運ばれる途中で照明器具によりその表面が照らされて外観が検査された後、折り畳み機に送られる。折り畳み機では、外見検査により穴、汚れなどの不良が検出されたか良品であったかの検査結果に基づいて折り畳み方や取り出し場所を変えて排出される。
このシート材の外観検査に用いられる検査装置としては、特開2008−128822号公報(特許文献1)や特開2011−242330号公報(特許文献2)等が知られている。
特許文献1に開示された外観検査装置は、被検査物であるシート材と同系色の白色と異なる色の2つの背景を応用して被検査物を検査することにより、多様な欠陥を高精度に検査可能としたものである。
また、特許文献2に記載された外観検査装置は、暗色部と透光部を有する検査台に対して、暗色部における布片の反射光を撮影する第1カメラと透光部を通過する布片の透過光を撮影する第2カメラとを備え、両カメラの画像に基づいて汚れと破れを高精度で判別可能としたものである。
特開2008−128822号公報 特開2011−242330号公報
しかし、上記2件の検査装置はいずれもシート材の片面について、破れや汚れなどの欠陥を検査するものである。最近では袋状に構成された布団カバー(包布)などが用いられることも多く、片面からでは十分な検査が困難であることから、シート材の表面、裏面両方の検査を行いたいというニーズが出てきている。
シート材の裏面側を検査するために、検査台を透明にしてカメラを検査台の下側に配置することで検査することができそうであるが、実際には下記の問題が生じていた。
まず、検査対象物であるシート材の一例としてのシーツの幅は約3m程度であるため、検査対象物とカメラの距離は1.5m程度必要である。シート材は、他の既存設備の関係より、床から1m程度の高さを搬送されており、表面に関しては天井高さとの関係はあるものの問題なく高い位置にカメラを設置することが可能である。しかし、裏面の検査のためにシート材の下側(裏面側)にカメラを設置することは、装置の構成上、カメラとシート材との被写体間距離を確保することができず、現実には不可能である。
また、シート材の裏面側にカメラを配置する場合、光軸を曲げるためにミラーなどを利用することも考えられるが、実ラインでは装置の振動が多く、カメラの撮像画像がぶれるため実質的に不可能である。
このため、現在では、シート材の上側に配置されたカメラによって検査せざるを得ず、このために裏面の検査のためにシート材を裏返しているが、この方法ではシート材を裏返すために別の設備が必要となり、ライン全体が長くなってしまう。
さらに、シート材の裏側を透明な検査板の下側から撮影し、また、検査の精度を高めるための背景板を用いる場合、カメラの反対側に位置するシート材の表面側に背景板を配置することが必要となる。この場合、シート材を検査板と背景板との狭い隙間を搬送することとなり、シートの搬送が困難となるという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、既存の設備に用いやすくシート材の裏面を高精度に検査することができるシート材の外観検査装置を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のシート材の外観検査装置を提供する。
本発明の第1態様によれば、
検査対象であるシート材が通過する搬送経路の下方に前記シート材の幅方向に対して複数配置され、前記シート材からの反射光を、観察するカメラと、
前記カメラにより撮像された前記シート材の画像から、被検査物の外観の欠陥を検査する画像処理装置、を有することを特徴とする、シート材の検査装置を提供する。
本発明の第2態様によれば、
前記シート材が上面を通過するように搬送経路中に配置され、複数枚の透明板材が前記シート材の搬送方向に交差する方向に配列されて構成された検査板を備え、
カメラは前記板材の接続部分の法線上に光軸が設けられており、前記シート材の前記検査板との対向面からの反射光を、前記検査板を通して観察することを特徴とする、第1態様のシート材の検査装置を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記シート材が通過する搬送経路を挟んで前記カメラに相対する位置に黒背景形成手段が設けられていることを特徴とする、第1又は第2態様のシート材の検査装置を提供する。
本発明の第4態様によれば、黒背景形成手段は、前記カメラによる前記シート材の撮影範囲位置における視野内に、前記カメラに到達可能な外部からの反射光や拡散光が入射しないようにする箱状に構成されていることを特徴とする、第3態様のシート材の検査装置を提供する。
本発明の第5態様によれば、前記黒背景形成手段は、前記カメラの撮影範囲内に内面を向けて配置された、前記内面が黒色塗布された有底容器として構成された黒色箱部材で構成されている、第3態様のシート材の検査装置を提供する。
本発明によれば、カメラを複数用いることにより、カメラと被検査物との間の被写体間距離を短くすることができるので、検査板の下側にカメラを配置したとしても、カメラをミラーなどの手段を用いることなく、設置することが可能となる。
また、シート材を安定して搬送させることができる検査板を用いた場合には、検査板を構成する板材の接続部分の法線上にカメラの光軸を配置することにより、当該接続部分の撮像を小さくすることができ、撮影ノイズを小さくすることができる。
さらに、搬送経路の上方に黒背景を形成することで、シート材の欠陥を判別しやすくすることができる。特に検査板を用いた場合には、黒背景形成手段と透明な検査板との距離を離して配置することができるため、シート材の搬送時につまりなどの問題を防止することができる。
洗濯ラインの全体構成を示す図である。 本発明の実施形態にかかる外観検査装置の構成を模式的に示す図である。 図2の外観検査装置の検査板近傍の構成を模式的に示す斜視図である。 図2の外観検査装置において継ぎ目線の撮像ノイズを小さくすることの説明図である。 搬送方向に沿った方向のカメラの画角範囲と黒色箱部材の構成及び配置位置を説明するための模式図である。 変形例にかかる外観検査装置の検査板近傍の構成を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係るシート材の外観検査装置について、図面を参照しながら説明する。本実施形態にかかるシート材の外観検査装置は、透光性を有するシート材を被検査物とし、具体的には、洗濯機で洗濯されたシーツなどの被洗濯物の欠陥を検査するための外観検査装置である。
図1は、洗濯ラインの全体構成の一例を示す。洗濯機で洗濯されたシーツ等の被洗濯物は半乾きの状態で広げられてアイロナ1に投入され、アイロン掛けされると共に乾燥される。乾燥した被洗濯物は、搬送装置2によって、最終的に折り畳み機3へと搬送される。シーツの場合は、1枚の広げられた布として搬送される。アイロナ1や搬送装置2は、たとえば3m程度の幅を有している。なお、このような広い幅を有効に利用するため、搬送装置2では、多数の被洗濯物が並列に搬送される。
外観検査装置10は、搬送装置2により移動していく被洗濯物を撮像し、撮像画像を基に画像処理装置18(図2参照)によって外観の異常(破れ、汚れなど)を検出する。折り畳み機3では、画像処理装置18の検査結果に基づいて折り畳み方や取り出し場所を変えて排出される。
図2は本発明の実施形態にかかる外観検査装置の構成を模式的に示す図である。本実施形態に係るシート材の外観検査装置10は、搬送装置2の搬送経路の途中に設けられている。アイロナ1よりアイロン掛けされて出てきた被洗濯物は、上流側のベルトコンベア11により搬送されて、ガイド12により案内され搬送経路中に設けられた検査板13上を移動し、下流側のベルトコンベア15により装置外へ排出される。
検査板13は、厚み10mm程度の透明なアクリル板で構成されており、ベルトコンベア11の搬送幅に合わせて3m程度の幅を有している。検査板13は、図3に示すように、3m程度の幅広に構成されているため、複数枚のアクリル板13a(本実施形態では3枚)を被洗濯物の搬送方向に対して交差する方向に配列して構成されている。アクリル板13aの接続部分には、複数のアクリル板13aの側面を付き合わせた継ぎ目線13bが存在することとなる。検査板13の上流側には白色の背景ブロック14が配置されており、その上を被洗濯物が通過するようになっている。背景ブロック14は、例えば、白色校正に用いることができる。
アイロナ1よりアイロン掛けされて出てきた被洗濯物は検査板13及び背景ブロック14の上を通過して搬送され、検査板13の下方に設けられたカメラ17により被洗濯物の裏面側が検査板13を透過して撮像される。
白色の光源16は、検査板13の上の被検査物である被洗濯物を照明する位置に、搬送方向に対して前方と後方側に設置され、被検査物を照明する。さらに、検査板13の下方には、複数台のカメラ17(本実施例ではエリアカメラ)が搬送方向に直交する向きに配列設置されている。上記のように被洗濯物は幅が約3mあるため、これを撮像するために複数台のカメラで分割して撮像することで、被検査物とカメラ17との距離を小さくすることができる。すなわち、上流側ベルトコンベア11の位置は、他の既存設備との関係で所定の高さ(約1m程度)にする必要がある。このため、本実施形態では、複数台のカメラを用いることで、床面との設置高との関係でカメラが配置できなくなるという問題を解消する。
カメラ17は、その撮影範囲が白色の背景ブロック14及び検査板13上の被洗濯物を撮像するように調整されている。すなわち、後述するように、撮影範囲のうち、白色校正のために背景ブロック上の領域のみをスキャンすれば、背景ブロック部分の画像を得ることができるし、背景ブロックが設けられていない部分のみをスキャンすれば、検査板13上の被洗濯物の画像を得ることができる。
カメラ17は、検査板13上を通過する被洗濯物を検査板13を透して撮影する。カメラ17と光源16との位置関係は、撮像画像に光源の光が直接写りこまないように、光源からの照射光の正反射光がカメラ17の光軸と一致しないように構成される。すなわち、被洗濯物のための照明は、光源16からの照射光が検査板13を透過し、被洗濯物に到達して表面で拡散した拡散光としてカメラ17に到達する。
このため、カメラ17により撮像された画像は、検査板13の表面に傷や汚れが存在した場合は、撮像画像にこれらの傷が写り込み、撮像ノイズが生じることになる。ただし、本実施形態では、これらの撮像ノイズを後述するように最小化するように構成されている。
カメラ17の光軸Lは、図3に示すように、上記検査板13を構成するアクリル板13aの継ぎ目線13bの法線方向に伸びるように調整されている。このようにカメラの光軸Lを調整することにより、検査板13の継ぎ目線13bの厚み方向の写り込み幅を小さくして、検査板13を透して撮像される被洗濯物の撮像ノイズを小さくすることができる。
図4は、本実施形態にかかる検査装置において継ぎ目線の撮像ノイズを小さくすることの説明図である。図4(a)は、本実施形態のように継ぎ目線13bの法線上にカメラの光軸Lが配置されている状態、図4(b)は、継ぎ目線13bに対して、斜めにカメラの光軸Lが配置されている状態を示している。図4(c)は図4(a)における撮像の模式図、図4(d)は図4(b)における撮像の模式図を示している。
図4(a)(b)ともに、矢印90で示すように、被洗濯物50が図面の紙面奥から手前側に搬送される状態を示している。図4(a)の継ぎ目線13bの法線上にカメラの光軸Lが配置されている状態では、所定の厚みを有するアクリル板13aの継ぎ目線13bに対し、アクリル板13aの上端及び下端に対応する光軸が重なるため、撮像画像P1において継ぎ目線の幅D1を最小にすることができる。
一方、図4(b)に示すように、継ぎ目線17bに対して、斜めにカメラの光軸Lが配置されている場合は、所定の厚みを有するアクリル板13aの継ぎ目線13bに対し、アクリル板13aの上端に対応する光軸Lu及び下端に対応する光軸Lbが被洗濯物の幅方向にズレを持つこととなるため、撮像画像P2において、継ぎ目線の幅D2が大きくなる。
このように本実施形態にかかる外観検査装置では、幅広の検査板13を用いた場合に複数枚の板を継ぎ合わせて構成したとしても継ぎ目線13bの影響を最小化させることができる。すなわち、継ぎ目線13b上に被洗濯物の欠陥が存在したとしても、継ぎ目線13bの写り込みを最小にすることができるので撮像ノイズを小さくすることができる。
なお、本実施形態にかかる外観検査装置では、上記のようにカメラ17は2台使用しており、それぞれが継ぎ目線13b上に光軸が配置されるようにするために、少なくとも、検査板は3枚の同寸法のアクリル板13aを用いることができる。
なお、複数のカメラ17は、すべてのカメラについてその光軸Lが継ぎ目線13bの法線方向に設けられている必要はない。すなわちカメラ17の配置箇所は、カメラの台数及びアクリル板13aの設置枚数に応じて設置すればよい。例えば、図6に示す例では、検査板13は2枚のアクリル板13aで構成され中央部分に1本の継ぎ目線13bが存在し、カメラは3台設けられている。この変形例では、中央のカメラ17cのみがその光軸Lcが継ぎ目線13b上に位置するように配置され、両端のカメラ17は継ぎ目線13b上に光軸Lが位置しないように配置されている。
それぞれのカメラ17は、内蔵の撮像素子からのアナログ信号を増幅し、AD変換器により増幅信号のAD変換をする。そして、ハードウェアロジック回路が、あらかじめ記憶している白板校正データを用いて、得られたデジタル信号(生データ)の校正演算をし、デジタル信号を出力する。出力されたデジタル信号は、画像処理装置18に送信され、後述する処理が行われて被洗濯物の欠陥が判断される。
検査板13の上方位置のカメラ17の光軸Lの延長線上には、黒背景形成手段の一例としての黒色箱部材22が設けられている。黒色箱部材22は、内側22aが黒く塗りつぶされた有底の細長い容器状に構成されており、カメラの光軸Lが箱の内部に到達する向きに配置されている。
黒色箱部材22は、カメラ17による被洗濯物の撮影時に、黒背景視野を形成するためのものであり、カメラの画角内、具体的には、被洗濯物50の撮影範囲R位置における視野内に、カメラに到達可能な外部からの反射光や拡散光が入射しないようにする。具体的には、図5に示すように、内部をカメラの光軸側に向けることで、内部22aに入射したあらゆる光が内壁22bで反射及び拡散することを抑え、図5中のLf及びLrの範囲内で示されるカメラの撮影視野を限りなく黒色にする。
カメラ17により撮像された画像は、画像処理装置18に送られる。画像処理装置18は、汎用のコンピュータを用いることができる。画像処理装置18には、画像作成部19、欠陥検出部20,良否判定部21がそれぞれ設けられている。
画像作成部19は、カメラ17によって撮影された撮影画像を画像処理する。上記の通り、本実施形態におけるカメラ17は、エリアカメラが用いられており、撮像された画像のうち、部分的にスキャンするとともに、それぞれのカメラのスキャンされた部分を合成して被洗濯物50の搬送方向及び幅方向の全範囲の画像を作成する。
欠陥検出部20は、画像作成部19によって画像処理した結果に基づいて被洗濯物50の欠陥を検出する。さらに、良否判定部21は、欠陥検出部20による欠陥の検出結果に基づいて被洗濯物50の良否を判定する。
以上に説明した外観検査装置について、その動作を説明する。搬送装置2において、外観検査装置10に送り込まれた被洗濯物50は、ベルトコンベア11により検査板13の上を通過する。検査板13には上記の通り白色の背景ブロック14が設けられており、白色ブロック14の上を通り、次に背景ブロックが設けられていない領域を通る。背景ブロックが設けられていない部分は上記の通り、黒背景視野に構成されている。
被洗濯物50は白色の光源16により照射されており、画像作成部19によってカメラ17の撮影視野のうち、黒背景視野の部分をスキャンし、黒背景視野の上の画像を作成する。欠陥検出部20は作成された画像に基づいて下記の通り、欠陥の有無を判別する。
被洗濯物50に破れがあった場合、破れた部分は黒背景視野が露出して見えているので、被洗濯物50は、黒背景視野上で、破れが黒くカメラに撮像される。なお、ここでは、画像の色について簡単のため単純に黒、白という表現をしているが、実際は黒背景視野上の破れでも半分透けたような破れは暗いだけで真っ黒とはならない場合がある。また、包布のような複数枚が重なっているような被洗濯物の場合は、黒背景視野とならず、白背景となる場合がある。この場合、白背景上でも破れ周囲の影などで部分的に黒く見える場合もある。また、被洗濯物50に色染みがあった場合、周囲の色とは異なる色であるので色の違いを検出すれば良い。
良否判定部21は、欠陥検出部20により欠陥が発見された場合は、当該被洗濯物を良品ではないと判定し、ベルトコンベア15により装置外へ排出されたあと、下流側の搬送装置によって取り出し場所を変えて排出する。
以上説明したように、本実施形態にかかるシート材の外観検査装置によれば、シート材の裏面を高精度に検査することができ、また、既存の設備にも好適に用いることができる。
なお、いうまでもなく、本発明のシート材の外観検査装置は、シーツなどの被洗濯物の他に、フィルム、ガラスクロス、プリプレグ、プラスチックボード、ペーパーなどの透光性を有するシート材の外観検査についても同様に適用できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、黒背景形成手段の構成としては、箱状部材に限定されるものではなく、被洗濯物50の撮影範囲R位置における視野内に、カメラに到達可能な外部からの反射光や拡散光が入射しないように構成されるものであればどのようなものであってもよく、例えば、ドーム状に構成されていてもよい。
また、検査板13については、搬送経路中にシート材を安定して搬送させるために設けられるものであり、シート材の安定した搬送が可能であれば、検査板13を省略することも可能である。例えば、上流側及び下流側のベルトコンベアによりシート材に張力をかける構成を有していたり、検査対象であるシート材自体が撓みにくいものである場合などは、黒背景形成手段の下方に検査板13を省略して、直接カメラを配置することが可能である。
また、カメラはエリアカメラではなく、ラインカメラを用いることも可能である。
1 アイロナ
2 搬送装置
3 折り畳み機
10 外観検査装置
11 上流側ベルトコンベア
12 ガイド
13 検査板
14 白色ブロック
15 下流側ベルトコンベア
16 光源
17,17c カメラ
18 画像処理装置
19 画像作成部
20 欠陥検出部
21 良否判定部
22 黒色箱部材

Claims (5)

  1. 検査対象であるシート材が通過する搬送経路の下方に前記シート材の幅方向に対して複数配置され、前記シート材からの反射光を、観察するカメラと、
    前記カメラにより撮像された前記シート材の画像から、被検査物の外観の欠陥を検査する画像処理装置、を有することを特徴とする、シート材の検査装置。
  2. 前記シート材が上面を通過するように搬送経路中に配置され、複数枚の透明板材が前記シート材の搬送方向に交差する方向に配列されて構成された検査板を備え、
    カメラは前記板材の接続部分の法線上に光軸が設けられており、前記シート材の前記検査板との対向面からの反射光を、前記検査板を通して観察することを特徴とする、請求項1に記載のシート材の検査装置。
  3. 前記シート材が通過する搬送経路を挟んで前記カメラに相対する位置に黒背景形成手段が設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート材の検査装置。
  4. 前記黒背景形成手段は、前記カメラによる前記シート材の撮影範囲位置における視野内に、前記カメラに到達可能な外部からの反射光や拡散光が入射しないようにする箱状に構成されていることを特徴とする、請求項3に記載のシート材の検査装置。
  5. 前記黒背景形成手段は、前記カメラの撮影範囲内に内面を向けて配置された、前記内面が黒色塗布された有底容器として構成された黒色箱部材で構成されている、請求項3又は4に記載のシート材の検査装置。
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