JP2015055398A - 熱交換器のロウ付け方法 - Google Patents

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康介 森本
Kosuke Morimoto
康介 森本
好男 織谷
Yoshio Oritani
好男 織谷
正憲 神藤
Masanori Shindo
正憲 神藤
智彦 坂巻
Tomohiko Sakamaki
智彦 坂巻
拓也 上総
Takuya Kamifusa
拓也 上総
潤一 濱舘
Junichi Hamadate
潤一 濱舘
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Abstract

【課題】分岐管部内がロウ材で埋まるのを抑制する。
【解決手段】熱交換器本体(80)、ヘッダ集合管(70)及び接続用配管(110,120,130)を互いに仮組みした後に、二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を水平に並べた状態で、主管部(111,121,131)と二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合する。
【選択図】図10

Description

本発明は、扁平管とフィンを有して冷媒と空気を熱交換させる熱交換器のロウ付け方法に関するものである。
従来より、扁平管とフィンを有して冷媒と空気を熱交換させる熱交換器が知られている。特許文献1(図6を参照)には、扁平管の端部にヘッダ集合管が接続され、ヘッダ集合管に接続用配管が取り付けられた熱交換器が開示されている。接続用配管は、一つの主管部と、主管部の端部に接続する二つの分岐管部とを備えている。そして、各分岐管部からヘッダ集合管へ流入した冷媒は、複数の扁平管へ分かれて流れ込む。
特開2013−15289号公報
ここで、二つの分岐管部が主管部の管挿入孔に挿入され、管挿入孔と炉中ロウ付けによって接合される場合、二つの分岐管部を上下に並べた状態で、その炉中ロウ付けを行うと、ロウ材が重力で下側に流れ落ちることによって、下側の分岐管部内にロウ材が集中的に溜まり、下側の分岐管部内がロウ材で埋まる虞がある。これは特に、ロウ材の量が多いと顕著となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、分岐管部内がロウ材で埋まるのを抑制することにある。
第1の発明は、上下に並んだ複数の扁平管(31)と該扁平管(31)に接合されたフィン(32)とを有する熱交換器本体(80)と、上記扁平管(31)の一端に接続され且つそれぞれ上記扁平管(31)と連通する複数の連通空間(75,77)を形成するヘッダ集合管(70)と、該ヘッダ集合管(70)に取り付けられた接続用配管(110,120,130)とを備え、該接続用配管(110,120,130)が、主管部(111,121,131)と、該主管部(111,121,131)の一端部に所定方向に並ぶように挿入されてロウ付けによって接合され且つそれぞれ別々の上記連通空間(75)と連通する複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを有する熱交換器(23)のロウ付け方法であって、上記熱交換器本体(80)、上記ヘッダ集合管(70)及び上記接続用配管(110,120,130)を互いに仮組みする仮組み工程と、上記複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を水平に並べた状態で、上記主管部(111,121,131)と上記複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合するロウ付け工程とを含むことを特徴とするものである。
第1の発明では、ロウ付け工程において、複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を水平に並べた状態で、主管部(111,121,131)と複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合するので、ロウ材(140)が重力で下側に流れ落ちても、複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)内にロウ材(140)が分散して均一に溜まる。
なお、ここに示した水平とは、水平はもちろん、略水平も含んでいる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記扁平管(31)、上記フィン(32)、上記ヘッダ集合管(70)及び上記接続用配管(110,120,130)は、互いにロウ付けによって接合されるように構成され、上記ロウ付け工程では、上記主管部(111,121,131)と上記複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合すると同時に、上記扁平管(31)、上記フィン(32)、上記ヘッダ集合管(70)及び上記接続用配管(110,120,130)を互いに炉中ロウ付けによって接合することを特徴とするものである。
第2の発明では、ロウ付け工程において、主管部(111,121,131)と複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合すると同時に、扁平管(31)、フィン(32)、ヘッダ集合管(70)及び接続用配管(110,120,130)を互いに炉中ロウ付けによって接合するので、熱交換器(23)のロウ付けを一度に行うことができる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)は、その並び方向が上記熱交換器本体(80)の前後面(81,82)と平行となる状態で配置されるように構成され、
上記ロウ付け工程では、上記熱交換器本体(80)をその前後面(81,82)が水平となるように倒すことによって、上記複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を水平に並べた状態にすることを特徴とするものである。
第3の発明では、ロウ付け工程において、熱交換器本体(80)をその前後面(81,82)が水平となるように倒すことによって、複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を水平に並べた状態にするので、複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を簡単に水平に並べることができる。
なお、ここに示した平行とは、平行はもちろん、略平行も含んでいる。
本発明によれば、ロウ材(140)が重力で下側に流れ落ちても、複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)内にロウ材(140)が分散して均一に溜まる。このため、分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)内がロウ材(140)で埋まるのを抑制することができる。
また、上記第2の発明によれば、熱交換器(23)のロウ付けを一度に行うことができる。このため、熱交換器(23)のロウ付けを簡単に行うことができる。
また、上記第3の発明によれば、複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を簡単に水平に並べることができる。このため、熱交換器(23)のロウ付けを簡単に行うことができる。
図1は、実施形態1の室外熱交換器を備えた空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図である。 図2は、実施形態1の室外熱交換器の概略構成を示す斜視図である。 図3は、実施形態1の熱交換器ユニットを示す概略の斜視図である。 図4は、実施形態1の熱交換器ユニットを正面から見た一部断面図である。 図5は、図4のV−V断面の一部を拡大して示す熱交換器ユニットの断面図である。 図6は、実施形態1の接続用配管における主管部と分岐管部との連結部分を正面から見た概略図である。 図7は、図6のVII−VII断面を拡大して示す断面図である。 図8は、実施形態1の熱交換器ユニットの一部を正面から見た拡大断面図である。 図9は、実施形態1の接続用配管における主管部と分岐管部との連結部分にロウ材を配置した状態を示す図7相当図である。 図10は、実施形態1の熱交換器本体をその前後面が水平となるように倒すことによって、接続用配管の二つの分岐管部を水平に並べた状態を示す一部断面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態及び変形例は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態1について説明する。本実施形態の熱交換器は、空気調和機(10)に設けられた室外熱交換器(23)である。以下では、先ず空気調和機(10)について説明し、その後に室外熱交換器(23)について詳細に説明する。
−空気調和機−
空気調和機(10)について、図1を参照しながら説明する。
〈空気調和機の構成〉
空気調和機(10)は、室外ユニット(11)及び室内ユニット(12)を備えている。室外ユニット(11)と室内ユニット(12)は、液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)を介して互いに接続されている。空気調和機(10)では、室外ユニット(11)、室内ユニット(12)、液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)によって、冷媒回路(20)が形成されている。
冷媒回路(20)には、圧縮機(21)と、四方切換弁(22)と、室外熱交換器(23)と、膨張弁(24)と、室内熱交換器(25)とが設けられている。圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)、及び膨張弁(24)は、室外ユニット(11)に収容されている。室外ユニット(11)には、室外熱交換器(23)へ室外空気を供給するための室外ファン(15)が設けられている。一方、室内熱交換器(25)は、室内ユニット(12)に収容されている。室内ユニット(12)には、室内熱交換器(25)へ室内空気を供給するための室内ファン(16)が設けられている。
冷媒回路(20)は、冷媒が充填された閉回路である。冷媒回路(20)において、圧縮機(21)は、その吐出管が四方切換弁(22)の第1のポートに、その吸入管が四方切換弁(22)の第2のポートに、それぞれ接続されている。また、冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に、室外熱交換器(23)と、膨張弁(24)と、室内熱交換器(25)とが配置されている。この冷媒回路(20)において、室外熱交換器(23)は、配管(17)を介して膨張弁(24)に接続され、配管(18)を介して四方切換弁(22)の第3のポートに接続される。
圧縮機(21)は、スクロール型又はロータリ型の全密閉型圧縮機である。四方切換弁(22)は、第1のポートが第3のポートと連通し且つ第2のポートが第4のポートと連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1のポートが第4のポートと連通し且つ第2のポートが第3のポートと連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とに切り換わる。膨張弁(24)は、いわゆる電子膨張弁である。
室外熱交換器(23)は、室外空気を冷媒と熱交換させる。室外熱交換器(23)については後述する。一方、室内熱交換器(25)は、室内空気を冷媒と熱交換させる。室内熱交換器(25)は、円管である伝熱管を備えたいわゆるクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器によって構成されている。
〈空気調和機の運転動作〉
空気調和機(10)は、冷房運転と暖房運転を選択的に行う。
冷房運転中の冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)を第1状態に設定した状態で、冷凍サイクルが行われる。この状態では、室外熱交換器(23)、膨張弁(24)、室内熱交換器(25)の順に冷媒が循環し、室外熱交換器(23)が凝縮器として機能し、室内熱交換器(25)が蒸発器として機能する。室外熱交換器(23)では、圧縮機(21)から流入したガス冷媒が室外空気へ放熱して凝縮し、凝縮後の冷媒が膨張弁(24)へ向けて流出してゆく。
暖房運転中の冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)を第2状態に設定した状態で、冷凍サイクルが行われる。この状態では、室内熱交換器(25)、膨張弁(24)、室外熱交換器(23)の順に冷媒が循環し、室内熱交換器(25)が凝縮器として機能し、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する。室外熱交換器(23)には、膨張弁(24)を通過する際に膨張して気液二相状態となった冷媒が流入する。室外熱交換器(23)へ流入した冷媒は、室外空気から吸熱して蒸発し、その後に圧縮機(21)へ向けて流出してゆく。
−室外熱交換器−
室外熱交換器(23)について、図2〜図8を適宜参照しながら説明する。なお、以下の説明に示す扁平管(31)の本数は、単なる一例である。
図2に示すように、室外熱交換器(23)は、空気熱交換器であり、1つの熱交換器ユニット(30)を備えている。
図3及び図4にも示すように、熱交換器ユニット(30)は、一つの第1ヘッダ集合管(40)と、一つの第2ヘッダ集合管(70)と、多数の扁平管(31)と、多数のフィン(32)とを備えている。第1ヘッダ集合管(40)、第2ヘッダ集合管(70)、扁平管(31)及びフィン(32)は、何れもアルミニウム合金製の部材であって、互いにロウ付けによって接合されている。扁平管(31)及びフィン(32)は、熱交換器本体(80)を構成している。この熱交換器本体(80)における空気の流れ方向の両端面は、それぞれ熱交換器本体(80)の前後面(81,82)を構成している。
なお、詳しくは後述するが、熱交換器ユニット(30)は、上下に二つの領域に区分されている。そして、熱交換器ユニット(30)は、上側の領域が主熱交換領域(35)となり、下側の領域が補助熱交換領域(37)となっている。
第1ヘッダ集合管(40)と第2ヘッダ集合管(70)は、何れも両端が閉塞された細長い円筒状に形成されている。図4において、第1ヘッダ集合管(40)は熱交換器ユニット(30)の右端に、第2ヘッダ集合管(70)は熱交換器ユニット(30)の左端に、それぞれ起立した状態で設置されている。つまり、第1ヘッダ集合管(40)及び第2ヘッダ集合管(70)は、それぞれの軸方向が上下方向となる状態で設置されている。
図5に示すように、扁平管(31)は、その断面形状が扁平な長円形となった伝熱管である。図4に示すように、熱交換器ユニット(30)において、複数の扁平管(31)は、それぞれの軸方向が左右方向となり、それぞれの側面のうち平坦な部分が対向する状態で配置されている。また、複数の扁平管(31)は、互いに一定の間隔をおいて上下に並んで配置され、互いの軸方向が実質的に平行となっている。各扁平管(31)は、その一端が第1ヘッダ集合管(40)に挿入され、第1ヘッダ集合管(40)とロウ付けによって接合され、その他端が第2ヘッダ集合管(70)に挿入され、第2ヘッダ集合管(70)とロウ付けによって接合されている。熱交換器ユニット(30)に設けられた扁平管(31)は、管列(50)を構成している。
図5に示すように、各扁平管(31)には、複数の流体通路(175)が形成されている。各流体通路(175)は、扁平管(31)の軸方向に延びる通路であって、扁平管(31)の幅方向に一列に並んでいる。各流体通路(175)は、扁平管(31)の両端面に開口している。熱交換器ユニット(30)へ供給された冷媒は、扁平管(31)の流体通路(175)を流れる間に空気と熱交換する。
図5に示すように、フィン(32)は、金属板をプレス加工することによって形成された縦長の板状フィンである。フィン(32)には、フィン(32)の前縁(即ち、風上側の縁部)からフィン(32)の幅方向に延びる細長い切り欠き部(186)が、多数形成されている。フィン(32)では、多数の切り欠き部(186)が、フィン(32)の長手方向(上下方向)に一定の間隔で形成されている。切り欠き部(186)の風下寄りの部分は、管挿入部(187)を構成している。扁平管(31)は、フィン(32)の管挿入部(187)に挿入され、管挿入部(187)の周縁部とロウ付けによって接合される。また、フィン(32)には、伝熱を促進するためのルーバー(185)が形成されている。そして、複数のフィン(32)は、扁平管(31)の軸方向に一定の間隔をおいて配列されている。
図3及び図4に示すように、熱交換器ユニット(30)は、上下に二つの熱交換領域(35,37)に区分されている。熱交換器ユニット(30)は、上側の熱交換領域が主熱交換領域(35)であり、下側の熱交換領域が補助熱交換領域(37)である。
熱交換器ユニット(30)に設けられた扁平管(31)は、主熱交換領域(35)に位置するものが主列部(51)を構成し、補助熱交換領域(37)に位置するものが補助列部(54)を構成する。つまり、管列(50)を構成する扁平管(31)は、その一部が補助列部(54)を構成し、残りが主列部(51)を構成する。詳しくは後述するが、補助列部(54)を構成する扁平管(31)の本数は、主列部(51)を構成する扁平管(31)の本数よりも少ない。
主熱交換領域(35)は、上下に六つの主熱交換部(36a〜36f)に区分されている。一方、補助熱交換領域(37)は、上下に三つの補助熱交換部(38a〜38c)に区分されている。なお、ここに示した主熱交換部(36a〜36f)及び補助熱交換部(38a〜38c)の数は、単なる一例である。
主熱交換領域(35)には、下から上に向かって順に、第1主熱交換部(36a)と、第2主熱交換部(36b)と、第3主熱交換部(36c)と、第4主熱交換部(36d)と、第5主熱交換部(36e)と、第6主熱交換部(36f)とが形成されている。各主熱交換部(36a〜36f)には、十二本の扁平管(31)が設けられている。
第1主熱交換部(36a)に設けられた十二本の扁平管(31)は、第1主列ブロック(52a)を構成する。第2主熱交換部(36b)に設けられた十二本の扁平管(31)は、第2主列ブロック(52b)を構成する。第3主熱交換部(36c)に設けられた十二本の扁平管(31)は、第3主列ブロック(52c)を構成する。第4主熱交換部(36d)に設けられた十二本の扁平管(31)は、第4主列ブロック(52d)を構成する。第5主熱交換部(36e)に設けられた十二本の扁平管(31)は、第5主列ブロック(52e)を構成する。第6主熱交換部(36f)に設けられた十二本の扁平管(31)は、第6主列ブロック(52f)を構成する。なお、各主列ブロック(52a〜52f)を構成する扁平管(31)の本数は、互いに一致していなくてもよい。
第1主列ブロック(52a)及び第2主列ブロック(52b)は、第1主列ブロック群(53a)を構成する。第3主列ブロック(52c)及び第4主列ブロック(52d)は、第2主列ブロック群(53b)を構成する。第5主列ブロック(52e)及び第6主列ブロック(52f)は、第3主列ブロック群(53c)を構成する。
補助熱交換領域(37)には、下から上に向かって順に、第1補助熱交換部(38a)と、第2補助熱交換部(38b)と、第3補助熱交換部(38c)とが形成されている。各補助熱交換部(38a〜38c)には、三本の扁平管(31)が設けられている。
第1補助熱交換部(38a)に設けられた三本の扁平管(31)は、第1補助列ブロック(55a)を構成する。第2補助熱交換部(38b)に設けられた三本の扁平管(31)は、第2補助列ブロック(55b)を構成する。第3補助熱交換部(38c)に設けられた三本の扁平管(31)は、第3補助列ブロック(55c)を構成する。なお、各補助列ブロック(55a〜55c)を構成する扁平管(31)の本数は、互いに一致していなくてもよい。
図4に示すように、第1ヘッダ集合管(40)の内部空間は、仕切板(41)によって上下に仕切られている。第1ヘッダ集合管(40)は、仕切板(41)の上側の空間が上側空間(42)となり、仕切板(41)の下側の空間が下側空間(43)となっている。
上側空間(42)は、主列部(51)を構成する全ての扁平管(31)と連通する。第1ヘッダ集合管(40)のうち上側空間(42)を形成する部分には、ガス側接続管(102)が接続されている。このガス側接続管(102)には、冷媒回路(20)を構成する配管(18)が接続される。ガス側接続管(102)は、第1ヘッダ集合管(40)に挿入され、第1ヘッダ集合管(40)とロウ付けによって接合される。
第1ヘッダ集合管(40)のうち下側空間(43)を形成する部分には、液側接続管(101)が接続される。この液側接続管(101)には、冷媒回路(20)を構成する配管(17)が接続される。液側接続管(101)は、第1ヘッダ集合管(40)に挿入され、第1ヘッダ集合管(40)とロウ付けによって接合される。詳しくは後述するが、第1ヘッダ集合管(40)のうち下側空間(43)を形成する部分は、冷媒を三つの補助熱交換部(38a〜38c)へ分配するための分流器(150)を構成する。
図4に示すように、第2ヘッダ集合管(70)の内部空間は、仕切板(71)によって上下に仕切られている。第2ヘッダ集合管(70)は、仕切板(71)の上側の空間が上側空間(72)となり、仕切板(71)の下側の空間が下側空間(73)となっている。
上側空間(72)は、五枚の仕切板(74)によって、六つの主連通空間(75a〜75f)に仕切られている。つまり、第2ヘッダ集合管(70)における仕切板(71)の上側には、下から上へ向かって順に、第1主連通空間(75a)と、第2主連通空間(75b)と、第3主連通空間(75c)と、第4主連通空間(75d)と、第5主連通空間(75e)と、第6主連通空間(75f)とが形成されている。
第1主連通空間(75a)には、第1主列ブロック(52a)を構成する十二本の扁平管(31)が連通する。第2主連通空間(75b)には、第2主列ブロック(52b)を構成する十二本の扁平管(31)が連通する。第3主連通空間(75c)には、第3主列ブロック(52c)を構成する十二本の扁平管(31)が連通する。第4主連通空間(75d)には、第4主列ブロック(52d)を構成する十二本の扁平管(31)が連通する。第5主連通空間(75e)には、第5主列ブロック(52e)を構成する十二本の扁平管(31)が連通する。第6主連通空間(75f)には、第6主列ブロック(52f)を構成する十二本の扁平管(31)が連通する。
下側空間(73)は、二枚の仕切板(76)によって、三つの補助連通空間(77a〜77c)に仕切られている。つまり、第2ヘッダ集合管(70)における仕切板(71)の下側には、下から上へ向かって順に、第1補助連通空間(77a)と、第2補助連通空間(77b)と、第3補助連通空間(77c)とが形成されている。
第1補助連通空間(77a)には、第1補助列ブロック(55a)を構成する三本の扁平管(31)が連通する。第2補助連通空間(77b)には、第2補助列ブロック(55b)を構成する三本の扁平管(31)が連通する。第3補助連通空間(77c)には、第3補助列ブロック(55c)を構成する三本の扁平管(31)が連通する。
第2ヘッダ集合管(70)には、三本の接続用配管(110,120,130)が取り付けられている。各接続用配管(110,120,130)は、一つの主管部(111,121,131)と、主管部(111,121,131)の端部に接続する二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを備えている。
各接続用配管(110,120,130)は、アルミ合金製の部材である。各接続用配管(110,120,130)の主管部(111,121,131)は、その一端が第2ヘッダ集合管(70)に挿入され、第2ヘッダ集合管(70)とロウ付けによって接合される。各接続用配管(110,120,130)の各分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)は、その一端が第2ヘッダ集合管(70)に挿入され、第2ヘッダ集合管(70)とロウ付けによって接合される。
図4及び図6に示すように、各接続用配管(110,120,130)の主管部(111,121,131)は、第2ヘッダ集合管(70)から扁平管(31)の軸方向における第2ヘッダ集合管(70)とは反対側(図4に示す左側)に延びた後に上側に延びる本体部(113,123,133)と、この本体部(113,123,133)の上端から上側に延びる連結部(114,124,134)(主管部(111,121,131)の一端部)とを備えている。図7に示すように、この連結部(114,124,134)の上面には、上下方向に延びる二つの管挿入孔(114a,114a,124a,124a,134a,134a)が扁平管(31)の軸方向(所定方向)に隣接して並ぶように形成されている。つまり、二つの管挿入孔(114a,114a,124a,124a,134a,134a)は、その並び方向が熱交換器本体(80)の前後面(81,82)と平行となる状態で配置されている。
図4及び図6に示すように、各接続用配管(110,120,130)の各分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)は、主管部(111,121,131)の連結部(114,124,134)から上側に延びる上下部(115a,115b,125a,125b,135a,135b)と、この上下部(115a,115b,125a,125b,135a,135b)の上端から扁平管(31)の軸方向における第2ヘッダ集合管(70)側(図4に示す右側)に延びる水平部(116a,116b,126a,126b,136a,136b)とを備えている。
図7にも示すように、各接続用配管(110,120,130)における二つの上下部(115a,115b,125a,125b,135a,135b)は、その一端が主管部(111,121,131)の二つの管挿入孔(114a,114a,124a,124a,134a,134a)に扁平管(31)の軸方向に隣接して並ぶようにそれぞれ挿入され、管挿入孔(114a,114a,124a,124a,134a,134a)の内周部とロウ付けによって接合される。つまり、各接続用配管(110,120,130)における二つの上下部(115a,115b,125a,125b,135a,135b)は、その並び方向が熱交換器本体(80)の前後面(81,82)と平行となる状態で配置されている。各接続用配管(110,120,130)における二つの上下部(115,115,125,125,135,135)は、互いに実質的に平行となっている。各接続用配管(110,120,130)における一方の上下部(115b,125b,135b)は、他方の上下部(115a,125a,135a)よりも長い。各接続用配管(110,120,130)における二つの上下部(115a,115b,125a,125b,135a,135b)は、互いにロウ付けによって接合されている。
各接続用配管(110,120,130)における二つの水平部(116a,116b,126a,126b,136a,136b)は、その並び方向が熱交換器本体(80)の前後面(81,82)と平行となる状態で配置されている。各接続用配管(110,120,130)における二つの水平部(116a,116b,126a,126b,136a,136b)は、互いに実質的に平行となっている。
詳しくは後述するが、図7に示すように、各接続用配管(110,120,130)における二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)内(特に、二つの上下部(115a,115b,125a,125b,135a,135b)内の下端部)には、ロウ付け工程において下側となる部分にロウ材(140)が均一に溜まっている。
図4に示すように、第1接続用配管(110)は、第1補助列ブロック(55a)と第1主列ブロック群(53a)とを接続する。具体的に、第1接続用配管(110)は、主管部(111)の開口端が第1補助連通空間(77a)と連通し、一方の分岐管部(112a)の開口端が第1主連通空間(75a)と連通し、他方の分岐管部(112b)の開口端が第2主連通空間(75b)と連通する。従って、第1補助連通空間(77a)は、第1主列ブロック(52a)に対応する第1主連通空間(75a)と、第2主列ブロック(52b)に対応する第2主連通空間(75b)の両方に接続される。
第2接続用配管(120)は、第2補助列ブロック(55b)と第2主列ブロック群(53b)とを接続する。具体的に、第2接続用配管(120)は、主管部(121)の開口端が第2補助連通空間(77b)と連通し、一方の分岐管部(122a)の開口端が第3主連通空間(75c)と連通し、他方の分岐管部(122b)の開口端が第4主連通空間(75d)と連通する。従って、第2補助連通空間(77b)は、第3主列ブロック(52c)に対応する第3主連通空間(75c)と、第4主列ブロック(52d)に対応する第4主連通空間(75d)の両方に接続される。
第3接続用配管(130)は、第3補助列ブロック(55c)と第3主列ブロック群(53c)とを接続する。具体的に、第3接続用配管(130)は、主管部(131)の開口端が第3補助連通空間(77c)と連通し、一方の分岐管部(132a)の開口端が第5主連通空間(75e)と連通し、他方の分岐管部(132b)の開口端が第6主連通空間(75f)と連通する。従って、第3補助連通空間(77c)は、第5主列ブロック(52e)に対応する第5主連通空間(75e)と、第6主列ブロック(52f)に対応する第6主連通空間(75f)の両方に接続される。
〈分流器の構成〉
上述したように、第1ヘッダ集合管(40)のうち下側空間(43)を形成する部分は、分流器(150)を構成する。この分流器(150)は、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する場合に、室外熱交換器(23)へ供給された気液二相状態の冷媒を三つの補助熱交換部(38a〜38c)へ分配する。ここでは、分流器(150)について、図8を参照しながら説明する。
下側空間(43)には、二枚の横仕切板(160,162)と、一枚の縦仕切板(164)とが設けられている。下側空間(43)は、二枚の横仕切板(160,162)と一枚の縦仕切板(164)とによって、三つの連通室(151〜153)と一つの混合室(154)と二つの中間室(155,156,)に仕切られる。
具体的に、各横仕切板(160,162)は、下側空間(43)を横断するように配置され、下側空間(43)を上下に仕切る。下側横仕切板(160)は、第1補助列ブロック(55a)と第2補助列ブロック(55b)の間に配置され、上側横仕切板(162)は、第2補助列ブロック(55b)と第3補助列ブロック(55c)の間に配置される。縦仕切板(164)は、細長い長方形板状の部材である。縦仕切板(164)は、第1ヘッダ集合管(40)の軸方向に沿って配置され、下側空間(43)を扁平管(31)側と液側接続管(101)側に仕切る。
下側空間(43)のうち下側横仕切板(160)の下側の部分は、縦仕切板(164)によって、扁平管(31)側の第1連通室(151)と液側接続管(101)側の下側中間室(155)に仕切られる。第1連通室(151)は、第1補助列ブロック(55a)を構成する三本の扁平管(31)と連通する。
下側空間(43)のうち下側横仕切板(160)と上側横仕切板(162)の間の部分は、縦仕切板(164)によって、扁平管(31)側の第2連通室(152)と液側接続管(101)側の混合室(154)に仕切られる。第2連通室(152)は、第2補助列ブロック(55b)を構成する三本の扁平管(61)と連通する。混合室(154)は、液側接続管(101)と連通する。
下側空間(43)のうち上側横仕切板(162)よりも上側の部分は、縦仕切板(164)によって、扁平管(31)側の第3連通室(153)と液側接続管(101)側の上側中間室(156)に仕切られる。第3連通室(153)は、第3補助列ブロック(55c)を構成する三本の扁平管(31)と連通する。
縦仕切板(164)の上部と下部には、連通孔(165a,165b)が一つずつ形成されている。各連通孔(165a,165b)は、横長の長方形状の貫通孔である。縦仕切板(164)の下部の連通孔(165b)は、縦仕切板(164)のうち下側横仕切板(160)よりも下側の部分の下端付近に形成され、第1連通室(151)を下側中間室(155)と連通させる。縦仕切板(164)の上部の連通孔(165a)は、縦仕切板(164)のうち上側横仕切板(162)よりも上側の部分の下端付近に形成され、第3連通室(153)を上側中間室(156)と連通させる。
下側横仕切板(160)は、混合室(154)に面する部分に流量調節孔(161)が形成されている。第1連通室(151)は、この流量調節孔(161)を介して混合室(154)と連通する。上側横仕切板(162)は、混合室(154)に面する部分に流量調節孔(163)が形成されている。第3連通室(153)は、この流量調節孔(163)を介して混合室(154)と連通する。縦仕切板(164)は、混合室(154)に面する部分の下端付近に流量調節孔(166)が形成されている。第2連通室(152)は、この流量調節孔(166)を介して混合室(154)と連通する。
分流器(150)において、下側横仕切板(160)の流量調節孔(161)と、上側横仕切板(162)の流量調節孔(163)と、縦仕切板(164)の流量調節孔(166)とは、比較的小径の円形の貫通孔である。分流器(150)は、各補助列ブロック(55a〜55c)へ冷媒が所定の割合で分配されるように、これら流量調節孔(161,163,166)の開口面積(具体的には、直径)が設定されている。
−室外熱交換器のロウ付け方法−
以下、室外熱交換器(23)のロウ付け方法について説明する。
最初に、熱交換器本体(80)(扁平管(31)及びフィン(32))、ヘッダ集合管(40,70)、液側接続管(101)、ガス側接続管(102)及び接続用配管(110,120,130)(主管部(111,121,131)及び分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b))を互いに仮組み(仮止め)する(仮組み工程)。具体的に、各扁平管(31)をフィン(32)の管挿入部(187)に挿入するとともに、各扁平管(31)の一端を第1ヘッダ集合管(40)に挿入し、その他端を第2ヘッダ集合管(70)に挿入する。また、液側接続管(101)及びガス側接続管(102)の一端を第1ヘッダ集合管(40)に挿入する。また、各接続用配管(110,120,130)の二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)の一端を主管部(111,121,131)の連結部(114,124,134)における二つの管挿入孔(114a,114a,124a,124a,134a,134a)にそれぞれ挿入する。また、各接続用配管(110,120,130)の両端を第2ヘッダ集合管(70)にそれぞれ挿入する。
この仮組み工程の後に、仮組みした熱交換器本体(80)、ヘッダ集合管(40,70)、液側接続管(101)、ガス側接続管(102)及び接続用配管(110,120,130)(以下、仮組品という)におけるロウ付けによって接合される部分にロウ材を配置する。具体的に、例えば、図9に示すように、各接続用配管(110,120,130)の二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)(二つの上下部(115a,115b,125a,125b,135a,135b))の下端部に線状のロウ材(140)を巻き付けて配置する。このロウ材(140)は、各接続用配管(110,120,130)における主管部(111,121,131)と二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とのロウ付け接合、及び、各接続用配管(110,120,130)における二つの上下部(115a,115b,125a,125b,135a,135b)同士のロウ付け接合に用いられる。
その後、ロウ材を配置した仮組み品を図示しない雰囲気炉の中に持って行き、図10に示すように、雰囲気炉の中において、熱交換器本体(80)をその前後面(81,82)が水平となるように倒すことによって、各接続用配管(111,121,131)の二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)(二つの上下部(115a,115b,125a,125b,135a,135b)))を水平に並べた状態にする。その状態で、ロウ材を配置した仮組み品を雰囲気炉の中に所定時間(例えば、約30分間)置く。これにより、各接続用配管(110,120,130)における主管部(111,121,131)と二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合すると同時に、扁平管(31)、フィン(32)、ヘッダ集合管(40,70)、液側接続管(101)、ガス側接続管(102)及び接続用配管(110,120,130)を互いに炉中ロウ付けによって接合する(ロウ付け工程)。このように、ロウ付け工程において、各接続用配管(111,121,131)の二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を水平に並べた状態で、主管部(111,121,131)と二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合するので、ロウ材(140)が重力で下側に流れ落ちても、図7に示すように、二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)内(特に、二つの上下部(115a,115b,125a,125b,135a,135b)内の下端部)にロウ材(140)が分散して均一に溜まる。
以上のように、室外熱交換器(23)のロウ付けが行われる。
−実施形態の効果−
上記実施形態では、ロウ付け工程において、二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を水平に並べた状態で、主管部(111,121,131)と二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合するので、ロウ材(140)が重力で下側に流れ落ちても、二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)内にロウ材(140)が分散して均一に溜まる。このため、分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)内がロウ材(140)で埋まるのを抑制することができる。
また、ロウ付け工程において、主管部(111,121,131)と二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合すると同時に、扁平管(31)、フィン(32)、ヘッダ集合管(70)及び接続用配管(110,120,130)を互いに炉中ロウ付けによって接合するので、熱交換器(23)のロウ付けを一度に行うことができる。このため、熱交換器(23)のロウ付けを簡単に行うことができる。
また、ロウ付け工程において、熱交換器本体(80)をその前後面(81,82)が水平となるように倒すことによって、二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を水平に並べた状態にするので、二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を簡単に水平に並べることができる。このため、熱交換器(23)のロウ付けを簡単に行うことができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態の室外熱交換器(23)には、板状のフィン(32)に代えて波形のフィンが設けられていてもよい。このフィンは、いわゆるコルゲートフィンであって、上下に蛇行する波形に形成されている。そして、この波形のフィンは、上下に隣り合った扁平管の間に一つずつ配置される。
また、上記実施形態の接続用配管は、一つ、二つ又は四つ以上設けてもよい。
また、上記実施形態の接続用配管(111,121,131)は、三つ以上の分岐管部を備えていてもよい。これらの分岐管部は、例えば、扁平管(31)の軸方向(所定方向)に並んでいる。
また、上記実施形態の接続用配管(111,121,131)は、二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)の並び方向が熱交換器本体(80)の前後面(81,82)と非平行となる状態で配置されていてもよい。このとき、ロウ付け工程では、熱交換器本体(80)を、二つの分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)が水平に並んだ状態になるように配置する。
以上説明したように、本発明は、扁平管とフィンを有して冷媒と空気を熱交換させる熱交換器について有用である。
23 室外熱交換器
31 扁平管
32 フィン
40 第1ヘッダ集合管
70 第2ヘッダ集合管
75 主連通空間
77 補助連通空間
80 熱交換器本体
81,82 上下面
110 第1接続用配管
111 主管部
112a,112b 分岐管部
120 第2接続用配管
121 主管部
122a,112b 分岐管部
130 第3接続用配管
131 主管部
132a,132b 分岐管部

Claims (3)

  1. 上下に並んだ複数の扁平管(31)と該扁平管(31)に接合されたフィン(32)とを有する熱交換器本体(80)と、上記扁平管(31)の一端に接続され且つそれぞれ上記扁平管(31)と連通する複数の連通空間(75,77)を形成するヘッダ集合管(70)と、該ヘッダ集合管(70)に取り付けられた接続用配管(110,120,130)とを備え、該接続用配管(110,120,130)が、主管部(111,121,131)と、該主管部(111,121,131)の一端部に所定方向に並ぶように挿入されてロウ付けによって接合され且つそれぞれ別々の上記連通空間(75)と連通する複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを有する熱交換器(23)のロウ付け方法であって、
    上記熱交換器本体(80)、上記ヘッダ集合管(70)及び上記接続用配管(110,120,130)を互いに仮組みする仮組み工程と、
    上記複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を水平に並べた状態で、上記主管部(111,121,131)と上記複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合するロウ付け工程とを含むことを特徴とする熱交換器(23)のロウ付け方法。
  2. 請求項1において、
    上記扁平管(31)、上記フィン(32)、上記ヘッダ集合管(70)及び上記接続用配管(110,120,130)は、互いにロウ付けによって接合されるように構成され、
    上記ロウ付け工程では、上記主管部(111,121,131)と上記複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)とを炉中ロウ付けによって接合すると同時に、上記扁平管(31)、上記フィン(32)、上記ヘッダ集合管(70)及び上記接続用配管(110,120,130)を互いに炉中ロウ付けによって接合することを特徴とする熱交換器(23)のロウ付け方法。
  3. 請求項1又は2において、
    上記複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)は、その並び方向が上記熱交換器本体(80)の前後面(81,82)と平行となる状態で配置されるように構成され、
    上記ロウ付け工程では、上記熱交換器本体(80)をその前後面(81,82)が水平となるように倒すことによって、上記複数の分岐管部(112a,112b,122a,122b,132a,132b)を水平に並べた状態にすることを特徴とする熱交換器(23)のロウ付け方法。
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