JP2015054347A - 間接式押出プレスダイステムロック装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ダイステムスライド55をメインクロスヘッド38の軸線方向と直角な水平方向に摺動自在に取り付け、エンドプラテン31の軸芯よりも離間した位置にダイステムプッシャーを設け、ダイステム54をダイステムスライド55に載置し、エンドプラテン31の軸芯の水平方向に移動可能とした間接式押出プレスにおいて、ダイステムスライド55の側端部を押圧するロック手段を、梃子による倍力機構の構造にした特徴としたダイステムロック装置。
【選択図】図3
Description
前記直接押出プレスではコンテナ内に装填したビレットを押出ステムの前進によりダイスから所定形状の押出製品として押出す際,ビレットを押出ステムにより押圧加工する力の他にビレットとコンテナスリーブとの間に押出力とは逆の摩擦力が生じ,押出ステムでビレットを押圧する押出力の一部がビレットとコンテナスリーブ間の摩擦力となり,押出ステムの押圧力が全てビレットの押出加工に使用できないため硬質金属のビレットを押出すことが困難である。
先行文献によるとダイロック装置として、エンドプラテンの反ダイステム側からダイステムに至る油圧を使ったロッドにより、ダイステムを固定する時にはナットを締込み、ダイステムを移動させる時には、油圧によりナット締込みの張力を解除することが公知になっている。
また、ロック用又はロック解除用の油圧配管及び駆動用の油圧ユニットが必要であり、機械部品と併せるとより多くの部品、装置が必要になっていた。
さらに、ロック力の設定/調整に、ロッドの伸びの側定確認作業などが必要であり、設定作業が簡単にできなかった。(ナットの締込み量によって、ロック力が変わってしまう。)
その上、高温の押出形材が通過するエンドプラテンに油圧配管を設置することが必要であり、油漏れが発生した際などに、発火する危険性があった。
また、電動モータあるいはエアシリンダによる直接駆動なので、ロック力設定の調整作業などが不要になった。
さらに、電動モータあるいはエアシリンダによる駆動なので、発火する危険性がなく安全性が高くなった。
図1に間接式押出プレスのエンドプラテン31からメインクロスヘッド38の間の概要を示す。エンドプラテン31にはエンドプラテンプレッシャーリング32が設置されており、その先にはダイステムホルダー36、ダイステム35が取り付けられている。ダイステム35の先端にはダイス33が保持されている。また、図示しない油圧シリンダによってコンテナ34が保持されている。
一方メインクロスヘッド38には、押出ブロック37が設置されている。コンテナ34内に保持されたビレット39は図示しないメインシリンダの油圧力を受けた押出ブロック37によってコンテナ34とビレット39を同時に押圧しダイス33によって所定の形に成形され、ダイステム35の中空部を通って押出製品40としてエンドプラテン31方向に押出される。
コンテナ34がダイステム35の位置で待機(S1)。図示しないビレットローダがビレット39を供給(S2)。ビレット39をダイステム35と押出ブロック37で挟み込む(S3)。ビレットローダが機外に退避(S4)。コンテナ34がビレット39の位置へ移動(押出ブロック37と当接)(S5)。ダイス33が図示しないダイローダによりダイステム35とコンテナ34の間に供給(S6)。コンテナ34と押出ブロック37とダイローダがダイステム35側に移動(S7)。ダイローダが機外に退避(S8)。押出開始(S9)。図示しないコンテナストッパーがコンテナ34とダイステムホルダー36の間に侵入する(S10)。押出完了(S11)。押出ブロック37が後退かつコンテナ34がコンテナストッパー側へ移動(S12)。図示しないディスカードを削り落とす(S13)。押出製品40を押出方向に全て抜き取る(S14)。コンテナ34が押出ブロック37方向へ動く(S15)。コンテナストッパーが機外に退避(S16)。ダイローダがプレスセンターへ侵入(S17)。コンテナ34が押出方向へ移動(S18)。ダイス33を機外へ退避(S19)。
ロック手段は、押えレバー71、押圧部72、レバー回転中心軸73、軸受け74、クレビス75、駆動源(エアーシリンダ)76で基本構成されている。軸受け74、駆動源(エアシリンダ76)はエンドプラテン31に取り付けられている。
押えレバー71は押圧部72と連結部(クレビスでシリンダと連結)、レバー回転中心軸73を中心に回転できるような構造で、駆動源(エアシリンダ)73により回転摺動可能に設けられている。
さらに押えレバー71によりダイステムスライド55を押圧することにより、ダイステムプレッシャーリング52とエンドプラテンプレッシャーリング51の摺動面との間に生じていた隙間がなくなり、ダイステムの縦振れを防止することができる。
図4中で指示しているように、駆動源(エアシリンダ)76のヘッド側に空圧をかけた時に押えレバー71がダイステムスライド55を押圧して、駆動源(エアシリンダ)76のロッド側に空圧をかけた時に押えレバー71の押圧を解除する。
そのために、ダイステムスライド55の押圧部と押えレバー71の押圧部72が平行になるように、レバー回転中心軸73の位置が予め決められている。
本発明において、ロック手段に空圧シリンダを用いる構成としたが、これに限られるものではなく、電動モータとボールネジ及びボールナットを用い回転運動を直線運動に変換する駆動機構が採用しても良い。
ロッドケーシング81の中にスプリング83が収納されており、ロッドケーシング81の開口部は上側蓋82により密閉されている。上側蓋82の反対側には押えロッド84があり、スプリング83により伸びる方向の力を与えられている。押えロッド84の先端には、押えローラ85が取り付けられている。押えローラ85の先端を上方向に押すと、スプリング力により元に戻される力が働くような構成になっている。
この押えローラ装置がエンドプラテン31に下向きに固定され、ダイステムスライド55を上方から押え、スライドガイド部材57に押付ける構成になっている。その結果、ダイステムスライド55が水平移動する間、ダイステムスライド55が縦振れをすることがなく、ダイステム54の軸芯位置を確保することができる。
また、電動モータあるいはエアシリンダによる直接駆動なので、ロック力設定の調整作業などが不要になった。
さらに、電動モータあるいはエアシリンダによる駆動なので、発火する危険性がなく安全性が高くなった。
37 押出ブロック
38 メインクロスヘッド
39 ビレット
40 押出製品
51 エンドプラテンプレッシャーリング
52 ダイステムプレッシャーリング
53 ダイステム固定部品
54 ダイステム
55 ダイステムスライド
56a、56b、56c スライドガイド
57 スライドガイド部材
58 保持体
71 押えレバー
72 押圧部
73 レバー回転中心
74 軸受け
75 クレビス
76 駆動源(エアシリンダ)
81 ロッドケーシング
82 上側蓋
83 スプリング
84 押えロッド
85 押えローラ
A ダイステム交換位置
Claims (3)
- ダイステムスライドを押出方向と直角な水平方向に摺動自在に取り付け、ダイステムを前記ダイステムスライドに載置し、エンドプラテンの軸芯の水平方向に移動可能とした間接式押出プレスにおいて、
前記ダイステムスライドの側端部を押圧するロック手段を、梃子による倍力機構で構成したことを特徴としたダイステムロック装置。 - ロッドケーシングの中にスプリングを保持し、前記ダイステムスライドを押圧することにより、ダイステムの芯出しを行えるようにしたことを特徴とした請求項1に記載のダイステムロック装置。
- 前記梃子の原理を応用したレバー構造の駆動源をエアシリンダ、または電動モータとしたことを特徴とした請求項1に記載のダイステムロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013190224A JP6202311B2 (ja) | 2013-09-13 | 2013-09-13 | 間接式押出プレスダイステムロック装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013190224A JP6202311B2 (ja) | 2013-09-13 | 2013-09-13 | 間接式押出プレスダイステムロック装置 |
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JP2015054347A true JP2015054347A (ja) | 2015-03-23 |
JP6202311B2 JP6202311B2 (ja) | 2017-09-27 |
Family
ID=52819116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JPS5039266A (ja) * | 1973-08-13 | 1975-04-11 | ||
JP2010214457A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-30 | Ube Machinery Corporation Ltd | ステムスライド装置 |
JP2010247175A (ja) * | 2009-04-15 | 2010-11-04 | Ube Machinery Corporation Ltd | 押出プレス |
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2013
- 2013-09-13 JP JP2013190224A patent/JP6202311B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JP2010247175A (ja) * | 2009-04-15 | 2010-11-04 | Ube Machinery Corporation Ltd | 押出プレス |
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JP6202311B2 (ja) | 2017-09-27 |
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