JP2002005003A - エネルギ変換装置 - Google Patents

エネルギ変換装置

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JP2002005003A
JP2002005003A JP2000181369A JP2000181369A JP2002005003A JP 2002005003 A JP2002005003 A JP 2002005003A JP 2000181369 A JP2000181369 A JP 2000181369A JP 2000181369 A JP2000181369 A JP 2000181369A JP 2002005003 A JP2002005003 A JP 2002005003A
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main shaft
gears
gear
arms
output
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Yoshikatsu Abe
好勝 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さい入力で大きい出力を得ること、特に、
重力を電力等実用可能なエネルギに変換できるようにす
ること。 【解決手段】 ギヤ7,8が固定された旋回アーム5,
6を主軸4に固定する。ギヤ7,8上の枢軸9,10に
は重錘13,14を有するアーム11,12が回動自在
に設けられる。アーム11,12には、ギヤ7,8と噛
み合う出力ギヤ17,18が設けられ、この出力ギヤは
発電機19,20の軸に結合される。ギヤ7,8並びに
アーム5,6は主軸4に対して対称に配置されており、
主軸4は小さい力で回転させられる。主軸4の回動によ
り、主軸4の周りでアーム11,12がギヤ7,8とと
もに回動されようとするが、重錘13,14によるモー
メントの作用で、アーム11,12は枢軸9,10を中
心にギヤ7,8に対して相対的に回転する。その結果、
ギヤ7,8に噛み合っている出力ギヤ17,18が回転
して出力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギ変換装置
に関し、特に、重力を利用したエネルギ変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】化石燃料の枯渇が予想されることから、
近年、風力や太陽光など、化石燃料の代替エネルギを利
用した発電装置や省エネルギ装置の開発が盛んである。
例えば、特開平11−299202号公報には、微風で
も発電可能な風力発電装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の発電装
置や省エネルギ装置では、エネルギ変換装置が大型であ
ったり、高効率のものは高価であったり、天候等の不安
定要素に影響されたりして実用のための要求を十分に満
たしているとはいえない。本発明は、上述の問題点を解
消し、簡単な構造により、安定的に得られるエネルギを
投入して電力等の実用エネルギを効率的に取り出すこと
ができるエネルギ変換装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、外部からの動力で回転する主軸と、前記
主軸に直交する面内で該主軸に対して対称位置に配置さ
れた少なくとも1対の旋回アームと、前記主軸から等距
離で前記旋回アームにそれぞれ固定されたギヤと、前記
ギヤの中心に前記主軸と平行に立設された枢軸と、前記
枢軸に回転自在に支持され、先端に重錘を有する垂下ア
ームと、前記垂下アームに回転自在に支持され、前記ギ
ヤに噛み合うよう設けられた出力ギヤとを具備した点に
第1の特徴がある。また、本発明は、前記出力ギヤの回
転が伝達される発電装置をさらに具備した点に第2の特
徴がある。
【0005】第1の特徴によれば、主軸から等距離に配
置されたギヤを有する旋回アームが主軸に対して対称に
配置されているので、主軸は小さい力で回転させられ
る。前記ギヤに出力ギヤが噛み合っているので、主軸の
回動により、垂下アームが前記主軸の周りに、前記ギヤ
とともに回動されようとする。しかし、垂下アームには
重錘によるモーメントが作用するので、垂下アームは枢
軸を中心に前記ギヤに対して相対的に回転し、これによ
って、前記ギヤに噛み合っている出力ギヤが回転して出
力が得られる。
【0006】特に、第2の特徴によれば、出力ギヤが回
転することにより、発電装置が付勢されて電力が得られ
る。出力ギヤで駆動し得る負荷は前記モーメントに対応
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係るエネル
ギ変換装置の斜視図、図2は同正面図、図3は同側面図
である。なお、図1は理解の容易のため、要部を分解し
て示す。これらの図において、支持台1を構成する2本
の支柱1a,1bの上には2台の軸受2,3がそれぞれ
固定され、これら軸受2,3は水平に設置される主軸4
を回転自在に支持する。主軸4の両端には旋回アーム
5,6が固定され、これら旋回アーム5,6の端部には
ギヤ7,8がそれぞれ固定されている。旋回アーム5,
6は主軸4に直交する面内で互いに反対の方向に伸びて
いる。また、ギヤ7,8は主軸4からそれぞれ等距離に
設けられる。つまり、主軸4に作用する旋回アーム5お
よびギヤ7のモーメントと、旋回アーム6およびギヤ8
のモーメントとが、互いに同じ大きさであって、反対方
向に作用するよう設定される。
【0008】前記ギヤ7,8の中心には、枢軸9,10
がそれぞれ立設され、垂下アーム11,12が枢軸9,
10を中心に回転自在に設けられる。垂下アーム11,
12の下端には重錘13,14がそれぞれ取り付けられ
る。枢軸9,10と重錘13,14との間には出力軸1
5,16が配置される。出力軸15,16は垂下アーム
11,12に回動自在に支持され、一端には出力ギヤ1
7,18が取り付けられ、他端には発電機19,20の
入力軸が連結される。出力軸15,16は、出力ギヤ1
7,18が前記ギヤ7,8とそれぞれ噛み合うよう位置
決めされて垂下アーム11,12に支持される。発電機
19、20は図示しない電気負荷または蓄電池に接続さ
れる。
【0009】なお、前記枢軸9,10に回動自在にそれ
ぞれ支持される部分、つまり垂下アーム11,12、重
錘13,14、発電機19,20等は、それぞれ同一名
称の部材は互いに同重量であり、同位置関係で支持され
る。
【0010】主軸4には従動スプロケット21が固定さ
れ、この従動スプロケット21を回転させるためのモー
タ22が支持台1に設置されている。モータ22の出力
軸に固定された駆動スプロケット23と従動スプロケッ
ト21との間にはチェーン24が掛けられ、モータ22
の回転はチェーン24を介して従動スプロケット21に
伝達され、主軸4が駆動される。
【0011】上記構成の装置において、モータ22を付
勢すると主軸4は回転する。上述のように、枢軸9,1
0に支持される部分はそれぞれ同重量および同位置関係
であり、主軸4に対する旋回アーム5およびギヤ7と、
旋回アーム6およびギヤ8とのモーメントは同じ大きさ
であって、互いに反対方向に作用するよう設定されてい
る。したがって、主軸4はきわめて小さい力で回動可能
である。
【0012】主軸4が駆動されると、旋回アーム5,6
およびギヤ7,8が主軸4の周りに回転し、ギヤ7,8
に噛み合っている出力ギヤ17,18を有する垂下アー
ム11、12も連れて回動されようとする。例えば、図
3の状態から、主軸4が時計方向に回動すると垂下アー
ム11、12も同方向に回動されようとする。しかし、
垂下アーム11、12が回動しようとすると、枢軸9,
10に対して重錘13,14によるモーメントが垂下ア
ーム11、12の回動方向と反対の方向つまり反時計方
向に作用する。その結果、ギヤ7,8と噛み合っている
出力ギヤ17,18が回動せられ、発電機19,20は
付勢される。
【0013】ここで、出力ギヤ17,18の回転を妨げ
る力つまり負荷(発電機では磁気的フリクション)が大
きいと出力ギヤ17,18はギヤ7,8に連れて主軸4
の周りで旋回してしまい、発電機19,20は付勢され
ない。そこで、前記負荷よりも大きいモーメントが出力
ギヤ17,18に作用するよう、重錘13,14の大き
さと、重錘13,14および出力ギヤ17,18間の距
離を設定する。すなわち、重錘13,14を大きくする
か、重錘13,14および出力ギヤ17,18間の距離
を長くすることによって、大きい負荷(ここでは大出力
の発電機)を駆動させることができる。
【0014】しかも、本実施形態によれば、重錘13,
14を大きくしたとしても、主軸4に対するモーメント
は釣り合っているので、主軸4を駆動するための力、す
なわちモータ22の出力は、チェーン24とスプロケッ
ト21,23との摩擦や、軸受2,3と主軸4との摩擦
を考慮した大きさでよく、きわめて小さいものでよい。
【0015】こうして、本実施形態によれば、きわめて
小さい力で主軸4を回転することによって旋回アーム
5,6およびギヤ7,8を回転させる一方で、これらに
連れて出力ギヤ17,18が回転しないよう、重錘1
3,14と垂下アーム11,12とによるモーメントを
作用させる。換言すれば、モータ22を駆動するための
きわめて小さいエネルギを供給するだけで、重錘13,
14と垂下アーム11,12とによるモーメントを発電
機19,20の出力に変換することができる。
【0016】なお、主軸4にモータ22の動力を伝達す
る手段としてスプロケットとチェーンとを用いるのに限
らず、ギヤ伝達装置を用いてもよい。また、動力源はモ
ータに限らない。例えば、主軸4を風車や水車で駆動す
るようにすれば、上記モーメントを利用して、小さい風
力や水力で効率よく電力等のエネルギを取り出すことが
できる。
【0017】また、本実施形態では旋回アーム、ギヤ、
枢軸、垂下アーム、発電機、出力ギヤ、重錘等の組を、
主軸に対して1対設けた、本発明は、これに限らず、主
軸4に対して複数組設けてもよい。要は、小さい入力で
主軸4を回動できるためには、各組を主軸4に対して対
称に配置してあればよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1,2の発明によれば、主軸が回転させられたとき、重
錘によって作用するモーメントにより、旋回アームを介
して主軸に固定されたギヤと出力ギヤとが相対的に変位
して、出力ギヤが回転せられ、出力が得られる。特に、
主軸に対するモーメントは釣り合っているので、小さい
力で主軸は駆動可能であり、効率的にエネルギ変換を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るエネルギ変換装置
の斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係るエネルギ変換装置
の正面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係るエネルギ変換装置
の側面図である。
【符号の説明】
1…支持台、 4…主軸、 5,6…旋回アーム、
7,8…ギヤ、 9,10…枢軸、 11,12…垂下
アーム、 13,14…重錘、 17,18…出力ギ
ヤ、 19,20…発電機、 22…駆動モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの動力で回転する主軸と、 前記主軸に直交する面内で該主軸に対して対称位置に配
    置された少なくとも1対の旋回アームと、 前記主軸から等距離で前記旋回アームにそれぞれ固定さ
    れたギヤと、 前記ギヤの中心に前記主軸と平行に立設された枢軸と、 前記枢軸に回転自在に支持され、先端に重錘を有する垂
    下アームと、 前記垂下アームに回転自在に支持され、前記ギヤに噛み
    合うよう設けられた出力ギヤとを具備したことを特徴と
    するエネルギ変換装置。
  2. 【請求項2】 前記出力ギヤの回転が伝達される発電装
    置をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のエ
    ネルギ変換装置。
JP2000181369A 2000-06-16 2000-06-16 エネルギ変換装置 Pending JP2002005003A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017025804A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 導啓 金濱 動力変換装置
JP2017025808A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 導啓 金濱 出力発生装置
JP2017025805A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 導啓 金濱 動力変換装置
CN115815651A (zh) * 2022-11-02 2023-03-21 洛阳广纬精工科技有限公司 一种辊套内孔加工专用镗床

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