JP2015056261A - Led照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトにするとともに、軽量化とコストダウンを実現することができ、広く均一に照らせる、天井面の配線器具に簡単に取り付けられるLED照明装置を提供する。
【解決手段】LED照明装置は、天井面等の被取付部に取り付けられるLEDランプ本体と、このLEDランプ本体を覆う透光性カバーとを備えている。LEDランプ本体は、ベース部材10と、このベース部材10を天井面等の被取付部の配線器具に取り付けられたアダプタに取付ける取付部分11と、ベース部材10の背面側に設置された電源カバー19と、この電源カバー19に配設される点灯基板13と、ベース部材10の前面側に配設されるLED素子を実装したLED基板14とから成る。取付部分11は、電源カバー19とベース部材10との間に挟まれるアダプタ受け部材11aを有している。このアダプタ受け部材11aは、合成樹脂から形成されている。
【選択図】図10

Description

本発明は、LED素子を光源に使用したLED照明装置に係り、特に天井に設置された配線器具に接続される天井直付け型シーリングライトにおいて、配線器具とLED照明装置を接続するアダプタを取付ける取付部分の構成を改良したLED照明装置に関するものである。
近年、環境意識の高まりから、省電力化に優れたLED素子を光源に使用した、電源内蔵型の電球型LEDランプが普及してきた。更に最近は、天井直付け型のシーリングライトや、天井から吊り下げられて室内を照らす吊下げ型照明機器においても、LED素子を使用した照明装置が開発され、市場に導入されてきている。
このような天井直付けシーリングライトは、天井面に取り付けられた引掛シーリングボディ等の配線器具に、アダプタを取り付けた照明装置を装着するものであり、特に最近は厚みの薄いシーリングライトが検討されている(例えば、特許文献1、2、3、4等参照)。
具体的には、例えば、特許文献1に記載されている照明装置は、複数のLED素子を光源とし、基板と基板表面に実装された複数のLED素子を一体に覆う透光性カバー部材を有し、LED素子を覆う部分の形状を、LED素子を略中心とする半球形状とする。それによって、LED素子から放射された光束の取り出し効率の高い照明装置が提供される。
また、特許文献2に記載されている照明装置は、天井に取付可能な器具本体と、器具本体の床側面において環状に設けられた複数のLED発光部と床側凸部に収容され天井に器具本体を取り付けるための取付部と、床側凸部に収容され各LED発光部へ電力を供給する電源部と、各LED発光部を覆うように器具本体に取り付けられるカバーと、を備えたものであり、各LED発光部が、器具本体の床側面におけるカバーに近い位置に設けられ、輝度むらを防止できる照明器具が提供される。
しかしながら、これらの特許文献1、2に記載されている照明装置においては、それぞれ金属製の本体ベースに点灯回路基板が、放熱板に発光素子実装基板が固定されており、これらの本体ベースや放熱板の全部が金属材料により形成されているので、本体の軽量化を図ることが難しいと同時に、金属材料から形成された各部材の絞りによる曲げ加工を多数要し、コストダウンを図ることも難しい問題があった。
また、特許文献3に記載されている照明装置は、器具取付面に取付けるための取付部を備えて、取付部の周囲に配設された光源としての複数の発光素子を有し、この発光素子から出射される光が前面側へ向けられる光源部と、この光源部を点灯制御するとともに、取付部の周囲であって発光素子の内側に配設された回路部品を有して光源部の背面側へ離間距離を空けて配設されたものであり、光源部における発光素子と点灯装置における回路部品との相互の熱的干渉を抑制することができる照明器具が提供される。
しかし、この特許文献3に記載されている照明装置においては、取付部は、アダプタガイドで、本体の中央部に形成された開口に対応して配設され、取付部のみでアダプタガイドを構成しているので、取付部の厚さを薄くすることが難しく、コストダウンを図ることも難しくなる問題があった。
また、特許文献4に記載されている照明器具は、器具取付面に設置された配線器具に取付けられる取付部を有する本体と、取付部の外周側に配設される点灯装置と、前面側に実装面が設けられ点灯装置の外側に点灯装置と重なり合わないように裏面側が本体に配設された基板と、半径の異なる略同心円の円周上に複数の列をなし、略等間隔の離間距離において、基板に実装された発光素子とを具備している。それにより、簡素化された構成で、放熱構造を構成しやすく、発光素子から出射される光のイメージを均一化できる照明器具が提供される。
しかし、特許文献4に記載されている照明器具においては、金属材料の平板から円形状に形成された本体の中心部側上側に点灯装置が、本体の周囲下側に光源部が、重なり合わないように配設し、本体の外周縁部にカバー部材が取り付けられている。点灯装置と光源部を重なり合わないように本体に取り付けられているため、照明装置をコンパクトにするのが難しくなる問題があった。
特開2013−26588号公報 特開2013−45630号公報 特開2013−37852号公報 特許第5126635号
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、コンパクトにするとともに、軽量化とコストダウンを実現することができ、広く均一に照らせる、天井面の配線器具に簡単に取り付けられるLED照明装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、天井面等の被取付部に取り付けられるLEDランプ本体と、このLEDランプ本体を覆う透光性カバーとを備えたLED照明装置であって、LEDランプ本体は、ベース部材と、このベース部材を天井面等の被取付部の配線器具に取り付けられたアダプタに取付ける取付部分と、ベース部材の背面側に設置された電源カバーと、この電源カバーに配設される点灯基板と、ベース部材の前面側に配設されるLED素子を実装したLED基板とから成り、取付部分は、電源カバーとベース部材との間に挟まれるアダプタ受け部材を有していることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、アダプタ受け部材は、合成樹脂から形成されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2のいずれかの解決手段において、点灯基板は、電源カバーの前面側に配設されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1乃至第3のいずれかの解決手段において、LED基板は、部分的に点灯基板と直交する方向において位置するようにベース部材に配設されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、ベース部材は、リブを有することを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第5の解決手段において、リブは、LEDランプ本体の厚み方向においてLEDランプ本体を貫くようにLEDランプ本体と直交する中心軸を中心とする略円形の形状を有する環状リブを備えていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第5又は第6のいずれかの解決手段において、リブは、LEDランプ本体の厚み方向においてLEDランプ本体を貫くようにLEDランプ本体と直交する中心軸からLEDランプ本体の外周に向けて延びる放射線上に設けられている放射方向リブを備えていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第1乃至第7のいずれかの解決手段において、取付部分にはセンターカバーが固定され、このセンターカバーは、センターカバー本体とセンターカバー蓋から成り、センターカバー本体の前面側開放口とセンターカバー蓋の一部分が回動可能に接続されて、センターカバー蓋はセンターカバー本体に嵌め込まれて固定されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、上記第8の解決手段において、センターカバー蓋の中央に常夜灯が配設されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、上記第9の解決手段において、センターカバー蓋の裏側に基板が設置されて、基板にリモートコントローラのチャンネルを設定するチャンネルスイッチと、リモートコントローラからの信号を受信する受光部と、常夜灯が一体化されて配設されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第11の手段として、上記第1乃至第10のいずれかの解決手段において、LED基板が、保護カバーにより覆われていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第12の手段として、上記第11の解決手段において、保護カバーは、円弧状の形状を有する複数の保護カバーを相互に連結して成り、これらの複数の保護カバーは、この円弧状の形状の円周方向における両端部を隣接する他の保護カバーと互いに重ね合わせて相互に嵌装され、円弧状の形状の外周部がベース部材のリブに嵌装され、円弧状の形状の内周部がセンターカバーによりベース部材に固定されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第13の手段として、上記第1乃至第12のいずれかの解決手段において、LED基板は、略円弧形状の複数の基板を連結して略サークル形状に形成され、この略サークル形状の中心部側で隣接するLED基板と互いに接続されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第14の手段として、上記第1乃至第13のいずれかの解決手段において、透光性カバーの外形は、ベース部材の外形よりも大きく構成されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、取付部分が電源カバーとベース部材の間にアダプタ受け部材を挟んで構成されているため、金属材の電源カバーとベース部材の絞り加工の作業量を削減することができ、工数とコストの削減をすることができる実益がある。
この場合、本発明によれば、上記のように、合成樹脂から形成されたアダプタ受け部材を、金属材により作成されている電源カバーとベース部材との間に挟んでいるため、強度と軽量化の両方を兼ね備えることができる実益がある。
同時に、本発明によれば、上記のように、点灯基板が電源カバーの前面に配設されているため、他の基板との熱相互作用を避けて放熱効率を向上することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、LED基板は、部分的に点灯基板と直交する方向において位置するようにベース部材に配設されているため、LED照明装置の直径を小さくして省スペース化によりLED照明装置をコンパクトにすることができ、コストを低減することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、ベース部材にリブが設けられているため、ベース部材の強度を上げることができ、ベース部材の材料の厚みを薄くしても充分な強度を確保することができるので、コストを低減することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、取付部分にセンターカバーが取り付けられて、センターカバー蓋の片側が固定されているので、LED照明装置取り付け時におけるセンターカバー蓋の落下の不安をなくすことができ、回動で固定できるので取り付けが簡単にできる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、センターカバー蓋の中央に常夜灯が配設されているため、影が出にくく全面で均一に光を出射することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、上記のように、チャンネルスイッチ、 受光部、と常夜灯の各部品が、センターカバー蓋の裏側に設けられた基板に、一体化されて配設されているため、工数とコストを削減することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、LED基板が互いに重ね合わせて嵌装された保護カバーにより覆われているため、LED基板内に粉塵や虫等が侵入することを防ぎ、合わせてLED照明装置取り付け時におけるLED素子の損傷を防ぎ安全に取り付けることができる実益がある。
更に、本発明によれば、上記のように、LED基板は、略サークル状の形状を有するLED基板の中心部側で隣接する他のLED基板と互いに接続されているため、配線の長さを短くすることができコストダウンを図ることができる実益がある
更に、本発明によれば、上記のように、透光性カバーの外形がベース部材の外形よりも大きく構成されているので、金属材のベース部材の直径を小さく設定することができ、軽量化とコストダウンを達成することができる実益がある
本発明のLED照明装置の被照射面側から見た取り付け前外観斜視図である。 本発明のLED照明装置の垂直断面図である。 本発明のLED照明装置の分解斜視図である。 本発明のLED照明装置の透光性カバーを外した状態の平面図である。 本発明に用いられるベース部材の斜視図である。 本発明に用いられるベース部材の一部破断断面図である。 本発明に用いられる電源カバーの斜視図である。 本発明に用いられる電源カバーの断面図である。 本実施形態に係わるアダプタの斜視図である。 本発明に用いられる取付部分の断面図である。 本発明に用いられるアダプタ受け部材の斜視図である。 本発明に用いられるアダプタ受け部材の断面図である。 本発明に用いられるセンターカバーの斜視図である。 本発明に用いられるセンターカバーの断面図である。 本発明に用いられるセンター基板の斜視図である。 本発明に用いられるLED基板の平面図である。 本発明に用いられる保護カバーの平面図である。 本発明に用いられる保護カバーの斜視図である。 本発明に用いられる枠体の斜視図である。 本発明に用いられる枠体の断面図である。 本発明に用いられる透光性カバーの斜視図である。 本発明に用いられる透光性カバーの断面図である。 本発明のLED照明装置の一部拡大断面図である。
以下に本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお本実施形態は一例であり、これに限定されるものではない。
図1乃至図3は、本発明の照明装置100の実施の形態の一つを示し、この本実施形態に係わる照明装置100は、図1乃至図3に示すように、LEDランプ本体1と、このランプ本体1に取り付けられる透光性カバー3とから成り、天井面5にあらかじめ設置されているロゼットや引掛シーリングボディ等の配線器具7に、電気的かつ機械的に接続されるアダプタ6を備え、さらにアダプタ6にLEDランプ本体1が着脱自在に装着される。天井面5にLED照明装置100が装着されるときに、電源カバー19の天井面側に取付けられているポリウレタン等の弾性部材12を、押し込みながらアダプタ6とLEDランプ本体1の取付部分11が接続される。その後、LEDランプ本体1に、枠体4と透光性カバー3を取り付けて、LED照明装置100はシーリングライトとして使用可能となる。弾性部材12は、LED照明装置100と天井面5の両方に接触しており、LED照明装置100の位置ずれや振動を防止することができる。被取付部としての配線器具7が天井面5に設けられていれば、天井に特別な補強を施すことがないので、施工性良くLED照明装置100を取付けることができる。
・ LEDランプ本体)
LEDランプ本体1は、図3及び図4に示すように、ベース部材10と、このベース部材10を天井面5等の被取付部の配線器具7に取り付けられたアダプタ6に取付ける取付部分11と、このベース部材10の背面側に設置された電源カバー19と、この電源カバー19に配設される点灯基板13からなっている。また、LEDランプ本体1は、図3及び図4に示すように、この取付部分11よりも外周側においてベース部材10の前面に配設されるLED基板14と、このLED基板14に実装されるLED素子15と、このLED基板14を覆う保護カバー20をも有している。
(1.−1 ベース部材)
LEDランプ本体1のベース部材10は、冷間圧延鋼板(SPCC)等の金属材料を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工等によって作成される。ベース部材10は、図2乃至図6に示すように、円盤形状で、特に図5に示すように中心部に円形のベース部材取付部10aが開口し、特に図2に示すように、このベース部材取付部10aには、取付部分11が外部より目視出来ないように、センターカバー18が、前面側に形成されている。
また、ベース部材10には、図5及び図6に示すように、LEDランプ本体1の厚み方向においてLEDランプ本体1を貫くようにLEDランプ本体1と直交する中心軸を中心とする略円形の形状を有する周方向リブ16と、LEDランプ本体1の厚み方向においてLEDランプ本体1を貫くようにLEDランプ本体1と直交する中心軸からLEDランプ本体1の外周に向けて延びる放射線上に設けられている放射方向リブ17とが形成されている。この周方向リブ16は、図5及び図6に示すように、環状に加工された中央部側リブ16a、内部側リブ16bと周縁部側リブ16cから成っている。これらのリブ16、17を設けることにより、ベース部材10の強度を補強することができ、ベース部材10を構成する金属材料の厚みを薄くすることが可能になり、軽量化とコストダウンを実現することができとともに、放熱面積を増加することができる。さらに、後述する保護カバー20は、周縁部側リブ16cの前面側凹形状の端部と保護カバー20の外周部20bの略L字形状部分が嵌装されて、ベース部材10に保護カバー固定孔20eを用いて固定される。これにより、保護カバー20内に粉塵や虫等が侵入するのを防止する機能も有する。
(1.−2 電源カバー)
電源カバー19は、図7及び図8に示すように、冷間圧延鋼板(SPCC)等の金属材料を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工等によって略円環状に作成される。この電源カバー19は、図7及び図8に示す電源カバー外縁部19bを、ベース部材10の背面に取り付けることにより、ベース部材10に取り付けられる。具体的には、電源カバー外縁部19bは、ベース部材10の内部側リブ16bの背面側の凸部に固定され、電源カバー内縁部19aは、取付部分11のアダプタ受け部材11aに固定される。また、電源カバー19の電源カバー外側壁19eは、図7及び図8に示すように、前面側に向かって拡開するように傾斜状をなしており、電源カバー背面壁19cの中央部には電源カバー開口部19fが形成されて、電源カバー開口部19fは、電源カバー背面壁19cより前面側に向かって縮閉するように傾斜状をなして電源カバー内側壁19dが設けられている。
(1.−3 点灯基板)
点灯基板13は、図2、図3及び図23に示すように、配線器具7からの交流電流を直流に変換してLED基板14に供給するために、電源カバー19の電源カバー背面壁19cの前面側に、円弧状に配設されている。点灯基板13は、電子部品13aが片面に配線された紙フェノール基板(FR−1)で構成されている。点灯基板13の電子部品13aが搭載されていない裏面を、電源カバー19の前面側に配設することにより、点灯基板13から発生する熱を、電源カバー19を介して放熱することが可能となる。なお、この点灯基板13を構成する電子部品13aは、過電流保護、ノイズカット、整流、平滑、調光制御などを行うための各種ダイオード、コンデンサ、IC、抵抗などの公知の電子部品である。
(1.−4 取付部分)
取付部分11は、アダプタ6が挿通し係合するアダプタガイド部分であり、LEDランプ本体1をアダプタ6に、取り付ける部分である。この取付部分11は、図10に示すように、アダプタ6を挿入することができる開口空間を形成する電源カバー開口部19fと、ベース部材10のベース部材取付部10aと、本発明においては、更に、電源カバー19とベース部材10との間に挟まれるアダプタ受け部材11aとから成っている。この取付部分11は、図9に示すアダプタ6の係止部6aを、LEDランプ本体1を接続するアダプタ受け部材11aのアダプタ係止挿入部11bで受けて、固定する。アダプタ受け部材11aは、図10乃至図12に示すように、電源カバー19の内縁部19aとベース部材10のベース部材取付部10aの間に嵌装されて図示しないネジにより固定されることにより、電源カバー19とベース部材10との間に挟まれる。
アダプタ6は、図9に示すように、天井面5に設置された配線器具7に、上面側に設けられた引掛刃6bによって電気的かつ機械的に接続されるもので略円筒状をなし、配線器具7に差し込み、回動して固定される。固定を保持させるために、アダプタ6の上面側に止め具6cが設けられている。止め具6cは、周壁のボタン6dを押入操作することにより解除されるようになっている。アダプタ6の周壁の両側には、一対の係止部6aが内蔵されたスプリングによって、常時外周側へ突出するように設けられている。この係止部6aは、下面側に設けられたレバーを操作することにより没入するようになっている。また、このアダプタ6からは、点灯基板13へ接続する図示しない電源コードが導出されていて、点灯基板13とコネクタを介して接続されるようになっている。
さらに、アダプタ受け部材11aには、図11及び図12に示すように、アダプタ6からの商用電源を点灯基板13に送るための配線と、点灯基板13からLED基板14とセンター基板18jへの配線を通すためのアダプタ受け部材配線孔11eが2箇所設けられている。この2つのアダプタ受け部材配線孔11eの端部は、配線が金属材のベース部材配線孔10bに接触しないように、アダプタ受け部配線孔11eの周囲を凸形状としている。これにより、配線が金属材のベース部材配線孔10bに接触することがないので、配線の外的損傷を防ぐことができる。
また、このアダプタ受け部材11aは、例えば、ポリカーボネイト(PC)等の熱可塑性合成樹脂から形成されている。この場合、取付部分11には、LED照明装置100の着脱時に大きな力が掛かるために、強度的に強い金属材等により構成されていることが多いところ、本発明では、この合成樹脂材から成るアダプタ受け部材11aを、金属材により作成されている電源カバー19の電源カバー内縁部19aとベース部材10のベース部材取付部10aで挟んでいるため、強度と軽量化の両方を兼ね備えることができる構造となっている。具体的には、アダプタ受け部材11aは、そのアダプタ背面開口部11dを、電源カバー開口部19fに嵌装して、電源カバー開口部19f側よりアダプタ受け部材固定孔11fにネジを挿通することにより、電源カバー19に固定される。一方、アダプタ受け部材11aは、そのアダプタ前面開口部11cを、ベース部材取付部10aに嵌装して、ベース部材取付部10a側よりネジを挿通することにより、ベース部材10に固定される。これにより、アダプタ受け部材11aは、図10に示すように、電源カバー19とベース部材10との間に挟まれる。
また、金属材の電源カバー19とベース部材10の間に、合成樹脂材のアダプタ受け部材11aを介在することにより、電源カバー内縁部19aとベース部材取付部10aを作成する金属材の絞り加工による曲げ加工量を抑えることが可能となり、工数とコストの削減も可能とすることができる。
・ −5 センターカバー)
センターカバー18は、図2乃至図3、図10、図13乃至図15に示すように、円盤形状で、特に図14に示すように、一方面の中心部に円形のセンターカバー開口部18cが開口し、センターカバー開口部18cに対向する他方面にセンターカバー蓋18bが形成されている。取付部分11とセンターカバー開口部18cは、合わせて嵌装されて、ベース部材10に固定される。センターカバー18は、ベース部材10に取り付けられたセンターカバー本体18aに、一方端部がセンターカバーヒンジ部18eで嵌合されて回動できるセンターカバー蓋18bが取付けられて構成されている。センターカバー本体18aに、センターカバー蓋18bの他方端で、センターカバーロック部18fをセンターカバー本体18aの凹部形状のセンターカバー挿入部18dに挿入して、センターカバー蓋18bが固定される。
また、図14に示すように、センターカバー本体18aのベース部材10に取付けられる内側や、センターカバー蓋18bの内側には、センターカバーリブ18pが設けられている。センターカバーリブ18pをセンターカバー18に設けることにより、強度を確保した上での軽量化を、実現することができる。センターカバー本体18aとセンターカバー蓋18bとが嵌装する面において、センターカバー本体18a側には凸部が形成されており、センターカバー蓋18b側のパッキンが挿入されている凹部と嵌装されている。これにより、センターカバー18から粉塵や虫等がLED基板14内に侵入するのを防いでいる。
さらに、センターカバー蓋18bの裏面には、図13及び図14に示すように、外部からのリモートコントローラ(以下リモコンと略す)の信号を受光する受光部18hと、リモコンからの信号を受光するチャンネルを切換えるためのチャンネルスイッチ18gと、常夜灯18kが、一つのセンター基板18jに搭載されて固定されている。センター基板18jに固定されている、受光部18h、チャンネルスイッチ18g、常夜灯18kは、センターカバー蓋18bの前面に延出している中心部に設けられたチャネル窓18r、常夜灯窓18t、受光窓18sに対応するように、センター基板18jに配置されている。
常夜灯18kは、センターカバー蓋18bの中央に配設されており、これにより、影が出にくく全面で均一に光を出射することができる。このチャンネルスイッチ18gは、例えば同じ部屋において同じ周波数を使用するリモコンがある場合に、他のリモコンの操作により動作してしまう誤動作を防ぐために設けられている。センター基板18jは、センター基板カバー18nにより、センターカバー蓋18bに固定されている。センター基板18jのセンターコネクタ18mからの配線は、図示しないが、センターカバーヒンジ部18e近傍のセンターカバー配線孔18qと、アダプタ受け部材配線孔11eと、ベース部材配線孔10bを通り点灯基板13に接続されている。これにより、短い配線長により配線が可能になり、配線にかかる負荷も少ない配線とすることができる。
(1.−6 LED基板)
LED基板14は、図3、図4、図16及び図23に示すように、所定の幅寸法を有した円弧形状の8枚の基板が基板接続線14bによりつなぎ合わされるように配設されて全体として略サークル状に形成されている。このLED基板14は、片面に配線されたガラスコンポジット基板(CEH−3)から成り、片面側にLED素子15と電子部品14dが実装されている。このように分割された基板を用いることにより、基板の分割部分で熱的収縮を吸収して基板の変形を抑制することができる。また、このLED基板14は、特に図23に示すように、部分的に点灯基板13と直交する方向において位置するように、即ち、点灯基板13と垂直方向において部分的に重なるように、ベース部材10に配設されている。このため、LED照明装置100の直径を小さくして省スペース化によりLED照明装置100をコンパクトにすることができ、コストを低減することができる。
また、このLED基板15には、図4に示すように、LED素子14が、ベース部材10の垂直方向中心軸に対し、複数の円周上に配置され、一つの円周上のLED素子15が他の円周上のLED素子15と、千鳥状の関係を構成するように配置されている。それにより、LED基板14は、透光性カバー3が均一な明るさになる基板を構成し、ベース部材10に固定されている。LED基板14のLED素子15が搭載されていない裏面側を、ベース部材10に固定されて熱的に結合されていることにより、LED基板14から発生する熱をベース部材10により放熱することが可能となる。これにより、LED素子15の効率を高めることもできるようになる。なお、LED素子15のLED素子搭載面側に、高反射シートを貼合することや、高反射用樹脂を塗布することにより、さらに光取り出し効率の改善することができる。
LED基板14は、図16に示すように、LED素子15が搭載されていない略サークル形状の中心部側で隣接するLED基板14と基板接続線14bにより接続されて、円環状に配設されている。基板接続線14bの両端部は、各基板に半田で接続されLED素子15に駆動用の電気を送っている。このLED基板14の1つに、点灯基板13からの配線を接続する基板コネクタ14cが設けられている。基板コネクタ14cは、中心部側に配置されているので点灯基板13から取付部分11を通っての電源供給が行い易く、LED基板内の配線長を最短にできる構成をとることができる。
また、図16に示すように、LED基板14の隣接する他のLED基板14と対向する端部の外周側に近い部分に、それぞれのLED基板14に略半円状の基板凹部14aが2箇所設けられている。この基板凹部14aは、電源カバー19をベース部材10に固定するためのネジが、内部側リブ16bに挿入されている部分で、ネジとLED基板14との距離を摂ることにより、LED基板14の絶縁延命距離を保つ役割を有する。
(1.−7 LED素子)
なお、このLED基板14に実装されるLED素子15としては、公知の種々のLEDを用いることができる。本実施形態では、照明用の白色光を発光する高輝度タイプのLED素子と、昼光色を発光する高輝度タイプのLED素子が用いられて、調色が可能なLED照明装置の構成となっている。
・ −8 保護カバー)
保護カバー20は、図2乃至図4、図17及び図18に示すように、2つのLED基板14を一つの保護カバー20で覆うような円弧形状で作成されており、保護カバー20を4個組み合わせて、8枚のLED基板14を覆うように構成され、全体として略サークル状に形成されてベース部材10に配設される。
保護カバー20は、図17及び図18に示すように、円弧形状で、円弧の外周部である保護カバー外周部20bと、内周部である保護カバー内周部20aと、円弧の円周方向における両端部に設けられた他の保護カバー20と接続する保護カバー挿入端部20c、保護カバー受け端部20dの部分からなる。この保護カバー挿入端部20cを、隣接する保護カバーの保護カバー受け端部20dに、挿入することにより、4個の保護カバー20を用いて略サークル状に構成できる。保護カバー外周部20bは、ベース部材10の前面の周縁部側リブ16cの凹形状と嵌装させることにより隙間をなくして、保護カバー固定孔20eによりベース部材10に固定される。保護カバー内周部20aは、センターカバー18をベース部材10に固定するとき、センターカバー本体18aの背面側に配置されていることによって、センターカバー18によりベース部材10に一緒に固定される。
この保護カバー20によりLED素子15が保護されて、LED照明装置100をアダプタ6に取り付けるときに、作業者の安全を確保でき、さらにLED素子15を接触による破損から保護することが可能となる。また、保護カバー20は、互いに嵌装させて構成しているうえに、ベース部材10とも嵌装して固定されているので、LED素子15に、粉塵や虫等が侵入するのを防ぐ効果も併せて生じさせることができる。さらに、同様の効果を維持させるために、保護カバー20内にLED基板14のための配線を行うときには、配線にスポンジを巻いて保護カバー20との隙間を埋める処置が施されている。
また、この保護カバー20は、0.8mmの厚さのポリプロピレン(PP)等の熱可塑性合成樹脂で作成されており、形状が保護カバーの断面曲線を少なくとも1回微分した値の微分曲線が連続する微分曲面から形成されている。これにより、保護カバーの断面の屈折率の相違により保護カバーを透過したLED素子からの出射光の分布に不均一が生じて、LED素子からの出射光が透光性カバーを透過する際に低照度部分が発生しないようにすることができる。また、保護カバー20には、低照度による稜線状の影が生じないように形成されている。この保護カバー20は、透光性カバー3の1.2mmの厚さに比較して薄く作成されて、出射光の減衰を少なくなるようにしている。
(1.−9 LEDランプ本体の組付)
上述したLEDランプ本体1を構成するベース部材10、電源カバー19、点灯基板13、センターカバー18、LED基板14、保護カバー20の相互の位置関係について、図23を参照しながら説明する。まず、図23に示すように、ベース部材10の背面側に円環状の電源カバー19に配設された点灯基板13が、取付部分11を囲むように配設されている。ベース部材10の前面側に8枚の円弧状のLED基板14が、取付部分11を囲むように配設されて、さらにそのLED基板14を覆うように4枚の透明の保護カバー20が配設されている。ベース部材10の前面側に、取付部分11を覆うようにセンターカバー18が取り付けられている。LED基板14は、点灯基板13と垂直方向において部分的に重なるようにベース部材10に配設されている。これらにより、本発明のLED照明装置は、省スペース化することが可能になり、コンパクト化することができ、コスト的にも削減することが可能となる。
・ 透光性カバー)
図2乃至図3に示されるように、透光性カバー3は、枠体4を介してベース部材10に嵌合されて、LEDランプ本体1を覆っている。ベース部材10と透光性カバー3の嵌合の間に、枠体4という部材を介することにより、金属材であるベース部材10の寸法を小さくして、その分の寸法を合成樹脂材である枠体4により補っている。よって、透光性カバー3の外形は、ベース部材10の外形よりも大きく構成されている。これにより、重量とコストを削減しても、同様の範囲を全面均一に照射することができるLED照明装置100とすることが可能となる。本実施形態では、枠体4を介して透光性カバー3を配設したが、透光性カバー3自体の外形を大きくして、ベース部材10と固定する部分を内側に設ける形状とすることにより、対応することもできる。
図19乃至図20に示されるように、枠体4は、LEDランプ本体1の外縁を延出するようにベース部材10に着脱可能に取付けられるようになっている。具体的には、枠体4を回動することによって、図4に示すように、ベース部材10に設けられた枠体取付具10cに、枠体4のベース取付部41を係合することにより取付けられる。図2及び図23に示すように、枠体4と、ベース部材10の周縁部は、端部同士に隙間が出ないように固定されている。この枠体4は、汎用ポリスチレン(GPPS)等の熱可塑性合成樹脂を使用して、略円環状に成型されている。枠体4の外縁に設けられた枠の環43には、環状に凹凸を付けて光が拡散するように加工されている。
図21乃至図22に示されるように、透光性カバー3は、LEDランプ本体1の前面側を覆うように枠体4の外周縁部に着脱可能に取付けられるようになっている。具体的には、透光性カバー3を回動することによって、図21に示す透光性カバー3に設けられた枠体取付部31を、図19及び図21に示す枠体4の外周縁部に設けられたカバー取付具42に係合することにより取付けられる。なお、この透光性カバー3の周縁部と枠体4とは、図2、図23に示すように、端部同士に隙間が出ないように固定されている。これにより、ベース部材10と枠体4と透光性カバー3の間が密閉されて、LED照明装置100に粉塵や虫等の侵入を防ぐ効果も合わせて生じさせることができる。
透光性カバー3は、厚さ1.2mmのポリプロピレン(PP)等の熱可塑性合成樹脂を使用して、図1に示すように、円形のドーム形状に成型されている。また、透光性カバー3は、透光性カバー3を連続した曲面形状にすることや、透光性カバー3に高密度となる光拡散面を形成するシボ加工を施したり、材料に拡散剤を含有させたりして、さらに全面で均一に光らせることができる。
透光性カバー3は、保護カバー20の厚さ0.8mmに比較して厚く作成されて、出射光を光拡散して全面で均一に光らせるようにしている。
本発明のLED照明装置100は、点灯基板13を配設した電源カバー19をベース部材10の背面に配設しているので、LED基板は、LED基板14と透光性カバー3の中心部との距離、透光性カバー3の周縁部との距離を均等にして、LED基板14をベース部材10に配設することが可能となり、透光性カバー3を全面均一に光らせることができる。
(5. その他)
以上のように、本実施形態では、取付部分11が、電源カバー19とベース部材10の間にアダプタ受け部材11aを挟んで構成されている。これらによってLED照明装置は、軽量化とコストダウンでき、良好な意匠性を示している。なお本実施形態では、LEDランプ本体の形状を円筒形にしたが、これに限定されず断面が4角形等からなる扁平な多角柱であってもよい。さらに、本実施形態では、全面発光タイプのLED照明装置にしたが、これに限定されずセンターキャップを有するLED照明装置に変形して適用してもよい。
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、これらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なし得る各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
本発明は、リビングや和室、更に、寝室や子供部屋等の各居室や廊下、玄関等の天井面や壁面等に沿って設置されるLED照明装置として、広く適用することができる。
1:LEDランプ本体
10:ベース部材
10a:ベース部材取付部
10b:ベース部材配線孔
10c:枠体取付具
11:取付部分
11a:アダプタ受け部材
11b:アダプタ係止挿入部
11c:アダプタ前面開口部
11d:アダプタ背面開口部
11e:アダプタ受け部材配線孔
11f:アダプタ受け部材固定孔
12:弾性部材
13:点灯基板
13a:電子部品
14:LED基板
14a:基板凹部
14b:基板接続線
14c:基板コネクタ
14d:電子部品
15:LED素子
16:周方向リブ
16a:中央部側リブ
16b:内部側リブ
16c:周縁部側リブ
17:放射方向リブ
18:センターカバー
18a:センターカバー本体
18b:センターカバー蓋
18c:センターカバー開口部
18d:センターカバー挿入部
18e:センターカバーヒンジ部
18f:センターカバーロック部
18g:チャンネルスイッチ
18h:受光部
18j:センター基板
18k:常夜灯
18m:センターコネクタ
18n:センター基板カバー
18p:センターカバーリブ
18q:センターカバー配線孔
18r:チャネル窓
18s:受光窓
18t:常夜灯窓
19:電源カバー
19a:電源カバー内縁部
19b:電源カバー外縁部
19c:電源カバー背面壁
19d:電源カバー内側壁
19e:電源カバー外側壁
19f:電源カバー開口部
20:保護カバー
20a:保護カバー内周部
20b:保護カバー外周部
20c:保護カバー挿入端部
20d:保護カバー受け端部
20e:保護カバー固定孔
3:透光性カバー
31:枠体取付部
4:枠体
41:ベース取付部
42:カバー取付具
43:枠の環
5: 天井面
6: アダプタ
6a:係止部
6b:引掛刃
6c:止め具
6d:ボタン
7:配線器具
100:LED照明装置
本発明は、LED素子を光源に使用したLED照明装置に係り、特に天井に設置された配線器具に接続される天井直付け型シーリングライトにおいて、配線器具とLED照明装置を接続するアダプタを取付ける取付部分の構成を改良したLED照明装置に関するものである。
近年、環境意識の高まりから、省電力化に優れたLED素子を光源に使用した、電源内蔵型の電球型LEDランプが普及してきた。更に最近は、天井直付け型のシーリングライトや、天井から吊り下げられて室内を照らす吊下げ型照明機器においても、LED素子を使用した照明装置が開発され、市場に導入されてきている。
このような天井直付けシーリングライトは、天井面に取り付けられた引掛シーリングボディ等の配線器具に、アダプタを取り付けた照明装置を装着するものであり、特に最近は厚みの薄いシーリングライトが検討されている(例えば、特許文献1、2、3、4等参照)。
具体的には、例えば、特許文献1に記載されている照明装置は、複数のLED素子を光源とし、基板と基板表面に実装された複数のLED素子を一体に覆う透光性カバー部材を有し、LED素子を覆う部分の形状を、LED素子を略中心とする半球形状とする。それによって、LED素子から放射された光束の取り出し効率の高い照明装置が提供される。
また、特許文献2に記載されている照明装置は、天井に取付可能な器具本体と、器具本体の床側面において環状に設けられた複数のLED発光部と床側凸部に収容され天井に器具本体を取り付けるための取付部と、床側凸部に収容され各LED発光部へ電力を供給する電源部と、各LED発光部を覆うように器具本体に取り付けられるカバーと、を備えたものであり、各LED発光部が、器具本体の床側面におけるカバーに近い位置に設けられ、輝度むらを防止できる照明器具が提供される。
しかしながら、これらの特許文献1、2に記載されている照明装置においては、それぞれ金属製の本体ベースに点灯回路基板が、放熱板に発光素子実装基板が固定されており、これらの本体ベースや放熱板の全部が金属材料により形成されているので、本体の軽量化を図ることが難しいと同時に、金属材料から形成された各部材の絞りによる曲げ加工を多数要し、コストダウンを図ることも難しい問題があった。
また、特許文献3に記載されている照明装置は、器具取付面に取付けるための取付部を備えて、取付部の周囲に配設された光源としての複数の発光素子を有し、この発光素子から出射される光が前面側へ向けられる光源部と、この光源部を点灯制御するとともに、取付部の周囲であって発光素子の内側に配設された回路部品を有して光源部の背面側へ離間距離を空けて配設されたものであり、光源部における発光素子と点灯装置における回路部品との相互の熱的干渉を抑制することができる照明器具が提供される。
しかし、この特許文献3に記載されている照明装置においては、取付部は、アダプタガイドで、本体の中央部に形成された開口に対応して配設され、取付部のみでアダプタガイドを構成しているので、取付部の厚さを薄くすることが難しく、コストダウンを図ることも難しくなる問題があった。
また、特許文献4に記載されている照明器具は、器具取付面に設置された配線器具に取付けられる取付部を有する本体と、取付部の外周側に配設される点灯装置と、前面側に実装面が設けられ点灯装置の外側に点灯装置と重なり合わないように裏面側が本体に配設された基板と、半径の異なる略同心円の円周上に複数の列をなし、略等間隔の離間距離において、基板に実装された発光素子とを具備している。それにより、簡素化された構成で、放熱構造を構成しやすく、発光素子から出射される光のイメージを均一化できる照明器具が提供される。
しかし、特許文献4に記載されている照明器具においては、金属材料の平板から円形状に形成された本体の中心部側上側に点灯装置が、本体の周囲下側に光源部が、重なり合わないように配設し、本体の外周縁部にカバー部材が取り付けられている。点灯装置と光源部を重なり合わないように本体に取り付けられているため、照明装置をコンパクトにするのが難しくなる問題があった。
特開2013−26588号公報 特開2013−45630号公報 特開2013−37852号公報 特許第5126635号
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、コンパクトにするとともに、軽量化とコストダウンを実現することができ、広く均一に照らせる、天井面の配線器具に簡単に取り付けられるLED照明装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、天井面等の被取付部に取り付けられるLEDランプ本体と、このLEDランプ本体を覆う透光性カバーとを備えたLED照明装置であって、LEDランプ本体は、ベース部材と、このベース部材を天井面等の被取付部の配線器具に取り付けられたアダプタに取付ける取付部分と、ベース部材の背面側に設置された電源カバーと、この電源カバーに配設される点灯基板と、ベース部材の前面側に配設されるLED素子を実装したLED基板とから成り、取付部分は、電源カバーとベース部材との間に挟まれるアダプタ受け部材を有し、このアダプタ受け部材は、電源カバーの電源カバー背面壁より前面側に向かって縮閉するように傾斜状をなして設けられた電源カバー内側壁により形成された電源カバー内縁部に固定されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、アダプタ受け部材は、合成樹脂から形成されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2のいずれかの解決手段において、点灯基板は、電源カバーの前面側に配設されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1乃至第3のいずれかの解決手段において、LED基板は、部分的に点灯基板と直交する方向において位置するようにベース部材に配設されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、ベース部材は、リブを有することを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第5の解決手段において、リブは、LEDランプ本体の厚み方向においてLEDランプ本体を貫くようにLEDランプ本体と直交する中心軸を中心とする略円形の形状を有する環状リブを備えていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第5又は第6のいずれかの解決手段において、リブは、LEDランプ本体の厚み方向においてLEDランプ本体を貫くようにLEDランプ本体と直交する中心軸からLEDランプ本体の外周に向けて延びる放射線上に設けられている放射方向リブを備えていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第1乃至第7のいずれかの解決手段において、取付部分にはセンターカバーが固定され、このセンターカバーは、センターカバー本体とセンターカバー蓋から成り、センターカバー本体の前面側開放口とセンターカバー蓋の一部分が回動可能に接続されて、センターカバー蓋はセンターカバー本体に嵌め込まれて固定されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、上記第8の解決手段において、センターカバー蓋の中央に常夜灯が配設されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、上記第9の解決手段において、センターカバー蓋の裏側に基板が設置されて、基板にリモートコントローラのチャンネルを設定するチャンネルスイッチと、リモートコントローラからの信号を受信する受光部と、常夜灯が一体化されて配設されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第11段として、上記第1乃至第10のいずれかの解決手段において、LED基板は、略円弧形状の複数の基板を連結して略サークル形状に形成され、この略サークル形状の中心部側で隣接するLED基板と互いに接続されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第12の手段として、上記第1乃至第11のいずれかの解決手段において、透光性カバーの外形は、ベース部材の外形よりも大きく構成されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、取付部分が電源カバーとベース部材の間にアダプタ受け部材を挟んで構成され、このアダプタ受け部材は、電源カバーの電源カバー背面壁より前面側に向かって縮閉するように傾斜状をなして設けられた電源カバー内側壁により形成された電源カバー内縁部に固定されているため、金属材の電源カバーとベース部材の絞り加工の作業量を削減することができ、工数とコストの削減をすることができる実益がある。
この場合、本発明によれば、上記のように、合成樹脂から形成されたアダプタ受け部材を、金属材により作成されている電源カバーとベース部材との間に挟んでいるため、強度と軽量化の両方を兼ね備えることができる実益がある。
同時に、本発明によれば、上記のように、点灯基板が電源カバーの前面に配設されているため、他の基板との熱相互作用を避けて放熱効率を向上することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、LED基板は、部分的に点灯基板と直交する方向において位置するようにベース部材に配設されているため、LED照明装置の直径を小さくして省スペース化によりLED照明装置をコンパクトにすることができ、コストを低減することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、ベース部材にリブが設けられているため、ベース部材の強度を上げることができ、ベース部材の材料の厚みを薄くしても充分な強度を確保することができるので、コストを低減することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、取付部分にセンターカバーが取り付けられて、センターカバー蓋の片側が固定されているので、LED照明装置取り付け時におけるセンターカバー蓋の落下の不安をなくすことができ、回動で固定できるので取り付けが簡単にできる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、センターカバー蓋の中央に常夜灯が配設されているため、影が出にくく全面で均一に光を出射することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、上記のように、チャンネルスイッチ、受光部、と常夜灯の各部品が、センターカバー蓋の裏側に設けられた基板に、一体化されて配設されているため、工数とコストを削減することができる実益がある。
更に、本発明によれば、上記のように、LED基板は、略サークル状の形状を有するLED基板の中心部側で隣接する他のLED基板と互いに接続されているため、配線の長さを短くすることができコストダウンを図ることができる実益がある
更に、本発明によれば、上記のように、透光性カバーの外形がベース部材の外形よりも大きく構成されているので、金属材のベース部材の直径を小さく設定することができ、軽量化とコストダウンを達成することができる実益がある
本発明のLED照明装置の被照射面側から見た取り付け前外観斜視図である。 本発明のLED照明装置の垂直断面図である。 本発明のLED照明装置の分解斜視図である。 本発明のLED照明装置の透光性カバーを外した状態の平面図である。 本発明に用いられるベース部材の斜視図である。 本発明に用いられるベース部材の一部破断断面図である。 本発明に用いられる電源カバーの斜視図である。 本発明に用いられる電源カバーの断面図である。 本実施形態に係わるアダプタの斜視図である。 本発明に用いられる取付部分の断面図である。 本発明に用いられるアダプタ受け部材の斜視図である。 本発明に用いられるアダプタ受け部材の断面図である。 本発明に用いられるセンターカバーの斜視図である。 本発明に用いられるセンターカバーの断面図である。 本発明に用いられるセンター基板の斜視図である。 本発明に用いられるLED基板の平面図である。 本発明に用いられる保護カバーの平面図である。 本発明に用いられる保護カバーの斜視図である。 本発明に用いられる枠体の斜視図である。 本発明に用いられる枠体の断面図である。 本発明に用いられる透光性カバーの斜視図である。 本発明に用いられる透光性カバーの断面図である。 本発明のLED照明装置の一部拡大断面図である。
以下に本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお本実施形態は一例であり、これに限定されるものではない。
図1乃至図3は、本発明の照明装置100の実施の形態の一つを示し、この本実施形態に係わる照明装置100は、図1乃至図3に示すように、LEDランプ本体1と、このランプ本体1に取り付けられる透光性カバー3とから成り、天井面5にあらかじめ設置されているロゼットや引掛シーリングボディ等の配線器具7に、電気的かつ機械的に接続されるアダプタ6を備え、さらにアダプタ6にLEDランプ本体1が着脱自在に装着される。天井面5にLED照明装置100が装着されるときに、電源カバー19の天井面側に取付けられているポリウレタン等の弾性部材12を、押し込みながらアダプタ6とLEDランプ本体1の取付部分11が接続される。その後、LEDランプ本体1に、枠体4と透光性カバー3を取り付けて、LED照明装置100はシーリングライトとして使用可能となる。弾性部材12は、LED照明装置100と天井面5の両方に接触しており、LED照明装置100の位置ずれや振動を防止することができる。被取付部としての配線器具7が天井面5に設けられていれば、天井に特別な補強を施すことがないので、施工性良くLED照明装置100を取付けることができる。
(1.LEDランプ本体)
LEDランプ本体1は、図3及び図4に示すように、ベース部材10と、このベース部材10を天井面5等の被取付部の配線器具7に取り付けられたアダプタ6に取付ける取付部分11と、このベース部材10の背面側に設置された電源カバー19と、この電源カバー19に配設される点灯基板13からなっている。また、LEDランプ本体1は、図3及び図4に示すように、この取付部分11よりも外周側においてベース部材10の前面に配設されるLED基板14と、このLED基板14に実装されるLED素子15と、このLED基板14を覆う保護カバー20をも有している。
(1.−1 ベース部材)
LEDランプ本体1のベース部材10は、冷間圧延鋼板(SPCC)等の金属材料を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工等によって作成される。ベース部材10は、図2乃至図6に示すように、円盤形状で、特に図5に示すように中心部に円形のベース部材取付部10aが開口し、特に図2に示すように、このベース部材取付部10aには、取付部分11が外部より目視出来ないように、センターカバー18が、前面側に形成されている。
また、ベース部材10には、図5及び図6に示すように、LEDランプ本体1の厚み方向においてLEDランプ本体1を貫くようにLEDランプ本体1と直交する中心軸を中心とする略円形の形状を有する周方向リブ16と、LEDランプ本体1の厚み方向においてLEDランプ本体1を貫くようにLEDランプ本体1と直交する中心軸からLEDランプ本体1の外周に向けて延びる放射線上に設けられている放射方向リブ17とが形成されている。この周方向リブ16は、図5及び図6に示すように、環状に加工された中央部側リブ16a、内部側リブ16bと周縁部側リブ16cから成っている。これらのリブ16、17を設けることにより、ベース部材10の強度を補強することができ、ベース部材10を構成する金属材料の厚みを薄くすることが可能になり、軽量化とコストダウンを実現することができとともに、放熱面積を増加することができる。さらに、後述する保護カバー20は、周縁部側リブ16cの前面側凹形状の端部と保護カバー20の外周部20bの略L字形状部分が嵌装されて、ベース部材10に保護カバー固定孔20eを用いて固定される。これにより、保護カバー20内に粉塵や虫等が侵入するのを防止する機能も有する。
(1.−2 電源カバー)
電源カバー19は、図7及び図8に示すように、冷間圧延鋼板(SPCC)等の金属材料を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工等によって略円環状に作成される。この電源カバー19は、図7及び図8に示す電源カバー外縁部19bを、ベース部材10の背面に取り付けることにより、ベース部材10に取り付けられる。具体的には、電源カバー外縁部19bは、ベース部材10の内部側リブ16bの背面側の凸部に固定され、電源カバー内縁部19aは、取付部分11のアダプタ受け部材11aに固定される。また、電源カバー19の電源カバー外側壁19eは、図7及び図8に示すように、前面側に向かって拡開するように傾斜状をなしており、電源カバー背面壁19cの中央部には電源カバー開口部19fが形成されて、電源カバー開口部19fは、電源カバー背面壁19cより前面側に向かって縮閉するように傾斜状をなして電源カバー内側壁19dが設けられている。
(1.−3 点灯基板)
点灯基板13は、図2、図3及び図23に示すように、配線器具7からの交流電流を直流に変換してLED基板14に供給するために、電源カバー19の電源カバー背面壁19cの前面側に、円弧状に配設されている。点灯基板13は、電子部品13aが片面に配線された紙フェノール基板(FR−1)で構成されている。点灯基板13の電子部品13aが搭載されていない裏面を、電源カバー19の前面側に配設することにより、点灯基板13から発生する熱を、電源カバー19を介して放熱することが可能となる。なお、この点灯基板13を構成する電子部品13aは、過電流保護、ノイズカット、整流、平滑、調光制御などを行うための各種ダイオード、コンデンサ、IC、抵抗などの公知の電子部品である。
(1.−4 取付部分)
取付部分11は、アダプタ6が挿通し係合するアダプタガイド部分であり、LEDランプ本体1をアダプタ6に、取り付ける部分である。この取付部分11は、図10に示すように、アダプタ6を挿入することができる開口空間を形成する電源カバー開口部19fと、ベース部材10のベース部材取付部10aと、本発明においては、更に、電源カバー19とベース部材10との間に挟まれるアダプタ受け部材11aとから成っている。この取付部分11は、図9に示すアダプタ6の係止部6aを、LEDランプ本体1を接続するアダプタ受け部材11aのアダプタ係止挿入部11bで受けて、固定する。アダプタ受け部材11aは、図10乃至図12に示すように、電源カバー19の内縁部19aとベース部材10のベース部材取付部10aの間に嵌装されて図示しないネジにより固定されることにより、電源カバー19とベース部材10との間に挟まれる。
アダプタ6は、図9に示すように、天井面5に設置された配線器具7に、上面側に設けられた引掛刃6bによって電気的かつ機械的に接続されるもので略円筒状をなし、配線器具7に差し込み、回動して固定される。固定を保持させるために、アダプタ6の上面側に止め具6cが設けられている。止め具6cは、周壁のボタン6dを押入操作することにより解除されるようになっている。アダプタ6の周壁の両側には、一対の係止部6aが内蔵されたスプリングによって、常時外周側へ突出するように設けられている。この係止部6aは、下面側に設けられたレバーを操作することにより没入するようになっている。また、このアダプタ6からは、点灯基板13へ接続する図示しない電源コードが導出されていて、点灯基板13とコネクタを介して接続されるようになっている。
さらに、アダプタ受け部材11aには、図11及び図12に示すように、アダプタ6からの商用電源を点灯基板13に送るための配線と、点灯基板13からLED基板14とセンター基板18jへの配線を通すためのアダプタ受け部材配線孔11eが2箇所設けられている。この2つのアダプタ受け部材配線孔11eの端部は、配線が金属材のベース部材配線孔10bに接触しないように、アダプタ受け部配線孔11eの周囲を凸形状としている。これにより、配線が金属材のベース部材配線孔10bに接触することがないので、配線の外的損傷を防ぐことができる。
また、このアダプタ受け部材11aは、例えば、ポリカーボネイト(PC)等の熱可塑性合成樹脂から形成されている。この場合、取付部分11には、LED照明装置100の着脱時に大きな力が掛かるために、強度的に強い金属材等により構成されていることが多いところ、本発明では、この合成樹脂材から成るアダプタ受け部材11aを、金属材により作成されている電源カバー19の電源カバー内縁部19aとベース部材10のベース部材取付部10aで挟んでいるため、強度と軽量化の両方を兼ね備えることができる構造となっている。具体的には、アダプタ受け部材11aは、そのアダプタ背面開口部11dを、電源カバー開口部19fに嵌装して、電源カバー開口部19f側よりアダプタ受け部材固定孔11fにネジを挿通することにより、電源カバー19に固定される。一方、アダプタ受け部材11aは、そのアダプタ前面開口部11cを、ベース部材取付部10aに嵌装して、ベース部材取付部10a側よりネジを挿通することにより、ベース部材10に固定される。これにより、アダプタ受け部材11aは、図10に示すように、電源カバー19とベース部材10との間に挟まれる。
また、金属材の電源カバー19とベース部材10の間に、合成樹脂材のアダプタ受け部材11aを介在することにより、電源カバー内縁部19aとベース部材取付部10aを作成する金属材の絞り加工による曲げ加工量を抑えることが可能となり、工数とコストの削減も可能とすることができる。
(1.−5 センターカバー)
センターカバー18は、図2乃至図3、図10、図13乃至図15に示すように、円盤形状で、特に図14に示すように、一方面の中心部に円形のセンターカバー開口部18cが開口し、センターカバー開口部18cに対向する他方面にセンターカバー蓋18bが形成されている。取付部分11とセンターカバー開口部18cは、合わせて嵌装されて、ベース部材10に固定される。センターカバー18は、ベース部材10に取り付けられたセンターカバー本体18aに、一方端部がセンターカバーヒンジ部18eで嵌合されて回動できるセンターカバー蓋18bが取付けられて構成されている。センターカバー本体18aに、センターカバー蓋18bの他方端で、センターカバーロック部18fをセンターカバー本体18aの凹部形状のセンターカバー挿入部18dに挿入して、センターカバー蓋18bが固定される。
また、図14に示すように、センターカバー本体18aのベース部材10に取付けられる内側や、センターカバー蓋18bの内側には、センターカバーリブ18pが設けられている。センターカバーリブ18pをセンターカバー18に設けることにより、強度を確保した上での軽量化を、実現することができる。センターカバー本体18aとセンターカバー蓋18bとが嵌装する面において、センターカバー本体18a側には凸部が形成されており、センターカバー蓋18b側のパッキンが挿入されている凹部と嵌装されている。これにより、センターカバー18から粉塵や虫等がLED基板14内に侵入するのを防いでいる。
さらに、センターカバー蓋18bの裏面には、図13及び図14に示すように、外部からのリモートコントローラ(以下リモコンと略す)の信号を受光する受光部18hと、リモコンからの信号を受光するチャンネルを切換えるためのチャンネルスイッチ18gと、常夜灯18kが、一つのセンター基板18jに搭載されて固定されている。センター基板18jに固定されている、受光部18h、チャンネルスイッチ18g、常夜灯18kは、センターカバー蓋18bの前面に延出している中心部に設けられたチャネル窓18r、常夜灯窓18t、受光窓18sに対応するように、センター基板18jに配置されている。
常夜灯18kは、センターカバー蓋18bの中央に配設されており、これにより、影が出にくく全面で均一に光を出射することができる。このチャンネルスイッチ18gは、例えば同じ部屋において同じ周波数を使用するリモコンがある場合に、他のリモコンの操作により動作してしまう誤動作を防ぐために設けられている。センター基板18jは、センター基板カバー18nにより、センターカバー蓋18bに固定されている。センター基板18jのセンターコネクタ18mからの配線は、図示しないが、センターカバーヒンジ部18e近傍のセンターカバー配線孔18qと、アダプタ受け部材配線孔11eと、ベース部材配線孔10bを通り点灯基板13に接続されている。これにより、短い配線長により配線が可能になり、配線にかかる負荷も少ない配線とすることができる。
(1.−6 LED基板)
LED基板14は、図3、図4、図16及び図23に示すように、所定の幅寸法を有した円弧形状の8枚の基板が基板接続線14bによりつなぎ合わされるように配設されて全体として略サークル状に形成されている。このLED基板14は、片面に配線されたガラスコンポジット基板(CEH−3)から成り、片面側にLED素子15と電子部品14dが実装されている。このように分割された基板を用いることにより、基板の分割部分で熱的収縮を吸収して基板の変形を抑制することができる。また、このLED基板14は、特に図23に示すように、部分的に点灯基板13と直交する方向において位置するように、即ち、点灯基板13と垂直方向において部分的に重なるように、ベース部材10に配設されている。このため、LED照明装置100の直径を小さくして省スペース化によりLED照明装置100をコンパクトにすることができ、コストを低減することができる。
また、このLED基板15には、図4に示すように、LED素子14が、ベース部材10の垂直方向中心軸に対し、複数の円周上に配置され、一つの円周上のLED素子15が他の円周上のLED素子15と、千鳥状の関係を構成するように配置されている。それにより、LED基板14は、透光性カバー3が均一な明るさになる基板を構成し、ベース部材10に固定されている。LED基板14のLED素子15が搭載されていない裏面側を、ベース部材10に固定されて熱的に結合されていることにより、LED基板14から発生する熱をベース部材10により放熱することが可能となる。これにより、LED素子15の効率を高めることもできるようになる。なお、LED素子15のLED素子搭載面側に、高反射シートを貼合することや、高反射用樹脂を塗布することにより、さらに光取り出し効率の改善することができる。
LED基板14は、図16に示すように、LED素子15が搭載されていない略サークル形状の中心部側で隣接するLED基板14と基板接続線14bにより接続されて、円環状に配設されている。基板接続線14bの両端部は、各基板に半田で接続されLED素子15に駆動用の電気を送っている。このLED基板14の1つに、点灯基板13からの配線を接続する基板コネクタ14cが設けられている。基板コネクタ14cは、中心部側に配置されているので点灯基板13から取付部分11を通っての電源供給が行い易く、LED基板内の配線長を最短にできる構成をとることができる。
また、図16に示すように、LED基板14の隣接する他のLED基板14と対向する端部の外周側に近い部分に、それぞれのLED基板14に略半円状の基板凹部14aが2箇所設けられている。この基板凹部14aは、電源カバー19をベース部材10に固定するためのネジが、内部側リブ16bに挿入されている部分で、ネジとLED基板14との距離を摂ることにより、LED基板14の絶縁延命距離を保つ役割を有する。
(1.−7 LED素子)
なお、このLED基板14に実装されるLED素子15としては、公知の種々のLEDを用いることができる。本実施形態では、照明用の白色光を発光する高輝度タイプのLED素子と、昼光色を発光する高輝度タイプのLED素子が用いられて、調色が可能なLED照明装置の構成となっている。
(1.−8 保護カバー)
保護カバー20は、図2乃至図4、図17及び図18に示すように、2つのLED基板14を一つの保護カバー20で覆うような円弧形状で作成されており、保護カバー20を4個組み合わせて、8枚のLED基板14を覆うように構成され、全体として略サークル状に形成されてベース部材10に配設される。
保護カバー20は、図17及び図18に示すように、円弧形状で、円弧の外周部である保護カバー外周部20bと、内周部である保護カバー内周部20aと、円弧の円周方向における両端部に設けられた他の保護カバー20と接続する保護カバー挿入端部20c、保護カバー受け端部20dの部分からなる。この保護カバー挿入端部20cを、隣接する保護カバーの保護カバー受け端部20dに、挿入することにより、4個の保護カバー20を用いて略サークル状に構成できる。保護カバー外周部20bは、ベース部材10の前面の周縁部側リブ16cの凹形状と嵌装させることにより隙間をなくして、保護カバー固定孔20eによりベース部材10に固定される。保護カバー内周部20aは、センターカバー18をベース部材10に固定するとき、センターカバー本体18aの背面側に配置されていることによって、センターカバー18によりベース部材10に一緒に固定される。
この保護カバー20によりLED素子15が保護されて、LED照明装置100をアダプタ6に取り付けるときに、作業者の安全を確保でき、さらにLED素子15を接触による破損から保護することが可能となる。また、保護カバー20は、互いに嵌装させて構成しているうえに、ベース部材10とも嵌装して固定されているので、LED素子15に、粉塵や虫等が侵入するのを防ぐ効果も併せて生じさせることができる。さらに、同様の効果を維持させるために、保護カバー20内にLED基板14のための配線を行うときには、配線にスポンジを巻いて保護カバー20との隙間を埋める処置が施されている。
また、この保護カバー20は、0.8mmの厚さのポリプロピレン(PP)等の熱可塑性合成樹脂で作成されており、形状が保護カバーの断面曲線を少なくとも1回微分した値の微分曲線が連続する微分曲面から形成されている。これにより、保護カバーの断面の屈折率の相違により保護カバーを透過したLED素子からの出射光の分布に不均一が生じて、LED素子からの出射光が透光性カバーを透過する際に低照度部分が発生しないようにすることができる。また、保護カバー20には、低照度による稜線状の影が生じないように形成されている。この保護カバー20は、透光性カバー3の1.2mmの厚さに比較して薄く作成されて、出射光の減衰を少なくなるようにしている。
(1.−9 LEDランプ本体の組付)
上述したLEDランプ本体1を構成するベース部材10、電源カバー19、点灯基板13、センターカバー18、LED基板14、保護カバー20の相互の位置関係について、図23を参照しながら説明する。まず、図23に示すように、ベース部材10の背面側に円環状の電源カバー19に配設された点灯基板13が、取付部分11を囲むように配設されている。ベース部材10の前面側に8枚の円弧状のLED基板14が、取付部分11を囲むように配設されて、さらにそのLED基板14を覆うように4枚の透明の保護カバー20が配設されている。ベース部材10の前面側に、取付部分11を覆うようにセンターカバー18が取り付けられている。LED基板14は、点灯基板13と垂直方向において部分的に重なるようにベース部材10に配設されている。これらにより、本発明のLED照明装置は、省スペース化することが可能になり、コンパクト化することができ、コスト的にも削減することが可能となる。
(2.透光性カバー)
図2乃至図3に示されるように、透光性カバー3は、枠体4を介してベース部材10に嵌合されて、LEDランプ本体1を覆っている。ベース部材10と透光性カバー3の嵌合の間に、枠体4という部材を介することにより、金属材であるベース部材10の寸法を小さくして、その分の寸法を合成樹脂材である枠体4により補っている。よって、透光性カバー3の外形は、ベース部材10の外形よりも大きく構成されている。これにより、重量とコストを削減しても、同様の範囲を全面均一に照射することができるLED照明装置100とすることが可能となる。本実施形態では、枠体4を介して透光性カバー3を配設したが、透光性カバー3自体の外形を大きくして、ベース部材10と固定する部分を内側に設ける形状とすることにより、対応することもできる。
図19乃至図20に示されるように、枠体4は、LEDランプ本体1の外縁を延出するようにベース部材10に着脱可能に取付けられるようになっている。具体的には、枠体4を回動することによって、図4に示すように、ベース部材10に設けられた枠体取付具10cに、枠体4のベース取付部41を係合することにより取付けられる。図2及び図23に示すように、枠体4と、ベース部材10の周縁部は、端部同士に隙間が出ないように固定されている。この枠体4は、汎用ポリスチレン(GPPS)等の熱可塑性合成樹脂を使用して、略円環状に成型されている。枠体4の外縁に設けられた枠の環43には、環状に凹凸を付けて光が拡散するように加工されている。
図21乃至図22に示されるように、透光性カバー3は、LEDランプ本体1の前面側を覆うように枠体4の外周縁部に着脱可能に取付けられるようになっている。具体的には、透光性カバー3を回動することによって、図21に示す透光性カバー3に設けられた枠体取付部31を、図19及び図21に示す枠体4の外周縁部に設けられたカバー取付具42に係合することにより取付けられる。なお、この透光性カバー3の周縁部と枠体4とは、図2、図23に示すように、端部同士に隙間が出ないように固定されている。これにより、ベース部材10と枠体4と透光性カバー3の間が密閉されて、LED照明装置100に粉塵や虫等の侵入を防ぐ効果も合わせて生じさせることができる。
透光性カバー3は、厚さ1.2mmのポリプロピレン(PP)等の熱可塑性合成樹脂を使用して、図1に示すように、円形のドーム形状に成型されている。また、透光性カバー3は、透光性カバー3を連続した曲面形状にすることや、透光性カバー3に高密度となる光拡散面を形成するシボ加工を施したり、材料に拡散剤を含有させたりして、さらに全面で均一に光らせることができる。
透光性カバー3は、保護カバー20の厚さ0.8mmに比較して厚く作成されて、出射光を光拡散して全面で均一に光らせるようにしている。
本発明のLED照明装置100は、点灯基板13を配設した電源カバー19をベース部材10の背面に配設しているので、LED基板は、LED基板14と透光性カバー3の中心部との距離、透光性カバー3の周縁部との距離を均等にして、LED基板14をベース部材10に配設することが可能となり、透光性カバー3を全面均一に光らせることができる。
. その他)
以上のように、本実施形態では、取付部分11が、電源カバー19とベース部材10の間にアダプタ受け部材11aを挟んで構成されている。これらによってLED照明装置は、軽量化とコストダウンでき、良好な意匠性を示している。なお本実施形態では、LEDランプ本体の形状を円筒形にしたが、これに限定されず断面が4角形等からなる扁平な多角柱であってもよい。さらに、本実施形態では、全面発光タイプのLED照明装置にしたが、これに限定されずセンターキャップを有するLED照明装置に変形して適用してもよい。
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、これらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なし得る各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
本発明は、リビングや和室、更に、寝室や子供部屋等の各居室や廊下、玄関等の天井面や壁面等に沿って設置されるLED照明装置として、広く適用することができる。
1:LEDランプ本体
10:ベース部材
10a:ベース部材取付部
10b:ベース部材配線孔
10c:枠体取付具
11:取付部分
11a:アダプタ受け部材
11b:アダプタ係止挿入部
11c:アダプタ前面開口部
11d:アダプタ背面開口部
11e:アダプタ受け部材配線孔
11f:アダプタ受け部材固定孔
12:弾性部材
13:点灯基板
13a:電子部品
14:LED基板
14a:基板凹部
14b:基板接続線
14c:基板コネクタ
14d:電子部品
15:LED素子
16:周方向リブ
16a:中央部側リブ
16b:内部側リブ
16c:周縁部側リブ
17:放射方向リブ
18:センターカバー
18a:センターカバー本体
18b:センターカバー蓋
18c:センターカバー開口部
18d:センターカバー挿入部
18e:センターカバーヒンジ部
18f:センターカバーロック部
18g:チャンネルスイッチ
18h:受光部
18j:センター基板
18k:常夜灯
18m:センターコネクタ
18n:センター基板カバー
18p:センターカバーリブ
18q:センターカバー配線孔
18r:チャネル窓
18s:受光窓
18t:常夜灯窓
19:電源カバー
19a:電源カバー内縁部
19b:電源カバー外縁部
19c:電源カバー背面壁
19d:電源カバー内側壁
19e:電源カバー外側壁
19f:電源カバー開口部
20:保護カバー
20a:保護カバー内周部
20b:保護カバー外周部
20c:保護カバー挿入端部
20d:保護カバー受け端部
20e:保護カバー固定孔
3:透光性カバー
31:枠体取付部
4:枠体
41:ベース取付部
42:カバー取付具
43:枠の環
5: 天井面
6: アダプタ
6a:係止部
6b:引掛刃
6c:止め具
6d:ボタン
7:配線器具
100:LED照明装置

Claims (14)

  1. 天井面等の被取付部に取り付けられるLEDランプ本体と、
    前記LEDランプ本体を覆う透光性カバーとを備えたLED照明装置であって、
    前記LEDランプ本体は、
    ベース部材と、
    前記ベース部材を天井面等の被取付部の配線器具に取り付けられたアダプタに取付ける取付部分と、
    前記ベース部材の背面側に設置された電源カバーと、
    前記電源カバーに配設される点灯基板と、
    前記ベース部材の前面側に配設されるLED素子を実装したLED基板とから成り、
    前記取付部分は、前記電源カバーと前記ベース部材との間に挟まれるアダプタ受け部材を有していることを特徴とするLED照明装置。
  2. 請求項1に記載されたLED照明装置であって、前記アダプタ受け部材は、合成樹脂から形成されていることを特徴とするLED照明装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載されたLED照明装置であって、
    前記点灯基板は、前記電源カバーの前面側に配設されていることを特徴とするLED照明装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたLED照明装置であって、前記LED基板は、部分的に前記点灯基板と直交する方向において位置するようにベース部材に配設されていることを特徴とするLED照明装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたLED照明装置であって、前記ベース部材は、リブを有することを特徴とするLED照明装置。
  6. 請求項5に記載されたLED照明装置であって、前記リブは、前記LEDランプ本体の厚み方向において前記LEDランプ本体を貫くように前記LEDランプ本体と直交する中心軸を中心とする略円形の形状を有する周方向リブを備えていることを特徴とするLED照明装置。
  7. 請求項5又は請求項6のいずれかに記載されたLED照明装置であって、前記リブは、前記LEDランプ本体の厚み方向において前記LEDランプ本体を貫くように前記LEDランプ本体と直交する中心軸から前記LEDランプ本体の外周に向けて延びる放射線上に設けられている放射方向リブを備えていることを特徴とするLED照明装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載されたLED照明装置であって、前記取付部分にはセンターカバーが固定され、前記センターカバーは、センターカバー本体とセンターカバー蓋から成り、前記センターカバー本体の前面側開放口と前記センターカバー蓋の一部分が回動可能に接続されて、前記センターカバー蓋は前記センターカバー本体に嵌め込まれて固定されていることを特徴とするLED照明装置。
  9. 請求項8に記載されたLED照明装置であって、前記センターカバー蓋の中央に常夜灯が配設されていることを特徴とするLED照明装置。
  10. 請求項9に記載されたLED照明装置であって、前記センターカバー蓋の裏側に基板が設置されて、前記基板にリモートコントローラのチャンネルを設定するチャンネルスイッチと、前記リモートコントローラからの信号を受信する受光部と、常夜灯が一体化されて配設されていることを特徴とするLED照明装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載されたLED照明装置であって、前記LED基板が、保護カバーにより覆われていることを特徴とするLED照明装置。
  12. 請求項11に記載されたLED照明装置であって、前記保護カバーは、円弧状の形状を有する複数の保護カバーを相互に連結して成り、前記複数の保護カバーは、前記円弧状の形状の円周方向における両端部を隣接する他の前記保護カバーと互いに重ね合わせて相互に嵌装され、前記円弧状の形状の外周部が前記ベース部材のリブに嵌装され、前記円弧状の形状の内周部が前記センターカバーにより前記ベース部材に固定されていることを特徴とするLED照明装置。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載されたLED照明装置であって、前記LED基板は、略円弧形状の複数の基板を連結して略サークル形状に形成され、前記略サークル形状の中心部側で隣接するLED基板と互いに接続されていることを特徴とするLED照明装置。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれかに記載されたLED照明装置であって、前記透光性カバーの外形は、前記ベース部材の外形よりも大きく構成されていることを特徴とするLED照明装置。
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