JP5887506B2 - 発光装置および照明装置 - Google Patents
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Description
図12(A)および(B)に示すように、特許文献1に記載の照明器具100では、天井面に固定される器具本体101と、器具本体101を囲む環形状であって器具本体101の外周部に支持される枠体102とを備える。
器具本体101の下側には、直接照明用光源としての環形状の蛍光灯103が取り付けられている。また、枠体102の上側には、間接照明用光源としてのLEDブロック104が取り付けられている。
これにより、直接照明用光源である蛍光灯103によって照明される範囲と、間接照明用光源であるLEDブロック104によって照明される範囲とを峻別する。
この問題は、直接照明と間接照明との区分けに限らず、発光素子を用いた発光装置の光を区分けする際にも共通する。
前記溝部に嵌合された前記回路基板における前記発光素子の、前記取付体本体の側とは反対の側にレンズが設けられるものである。
以下、本発明に係る第1実施形態の照明器具について、図面を用いて説明する。
なお、以下の説明においては、照明器具を被取付面に取り付けて下方を照明する場合について説明する。従って、特に示す場合を除き、上(上方、上側等)は天井面側を意味し、下(下方、下側等)は床面側を意味する。
図2にも示すように、照明器具10は、天井面11に取り付けられている引っ掛けシーリング12に取り付けるための取付部材21を中央に有する、例えば円板状の器具本体20を有する。
また、器具本体20の中央部における取付部材21の近傍には、常夜灯23が設けられている。
なお、器具本体20の外周には、例えば円環状の枠体22が設けられており、枠体22には詳細を後述する半導体発光素子として例えばLEDを光源とする発光装置である補助光源70が設けられている。
また、器具本体20の下側(すなわち、照明方向側)には、主光源であるロアーユニット40、主光源用の光学部材であるレンズ43が設けられている。
ロアーユニット40の前方には、ロアーユニット40が発した光を受けて光を拡散する透光性のパネル50が設けられている。パネル50は、枠体22に取り付けられる。パネル50は、下方に湾曲した曲面形状を呈している。
取付具35は全体L字形状をしており、LED33の照射方向が照明器具10の外側に向くように、基板34およびレンズ36を、器具本体20の上面に直交するように取り付ける。
従って、LED33からの光は、器具本体20の上面と略平行に外側へ向けて出射される。
また、枠体22の表面(下面222)には、センサ用開口224、動作表示ランプ用開口225および状態表示ランプ用開口226が設けられている。
なお、センサ241、動作表示ランプ242および状態表示ランプ243は、器具本体20に取り付けられているブラケット24に取り付けられている(図2参照)。
回路基板72、取付体73およびカバー80は、枠体22の外形(円形)に合わせて湾曲しており、LED71は、回路基板72上に円弧状に実装されている。
なお、回路基板72は円弧状に限らず、長方形や正方形等、他の形状でもよい。また、LED71の配置も円弧状に限らず、LED71を結ぶ線がジグザグ状や、波形、山形等の線状となるよう配置されたものでもよい。
本実施形態においては、電線接続部として基板側コネクタ75は回路基板72の一端部の端部中央部に設けられているが、両端部中央部に設けてもよい。
このため、LED71から発せられた光のうち、外側に向かう光および内側に向かう光は、取付体73の外壁732と内壁733により遮光されるので、外側に向かう光および内側に向かう光の漏れを防止できる。
なお、補助光源70の長手方向(すなわち、周方向)の光の漏れは、枠体22の開口部223の上面周方向端部に、遮光壁(図示省略)を設けて防止することができる。
また、取付体本体731における固定ねじ孔734の長手方向内側には、カバー80を取付体73に取り付けるための取付ねじ孔735、736が設けられている。
取付ねじ孔735、736のうちの、基板側コネクタ75が設けられている側の取付ねじ孔736は、外側に偏心して設けられている。
なお、この取付ねじ孔735、736は採用される構造に応じて適宜内側に設けてもよい。すなわち、カバー80の長さ方向の中心軸を境に一方に取付ねじ孔735(736)、他方に電線が位置するように設けられていればよい。
また、カバー80の長手方向両端には、各々取付部831、832が張り出して設けられており、取付ねじ835で取付体73に取り付けるためのねじ孔833、834が設けられている。
従って、電線76は、カバー80の内側に設けられている内側立壁(壁部)821に沿って配線されるので、LED71の実装線から径方向に沿って内側にずれて配線されることになる。すなわち、電線76の他端部は、回路基板72の端部中央部からずれて、カバー80の内側立壁821に沿ってカバー80外に導出されている。
従って、図7に示すように、補助光源70を組み立てた際に、カバー80の突起部85が、取付体73の端面737に当接するので、取付体73に対するカバー80の位置決めが容易になる。
回路基板72は、溝部86に嵌合してカバー80に取り付けた状態では、取付体73とカバー80との取付面811に対して、回路基板72の裏面722および取付体73の下面(回路基板側面)738のうちの一方の面が他方の面に向かって突出している。
ここでは、回路基板72の裏面722が取付体73の下面738に向かって突出している。
従って、図8(B)に示すように、回路基板72をカバー80の溝部86に取り付けると、回路基板72は、カバー80の取付体73に対する取付面811から高さH1だけ取付体73側に突出する。ここで、H1=T1−D1である。
このため、カバー80を取付体73に取付ねじ835にて取り付けると、回路基板72の裏面722が取付体73の下面738に押し付けられ、回路基板72と取付体73との密着性が向上する。
したがって、LED71の熱を取付体73から器具本体20等へ伝達でき十分な放熱を行うことができ、温度上昇に伴うLED71の光束低下や短寿命を防止できる。
各レンズ87は一体的に形成されており、表面871はカバー本体81から下方へ階段状に突出している(図6参照)。
このため、補助光源70を枠体22の開口部223(図2参照)に取り付ける際に、レンズ87の表面721側の階段状に突出した部分を開口部223に嵌合させることにより、容易に補助光源70の位置決めを行うことができる。
遮光物74としては、遮光性のあるシート状の部材を用いることができる。あるいは、遮光性のある樹脂等を充填することもできる。
このとき、回路基板72に接続される電線76が、LED71の実装線から径方向に沿って内側にずれて配線されているので、電線長を短くできる。これに伴い、耐ノイズ性の向上および電圧降下の低減を図ることができる。
また、電線76は、カバー80の内側に設けられている内側立壁821に沿って配線されているので、カバー80を取付体73に取り付けるスペースが確保でき、カバー80を取り付ける際に、電線76が取付ねじ835に巻き込まれるのを防止できる。
また、カバー80を取付体73に取り付けるねじ孔834を一方の端部における外側に設けたので、カバー80を取り付ける際に、電線76が取付ねじ835に巻き込まれるのを防止できる。
また、電線76は、カバー80の内側に設けられている内側立壁821に沿って配線されているので、カバー80を取付体73に取り付けるスペースが確保でき、カバー80を取り付ける際に、電線76が取付ねじ835に巻き込まれるのを防止できる。
このとき、取付体73とカバー80との取付面811に対して、回路基板72の裏面722および取付体73の回路基板側面(すなわち、下面738)のうちの一方の面が他方の面に向かって突出しているので、回路基板72と取付体73とが互いに押圧して密着する。このため、LED71が発した熱は、回路基板72から取付体73に確実に伝達されるので、放熱性を確保できる。
また、回路基板72を溝部86に嵌合させることにより位置決めできるので、組立作業性が向上する。
このため、回路基板72と取付体73との密着を図ることができ、LED71が発した熱は、回路基板72から取付体73に確実に伝達されるので、放熱性を確保できる。
このため、カバー80を取付体73に取り付けた際に、回路基板72と取付体73との密着を図ることができ、LED71が発した熱は、回路基板72から取付体73に確実に伝達されるので、放熱性を確保できる。
そして、取付体73の外側縁部に外壁732を設けたので、部品点数の増加やコストアップを招くことなく、補助光源70の光が外側へ漏れるのを防止できる。
次に、本発明に係る第2実施形態の発光装置および照明器具について説明する。
なお、前述した第1実施形態に係る発光装置および照明器具と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
カバー80の溝部86の深さD2は、回路基板72の厚さT2よりも大きく、回路基板72を溝部86に嵌めると、回路基板72の裏面722が取付面811よりもhだけ凹む。ここで、h=D2−T2である。
これにより、カバー80を取付体73に取り付けると、取付体73の凸部739が回路基板72の裏面722を押圧して密着するので、LED71が発した熱は、回路基板72から取付体73の凸部739に確実に伝達され、放熱性を確保できる。
次に、本発明に係る第3実施形態の発光装置および照明器具について説明する。
なお、前述した第1実施形態に係る発光装置および照明器具と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
すなわち、回路基板72の厚さをT3、シート88の厚さをt3、溝部86の深さをD3とすると、T3+t3>D3となるようにシート88の厚さt3を設定する。
次に、本発明に係る第4実施形態の発光装置および照明器具について説明する。
なお、前述した第1実施形態に係る発光装置および照明器具と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
すなわち、回路基板72の厚さをT4、放熱シート89の厚さをt4、溝部86の深さをD4とすると、T4+t4>D4となるように放熱シート89の厚さt4を設定する。
20 器具本体(他所)
22 枠体
40 ロアーユニット(主光源)
70、70B、70C、70D 補助光源(発光装置)
71 LED(発光素子)
72 回路基板
73 取付体
732 外壁
733 内壁
74 遮光物
80 カバー
87 レンズ
Claims (4)
- 他所に取り付けられる板状の取付体本体と、前記取付体本体の、長手方向に直交する方向である幅方向の両端部において、前記長手方向に沿って設けられる一対の壁部と、を有する取付体と、
表面に、複数の発光素子が前記取付体本体の長手方向に沿って実装される回路基板と、
前記発光素子および前記回路基板を覆って前記取付体に取り付けられると共に、前記取付体本体の長手方向に沿って、間隔をおいて配置される一対の立壁を有するカバーと、
を有し、
前記発光素子は、前記カバーの前記一対の立壁の間に位置し、かつ前記一対の立壁の各々の外側に、前記取付体の前記一対の壁部の各々が位置する発光装置。 - 請求項1に記載の発光装置において、
前記カバーの前記一対の立壁の、前記取付体本体の側の端部に、前記取付体本体の前記長手方向に沿って前記回路基板が嵌合する溝部が設けられ、
前記溝部に嵌合された前記回路基板における前記発光素子の、前記取付体本体の側とは反対の側にレンズが設けられる発光装置。 - 請求項2に記載の発光装置において、
前記カバーの前記一対の立壁の一方と前記レンズの側面との間に遮光物が設けられる発光装置。 - 主光源を収容し、平面視で円形の外形を有する器具本体と、
前記器具本体の外周に沿って設けられる円環状の枠体と、
前記枠体に取り付けられる、請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載の発光装置と、
を有する照明器具。
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