JP2015055824A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上下二段の収容室を区画する隔壁42には、長手方向に離れた位置に上方の第1収容室43及び下方の第2収容室44を連通する第1孔45及び第2孔46が形成されている。第2収容室44内の現像剤は、第2スクリューフィーダー48の搬送力によって、第1孔45の方へ押し上げられる。現像磁気ローラー49の汲上極63の磁極が、第1孔45に向けられている。
【選択図】図5
Description
まず、図1に示される、本発明の実施形態に係る画像形成装置10(本発明の画像形成装置の一例)の概略構成について説明する。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能に設置された設置状態(図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向8と定義し、前記設置状態において図1に示される面を正面(前面)として前後方向7を定義し、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準として左右方向9を定義する。
次に、図3乃至図6を参照して、現像装置14の概略構成について説明する。現像装置14は、トナーとキャリアとの二成分からなる現像剤(本発明の現像剤の一例)を用いて現像する現像装置である。なお、図5及び図6の線61は、現像磁気ローラー49の縦中心軸であり、線62は、現像磁気ローラー49の横中心軸である。
図3乃至図6に示されるように、現像磁気ローラー49は、第1収容室43の上方に設けられており、現像装置14の前後方向7に沿って配設されている。現像磁気ローラー49は、現像時に第1回転方向51(反時計回転方向、図5及び図6参照)に回転される。現像磁気ローラー49の内部には、図示しない磁極支持体が配置されている。前記磁極支持体は、現像磁気ローラー49の軸方向に長い円柱状の形状をしている。前記磁極支持体の表面には複数の磁極が設けられている。これらの磁極は、例えば永久磁石などによって構成されている。永久磁石の一方の磁極が外向けられており、他の磁極からの磁力の影響がなければ、その方向の磁力が極大値になる。図5及び図6に示されるように、現像磁気ローラー49は、複数の磁極を有しており、感光体ドラム11に対向する位置に主極65を有し、主極65から第1回転方向51へ順に、搬送極66、分離極67(本発明の第1磁力発生部の一例)、汲上極63(本発明の第2磁力発生部の一例)、及び規制極64を有する。主極65は、感光体ドラム11に対向する位置に設けられ、極性はN極である。規制極64は、規制ブレード50に対向する位置に設けられ、極性はS極である。汲上極63は、第1収容室43に対向する位置であり、第1孔45の方向に向けられて設けられて、極性はN極である。搬送極66は、主極65の第1回転方向51の下流側に設けられ、極性はS極である。分離極67は、搬送極66の第1回転方向51の下流側であり、汲上極63の第1回転方向51の上流側に設けられており、極性はN極である。なお、それぞれの磁極方向を矢印63A乃至67Aで示している。
上述した実施形態の説明では、第1孔45は左右方向9の右側の端部付近に形成されており、第2孔46は左右方向9の左側の端部付近に形成されている場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、前後方向7に直交し且つ隔壁42に平行な左右方向9において、隔壁42の中心線54とする(図4参照)。第1孔45は、中心線54よりも一方側である右側へ寄せられた位置に設けられる。一方、第2孔46は、中心線54よりも他方側である左側へ寄せられた位置に設けられることが考えられる。第1スクリューフィーダー47及び第2スクリューフィーダー48による分力が上方へ向く領域と下方へ向く領域とに分かれるため、分かれた領域に対応して第1孔45及び第2孔46を形成することによって、現像剤の移動を円滑にすることができる。また、第1孔45及び第2孔46の左右方向9の位置をずらすことによって、第1孔45にのみ汲上極63の磁極方向(矢印63A)が向くようにすることができる。そのため、第1孔45に上方への磁力が働くことによって、現像剤が第2収容室44から第1収容室43に移動しやすくできる。また、第2孔46から現像剤が第1収容室43から第2収容室44に移動する際に磁力の影響を少なくすることができる。また、第1孔45及び第2孔46が隔壁42の前後方向7に隔てられた位置に形成されていれば、左右の両端部に形成されていなくてもよい。
4:画像形成部
11:感光体ドラム
14:現像装置
41:筐体
42:隔壁
42A:第1連通部
42B:第2連通部
43:第1収容室
44:第2収容室
45:第1孔
46:第2孔
47:第1スクリューフィーダー
48:第2スクリューフィーダー
49:現像磁気ローラー
51:第1回転方向
53:第2回転方向
54:中心線
63:汲上極
64:規制極
65:主極
66:搬送極
67:分離極
69:無磁力領域
31,32:現像剤搬送方向
Claims (10)
- 現像剤が収容される第1収容室及び前記第1収容室の下方に隔壁を介して設けられ現像剤が収容される第2収容室を有する現像剤容器と、
前記隔壁に形成され、前記第1収容室及び前記第2収容室間を連通する第1孔を有する第1連通部と、
前記隔壁において前記第1連通部から所定方向へ隔てられた位置に形成され、前記第1収容室及び前記第2収容室間を連通する第2孔を有する第2連通部と、
前記第1収容室に設けられ前記第1孔から前記第2孔へ向けて現像剤を搬送する第1搬送部と、
前記第2収容室に設けられ前記第2孔から前記第1孔へ向けて現像剤を搬送する第2搬送部と、
前記現像剤容器の上方に設けられ、前記第1収容室に収容された現像剤を磁力によって表面に吸着させる現像剤担持体と、
前記現像剤担持体の内部に設けられ、前記磁力を発生させる磁極が前記第1孔側へ向けられた第1磁力発生部と、
を備える現像装置。 - 前記現像剤容器が、一方向に長い形状に形成されており、
前記第1孔及び前記第2孔は前記現像容器の長手方向に隔てて設けられおり、
前記第1孔は、前記長手方向に直交し且つ前記隔壁に平行な短手方向のいずれか一方側へ寄せられた位置に設けられており、
前記第2孔は、前記短手方向のいずれか他方側へ寄せられた位置に設けられている請求項1に記載の現像装置。 - 前記第1孔は、前記短手方向の一方側の端部に設けられており、
前記第2孔は、前記短手方向の他方側の端部に設けられている請求項2に記載の現像装置。 - 前記第1搬送部及び前記第2搬送部は、前記長手方向へ延びる回転軸の周りに螺旋状の羽が設けられ、前記現像剤容器の内部において前記回転軸を通る鉛直面よりも予め定められた第1側にある現像剤に上方へ移動させる分力を付与するものであり、
前記第1孔は、前記隔壁において前記第1側に設けられている請求項1〜3の何れかに記載の現像装置。 - 前記第1搬送部及び前記第2搬送部は、前記鉛直面において前記第1側とは反対の第2側にある現像剤に下方へ移動させる分力を付与するものであり、
前記第2孔は、前記隔壁において前記第2側に設けられている請求項4に記載の現像装置。 - 前記現像剤担持体の内部に設けられ、前記第2孔から鉛直上方に位置し且つ前記第2孔に向かい合う前記現像剤担持体の表面上に前記第1磁力発生部との合成磁力が無磁力となる無磁力領域を形成する第2磁力発生部を更に備える請求項1〜5の何れかに記載の現像装置。
- 前記第2搬送部が現像剤を搬送する単位時間当たりの搬送量は、前記第1搬送部が現像剤を搬送する単位時間当たりの搬送量よりも大きい請求項1〜6の何れかに記載の現像装置。
- 前記第1孔の前記短手方向の開口幅及び前記第2孔の前記短手方向の開口幅が、前記第1収容室及び前記第2収容室の前記短手方向における幅の半分以下である請求項1〜7の何れかに記載の現像装置。
- 前記第1孔の開口面積が前記第2孔の開口面積よりも広い請求項1〜8の何れかに記載の現像装置。
- 請求項1〜9の何れかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
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JP2012137724A (ja) * | 2010-12-08 | 2012-07-19 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
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