JP2015060698A - 電極の製造方法、及び電極製造装置 - Google Patents

電極の製造方法、及び電極製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】塗工部が絶縁層で覆われていても所定サイズの電極を精度良く製造することができる電極の製造方法、及び電極製造装置を提供すること。
【解決手段】負極電極は、電極材料30を長手方向に沿って搬送し、塗工部35を切断用金型74に対応させた位置で切断して製造する。この負極電極の製造方法では、塗工部35の表面から厚みが減少する凹部37をカメラ72で検出し、カメラ72による検出位置から切断用金型74までの電極材料30の搬送量を、凹部37を基準位置として設定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、塗工部が絶縁層によって覆われた電極材料を切断機構で切断して電極を製造する電極の製造方法、及び電極製造装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。この種の二次電池は、金属箔に活物質層を有するシート状の正極及び負極の電極を有し、正極と負極の電極の間をセパレータで絶縁して積層した電極組立体を有するとともに、電極組立体を電解液と共にケースに収容して構成されている。
このような電極組立体における電極の製造方法は、一例として、まず、長尺状の金属箔上に、ペースト状の活物質合剤を間欠塗工して、活物質合剤の塗工部、及び活物質合剤が塗布されずに金属箔の露出した露出部を交互に有する電極材料を形成する。その後、塗工部を乾燥し、プレスする。そして、その電極材料を、切断機構のある位置まで搬送し、切断機構により、電極材料を活物質層及びタブを含む所定サイズの電極形状に切断することで電極が製造される。
電極材料を切断して、所定サイズの電極を精度良く製造するには、電極材料が切断位置に配置されるように、電極材料を精度良く搬送する必要がある。
図9に示すように、例えば、特許文献1に開示の切断位置検出方法では、間欠塗布品90(電極材料)が搬送される際、センサ91を駆動して間欠塗布品90の塗布部90a(塗工部)で第1センサ信号を得る一方、未塗布部90b(露出部)及び、塗布部90aに間隔を空けて貼着された貼着部材93で第2センサ信号を得る。そして、第1及び第2センサ信号に基づいて、貼着部材93間の塗布部90a、及び貼着部材93と未塗布部90bとの間の塗布部90aの長さが演算される。演算された塗布部90aの長さが、未塗布部90bの直前の塗布部90aの長さと判別されると、センサ91で検出した位置が、塗布部90aと未塗布部90bとの境界部位94の手前位置であることが検出される。すると、間欠塗布品90が一定距離だけ搬送されて切断位置に配置される。
また、正極及び負極の電極では、活物質層から活物質が脱落してしまうと、脱落した活物質がセパレータを貫通して電極組立体での内部短絡を引き起こしてしまうことがある。そこで、活物質の脱落を防止するために、活物質層を絶縁層で覆った電極もある(例えば、特許文献2参照。)
特開平11−273663号公報 特開平7−220759号公報
ところで、特許文献1のように、塗布部90aと未塗布部90bとの境界部位94をセンサ91で識別する方法では、特許文献2のように、塗布部90aが絶縁層で覆われた場合には、塗布部90aと未塗布部90bの境界部位94が識別できなくなってしまう。これは、塗布部90aに絶縁層を塗布する場合に、製造誤差等により絶縁層の塗布位置にずれが生じても、塗布部90aに覆われない部位が生じないように絶縁層を塗布部90aより大きく(広く)設定するためである。しかしながら、前記の構造を採用すると、塗布部90aと未塗布部90bとの境界は、境界部位94により覆われてしまう。すると、間欠塗布品90を切断位置へ搬送できなくなってしまい、所定サイズの電極を精度良く製造できない。
本発明は、塗工部が絶縁層で覆われていても所定サイズの電極を精度良く製造することができる電極の製造方法、及び電極製造装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための電極の製造方法は、長尺状の金属箔の少なくとも一面に、活物質合剤の塗工部、及び前記金属箔の露出部を前記金属箔の長手方向へ交互に有するとともに、少なくとも前記塗工部が絶縁層によって覆われた電極材料を用い、前記電極材料を長手方向に沿って搬送し、切断機構により前記塗工部を切断して電極を製造する電極の製造方法であって、前記塗工部の表面から厚み方向に厚みが減少する薄肉部を検出機構で検出し、前記検出機構による検出位置から前記切断機構までの前記電極材料の搬送量を、前記薄肉部を基準位置として設定することを要旨とする。
これによれば、薄肉部は塗工部における厚みの薄い部位であるため、塗工部の表面が絶縁層で覆われても、薄肉部だけは絶縁層と色が異なったりする。したがって、絶縁層によって塗工部が覆われて、塗工部と露出部の境界が検出機構で検出できなくても、薄肉部は検出機構で検出することができる。すなわち、絶縁層によって塗工部が覆われていても、電極材料の搬送量を導出するために必要な基準位置を設定することができる。よって、基準位置からの搬送量を精度良く導出することができ、電極材料を切断機構まで搬送して、精度良く切断することができる。
また、電極の製造方法について、前記薄肉部は、表面の一部が凹みとなった凹部であり、回転するコーティングロールの表面に付着させた前記活物質合剤と、前記コーティングロールと同方向に回転するバッキングロールで搬送される前記金属箔とを接触させて前記金属箔に前記活物質合剤を転写して前記塗工部を形成した後、前記バッキングロールと、前記コーティングロールとを離間させて前記露出部を形成し、前記接触と離間を交互に繰り返して前記金属箔の長手方向に前記塗工部及び露出部を交互に形成してもよい。
これによれば、コーティングロールとバッキングロールを用いて塗工部及び露出部を交互に形成するとき、バッキングロールとコーティングロールを離間させるタイミングでは、塗工部に凹部が形成されやすい。したがって、コーティングロール及びバッキングロールを備えた装置で間欠塗工を行う場合に、凹部を利用して基準位置を設定する方法を採用するのが好ましい。
また、電極の製造方法について、前記絶縁層は、ダイヘッドから絶縁材料を吐出して形成される。
これによれば、ダイヘッドの吐出口と、対向する塗工部表面とのギャップが所定範囲内に収まった状態で、塗工部に絶縁材料が塗布される。このとき、薄肉部に関しては、塗工部の表面から厚みが減少しているため、薄肉部でのギャップが所定範囲から外れる。その結果、薄肉部には絶縁層が形成されなくなり、薄肉部だけ絶縁層とは異なる色とすることができ、その色の違い(濃淡)から薄肉部が検出しやすくなる。したがって、ダイヘッドを用いて絶縁層を形成する場合に、薄肉部を利用して基準位置を設定する方法を採用するのが好ましい。
上記問題点を解決するための電極製造装置は、長尺状の金属箔の少なくとも一面に、活物質合剤の塗工部、及び前記金属箔の露出部を前記金属箔の長手方向へ交互に有するとともに、少なくとも前記塗工部が絶縁層によって覆われた電極材料を用いて電極を製造する電極製造装置であって、前記電極材料を前記長手方向に搬送する搬送機構と、前記電極材料を前記塗工部を含んで前記電極の形状に切断する切断機構と、前記塗工部の表面から厚み方向に厚みが減少する薄肉部を検出する検出機構と、前記検出機構による検出位置から前記切断機構までの前記電極材料の搬送量を、前記薄肉部を基準位置として設定する搬送量決定機構と、を備えることを要旨とする。
これによれば、薄肉部は塗工部の表面から厚みが減少しているため、塗工部の表面が絶縁層で覆われても、薄肉部だけは絶縁層と色が異なったりする。したがって、絶縁層によって覆われて、塗工部と露出部の境界が検出機構で検出できなくても、薄肉部は検出機構で検出することができる。すなわち、絶縁層によって塗工部が覆われていても、搬送量決定機構により電極材料の搬送量を導出するために必要な基準位置を設定することができる。よって、搬送量決定機構により、基準位置からの搬送量を精度良く導出することができ、搬送機構により電極材料を切断機構まで搬送して、切断機構で精度良く切断することができる。
また、電極製造装置について、前記検出機構は、前記薄肉部によって生じる前記塗工部の色の変化を検出する光学的検出器であるのが好ましい。
これによれば、塗工部が絶縁層で覆われていても所定サイズの電極を精度良く製造することができる。
本発明によれば、所定サイズの電極を精度良く製造することができる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 電極の塗工装置を模式的に示す図。 (a)は塗工部を示す平面図、(b)は塗工部を示す側断面図。 コーティング装置を模式的に示す図。 絶縁層を備えた塗工部を示す側断面図。 電極製造装置を模式的に示す図。 電極材料を示す平面図。 背景技術を示す図。
以下、電極の製造方法、及び電極製造装置を具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10において、ケース11には電極組立体14及び電解液が収容されている。ケース11は、直方体状の本体部材12と、矩形平板状の蓋部材13とを有する。本体部材12は、その内側に収容部Sを有するとともに、収容部Sと連通する挿入口13cが開口している。蓋部材13は、挿入口13cを閉塞する。ケース11を構成する本体部材12と蓋部材13は、何れも金属製(例えば、ステンレスやアルミニウム)である。また、本実施形態の二次電池10は、その外観が角型をなす角型電池であり、リチウムイオン電池である。
電極組立体14には、当該電極組立体14から電気を取り出すための正極端子41と負極端子42が電気的に接続されている。そして、正極端子41及び負極端子42は、蓋部材13の貫通孔13aを介してケース11外に突出するとともに、正極端子41及び負極端子42には、ケース11から絶縁するためのリング状の絶縁リング13bがそれぞれ取り付けられている。
電極組立体14は、電極としての複数の正極電極21と、電極としての複数の負極電極24とが、樹脂製のセパレータ27を介して交互に積層されて構成されている。正極電極21は、矩形状の正極用金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)22と、その正極用金属箔22の両面(表面)に設けられた矩形状の正極用の活物質層23と、を有する。正極用金属箔22の両面の活物質層23は、同じ平面形状及び同じ厚みであり、かつ正極用金属箔22を挟んで互いに対向している。正極電極21は、その第1の辺21aに沿って、活物質層23の設けられていない正極未塗工部22dを有する。そして、正極電極21において、第1の辺21aの一部には、正極用の集電タブ31が突出する状態に設けられている。
負極電極24は、矩形状の負極用金属箔(本実施形態では銅箔)25と、その負極用金属箔25の両面(表面)に設けられた矩形状の負極用の活物質層26と、を有する。負極用金属箔25の両面の活物質層26は、同じ平面形状及び同じ厚みである。負極電極24は、その第1の辺25aの一部に負極用の集電タブ32が突出する状態に設けられ、この集電タブ32の基端寄りにも活物質層26が設けられている。
負極電極24は、両活物質層26を覆う絶縁層26aを備え、絶縁層26aはセラミック製である。絶縁層26aは、電極組立体14において、樹脂製のセパレータ27が溶融したときでも、正極電極21と負極電極24を絶縁できるようにするために設けられている。また、絶縁層26aは、活物質層26からの活物質の脱落を抑制している。絶縁層26aは、活物質層26の全面を覆っており、集電タブ32に存在する活物質層26も覆っている。
図1に示すように、正極電極21及び負極電極24は、正極用の集電タブ31が積層方向に沿って列状に配置され、且つ正極用の集電タブ31と重ならない位置にて負極用の集電タブ32が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。そして、各正極用の集電タブ31は、電極組立体14における積層方向の一端から他端までの範囲内で集められた(束ねられた)状態で折り曲げられている。各正極用の集電タブ31が重なっている箇所を溶接することによって全ての正極用の集電タブ31が電気的に接続されるとともに、正極用の集電タブ31に正極端子41が接続されている。各負極用の集電タブ32が重なっている箇所を溶接することによって全ての負極用の集電タブ32が電気的に接続されるとともに、負極用の集電タブ32に負極端子42が接続されている。
次に、負極電極24の製造方法を説明する。負極電極24の製造方法は、塗布工程と、乾燥工程と、プレス工程と、コーティング工程と、切断工程と、を有する。
図3に示すように、塗布工程と、乾燥工程と、プレス工程を行う塗布装置50は、矩形状に切断される前の長尺状の負極用金属箔25の一面に活物質合剤としての活物質ペースト43を転写し、負極用金属箔25の長手方向に所定長さの活物質ペースト43の塗工部35を形成するとともに、塗工部35を乾燥、圧縮するための装置である。
塗布装置50は、供給ロール51を備え、この供給ロール51には長尺状の負極用金属箔25がロール状に捲回されている。また、塗布装置50は、供給ロール51から供給される負極用金属箔25に活物質ペースト43を転写する転写装置54を備える。転写装置54は、活物質ペースト43の貯留部55、円柱状のコーティングロール56、貯留部55から供給される活物質ペースト43をコーティングロール56の表面に付着させるとともに、活物質ペースト43の厚さ(量)を調節する略円柱状のコンマロール57を有する。また、転写装置54は、負極用金属箔25を搬送する円柱状のバッキングロール58を備える。各ロール56,57,58は平行に配置されている。
コーティングロール56は、バッキングロール58の回転方向Y1とは同方向(図3では時計回り)である回転方向Y2に回転する。これにより、近接した表面同士は反対方向に移動し、コーティングロール56の表面に付着した活物質ペースト43を負極用金属箔25の一面に転写し、塗工部35を形成する。コンマロール57は、コーティングロール56から一定の間隔を空けて離間し、コンマロール57とコーティングロール56の隙間の広さによって、コーティングロール56に付着させる活物質ペースト43の厚さを規定する。
バッキングロール58は、負極用金属箔25をコーティングロール56に対して接近させることにより、活物質ペースト43と負極用金属箔25とを接触させ、負極用金属箔25の一面に活物質ペースト43を転写し、塗工部35を形成する接触位置P1に位置可能である。また、図3の2点鎖線に示すように、バッキングロール58は、接触位置P1から離れた位置であり、負極用金属箔25の一面に活物質ペースト43を転写させない離間位置P2に位置可能である。
バッキングロール58を接触位置P1に位置させるタイミングは、コーティングロール56表面の活物質ペースト43を、負極用金属箔25の転写開始位置から転写させるタイミングである。一方、バッキングロール58を接触位置P1から離間位置P2に移動させるタイミングは、負極用金属箔25に所定長さだけ活物質ペースト43が転写されたタイミングである。
また、バッキングロール58を接触位置P1から離間させている時間の長さによって、負極用金属箔25に活物質ペースト43が転写されない部位の長さが決定される。そして、バッキングロール58を接触位置P1と離間位置P2との間で繰り返し移動させることにより、負極用金属箔25に活物質ペースト43が間欠的に転写される。その結果、負極用金属箔25には、活物質ペースト43の塗工部35と、活物質ペースト43が転写されず(塗布されず)、負極用金属箔25が露出した露出部Rとが、負極用金属箔25の長手方向へ交互に形成される。負極用金属箔25の長手方向に沿った各塗工部35の長さは全て同じであり、各露出部Rの長さも全て同じである。
図4(a)及び図4(b)に示すように、塗工部35において、バッキングロール58が接触位置P1に位置し、かつ負極用金属箔25が活物質ペースト43に接触するタイミングで形成される部位を始端36aとする。この始端36aが形成されるとき、活物質ペースト43に対し、負極用金属箔25が押し付けられることから、始端36aでは、厚みが薄くなる。一方、塗工部35において、バッキングロール58が離間位置P2へ離脱するタイミングで形成される部位を終端36bとする。この終端36bが形成されるとき、バッキングロール58の移動に伴い、負極用金属箔25に転写された活物質ペースト43がコーティングロール56に持っていかれるため、終端36bでは、厚みが薄くなるとともに、終端36b付近では、活物質ペースト43の層の表面の一部が凹みとなった薄肉部としての凹部37が形成される。凹部37は、活物質ペースト43の表面からの厚みが減少している部位である。
凹部37は、負極用金属箔25の一面に沿う方向で、かつ長手方向に直交する方向である短手方向へ間隔を空けて複数生じる。複数の凹部37において、負極用金属箔25の搬送時にある特定の位置に先に到達する端部を前端部37aとし、前端部37aより後に到達する端部を後端部37bとする。凹部37は、全ての前端部37a及び後端部37bが、負極用金属箔25の短手方向に延びる直線上に位置し、搬送方向にずれておらず、同じ位置に形成されている。さらに、凹部37は、塗工部35の終端36b付近で、常に同じ位置に形成されるようになっている。このため、負極用金属箔25の長手方向に沿った、凹部37の前端部37aから塗工部35の始端36aまでの長さも、常に一定になっている。
図3に示すように、塗布装置50において、搬送方向X1における転写装置54の下流側には、負極用金属箔25の一面に形成された塗工部35を乾燥させる乾燥炉59が設けられている。乾燥炉59の内部には、高温の熱媒体(例えば空気や窒素ガスなどの気体)が外部から供給され、塗工部35を加熱するとともに、塗工部35から蒸発した溶媒蒸気を乾燥炉59内から除去するようになっている。
塗布装置50において、搬送方向X1における乾燥炉59の下流側(出口側)には、一対のプレスロール60aが設けられ、一対のプレスロール60aは、負極用金属箔25を搬送方向X1へ搬送しながら、乾燥済みの塗工部35をロールプレス(圧縮)する。一対のプレスロール60aにより乾燥済みの塗工部35を圧縮することで、塗工部35及び露出部Rを長手方向に交互に有する電極材料30が形成される。また、搬送方向X1におけるプレスロール60aの下流側には、電極材料30を巻取る巻取ロール61を備える。なお、本実施形態では、塗布装置50により、負極用金属箔25の両面に塗工部35及び露出部Rが形成される。
次に、コーティング工程を行い、塗工部35に絶縁層26aを形成するコーティング装置62について説明する。
図5に示すように、コーティング装置62は、巻取ロール61から送り出された電極材料30を巻取るコーティング用巻取ロール70を備える。また、コーティング装置62は、巻取ロール61から送り出された電極材料30の塗工部35に対して、絶縁材料としての絶縁層用塗工液64を塗布するダイヘッド63を備える。絶縁層用塗工液64は、セラミック粒子(例えば、アルミナ粒子)とバインダ溶剤よりなる。ダイヘッド63は、絶縁層用塗工液64が貯留されるマニホールド65を内部に備えるとともに、マニホールド65に貯留される絶縁層用塗工液64を吐出する吐出口66を備える。吐出口66は、コーティング用巻取ロール70に巻取られることで搬送される負極用金属箔25に対して離間した状態で対向配置されている。
ダイヘッド63は、マニホールド65と連通した供給口63aを有している。また、コーティング装置62は、供給口63aに接続されたポンプ67と、ポンプ67に接続され、かつ、絶縁層用塗工液64が貯留されるタンク68とを備えている。そして、ポンプ67を制御することにより、マニホールド65内の絶縁層用塗工液64に付与される圧力を制御する。ダイヘッド63は、マニホールド65内の絶縁層用塗工液64への圧力の有無に応じて、吐出口66から絶縁層用塗工液64を吐出することにより、負極用金属箔25の塗工部35に絶縁層用塗工液64を塗布する。一方、ダイヘッド63は、マニホールド65内の絶縁層用塗工液64に対する圧力付与が停止された場合には、吐出口66からの絶縁層用塗工液64の吐出を停止する。
負極用金属箔25に形成された塗工部35の表面と、ダイヘッド63の吐出口66との間隔をギャップGとすると、このギャップGが、所定範囲内に収まるようにダイヘッド63の位置が調節される。ギャップGが所定範囲から外れて広すぎたり、狭すぎたりすると、吐出口66から吐出された絶縁層用塗工液64を塗工部35に適切な厚みで塗布できなくなるからである。
そして、塗工部35表面と、ダイヘッド63の吐出口66とのギャップGが所定範囲に収まる状態で、ダイヘッド63から絶縁層用塗工液64が塗工部35に向けて塗布されると、図6に示すように、塗工部35の始端36a及び終端36bを始め、塗工部35の表面に絶縁層用塗工液64が塗布され、絶縁層26aが形成される。このとき、凹部37においては、ギャップGの範囲から外れるため、凹部37には絶縁層用塗工液64が塗布されず、塗工部35が露出したままとなる。よって、塗工部35上では、絶縁層26aと凹部37とが混在し、表面の色の異なる部位が生じる。なお、本実施形態において、絶縁層26aの主成分がアルミナである場合には、絶縁層26aの表面はほぼ白色になり、塗工部35(活物質層26)の活物質の主成分がカーボンである場合には、凹部37は黒色となる。
また、図6及び図8に示すように、絶縁層26aは、塗工部35の始端36a及び終端36bを越えて露出部Rの一部も覆うように設定される。これは、絶縁層用塗工液64の塗布時に、製造誤差等により位置ずれが生じても、塗工部35に絶縁層26aによって覆われない部位を生じさせないためである。よって、絶縁層26aにより、塗工部35と露出部Rの境界部が識別しにくい状態となっている。
次に、切断工程を行う電極製造装置71について説明する。
図7に示すように、電極製造装置71は、コーティング用巻取ロール70から送り出された電極材料30を搬送する搬送機構としての搬送テーブルTを備え、電極材料30は搬送テーブルT上を搬送方向Yに搬送される。搬送テーブルTは、制御装置73に信号接続され、搬送テーブルTによる電極材料30の搬送量(送り量)が制御可能である。また、電極製造装置71は、搬送テーブルT上で搬送される電極材料30に対向配置された検出機構及び光学的検出器であるカメラ72を備える。カメラ72は、塗工部35の表面を受像し、その映像から塗工部35の濃淡(色の変化)に基づいて凹部37の位置を検出する。すなわち、塗工部35において、絶縁層26aよりも濃い凹部37の位置を検出する。このカメラ72は制御装置73に信号接続され、カメラ72の検出信号は制御装置73に出力される。
また、電極製造装置71は、切断機構としての切断用金型74を備える。
図8の2点鎖線に示すように、この切断用金型74は、電極材料30の短手方向に沿って塗工部35の一辺を切断しつつ、その一辺から突出するように集電タブ32を切断する。
図7に示すように、切断用金型74は制御装置73に信号接続されている。制御装置73には、制御プログラムが記憶されている。制御装置73の制御プログラムには、カメラ72からの検出信号が入力されると、凹部37の前端部37aを基準位置に設定するプログラムが組み込まれている。本実施形態では、図8の1点鎖線に示すように、全ての凹部37の前端部37aを、負極用金属箔25の短手方向に結ぶ直線Lを基準位置とするようになっている。
制御装置73の制御プログラムには、負極用金属箔25の搬送方向Yに沿って電極材料30を搬送する量(搬送量)を導出するプログラムが組み込まれている。制御装置73は、凹部37が検出されると、負極電極24の第1の辺25aから第2の辺25bまでの長さが確保できるように、凹部37の前端部37aに位置する直線Lから切断用金型74までの距離を導出する。さらに、制御装置73は、導出された距離だけ電極材料30が移動するように搬送テーブルTを駆動させるようになっている。したがって、本実施形態では、制御装置73が搬送量決定機構を構成している。
次に、負極電極24の製造方法を作用と共に記載する。
さて、図3に示すように、塗布装置50によって、活物質ペースト43の塗布工程と、乾燥工程と、プレス工程が行われ、負極用金属箔25に活物質ペースト43が間欠塗工される。すると、負極用金属箔25の一面に、塗工部35及び露出部Rが交互に形成され、電極材料30が製造されるとともに、その電極材料30は巻取ロール61に巻取られる。なお、負極用金属箔25の他面にも、塗布装置50によって塗工部35及び露出部Rを交互に形成する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、塗工部35の終端36b付近には、凹部37が形成される。そして、電極材料30は、巻取ロール61に巻取られていく間に、乾燥炉59内を通過して乾燥され、その後、プレスロール60aにより乾燥済みの塗工部35が圧縮される。
次に、図5に示すように、コーティング装置62に、巻取ロール61をセットし、巻取ロール61から電極材料30を送り出しながら、コーティング用巻取ロール70で巻取る。そして、塗工部35に対し、ダイヘッド63の吐出口66から絶縁層用塗工液64を吐出させ、塗工部35を絶縁層26aで覆う。このとき、塗工部35と露出部Rの境界部(塗工部35の始端36a及び終端36b)も絶縁層26aで覆われ、境界部が外部から識別しにくくなる。また、図6に示すように、塗工部35の凹部37上には絶縁層26aは形成されず、凹部37は絶縁層26aから露出し、塗工部35には凹部37と絶縁層26aによって濃淡が形成される。
次に、図7に示すように、電極製造装置71にコーティング用巻取ロール70をセットし、制御装置73により、搬送テーブルTを駆動させ、コーティング用巻取ロール70から電極材料30を引き出させながら、搬送テーブルTで搬送させる。
そして、制御装置73のカメラ72により、絶縁層26aと凹部37の濃淡から凹部37の位置が検出されると、検出信号は制御装置73に出力される。制御装置73は、凹部37の前端部37aが繋がる直線Lを、負極用金属箔25の搬送する際の基準位置に設定する。制御装置73は、基準位置から切断用金型74までの電極材料30の搬送量を導出する。そして、制御装置73は、導出された搬送量だけ搬送テーブルTを移動させる。
その後、図8に示すように、切断用金型74が電極材料30に向けて移動し、切断用金型74により、塗工部35が切断され、塗工部35から負極電極24の第1の辺25aが形成されるとともに、その第1の辺25aから集電タブ32が所定長さとなるように切断される。最後に、図示しないが、凹部37が活物質層26に残らないように、電極材料30を短手方向に沿って切断すると、塗工部35の切断縁から負極電極24の第2の辺25bが形成されるとともに、絶縁層26aを有する負極電極24が製造される。
なお、本実施形態において、正極電極21には、絶縁層26aは形成されない。このため、正極電極21は、負極電極24とは別の方法で製造される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)絶縁層26aを有する負極電極24の製造工程では、塗工部35を間欠塗工する際に、塗工部35に凹部37が形成される。この凹部37は、塗工部35を絶縁層26aで覆っても絶縁層26aから露出しており、絶縁層26aよりも色が濃くなっている。このため、絶縁層26aによって、塗工部35と露出部Rの境界部が視認できなくても、凹部37はカメラ72で検出することができ、制御装置73は、その凹部37を基準位置として電極材料30の搬送量を設定することができる。よって、制御装置73は、基準位置からの搬送量を精度良く導出することができ、電極材料30を切断用金型74の所定位置まで搬送して、切断用金型74により電極材料30を精度良く打ち抜くことができる。すなわち、所定サイズの負極電極24を精度良く製造することができる。
(2)塗布装置50は、コーティングロール56、コンマロール57及びバッキングロール58を備え、バッキングロール58とコーティングロール56の離間及び接触を交互に繰り返して塗工部35を間欠塗工する。バッキングロール58をコーティングロール56から離間させる際、負極用金属箔25に転写した活物質ペースト43がコーティングロール56に持っていかれるため、塗工部35の終端36b付近に凹部37が形成される。そして、この凹部37を基準位置に設定して電極材料30の搬送量を導出するため、この凹部37を用いる方法については、塗布装置50を用いて塗工部35を形成する場合に採用するのが好適である。
(3)絶縁層26aを形成するダイヘッド63は、その吐出口66と塗工部35とのギャップGが所定範囲内に収まると、絶縁層用塗工液64を塗工部35に塗布することができるが、ギャップGが所定範囲から外れると、絶縁層用塗工液64を塗工部35に塗布できなくなる。凹部37が形成されると、凹部37についてはギャップGの所定範囲から外れてしまう。その結果、凹部37に絶縁層26aが形成されなくなる。よって、凹部37を絶縁層26aとの濃淡で識別し、かつ凹部37を負極用金属箔25の搬送時の基準位置に設定して搬送量を導出する方法については、絶縁層26aの形成のためにダイヘッド63を用いる場合に採用するのが好適である。
(4)凹部37と絶縁層26aとの濃淡をカメラ72で識別するようにした。このため、簡単かつ安価に凹部37を識別することができる。
(5)凹部37は、塗布装置50によって塗工部35の間欠塗工を行うと、終端36b付近の一定位置に形成され、いずれの塗工部35においても、負極用金属箔25の長手方向へは位置ずれせずに形成される。このため、凹部37を基準位置として搬送量を設定することで、いずれの塗工部35であっても、負極電極24を所定サイズに精度良く製造することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態では、凹部37を基準位置に設定したが、基準位置は凹部37に限定されるものではなく、塗工部35の厚みの変化により、絶縁層26aの形成後に、塗工部35の始端36a又は終端36b付近に生じる色の異なる部位であれば、同様に基準位置に設定することができる。例えば、上記実施形態では、凹部37に絶縁層26aが形成されない場合を説明したが、絶縁層26aが形成されても、その厚みが薄い場合には、表面に色の異なる部位が生じる。また、前述したように、バッキングロール58の接触又は離脱により、塗工部35の始端36a又は終端36bには、凹部37以外にも厚みの薄い部位が生じる。このような厚みの変化が急激な場合、絶縁層26aが薄くなり、塗工部35の色が表面に透けて色の異なる部位が生じる。活物質ペースト43の塗布において、塗工部35の始端36a付近又は終端36b付近は、厚みの変化を生じやすいので、このような部分は個々の電極に切断するときに廃棄する。したがって、本発明は、色の違いを識別できるものであれば適用できる。
○ 実施形態では、絶縁層26aの形成のためにダイヘッド63から絶縁層用塗工液64を吐出するようにしたが、ダイヘッド63以外の方法で絶縁層26aを形成してもよい。
○ 実施形態では、塗工部35の終端36b付近に形成された凹部37を基準位置に設定したが、凹部37が塗工部35の始端36a付近に形成された場合は、始端36a付近の凹部37を基準位置として搬送量を導出するようにしてもよい。
○ 実施形態では、凹部37を光学的検出器としてのカメラ72で検出するようにしたが、凹部37の検出は、光学的検出器としてカメラ72以外の検出器、例えば、光電センサで行ってもよい。
○ 実施形態では、凹部37をカメラ72が濃淡により識別したが、これに限定されるものではなく、色の違いを識別できるものであればよい。実施形態では、絶縁層26aが白色、塗工部35が黒色のため濃淡となったが、絶縁層26aと塗工部35(活物質層26)の色が異なる場合には、適切な色の識別により凹部37を検出することができる。
○ 凹部37の検出機構としては、光学的検出器以外の検出器、例えば、磁気センサや超音波検出器を用いてもよい。
○ 実施形態では、凹部37には絶縁層26aが形成されないとしたが、絶縁層26aに絶縁層26aが形成されていてもよい。この場合、凹部37を覆う絶縁層26aの厚みは、凹部37以外を覆う絶縁層26aの厚みより薄くなり、凹部37とそれ以外で濃淡が生じるように設定される。
○ 実施形態では、凹部37の前端部37aを結ぶ直線Lを基準位置に設定したが、基準位置は適宜変更してもよい。例えば、負極用金属箔25の長手方向に沿った凹部37の長さの中央を基準位置としたり、負極用金属箔25の長手方向に沿った凹部37全体の長さを平均化した帯状のラインを基準位置としたりしてもよい。
○ 実施形態では、負極用金属箔25の両面に塗工部35及び露出部Rを形成した電極材料30を用いて負極電極24を製造したが、負極用金属箔25の一面のみに塗工部35及び露出部Rを形成した電極材料30を用いて負極電極24を形成してもよい。
○ 実施形態では、負極電極24の製造の際に、塗工部35に絶縁層26aを形成し、塗工部35の凹部37を基準位置として切断工程時の負極用金属箔25の搬送量を導出した。これに対し、正極電極21の製造の際にも、塗工部に絶縁層を形成し、塗工部の凹部を基準位置として切断工程時の正極用金属箔22の搬送量を導出するようにしてもよい。
○ 絶縁層26aはセラミック製としたが、絶縁材料は他の材料でもよく、樹脂やゴム等であってもよい。
○ 実施形態では、絶縁層26aは塗工部35を覆っていたが、絶縁層26aは塗工部35だけでなく露出部Rの全体も覆っていてもよい。
○ 実施形態では、切断用金型74では、負極電極24の第1の辺25a及び集電タブ32が形成されるようにしたが、これに限らない。切断機構として、負極電極24の第1の辺25a、集電タブ32及び第2の辺25bも全て切断できるものを用いてもよい。
○ 負極電極24は、集電タブ32を有する電極であり、負極用金属箔25の搬送量は、集電タブ32を形成できる量としたが、負極電極24は、集電タブ32を有しない電極であってもよく、この場合の搬送量は、第1の辺25aと第2の辺25bの間の長さが所定長さとなるように設定される。
○ 蓄電装置は、二次電池10でなく、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置に適用してもよい。
○ 二次電池10はリチウムイオン二次電池であったが、これに限られず、ニッケル水素等の他の二次電池であってもよい。要は、正極の活物質層23と負極の活物質層26との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
L…基準位置としての直線、R…露出部、T…搬送機構としての搬送テーブル、21…電極としての正極電極、24…電極としての負極電極、25…負極用金属箔、26a…絶縁層、30…電極材料、35…塗工部、37…薄肉部としての凹部、43…活物質合剤としての活物質ペースト、56…コーティングロール、58…バッキングロール、63…ダイヘッド、71…電極製造装置、72…検出機構及び光学的検出器としてのカメラ、73…搬送量決定機構としての制御装置、74…切断機構としての切断用金型。

Claims (5)

  1. 長尺状の金属箔の少なくとも一面に、活物質合剤の塗工部、及び前記金属箔の露出部を前記金属箔の長手方向へ交互に有するとともに、少なくとも前記塗工部が絶縁層によって覆われた電極材料を用い、
    前記電極材料を長手方向に沿って搬送し、切断機構により前記塗工部を切断して電極を製造する電極の製造方法であって、
    前記塗工部の表面から厚み方向に厚みが減少する薄肉部を検出機構で検出し、
    前記検出機構による検出位置から前記切断機構までの前記電極材料の搬送量を、前記薄肉部を基準位置として設定することを特徴とする電極の製造方法。
  2. 前記薄肉部は、表面の一部が凹みとなった凹部であり、回転するコーティングロールの表面に付着させた前記活物質合剤と、前記コーティングロールと同方向に回転するバッキングロールで搬送される前記金属箔とを接触させて前記金属箔に前記活物質合剤を転写して前記塗工部を形成した後、前記バッキングロールと、前記コーティングロールとを離間させて前記露出部を形成し、前記接触と離間を交互に繰り返して前記金属箔の長手方向に前記塗工部及び露出部を交互に形成する請求項1に記載の電極の製造方法。
  3. 前記絶縁層は、ダイヘッドから絶縁材料を吐出して形成される請求項1又は請求項2に記載の電極の製造方法。
  4. 長尺状の金属箔の少なくとも一面に、活物質合剤の塗工部、及び前記金属箔の露出部を前記金属箔の長手方向へ交互に有するとともに、少なくとも前記塗工部が絶縁層によって覆われた電極材料を用いて電極を製造する電極製造装置であって、
    前記電極材料を前記長手方向に搬送する搬送機構と、
    前記電極材料を前記塗工部を含んで前記電極の形状に切断する切断機構と、
    前記塗工部の表面から厚み方向に厚みが減少する薄肉部を検出する検出機構と、
    前記検出機構による検出位置から前記切断機構までの前記電極材料の搬送量を、前記薄肉部を基準位置として設定する搬送量決定機構と、を備えることを特徴とする電極製造装置。
  5. 前記検出機構は、前記薄肉部によって生じる前記塗工部の色の変化を検出する光学的検出器である請求項4に記載の電極製造装置。
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