JP2015052966A - 電力変換装置 - Google Patents

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【課題】複数の電圧調整回路を備えながらも、高速な応答処理能力を有する電力変換装置を提供する。【解決手段】複数の直流電源2に接続され、電力系統3に連系可能な交流電力を出力する電力変換装置1であって、複数の直流電源2からそれぞれ供給される直流電圧を同一の所定の電圧設定値に昇圧する、複数の電圧調整回路11と、複数の電圧調整回路11に並列接続されたインバータ回路12であって、複数の電圧調整回路11が昇圧した直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路12と、複数の電圧調整回路11に複数の直流電源2からそれぞれ入力される各直流電流および各直流電圧に基づいて、複数の電圧調整回路11を制御する電圧調整回路制御手段40とを備え、電圧調整回路制御手段40は、単一のマイクロコンピュータに構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、電力系統に連系可能な電力変換装置に関し、特に、複数の直流電力入力に対応した電力変換装置に関する。
太陽光発電システムでは、図3に示すように、複数の太陽光モジュール21からなる太陽電池ストリング2が電力変換装置101に接続されるものがある(例えば、特許文献1)。この電力変換装置101には、複数の太陽電池ストリング2からの直流電圧が、電力変換装置101内の複数の電圧調整回路111にそれぞれ入力されて、これら電圧調整回路111において所定の直流電圧に昇圧される。
これら電圧調整回路111は並列にインバータ回路112に接続され、各電圧調整回路111で昇圧された直流電圧は、インバータ回路112およびフィルタ回路113において交流電圧に変換されて商用電力系統3などに出力される。
電圧調整回路111の制御部114は、MPPT制御部と駆動信号生成部からなり、それぞれ別個のマイクロコンピュータから構成されて、電圧調整回路111ごとに設けられる。
ところで、電力系統に連系される発電システムでは、瞬低(瞬時電圧低下)時には、瞬低発生前の出力電力まで高速に復帰すること、すなわち、FRT(瞬低時運転継続)機能を備えることが要請されてきている。このため、高速な応答処理能力が電力変換装置101には求められてきている。
特開2009−151832号公報
しかし、電力変換装置101の複数の電圧調整回路111に複数の制御部114がそれぞれ別個に設けられている場合、高速な応答処理能力が実現し難い。具体的には、各電圧調整回路111に太陽電池ストリング2から入力される入力電流Iin(図示の例では、第1〜第3の入力電流Iin〜Iin)を入力電流検出手段117で検出して電圧調整回路111に対応する制御部114が監視して、その入力電流Iinが低下すると、電力系統3で電圧低下が発生したと判定する。しかし、電力系統3の電圧が低下しても、全ての制御部114がこれを検出できるとは限らない。また、全ての制御部114が同時に電力系統3の電圧低下を検出できるわけではない。これは、太陽電池ストリング2ごとに発電量が異なり、発電量が小さい太陽電池ストリング2からの電流Iinの低下は検出し難いからである。
一方、複数の電圧調整回路111の各制御部114を通信接続すれば、全ての制御部114において、電力系統3の電圧低下や電圧低下の解消などの発生を通知することができる。しかし、通信遅延があるため、電力系統3の電圧低下や電圧低下の解消などの発生が通知されてから電圧調整回路111の制御部114が対処したのでは、高速な応答を行うことができない。
そこで、本発明は、複数の電圧調整回路を備えながらも、高速な応答処理能力を有する電力変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一構成にかかる電力変換装置は、複数の直流電源に接続され、電力系統に連系可能な交流電力を出力する電力変換装置であって、前記複数の直流電源からそれぞれ供給される直流電圧を同一の所定の電圧設定値に昇圧する、複数の電圧調整回路と、前記複数の電圧調整回路に並列接続されたインバータ回路であって、前記複数の電圧調整回路が昇圧した直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路と、前記複数の電圧調整回路に前記複数の直流電源からそれぞれ入力される各直流電流および各直流電圧に基づいて、前記複数の電圧調整回路を制御する電圧調整回路制御手段とを備え、前記電圧調整回路制御手段は、単一のマイクロコンピュータに構成されている。
この構成によれば、複数の電圧調整回路を制御する電圧調整回路制御手段が単一のマイクロコンピュータに構成されているため、異常の発生のような状態変化の発生時に実行される処理は、この電圧調整回路制御手段において遅延なくかつ確実に実行される。したがって、電圧調整回路の制御に関して、高速な応答処理能力を実現できる。
好ましい実施形態においては、前記電圧調整回路制御手段は、前記電力系統における状態の変化を検出し、変化を検出すると、前記複数の電圧調整回路に前記複数の直流電源からそれぞれ入力される各直流電流および各直流電圧の少なくとも一方を記憶する電力系統状態変化処理部を有する。
これによれば、単一のマイクロコンピュータに構成され、複数の電圧調整回路を制御する電圧調整回路制御手段が、電力系統状態変化処理部を有するため、電力系統の状態変化の検出も、その状態変化の検出時点での電圧調整回路への入力電流および/入力電圧の記憶も、遅延なく全ての電圧調整回路の制御に対して行うことができる。
好ましくは、前記電圧調整回路制御手段は、さらに、各電圧調整回路に入力される各直流電流および各直流電圧に基づいてMPPT制御を実行するように目標値を出力するMPPT制御部と、前記MPPT制御部が出力する目標値、および前記所定の電圧設定値に基づいて、対応する電圧調整回路を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成部とを、前記複数の電圧調整回路に対応してそれぞれ複数有する。
これによれば、電圧調整回路制御手段の電力系統状態変化処理部が、電力系統における状態の変化を検出した時点の直前における、前記複数の電圧調整回路に前記複数の直流電源からそれぞれ入力される各直流電流値および各直流電圧値の少なくとも一方を記憶するため、電力系統における状態が回復した際には、これら入力電流値または入力電圧値を用いて各MPPT制御を行えば、迅速に変化前の状態に回復できる。
好ましくは、前記直流電源は、複数の太陽光モジュールが直列接続して構成された太陽電池ストリングからなる。
本発明にかかる電力変換装置によれば、複数の電圧調整回路を備えながらも高速な応答処理能力を有する。
本発明の一実施形態に係る電力変換装置を含む発電システムの概略ブロック図である。 図1の電力変換装置の電圧調整回路制御部を詳細に図示した概略ブロック図である。 従来の電力変換装置を含む発電システムの概略ブロック図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係る電力変換装置について、図1を参照して説明する。
本実施形態に係る電力変換装置(パワーコンディショナ)1は、複数の直流電源2に接続されて、これら直流電源2が出力する直流電力を交流電力に変換して、その交流電力を電力系統3に連系する。
本実施形態において、直流電源2は、それぞれ、複数の太陽電池モジュール21を直列接続して構成された太陽電池ストリングからなる。各太陽電池ストリング2に含まれる太陽電池モジュール21の数は、太陽電池ストリング2を設置する場所の形状や面積に依存する。したがって、標準の数の太陽電池モジュール21から構成されるものもあれば、それよりも少ない数から構成されるものもある。太陽電池ストリング2の数は、太陽光発電システム1の設置態様に応じて決定され、例えば、2〜5のストリング数である。なお、直流電源2は、単一の太陽電池モジュール21からなるものであってもよい。
電力変換装置1は、複数の電圧調整回路(DC/DCコンバータ)11、インバータ回路12、フィルタ回路13および制御手段14を備える。電圧調整回路11は、それぞれ1つの太陽電池ストリング2の数に接続される。なお、図示の例では、太陽電池ストリング2および電圧調整回路11の数はそれぞれ3とするが、これに限定されるものではない。
各電圧調整回路11は、その入力電圧Vin(第1〜第3の入力電圧Vin〜Vin)、つまり対応する太陽電池ストリング2が出力する直流電圧を、所定のバス電圧設定値Vsetに昇圧する。電圧調整回路11は、例えば、リアクトル(図示せず)、IGBTなどからなるスイッチング素子(図示せず)、ダイオード(図示せず)およびコンデンサ(図示せず)を含む昇圧チョッパ回路からなる。そして、電圧調整回路11が出力する直流電圧がバス電圧設定値Vsetとなるように、スイッチング素子(図示せず)のオンオフが制御される。複数の電圧調整回路11において、所定のバス電圧設定値Vsetは同一の値である。
インバータ回路12には、複数の電圧調整回路11から、それぞれ前記所定のバス電圧設定値Vsetとなるように昇圧された直流バス電圧Vbusが並列に入力される。インバータ回路12は、例えば3相インバータ回路であり、3組のペアからなる合計6個またはそれ以上の数のスイッチング素子(図示せず)を備え、これらスイッチング素子(図示せず)が制御される。フィルタ回路13は、リアクトル(図示せず)とコンデンサ(図示せず)とからなり、インバータ回路12に組み合わされて3相交流電圧を出力する。
電力変換装置1は、また、各電圧調整回路11への入力電圧Vin(第1〜第3の入力電圧Vin〜Vin)をそれぞれ検出する入力電圧検出手段16(第1〜第3の入力電圧検出手段16〜16)と、各電圧調整回路11への入力電流Iin(第1〜第3の入力電流Iin〜Iin)をそれぞれ検出する入力電流検出手段17(第1〜第3の入力電圧検出手段17〜17)と、インバータ回路12の入力電圧である直流バス電圧Vbusを検出する直流バス電圧検出手段18とを備える。
制御手段14は、インバータ回路制御部30および電圧調整回路制御部40を含む。制御手段14は、1つのマイクロコンピュータから構成される。インバータ回路制御部30には、直流バス電圧検出手段18で検出された直流バス電圧Vbusが入力される。インバータ回路制御部30は、この直流バス電圧Vbusに基づいて、PWM信号を生成してインバータ回路12のスイッチング素子(図示せず)を駆動する。
電圧調整回路制御部40には、入力電圧検出手段16で検出された入力電圧Vin(第1〜第3の入力電圧Vin〜Vin)、入力電流検出手段17で検出された入力電流Iin(第1〜第3の入力電流Iin〜Iin)および直流バス電圧検出手段18で検出された直流バス電圧Vbusが入力される。
電圧調整回路制御部40は、図2に示すように、各電圧調整回路11に対応した、MPPT制御部41および複数の駆動信号生成部42を有する。
各MPPT制御部41は、対応する電圧調整回路11に対してMPPT制御(最大電力追従制御)を実行することで、太陽電池ストリング2から最大電力を取り出すようにする。具体的には、電圧調整回路の入力電圧Vinと入力電力特性曲線において、最大電力なる目標入力電圧Vin_refが、いわゆる山登り法によって求められる。ただし、この特性曲線は日射量などに応じて変化し、最大電力となる目標入力電圧Vin_refが変化する。このように目標入力電圧Vin_refは変動するため、電圧調整回路11の動作中にMPPT制御部41は常時MPPT制御を実行している。
各電圧調整回路11に対応する太陽電池ストリング2は日射量やその他の条件が異なるため、各MPPT制御部41によって求められる目標入力電圧Vin_refは互いに異なる。したがって、第1〜第3の目標入力電圧Vin_ref〜Vin_refがそれぞれ求められる。ここで、各電圧調整回路11の入力電力は、対応する入力電圧検出手段16(図1)が検出した入力電圧Vinおよび入力電流検出手段17(図1)が検出した入力電流Iinから求められるため、各MPPT制御部41には、入力電圧Vinおよび入力電流Iinが入力される。
各駆動信号生成部42は、MPPT制御部41が求めた目標入力電圧Vin_refとバス電圧設定値Vsetから、電圧調整回路11を駆動する駆動信号であって、スイッチング素子(図示せず)のオンオフを制御するパルス信号を生成する。
電圧調整回路制御部40は、また、電力系統3(図1)における状態の変化を検出し、変化を検出すると、所定の処理を行う電力系統状態変化処理部43を有する。
電力系統状態変化処理部43には、各入力電流検出手段17(図1)によってそれぞれ検出された第1〜第3の入力電流Iin〜Iin、および、各入力電圧検出手段16(図1)によってそれぞれ検出された第1〜第3の入力電圧Vin〜Vinが入力される。電力系統状態変化処理部43では、例えば、第1〜第3の入力電流Iin〜Iinのうちのいずれか1つの入力電流Iinが低下した場合、つまり所定値よりも小さくなった場合に、図1の電力系統3の電圧が低下したと判定してもよい。すなわち、電力系統3の電圧が低下すると、直流バス電圧検出手段18によって検出される直流バス電圧Vbusが増加し、これに伴い、インバータ回路制御部30はインバータ回路12の動作を停止させるため、電圧調整回路11の入力電流Iinが低下する。なお、図2の電力系統状態変化判定部43は、複数の入力電流Iin〜Iinのうちのいずれか2つの入力電流Iin、つまり1つではないが一部である入力電流Iinが低下した場合に、電力系統3の電圧が低下したと判定してもよい。
電力系統状態変化処理部43は、また、入力される第1〜第3の入力電流Iin〜Iin、および、入力される第1〜第3の入力電圧Vin〜Vinを定期的に記録する。そして、電圧低下発生を判定すると、その直前の各入力電流Iin〜Iin、および、各入力電圧Vin〜Vinを、それぞれ、回復時制御電流値Iin_strおよび回復時制御電圧値Vin_str(第1〜第3の回復時制御電流値Iin_str〜Iin_strおよび回復時制御電圧値Vin_str〜Vin_str)として記憶部44に記憶する。このように記憶部44が各回復時制御電流値Iin_str〜Iin_strおよび回復時制御電圧値Vin_str〜Vin_strを記憶するため、電力系統3(図1)の電圧低下が解消された際には、これらを各MPPT制御に入力して、MPPT制御が再開される。したがって、迅速に最大電力Pとなる目標入力電圧Vin_refに到達できる。
なお、ここで、太陽電池ストリング2(図2)の日射量などの条件は1秒以内のような短時間の瞬抵中に大幅に変更することがほとんどないため、電圧調整回路の入力電圧Vinと入力電力の特性曲線はほとんど変化しない可能性が極めて高い。したがって、図2の記憶部44に記憶された、系統電力3の電圧低下を検出する直前の回復時制御電流値Iin_strおよび回復時制御電圧値Vin_strは、検出直前にMPPT制御部41に入力されていた値に近い可能性が極めて高い。これより、全てのMPPT制御部41が、最大電力となる目標入力電圧Vin_refに迅速に追従できる。
図1に戻って、電圧調整回路制御部40は、また、各入力電圧検出手段16によってそれぞれ検出された第1〜第3の入力電圧Vin〜Vinと、各入力電流検出手段17によってそれぞれ検出された第1〜第3の入力電流Iin〜Iinと、直流バス電圧検出手段18によって検出された直流バス電圧Vbusに基づいて、電力系統3の電圧低下以外にも様々な状態変化や異常などを判定できる。特に、電圧調整回路制御部40は、全ての検出値およびそれらの変化を全て把握できるため、これらの値を互いに照合することで、確実に状態変化や異常などを判定できる。
電圧調整回路制御部40は、また、第1〜第3の入力電圧Vin〜Vinと第1〜第3の入力電流Iin〜Iinとから、太陽電池ストリング2の発電量の総計(Vin×Iin+Vin×Iin+Vin×Iin)を算出してもよい。これにより、太陽電池ストリング2の発電量を監視することができる。
次に、本実施形態にかかる電力変換装置の例示的な動作について説明する。
通常の動作中において、図1の電力系統3の電圧が低下するとする。これに伴い直流バス電圧Vbusが増加するため、インバータ回路制御部30の図示しない判定手段が、この直流バス電圧Vbusが所定の上限値を超えた場合に電力系統3の電圧の低下を判定して、インバータ回路12の動作を停止させる。インバータ回路12の動作が停止されると、各電圧調整回路11の入力電圧Vinは開放電圧となる。このため、電圧調整回路11の入力電流Iinが低下する。
第1〜第3の入力電流Iin〜Iinのうちのいずれか1つの入力電流Iinが所定値よりも小さくなった場合に、図2の電力系統状態変化処理部43が電力系統3において電圧低下が生じたことを判定して、駆動信号生成部42に駆動信号生成を停止させるべくMPPT制御部41のMPPT制御を停止させる。電力系統状態変化処理部43は、次に、電量系統の電圧低下を検出する直前の各入力電流Iinおよび各入力電圧Vinを、それぞれ、回復時制御電流値Iin_str(第1〜第3の回復時制御電流値Iin_str〜Iin_str)および回復時制御電圧値Vin_str(第1〜第3のVin_str〜Vin_str)として記憶部44に記憶する。
その後、この電圧低下時点から所定時間以内(例えば1秒以内)に図1の電力系統3の電圧低下が解消したとする。これに伴い、インバータ回路制御部30の図示しない判定手段が、増加した直流バス電圧Vbusが所定の下限値を下回った場合に電力系統3の電圧低下が解消したと判定して、インバータ回路12の動作停止を解除させる。インバータ回路12の動作停止が解除されると、電圧調整回路11の入力電流Iinが増加する。電力系統状態変化判定部43が第1〜第3の入力電流Iin〜Iin全ての入力電流Iinが所定値よりも大きくなった場合に、電力系統3において電圧低下が解消したことを判定する。
そして、図2の各MPPT制御部41がMPPT制御を再開する。ここで、MPPT制御の再開する時に、記憶部44に記憶された回復時制御電流値Iin_str(第1〜第3の回復時制御電流値Iin_str〜Iin_str)および回復時制御電圧値Vin_str(第1〜第3のVin_str〜Vin_str)が用いられる。このように、MPPT制御の再開時に、電圧低下検出直前の回復時制御電流値Iin_str(第1〜第3の回復時制御電流値Iin_str〜Iin_str)および回復時制御電圧値Vin_str(第1〜第3のVin_str〜Vin_str)が用いられるため、迅速に最大電力Pin_maxとなる目標入力電圧Vin_refにそれぞれ到達できる。
なお、上記実施形態において、電圧低下発生を判定すると、その直前の入力電流Iinおよび入力電圧Vinを記憶部44に記憶するものとしたが、いずれか一方のみを記憶してもよい。
上記実施形態において、各電圧調整回路11を駆動するために必要なMPPT制御部41および駆動信号生成部42は、単一のマイクロコンピュータに構成されるため、電圧調整回路11ごとにマイクロコンピュータを設けられなくとも全ての電圧調整回路11は動作できる。しかし、各電圧調整回路11にマイクロコンピュータを設けられてもよく、例えば、これらマイクロコンピュータは対応する電圧調整回路11の温度補償を実行してもよい。
また、上記実施形態にかかる電力変換装置は、太陽光発電システムに限らず、風力発電システム、燃料電池システムおよび蓄電システムなどを含むあらゆる再生エネルギ発電システムに適用できる。
以上、本発明にかかる電力変換装置によれば、複数の電圧調整回路を備えながらも、高速な応答処理能力を有する。
1 電力変換装置
2 直流電源
3 電力系統
11 電圧調整回路
12 インバータ回路
40 電圧調整回路制御手段

Claims (4)

  1. 複数の直流電源に接続され、電力系統に連系可能な交流電力を出力する電力変換装置であって、
    前記複数の直流電源からそれぞれ供給される直流電圧を同一の所定の電圧設定値に昇圧する、複数の電圧調整回路と、
    前記複数の電圧調整回路に並列接続されたインバータ回路であって、前記複数の電圧調整回路が昇圧した直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路と、
    前記複数の電圧調整回路に前記複数の直流電源からそれぞれ入力される各直流電流および各直流電圧に基づいて、前記複数の電圧調整回路を制御する電圧調整回路制御手段とを備え、
    前記電圧調整回路制御手段は、単一のマイクロコンピュータに構成されている、電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記電圧調整回路制御手段は、
    前記電力系統における状態の変化し、変化を検出すると、前記複数の電圧調整回路に前記複数の直流電源からそれぞれ入力される各直流電流および各直流電圧の少なくとも一方を記憶する電力系統状態変化処理部有する、電力変換装置。
  3. 請求項2に記載の電力変換装置において、
    前記電圧調整回路制御手段は、さらに、
    各電圧調整回路に入力される各直流電流および各直流電圧に基づいてMPPT制御を実行するように目標値を出力するMPPT制御部と、
    前記MPPT制御部が出力する目標値、および前記所定の電圧設定値に基づいて、対応する電圧調整回路を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成部とを、前記複数の電圧調整回路に対応してそれぞれ複数有する、電力変換装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置において、
    前記直流電源は、複数の太陽光モジュールが直列接続して構成された太陽電池ストリングからなる、電力変換装置。
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