JP2017025808A - 出力発生装置 - Google Patents

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導啓 金濱
Michihiro Kanahama
導啓 金濱
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Abstract

【課題】制御方式の簡素化及び出力向上に貢献することができる出力発生装置を提供する。【解決手段】中心軸を水平として回転可能に設置した主軸と、主軸の回転中心と同軸上に設置した固定ギヤと、固定ギヤと噛み合う駆動ギヤと、駆動ギヤの回転軸と主軸とに架け渡して駆動ギヤを固定ギヤに対して周回させつつ主軸を回転させるブラケットと、回転軸に固定して固定ギヤの周りを回転軸が周回しつつ回転軸を支点に回動する主駆動体と、主軸に設けるとともに主軸の回転中心とずれた偏心軸部と、偏心軸部に配置した副駆動体と、を備え、副駆動体は、偏心軸部に一端を連結したクランクシャフトと、クランクシャフトの他端に連結したピストンと、ピストンを軸線方向に沿って往復動させる有底円筒状のシリンダと、ピストンの端面とシリンダの底面とに設けて互いに反発するように極性の異なる磁性体と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、出力発生装置に関し、特に、回動可能な主駆動体とピストン方式の副駆動体との2系統を用いた出力発生装置に関する。
従来から、ガソリンや電気を主エネルギー源とした出力発生装置に替わり、ソーラセル等を用いて天然資源を主エネルギーとした出力発生装置が知られている。
また、このような出力発生装置には、空芯コイルに一瞬だけ通電することで磁界を生じさせる電磁石と、ピストンの端面に取り付けた永久磁石と、を用いて電磁石と永久磁石との反発でピストンを強制的に押し下げることによりクランクを介して主軸の回転を得るようにしたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
なお、主軸の回転に伴って発生する出力は、機械装置を駆動させる駆動力そのもの、若しくは、発電装置を駆動させることで得られる発電力、に変換することができる。
特開2015−039253号公報
しかしながら、このような出力発生装置は、例えば、ソーラセル等の天然資源を利用したものの場合、屋内での使用ができないなど、使用環境に制約が発生するという問題がある。
また、電磁石と永久磁石とを用いたピストン方式では、多数のピストンを用いる多気筒化が必要であることから、電磁石への通電タイミングといった制御方式が複雑化するばかりでなく、得られる駆動力若しくは発電力といった出力にも限界が生じてしまうという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するために、制御方式の簡素化及び出力向上に貢献することができる出力発生装置を提供することを目的とする。
本発明に係る出力発生装置は、上記目的を達成のため、中心軸を水平として回転可能に設置した主軸と、主軸の回転中心と同軸上に設置した固定ギヤと、固定ギヤと噛み合う駆動ギヤと、駆動ギヤの回転軸と主軸とに架け渡して駆動ギヤを固定ギヤに対して周回させつつ主軸を回転させるブラケットと、回転軸に固定して固定ギヤの周りを回転軸が周回しつつ回転軸を支点に回動する主駆動体と、主軸に設けるとともに主軸の回転中心とずれた偏心軸部と、偏心軸部に配置した副駆動体と、を備え、副駆動体は、偏心軸部に一端を連結したクランクシャフトと、クランクシャフトの他端に連結したピストンと、ピストンを軸線方向に沿って往復動させる有底円筒状のシリンダと、ピストンの端面とシリンダの底面とに設けて互いに反発するように極性を異ならせた磁性体と、を備えるものである。
副駆動体は、シリンダの軸線方向に沿って交互に極性を異ならせてピストンのシリンダの軸線方向に沿う移動を推進する複数のリニア磁性体を備えるものである。
主駆動体は、回転軸に一端を固定したアームと、アームの他端に固定した分銅体と、を備えるものである。
磁性体は、少なくとも底面に配置した一方を、偏心軸部と主軸の回転中心とのずれ量に応じたピストンの往復ストロークによってピストンの端面が底面に最接近したときに電力供給を受ける電磁石としたものである。
主駆動体は、駆動ギヤが固定ギヤを1回りする間に、分銅体の回動軌跡中の上死点が異なる小径回動軌跡及び大径回動軌跡で2回りするよう、固定ギヤに対して駆動ギヤの直径又はギヤ比を設定したものである。
主駆動体は、分銅体の回動軌跡の小径回動軌跡の上死点及び大径回動軌跡の上死点が鉛直方向最上位置と一致しているものである。
副駆動体は、主軸の2か所に形成した偏心軸部の各々に小径回動軌跡を通過している際に作用する前記磁性体と前記大径回動軌跡を通過している際に作用する磁性体とを有するように配置するとともに、小径回動軌跡を通過している際の磁性体の磁力よりも大径回動軌跡を通過している際の磁性体の磁力を大きくしたしたものである。
主軸及び回転軸の少なくとも何れか一方は、手動又は電動により強制的に回転する補助動力部を備えるものである。
本発明によれば、制御方式の簡素化及び出力向上に貢献することができる。
本発明の一実施の形態に係る出力発生装置の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る出力発生装置に適用される副駆動体の一部を破断した斜視図である。 (A)〜(C)は、本発明の一実施の形態に係る出力発生装置に適用される主駆動体の動作を時系列で示す説明図である。 (A)〜(D)は、本発明の一実施の形態に係る出力発生装置に適用される主駆動体の回動軌跡を垂直水平方向で分けた状態を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る出力発生装置に適用される主駆動体の回動軌跡を示し、(A)は垂直水平方向を含む場合の回動軌跡の説明図、(B)は好適な回動軌跡の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る出力発生装置を示し、(A)はアームが小径回動軌跡中で垂直下向き状態にあるときの説明図、(B)はアームが大径回動軌跡中で垂直上向き状態にあるときの説明図、(C)はアームが大径回動軌跡中で垂直下向き状態にあるときの説明図、(D)はアームが小径回動軌跡中で垂直上向き状態にあるときの説明図である。 本発明の一実施の形態に係る出力発生装置を示し、副駆動体の動作角度と分胴体の回動軌跡における中心位置との関係を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る出力発生装置の副駆動体にリニア方式を採用した例の説明図である。
次に、本発明に係る一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、中心軸を水平として回転可能に設置した主軸2と、主軸2の回転中心と同軸上に設置した固定ギヤ3と、固定ギヤ3と噛み合う駆動ギヤ4と、駆動ギヤ4の回転軸4aと主軸2とに架け渡して駆動ギヤ4を固定ギヤ3に対して周回させつつ主軸2を回転させるブラケット5と、回転軸4aに固定して固定ギヤ3の周りを回転軸4aが周回しつつ回転軸4aを支点に回動する主駆動体10と、主軸2に配置した副駆動体20と、を備える。
主軸2は、両端を図示しない躯体に回転可能に支持させている。したがって、固定ギヤ3は、主軸2の回転中心と同軸上で躯体に固定している。主軸2は、一端に固定ギヤ3を配置するとともに、他端に出力ギヤ6を固定している。この出力ギヤ6は、例えば、図示しない機械装置や発電装置の入力ギヤと噛み合っている。主軸2の中途部には、主軸2の回転中心とずれた偏心軸部2aを2か所に設けている。
図2に示すように、偏心軸部2aは、互いに180°で逆向きに突出している。なお、これら一対の偏心軸部2aの突出方向は、特に限定されるものではないが、後述するように、主駆動体10の構成に応じて好適な突出方向とするのがよい。
主駆動体10は、回転軸4aに一端を固定したアーム11と、アーム11の他端に固定した分銅体12と、を備える。これにより、アーム11の長さと分銅体12の重量とで容易に出力の設定・変更を行うことができる。したがって、アーム11は、回転軸4aに対して異なる長さのものを交換可能とするのが好ましい。同様に、分銅体12は、アーム11に対して異なる重量のものを交換可能とするのが好ましい。なお、主駆動体10は、少なくとも、停止状態から回動を開始する際には、外部からの駆動力を必要とするため、手動又は電動によって回動を開始するための補助動力部7から起動力が与えられる。さらに、補助動力部7は、主駆動体10を直接起動させてもよいし、主軸2を介して起動させてもよい。したがって、主軸2及び回転軸4aの少なくとも何れか一方は、補助動力部7によって手動又は電動により強制的に回転することができる。
アーム11は、単なる棒状でもよいし板状でもよい。また、アーム11は、金属等により、分銅体12の重さによって変形しない程度の剛性を確保している。アーム11は、図示しない固定ブラケットや溶接等によって回転軸4aに固定している。
分銅体12は、出力発生装置1の主たる出力を得るための要素である。したがって、その重量・大きさ・形状等は、アーム11の長さを含めて出力に応じて任意である。また、屋内又は屋外など、使用環境によって塗装処理を施すなどの加工も任意である。
図3に示すように、主駆動体10は、駆動ギヤ4が固定ギヤ3を1回りする間に、分銅体12の回動軌跡中の上死点が異なる小径回動軌跡R1及び大径回動軌跡R2で2回りするよう、固定ギヤ3に対して駆動ギヤ4の直径又はギヤ比を設定している。これにより、主駆動体10は、効率の良い回動とすることができ、出力のさらなる高効率化に貢献することができる。
図4に示すように、主駆動体10は、アーム11が水平方向となる場合を基準として、図4(A)に示すように、駆動ギヤ4と分銅体12との間に固定ギヤ3が位置している際の分銅体12の中心位置Aを起点とし、図4(B)に示すように、図4(A)の状態から駆動ギヤ4が図示時計回り方向に90°移動した分銅体12の中心位置B、図4(C)に示すように、図4(B)の状態から駆動ギヤ4が図示時計回り方向に90°移動した分銅体12の中心位置C、図4(D)に示すように、図4(C)の状態から駆動ギヤ4が図示時計回り方向に90°移動した分銅体12の中心位置D、を有する。
これにより、図5(A)に示すように、これら中心位置A,B,C,Dを合成した連続状態の回動軌跡では、回転軸4aの軸心から小径回動軌跡R1及び大径回動軌跡R2の最大離間距離である中心位置A及び中心位置Cが片側の水平位置にあることとなる。
そこで、本実施の形態では、駆動ギヤ4に対する主駆動体10の配置を、図6(A)に示すように、アーム11が小径回動軌跡R1の経路中においては垂直下向き状態、図6(B)に示すように、アーム11が大径回動軌跡R2の経路中においては垂直上向き状態、図6(C)に示すように、アーム11が大径回動軌跡R2の経路中においては垂直下向き状態、図6(D)に示すように、アーム11が小径回動軌跡R1の経路中においては垂直上向き状態、となるようにする。
これにより、図5(B)に示すように、回転軸4aの軸心から小径回動軌跡R1及び大径回動軌跡R2の最大離間距離である中心位置A及び中心位置Cを上死点と一致させることができる。このように、主駆動体10は、分銅体12の回動軌跡の小径回動軌跡R1の上死点及び大径回動軌跡R2の上死点が鉛直方向最上位置と一致する中心位置A,Cとすることにより、分銅体12の自重による落下距離を最大限に長く確保することができ、慣性による分銅体12の上昇距離を長く確保することができる。
ところで、小径回動軌跡R1及び大径回動軌跡R2は、厳密な円弧ではないため、図5に示すように、回転軸4aの軸心から大径回動軌跡R2の最大離間距離である中心位置Cを含む円Sに対して図示ハッチングで示す略三日月形状の異形軌跡領域を有している。
ここで、この異形軌跡領域のうち円Sの径方向の距離が長い部分は回転軸4aと小径回動軌跡R1及び大径回動軌跡R2の交点とを結ぶ径方向の線分Pの延長線上にある。これにより、特に回転半径が小さいことから慣性力も小さい小径回動軌跡R1で上死点から中心位置Aを経由した後に中心位置Bに向かう上昇回動作用において、図5(A)に示した回動軌跡よりも図5(B)に示した回動軌跡とした方が、緩やかな上昇軌跡とすることができ、慣性による回動距離を長く確保することができる。
副駆動体20は、主軸2の2か所に形成した偏心軸部2aの各々に配置され、偏心軸部2aに一端を連結したクランクシャフト21と、クランクシャフト21の他端に連結したピストン22と、ピストン22を軸線方向に沿って往復動させる有底円筒状のシリンダ23と、ピストン22の端面とシリンダ23の底面とに設けて互いに反発するように極性の異なる磁性体24,25と、を備える。これにより、磁性体24,25の反発力のみで副駆動体20を駆動させることができる。
主軸2の2か所に形成した偏心軸部2aは、主軸2に対して互いに180°ずれた位置から逆向きに突出している。本実施の形態においては、偏心軸部2aは、主軸2に対して等距離だけ突出している。
磁性体24,25は、少なくともシリンダ23の底面に配置した一方の磁性体25を、偏心軸部2aと主軸2の回転中心とのずれ量に応じたピストン22の往復ストロークによってピストン22の端面が底面に最接近したときに電力供給を受ける電磁石としている。これにより、最小限の電力供給により好適な反発力を設定することができる。なお、ピストン22の端面に設けた他方の磁性体24は、所謂永久磁石でよい。
ところで、副駆動体20は、例えば、ガソリンエンジンの燃焼室のように、密閉性は必要としない。すなわち、ピストン22は、単にシリンダ23の軸線方向に沿ってスムーズに往復動するだけの機能を確保し、シリンダ23に対して引っ掛かり等が発生さえしなければ良い。このため、ピストン22とシリンダ23との両者間に、例えば、ピストン22の外径とシリンダ23の内径とに差が発生し、隙間が存在していても問題はない。
このような基本構成において、本実施形態に係る出力発生装置1は、中心軸を水平として回転可能に設置した主軸2と、主軸2の回転中心と同軸上に設置した固定ギヤ3と、固定ギヤ3と噛み合う駆動ギヤ4と、駆動ギヤ4の回転軸4aと主軸2とに架け渡して駆動ギヤ4を固定ギヤ3に対して周回させつつ主軸2を回転させるブラケット5と、回転軸4aに固定して固定ギヤ3の周りを回転軸4aが周回しつつ回転軸4aを支点に回動する主駆動体10と、主軸2に設けるとともに主軸2の回転中心とずれた偏心軸部2aと、偏心軸部2aに配置した副駆動体20と、を備え、副駆動体20は、偏心軸部2aに一端を連結したクランクシャフト21と、クランクシャフト21の他端に連結したピストン22と、ピストン22を軸線方向に沿って往復動させる有底円筒状のシリンダ23と、ピストン22の端面とシリンダ23の底面とに設けて互いに反発するように極性の異なる磁性体24,25と、を備えるものである。
主駆動体10が回動を停止している状態、すなわち、副駆動体20の駆動が停止して主軸2が回転していない状態から、手動又は電動による補助動力部7の軌道により、主駆動体10が回動を開始すると、主軸2が連動して回動する。なお、主駆動体10が回動を停止している状態とは、図6(A)又は図6(C)に示した状態である。
主軸2は、主駆動体10の分銅体12が上死点から自重により下方に回動している間並びに慣性により回動している間は、主駆動体10の回動力を受けて回転することにより、その回転を出力として出力ギヤ6に伝達することができる。
また、主駆動体10の慣性による回動が停止する前には、一方の副駆動体20の駆動により主軸2が強制的に回転するとともに、その主軸2の強制回転により分銅体12が重力に逆らって上昇回動する。さらに、一方の副駆動体20による主軸2の回転が弱まる前に、他方の副駆動体20の駆動により主軸2が強制的に回転するとともに、その主軸2の強制回転により分銅体12が上死点にまで重力に逆らって上昇回動する。
そして、分銅体12が上死点にまで達すると、再び分銅体12が上死点から自重により下方に回動している間並びに慣性により回動し、主軸2を回転させる。
次に、本実施の形態における副駆動体20の動作角度と分胴体12の回動軌跡における中心位置との関係を説明する。
図7に示すように、分銅体12が小径回動軌跡R1の中心位置Dを通過して慣性による上向き方向の回動中の所定のタイミングE(図6(D)参照)において、一方の副駆動体20の磁性体24,25が最接近すると、電磁石である磁性体25に電力が供給されるとともに、図示しないコイルに電流が流れてピストン22に設けた磁性体24の極性とは逆極性の磁力が発生し、ピストン22が押し戻される。
これにより、分銅体12は、ピストン22の変位に伴う主軸2の回転により、小径回動軌跡R1の上死点である中心位置Aにまで強制的に上向き方向に回動する。
次に、分銅体12が中心位置Aを通過して自重により下向き方向の回動を開始し、タイミングEを基準として主軸2が90°だけ回転したときに、双方のピストン22の位置が入れ替わる。
そして、分銅体12が大径回動軌跡R2の中心位置Bを通過して慣性による上昇方向の回動中の所定のタイミングF(図6(B)参照)において、他方の副駆動体20の磁性体24,25が最接近すると、電磁石である磁性体25に電力が供給されるとともに、図示しないコイルに電流が流れてピストン22に設けた磁性体24の極性とは逆極性の磁力が発生し、ピストン22が押し戻される。
これにより、分銅体12は、ピストン22の変位に伴う主軸2の回転により、大径回動軌跡R2の上死点である中心位置Cにまで強制的に回動する。
さらに、分銅体12が中心位置Cを通過して自重により落下を開始し、タイミングEを基準として主軸2が90°だけ回転したときに、双方のピストン22の位置が入れ替わる。以下、順次この動作が繰り返される。
ところで、小径回動軌跡R1の中心位置Dを通過して上死点である中心位置Aにまで分銅体12が上向き方向に回動する際の回動距離に対して、大径回動軌跡R2の中心位置Bを通過して上死点である中心位置Cにまで分銅体12が上向き方向に回動する際の回動距離のほうが回動距離は長くなる。
したがって、タイミングEで磁性体25に電力を供給する際の電流値よりもタイミングFで磁性体25に電力を供給する際の電流値が大きくなるように設定している。これにより、小径回動軌跡R1を通過している際のタイミングEにおける磁性体25の反力よりも大径回動軌跡R2を通過中の磁性体25の反力を大きくすることができる。なお、この磁性体の反力の差は、小径回動軌跡R1のときよりも大径回動軌跡R2のときが大きければ、例えば、コイルの巻数や鉄心の太さなどを変えることでもよい。
このように、本実施の形態によれば、回動可能な主駆動体10とピストン方式の副駆動体20との2系統の駆動力を用いて主軸2を回転させることができ、2つの電磁石である磁性体25に対する電力供給タイミングのみの制御でよいことから、制御方式の簡素化及び出力向上に貢献することができる。
ところで、上記実施の形態では、副駆動体20に対向する2つの磁性体24,25を用いた場合で説明したが、例えば、図8に示すように、副駆動体20は、磁性体24,25に加え(又は廃止し)、シリンダ23の軸線方向に沿って交互に極性を異ならせてピストン22によるシリンダ23の軸線方向に沿う移動を推進する複数のリニア磁性体26,27を配置してもよい。
リニア磁性体26,27は、例えば、シリンダ23の周方向に沿って4分割し、互いに極性を異ならせている。また、リニア磁性体26,27は、シリンダ23の軸線方向に沿ってたがいに隣接するもの同士に関して、互いに極性を異ならせている。
これにより、ピストン22の磁性体24の極性及びシリンダ23の底面の磁性体25の電磁石の極性をコントロールしつつ、リニア磁性体26,27の極性を利用したリニアモータ方式を採用することができ、ピストン22の高速移動化及び高出力化に貢献することができる。
このように、本発明の出力発生装置1は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載した技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施の形態による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
以上説明したように、本発明に係る出力発生装置は、制御方式の簡素化及び出力向上に貢献することができるという効果を有し、回動可能な主駆動体とピストン方式の副駆動体との2系統を用いた出力発生装置全般に有用である。
1 出力発生装置
2 主軸
2a 偏心軸部
3 固定ギヤ
4 駆動ギヤ
4a 回転軸
5 ブラケット
6 出力ギヤ
7 補助動力部
10 主駆動体
11 アーム
12 分銅体
20 副駆動体
21 クランクシャフト
22 ピストン
23 シリンダ
24 磁性体
25 磁性体(電磁石)
26 リニア磁性体
27 リニア磁性体
R1 小径回動軌跡
R2 大径回動軌跡
R3 慣性エリア
R4 非慣性エリア

Claims (8)

  1. 中心軸を水平として回転可能に設置した主軸と、
    前記主軸の回転中心と同軸上に設置した固定ギヤと、
    前記固定ギヤと噛み合う駆動ギヤと、
    前記駆動ギヤの回転軸と前記主軸とに架け渡して前記駆動ギヤを前記固定ギヤに対して周回させつつ前記主軸を回転させるブラケットと、
    前記回転軸に固定して前記固定ギヤの周りを前記回転軸が周回しつつ前記回転軸を支点に回動する主駆動体と、
    前記主軸に設けるとともに前記主軸の回転中心とずれた偏心軸部と、
    前記偏心軸部に配置した副駆動体と、
    を備え、
    前記副駆動体は、
    前記偏心軸部に一端を連結したクランクシャフトと、
    前記クランクシャフトの他端に連結したピストンと、
    前記ピストンを軸線方向に沿って往復動させる有底円筒状のシリンダと、
    前記ピストンの端面と前記シリンダの底面とに設けて互いに反発するように極性を異ならせた磁性体と、
    を備える出力発生装置。
  2. 前記副駆動体は、
    前記シリンダの軸線方向に沿って交互に極性を異ならせて前記ピストンによる前記シリンダの軸線方向に沿う移動を推進する複数のリニア磁性体を備える
    請求項1に記載の出力発生装置。
  3. 前記主駆動体は、
    前記回転軸に一端を固定したアームと、
    前記アームの他端に固定した分銅体と、
    を備える請求項1又は請求項2に記載の出力発生装置。
  4. 前記磁性体は、
    少なくとも前記底面に配置した一方を、前記偏心軸部と前記主軸の回転中心とのずれ量に応じた前記ピストンの往復ストロークによって前記ピストンの端面が前記底面に最接近したときに電力供給を受ける電磁石とした
    請求項1乃至請求項3の何れか1の請求項に記載の出力発生装置。
  5. 前記主駆動体は、
    前記駆動ギヤが前記固定ギヤを1回りする間に、前記分銅体の回動軌跡中の上死点が異なる小径回動軌跡及び大径回動軌跡で2回りするよう、前記固定ギヤに対して前記駆動ギヤの直径又はギヤ比を設定した
    請求項3又は請求項4に記載の出力発生装置。
  6. 前記主駆動体は、
    前記分銅体の回動軌跡の前記小径回動軌跡の前記上死点及び前記大径回動軌跡の前記上死点が鉛直方向最上位置と一致している
    請求項5に記載の出力発生装置。
  7. 前記副駆動体は、
    前記主軸の2か所に形成した偏心軸部の各々に前記小径回動軌跡を通過している際に作用する前記磁性体と前記大径回動軌跡を通過している際に作用する前記磁性体とを有するように配置するとともに、前記小径回動軌跡を通過している際の前記磁性体の磁力よりも前記大径回動軌跡を通過している際の前記磁性体の磁力を大きくした
    請求項4乃至請求項6の何れか1の請求項に記載の出力発生装置。
  8. 前記主軸及び前記回転軸の少なくとも何れか一方は、
    手動又は電動により強制的に回転する補助動力部を備える
    請求項1乃至請求項7の何れか1の請求項に記載の出力発生装置。
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