JP2015055730A - 画像形成装置、位置ずれ検知装置、位置ずれ検知方法 - Google Patents

画像形成装置、位置ずれ検知装置、位置ずれ検知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015055730A
JP2015055730A JP2013188450A JP2013188450A JP2015055730A JP 2015055730 A JP2015055730 A JP 2015055730A JP 2013188450 A JP2013188450 A JP 2013188450A JP 2013188450 A JP2013188450 A JP 2013188450A JP 2015055730 A JP2015055730 A JP 2015055730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
patch
detection
correction pattern
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013188450A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015055730A5 (ja
JP6282068B2 (ja
Inventor
圭佑 石角
Keisuke Ishikado
圭佑 石角
中川 健
Takeshi Nakagawa
健 中川
進介 小林
Shinsuke Kobayashi
進介 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013188450A priority Critical patent/JP6282068B2/ja
Priority to US14/480,428 priority patent/US9274448B2/en
Publication of JP2015055730A publication Critical patent/JP2015055730A/ja
Publication of JP2015055730A5 publication Critical patent/JP2015055730A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6282068B2 publication Critical patent/JP6282068B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5054Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt
    • G03G15/5058Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt using a test patch
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0105Details of unit
    • G03G15/0121Details of unit for developing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0105Details of unit
    • G03G15/0126Details of unit using a solid developer
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0167Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member
    • G03G2215/0187Multicoloured toner image formed on the recording member
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/06Developing structures, details
    • G03G2215/0634Developing device
    • G03G2215/0636Specific type of dry developer device
    • G03G2215/0648Two or more donor members

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 正反射光を検知する方式、拡散反射光を検知する方式のセンサでは、画像形成装置の状況によっては、位置ずれ補正用パターンの検知精度が低下してしまうことがある。
【解決手段】 発光素子と、前記発光素子から発光され前記回転体に形成された複数のパッチを含む第1の位置ずれ補正用パターンから反射した正反射光を受光する一つの受光素子と、からなる第1の検知手段と、発光素子と、前記発光素子から発光され前記回転体に形成された少なくとも前記第1の位置ずれ補正用パターンに含まれるパッチのいずれかを形成した現像手段と同じ現像手段によって形成されるパッチを含む第2の位置ずれ補正用パターンから反射した拡散反射光を受光する一つの受光素子と、からなる第2の検知手段と、前記第1の検知手段で検知した検知結果と、前記第2の検知手段で検知した検知結果とに基づき、位置ずれを補正する制御手段を備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、画像の位置ずれを補正する、主に電子写真方式、静電記憶方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。また、画像の位置ずれを検知する位置ずれ検知装置及び位置ずれ検知方法に関する。
現在、カラー画像を形成する画像形成装置において、画質の安定性向上の要求が高まっている。カラー画像は例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナーから成る。各色のトナーにより形成されたトナー像を重畳することで任意のカラー画像を形成できる。しかし、電子写真方式のカラー画像形成装置では、複数色のトナーを担持する像担持体の回転速度の公差や、装置内の温度変化や、駆動部材、作像部材の相対位置誤差や、経時変化等によって、各色のトナー像の相対位置がずれることがある。いわゆる、カラー画像における色ずれが発生する状態である。各色のトナー像の相対位置がずれると、重畳して形成されるカラー画像にもずれが発生してしまい、カラー画像の画質が低下してしまう。
そこで、従来、各色のトナー像の相対位置ずれ量を補正するためのレジストレーション動作として、位置ずれ補正を定期的に実施している。位置ずれ補正では、まず、中間転写体等の回転体上に位置ずれ補正用パターンを形成する。そして、検知手段としてのセンサで位置ずれ補正用パターンとしての各色のパッチの位置を検知する。具体的には、発光素子から光を照射し、パッチと像担持体からの反射光を受光素子で受光することで、位置ずれ補正用パターンの位置を検知する。検知結果から、基準となる色とその他の色との相対位置を求めることで相対位置のずれ量がゼロとなるよう、各色の画像形成開始タイミングを調整する。
位置ずれ補正の一例として、特許文献1では、位置ずれ補正用パターンとしてのトナー像と中間転写体からの正反射光を検知することで位置ずれを補正している。正反射光を検知する方式では、中間転写体からの反射光量が大きく、トナー像からの反射光量が少ないことを利用して、各色のパッチの両端エッジを特定し、パッチの位置を求めている。また、特許文献2では、位置ずれ補正用パターンとしてのトナー像と中間転写体からの拡散反射光を検知することで位置ずれを補正している。拡散反射光を検知する方式では、中間転写体からの反射光量が小さく、トナー像からの反射光量が大きいことを利用して、各色のパッチの両端エッジを特定し、パッチの位置を求めている。
特開2001−318501 特開2012−237904
しかしながら、先の特許文献1や特許文献2のような検知方式を用いると、画像形成装置の状況によっては、位置ずれ補正用パターンの検知精度が低下してしまうことがある。
例えば、特許文献1のように正反射光を検知する方式においては、中間転写体の経時変化により位置ずれ補正の精度が低下することがある。具体的には、中間転写体は経時変化が進む程、表面上に異物や傷等が発生する確率が高くなる。中間転写体の外表面には、感光ドラム、2次転写ローラ、導電性ブラシ等、様々な部材が当接している。また、2次転写部では紙等の記録材が中間転写体に接触する。これらの部材との摺擦や、部材や記録材と中間転写体との間に発生する放電電流によって中間転写体の外表面に傷が発生する場合がある。また、中間転写体の外表面や内表面に画像形成装置外部から混入した異物等が付着する場合がある。このような傷や異物が発生した場合、傷や異物により中間転写体の表面状態は変化してしまい、表面状態の変化によって正反射光量が変動することで、検知精度が低下する。
図16は、中間転写体上に傷や異物が発生した場合の検知結果の変化を示す図である。中間転写体の回転方向に対してパッチの上流側のエッジ付近に傷や異物が存在する場合に正反射光をセンサで検知した出力波形である。傷や異物が発生したことによって、出力値が変化することによって、検知波形が広がっていることがわかる。この結果を基に、予め設定した閾値に対して検知した立ち下がり、立ち上がりエッジの中点からパッチの位置を求める。図16の例ではパッチの位置は、本来の位置よりも中間転写体の回転方向の上流側に検知誤差Δ分だけずれた位置であると検知してしまい、位置ずれ補正の精度が低下してしまう。また、傷や異物がパッチの位置と重ならない位置に発生した場合は、傷や異物によって発生した出力値をパッチであると誤検知してしまい、位置ずれの補正の精度が低下してしまう。
また、例えば特許文献2のように、拡散反射光を検知する方式においては、トナーカートリッジの経時変化により位置ずれ補正の精度が低下することがある。拡散反射光を検知する方式においては、パッチの濃度の変動に対して反射光量の変動が大きいため、パッチのトナー濃度が減少した場合やムラが生じた場合、パッチに対応した出力波形が非対称になり、パッチの位置を誤検知する場合がある。
図17は、トナーカートリッジ耐久前後のパッチの出力波形である。耐久後は濃度が減少したこと及び不均一になったことによって、パッチのうち閾値を超える部分が耐久前より少なっていることがわかる。これにより、パッチの位置が本来の位置に対してずれた位置であると検知してしまい、位置ずれ補正の精度が低下してしまう。
本出願に係る発明は、上記のような状況に鑑みなされたものであり、正反射光を検知する方式及び拡散反射光を検知する方式における、位置ずれ補正の精度の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、回転体と、前記回転体に複数のパッチを含む複数の位置ずれ補正用パターンを形成する複数の現像手段と、発光素子と、前記発光素子から発光され前記回転体に形成された複数のパッチを含む第1の位置ずれ補正用パターンから反射した正反射光を受光する一つの受光素子と、からなる第1の検知手段と、発光素子と、前記発光素子から発光され前記回転体に形成された少なくとも前記第1の位置ずれ補正用パターンに含まれるパッチのいずれかを形成した現像手段と同じ現像手段によって形成されるパッチを含む第2の位置ずれ補正用パターンから反射した拡散反射光を受光する一つの受光素子と、からなる第2の検知手段と、前記第1の検知手段で検知した検知結果と、前記第2の検知手段で検知した検知結果とに基づき、位置ずれを補正する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、正反射光を検知する方式及び拡散反射光を検知する方式における、位置ずれ補正の精度の低下を抑制することができる。
画像形成装置の概略構成図 画像形成装置の動作を制御するための制御ブロック図 センサ60の断面図 トナー量に対する正反射光を検知する方式の出力と拡散反射光を検知する方式の出力を示したグラフ イエローのパッチがセンサ60aを通過した時の受光素子62aで検知した出力波形 イエローのパッチがセンサ60bを通過した時の受光素子62bで検知した出力波形 イエローのパッチの両端部にブラックのパッチを重ねたパッチがセンサ60bを通過した時の受光素子62bで検知した出力波形 センサ60aと60bの配置と、位置ずれ補正用パターンを示した図 位置ずれ補正用パターンとしてのパッチの詳細を示した図 全体倍率、副走査方向傾きを示した模式図 ブラックのパッチのトナー量が少なくなった際のパッチ208k、209Y、210Kをセンサ60bで検知した出力波形 位置ずれ補正用パターンとしてのパッチの詳細を示した図 センサ60aでブラックのパッチ209kを検知した際に、トナー量が正常な時と少なくなった時の出力波形 センサ170a及びセンサ170bの断面図 センサ180a及びセンサ180bの断面図 中間転写体上に傷や異物が発生した場合の検知結果の変化を示す図 トナーカートリッジ耐久前後のパッチの出力波形
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
[画像形成装置の説明]
図1は、画像形成装置の概略構成図である。本実施形態の画像形成装置は、第1〜第4の画像形成用のステーションにより構成される。第1ステーションはイエロー、第2ステーションはマゼンタ、第3ステーションはシアン、第4ステーションはブラックである。さらに、複数の感光ドラム1(1a,1b,1c,1d)を有し、それぞれ矢印方向に不図示のモータにより感光ドラム1の直径が中心値である場合に表面速度が100mm/secとなるように回転駆動される。そして、感光ドラム1上に形成されたトナー像が回転体としての中間転写ベルト10に一次転写され、各色のトナー像が重畳され、フルカラー画像を得るインライン方式の画像形成装置である。
以下、説明の便宜上、4つのステーションのうち第1ステーションについて説明する。なお、図中の参照符号の末尾にa、b、c及びdを付与した部材は、夫々イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を回転体上、すなわち中間転写ベルト10上に形成するための部材を示している。しかしながら、以下の説明において色を区別する必要が無い場合には、末尾のa、b、c及びdを除いた参照符号を使用する。像担持体としての感光ドラム1は、帯電ローラ2により所定の電位に一様に帯電される。次に、露光手段3によりレーザビームが照射される。これにより、受信した画像信号のうちイエロー色に対応した静電潜像が感光ドラム1上に形成される。感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像位置においてイエローの現像器4により現像され、イエローのトナー像が可視化される。
感光ドラム1上に形成されたイエローのトナー像は、感光ドラム1と中間転写ベルト10との当接部である一次転写部を通過する過程で、一次転写される。つまり、一次転写高圧電源7により一次転写ローラ6に印加した一次転写電圧によって、中間転写ベルト10上に転写される。感光ドラム1に残留した一次転写の残留トナーは、クリーニング装置5により清掃される。以下、同様にして、第2色のマゼンタのトナー像、第3色のシアンのトナー像、第4色のブラックのトナー像が形成され、中間転写ベルト10上に順次重ねて転写されて、カラートナー像が形成される。各色のトナー像を順次重ねる際、本来の位置とはずれた位置でトナー像が重ねられる所謂色ずれが発生する場合があるが、後述する位置ずれ補正制御によって補正を行い、位置ずれを抑制した画像を形成する。
中間転写ベルト10上のカラートナー像は、中間転写ベルト10と二次転写ローラ20との当接部である二次転写部を通過する過程で、二次転写される。つまり、二次転写高圧電源21により二次転写ローラ20に印加した二次転写電圧によって、給紙手段50により給紙された紙としての記録材Pの表面に一括転写される。その後、カラートナー像が転写された記録材Pは定着器30に搬送される。定着器30において、加熱及び加圧されることにより4色のトナーが溶融混色して記録材Pに定着される。以上の動作により、フルカラー画像が形成される。
一方、二次転写後の中間転写ベルト10上には、正極性トナーと負極性トナーの二次転写残留トナーが混在している。二次転写残留トナーは、導電性ブラシ16により均一に散らされ、且つ帯電される。導電性ブラシ16には導電性ブラシ高圧電源80より正極性電圧を印加することで、二次転写残留トナーを正極性に帯電する。さらに導電性ローラ高圧電源70により導電性ローラ17に、正極性電圧を印加することで二次転写残留トナーを更に正極性に帯電する。正極性に帯電された二次転写残留トナーは、一次転写部において、感光ドラム1に転写され、感光ドラム1に配置されたクリーニング装置5に回収される。
[中間転写ベルトの説明]
本実施形態における中間転写ベルト10は、周長が中心値で650mmであり、駆動ローラ11、テンションローラ12、二次転写対向ローラ13の3軸で張架される。そして、感光ドラム1を回転駆動するモータと同一のモータで駆動ローラ11を回転させることによって回転駆動される。駆動ローラ11の直径が中心値である場合に表面速度が100mm/secとなるように設定されており、駆動ローラ11の製造上発生する外径バラつきによって表面速度は変動する。また、中間転写ベルト10は、センサ60で正反射光を検知出来るよう、表面光沢度が30以上のものを使用している(堀場製作所製:ハンディ光沢度計IG−320で測定)。なお、中間転写ベルト10の周長や材質、駆動方法等は、本実施形態における一例であり、これに限られるものではない。
[制御ブロック図の説明]
図2は、画像形成装置の動作を制御するための制御ブロック図である。ホストコンピュータであるPC271は、画像形成装置272の内部にあるフォーマッタ273に対して印刷指令を出し、印刷画像の画像データをフォーマッタ273に送信する。フォーマッタ273はPC271からの画像データを露光データに変換し、DCコントローラ274内にある露光制御部277に転送する。露光制御部277はCPU276の指示により、露光データに基づき露光手段から発光される露光光のオンオフを制御する。
CPU276はフォーマッタ273からの印刷指令を受け取ると画像形成シーケンスをスタートさせる。DCコントローラ274にはCPU276、メモリ275等が搭載されており、予めプログラムされた動作を行う。CPU276は帯電高圧、現像高圧、転写高圧を制御して静電潜像の形成や、現像されたトナー像の転写等を制御することで画像を形成する。
またCPU276はセンサ60a、60bからの検知結果を受信し、キャリブレーション制御を行う。センサ60a、60bは、中間転写ベルト10の表面や、中間転写ベルト10上に形成したパッチからの反射光量を検知する。受光素子62a、受光素子62bで受光したパッチからの反射光に基づく出力値である検知信号の立ち上がり、立ち下りエッジは、受光素子62a、受光素子62bで受光したパッチからの反射光が予め設定された閾値を跨ぐタイミングによって求められる。求められた検知信号は、メモリ275に蓄えられる。CPU276は、求められた検知信号に基づき、パッチの位置を求め、位置ずれを補正する。なお、センサ60a,60bは、通常の画像形成時には動作せず、位置ずれ補正時や濃度補正時に動作する。
[センサの説明]
図3は、センサ60a、60bの断面図である。図3(a)は、本実施形態におけるセンサ60aの断面図、図3(b)はセンサ60bの断面図である。まず、図3(a)を用いて、センサ60aについて説明する。センサ60aは、LED等の発光素子61a、フォトトランジスタ等の一つの受光素子62a及びホルダーを備えている。発光素子61aは、中間転写ベルト10に対して15°の傾きを持つように配置されており、中間転写ベルト10上のパッチや中間転写ベルト10の表面に赤外光(例えば波長950nm)を照射する。受光素子62aは、中間転写ベルト10の法線に対して15°の傾きを持つように配置され、パッチや中間転写ベルト10の表面から正反射、及び拡散反射(乱反射)された赤外光を受光し、受光量に応じて流れる電流値に応じた電圧値をメモリ275に格納する。
次に、図3(b)を用いて、センサ60bについて説明する。センサ60bは、LED等の発光素子61b、フォトトランジスタ等の一つの受光素子62b及びホルダーを備えている。発光素子61bは、中間転写ベルト10の法線に対して15°の傾きを持つように配置されており、中間転写ベルト10上のパッチや中間転写ベルト10の表面に赤外光(例えば波長950nm)を照射する。受光素子62bは、中間転写ベルト10の法線に対して45°の傾きを持つように配置されており、パッチや中間転写ベルト10の表面から拡散反射(乱反射)された赤外光を受光し、受光量に応じて流れる電流値から換算された電圧値をメモリ275に格納する。受光素子62bは、パッチからの拡散反射光を受光した際に十分な電流が流れるように、素子の感度を調整して使用される。
なお、ここでは一例として、センサ60aが正反射光を、センサ60bが拡散反射光を受光する構成を説明したが、これに限られるものではなく、センサ60aが拡散反射光を、センサ60bが正反射光を受光するような構成であってもよい。また、センサ60a及びセンサ60bを一体として位置ずれ検知装置とすることもできる。この場合、位置ずれ検知装置内にCPU等の制御手段を備えることも可能である。
[正反射光を検知する方式及び拡散反射光を検知する方式の出力波形]
図4は、トナー量に対する正反射光を検知する方式の出力と拡散反射光を検知する方式の出力を示したグラフである。発光素子から照射された赤外光のうち、中間転写ベルト10からの反射光は主に正反射光である。一方、パッチからの反射光は、パッチのトナー量(濃度)が増大するにつれて拡散反射光の割合が増大し、トナー量が十分である場合は、全てが拡散反射光となる。
正反射光を検知する方式では、中間転写ベルト10の表面にパッチが無い状態から徐々にパッチのトナー量が増大するに従って、最初は出力が単調に減少する傾向がある。しかし、パッチのトナー量が増大するに伴い、トナーからの拡散反射光が増大するため出力の減少率は徐々に横ばいになり、位置ずれ補正用パターンの濃度であるベタ付近ではわずかに出力が増大する。このため、正反射光を検知する方式では、パッチの濃度が多少変動しても出力はほとんど変化せず、パッチの濃度の変動が位置ずれ補正制御に与える影響は少ない。
一方、拡散反射光を検知する方式では、中間転写ベルト10の表面にパッチが無い状態では、反射光をほとんど検知しない。パッチのトナー量が増大するに従って、拡散反射光が増大し、パッチのトナー量に対して出力は比例する。拡散反射光を検知する方式では、パッチの濃度変化に対して出力の変動が敏感になるよう、反射光量に対する受光素子62bの感度を上げているため、トナーカートリッジの経時変化等によってパッチの濃度の変動が位置ずれ補正制御に与える影響が大きくなる。
[パッチの位置検知方法の説明]
次に、センサ60aを用いて、パッチの位置を求める方法について説明する。発光素子61aから照射された赤外光のうち、中間転写ベルト10からの反射光は主に正反射光である。また、イエロー、マゼンタ、シアンのパッチからの反射光は拡散反射光である。また、ブラックのパッチに対しては、赤外光は主に吸収される。
図5は、一例として、イエローのパッチがセンサ60aを通過した時の受光素子62aで検知した出力波形を示している。受光素子62aは主に正反射光を検知するように配置されているため、中間転写ベルト10からの反射光に対しては出力が大きく、パッチからの反射光に対して出力は小さい。このため、予め設定した閾値に対して、出力波形の立ち下がり時に閾値を跨ぐタイミングを、パッチの進行方向における前側のパッチのエッジとする。また、出力波形の立ち上がり時に閾値を跨ぐタイミングを、パッチの進行方向における後側のパッチのエッジとする。そして、立ち下がりエッジの通過タイミングと、立ち上がりエッジの通過タイミングの中点をパッチの位置とする。マゼンタ、シアン、ブラックについても同様の方法でパッチの位置を求める。
次いで、センサ60bを用いて、パッチの位置を求める方法について説明する。図6は、一例としてイエローのパッチがセンサ60bを通過した時の受光素子62bで検知した出力波形を示している。受光素子62bは拡散反射光を検知するように配置されているため、中間転写ベルト10からの反射光に対して出力が小さく、パッチからの反射光に対して出力は大きい。このため、予め設定した閾値に対して、出力波形の立ち上がり時に閾値を跨ぐタイミングを、パッチの進行方向における前側のパッチのエッジとする。また、出力波形の立ち下がり時に閾値を跨ぐタイミングを、パッチの進行方向における後側のパッチのエッジとする。そして、立ち下がりエッジの通過タイミングと、立ち上がりエッジの通過タイミングの中点をパッチの位置とする。マゼンタ、シアンについても同様の方法でパッチの位置を求める。
一方、ブラックのパッチは、赤外光を主に吸収するため、ブラックのパッチからの反射光に対しての出力は小さい。拡散反射光を検知するセンサ60bでは、中間転写ベルト10からの正反射光もほとんど検知できないため、中間転写ベルト10とブラックのパッチからの出力の差がほとんどなくなる。それにより、ブラックのパッチと中間転写ベルト10との境目を検知することが難しく、ブラックのパッチのエッジを精度良く検知することが難しい。そこで、イエローのパッチの両端部にブラックのパッチを重ねたパッチを形成することで、ブラックのパッチのエッジを求める。
図7は、イエローのパッチの両端部にブラックのパッチを重ねたパッチがセンサ60bを通過した時の受光素子62bで検知した出力波形を示している。ブラックのパッチからの反射光に対しての出力は小さいものの、イエローのパッチからの反射光に対しての出力は大きい。よって、ブラックのパッチが通過した後、イエローのパッチを検知することで出力波形が立ち上がり、イエローのパッチが通過してブラックのパッチを検知することで、出力波形が立ち下がる。イエローのパッチの両端部にはブラックのパッチが重ねられているため、イエローのパッチからの反射光によって得られたエッジは、ブラックのパッチのエッジであると考えることができる。そこで、この立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの中点を求めることで、ブラックのパッチの位置とすることができる。
なお、ブラックのパッチの下地となるパッチは、イエローに限らず、マゼンタやシアン等、拡散反射が多い色材を含むトナーであればよい。また、ブラックのパッチの両端に、下地としてイエローのパッチを重ねたパッチを形成することでも、同様に、ブラックのパッチの位置を求めることができる。より具体的には、図7の上に凸となっている出力波形が、下に凸となる出力波形となるため、立ち下がりエッジと立ち上がりエッジを求め、エッジの中点を求めることで、ブラックのパッチの位置を求めることができる。また、エッジ検知用の閾値は、パッチの立ち下り、立ち上がりエッジを検知できる範囲であれば良く、トナーの色ごとに個別の閾値を設けても同じ閾値であっても構わない。また、センサ60aと60bに対して個別の閾値を設けても構わない。
[正反射光を検知する方式と拡散反射光を検知する方式の併用]
次に、本実施形態におけるセンサ構成について説明する。片側のセンサ60aを、正反射光を検知する方式、もう一方の側のセンサ60bを、拡散反射光を検知する方式とする。これにより、中間転写ベルト10やトナーカートリッジの経時変化が起こっても、位置ずれ補正の精度の低下を抑制することができることを説明する。
図8は、本実施形態におけるセンサ60aと60bの配置と、位置ずれ補正用パターンを示した図である。正反射光を検知するセンサ60aと、拡散反射光を検知するセンサ60bは、中間転写ベルト10の幅方向に対して重ならない領域(検知領域)を検知するように配置されている。また、夫々のセンサの検知領域に応じて、位置ずれ補正用パターンを形成している。また、本実施形態では、一例としてセンサ60a、60bの夫々で検知する位置ずれ補正用パターンを同じパターンとして形成している。しかし、必ずしも同じパターンを形成する必要はなく、正反射光用のパターンと拡散反射光パターンで形成するパターンを変えてもよい。
図9は、位置ずれ補正用パターンとしてのパッチの詳細を示した図である。図9の位置ずれ補正用パターン200はセンサ60aで検知するためのパッチであり、位置ずれ補正用パターン300はセンサ60bで検知するためのパッチである。夫々の位置ずれ補正用パターン200、300は、中間転写ベルト10の移動方向に直交した方向に互いに重複しないように、未定着画像として形成される。位置ずれ補正用パターンは、互いに逆向きの平行四辺形であるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのパッチから成り、夫々のパッチは中間転写ベルト10の進行方向に対して45°の角度を成している。また、相対位置ずれ量が無い、つまり0である場合に、同じ向きの平行四辺形の各パッチ同士の間隔は、逆向きの平行四辺形の各パッチ同士の間隔と等しくなるように形成している。拡散反射光を検知するセンサ60bでもブラックのパッチの位置を検知できるよう、イエローのパッチの両端部に重なるようにブラックのパッチを重ねて形成している。また、夫々のパッチは、図9に示す基準線に対して対称の関係となるように形成されている。
次に、異なる色間の相対位置ずれ量を算出する方法について説明する。説明の便宜上、イエローに対するマゼンタの副走査方向の相対位置ずれ量を算出する方法について説明する。相対位置ずれ量を算出する際に使用するパッチの位置は、上述したように、パッチのエッジの検知結果から求めた位置を使用する。
まず、基準時間からパッチ201y、202m、211m、212yの理想的な位置がセンサ60aを通過するタイミングをrY1、rM1、rM2、rY2、とすると、副走査方向の相対時間ずれrRpymは、以下の式(1)に従って求めることができる。
rRpym=(rM1−rY1)+(rM2−rY2)・・・(1)
式(1)で、rRpym=0の時は、(rM1−rY1)=(rY2−rM2)となる。これは、異なる平行四辺形の向きのマゼンタとイエローのパッチの間隔が等しいことを意味する。副走査方向の色ずれがない場合に、マゼンタとイエローのパッチ間隔は、同じ平行四辺形の向きに対して等しくなるように図9の位置ずれ補正用パターンは形成されるため、rRpym=0の時は、副走査方向の相対位置ずれがないことを意味する。また、rRpym>0の時は、マゼンタの感光ドラム1への画像形成タイミングが遅く、理想的な形成位置より中間転写ベルト10の回転方向とは逆方向に形成位置がずれていることを意味する。さらに、rRpym<0の時は、マゼンタの感光ドラム1への画像形成タイミングが早く、理想的な形成位置より、中間転写ベルト10の回転方向に形成位置がずれていることを意味する。
rRpymにプロセススピードである100mm/secを掛けることで、イエローに対するマゼンタの相対位置ずれ量が距離として求まる。演算の結果、求められたマゼンタの相対位置ずれ量に応じた分だけ、マゼンタの画像形成タイミングを調整することで色ずれを補正できる。
次いで、基準時間からセンサ60aでパッチ201y、202m、209m、210yを検知した際の誤差量をΔrY1、ΔrM1、ΔrM2、ΔrY2、とすると、副走査方向の相対時間ずれrRpymは、以下の式(2)となる。
rRpym={(rM1+ΔrM1)−(rY1+ΔrY1)}+{(rM2+ΔrM2)−(rY2+ΔrY2)}
={(rM1−rY1)+(rM2−rY2)}+{(ΔrM1−ΔrY1)+(ΔrM2−ΔrY2)}・・・(2)
ΔrY1、ΔrM1、ΔrM2、ΔrY2は、中間転写ベルト10上のパッチに対応した位置に、傷や異物が発生することで生じる誤差であるため、中間転写ベルト10上の経時変化によって、誤差が発生する確率が高くなる。このように、センサ60aによる検知では、式(2)の第2項である{(ΔrM1−ΔrY1)+(ΔrM2−ΔrY2)}が大きい程、実際に形成されたパッチの位置とは異なる相対位置ずれ量を算出してしまうことになる。
一方、パッチ301y、302m、309m、310yの理想的な位置がセンサ60bを通過するタイミングをdY1、dM1、dM2、dY2、とする。さらに、夫々のパッチを検知した際の理想的な位置からの誤差量をΔdY1、ΔdM1、ΔdM2、ΔdY2、とすると、拡散反射光を検知する方式による副走査方向の相対位置dRpymは以下の式(3)となる。
dRpym={(dM1+ΔdM1)−(dY1+ΔdY1)}+{(dM2+ΔdM2)−(dY2+ΔdY2)}・・・(3)
ΔdY1、ΔdM1、ΔdM2、ΔdY2は、パッチのトナー量の減少によって増大する傾向にあるため、トナーカートリッジの経時変化に伴い大きくなる傾向にある。
ところで、副走査方向の相対位置ずれ量は中間転写ベルト10の幅方向の位置によって異なる場合がある。このため、一方の側のセンサの位置での検知結果を基に副走査方向の画像形成タイミングを補正して位置ずれ補正を行っても、他方の側のセンサの位置では、適切に補正されていない場合がある。そこで、本実施形態においては、正反射光を検知する方式であるセンサ60aでの検知結果と、拡散反射光を検知する方式であるセンサ60bでの検知結果を平均化する。平均化した結果に基づき、副走査方向の画像形成タイミングを補正することで、画像全体に対する副走査方向の位置ずれを補正する。本実施形態における相対位置Rpymは以下の式(4)となる。
Rpym=(rRpym+dRpym)/2
=[{(rM1+ΔrM1)−(rY1+ΔrY1)}+{(rM2+ΔrM2)−(rY2+ΔrY2)}+{(dM1+ΔdM1)−(dY1+ΔdY1)}+{(dM2+ΔdM2)−(dY2+ΔdY2)}]/2
={(rM1−rY1)+(rM2−rY2)+(dM1−dY1)+(dM2−dY2)}/2+{(ΔrM1−ΔrY1)+(ΔrM2−ΔrY2)+(ΔdM1−ΔdY1)+(ΔdM2−ΔdY2)}/2・・・(4)
式(4)のうち、第2項である{(ΔrM1−ΔrY1)+(ΔrM2−ΔrY2)+(ΔdM1−ΔdY1)+(ΔdM2−ΔdY2)}/2は夫々の検知方式で検知した結果における補正誤差の大きさを表している。
補正誤差のうち、(ΔrM1−ΔrY1)+(ΔrM2−ΔrY2)は正反射光を検知する方式によって生じる誤差であり、(ΔdM1−ΔdY1)+(ΔdM2−ΔdY2)は拡散反射光を検知する方式によって生じる誤差である。本実施形態においては、一方の側が正反射光を検知するセンサ60aであり、中間転写ベルト10の経時変化に対して傷や異物等による検知誤差の発生確率が高くなる。他方の側は、拡散反射光を検知するセンサ60bであり、トナーカートリッジの経時変化に対して、トナー濃度の減少やムラによる検知誤差が増大する傾向にある。
このため、中間転写ベルト10とトナーカートリッジの両方が同じように経時変化を示さない限りは(ΔrM1−ΔrY1)+(ΔrM2−ΔrY2)と(ΔdM1−ΔdY1)+(ΔdM2−ΔdY2)は同じように増加することはない。つまり、中間転写ベルト10の経時変化で傷や異物が発生した場合においては、{(ΔrM1−ΔrY1)+(ΔrM2−ΔrY2)}/2分の検知誤差が発生する。また、トナーカートリッジの経時変化でトナー濃度の減少やムラが発生した場合においては、{(ΔdM1−ΔdY1)+(ΔdM2−ΔdY2)}/2分の検知誤差が発生する。
このように、複数のセンサにおける検知方式を異ならせることにより、夫々のセンサでの検知誤差の発生要件を異ならせることができる。そして、複数のセンサの検知結果を平均化したうえで、位置ずれを補正することで、特定の検知方法における検知誤差の影響を抑制したうえで位置ずれを補正することができる。つまり、例えば、正反射光を検知する方式のセンサと拡散反射光を検知する方式のセンサの2つを組み合わせることによって、夫々のセンサで発生する検知誤差の影響を半分にすることができる。例えば正反射光を検知する方式のセンサの検知結果に傷や異物の影響の検知誤差が出ていて、拡散反射光を検知する方式のセンサの検知結果に検知誤差が出ていない場合を想定する。このとき、検知結果を平均化することで、上記の式で説明したように、2つのセンサが両方とも正反射光を検知する方式であった場合に比べて、検知誤差の影響を1/2とすることができる。よって、画像形成装置を使用していくうえでの経時変化の影響を抑制して、正反射光を検知する方式及び拡散反射光を検知する方式における、位置ずれ補正の精度の低下を抑制することができる。
また、さらに本実施形態においては、副走査方向の位置ずれ補正だけでなく、主走査方向の位置ずれについても同様に検知誤差を抑制して位置ずれを補正することができる。センサ60aで検知した主走査方向の相対位置ずれ量rRsymは以下の式(5)で求めることができる。
rRsym={(rM1+ΔrM1)−(rY1+ΔrY1)}−{(rM2+ΔrM2)−(rY2+ΔrY2)}−Wref_ym
={(rM1−rY1)−(rM2−rY2)}+{(ΔrM1−ΔrY1)−(ΔrM2−ΔrY2)}−Wref_ym・・・(5)
ここで、Wref_ymは主走査方向の相対位置の基準量であり、rRsymがゼロである場合は、主走査方向の相対位置ずれ量がゼロであることを意味する。
また、センサ60bで検知した主走査方向の相対位置ずれ量をdRsymは以下の式(6)で求めることができる。
dRsym={(dM1+ΔdM1)−(dY1+ΔdY1)}+{(dM2+ΔdM2)−(dY2+ΔdY2)}−Wref_ym・・・(6)
主走査方向についても画像全体に対する相対位置ずれ量を平均化するために、センサ60aとセンサ60bで求めた結果の平均値Rsymは、以下の式(7)となる。
Rsym=(rRsym+dRsym)/2・・・(7)
式(7)についても、rRsymとdRsymは異なる検知方式で得た主走査方向の相対位置ずれ量である。ゆえに、複数のセンサの検知結果を平均化したうえで、位置ずれを補正することで、特定の検知方法における検知誤差の影響を抑制したうえで位置ずれを補正することができる。よって、画像形成装置を使用していくうえでの経時変化の影響を抑制して、正反射光を検知する方式及び拡散反射光を検知する方式における、位置ずれ補正の精度の低下を抑制することができる。
また、さらに本実施形態においては、全体倍率や副走査方向の傾きについても同様に検知誤差を抑制して位置ずれを補正することができる。図10は、全体倍率と副走査方向の傾きのずれを示した模式図である。全体倍率は、イエローのパッチの中間転写ベルト10の幅方向における間隔に対するマゼンタのパッチの縮み、又は広がりのことであある。図10(a)がマゼンタのパッチの間隔が縮んでいる場合、図10(b)がマゼンタのパッチの間隔が広がっている場合の模式図である。副走査方向の傾きはイエローのパッチ間の副走査方向のずれに対するマゼンタのパッチ間のずれのことである。図10(c)がマゼンタのパッチ間のずれの方が大きい場合の模式図である。
全体倍率をPsy−m、副走査方向の傾きをSsy−mとすると、夫々の値は以下の式(8)、式(9)で求めることができる。
Psy−m=(Wl/Sl)×(rRsym−dRsym)/2・・・(8)
Ssy−m=(Wl/Sl)×(rRpym−dRpym)/2・・・(9)
式(8)、式(9)のWlは記録材の幅方向の大きさ、Slはセンサ60aと60bの間隔を表している。
全体倍率をPsy−m、副走査方向の傾きをSsy−mは、異なる検知方式で得た主走査方向の相対位置ずれ量、又は副走査方向の相対位置ずれ量である。ゆえに、複数のセンサの検知結果を平均化したうえで、位置ずれを補正することで、特定の検知方法における検知誤差の影響を抑制したうえで位置ずれを補正することができる。よって、画像形成装置を使用していくうえでの経時変化の影響を抑制して、正反射光を検知する方式及び拡散反射光を検知する方式における、位置ずれ補正の精度の低下を抑制することができる。
このように、正反射光を受光する一つの受光素子を有するセンサと拡散反射光を受光する一つの受光素子を有するセンサとを用いて、位置ずれを補正する。ゆえに、画像形成装置を使用していくうえでの経時変化の影響を抑制して、正反射光を検知する方式及び拡散反射光を検知する方式における、位置ずれ補正の精度の低下を抑制することができる。さらに、夫々のセンサにおいて受光素子を一つずつしか設けなくてもよいため、センサのコストアップを抑制することもできる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、正反射光を検知する方式のセンサ60aでブラックのパッチを検知した検知結果に基づき、ブラックのパッチにおけるトナー量を判断する。そして、拡散反射光を検知する方式のセンサ60bで検知したブラックのパッチの検知結果に基づき、位置ずれを補正するか否かを判断することを特徴とする。なお、先の実施形態と同様の構成については、ここでの詳しい説明は省略する。
拡散反射光を検知する方式のセンサ60bによるブラックのパッチの検知は、トナーカートリッジの経時変化等によって、ブラックのパッチのトナー量が少なくなった場合にブラックのパッチの位置を誤検知してしまう場合がある。図11は、ブラックのパッチのトナー量が少なくなった際のパッチ208k、209Y、210Kをセンサ60bで検知した出力波形である。
ブラックのパッチのトナー量が少なくなった結果、発光素子61bからの照射光はブラックのパッチ208k、210Kで吸収されず、下地であるイエローのパッチからの拡散反射光が受光素子62bに受光される。その結果、イエローのパッチ209Yのエッジからの出力波形における立ち上がりと立ち下がりを検知することなる。これにより、ブラックのパッチのエッジではなく、下地であるイエローのパッチを検知して、ブラックのパッチの位置を求めてしまう可能性がある。
このように、センサ60bで検知するブラックのパッチのトナー量が少なくなった場合は、下地であるイエローのパッチからの反射光の影響を受けた立ち上がりエッジ、立下りエッジを検知することになる。よって、これらのエッジから求めたパッチの位置は本来のブラックのパッチの位置とは異なるものとなってしまう。本来とは異なるブラックのパッチの相対位置ずれ量に対して位置ずれを補正してしまうと、補正を行った結果、相対位置ずれ量が大きくなってしまう場合があるため、このような場合には検知結果を補正に使用しないことが望ましい。
一方、正反射光を検知する方式のセンサ60aは、ブラックのパッチに対しては赤外光を吸収するため受光素子62aでほとんど反射光を検知しないのに対して、中間転写ベルト10からは高い出力を検知する。よって、ブラックのパッチのエッジを検知できる。このため、中間転写ベルト10とブラックのパッチのエッジを検知するための閾値の他に、ブラックのパッチのトナー量が所定の量より少なくなったことを判断するための閾値を設定することができる。このように、センサ60aによってブラックのパッチのトナー量の判断も行うために、図12に示すように、本実施形態における位置ずれ補正用パターンは、センサ60aで検知するブラックのパッチをカラーのパッチと重ねることなく、単独のパッチとしている。
図13は、センサ60aでブラックのパッチ209kを検知した際に、トナー量が正常な時と少なくなった時の出力波形を示している。トナー量が正常な時は受光素子62bで検知した出力波形が、ブラックのパッチのトナー量を判断するために設定したトナー量検知閾値を跨いでおり、トナー量が所定以上となっていることが判断できる。一方、トナー量が少なくなった時は受光素子62bで検知した出力波形が、ブラックのパッチのトナー量を判断するために設定したトナー量検知閾値を跨いでいない。センサ60aで検知した結果がトナー量検知閾値を跨がない場合は、センサ60bの位置に形成されたブラックのパッチのトナー量も少なくなっている可能性が高いと判断できる。よって、センサ60bで検知したブラックのパッチの位置は、下地であるイエローのパッチの影響を受けた検知結果であると判断できる。
このような場合には、センサ60bによって検知されたブラックのパッチの位置は、本来のブラックのパッチの位置とは異なる位置となっているため、この検知結果に基づき位置ずれを補正しても、相対位置ずれ量は適切に補正されない。
例えば、本来のブラックのパッチは相対位置ずれ量がないような場合に、ブラックのパッチのトナー量が少ないことによって、センサ60bの検知結果は相対位置ずれ量があると検知したとする。その場合は、位置ずれを補正した結果、却って相対位置ずれを大きくしてしまうことになる。よって、センサ60aでブラックのパッチを検知した結果、ブラックのパッチのトナー量が所定量より少ないと判断された場合は、却って相対位置ずれ量が大きくなることを抑制するために、センサ60bで検知した結果に基づき、位置ずれを補正しない。センサ60bで検知したブラックのパッチの検知結果を使用しなかった場合の対応としては、相対位置ずれ量の補正を実施しない。又はセンサ60aの結果のみを使用して相対位置ずれ量を補正する。又はブラックトナーカートリッジの交換要求を出す、といった制御を行う。
このように、正反射光を検知する方式のセンサ60aでブラックのパッチを検知した検知結果に基づき、ブラックのパッチにおけるトナー量を判断する。そして、拡散反射光を検知する方式のセンサ60bで検知したブラックのパッチの検知結果に基づき、位置ずれを補正するか否かを判断する。これにより、ブラックのパッチのトナー量が所定量より少ないと判断された場合は、センサ60bで検知した結果に基づき、位置ずれを補正しないことで、却って相対位置ずれ量が大きくなることを抑制することができる。
尚、本実施形態では、一例として、センサ60aで検知するブラックのパッチを単独パッチとしたが、これに限られるものではない。例えば、ブラックのパッチのトナー量を判断するための、トナー量判断用パッチとして、位置ずれ補正用パターンとは別にブラックのパッチを形成してもよい。
(第3の実施形態)
先の第1、第2の実施形態においては、砲弾型LEDから光が照射され、砲弾型フォトトランジスタで光を受光するセンサを一例として説明した。本実施形態においては、チップ型LEDから光が照射されるセンサを用いて位置ずれを補正する制御を行う場合について説明する。なお、先の実施形態と同様の構成については、ここでの詳しい説明は省略する。
[センサの説明]
図14は、センサ170a及びセンサ170bの断面図である。まず、図14(a)を用いてセンサ170aについて説明する。センサ170aは、中間転写ベルト10又はパッチ1234からの正反射光を検知する。チップLED171a及びチップ受光素子171bは、回路基板1262上にマウントし、半田付けされている。ハウジング1265は、チップLED171aとチップ受光素子171bの夫々の導光路を形成している。夫々の光路の中心線1267及び1266は、中間転写ベルト10の鉛直方向1268に対して対称に15°の角度を成すように設けられている。このような配置にすることで、先の第1の実施形態と同様に、中間転写ベルト10又はパッチ1234で反射された直接反射光(正反射光)をなるべく効率良く受光側の導光路に取り込むことができる。なお、チップ受光素子としては、チップ型フォトトランジスタ等を用いることができ、砲弾型フォトトランジスタに比べ、小型化することができる。
次に、図14(b)を用いて、センサ170bについて説明する。センサ170bは、パッチ1235からの乱反射光を検知する。チップLED171b及びチップ受光素子172bは、回路基板上にマウントし、半田付けされている。ハウジング1277は、チップLED171bとチップ受光素子172bの夫々の導光路を形成している。発光側の光路の中心線1275は、中間転写ベルト10の鉛直方向1274に対して15°の角度を成すように設けられている。また、受光側の光路の中心線1276は、中間転写ベルト10の鉛直方向1274に対して45°の角度を成すように設けられている。このように配置することで、先の第1の実施形態と同様に、中間転写ベルト10からの直接反射光が受光側の導光路になるべく入らないようにすることができる。なお、ここでは一例として、センサ170aが正反射光を、センサ170bが乱反射光を受光する構成を説明したが、これに限られるものではなく、センサ170aが乱反射光を、センサ170bが正反射光を受光するような構成であってもよい。
図14に示した構成では、発光素子であるLEDや受光素子(フォトトランジスタ又はフォトダイオード)に樹脂モールドタイプの光学素子を用いている。リードフレームがあるため、リードフレームを折り曲げる角度を変えることで発光素子や受光素子の向きをある程度自由に変えることができるため、配置角度や配置位置に関して自由度が高いという特徴がある。これにより、光学的な特性が優れる方向(例えば、LEDは発光強度が強い方向、受光素子は受光感度が高い方向)を測定対象に向けることができる。これにより、測定対象に照射する光の強度、反射光を受光する感度に関して、発光素子及び受光素子の能力を十分に生かすことができる。しかし、リードフレームがあることによって、発光素子及び受光素子から回路基板まで一定の体積が必要となり、センサ全体としては、少し大型化してしまう。
そこで、センサの小型化を鑑みると、図15のようなセンサを用いることも可能である。図15のセンサは、回路基板面に直接チップを実装する表面実装タイプの光学素子を用いており、リードフレームがないため、図14のセンサより小型化を図ることができる。面実装タイプの光学素子は、光学的な特性が優れる方向が光学素子の実装面の鉛直方向である。よって、光学素子の実装面の鉛直方向に対して光路の角度が大きくなるほど、LEDは発光強度が低下、受光素子は受光感度が低下してしまう。この点を鑑み、図15のセンサは光学素子を配置している。
まず、図15(a)を用いてセンサ180aについて説明する。センサ180aは、中間転写ベルト10又はパッチ1234からの正反射光を検知するセンサであり、先の図14(a)の構成と同様のため、ここでの詳しい説明は省略する。
次に、図15(b)を用いて、センサ180bについて説明する。センサ180bは、パッチ1235からの乱反射光を検知する。面実装タイプの光学素子を使用しているため、発光強度又は受光感度を向上させるために、なるべく光学素子の導光路を発光素子の実装面の鉛直方向に近づけることが好ましい。図15(b)では、発光素子としてのLED181bの光路の中心線は、中間転写ベルト10の鉛直方向1353と同じ方向となるように設けられている。また、受光素子182bの光路の中心線は、中間転写ベルト10の鉛直方向1353に対して20°の角度を成すように設けられている。このような構成にすることで、発光素子の発光強度を向上させることができる。しかし、受光側の導光路が中間転写ベルト10からの正反射光の反射域に近いため、中間転写ベルト10からの正反射光が一部受光側入りこむ可能性がある。よって、LED181bの光路の中心線を中間転写ベルト10の鉛直方向1353に対して20°の角度を成すようにし、受光素子182bの光路の中心線を中間転写ベルト10の鉛直方向1353と同じ方向とすることもできる。
[相対色ずれ量を求める原理]
次に、図15で示すセンサを使用した場合に本実施形態における相対色ずれ量を求める原理について説明する。図15(a)に示す正反射光を検知する方式であるセンサ180aがパッチを検知した時の出力波形は図5の様になる。受光素子182aは主に正反射光を検知するため、中間転写ベルト10からの反射光に対して高い出力を得ることができる一方、有彩色パッチからの反射光に対しては低い出力となる。このため、有彩色パッチを検知した時の出力が予め設定したエッジ閾値を跨ぐことで、パッチの両端エッジを検知でき、両端エッジからパッチの位置を求めることができる。
また、図15(b)に示す拡散反射光を検知する方式であるセンサ180bがイエロー、マゼンタ、シアン等の有彩色パッチを検知した時の出力波形は図6の様になる。受光素子182bは主に拡散反射光を検知するため、中間転写ベルト10からの反射光に対して低い出力である一方、有彩色パッチからの反射光に対しては高い出力となる。このため、有彩色パッチを検知した時の出力が予め設定したエッジ閾値を跨ぐことで、パッチの両端エッジを検知でき、両端エッジからパッチの位置を求めることができる。一方、ブラックのパッチはLED181bから照射される赤外光を吸収するため、中間転写ベルト10とブラックのパッチの区別がつかない。そこで、本実施形態でも、イエローのパッチの両端部にブラックのパッチを重ねたパッチを形成する。この時の出力波形は図7のようになる。受光素子182bがイエローのパッチからの反射光を検知した時に出力がエッジ閾値を跨ぐことで、ブラックのパッチのエッジを検知したとすることができ、両端エッジからブラックのパッチの位置を求めることができる。
また、第1の実施形態で説明したように、各色のパッチの間の距離を算出することで副走査方向、主走査方向の相対位置ずれ量、及び全体倍率、副走査方向の傾きが求められる。また、先の第1の実施形態と同様に、正反射光を検知する方式のセンサと拡散反射光を検知する方式のセンサの両方の検知結果に基づき、位置ずれを補正する。ゆえに、画像形成装置を使用していくうえでの経時変化の影響を抑制して、正反射光を検知する方式及び拡散反射光を検知する方式における、位置ずれ補正の精度の低下を抑制することができる。
ところで、センサ180a、180bで検知したパッチの出力が安定してエッジ閾値を跨ぐためにはベタ画像に対して検知した出力と、トナーがゼロの状態で検知した出力とのダイナミックレンジが大きい程良い。センサ180bは、LED181bの光路軸と受光素子182bの光路軸が成す角度が20°と小さいため、正反射光の一部が受光素子182bに到達し、角度が20°以上の場合と比べてダイナミックレンジが小さくなる。しかし、ダイナミックレンジの絶対値が1.0V以上あればよく、より好ましくは1.5V以上であればよい。
このように、チップ型LEDを用いたセンサを使用することでセンサの小型化が可能となる。さらに、一方のセンサは、受光素子で主に正反射光を受光するように、他方のセンサは、受光素子で主に拡散反射光を受光するようにする。これにより、画像形成装置を使用していくうえでの経時変化の影響を抑制して、正反射光を検知する方式及び拡散反射光を検知する方式における、位置ずれ補正の精度の低下を抑制することができる。
(応用例)
先の各実施形態においては、センサ60aによって正反射光を検知し、センサ60bによって乱反射光を検知する構成を一例として説明した。しかし、これに限られるものではなく、センサ60aによって乱反射光を検知し、センサ60bによって正反射光を検知する構成としてもよい。また、説明の便宜上、2つのセンサを用いて説明を行ったが、2つ以上の複数のセンサを用いて、同様の制御を行うことも可能である。
また、先の各実施形態においては、回転体としての中間転写ベルト10上に位置ずれ補正用パターンを形成する場合を例示したが、これに限られるものではない。位置ずれ補正用パターンが形成される回転体としては、感光ドラムや記録材を搬送する静電搬送ベルト等、形成された位置ずれ補正用パターンが検知可能なものであればよい。
10 中間転写ベルト
60a、60b センサ
200、300 位置ずれ補正用パターン
276 CPU

Claims (10)

  1. 回転体と、
    前記回転体に複数のパッチを含む複数の位置ずれ補正用パターンを形成する複数の現像手段と、
    発光素子と、前記発光素子から発光され前記回転体に形成された複数のパッチを含む第1の位置ずれ補正用パターンから反射した正反射光を受光する一つの受光素子と、からなる第1の検知手段と、
    発光素子と、前記発光素子から発光され前記回転体に形成された少なくとも前記第1の位置ずれ補正用パターンに含まれるパッチのいずれかを形成した現像手段と同じ現像手段によって形成されるパッチを含む第2の位置ずれ補正用パターンから反射した拡散反射光を受光する一つの受光素子と、からなる第2の検知手段と、
    前記第1の検知手段で検知した検知結果と、前記第2の検知手段で検知した検知結果とに基づき、位置ずれを補正する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の検知手段で検知した検知結果と、前記第2の検知手段で検知した検知結果との平均値に基づき、位置ずれを補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の検知手段によって第1の位置ずれ補正用パターンのうち、ブラックのパッチを検知した検知結果に基づき、前記第2の検知手段によって第2の位置ずれ補正用パターンのうち、ブラックのパッチを検知した検知結果を用いて、位置ずれを補正するか否かを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の検知手段と前記第2の検知手段は、前記回転体が回転する方向と直交する方向において、前記回転体上における夫々の検知領域が重複しないように配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の位置ずれ補正用パターンと前記第2の位置ずれ補正用パターンは、前記回転体が回転する方向と直交する方向において、重複しないように形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記発光素子は、砲弾型LED又はチップ型LEDからなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記受光素子は、砲弾型フォトトランジスタ又はチップ型フォトトランジスタからなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の位置ずれ補正用パターン及び前記第2の位置ずれ補正用パターンは、未定着画像であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 発光素子と、前記発光素子から発光され回転体に形成された複数のパッチを含む第1の位置ずれ補正用パターンから反射した正反射光を受光する一つの受光素子と、からなる第1の検知手段と、
    発光素子と、前記発光素子から発光され回転体に形成された少なくとも前記第1の位置ずれ補正用パターンに含まれるパッチのいずれかを形成した現像手段と同じ現像手段によって形成されるパッチを含む第2の位置ずれ補正用パターンから反射した拡散反射光を受光する一つの受光素子と、からなる第2の検知手段と、
    前記第1の検知手段で検知した検知結果と、前記第2の検知手段で検知した検知結果とに基づき、位置ずれを検知することを特徴とする位置ずれ検知装置。
  10. 発光素子と、前記発光素子から発光され回転体に形成された複数のパッチを含む第1の位置ずれ補正用パターンから反射した正反射光を受光する一つの受光素子と、からなる第1の検知手段により、前記第1の位置ずれ補正用パターンを検知する工程と、
    発光素子と、前記発光素子から発光され回転体に形成された少なくとも前記第1の位置ずれ補正用パターンに含まれるパッチのいずれかを形成した現像手段と同じ現像手段によって形成されるパッチを含む第2の位置ずれ補正用パターンから反射した拡散反射光を受光する一つの受光素子と、からなる第2の検知手段により、前記第2の位置ずれ補正用パターンを検知する工程と、
    前記第1の検知手段で検知した検知結果と、前記第2の検知手段で検知した検知結果とに基づき、位置ずれを検知する工程と、を備えることを特徴とする位置ずれ検知方法。
JP2013188450A 2013-09-11 2013-09-11 画像形成装置、位置ずれ検知装置、位置ずれ検知方法 Active JP6282068B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013188450A JP6282068B2 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 画像形成装置、位置ずれ検知装置、位置ずれ検知方法
US14/480,428 US9274448B2 (en) 2013-09-11 2014-09-08 Image forming apparatus, positional deviation detection apparatus, and positional deviation detection method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013188450A JP6282068B2 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 画像形成装置、位置ずれ検知装置、位置ずれ検知方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015055730A true JP2015055730A (ja) 2015-03-23
JP2015055730A5 JP2015055730A5 (ja) 2016-10-13
JP6282068B2 JP6282068B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=52625765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013188450A Active JP6282068B2 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 画像形成装置、位置ずれ検知装置、位置ずれ検知方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9274448B2 (ja)
JP (1) JP6282068B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6048449B2 (ja) * 2014-05-29 2016-12-21 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP7001044B2 (ja) * 2018-11-28 2022-01-19 オムロン株式会社 制御システム

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202651A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Casio Electronics Co Ltd カラー画像形成位置調整装置、方法及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2005070117A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Sharp Corp 画像形成装置、および、画像形成装置の色ずれ補正方法
JP2007093586A (ja) * 2005-08-31 2007-04-12 Canon Inc センサおよびそれを用いた記録装置
JP2007156159A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Fuji Xerox Co Ltd 色ずれ検出センサ及び色ずれ検出装置
US20090080915A1 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Canon Kabushiki Kaisha Color image forming apparatus and color misregistration correction method therefor
JP2009223248A (ja) * 2008-03-19 2009-10-01 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
JP2010256118A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Ricoh Co Ltd 反射型フォトセンサ、画像形成装置、及び、反射型フォトセンサの組立方法
US20110229820A1 (en) * 2010-03-18 2011-09-22 Higa Takuma Image forming apparatus
US20110280633A1 (en) * 2010-05-17 2011-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US20110318065A1 (en) * 2010-06-29 2011-12-29 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method of color shift correction, and medium storing color shift correction program
JP2012027140A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、および画像検出装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001318501A (ja) 2000-05-12 2001-11-16 Canon Inc 画像形成装置および画像形成装置の色ずれ検知処理方法
JP2012237904A (ja) 2011-05-12 2012-12-06 Canon Inc 画像形成装置
JP2013213916A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Konica Minolta Inc 画像形成装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202651A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Casio Electronics Co Ltd カラー画像形成位置調整装置、方法及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2005070117A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Sharp Corp 画像形成装置、および、画像形成装置の色ずれ補正方法
JP2007093586A (ja) * 2005-08-31 2007-04-12 Canon Inc センサおよびそれを用いた記録装置
JP2007156159A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Fuji Xerox Co Ltd 色ずれ検出センサ及び色ずれ検出装置
US20090080915A1 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Canon Kabushiki Kaisha Color image forming apparatus and color misregistration correction method therefor
JP2009223248A (ja) * 2008-03-19 2009-10-01 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
JP2010256118A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Ricoh Co Ltd 反射型フォトセンサ、画像形成装置、及び、反射型フォトセンサの組立方法
US20110229820A1 (en) * 2010-03-18 2011-09-22 Higa Takuma Image forming apparatus
US20110280633A1 (en) * 2010-05-17 2011-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US20110318065A1 (en) * 2010-06-29 2011-12-29 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method of color shift correction, and medium storing color shift correction program
JP2012027140A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、および画像検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9274448B2 (en) 2016-03-01
US20150071687A1 (en) 2015-03-12
JP6282068B2 (ja) 2018-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8831449B2 (en) Image forming apparatus capable of optimally performing density fluctuation correction
US9977361B2 (en) Image forming apparatus and image forming system
US9606469B2 (en) Image forming apparatus and charging bias adjusting method therefor
JP2005070117A (ja) 画像形成装置、および、画像形成装置の色ずれ補正方法
JP5520282B2 (ja) 画像形成装置
JP6112778B2 (ja) 画像形成装置、濃度検出パターンの検出方法及び形成方法
JP2008134287A (ja) 感光体の膜厚変動検出装置、及びこれを用いた画像形成ユニット、並びに画像形成装置
US9921533B2 (en) Image forming apparatus having a density sensor movable in a main scanning direction
JP4866171B2 (ja) ベルト走行装置および画像形成装置
US11754940B2 (en) Image forming apparatus
JP2013238673A (ja) 画像形成装置
JP5106841B2 (ja) 画像形成装置
JP2010158836A (ja) 画像形成装置、画像形成方法
JP6282068B2 (ja) 画像形成装置、位置ずれ検知装置、位置ずれ検知方法
US10254699B2 (en) Image forming apparatus to correct timing of image formation
JP2009042375A (ja) 画像形成装置
US9042754B2 (en) Image forming apparatus having latent image timing
US8412063B2 (en) Image forming apparatus that performs image stabilization control
US20130322904A1 (en) Image Forming Apparatus Forming Marks for Correcting Deviation in Printing Position
US8094177B2 (en) Modifying rotation speed within an image-forming device
JP6675344B2 (ja) 光学センサ及び画像形成装置
JP5636780B2 (ja) 画像形成装置
JP6238769B2 (ja) 画像形成装置
JP2004109682A (ja) 画像形成装置及びこれに用いる画像位置検出装置
JP2008181093A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160830

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171204

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20171211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180123

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6282068

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151