JP2015056909A - 動力増幅装置、動力発生機及び、発電機 - Google Patents

動力増幅装置、動力発生機及び、発電機 Download PDF

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Abstract

【課題】連続的に電力を発電しつつも、回転により得られる電力の発電効率を飛躍的に向上させる、動力増幅装置、動力増幅装置を具える回転式動力発生機、及び、動力増幅装置を具える発電機を提供する。【解決手段】動力増幅装置は、中心軸2a位置にて軸支された回転可能な主円盤3と、動力により回転可能であり、主円盤3を回転させる回転体6と、を具える。主円盤3は、主円盤3の中心軸2aと同心円上であって、主円盤3の周方向に軸支されて配置された少なくとも1つの回転力伝達部材を有する。回転力伝達部材は、主円盤3の順方向回転の際には、各回転力伝達部材からみて主円盤3が下方向に回転する位置では、該回転力伝達部材の遠心力と重力による回転モーメントが最大になる位置に回転し、回転力伝達部材からみて前記主円盤が上方向に回転する位置では、該副円盤の回転モーメントが最小となる位置に回転する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力を発電し得る動力増幅装置、それを具える動力発生機及び発電機に関する。
一般に、回転するエネルギーを軸出力にて電力に変換する回転動力増幅装置としては、特許文献1に開示されているように、回転軸の周囲を転動体で包囲することにより、回転速度を維持するものが知られている。
また、特許文献2には、滑車に重りを吊り下げ、重力により重りが落下する力を利用して発電機を回転させる重力式発電機が開示されている(特に図1を参照)。更に、特許文献3では、電気二重層キャパシタを動力電源とするソレノイドバルブが開示されている。
特開2010−60124号公報 特開2004−124860公報 国際公開2009/122683号パンフレット
しかし、特許文献1に開示の回転動力増幅装置は、回転力を電力に変換するものの、その発電量は入力した回転力以下に留まりものであり、入力した回転力を超えて発電することはないことから、エネルギーの効率的な利用の観点からは不十分なものであった。また、特許文献2では、重りが落ちきってしまえば、発電を停止してしまい、連続発電機としては不十分であり、安定した電力源とはならない、という問題を有する。更に、特許文献3のソレノイドバルブは、駆動する専用電源を小型化し、省スペース化を可能とすることを企図しており、発電効率の向上や安定した電源としての使用については、何ら検討されていない。
したがって、本発明の目的は、回転により得られる電力の発電効率を更に向上させつつも、安定的な電力供給源として、連続的に電力を発電し得る回転動力増幅装置、並びにそれを具える回転式動力発生機及び発電機を提供することにある。
上記課題に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は、回転対象の回転体の周囲に少なくとも1つの副回転体を設けることにより、連続的に電力を発電しつつも、回転により得られる電力の発電効率を飛躍的に向上させる構成を見出し、本発明を完成した。
以下、本発明を詳細に説明する。上記目的を達成する本発明に係る動力増幅装置は、中心軸位置にて軸支された回転可能な主円盤と、動力により回転可能であり、主円盤を回転させる回転体と、を具える動力増幅装置であって、主円盤上に、主円盤の中心軸と同心円上であって、主円盤の周方向に軸支されて配置された少なくとも1つの回転力伝達部材を有し、回転力伝達部材は、主円盤の順方向回転の際には、各回転力伝達部材からみて該主円盤が下方向に回転する位置では、回転力伝達部材の遠心力と重力による回転モーメントが最大になる位置に回転し、回転力伝達部材からみて主円盤が上方向に回転する位置では、回転力伝達部材の回転モーメントが最小となる位置に回転する、ことを特徴とする。このとき、回転力伝達部材が複数であり、該複数の回転力伝達部材は、周方向に等間隔にて配置されていることが好ましい。なお、ここでいう「下方向」とは、重力方向をいうものであり、一方、「上方向」とは、重力に抗する方向であって、下方とは反対の方向をいうものである。
また、回転力伝達部材は、円盤状の副円盤であり、副円盤が主円盤に対し軸支される副円盤軸は、副円盤の中心軸とは異なる位置にあることが好ましい。
更に、回転体は、主円盤とは離間して周囲に隣接配置しており、中心軸位置にて軸支され、動力により回転可能な補助円盤であり、主円盤及び補助円盤の周囲には、磁石が配置されており、主円盤の磁石と、補助円盤の磁石とは、同一の磁極又は異なる磁極が対向して配置してなることが好ましい。
更にまた、磁石は、永久磁石であることが好ましい。
或いは、磁石は、電磁石であることが好ましい。このとき、電磁石の駆動電源として、瞬間充電及び瞬間放電可能な電気二重層キャパシタを更に具えることが好ましい。
また、回転体から主円盤に回転力を伝達する回転力伝達手段を更に具え、該回転力伝達手段は、ベルトプーリ、タイミングベルト、歯車、又はベベルギヤであることが好ましい。
更に、副円盤を回転可能であり、かつ、主円盤の回転と前記副円盤の回転とを同期し得るモータを更に具えることが好ましい。
更にまた、副円盤の回転起動は楕円であることが好ましい。
加えて、回転体の動力は、モータであることが好ましい。
加えてまた、主円盤の径は、回転体の径よりも大きいことが好ましい。
また、主円盤の重量は、補助円盤の重量よりも大きいことが好ましい。
更に、主円盤及び回転体は、筐体に固定されてなることが好ましい。
また、上記目的を達成する本発明に係る回転式動力発生機は、上記構成の動力増幅装置を具えることを特徴とする。
更に、上記目的を達成する本発明に係る発電機は、上記構成の動力増幅装置と、主円盤の軸に連結され、該主円盤の回転に伴い電力を発生させる発電装置と、を具えることを特徴とする。
なお、上記発電機において、発電装置に連結され、前記発電装置にて発電された電力を逐電する、充電装置を更に具えることが好ましい。
また、上記発電機において、充電装置は、回転体に連結されており、逐電された電力を用いて該回転体を回転可能であることが好ましい。
本発明によれば、連続的に電力を発電しつつも、回転により得られる電力の発電効率を飛躍的に向上させることができる、動力増幅装置、それを具える回転式動力発生機、及び、発電機を提供することが可能となる。
本発明の動力増幅装置において、プーリー及びベルト駆動した際の正面図である。 (a)及び(b)は、本発明の動力増幅装置において、電磁石を用い、磁力の吸着力の働いた状態の装置正面図及び装置側面図である。 本発明の他の動力増幅装置において、電磁石を用い、磁力の反発力の働いた状態の装置正面図である。 本発明の他の動力増幅装置において、磁石の電源に用いる電気二重層キャパシタの回路図である。 本発明の他の動力増幅装置において、ベベルギアを用いた装置側面図である。 (a)及び(b)は本発明の他の動力増幅装置において、副円盤の回転にモータを用いた場合の装置正面図及び装置側面図である。 本発明の他の動力増幅装置において、副円盤の重力バランスを変更した実施態様を示した図である。 (a)〜(c)は、本発明の他の動力増幅装置において、副円盤の回転軌跡を楕円とした実施態様を示した図である。 本発明の他の動力増幅装置において、磁石搭載補助円盤の駆動をモータとした実施態様の正面図である。 本発明の他の動力増幅装置において、重量物の落下回転力を示す正面図及び側面図である。 本発明の他の動力増幅装置において、ギアを組合せ重量物の落下回転力を示す正面図及び側面図である。 本発明の他の動力増幅装置において、始動動力にバッテリーを用いた構成図である。
図1に示すように、本発明の動力増幅装置の一実施態様では、筐体1内に回転自在に設置された主軸2を持つ主円盤3上に、中心軸2aと同心円上でそれぞれの配置角度dを同一とした回転軸4a,4b,4cを持つ副円盤5a,5b,5cを複数配置する。なお、本構成では、回転力伝達部材として、副円盤を採用しているが、回転力伝達部材は、これに限定されるものではない。すなわち、主円盤の順方向回転の際に、各回転力伝達部材からみて該主円盤が下方向に回転する位置では、回転力伝達部材の遠心力と重力による回転モーメントが最大になる位置に回転し、回転力伝達部材からみて主円盤が上方向に回転する位置では、回転力伝達部材の回転モーメントが最小となる位置に回転する限りは、これに限定されるものではなく、例えば、円盤状ではない、多角形状、楕円状、球状等の部材に代換えすることも可能である。また、本構成では、主円盤3の順方向回転Raの際、各副円盤からみて主円盤3が下方向に回転する位置では、副円盤5a,5b,5cの遠心力と重力による回転モーメントが最大となる位置に副円盤5a,5b,5cを回転させることとなる。また、副円盤からみて主円盤3が上方向に回転する位置では、副円盤5a,5b,5cの回転モーメントが最小となる位置に副円盤5a,5b,5cを回転させることとなる。
上記構成を採用することにより、各副円盤5a,5b,5cを基準とすると、主円盤3が下向きの回転に移行するとき、副円盤重心が中心軸2aより最も遠い位置に回転し、副円盤による回転モーメントが最大となり主軸回転を加速させることが可能となる。そのことから、回転モーメント最大位置の中心軸2aの点対称点では、各副円盤の重心は逆に中心軸2aに最も近くなり、副円盤による逆回転モーメントを軽減させることとなる。また、副円盤は次々と主円盤の回転と同期して等間隔で最大回転モーメントを発生させる位置に移動してくることから、順方向最大回転モーメントと逆回転モーメントの差により主軸2の回転力を増幅させることが可能となる。
また、図2(a)及び(b)に示すように、副円盤5a,5b,5cにかかる重力と遠心力による回転力を増強するために、主円盤3面と対向させた円盤面を持つ補助円盤6(回転体の一態様)を主円盤3の回転力を用いて同期反転Rbさせるものである。主円盤3を回転させる動力源として、主円盤3と補助円盤6上に永久磁石を複数設ける。主円盤3上の永久磁石7aと補助円盤6上永久磁石7bはそれぞれ常に向き合うように調整されている。主円盤3の磁石と補助円盤6の磁石とは、両者の間隔が同期するよう設置されていることから、永久磁石7a・7bは常に同じ位置で向き合うこととなる。例えば、双方とも磁石面をN極とすれば、補助円盤6の回転力Rbと磁石反発力fにより、主円盤3の回転力を高めることが可能となる。或いは、図示は省略するが、補助円盤6上にS極の磁石を7bの前方に設置させ、吸着力にて永久磁石7aを呼び込んで主円盤3を回転させることもできる。
また、図2(a)及び(b)並びに図3に示すように、主円盤3上の永久磁石7aの中心軸2aから見て同心円上に電磁石8を磁石支持金9を介して設置する。永久磁石7aと電磁石8の面は対向されている。8aは電磁石8の通電停止、及びN極、S極切換のタイミングを検知する回転位置検知センサである。例えば、永久磁石7aの回転進行していく磁石面がN極であれば図2に示すように永久磁石7aと永久磁石7bの前方に回転位置検知センサ8aでタイミングを図り電磁石8にS極を誘磁する。永久磁石7aと永久磁石7bが電磁石8を通過と同時に、図3に示すように電磁石8にN極を誘磁する。永久磁石7aと永久磁石7bの回転前方では電磁石8によりS極を誘磁し永久磁石7aを引き寄せる機構とする。主円盤3上の永久磁石7aは、補助円盤6上永久磁石7bと、電磁石8による吸着力、反発力fに加え,永久磁石7bに加えられている補助円盤6の回転力により上方に跳ね上げられる。上記のような永久磁石と補助円盤6の回転力により主円盤3の回転力を高めることが可能となる。
図4は、実施例3の電磁石8の電源に用いる電気二重層キャパシタの回路図(1モジュール)を示すものである。図4にてIOは入出力端子、R1、R2、R3、R4及びR5は抵抗、Cは、電気二重層コンデンサ、D1及びD2はダイオード、Tは、トランジスタを示すものである。なお、1単位(1モジュール)でこの回路を複数繋げて電気二重層キャパシタを形成する。最短の充電時間と、最大エネルギー密度を持つ電気二重層キャパシタを用いることにより少ない入力で主円盤3の回転力を高めることが可能となる。
図5は、上記実施態様と同様の構成において、プーリーとベルトの組合せを、ベベルギア10に変更した場合の他の実施態様を示したものである。主軸2を包み込む形でベベルギア10aは筺体1に固定される。このとき、ベベルギア10aは、主軸の回転を妨げないものである。主軸2の回転とともにベベルギア10aと接するベベルギア10は回転する。ベベルギア10aと10の歯車ピッチ円,歯数を調整し、主円盤3の回転数と、副円盤5dの回転を同期させることができる。図5ではベベルギア10aと10の歯車ピッチ円,歯数比を1対1とすることにより、主円盤3が1回転する時、副円盤5dは1回転するので、常時副円盤が主円盤3の外周方向に突出する位置と、中心軸2a方向に引き込まれる位置は変わらないこととなる。上述してきた実施態様と同様に、副円盤による回転モーメントが最も有効となる位置に副円盤5dを回転させることにより、主軸2の回転力を増幅させることが可能となる。
上述の実施態様とは異なり、図6(a)及び(b)は、プーリーとベルトにより動力増幅装置を駆動させずに、副円盤5eをモータで廻す構成を示したものである。モータ14の回転をギアボックス15で減速し、ベベルギア10で副円盤5eを廻す。ギアボックス15、ベベルギアの歯車ピッチ円、及び、歯数を調整し、主円盤3の回転と、副円盤5eの回転との同期を図る。なお、モータ14では運転コントローラ付モータで回転制御することも可能である。上述してきた実施態様と同様に、副円盤による回転モーメントが最も有効となる位置に副円盤を回転させることにより、主軸2の回転力を増幅させることが可能となる。
図7に示すように、本発明における副円盤5fにおいて、副円盤5fの重心を偏らせるために副円盤5fに孔を設けることが可能である。このとき、副円盤5fの重心を偏らせるために副円盤の肉厚を偏らせることも可能である。副円盤5fの重心が偏ることにより、副円盤5fの、主円盤3への回転モーメント効率は、重量バランスが均等な副円盤より高くすることができる。なお、副円盤5gの回転軌跡を楕円とする実施例を図8(a)〜(c)に示す。図8(a)では副円盤駆動円盤17の円運動を、継手要点19カム継手18で受けてカムローラ20に伝える。カムローラガイド21で規制するとカムローラ20は楕円軌道h上を動く。図8(b)及び(c)に示す実施態様では、副円盤軸4gは副円盤5gの楕円回転中心に位置している。主円盤3の回転と副円盤駆動円盤17の回転は、実施例1のごとく同期しており楕円軌道h上を動く。副円盤5gは単に円運動する副円盤に比べて主円盤3の外周方向に回る時はより飛び出し、主円盤3の中心方向に回りこむ時はより中心部に格納される。このような副円盤5f,5gを用いることにより回転モーメントの増強を図り、主軸2の回転力を増幅させることが可能となる。
図9は、実施例2補助円盤6の同期反転Rbをモータ25とモータギア24、反転ギア23により行う実施態様を示すものである。反転ギア23は補助円盤6に固定されている。回転数検知センサ8bの信号と運転コントローラ26でモータ25の回転数を制御し、主円盤3の回転と補助円盤6の同期反転Rbを行う。主円盤3上の永久磁石7aと補助円盤6上の永久磁石7bの反発力f及び、補助円盤6の回転力により主円盤3の回転力を高めることが可能となる。
また、主円盤の径は、回転体の径よりも大きいことが好ましい。主円盤の径を、回転体の径よりも大きくすることにより、主円盤が回転することによる発電効率が向上させることが可能となるからである。更に、主円盤の重量は、補助円盤の重量よりも大きいことが好ましい。主円盤の重量を、補助円盤の重量よりも大きくすることにより、主円盤が回転することによる発電効率が向上させることが可能となるからである。このとき、副円盤は、副円盤の重量を大きくし、発電効率を向上させる観点から、副円盤は金属からなることが好ましい。
なお、上述してきた種々の動力増幅装置は、回転式動力発生機や発電装置に使用することができる。発電装置は、主円盤の軸に連結され、主円盤の回転に伴い電力を発生させるものである。また、発電装置は、発電装置に連結され、前記発電装置にて発電された電力を逐電する、充電装置を更に具えることが可能である。
図10に示す本発明の他の動力増幅装置は、図1に示す動力増幅装置とは異なり、筺体1内に回転自在に設置された主軸2を有する主円盤3上に、副円盤アーム押し棒31を設ける。 副円盤27aと副円盤アーム28aは、主円盤3とは異なる回転中心を有する副円盤アーム回転軸29aに固定されている。副円盤アーム28aは、副円盤アーム押し棒31にて主円盤3の回転力を受け回転するが、主軸2と副円盤アーム回転軸29aは偏芯しているため副円盤27aの下方向の落下回転力が上昇方向の回転力より大きくなり、副円盤アーム押し棒31を介し主円盤3の時計周りの回転力は増幅される。このようにして円盤3の回転力を高めることが可能となる。また、図中のαは、副円盤27aが最も主円盤3の中心寄りとなる位置を示すものである。
また、図11は、本発明の他の動力増幅装置であって、ギアの組合せを用いた例である。モータギア24bと発電機ギア33および主ギア35はそれぞれ噛み合わされ、発電機の回転が最適となるようギア比が調整されている。副円盤27cと副円盤アーム28cは発電機シャフトに固定され、副円盤27cは発電機32の回転変動を平準化させる機能を有する。
副円盤アーム回転軸29bに固定されている副円盤アーム28bは主ギアシャフト36とは異なる回転中心を有する。副円盤アーム28bは副円盤アーム押し棒31にて主ギア35の回転力を受け回転するが、主ギア回転軸36と副円盤アーム回転軸29bは偏芯しているため、副円盤27bによる下方向の落下回転力が上昇方向の回転力より大きくなり、副円盤アーム押し棒31を介し主ギア35の時計周りの回転力は増幅される。
回転力の増幅によりモータ25の負荷は軽減され、より少ない入力で発電機32から出力を得ることが可能となる。なお、図11に示す動力増幅装置の副円盤27bは、必ずしも回転可能である必要は無く、固定されていても回転力を補助し、発電効率を向上し得ることには留意されたい。また、図中のαは、副円盤27bが最も主円盤35の中心寄りとなる位置を示すものである。
図12は、図9のようにモータ25により主円盤3の回転を増幅させ、発電機32につないだ場合の実施例を示す。モータ25の電源はバッテリーBa、Bbであり、図12ではBaがモータ25を廻し、かつ外部に電力を供給し、Bbは充電を担っている。Ba、Bb、それぞれの容量計からの信号をコントローラで受けて規定の電気容量以下となった場合、替え装置により充電側と放電側のバッテリーを入れ替える。モータ25の回転力が増幅される事により、放電量より充電量が多くなるので、半永久的にモータ25の電源を確保する事が可能となる。
なお、上述したところはこの発明の実施形態の一部を示したに過ぎず、この発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの構成を交互に組み合わせたり、種々の変更を加えたりすることができる。
次に、図1に示す構成を具える本発明の動力増幅装置(実施例装置)と、副円盤は備えていないが、それ以外の構成が本発明の実施例装置と類似している動力増幅装置(比較例装置)を夫々試作し、発電量の性能評価を行ったので、以下に説明する。
実施例装置及び比較例装置の主円盤の重さは300kgであり、実施例装置における副円盤は各15kgである。発電量の評価は、補助円盤に連結されたモータをDC24V、0.25kw/時の条件にて駆動させ、補助円盤を600回転/分にて回転させた状態における、実施例装置と比較例装置の発電量を比較することにより実施した。比較例装置を基準として指数化し、実施例装置についての相対値を求め、それらを比較することで評価した。
その結果、比較例装置に比して、実施例装置では約400倍の発電量が得られることがわかった。具体的には、比較例装置では、補助円盤の電力消費が0.25kw/時であったのに対し、結果として得られる発電量が0.25kw/時と略同一であったのに対し、実施例装置では、補助円盤の電力消費が0.25kw/時であったのに対し、結果として大幅に増え、得られる発電量が10.0kw/時であった。
1… 筐体
2… 主軸
2a…中心軸
3… 主円盤
4a、4b、4c,4d,4e,4f,4g、… 副円盤軸
5a,5b,5c,5d、5e、5f、5g… 副円盤
6… 補助円盤(回転体)
7a… 永久磁石
7b… 永久磁石
8… 電磁石
8a…回転位置検知センサ
8b…回転数検知センサ
9…磁石支持金
10…ベベルギア
10a…ベベルギア
11…ベベルギアロッド
12…ベアリング
13…ギア固定ステー
14…モータ
15…ギアボックス
16…モータ支持金
17…副円盤駆動円盤
18…カム継手
19…カム要点
20…カムローラ
21…カムローラガイド
22…ベルト
23…反転ギア
24a、24b…モータギア
25…モータ
26…運転コントローラ
27a、27b、27c …副円盤
28a、28b、28c …副円盤アーム
29a、29b …副円盤アーム回転軸
30 … ベアリング
31 … 副円盤アーム押し棒
32 …発電機
33 …発電機ギア
34 …発電機シャフト
35 …主ギア
36 …主ギアシャフト
Ba …電池A
Bb …電池B
C…電気二重層コンデンサ
D1…ダイオード
D2…ダイオード
d… 配置角度
f… 反発力
IO…入出力端子
R1…抵抗
R2…抵抗
R3…抵抗
R4…抵抗
R5…抵抗
Ra… 順方向回転
Rb…同期反転
T …トランジスタ

Claims (19)

  1. 中心軸位置にて軸支された回転可能な主円盤と、
    動力により回転可能であり、前記主円盤を回転させる回転体と、を具える動力増幅装置であって、
    前記主円盤上に、該主円盤の中心軸と同心円上であって、該主円盤の周方向に軸支されて配置された少なくとも1つの回転力伝達部材を有し、
    該回転力伝達部材は、前記主円盤の順方向回転の際には、
    各回転力伝達部材からみて該主円盤が下方向に回転する位置では、該回転力伝達部材の遠心力と重力による回転モーメントが最大になる位置に回転し、
    前記回転力伝達部材からみて前記主円盤が上方向に回転する位置では、該回転力伝達部材の回転モーメントが最小となる位置に回転する、ことを特徴とする動力増幅装置。
  2. 前記回転力伝達部材は複数であり、該複数の回転力伝達部材は、周方向に等間隔にて配置してなる、請求項1に記載の動力増幅装置。
  3. 前記回転力伝達部材は、円盤状の副円盤であり、該副円盤が主円盤に対し軸支される副円盤軸は、該副円盤の中心軸とは異なる位置にある、請求項1又は2に記載の動力増幅装置。
  4. 前記回転体は、前記主円盤とは離間して周囲に隣接配置しており、中心軸位置にて軸支され、動力により回転可能な補助円盤であり、
    前記主円盤及び補助円盤の周囲には、磁石が配置されており、前記主円盤の磁石と、補助円盤の磁石とは、同一の磁極又は異なる磁極が対向して配置してなる、請求項3に記載の動力増幅装置。
  5. 前記磁石は、永久磁石である、請求項3又は4に記載の動力増幅装置。
  6. 前記磁石は、電磁石である、請求項3又は4に記載の動力増幅装置。
  7. 前記電磁石の駆動電源として、瞬間充電及び瞬間放電可能な電気二重層キャパシタを更に具える、請求項6に記載の動力増幅装置。
  8. 前記回転体から前記主円盤に回転力を伝達する回転力伝達手段を更に具え、該回転力伝達手段は、ベルトプーリ、タイミングベルト、歯車、又はベベルギヤである、請求項1〜7のいずれか一項に動力増幅装置。
  9. 前記副円盤を回転可能であり、かつ、前記主円盤の回転と前記副円盤の回転とを同期し得るモータを更に具える、請求項3〜8に記載の動力増幅装置。
  10. 前記副円盤の回転起動は楕円である、請求項3〜9のいずれか一項に動力増幅装置。
  11. 前記回転体の動力は、モータである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記主円盤の径は、前記回転体の径よりも大きい、請求項1〜11のいずれか一項に記載の動力増幅装置。
  13. 前記主円盤の重量は、前記補助円盤の重量よりも大きい、請求項1〜12のいずれか一項に記載の動力増幅装置。
  14. 前記主円盤及び回転体は、筐体に固定されてなる、請求項1〜13のいずれか一項に記載の動力増幅装置。
  15. 前記副円盤は、金属からなる、請求項1〜14のいずれか一項に記載の動力増幅装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の動力増幅装置を具えることを特徴とする回転式動力発生機。
  17. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の動力増幅装置と、前記主円盤の軸に連結され、該主円盤の回転に伴い電力を発生させる発電装置と、を具えることを特徴とする発電機。
  18. 前記発電装置に連結され、前記発電装置にて発電された電力を逐電する、充電装置を更に具える、請求項17に記載の発電機。
  19. 前記充電装置は、前記回転体に連結されており、逐電された電力を用いて該回転体を回転可能である、請求項17又は18に記載の発電機。
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