JP2015059956A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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由紀子 中島
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雅裕 醒井
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一平 藤本
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嘉紀 山口
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Abstract

【課題】シリコーンオイルがヒータと被加熱部材の間に蓄積することを解消して、熱伝達の効率化を図れ、更に、オイルによる定着画像の汚染を防止できる定着装置及び同装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】通電により発熱する発熱体408を有する発熱手段402と、発熱手段との接触により加熱される被加熱部材401と、該被加熱部材に圧接しニップnを形成する加圧部材400と、被加熱部材を介して発熱手段に圧接される押圧部材403を有し、ニップnで未定着画像を記録材Paに定着する定着装置40において、発熱手段402の表面部であって発熱体対向部以外を粗面で構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は定着装置及び同装置を備えた画像形成装置に関し、より具体的には無端状の定着部材と加圧部材間にニップを形成し、該ニップを通る被定着材に対し定着処理を行う定着装置、およびその定着装置を搭載した画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンタ、ファクシミリ、印刷機、これらの複合装置などの画像形成装置においては、潜像担持体に担持したトナー像などの可視像を記録シートなどの記録材に静電転写することで画像出力を得る。記録材上のトナー像は、定着装置を通過する際に熱と圧力とによる融解、浸透作用によって記録材上に定着させる。
このような、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に対し、近年、省エネルギー化・高速化についての市場要求が強くなってきている。
画像形成装置では、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式もしくは直接方式により未定着トナー画像が記録材シート・印刷紙・感光紙・静電記録紙などの記録材に形成される。この未定着トナー画像を定着させるための定着装置としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。ここで、熱ローラ定着方式では発熱源としてハロゲンランプなどを用いた加熱ローラと、これに対向当接する加圧ローラを備えて定着ニップ部を構成している。フィルム定着方式ではローラ自体よりも熱容量が小さくてすむフィルムを加熱部材として用いている。電磁誘導加熱方式では高周波誘導加熱装置に高周波電源により高周波電圧が印加された際に発熱する定着装置として知られている。
なお、ベルト方式の定着装置の一例が、例えば、特許文献1に、更に、セラミックヒータを用いたサーフ定着(フィルム定着)の定着装置が特許文献2に記載されている。
ここでサーフ定着装置は、例えば、図19に示すよう構成される。
この定着装置では、加圧ローラ(加圧部材)100と被加熱部材(定着ベルト)101を有し、発熱手段(セラミックヒータ、サーマルヘッド)102により定着ベルト101が内周側から直接加熱される。
定着ベルト101は無端ベルト(もしくはフィルム)とする。ベルトの表層はPFAまたはPTFE層などの離型層を有し、トナーが付着しないようにしている。定着ベルト101の内部には支持部材(ステー)103を配備し、支持部材103を介して発熱手段102を設け、発熱手段102が加圧ローラ(加圧部材)100により圧力を受けた際の撓みを防止している。
加圧ローラ100は芯金に弾性ゴム層があり、表面に離型層を設けており、画像形成装置に設けられたモータなどの駆動源により回転する。また、加圧ローラ100はスプリングなどにより定着ベルト101側に押し付けられ、これにより、弾性ゴム層が押し潰されて変形することにより、所定のニップ幅を有している。
定着ベルト101は加圧ローラ100により連れ回り回転し、この定着ベルト101はニップ部Nで挟み込まれて回転し、ニップ部以外ではその両端部で保持部材(フランジ)104にガイドされ、走行する。
このような構成により安価で、ウォームアップが速い定着装置を実現することが可能となる。
ところで、これら定着装置では、近年、さらなるウォームアップ時間やファーストプリント時間の短縮化が望まれている。ここでウォームアップ時間とは電源投入時など、常温状態から印刷可能な所定の温度(加熱後の再読み込みされたリロード温度)までに要する時間である。ファーストプリント時間とは印刷要求を受けた後、印刷準備を経て印字動作を行い排紙が完了するまでの時間である。
これらウォームアップ時間、ファーストプリント時間の短縮化を解決する方法として、セラミックヒータを用いたサーフ定着が有効であり、この方式により、ベルト方式の定着装置に比べ、低熱容量化、小型化が可能となり、立ち上がり時間を短縮でき、予熱電力を削減できる。
ところが、今まで記録材上の各領域の画像がそれぞれ異なっていても、定着装置では同一の画像として各加熱領域の制御温度を決めていた。そのため加熱領域の制御温度は、最も定着エネルギーを要する記録材上の領域で十分な定着が可能なように決められる。このため、比較的定着エネルギーを要しない画像域の記録材上領域では、記録材とトナーに過剰に熱量を与えており、無駄なエネルギーを消費するという問題があった。
そこで、画像に応じて画像域の各記録材上領域に適切な熱量を供給できる接触式の分割ヒータを用いることが考えられる。
この分割ヒータを用いる場合、無端ベルトを分割ヒータで直接加熱する構成なので、省エネ性が高く、加熱待機時からのファーストプリントタイムを更に短縮することが可能となったが、次のような新たな問題が発生した。
図20に示すように、発熱手段である分割ヒータ102の発熱体106は面状であり、被加熱部材(定着ベルト)101を直接加熱する構成である。また被加熱部材101への伝熱を効率良くするために、被加熱部材101を介して発熱体(ヒータ)106と対向した位置に押圧部材100が設置されている。この押圧部材100によって、被加熱部材101とヒータ106の接触が良好に保たれている。
このような定着装置において被加熱部材101の摺動を円滑に行うために潤滑油としてシリコーンオイルOILが定着ニップ形成部材(定着ベルト)101に塗布されおり、被加熱部材101の摺動と共に、シリコーンオイルOILが被加熱部材(定着ベルト)裏面(図20で下面)全体に行き渡るようにしている。しかし、面状のヒータ106と押圧部材100を使用したことにより、面状のヒータ106が押圧部材100によって密接に接触しているため、シリコーンオイルOILがヒータ102と被加熱部材101の間でせき止められ、蓄積してしまうという問題が発生した。
シリコーンオイルOILがヒータ表面に蓄積されてしまうと、ヒータ106から被加熱部材101への伝熱が非効率となり、被加熱部材の昇温速度が遅くなってしまうだけでなく、蓄積されたシリコーンオイルOILが、被加熱部材表面に移行して、定着画像を汚してしまうという問題がある。
なお、特許文献3には、立ち上がり時間を短縮し予熱電力を削減する目的で、薄肉円筒状の耐熱性フィルムに接触する板状加熱体と、加圧ローラでフィルムと記録材を密着させるように挟み込み、熱エネルギーを記録材に与え、厚さ約100μm程度の低熱容量フィルムによる急速立ち上げを実現する構成が開示されている。更に、記録材上に形成された画像にあわせ、加熱体の制御温度、加熱域を変化させ、非画像領域(画像形成領域における画像が存在しない部分)へのエネルギー供給を削減することで、省エネルギーを可能としている。
特許文献4には、高速機での使用においても通紙時の余分なエネルギーを削減でき、フィルムの寄りや破れなどの問題も無く、ランニングコストの低減に寄与できる定着装の構成が開示されている。
また、特許文献5には、加熱領域を分けて熱効率を高める目的で、サーマルヘッドと加圧ローラでフィルムと記録材を密着させるように挟み込み、サーマルヘッドの発熱体の素子ごとの温度を測定して適正な熱を記録材に供給することで、周囲温度の影響も考慮し、かつ紙面上のトナー部分にのみ熱を加える構成が開示されている。
このような従来例は、記録画像に合わせて、画像域だけを選択的に加熱する構成を採るものもある。しかし、潤滑油として働くシリコーンオイルがヒータと被加熱部材が密着した部分に蓄積してしまい、ヒータから被加熱部材への熱伝達が非効率になり、オイルによって定着画像が汚染されてしまうという問題を解消できない。
本発明は上述のような課題を解決し、潤滑油としてのシリコーンオイルがヒータと被加熱部材の間に蓄積することを解消して、ヒータから被加熱部材への熱伝達の効率化を図れ、オイルによって定着画像の汚染を防止できる定着装置及び同装置を備えた画像形成装置を提供するものである。
本発明は前記課題を達成するため以下の構成とした。
第1の発明である定着装置は、通電により発熱する発熱体を有する発熱手段と、該発熱手段との接触により加熱される被加熱部材と、該被加熱部材に圧接しニップ部を形成する加圧部材と、前記被加熱部材を介して前記発熱手段に圧接される押圧部材を有し、前記ニップ部で未定着画像を記録材に定着する定着装置において、前記発熱手段の表面部であって前記発熱体対向部以外を粗面で構成したことを特徴とする。
本発明によれば、発熱体と対向する部位以外の表面部を粗面に形成することで、被加熱部材を円滑に摺動させるために塗布されているオイルが発熱体と対向する表面をスムーズに移動して搬送性を確保すると共に、それ以外の部位の表面部を粗面としてオイルの蓄積を防止しでき、ヒータから被加熱部材への熱伝達性確保やオイルによる定着画像の汚染防止を図れる。
本発明に係る定着装置及び同装置を備えた画像形成装置としてのプリンタの全体構成を示す側面図である。 図1の定着装置の概略拡大断面図である。 図1の定着装置に代えて採用可能な第2実施形態での定着装置の概略拡大断面図である。 図1の定着装置の定着制御の説明図で、(a)は間欠定着域モードの場合、(b)は上部定着モードの場合の説明図である。 図1の定着装置の定着制御の説明図で、(a)は搬送方向と直交する方向に画像領域、非画像領域が別々にある画像形成パターンの説明図、(b)は搬送方向先端側が画像領域のみ、搬送方向後端側が搬送方向と直交する方向に画像領域、非画像領域が別々にある画像形成パターンの説明図である。 図1の定着装置で行う、定着温度の切り換え制御を説明する線図である。 図1の定着装置の発熱手段のホルダーを省略した場合の平面図である。 図1の定着装置の発熱手段のホルダーを省略した場合の平面図で、(a)は実施例1の場合、(b)は実施例1の変形例を示す。 図1の定着装置の発熱手段のホルダーを省略した場合の平面図で、(a)は粗面に千鳥状丸凸部を形成した変形例を、(b)には粗面に搬送方向Yに直状の溝を並列形成した変形例を示す。 には定着装置の概略図を示し、(a)は実施例1のヒータを、(b)は実施例2のヒータを説明する概略断面図である。 には定着装置のヒータの概略図を示し、(a)は実施例1、(b)は実施例3の特徴を説明する概略断面図である。 には実施例4の定着装置のヒータの概略図を示す。 には実施例5の定着装置のヒータの概略図を示す。 には実施例6の定着装置のヒータの概略図を示す。 には実施例7の定着装置のヒータの概略図を示す。 には実施例6,7の定着装置のヒータの共用断面図を示す。 には実施例8の定着装置のヒータの概略図を示す。 には実施例9の定着装置のヒータの概略図を示す。 従来の他の定着装置で用いる定着スリーブと加圧ローラの拡大断面図である。 従来の他の定着装置で用いる定着スリーブの部分拡大断面模式説明図である。
本発明を適用した定着装置及び同装置を備えた画像形成装置を説明する。
本発明は、画像形成装置の定着装置に際して、以下の特徴を有する。
要するに、発熱手段の表面部であって発熱体対向部以外を粗面をなす溝を形成することが特徴になっている。
上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。
以下、実施形態及び変形例等に亘り、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
ここで、本発明の適用される定着装置を備えた画像形成装置としてのプリンタMを説明する。
図1は、第1実施形態としての定着装置を備えたプリンタMを示す図である。なお、本発明は、図1に示したタイプの装置には限定されず、また単一色画像を作成するものだけでなく、カラー画像を形成するものをも対象とする。
図1のプリンタMはその装置本体450の内部中央に印刷部460が配置され、この印刷部460の下方に給紙部4が配置されている。印刷部460の側方には画像形成された記録媒体(以下、記録材と言う)Paが排紙される排紙トレイ(排紙収納部)430が、上方には書き込み部440が配設されている。
印刷部460では、装置本体450がその内部中央に回転体である電子写真感光体(以下、単に感光体という)8を回転自在に支持する。感光体ドラム8は像担持体の一例であってドラム形状を有する。感光体ドラム8の周りには、図中に矢印で示す回転方向に沿って順次、帯電ローラからなる帯電装置18、書き込み部440、現像装置22、転写装置10、クリーニング手段24等が配置してある。
ここで現像装置22は現像ローラ22aに担持した現像材で感光体ドラム8の静電潜像を可視像化する。
クリーニング手段24は感光体ドラム8の周面に摺接し、未転写トナーを除去するブレード24aを具備する。
書き込み部440は感光体ドラム8の上方に配備され、原稿画像情報を受信した制御手段50より画像情報に応じた露光光Lbを帯電装置18と現像ローラ22aとの間の露光位置150に照射し、走査するようになっている。ここで、露光光Lbを露光位置150に導くにあたり、ミラー201、202を用いている。
転写装置10が感光体ドラム8の下面と対向する位置が転写部位Nに設定され、この転写部位Nは記録材Paにトナー像が転写される位置を成す。転写部位Nより給紙方向上流側(紙面右側)には一対のレジストローラ6が設けてある。レジストローラ6の下方に給紙部4が設けられる。給紙部4には複数の給紙トレイ14が設けられ、各給紙トレイ14にはサイズや紙質の異なる転写紙等のシート状の記録材Paがそれぞれ選択給紙可能に積載状態で収納される。
給紙部4は給紙コロ16等を有し、ここに収容された記録材Paを給紙コロ16によって最上のものから順に1枚ずつ分離して送り出す。給紙コロ16によって送り出された記録材Paは一対のレジストローラ6で一旦停止され、姿勢ずれを矯正される。その後、感光体ドラム8の回転に同期するタイミングで、すなわち、感光体ドラム8上に形成されたトナー像の先端と記録材Paの搬送方向先端部の所定位置とが一致するタイミングで一対のレジストローラ6により転写部位Nへ送られる。
送り出された記録材Paは搬送ガイドおよび搬送ローラ群120に案内されながら一対のレジストローラ6に搬送されるようになっている。
図1の印刷部460における転写装置10より給紙方向下流の位置には、定着装置40が配置してある。定着装置40より給紙方向下流側排紙路には分岐爪38が配備され、これが両面記録実行時に記録材Paを排紙トレイ430側より下方の分岐路を経て自動両面装置39に送るよう切換えられる。自動両面装置39は分岐路からの記録材Paの表裏をターンバック搬送により反転させ、記録済みの記録面を下向きにして転写部位Nに再給紙するよう配置してある。
本実施形態における画像形成は、概ね次のようにして行なう。まず、装置中央の印刷部460側で感光体ドラム8が回転を始め、回転中に感光体ドラム8が暗中において帯電装置18により均一に帯電される。更に、入力された画像情報に応じた作成すべき画像に対応する露光光Lbを露光装置440が照射および走査することで、作成すべき画像に対応した静電潜像(以後潜像と記す)が感光体ドラム8上に形成される。この潜像は感光体ドラム8の回転により現像装置22に近接したとき、トナーにより可視像(顕像)化されて、感光体ドラム8に担持されたトナー像となる。
一方、装置下部の給紙部4では、何れかの給紙トレイ14の給紙コロ16により、記録材Paを送り出す。例えば、図1中に破線で示すような所定の搬送経路を経て一対のレジストローラ6の位置まで搬送する。このレジストローラ6は記録材Paを一旦停止させ、感光体ドラム8上のトナー像が転写装置10で記録材Paの所定位置に対向するようなタイミングで転写装置10に向けて送り出す。
感光体ドラム8上のトナー像とこのトナー像が転写されるべき記録材Paの所定位置とは、その位置が転写部位Nで合致し、転写装置10による転写電界により、トナー像は記録材Pa上に吸引され転写される。トナー像を転写された記録材Paは、定着装置40に向けて送り出される。そして、記録材Pa上のトナー像が定着装置40を通過する間に加熱、加圧されて記録材Paに定着された後、記録材Paは排紙トレイ430に排紙される。
また、記録材Paの両面に画像形成をする場合、切換え可能な分岐爪38により自動両面装置39に排紙された記録材Paが、自動両面装置39でスイッチバック反転され、レジストローラ6の手前の搬送経路に搬送される。
なお、転写部位Nで転写されずに感光体ドラム8上に残った残留トナーは、感光体ドラム8の回転と共にクリーニング手段24に至り、このクリーニング手段24を通過する間に感光体ドラム8上から清掃・除去され、次の画像形成に移行可能となる。その後、感光体ドラム8上の残留電位が図示しない除電手段により除去され、次の作像工程に備えられる。
転写部位Nから未定着画像を保持したまま搬送される記録材Paは定着装置40に送られ、定着処理される。
実施形態1の実施例1としての定着装置40は、被加熱部材(定着ベルト)401の内周部に通電により発熱する発熱手段(セラミックヒータ)402であるセラミックヒータ(サーマルヘッドでもよい)を配置する。その熱で被加熱部材401の温度を上昇させることで、定着ニップnに搬送される未定着画像を加熱して定着させる。
図2に示すように、定着装置40は加圧ローラである加圧部材400と、その上部の被加熱部材401と、その被加熱部材401の上方位置に配備の押圧部材(押圧ローラ)403とを有する。なお、図2は矢視の搬送方向が図1と左右反転して記されている。更に、被加熱部材401の内周部側であって、押圧部材403との対向位置に発熱手段(セラミックヒータ)402が配備され、加圧部材400との対向位置に支持部材405が配備されている。
固定の支持部材405は、加圧部材400による押し当てを受けて、定着ニップnが平面を形成するよう支持している略角棒状の部材であり、被加熱部材401の内部を貫通するように定着装置40のフレームに両端が支持されている。また、この支持部材(ステー)405には定着ニップn形成用の平面を形成する加圧パッド406が取り付けられている。支持部材405と一体に加圧部材である加圧パッド406を取り付けることで、加圧部材(加圧ローラ)400より被加熱部材(定着ベルト)401を介して圧力を受ける際に加圧パッド406に撓みが生じることを防止できる。これにより軸方向(搬送方向Yと直交する方向X)で均一なニップ幅を得られるようにしている。
支持部材(ステー)405の上部には、加熱部を成す発熱手段402が配備される。発熱手段402は、定着ベルトである被加熱部材401の上位置の内周側に配備され、被加熱部材401を発熱手段402により直接加熱する。一方、下位置の加圧部材400と支持部材405の挟持位置である定着ニップ位置(以後単に定着ニップと記す)nで記録材Paを加圧、加熱定着する。
被加熱部材(定着ベルト)401は、外径が30mmで厚みが20〜40μmのSUS製の基体と、この基体の表面に被覆された弾性層を有している。弾性層はシリコーンゴムで形成されており、厚みは50〜100μm程度である。
被加熱部材401の基体はニッケルやSUSなどの金属ベルトやポリイミドなどの樹脂材料を用いた無端ベルト(もしくはフィルム)とする。ベルトの表層はPFAまたはPTFE層などの厚みが5〜30μmの離型層を有し、トナーが付着しないように離型性を持たせている。
被加熱部材401の基材とPFAまたはPTFE層の間にはシリコーンゴムの層などで形成する弾性層があっても良い。
シリコーンゴム層がない場合は熱容量が小さくなり、加圧部材(加圧ローラ)400と支持部材405の挟持位置である下位置の定着ニップnでの記録材Paの定着性が向上する。しかし、未定着画像を押し潰して定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部にユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)が残るという不具合が生じる。
これを改善するにはシリコーンゴム層を100[μm]以上設ける必要がある。シリコーンゴム層の変形により、微小な凹凸が吸収されユズ肌画像が改善する。
被加熱部材401の内部下位置では、定着ニップnを支持するための支持部材(ステー)405が設置され、図示しない外部部材と接続されて被加熱部材401を支持している。
被加熱部材401の上位置は内周側から発熱手段402により直接加熱される。一方、下位置の加圧ローラである加圧部材400と支持部材405の挟持位置である定着ニップ位置(以後単に定着ニップと記す)nで記録材Paを加圧、加熱定着する。
加圧ローラである加圧部材400は中空構造の芯金412上に加圧弾性層413を形成したもので、離型性を得るために表面に離型層(PFAまたはPTFE層)が設けてある。加圧部材400は画像形成装置に設けられたモータなどの駆動源からの駆動力で回転し、また、スプリング(不図示)などにより被加熱部材401に押し付けられている。弾性ゴム層が押し潰されて変形することにより、所定のニップ幅を有している。加圧部材400の加圧弾性層413は、発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の材料で形成されている。なお、加圧弾性層413の表層にPFA、PTFE等からなる薄肉の離型層を設けることが好ましい。
加圧部材400は中空のローラであっても良く、その加圧ローラにハロゲンヒータなどの加熱源を有していても良い。弾性ゴム層はソリッドゴムでも良いが、加圧ローラ内部にヒータが無い場合は、スポンジゴムを用いても良い。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルトである被加熱部材401の熱が奪われにくくなるので、より望ましい。
また、ヒータである発熱手段402と被加熱部材401の接触状態を良好に保つため、被加熱部材401を介して発熱手段402に圧接するように押圧部材(押圧ローラ)403を設置している。押圧部材403は、外径がφ15mmないし30mmで、外径がφ8mmの鉄製の芯金と、この芯金の表面に被覆された弾性層を有している。
弾性層はシリコーンゴムで形成されており厚みは3.5mmないし11mmである。
弾性層の表面には、離型性を高めるために厚みが40μm程度のフッ素樹脂層を形成するのが望ましい。
次に、定着装置40で用いる発熱手段402はホルダー409を介して支持部材(ステー)405の上部に固定される(図2参照)。
図10(a)に示すように、ヒータ基板407は、被加熱部材(定着ベルト)401の搬送方向Yと直交する方向Xに向かって延びる長尺状に形成され、被加熱部材401側(紙面上方)となる基板表面にプリント配線が施されたガラス基板からなる。そのプリント配線の配線パターンは後述する。
ここで、発熱体は記録材搬送方向と直交する長手方向に複数分割された発熱領域を有し、即ち、発熱手段402は、図7に示すように、搬送方向Yと直交する方向Xに複数分割された左右それぞれの発熱領域k1、k2、k3を有している。更に、各発熱領域を独立に発熱制御でき、即ち、各発熱領域k1〜k3は記録画像に合わせて独立に加熱制御する発熱制御手段としての機能を有する制御手段50を備える。
発熱手段402から被加熱部材である被加熱部材401へ移動した熱が定着ニップnで被加熱部材である記録材Paの表面へ伝わるには多少時間を有するため、発熱体は定着ニップNよりも上流側に位置させるのが好ましい。
発熱手段402の発熱体408は、長尺の板状に形成された1本のセラミックヒータであり、図7、図8(a)に示すように、ヒータ基板407の被加熱部材401側の面の短手方向(搬送方向Yと同じ)中央または略中央に配備される。更に、発熱体408はヒータ基板407の長手方向(搬送方向Yと直交する方向X)に沿って延びる長板状に形成されている。
発熱手段402のプレート状のヒータ基板407は搬送方向Yと直交する方向Xに長い矩形を成し、その発熱体表面の長手方向のほぼ全域に細板状の発熱体408が埋め込み状態で一体的に支持される。ここで発熱体408の表面はヒータ基板407の表面と連続した面に形成されている。
また、発熱体408は、後述のプリント配線の配線パターンによって、被加熱部材401の軸方向(搬送方向Yと直交する方向)Xに向かって発熱領域が複数に分割される。
ここで発熱体408に給電するためのプリント配線(発熱体用の配線)は、図7に示すように、第一の導通路(接続端子)W1と、第二の導通路W2を備える。第一の導通路W1は、発熱体408の短手方向(図7において左右方向)の両側部に接続され、発熱体408の長手方向(図7において上下方向)に向かって所定の間隔をおいて複数形成されている。
第二の導通路W2は、発熱体408を挟んで形成された複数の第一の導通路W1に対し、夫々、所定の本数毎(図7では4本ずつの第一の導通路W1)に接続され、発熱体408の長手方向に向かって延びるように形成されている。この第二の導通路W2は、発熱体408の長手方向の中央を境にして、図7において上下方向に3本ずつ振り分けられた配線パターンを採っている。
そして、任意の位置の第二の導通路W2のみに給電することで、かかる領域のみが発熱する。このように発熱体408は、被加熱部材401の搬送方向Yと直交する幅方向Xに向かって発熱領域が複数に分割される。
なお、ヒータ基板407の被加熱部材401側の部位は、同面の短手方向(搬送方向Yと同じ)中央に1本の発熱体408を配し、その上流側の上流域407fと、下流側の下流域407rが第一の導通路W1と第二の導通路W2を支持する。なお、これらは不図示のオーバーコート層で覆われている。
なお、本実施例1では、1本の発熱体408を例示したが、複数の発熱体を直線状に配置しても良い。またサーマルヘッドでも良い。
発熱手段402はオーバーコート層(不図示)により、第一の導通路W1、第二の導通路W2、発熱体408を覆い、それらの表面が平坦状に形成される。また、発熱体408と対向する部位以外の表面部である下流側の下流域407rには、複数の直状の凹部X1、X2が搬送方向Yと直交する方向Xに互いに離れて並列状に形成されている。
ここで、図10(a)(図11(a)のD0−D0の断面図にあたる)に示すように、発熱手段402の加熱面のうち、上流域407f(図10(a)で左側域)は平坦面で中央域の発熱体408の表面と連続形成され、下流域407r(図10(a)で右側域)は粗面の先端部を連続させた連続面に形成される。
ここで、少なくとも発熱体対向表面より被加熱部材搬送方向下流側に位置する下流域407rの粗面は、図11(a)に示すように形成される。ここで搬送方向Yと直交する方向Xに長い複数(図10(a)、図11(a)には2つの溝のみ示す)の互いに平行で所定深さt1の溝X1、X2が形成される。各溝X1、X2は断面視で凹部を成し、この凹部はオイル排出用に用いられる。このように、発熱手段の発熱体408と対向する部位以外の表面部に形成した粗面は、少なくとも発熱体対向表面より被加熱部材搬送方向下流側に形成されており、粗面パターンが並列した多数の溝X1、X2の反復模様である。
なお、図8(b)には図8(a)の定着装置40で用いる発熱手段402に代えて用いられる発熱手段の変形例402’を示す。発熱手段402’は下流域407rの粗面に被加熱部材搬送方向(以後単に、搬送方向Yと記す)に対して左右傾斜方向が異なる傾斜溝を順次並列配備した溝パターンの実施例を示した。この場合、左右半部の略等分に分けた複数の溝X0がオイルを左右両側方に向けて排除でき、摩擦抵抗が左右均等となりやすいという利点がある。
更に、図9(a)には下流域407rの粗面に千鳥状に円形凸部T2を分散形成した変形例を示す。図9(b)には下流域407rの粗面に搬送方向Yに沿って直状の溝Xaを搬送方向Yと直交する方向Xに複数並列配備した変形例を示す。
図2に示すように、発熱手段402に対向配備された押圧部材403は、中空構造の押圧芯金410上に押圧弾性層411を形成したものである。この押圧部材403は被加熱部材401を介して、発熱手段402に押し付けるように、且つ、回転駆動可能に設けられている。
押圧部材(押し当てローラ)403の押圧弾性層411は、発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の材料で形成されている。
この押圧部材403は、被加熱部材401を介して、発熱体408に押し付けることで、発熱体408からの熱を被加熱部材401に伝達するためのニップを形成する。なお、押圧弾性層411の表層として、断熱性に優れた可撓性の材質で断熱層を設けることが好ましい。
次に、実施形態1にかかる定着装置の動作と作用を説明する。
上述したように、記録材Pa上の未定着のトナー像は、被加熱部材401および加圧部材400による熱と圧力とにより、記録材Pa上に定着されるが、本実施の形態にかかる定着装置を備えたプリンタMは、発熱領域が選択的に発熱可能になっている。
すなわち、本実施形態にかかる定着装置40を備えた画像形成装置は、画像データから画像領域と非画像領域とに分け、記録材Pa上の未定着のトナー像を記録材Pa上に定着させる際、画像領域にのみ所要の定着温度で定着させるようになっている。
図4、図5に、その具体例を示す。
画像領域が含まれる画像形成パターンの未定着トナー画像を載せた記録材Pa上に、その搬送方向Yの先端側から順に、画像領域a、非画像領域b、画像領域a’が存在する画像形成パターンを示したものである。
図4(a)、(b)に示すように、画像領域aと画像領域a’では定着が必要であるが、非画像領域bでは定着対象のトナーが存在しないので定着の必要はない。
図示しない画像処理装置から上記パターンの画像情報が制御手段(発熱制御手段)50に入力される。すると、制御手段50は未定着画像が記録材Pa上に形成される位置情報に応じて各発熱領域を独立して制御することで被加熱部材の温度を制御する。更に、非画像領域に接触する被加熱部材温度を画像領域に接触する被加熱部材温度よりも低く制御するように機能する。
例えば、図6に示すように非画像領域bに対応する被加熱部材401の部位の温度が、画像領域a、a’に対応する被加熱部材401の部位の温度よりも低くなるように加熱部材を制御する。
ここで、画像領域又は非画像領域に対応する部位とは、被加熱部材401が画像/非画像領域に密着する位置という意味である。
すなわち、画像領域aに対応する部位では加熱部材の全域に定着温度が得られる電力を供給し、非画像領域bに対応する部位では供給電力を低減する。紙後端画像領域a’に対応する部位では再び定着温度が得られる電力を供給する。
この際、実際の供給電力は、図中の斜線部の様に画像領域がニップ部に入るよりも前の部分を予備的に加熱するように投入されている。この予備加熱領域s1は主に加熱部材の周方向の発熱長さや、発熱体自身にも昇温時間(ウォームアップタイム)が必要となることから必要となる領域である。予備加熱領域s1は省エネの観点からはできるだけ小さい事が望ましい。
図5(a)、(b)は、記録材Pa上に、搬送方向Yと直交する方向Xに画像領域c、非画像領域dが存在する画像形成パターンを示したものである。
特に、図5(b)は記録材Paの搬送方向Y先端側において、搬送方向Yと直交する方向Xに画像領域g(領域e,fと重なる領域)が存在する。これに加え、搬送方向Y後端側において、搬送方向Yと直交する方向Xに画像領域(領域eとhが重なる領域)と非画像領域(領域fとhが重なる領域)が存在する画像形成パターンを示したものである。
これらの場合にも同様に、非画像領域dや非画像領域(f−h)に対応する部位の被加熱部材401の温度が、画像領域c,eに対応する被加熱部材の部位の温度よりも低くなるように加熱部材を制御する。
すなわち、画像領域cに対応する部位では加熱部材に定着温度が得られる電力を供給し、非画像領域dに対応する部位では供給電力を低減する。こちらも、前記の様に斜線部の予備加熱領域s1が必要となる。
この場合に、制御手段50が行う被加熱部材(定着ベルト)401の温度制御としては、非画像領域b,dに対応する部位で電力供給を完全に停止(オフ)してもよい。しかし、極端に温度が下がり過ぎると、次の画像領域での定着温度への立ち上がりが間に合わないことがある。このため、図6に示すように、画像領域に対応する第一の目標温度よりも低いが、室温よりは所定温度以上の第二の目標温度に定着ベルト温度(被加熱部材温度)を保つように制御する事が望ましい。
このように非画像領域bに対応する部位でも給電は行なわれるが、供給電力は削減される。すなわち、図6の領域Pの供給電力よりも領域P’での供給電力が小さくなるため、省エネルギー化が可能となる。
このような、上述の実施形態1の定着装置40の駆動時において、ヒータ(発熱手段)402の加熱面の搬送方向Yで中央側は押圧部材403と被加熱部材401を挟んで圧接状態となる。この際、図10(a)に示すように、発熱手段402側は固定されており、図10(a)に2点鎖線で示すように、搬送方向で中央側となる発熱体408との対向部には、本来、シリコーンオイル溜りqが生じやすい傾向にある。
即ち、被加熱部材401の摺動を円滑に行うために潤滑油としてシリコーンオイルが定着ニップ形成部材(ここでは被加熱部材401)の内周面に塗布されている。更に、被加熱部材401の摺動と共に、シリコーンオイルが被加熱部材401の裏面全体に行き渡るように設計してある。
しかし、被加熱部材401の裏面(図10(a)で下側)にはシリコーンオイルが塗布され、そこに面状の発熱手段402が押圧部材(押し当てローラ)403によって密接に接触した状態で摺接している。この場合、発熱手段402と対向する被加熱部材401はその圧接状態の位置でシリコーンオイルをせき止め、蓄積してオイル溜りqが生じてしまうという問題が発生する。
更に、シリコーンオイル層が薄いと、発熱体408からの熱が効率的に被加熱部材401へ移行することができるが、発熱体と被加熱部材の間にシリコーンオイルの厚い層が形成されてしまうと、熱伝達が妨げられる。この場合、被加熱部材(定着ベルト)401の温度上昇が妨げられ、予備加熱時間が長くなったり、目標温度未達による定着不良を起こしたりする可能性がある。また、オイル溜りが生じて蓄積されたシリコーンオイルが被加熱部材の表面に移行して、定着画像を汚してしまうという可能性もある。
そこで、このような問題点を本発明の実施形態1では解決している。
即ち、このような事態を未然に防ぐため、図10(a)に2点鎖線で示すように、本来、オイル溜りqが生じるとしても、その仮想のオイル溜qの位置と発熱手段402のヒータ基板407の下流域407rに設けた溝X1、X2とが対向している。
このため、溝X1、X2の断面視で凹部内にオイルが排出され、オイル溜りqは発生しない。
このような第1実施形態の定着装置40で発熱手段402を用いるものを実施例1として説明する。ここで実施例1の発熱手段402が有するヒータ基板407は発熱体表面が平滑面を成している。しかも、発熱手段402の表面中央に配備の発熱体408と対向する部位(対向表面)の下流域407rの表面部を粗面を成すように構成している。このため、被加熱部材を円滑に摺動させるために塗布されているシリコーンオイルが発熱手段402の上流側より発熱体408の表面部と対向する部位まではスムーズに移動して摩擦抵抗を抑えて搬送性を確保できる。
更に、発熱体408の下流域407rの部位の表面部に溝X1、X2を形成して粗面として形成され、その部位がオイルの蓄積を防止するよう機能できる。このため、発熱手段402の発熱体408とオイル溜りqとが重ならないので、被加熱部材401への熱伝達性を確保できる。即ち、搬送方向Yと直交する方向Xに溝X1、X2から成る粗面パターンを形成することにより、オイルを被加熱部材401の中央側より端部方向に容易に流すことができる。しかも、ヒータ表面へのオイルの蓄積を防ぐことができ、オイルによる定着画像の汚染防止をも図れる。
また、実施例1の発熱手段402は、図11(a)に示すように、粗面が下流域407rに形成され、粗面パターンは搬送方向Tと直交する方向Xに長い複数の長溝X1、X2である。このよう粗面パターンが並列した多数の溝の反復模様であることで、オイルの蓄積を効率的に防ぐことができる。また、安易な構造のため発熱手段の加工費を安くすることができる。
しかも、溝X1、X2の凹部の深さt1は過度には深くはなく、凹部内に流入したオイルが溝X1、X2に沿って搬送方向Yと直交する方向Xに流動する。このように、オイル溜りqが生じることを排除できると共に、オイルの拡散により、被加熱部材401と発熱手段402の加熱面の潤滑が安定的になされ、被加熱部材401の摩擦抵抗を低減できる。
次に、実施形態1の定着装置40で発熱手段402aを用いるものを実施例2として、図10(b)を用いて説明する。
上述の実施例1の発熱手段402は、下流域407rに搬送方向Yと直交する方向Xに長い複数の溝X1、X2が形成された粗面パターンであったが、これに加えて、図10(b)に示すように構成してもよい。ここでは、粗面パターン以外の構成は実施例1と同様のため、重複説明を略す。
ここでは粗面を被加熱部材搬送方向上流側の上流域407fに搬送方向と直交する方向Xに長い複数の長溝X3、X4を追加して形成している。
この場合、発熱体408より上流側でも確実にオイル溜りを排除でき、発熱手段402aから被加熱部材401への熱伝達性の低下を防止でき、オイルによる定着画像の汚染防止をも図れる。また、安易な構造のため発熱手段の加工費を安くすることができる。
次に、実施形態1の定着装置40で発熱手段402bを用いるものを実施例3として説明する。実施例3で用いる発熱手段402bは、溝X1,X2からなる粗面パターン以外の構成は実施例1と同様のため、重複説明を略す。
まず、図11(b)は図10(a)の発熱手段402を矢印aの方向から見たものと同方向の図を表している。溝X1、X2は搬送方向Yと直交する方向Xに形成されている。溝X1、X2に侵入したオイルは、被加熱部材の端部へ流れるが、そのままではオイルが被加熱部材表面へ移動してしまう可能性があり、オイルが表面に移動した場合、定着画像の汚染等の問題が発生する。そのため、図11(b)の実施例3の発熱手段402bは、溝X1、X2の両端部にオイル回収部材m1を設置している。この場合、溝の端部に流れたオイルをオイル回収部材m1により回収して、加熱部材の表面(記録材Pa側)にオイルが侵入するのを防ぐことができ、被定着画像の汚染等を確実に防止できる。オイル回収部材m1はフェルト、スポンジ、綿等シリコーンオイルを吸収するものであれば特に限定はされない。
次に、実施形態1の定着装置40で発熱手段402cを用いるものを実施例4として、図12を用いて説明する。
実施例4の発熱手段402cは、溝Xaからなる粗面パターン以外の構成は実施例1と同様のため、重複説明を略す。
図12の粗面パターンを成す溝Xaは搬送方向Yと平行に形成したものであり、その全体構造が図9(b)に示した発熱手段402cと同一である。
次に、実施形態1の定着装置40で発熱手段402dを用いるものを実施例5として、図13を用いて説明する。
実施例5の発熱手段402dは、溝Xaからなる粗面パターン以外の構成は実施例1と同様のため、重複説明を略す。
図13の粗面パターンを成す溝Xaは、搬送方向Yに対して発熱体408より斜め下流方向に形成したものであり、その全体構造が図8(b)に示した発熱手段402’と同一である。
このような、図12の直状溝の粗面パターンや、図13の傾斜溝の粗面パターンの場合も、図10(a)の粗面パターンの場合と同様の作用効果が得られ、特にオイルの中央より両端部側への排除効果が大きい。
なお、実施例1〜5では、各発熱手段402〜402dの発熱体表面の一部である下流域407rや上流域407fの粗面に凹状の溝X1、X2、Xaを形成していたが、粗面パターンは発熱体表面に対して凹凸どちらの向きに形成してもよい。いずれも、粗面パターンによりできた溝にオイルが流れていき、図10(a)、図11(a)の粗面パターンと同様の効果を得ることができる。また、図10(a)、(b)のような粗面パターンの場合、オイルの流れる方向が被加熱部材端部方向であったため、オイル回収部材を設置する必要があった。そこで、図12、13のような粗面パターンの場合、オイルが溝Xa内を被加熱部材搬送方向Yに流動する間に、再度、被加熱部材401にそのまま再付着し易くなる。このように、被加熱部材搬送方向Yに粗面パターンを形成することによりオイルを搬送方向Yに流して発熱体表面へのオイルの蓄積を防ぐことができる。また、オイルが被加熱部材搬送方向に流れオイルを再利用できるので、オイル回収部材を設置する必要がなく、コスト低減を図れる。
次に、実施形態1の定着装置40で発熱手段402eを用いるものを実施例6として、図14を用いて説明する。
実施例6の発熱手段402eは、矩形突部T1からなる粗面パターン以外の構成は実施例1と同様のため、重複説明を略す。
図14の粗面パターンは、複数の矩形突部T1を千鳥配列状に形成したものである。この粗面パターンに関し、図10(a)と同様の方向から見た時の側断面(図14の矢視D1,D1断面視である)を図16に示した。ここで符号T1は矩形突部を示し、発熱体408の表面に対して突き出す凸状部に形成されるので、各矩形突部T1の間の谷間にオイルを排出できる。
次に、実施形態1の定着装置40で発熱手段402fを用いるものを実施例7として、図15を用いて説明する。
実施例7の発熱手段402fは、円形突部T2からなる粗面パターン以外の構成は実施例6と同様のため、重複説明を略す。
図15の粗面パターンは、複数の円形突部T2を千鳥配列状に形成したものであり、その全体構造が図9(a)に示した発熱手段402fと同一である。
図15の粗面パターンに関し、図10(a)と同様の方向から見た時の側断面を図16(図15の矢視D2,D2断面視でもある)に共用される図として示した。ここで符号T2は円形突部を示し、発熱体408の表面に対して突出し量h1で突き出す凸状部に形成されるので、各円形突部T2の間の谷間にオイルを排出できる。このように、千鳥配列状に粗面パターンを形成することにより、オイルを被加熱部材搬送方向に流すことができ、発熱体表面へのオイルの蓄積を防ぐことができる。
更に、矩形突部T1や円形突部T2の間の谷間に排除したオイルが被加熱部材搬送方向に流れ、そのまま再利用することが可能なのでオイル回収部材を設置する必要がない。
次に、実施形態1の定着装置40で発熱手段402gを用いるものを実施例8として、図17を用いて説明する。
実施例8の発熱手段402gは、上流域407fに対し下流域407rが被加熱部材搬送方向Yの下流に向けて傾斜し、そこに溝X1、X2からなる粗面パターンが設けられる以外の構成は実施例1(図10(a)参照)と同様のため、重複説明を略す。
図17は図10(a)と同様の方向から見た時の側断面図(図11(a)の下流域407r側を傾斜させた場合の断面視となる)を示す。ここで、定着装置40の発熱手段402gは、傾斜した粗面に凹状の溝X1、X2を備え、図11(a)と同様に搬送方向Yと直行する方向Xに向けて形成されている。
ここでは、下流域407rが被加熱部材搬送方向Yに向けて傾斜する。これに応じて、溝X1、X2の谷部の底の深さ(後述の高低差iと溝深さjを加えた上流域407fに対する深さ)が被加熱部材搬送方向Yに進むに従い次第に深くなる。更に、各溝X1、X2間の突部Tgの頂部を連続させた面も傾斜(上流域407fに対する高低差iが増加する)をつける構成としている。
このような下流域407rでは、搬送方向Yと直行する方向Xに長い複数の互いに平行な溝X1、X2を備えた粗面パターンを形成することにより、オイルを被加熱部材搬送方向Yと直交する方向Xに分散させて流すことが容易となる。このため、発熱体表面へのオイルの蓄積を防ぐことができる。しかも、この基本構成に加えて、特に、下流域407rに傾斜をつけたので、搬送方向Yの下流方向にオイルを容易に流すことができる。このように、オイルをより確実に分散させ、再利用することが可能なのでオイル回収部材を設置する必要がなくコストの削減となる。
次に、実施形態1の実施例9の定着装置40で用いる発熱手段402hを、図18を用いて説明する。
図18には実施例8と同様の方向からの側断面図を表している。ここでの発熱手段402hは、上流域407fに対し下流域407rが被加熱部材搬送方向Yの下流に向けて傾斜し、その下流域407rには突出し量h2で突き出す矩形突部T1が千鳥配列状に形成される。なお、千鳥配列状の矩形突部T1に代えて円形突部T2を形成してもよく、いずれの場合も、各突部T1あるいはT2の間の谷間にオイルを排出できる。なお、ここでの発熱手段402h以外の構成は実施例6、7(図14、15参照)と同様のため、重複説明を略す。
ここでは、矩形突部T1の谷部の底が被加熱部材搬送方向Yに進むにつれて上流域407fに対する高低差iが増加し、次第に低位置となるよう構成される。更に、各矩形突部T1間の頂部を連続させた面も傾斜をつける構成としている。
この場合も下流域407rに傾斜をつけることにより、矩形突部T1の谷部に排除されたオイルを、被加熱部材搬送方向Yに流れやすくすると同時に、被加熱部材401に対して確実に再付着することが可能となる。このため、オイルを再利用することがより確実となり、オイル回収部材を設置する必要がなくコストの削減となる。
次に、第1実施形態としての定着装置40に代えてプリンタMに搭載できる第2実施形態としての定着装置40Aの概略側面図を図3に示す。
この第2実施形態としての定着装置40Aは第1実施形態としての定着装置40と対比し、被加熱部材401Aが無端ベルトで形成され、被加熱部材401Aの側方に発熱手段(セラミックヒータ)402Aが配備される点でのみ相違する。
ここで、無端ベルトの被加熱部材401Aは上の支持ローラ415、下の定着ローラ416に巻き掛けられ、定着ローラ416が被加熱部材401Aを挟んで加圧部材(加圧ローラ)400と圧接し、定着ニップを形成している。
発熱手段(セラミックヒータ)402Aは無端ベルトの被加熱部材401Aの側部内側に配備され、対向する外側に押圧部材(押圧ローラ)403Aが対向配置される。押圧部材403Aにより発熱手段(セラミックヒータ)402Aに対して被加熱部材401Aを圧接させ、加熱を容易化している。なお、その他の構成は第1実施形態としての定着装置40と同様であり、重複説明は略す。
このような第2実施形態としての定着装置40Aは第1実施形態の定着装置40と同様の効果が得られ、特に、発熱手段(セラミックヒータ)402Aの加熱性能や外形の自由度を容易に得ることができる。
なお、定着装置として単色プリンタに搭載されるものとして説明したが、カラープリンタにも同様に搭載可能であり、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。これらの場合も定着装置で得られた効果を同様に得られる画像形成装置を提供できる。
40,40A 定着装置
400 加圧部材
401,401A 被加熱部材(定着ベルト)
402,402’,402A,402a〜402h 発熱手段(ヒータ)
403,403A 押圧部材
407 ヒータ基板
407f 上流域
407r 下流域
408 発熱体
450 装置本体
460 印刷部
50 制御手段(発熱制御手段)
a、a’、c 画像領域
b、d 非画像領域
k1、k2、k3 発熱領域
m1 オイル回収部材
n ニップ
s1 予備加熱領域
t1 深さ
M プリンタ(画像形成装置)
Pa 記録材
Tg、Th 凸部
T1 矩形突部
T2 円形突部
X 搬送方向と直交する方向
X1、X2、Xa 溝
Y 搬送方向
特開2004−286922号公報 特許第2861280号公報 特開平06−095540号公報 特許第4424475号公報 特許第3895539号公報

Claims (9)

  1. 通電により発熱する発熱体を有する発熱手段と、
    該一の発熱手段との接触により加熱される被加熱部材と、
    該被加熱部材に圧接しニップ部を形成する加圧部材と、
    前記被加熱部材を介して前記発熱手段に圧接される押圧部材を有し、
    前記ニップ部で未定着画像を記録材に定着する定着装置において、
    前記発熱手段の表面部であって前記発熱体対向部以外を粗面で構成したことを特徴とする定着装置。
  2. 該発熱手段の発熱体と対向する部位以外の表面部に形成した粗面は、少なくとも発熱体対向表面より被加熱部材搬送方向下流側に形成されており、粗面パターンが並列した多数の溝の反復模様であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 該粗面パターンは被加熱部材搬送方向と直交する該被加熱部材の幅方向に形成した凹部で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 該粗面パターンにより形成した溝の端部にオイル回収部材を有している請求項3に記載の定着装置。
  5. 該粗面パターンは被加熱部材搬送方向と平行に形成した凹部または凸部で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  6. 該粗面パターンは該発熱体より斜め下流方向に形成した凹部または凸部で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  7. 該粗面パターンは千鳥配列状に形成した凸部で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  8. 該粗面パターンによって形成された溝は、被加熱部材搬送方向に進むに従って次第に発熱体表面からの深さが深くなる構成としている請求項1〜7のうちの何れか一つに記載の定着装置。
  9. 請求項1〜8のうちの何れ一つに記載の定着装置において、通電により発熱する発熱体を有する発熱手段と、該発熱手段との接触により加熱される被加熱部材と、該被加熱部材に圧接しニップ部を形成する加圧部材と、該被加熱部材を介して発熱手段に圧接される押圧部材を有し、該ニップ部で未定着画像を記録材に定着する定着装置であって、前記発熱体は記録材搬送方向と直交する長手方向に複数分割された発熱領域を有し、各発熱領域を独立に発熱制御できる発熱制御手段を有し、前記未定着画像が前記記録材上に形成される位置情報に応じて各発熱領域を独立して制御することで被加熱部材の温度を制御するとともに、非画像領域に接触する被加熱部材温度を画像領域に接触する被加熱部材温度よりも低く制御する制御手段を有したことを特徴とする画像形成装置。
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