JP2015057500A - 油化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分解部およびコンデンサ内の圧力変動に対応できる油化装置を提供する。【解決手段】廃プラスチックを溶融部22で溶融させ、この溶融プラスチックを分解部30に送って、そこで分解ガスを発生せしめ、この分解ガスをコンデンサ28、29内で冷却して液化させ、前記コンデンサ28、29に圧力調整タンク26、27を接続し、これを介して液化した油が油タンク23に送られ、これにより、分解部で発生した炭化分等の細粒および未分解ガスへの混入を有効に防止する。【選択図】図7

Description

本件出願人は、小型油化装置としてプラスチックの気化ガスを分解する傾斜管を備えた小型油化装置およびプラスチックを収納して溶融し、分解部でプラスチックの分解ガスを作り、この分解ガスを冷却して液化させるコンデンサからなる油化装置を既に公開している。
特願2006−145189号 特願2006−187131号 特願2007−000106号 特願2008−000642号 特願2008−000696号
ところが、分解部内及びコンデンサ内で分解ガスの発生状況に応じて、それら内の圧力が変動し、時には、分解部内で発生した炭化物の細粒の飛沫成分が採集される油の中に混入したり、圧力上昇により未分解の分解ガスが採集油に混入することがあった。
そこで、本発明の油化装置においては、プラスチックを溶融させるための溶融部と、溶融プラスチックを気化させて分解する分解部を有し、分解部で分解したガスを冷却するコンデンサを有する油化装置において、前記コンデンサに分解部およびコンデンサ内の圧力を調整するための圧力調整タンクを接続した。
更に、前記圧力調整タンクにオフガスを分離するオフガス分離タンクを接続することが好ましい。
更にまた、前記圧力調整タンクの下部に未分解成分を排出する排出バルブを設けることが好ましい。
更にまた、前記圧力調整タンクは、コンデンサから伸びる油管をケーシング内に貯留された採集油内に所定長浸漬させることが好ましい。
分解ガスを凝縮させて液化するためのコンデンサに分解部及びコンデンサ内の圧力を調整するための圧力調整タンクを接続したので、分解部触媒筒及びコンデンサ内の気化ガスの急激な膨張による圧力上昇の際の圧力上昇を吸収でき、分解部内の炭化物等の細粒の飛沫成分のコンデンサへの進入を有効に防止でき、分解部触媒筒内での未分解の気化ガスのコンデンサへの進入を有効に防止できる。
本発明の油化システム図である。 本発明の油化装置に取付けられるオフガス処理システム図である。 本発明に係わる油化装置の正面図である。 図3のフレームを除いた拡大図である。 本発明に係わる油化装置の平面図である。 本発明に係わる油化装置の乾燥部及び溶融部の側面図である。 本発明に係わる油化装置の傾斜管の側面図である。 傾斜管に係わる内部構造図である。 本発明に係わるオフガス処理システムのトータルハイドロカーボンの浄化率を示すグラフである。 卓上型油化装置の構成図である。 本発明に係わる小型油化装置の他の実施例を示す構成図である。 本発明に係わる小型油化装置の更に他の実施例を示す構成図である。
以下図面を参照して本発明の実施態様について説明する。
図1において、プラスチックを熱分解して炭化水素油を採集する油化システム1は、廃プラスチック、特に比重の小さいフィルム状の廃プラスチックを熱溶融して造粒し、一定の比重と形状にするための造粒機2を有し、この造粒機2によって固化造流されたプラス
チックは比重0.2以上のペレットとされ、このペレットは、一定量のペレットを油化機に充填させるための定量充填機3に送られ、定量充填機3からのペレットは、油化機4に送られる。前記油化機4からのプラスチック蒸気は図示していないコンデンサを経て冷却され、油回収機5(油タンク)により炭化水素油として回収され、ここで発生したオフガスはオフガス処理システム6により処理される。
前記オフガス処理システム6は図2に示すように円筒形の触媒収納室7を有し、この触媒収納室7の外周面にはバンドヒータ8が巻回され、また、触媒収納室7には、粒状の触媒9が収納されている。前記触媒収納室7は一定長の円筒形の放熱筒10の一端に取付けられ、前記放熱筒10の他端には、オフガスと空気とを混合する矩形の混合室11が取付けられ、この混合室11内には、ファン12が収納され、このファン12はモータ13により回転駆動される。前記混合室11の一端面にはオフガス導入管15が設けられ、その周囲には複数の空気取入穴14が設けられ、この空気取入穴14からの空気が、導入されたオフガスとファン12によって混合される。
一般にモータ13の耐熱温度は低いため(50〜60℃)、触媒収納室7の温度がモータ13に出来るだけ伝達されないように放熱筒10が設けられている。
前記触媒9は、国際公開03/071106号に記載されたものが最適であり、セラミック本体に酸化触媒を担持したもので、三次元網目構造を有するコーディライトと称されるセラミック多孔体である。
かかる触媒は白金粒子が付着されており、従来主としてディーゼルエンジンの排気ガス処理に使用されている。廃プラチックを処理する油化装置のオフガスは主としてメタン(CH4)、エタン(C2H6)、プロパン(C3H8)、ブタン(C4H10)であり、これら炭化水素の分解実験により、良好な結果が得られたので、オフガス処理に採用したものである。また、この触媒は有毒のシアンガス(HCN)を分解できるので、ABS樹脂を燃焼した際発生するシアンガスをN2とCO2とH2Oに分解する。従って、この触媒を使用すれば、ABS樹脂の油化も可能となる。
更に発泡スチロールの油化に先だって、発泡スチロールがメチレンクロラノイド(CH2Cl2)で減容されるが減容されたスチレンが油化される時に、オフガスを前記触媒に通すと塩化水素ガスが放出される。この塩化水素ガス(HCl)は、カセイソーダ(NaOH)で中和して無害化される。
前記バンドヒータ8は、端子16を介して油化装置4本体の制御装置17によりコントロールされるとともに、前記制御装置17は、ファン12のモータ13の回転数をコントロールし、モータ13の回転数が一定以下になると、混合室11内の温度が上昇し、耐熱温度約60℃のモータ13を保護するために制御装置17により油化装置4全体の駆動を停止する。
次にオフガス処理システムの実験例について説明する。
図9は、前記触媒を使用した場合の全炭化水素(THC)浄化率を示したものであり、直径7mmのセラミック多孔体に1リットル当り2gの白金を付着した触媒を使用して全炭化水素(THC)の浄化率を測定すると、触媒温度は188℃〜229℃間に急激に浄化率が増大し、255℃で96%以上となり、306℃では98%以上となり(表1参照)、触媒温度は250℃〜300℃の範囲が好ましいことが判る。例えば、オフガス中に1200ppmのプロパン(C3H8)が含まれている場合に、触媒を通したら12ppm程度に含有量が低下したことが確認されている。
Figure 2015057500
次に本発明の前記油化装置4の具体例について説明する。
油化装置4は、小型の油化装置であって、例えば1時間に10kgの廃プラスチックを処理する能力を有する。
図3、図4、図5において、油化装置4は、フレームFを有し、このフレームF内に全ての機器が収められ、フレームの底面にはキャスター20が取付けられ、人力で移動可能になっている。
前記フレームFの図3の左側には、投入した廃プラスチックを加熱して水蒸気を除去する乾燥部21と、乾燥部21で乾燥された廃プラスチックを溶融する溶融部22が上下に垂直方向に配設されている。前記フレームFの図3の中央には、採集した油を貯溜しておくための油タンク23と、この油タンク23上に設けられた透明容器からなり、採集油とオフガスとを分離する2つのオフガス分離タンク24、25と、このオフガス分離タンク
24、25の後方に設けられた透明の容器からなる圧力調整タンク26、27とフレームFの上面に支持された2本のコンデンサ28、29とが設けられている。
前記フレーム下内の図3の右側には、前記溶融部22で溶融された液状プラスチックが送り込まれて、それをガス化し、プラスチックガスとする分解部30が設けられ、この分解部30は2本の傾斜管31、32を備えている。
前記フレームFの底面近傍には、溶融部22からの溶融プラスチックを前記分解部30の各傾斜管31、32に送給するための直径55cmの配管P(図5参照)が設けられ、配管Pの溶融部22側には、溶融プラスチックを一旦貯溜しておくためのバッファタンク30Tが設けられ、このバッファタンク30Tの入口は底近くに設けられ、出口は上面近くに設けられ、底側から入った溶融プラスチックはその上側から分解部30に送られる。このバッファタンク30Tは、分解部30で気化した分解ガスの溶融部22への逆流も防止している。このバッファタンク30Tおよび大径の配管Pは保温され、溶融プラスチックをゆっくりと分解部30に送って反応時間を稼ぐ作用をする。具体的には、バッファタンク30Tと配管Pを合計した容積は、油化装置の1時間当りの処理能力を10kgとすると、20kgの溶融プラスチックを収納できる20kg以上が好ましく(油化装置の処理能力の2倍)、より好ましくは3倍である。
前記乾燥部21は、図6に示すように、水平管50を有し、この水平管50は、その一端部近傍にホッパー51を有し、このホッパー51から投入された造粒ペレットは、水平管50内に配置されたリーズスクリュー52によって、ゆっくりと加熱されつつ送給される。前記水平管50の前方部には、水蒸気が排出される水蒸気管53、53、53が設けられ、前記リードスクリュー52は水平管50の前端に設けられたモータ54によって回転され、水平管50は、その周囲に巻かれる図示しないヒータによって約120℃に加熱される。
前記水平管50は、進行方向にやや傾斜しており、その前端下面には、連結部55が設けられ、この連結部55を通った乾燥プラスチックは溶融部22の第1溶融管56のモータ57により回転されるリードスクリュー58により、約240℃にゆっくりと水平管50の進行方向とは逆方向に進みながら加熱され、半溶融のプラスチックとなる。前記第1溶融管56とこの下方に配設された360℃に加熱される第2溶融管59とは、溶融プラスチックの送給方向に対して前方に傾斜しており、それらは互いに逆方向に5〜7度傾斜して、溶融プラスチックがスムースに進行するようになっており、連結部62を介して第2溶融管59に送られた溶融プラスチックは第2溶融管59の前端に取付けられたモータ60およびリードスクリュー66によって送給される。前記第2溶融管59の前端からはエルボー管L(図4)を介して前記バッファタンク30Tの下部に送られ、バッファタンク30Tの上部側方からは、配管Pを介して前記傾斜管31、32の下端部側方に送られる。前記傾斜管31、32の構造は、ほぼ同一であり、図5、図7に示すように、ほぼ20度程度進行方向の上方に傾斜しており、その上端にモータ61、62が付着され、このモータ61、62により、リードスクリュー63、64が回転される。これらリードスクリュー63、64は、溶融プラスチックがガス化されなかった残渣(炭化物、ゴミ等)を送る作用を果たし、図8に示すように、円筒形の傾斜管31(32)の下方に偏心した軸63a(64a)に形成された螺線羽根63b(64b)を備えている。すなわち、螺線羽根63b(64b)は、傾斜管31(32)の内壁の下部に所定のクリアランス(3〜5mm)で配設され、その上部には充分な空間が形成されている。このように、リードスクリュー63(64)を傾斜管31(32)内の下方に偏心して設け、上方に十分な空間65を設けると、気化した溶融プラスチックのガスが空間65内で十分加熱されながら、ゆっくりと上昇する。これにより反応時間が長くなり分解が十分に行われる一方、リードスクリュー63は、その螺線羽根63bが傾斜管31の内壁全体に接近していなくても残渣を排出することが可能である。
前記傾斜管31、32の上端近傍の下面からは、残渣を収納してその残渣内の石油成分を気化させるためのガス化炉を兼ねた残渣タンク70、71(図4、図7)が残渣管72、73を介して接続され、残渣タンク70、71は図示しないヒータ加熱部材により310〜400℃に加熱され、残渣管72、73は保温され残渣タンク70、71からの気化ガスが液化して残渣タンク70、71に落下しないようになっている。前記傾斜管31、32の上端部の近傍の上面には、触媒が収納される触媒筒74、75又は触媒と同様の作用をするとともに金属線を撚り合わせて集合させ気化ガス中の水分を除去する作用を果たすデミスタ筒が設けられる。この触媒筒74、75を通った気化ガスは、前記コンデンサ28、29(凝縮器)に送られ冷却されて液化され、これらコンデンサ28、29内で液化された油は、圧力調整タンク26、27内に一旦貯溜された後に油タンク23に送られる。この圧力調整タンク26、27はコンデンサ28、29、触媒筒74、75および傾斜管31、32内の圧力を調整するコンデンサ26の下面から伸びる油管26aをケーシング26内に貯留された採集油内に所定長浸漬させて圧損を与え炭化物等の細粒の飛沫成分の進入を減少させ、またこれらの部分内で気化ガスが急激に膨張して圧力が上昇してもその圧力を吸収するので、重い末分解の気化ガスがこれらの部分を上昇することが避けられ、若し末分解成分が生じた場合には、圧力調整タンク26、27内の底に溜めることができ、圧力調整タンク26、27の下部に設けた排出バルブ76、77を回転させて末分解成分を排出させる。
前記圧力調整タンク26、27の上面から油が前記オフガス分離器24、25に送られ、分離されたオフガスは前記オフガス処理システム6に送られ無害化されて排出される。オフガスが分離された油は、油タンク23に貯溜される。
なお、投入するプラスチックは造粒したペレット状のみならず、フィルム状のものでも小さく裁断したものであればよく、種々のタイプのプラスチックに対応可能である。
なお、上述の小型油化装置においては、傾斜管を2本設けたが、図12に示すように、1本の主傾斜管200に補助分解筒201を主傾斜管200に沿わせて設けて、傾斜管200のガス処理能力を増大させてもよい。すなわち、主傾斜管200にはリードスクリューが設けられ、この主傾斜管200には、溶融部202が接続され(乾燥したプラスチックの場合には乾燥部は不要)、この溶融部202には、ホッパ203が設けられ、前記主傾斜管200には、触媒筒204が設けられ、主傾斜管200からは、接続管205を介して前記補助分解筒201の下端近傍が接続され、この補助分解筒201は、中が空でリードスクリューは備えておらず、主傾斜管200の気化ガスの部分を収納して十分な分解時間をとることができ、必要に応じてその中に図示しない棒ヒータを収納してもよく、主傾斜管200と同様に触媒筒206を備えている。
次に、時間当り2〜3kgのプラスチックを処理するタイプの卓上型のバッチ式小型油化装置について説明する。
図10において、小型油化装置80は、投入したプラスチックを溶解し、ガス化するための分解釜81と、この分解釜81でガス化されたガスを冷却するためのコンデンサ筒82とからなる。前記分解釜81は、釜本体83を備え、この釜本体83の周囲には、螺線状の冷却フィン84が形成されるとともに螺線状にヒータ85が巻回され、このヒータ85は伝熱セメント86によって被覆されている。前記釜本体83は、外筒87F内に収納され、この外筒87Fの側壁の上下には、空気吹出口88および空気取入口87が設けられ、油化操作が終了したときに、ファン89を回転させて釜本体の周囲に冷却風を送り込み、短時間で釜本体83を冷却する。なお、外筒87Fの周囲には、断熱材90が付着されている。
前記釜本体83の上面には、フランジ91が設けられ、このフランジ91には、プラスチックの気化ガスを分解するための金属線を撚り固めたデミスタ92を収納するためのデミスタ収納筒93の下フランジ94が接着され、デミスタ収納筒93の上フランジ95には、蓋体96が付着されている。この蓋体96には、略円錐体97の上部が固定され、この円錐体97内に前記デミスタ92が収納され、この円錐体97を介してデミスタ92はデミスタ収納筒93内に収納されることになる。前記円錐体97の開口下面の周囲は前記デミスタ収納筒93の円壁に形成されたフランジ98に密着し、これにより円錐体93の外周面とデミスタ収納筒93間に断熱空間99を形成している。この断熱空間99は、釜本体83からの熱を遮断するので、前記デミスタ収納筒93の上フランジ95と蓋体96が高温になるのが避けられるので、その間に嵌め込まれるパッキン100の寿命が著しく延長される。なお、前記円錐体97を更に下方に伸ばして、その下面周囲を釜本体83の入口に形成した段差に密着させることも可能である。
釜本体83内で400℃前後に加熱され気化したプラスチックガスは、デミスタ92で
滞溜して十分な時間熱分解されてパイプ101を通って、前記コンデンサ筒82内に送られる。コンデンサ82は透明な筒体102を有し、この中には所定量の水103が収納され、この水の中まで気化ガス管104が伸びている。この気化ガス管104とパイプ101とは、接続部105で接続され、この接続部105の近傍には、油化操作が終了し、分解釜81内の温度低下によりその中の空気が収縮したときに減圧し、ガス管104を通してコンデンサ筒82内の水が吸引されるのを防止するための開放弁106が設けられている。
前記コンデンサ筒82の下面には、コンデンサ筒82内の水を抜くための水抜き弁107と、コンデンサ筒82の水面上に貯溜した油を採集するための油採集弁108が設けられ、この採集弁108が取付けられる油採集管109の上端は水面と面一であり、その水面上に水中で冷却された油Oが溜まるようになっており、この状態はコンデンサ82の透明な筒体102を通して目視できる。
なお、筒体102の上面には、水供給口110およびコンデンサ筒82のオフガスを排出するオフガス排出口111が設けられ、このオフガス排出口111には前述のオフガス処理システム6が接続され、これにより、本小型油化装置80は室内での使用が可能となる。
図11において、本発明の他の油化装置300は、プラスチックを投入して加熱溶融するための溶融部301と、この溶融部301から送られた溶融プラスチックを受け入れて溶融プラスチックを気化ガスとして分解せしめるための分解部302とを有し、この溶融部と分解部302の中間には、U字形のトラップ部303が設けられている。このトラップ部303には溶融プラスチックが溜まって、分解部302からの気化ガスの逆流を防止しており、前記分解部302には、必要に応じて図示しないデミスタを設けてもよく、分解ガスはコンデンサ304により液化されて油タンク305に回収され、ここで発生したオフガスは前述のオフガス処理装置6で処理される。前記油化装置4のバッファタンク30Tはトラップ部303の作用を果たしている。
1…油化システム
2…造粒機
6…オフガスシステム
7…触媒収納室
10…放熱筒
21…乾燥部
22…溶融部
26、27…圧力調製タンク
28、29…コンデンサ
30T…バッファタンク
31、32…傾斜管
70、71…残渣タンク
81…分解釜
82…コンデンサ筒
87…空気取入口
88…空気吹出口
97…円錐体
109…油採集管
303…トラップ部

Claims (4)

  1. プラスチックを溶融させるための溶融部と、
    溶融プラスチックを気化させて分解する分解部を有し、
    分解部で分解したガスを冷却するコンデンサを有する油化装置において、
    前記コンデンサに分解部およびコンデンサ内の圧力を調整するための圧力調整タンクを接続した油化装置。
  2. 前記圧力調整タンクにオフガスを分離するオフガス分離タンクを接続した請求項1に記載の油化装置。
  3. 前記圧力調整タンクの下部に未分解成分を排出する排出バルブを設けた請求項1に記載の油化装置。
  4. 前記圧力調整タンクはコンデンサから伸びる油管をケーシング内に貯留された採集油内に所定長浸漬させた請求項1に記載の油化装置。
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