JP2015052735A - レンズ装置、撮像装置、撮像システム、レンズ装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体 - Google Patents

レンズ装置、撮像装置、撮像システム、レンズ装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】流し撮りの際に所望の撮影画像を容易に取得可能なレンズ装置を提供する。
【解決手段】レンズ装置は、撮像装置に取り外し可能に装着され、像振れ補正レンズと、レンズ装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、振れ検出手段からの信号に基づいて、像振れ補正レンズを光軸と直交する方向に移動させるレンズ移動手段と、振れ検出手段からの信号に基づいて撮像装置が流し撮り状態であるか否かを判定する判定手段とを有するレンズ装置であって、レンズ移動手段は、撮像装置が流し撮り状態であると判定された場合、露光期間内の所定時間経過後に像振れ補正レンズを流し撮り方向に移動させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、流し撮りの際に所望の撮影画像を容易に取得可能なカメラシステムに関する。
従来から、カメラに生じる手振れなどの影響により発生する像振れを補正するため、カメラの振動の検出結果に応じて補正レンズや撮像素子を移動させる構成が知られている。特許文献1には、振動の検出信号に基づいて撮影光軸を移動させるように補正光学系を駆動し、補正光学系の位置のフィードバック制御を行うことにより、正確な像振れ補正を行う防振装置が開示されている。
一方、カメラの撮影手法の一つとして、流し撮りと呼ばれる手法がある。これは、例えば水平方向に移動している主被写体の動きにカメラを追従させながら撮影する手法であり、被写体の躍動感を出すためにシャッター速度を遅くするのが一般的である。流し撮り写真とは、写真上で主被写体が静止しており、背景が主被写体の移動方向に流れている写真である。特許文献2には、補正光学系を用いて流し撮り撮影を補助する構成が開示されている。
また、流し撮り撮影の手法の一つとして、露光中に被写体に追従させる速度を変化させることにより、より躍動感のある画像を撮影する手法がある。具体的には、車や電車のヘッドライトなど、周囲よりも輝度の高い部位を有する被写体を流し撮りする際、露光期間の終了の際に、被写体の移動速度よりも速くカメラを動かす手法である。この手法により、車や電車の主被写体のうち低輝度部分は静止している一方、主被写体のうち高輝度部分は移動方向に光の筋が表れるような躍動感のある画像を撮影することができる。
特開平7−218967号公報 特開2007−139952号公報
しかしながら、流し撮りの際に上記のような撮影画像を取得するには、露光時間の後半で主被写体への追従速度を変化させるというように、高度な撮影技法を用いる必要があり、一般的に初心者がこの撮影を成功させるのは困難である。
そこで本発明は、流し撮りの際に所望の撮影画像を容易に取得可能なレンズ装置、撮像装置、撮像システム、撮像システムの制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供する。
本発明の一側面としてのレンズ装置は、撮像装置に取り外し可能に装着され、像振れ補正レンズと、レンズ装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段からの信号に基づいて、前記像振れ補正レンズを光軸と直交する方向に移動させるレンズ移動手段と、前記振れ検出手段からの前記信号に基づいて前記撮像装置が流し撮り状態であるか否かを判定する判定手段と、を有するレンズ装置であって、前記レンズ移動手段は、前記撮像装置が前記流し撮り状態であると判定された場合、露光期間内の所定時間経過後に前記像振れ補正レンズを流し撮り方向に移動させる。
本発明の他の側面としての撮像装置は、光学像を光電変換する撮像素子と、撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段からの信号に基づいて、前記撮像素子を光軸と直交する方向に移動させる移動手段と、前記振れ検出手段からの前記信号に基づいて流し撮り状態であるか否かを判定する判定手段とを有し、前記移動手段は、前記流し撮り状態であると判定された場合、露光期間内の所定時間経過後に前記撮像素子を流し撮り方向に移動させる。
本発明の他の側面としての撮像システムは、前記レンズ装置と、前記レンズ装置を介して光学像を光電変換する撮像素子を備えた撮像装置とを有する。
本発明の他の側面としての撮像システムの制御方法は、振れ検出手段からの信号に基づいて流し撮り状態であるか否かを判定するステップと、前記流し撮り状態であると判定された場合、露光期間内の所定時間経過後にレンズまたは撮像素子を流し撮り方向に移動させるステップとを有する。
本発明の他の側面としてのプログラムは、コンピュータに、請求項17に記載の撮像システムの制御方法を実行させるように構成されている。
本発明の他の側面としての記憶媒体は、前記プログラムを記憶している。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、流し撮りの際に所望の撮影画像を容易に取得可能なレンズ装置、撮像装置、撮像システム、撮像システムの制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供することができる。
本実施例におけるカメラシステムの構成を示すブロック図である。 本実施例において、通常の流し撮り動作を行う際の被写体およびカメラの動作を示す図である。 本実施例において、通常の流し撮り動作で得られる撮影結果を示す図である。 本実施例において再現可能な特殊な流し撮り操作を手動で行う場合の撮影状況を示す図である。 図4の特殊な流し撮り操作により得られる撮影結果を示す図である。 本実施例におけるカメラ本体の動作を示すフローチャートである。 本実施例における交換レンズの動作を示すフローチャートである。 本実施例における交換レンズの動作を示すフローチャートである。 本実施例における像振れ補正の動作を示すフローチャートである。 本実施例における像振れ補正時の角速度信号、目標駆動量SFTDRV、露光時間、および、流し撮り検出期間の関係図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず図1を参照して、本実施例におけるカメラシステム(撮像システム)の構成について説明する。図1は、カメラシステム100の構成を示すブロック図である。カメラシステム100は、カメラ本体101(撮像装置本体)と、カメラ本体101に着脱可能な交換レンズ102(レンズ装置)とを備えて構成される。ただし本実施例はこれに限定されるものではなく、カメラ本体とレンズ装置とが一体的に構成されたカメラ(撮像装置)にも適用可能である。
被写体からの撮影光束は、交換レンズ102の撮影光学系を通り、撮影準備中において中央部分がハーフミラーとなっているクイックリターン主ミラー103により、光束の一部が反射され、ペンタプリズム104において正立像となる。撮影者は、この正立像を光学ファインダー105により被写体像として確認することができる。106は測光回路である。測光回路106は、不図示のピント板面上の照度を測定する。その測定結果は、カメラMPU107(制御手段、判定手段)に出力される。カメラMPU107は、露光時間や絞り(絞り値)などの撮影条件を決定する。測光回路106内の測光センサは、複数のエリアに分割されており、分割エリアごとの測光結果を得ることができる。
108はサブミラーである。サブミラー108は、クイックリターン主ミラー103の裏面に配置されており、クイックリターン主ミラー103のハーフミラー面を通過した光束を測距手段109に入射させる。測距手段109は、入射光束を光電変換および信号処理して測距データを作成し、カメラMPU107に出力する。撮影動作の際に、クイックリターン主ミラー103およびサブミラー108は、ペンタプリズム104側へ退避し、フォーカルプレーンシャッター110がシャッター駆動回路111(SH)により駆動される。このとき撮影光束は、撮影光学画像として、CCDセンサやCMOSセンサなどの撮像部112(撮像素子)の撮像面上に結像する。その撮影光学画像(光学像)は、撮像部112により光電変換されて撮像信号が得られる。
113はタイミングジェネレータ(TG)であり、撮像部112の蓄積動作、読み出し動作、および、リセット動作などを制御する。114は、撮像部112の蓄積電荷ノイズを低減するCDS回路(2重相関サンプリング回路)である。115は、撮像信号を増幅するゲインコントロール回路(GC)である。116は、増幅された撮像信号をアナログからデジタルの画像データへ変換するA/D変換器である。117は、映像信号処理回路である。映像信号処理回路117は、A/D変換器116によりデジタル化された画像データに、フィルタ処理、色変換処理、および、ガンマ処理などの信号処理を行う。映像信号処理回路117により信号処理されて得られた画像信号は、バッファメモリ118に格納され、LCD119(表示部)に表示され、または、着脱可能なメモリカード120に記録される。
操作部121は、カメラ本体101における撮影モードの設定、記録画像ファイルサイズの設定、または、撮影時のレリーズを行うためなどに用いられるスイッチ類である。カメラMPU107は、カメラ本体101の各動作を制御するとともに、カメラ本体101側のインターフェース回路122(IF)および交換レンズ102側のインターフェース回路123(IF)を介して、レンズMPU124(制御手段)と相互に通信する。この通信において、交換レンズ102へフォーカス駆動命令を送信し、カメラ本体101や交換レンズ102の内部の動作状態や光学情報などのデータを送受信する。
交換レンズ102は、撮影光学系の一部として、フォーカスレンズ125、ズームレンズ126、像振れ補正レンズ127(レンズ)、および、絞り128を有する。フォーカスレンズ125は、レンズMPU124からの制御信号に基づいて、フォーカス制御回路129およびフォーカスレンズ駆動用モータ130を介して駆動される。フォーカス制御回路129は、フォーカスレンズ駆動回路、および、フォーカスレンズ125の移動に応じたゾーンパターン信号やパルス信号を出力するフォーカスエンコーダなどを含む。被写体距離は、フォーカスエンコーダにより検知することができる。
ズームレンズ126は、撮影者が不図示のズーム操作環を操作することにより移動する。ズームエンコーダ131は、ズームレンズ126の移動に応じたゾーンパターン信号を出力する。撮影像倍率は、レンズMPU124がフォーカスエンコーダとズームエンコーダ131からの信号を読み取り、被写体距離と焦点距離との組み合わせにより予め記憶されている撮影像倍率データを読み出すことにより得られる。
像振れ補正レンズ127は、像振れ補正制御回路132およびリニアモータ133(併せて、レンズ移動手段)を介して駆動される。像振れ補正は、以下のように実施される。すなわち、カメラ本体101または交換レンズ102に加わる振れ(回転振れ)を検出する角速度センサ135(振れ検出手段)からの信号(振れ信号)が信号処理回路136で信号処理され、レンズMPU124に出力される。レンズMPU124は、角速度センサ135の振れ信号に基づいて補正レンズ駆動目標信号を算出する。そしてレンズMPU124は、補正レンズ駆動目標信号と補正レンズエンコーダ134から出力される補正レンズ位置信号との差に応じた駆動信号を、像振れ補正制御回路132に出力する。像振れ補正は、このように補正レンズエンコーダ134から出力される補正レンズ位置信号を像振れ補正制御回路132にフィードバックすることにより行われる。なお、像振れ補正制御は、カメラ本体101を中心として、上下方向の傾きを検出するためのピッチ軸、左右方向の傾きを検出するためのヨー軸の2軸のそれぞれに対して行われる。すなわち、像振れ補正制御回路132およびリニアモータ133(レンズ移動手段)は、角速度センサ135からの信号に基づいて、像振れ補正レンズ127を光軸と直交する方向に(光軸直交面内において)移動させる。
絞り128は、レンズMPU124からの制御信号に基づいて、絞り制御回路137およびステッピングモータ138を介して駆動される。スイッチ139は、像振れ補正ON/OFFおよび像振れ補正動作モードの選択用スイッチである。本実施例において、像振れ補正モードとして、通常の像振れ補正動作または流し撮り動作モードを選択可能である。
次に、図2乃至図5を参照して、本実施例における流し撮り動作の手順について説明する。図2は、建物の前を通り過ぎる車を通常の流し撮り手法で撮影した際の、露光中の車とカメラの動きを(A)、(B)、(C)の時系列で示している。図3は、図2に示される方法で流し撮りを行った際の撮影結果を示している。このように通常の流し撮りでは、露光期間中も被写体の移動速度に合わせるようにカメラを振ることにより、被写体である車の動きを止めて背景を流した写真が撮影可能である。
図4は、図2と同様に被写体を流し撮り撮影する際、露光の終わり際で車の移動速度よりも素早く車の進行方向に向けてカメラを振る撮影方法を示している。図5は、図4に示される方法で流し撮りを行った際の撮影結果を示している。図4に示される方法で流し撮りを行うことにより、通常の流し撮りのように車の動きを止めて背景を流す事に加えて、被写体の高輝度部分であるヘッドライトの光も後方に流れた写真が撮影可能となる。この撮影は、高輝度の被写体はより短い蓄積時間で撮影可能であることを利用した動作である。露光期間(A)、(B)間で主被写体である車の動きと背景の露光を行い、(C)のタイミングでカメラを車の進行方向(X方向)へ素早く振ることにより、ヘッドライトの光が流れるように露光を行う。このように撮影された写真は、通常の流し撮り写真よりも、より躍動感のある写真となる。
しかし、図4に示されるように露光期間の後半部分だけを狙って、被写体の移動速度より速い速度でカメラを振るのは困難である。そこで、図2に示される方法と同じ撮影方法を用いて流し撮り撮影を行う際に、像振れ補正レンズ127を、露光期間中の所定時間が経過した後、流し撮りを行っている方向に駆動させる。これにより、図4に示されるような動作と同等の動きを、像振れ補正レンズ127にさせることができるため、図5に示されるような写真が容易に撮影可能となる。
次に、図6乃至図10を参照して、この撮影方法を実行するためのカメラシステム100(カメラ本体101、交換レンズ102)の制御方法について詳述する。まず、図6を参照して、カメラ本体101側の撮影動作について説明する。図6は、本実施例におけるカメラ本体101側の撮影動作を示すフローチャートである。図6の各ステップは、主にカメラMPU107の指令に基づいて実行される。
カメラ本体101における操作部121のメインスイッチがONされると、カメラMPU107は撮影動作を開始する。まずステップS600において、カメラMPU107は、カメラ本体101の操作部121にあるレリーズスイッチが半押し(SW1ON)されたか否かを判定する。レリーズスイッチが半押しされた場合、ステップS601に進む。一方、レリーズスイッチが半押しされていない場合、ステップS620に進み、本フローは終了する。
ステップS601において、カメラMPU107は、インターフェース回路122、123を介し、レンズMPU124と通信(カメラレンズステータス通信)を行う。ここでカメラMPU107は、カメラ本体101の状態(レリーズスイッチSW1の状態、撮影モード、シャッター速度など)をレンズMPU124へ送信し、また、交換レンズ102の状態(焦点距離、絞りの状態、フォーカスレンズの駆動状態など)を受信する。なお本実施例において、カメラレンズステータス通信は主要な個所のみ説明しているが、カメラ本体101の状態が変化したときや、カメラ本体101が交換レンズ102の状態を確認したいときなどに随時行われる。
続いてステップS602において、カメラMPU107は、測距手段109を用いて測距(焦点検出)を行い、被写体にピントを合わせるためのフォーカスレンズ駆動量を演算する。そしてステップS603において、カメラMPU107は、演算したフォーカスレンズ駆動量(データ)を交換レンズ102へ送信する。このデータは、例えばフォーカスエンコーダの駆動目標パルス量として送信される。フォーカスレンズ駆動が終了すると、ステップS604に進み、再測距を行う。そしてステップS605において、カメラMPU107は、合焦深度内(合焦状態)であるか否かを判定する。合焦深度内でない場合、ステップS600に戻り、ステップS600〜S605を繰り返す。一方、合焦深度内である場合、ステップS606へ進む。
ステップS606において、カメラMPU107は、合焦表示を行う。合焦表示は、カメラ本体101の光学ファインダー105内にLEDを点灯させ、または、音を発生させることにより行われる。続いてステップS607において、カメラMPU107は、測光回路106からの測光結果(輝度)に基づいて、露光時間Tvや絞り値(絞り駆動量)を算出する。続いてステップS608において、カメラMPU107は、カメラ本体101の操作部121にあるレリーズスイッチが全押し(SW2がON)されたか否かを判定する。レリーズスイッチが全押しされていない場合、ステップS600に戻り、ステップS600〜S608を繰り返す。一方、レリーズスイッチが全押しされた場合、ステップS609に進む。
ステップS609において、カメラMPU107は、クイックリターン主ミラー103のミラーアップを行う。このとき、サブミラー108もクイックリターン主ミラー103とともにペンタプリズム104側へ駆動される。これにより、測距手段109へ入射していた被写体像は遮断される。続いてステップS610において、カメラMPU107は、ステップS607にて算出された絞り駆動量を交換レンズ102へ送信し、レンズMPU124に絞り128の駆動を行わせる。
続いてステップS611において、カメラMPU107(レンズMPU124)は、先幕シャッターを駆動する。そしてステップS612において、被写体像を撮像部112に露光して電荷を蓄積する。続いてステップS613において、露光時間が経過した場合、後幕シャッターを駆動し、露光を終了する。
続いてステップS614において、カメラMPU107は、撮像部112からの電荷転送(読み出し)を行う。そしてステップS615において、読み出された撮影画像信号は、CDS回路114、ゲインコントロール回路115、および、A/D変換器116を経て、デジタルデータへ変換され、バッファメモリ118に保存される(画像保存)。そしてステップS616において、カメラMPU107は、絞り開放命令を交換レンズ102へ送信し、絞り128を開放位置に戻す。またステップS617において、カメラMPU107は、クイックリターン主ミラー103およびサブミラー108のミラーダウンを行う。
続いてステップS618において、カメラMPU107は、映像信号処理回路117を用いて、ガンマ補正や圧縮処理などの画像補正処理を行う。そしてステップS619において、カメラMPU107は、画像補正処理された画像データをLCD119に表示されるとともにメモリカード120に記録する。ステップS620において、本フローの撮影動作は終了する。
次に、図7を参照して、交換レンズ102側の撮影動作について説明する。図7は、本実施例における交換レンズ102側の撮影動作を示すフローチャートである。図7の各ステップは、主にレンズMPU124の指令に基づいて(必要に応じてカメラMPU107の指令に基づいて)実行される。交換レンズ102をカメラ本体101に装着すると、カメラ本体101から交換レンズ102へシリアル通信(リセット動作)がなされ、図7のステップS700から動作が開始する。
まずステップS700において、レンズMPU124は、レンズ制御および像振れ補正制御のための初期設定を行う。続いてステップS701において、レンズMPU124は、不図示のスイッチ類の状態検出、ズーム位置検出、および、フォーカス位置検出を行う。スイッチ類は、例えば、オートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り換えスイッチや、像振れ補正機能ON/OFFスイッチ、像振れ補正機能のモード切換えスイッチなどがある。
続いてステップS702において、レンズMPU124は、カメラ本体101(カメラMPU107)からフォーカス駆動命令を受信したか否か(フォーカス駆動の要求があったか否か)を判定する。フォーカス駆動命令が受信されている場合、ステップS703に進む。一方、フォーカス駆動命令が受信されていない場合、ステップS707に進む。
フォーカス駆動命令通信では、カメラMPU107からレンズMPU124へフォーカスレンズ125の目標駆動量(目標パルス数)も送信される。このためステップS703において、レンズMPU124は、フォーカス制御回路129におけるフォーカスエンコーダのパルス数(フォーカスパルス数)を検出し、目標パルス数Pだけ駆動するようにフォーカス駆動制御を行う。そしてステップS704において、レンズMPU124は、フォーカスパルス数が目標パルス数Pに達したか否かを判定する。フォーカスパルス数が目標パルス数Pに達した場合、ステップS705に進む。一方、フォーカスパルス数が目標パルス数Pに達していない場合、ステップS706に進む。
ステップS705において、フォーカスパルス数が目標パルス数Pに達したため、レンズMPU124はフォーカスレンズ125の駆動を停止し、ステップS707に進む。ステップS706において、フォーカスパルス数が目標パルス数Pに達していないため、レンズMPU124は、残り駆動パルス数に応じて、フォーカスレンズ駆動用モータ130の速度設定(モータ速度設定)を行う。モータ速度は、残り駆動パルス数が少なくなるにつれて減速するように設定される。
続いてステップS707において、レンズMPU124は、ステップ701にて像振れ補正機能ON/OFFスイッチがOFFである場合、像振れ補正レンズ127を光軸中心にロック(固定)する。一方、レンズMPU124は、像振れ補正機能ON/OFFスイッチがONであって、カメラ本体101のレリーズスイッチSW1のONをカメラレンズステータス通信により検出した場合、ロックを解除(アンロック)し、像振れ補正動作が動作可能な状態とする。
続いてステップS708において、レンズMPU124は、カメラ本体101から全駆動停止(レンズ内のアクチュエータの全駆動を停止する)命令を受信したか否かを判定する。カメラ本体101側でいずれの操作も行われない場合、所定の時間経過後に、カメラMPU107からレンズMPU124へ全駆動停止命令が送信される。全駆動停止命令が受信されない場合、ステップS701に戻る。一方、全駆動停止命令が受信された場合、ステップS709に進む。
ステップS709において、レンズMPU124は、全駆動停止制御を行う。このとき、全アクチュエータ駆動を停止し、マイコンをスリープ(停止)状態にする。像振れ補正装置への給電も停止する。その後、カメラ本体101側でいずれかの操作が行われると、カメラMPU107はレンズMPU124に通信信号を送信し、スリープ状態を解除する。
図7に示される撮影動作中に、カメラ本体101からの通信によるシリアル通信割り込み、または、像振れ補正割り込みの要求がある場合、レンズMPU124は各割り込み処理を行う。シリアル通信割り込み処理では、レンズMPU124は、通信データのデコードを行い、デコード結果に応じて、例えば絞り駆動やフォーカスレンズ駆動などの制御を行う。そして、通信データのデコードに応じて、SW1ON、SW2ON、シャッター速度、カメラ本体101の機種なども判定可能である。また、像振れ補正割り込みは、一定周期毎に発生するタイマー割り込みである。像振れ補正割り込み処理では、レンズMPU124はピッチ方向(縦方向)制御とヨー方向(横方向)の像振れ補正制御を行う。
次に、図8を参照して、本実施例におけるシリアル通信について説明する。図8は、シリアル通信(シリアル通信割り込み)における動作を示すフローチャートである。図8の各ステップは、主に、カメラMPU107からの通信に基づいてレンズMPU124により実行される。
レンズMPU124は、カメラMPU107からの通信を受信すると、シリアル通信割り込みの動作を開始する。まずステップS800において、レンズMPU124は、カメラMPU107からの命令(コマンド)を解析し、各命令に応じた処理へ分岐する。
ステップS801において、レンズMPU124がフォーカス駆動命令を受信した場合、ステップS802に進む。そしてステップS802において、レンズMPU124は、目標駆動パルス数に応じて、フォーカスレンズ駆動用モータ130の速度設定を行い、フォーカスレンズ駆動を開始する。
ステップS803において、レンズMPU124が絞り駆動命令を受信した場合、ステップS804に進む。そしてステップS804において、レンズMPU124は、受信した絞り駆動データ(受信データ)に基づいて絞り128を駆動する。すなわちレンズMPU124は、ステッピングモータ138の駆動パターンを設定し、設定した駆動パターンを絞り制御回路137を介してステッピングモータ138に出力することにより、絞り128を駆動する。
ステップS805において、レンズMPU124がステータス通信(カメラレンズステータス通信)を受信した場合、ステップS806に進む。そしてステップS806において、レンズMPU124は、交換レンズ102の焦点距離情報やIS動作状態などをカメラMPU107に送信する。または、レンズMPU124は、カメラ本体101のステータス状態(レリーズスイッチの状態、撮影モード、シャッター速度など)をカメラMPU107から受信する。
ステップS807において、レンズMPU124は、交換レンズ102のフォーカス敏感度データ通信や、レンズ光学データ通信などのその他の命令を受信した場合、ステップS808に進む。そしてステップS808において、レンズMPU124はその命令に基づく処理(その他の処理)を行う。
次に、図9を参照して、本実施例における像振れ補正割り込み(カメラシステム100の制御方法)について説明する。図9は、像振れ補正(像振れ補正割り込み)の動作を示すフローチャートである。図9の各ステップは、主に、レンズMPU124またはカメラMPU107の指令に基づいて実行される。なお図9の各ステップは、角速度センサ135(振れ検出手段)、像振れ補正レンズ127を移動させる像振れ補正制御回路132(レンズ移動手段)、および、レンズMPU124(判定手段)の全てが交換レンズ102に含まれている構成について説明する。ただし本実施例はこれに限定されるものではなく、これらの各構成要素の少なくとも一部をカメラ本体101に設けてもよい。また、移動手段は、交換レンズ102の像振れ補正レンズ127に代えて、カメラ本体101の撮像部112(撮像素子)を移動させるように構成することもできる。
交換レンズ102のメイン動作中に像振れ補正割り込みが発生すると、レンズMPU124は、図9のステップS900から像振れ補正の制御を開始する。まずステップS900において、角速度センサ135の検出信号が信号処理回路136により処理される。そしてレンズMPU124は、信号処理回路136からの出力信号(すなわち角速度センサ135の検出信号)をA/D変換する。
続いてステップS901において、レンズMPU124は、スイッチ139の状態、すなわちスイッチ139が流し撮りモードまたは通常防振モードのいずれに設定されているかを判定する。スイッチ139が通常防振モードに設定されている場合、ステップS902に進む。一方、スイッチ139が流し撮りモードに設定されている場合、ステップS905に進む。好ましくは、カメラシステム100(カメラ本体101、交換レンズ102)は、撮影モードを流し撮りモードまたは通常防振モードのいずれかに設定するスイッチ(設定手段)を有する。
ステップS902において、レンズMPU124は、低周波成分をカットするためハイパスフィルタ演算を行う。演算開始から所定時間において、レンズMPU124はハイパスフィルタの時定数切り換えを行い、早急に信号が安定するための動作も行う。続いてステップS903において、レンズMPU124は、ハイパスフィルタの演算結果を入力として積分演算を行う。この結果は角移動データである。そしてステップS904において、レンズMPU124は、ズーム位置およびフォーカス位置に応じた防振敏感度を読み出し、像振れ補正レンズ127の目標駆動量SFTDRVを算出する。
ステップS901にて流し撮りモードであると判定された場合、ステップS905に進む。そしてステップS905において、レンズMPU124(判定手段)は、角速度センサ135からの出力信号(検出信号)に基づいて、流し撮り状態であるか否か、すなわち撮影者が実際に流し撮りを行っているか否かを判定する。流し撮り状態とは、カメラシステム100を所定の方向(回転方向)に移動させながら撮影を行っている状態である。本実施例において、レンズMPU124は、角速度センサ135からの出力信号が所定の閾値以上である場合、または、出力信号が所定の閾値以上である状態が所定期間継続した場合、流し撮り状態であると判定する。一方、レンズMPU124は、角速度センサ135の出力信号が所定の閾値未満である場合、または、出力信号が所定の閾値未満である状態が所定期間だけ継続した場合、流し撮り状態ではないと判定する。流し撮り状態であると判定された場合、ステップS906に進む。一方、流し撮り撮り状態ではないと判定された場合、通常防振モードと同じ処理を行うため、ステップS902に進む。
ステップS905にて流し撮り状態であると判定された場合、ステップS906において、レンズMPU124は、その時点での目標駆動量SFTDRVに対して、目標駆動量SFTDRVが徐々に0になるようにゲインを掛ける。続いてステップS907において、レンズMPU124は、撮影者により露光開始が指示されたか否かを判定する。露光開始であると判定された場合、ステップS908において、レンズMPU124は、像振れ補正レンズ127を駆動させるための演算用タイマーを0にリセットする。
続いてステップS909において、レンズMPU124は、ステップS905にて判定された流し撮り方向を判定する。流し撮り方向とは、流し撮り状態にてカメラシステム100を移動させる方向(および、移動方向と略同一の方向)である。例えば、YAW方向にカメラ本体101および交換レンズ102(カメラシステム100)を振っている場合、カメラシステム100を右に振ると角速度センサ135の出力をA/D変換した結果は正の値となる。逆に、カメラシステム100を左に振ると、負の値が出力される。これにより、レンズMPU124は、流し撮り方向を判定することができる。レンズMPU124は、流し撮り方向に応じて、像振れ補正レンズ127の駆動方向を決定する。
カメラシステム100を右(正の方向)に振っていた場合、ステップS910において、レンズMPU124は、像振れ補正レンズ127を駆動させる目標値を正の設定値にセットする。一方、カメラシステム100を左(負の方向)に振っていた場合、ステップS911において、レンズMPU124は、像振れ補正レンズ127を駆動させる目標値を負の設定値にセットする。ステップS910またはステップS911にて設定される設定値に応じて、どの程度像振れ補正レンズ127を駆動させるかが決定される。このように、どの程度被写体の高輝度部分を流すかということが決定されるため、この設定値は撮影者が自由に設定できるようにしてもよい。
続いてステップS912において、レンズMPU124は、露光時間の(n−1)/nが経過したか否かを判定する。露光時間の(n−1)/nが経過した場合、ステップS913に進む。ステップS913において、レンズMPU124は、像振れ補正レンズ127の駆動を開始するため、タイマーをインクリメントする。続いてステップS914において、レンズMPU124は、目標値×タイマー値/(露光時間/n)を計算して目標駆動量を求め、目標駆動量を徐々に目標値に近づける。ステップS912、S913、S914にて設定されている「n」の値を設定することにより、どの程度被写体を止めて写すかということが決定される。このため、「n」の値は撮影者が自由に設定できるようにしてもよい。通常はn=3またはそれに近い値が好ましいが、これに限定されるものではない。
続いてステップS915において、レンズMPU124は、露光期間が終了したか否かを判定する。露光期間が終了した場合、ステップS916において、レンズMPU124は、再びその時点での目標駆動量SFTDRVから、目標駆動量SFTDRVが徐々に0になるようにゲインを掛ける。
続いてステップS917において、レンズMPU124は、像振れ補正レンズ127の偏心量(像振れ補正レンズ127の光軸からのシフト量)を検出する補正レンズエンコーダ134の信号(レンズ移動信号)をA/D変換する。そしてレンズMPU124は、そのA/D変換結果をレンズMPU124内のRAM領域(SFTPST)に格納する。そしてステップS918において、レンズMPU124は、フィードバック演算(SFTDRV−SFTPST)を行う。その演算結果は、レンズMPU124内のRAM領域(SFT_DT)に格納される。続いてステップS919において、レンズMPU124は、ループゲインLPG_DTとステップS918の演算結果SFT_DTとを乗算する。その演算結果は、レンズMPU124内のRAM領域(SFT_PWM)に格納される。
続いてステップS920において、レンズMPU124は、安定な制御系にするために位相進み補償演算を行う。そしてステップS921において、ステップS920の演算結果をPWMとしてレンズMPU124のポートに出力し、像振れ補正割り込みが終了する。その出力は、像振れ補正制御回路132内のドライバー回路に入力され、リニアモータ133により像振れ補正レンズ127が駆動されることで像振れ補正が行われる。
このように本実施例において、レンズMPU124(像振れ補正制御回路)は、流し撮り状態であると判定された場合、露光期間内の所定時間経過後に像振れ補正レンズ127を流し撮り方向に移動させる。なお本実施例において、所定時間経過後とは、露光期間の(n−1)/nが経過した後であるが、これに限定されるものではない。
好ましくは、カメラシステム100(カメラ本体101、交換レンズ102)は、撮影モードを流し撮りモードまたは通常防振モードのいずれかに設定するスイッチ(設定手段)を有する。そして、このスイッチにより撮影モードが流し撮りモードに設定されている場合、レンズMPU124は、角速度センサ135からの信号に基づいて流し撮り状態であるか否かを判定する。
図10は、像振れ補正時の角速度信号、目標駆動量SFTDRV、露光時間、および、流し撮り検出期間の関係図である。図10において、時刻T0において角速度信号が増加すると、目標駆動量SFTDRVが増加する。そして時刻T1においてレンズMPU124が流し撮り状態を検出すると(図9のステップS905)、目標駆動量SFTDRVは徐々に減少していく(ステップS906)。また、時刻T2において露光期間が開始し(ステップS907)する。そして露光期間の(n−1)/nが経過したとき(時刻T3において)、目標駆動量SFTDRVは増加する。時刻T4において露光期間が終了すると、目標駆動量SFTDRVは減少していく。
以上のように、流し撮り状態での露光期間中に、像振れ補正レンズ127を流し撮り方向に駆動させることにより、撮影者は図2の撮影動作を行うだけで、図4の撮影動作を行ったことと同等の効果を容易に得ることができる。また本実施例では、流し撮りモードで所望の動作を行うように説明しているが、カメラ本体101や交換レンズ102にスイッチなどを設け、特別なモードを設けて本実施例の動作を行うように構成してもよい。
また本実施例では、図10に示されるように、像振れ補正レンズ127の駆動速度(目標駆動量SFTDRV)を線形に増加および減少させているが、これに限定されるものではなく、他の関数を用いて変更するように構成してもよい。また、像振れ補正レンズ127の目標駆動量SFTDRVの増加開始時刻(時刻T3)は、撮影者による設定または撮影条件に応じて変更することも可能である。
本実施例において、カメラシステム100(カメラ本体101、または交換レンズ102)に、被写体の輝度値(輝度情報)を検出する輝度検出手段を設けてもよい。輝度検出手段により検出された輝度値に応じて、像振れ補正レンズ127(または撮像素子)の目標駆動量SFTDRV(レンズまたは撮像素子の移動開始タイミングまたは移動量)を変更してもよい。例えば、輝度値が第1輝度値である場合、露光期間内の第1時間が経過した後に、レンズまたは撮像素子の移動を開始する。また、輝度値が第1輝度値よりも高い第2輝度値である場合、露光期間内の第1時間よりも長い第2時間が経過した後に、レンズまたは撮像素子の移動を開始する。このように輝度値が所定の輝度値よりも高い場合、レンズまたは撮像素子の移動開始タイミングを遅らせることにより、車などの被写体をよりぶれにくくすることができる。
[その他の実施形態]
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、撮像装置の制御方法の手順が記述されたコンピュータで実行可能なプログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
本実施例によれば、流し撮りの際に所望の撮影画像を容易に取得可能なレンズ装置、撮像装置、撮像システム、撮像システムの制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
102…交換レンズ
124…レンズMPU
127…像振れ補正レンズ
132…像振れ補正制御回路
135…角速度センサ

Claims (19)

  1. 撮像装置に取り外し可能に装着され、
    像振れ補正レンズと、
    レンズ装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段からの信号に基づいて、前記像振れ補正レンズを光軸と直交する方向に移動させるレンズ移動手段と、
    前記振れ検出手段からの前記信号に基づいて前記撮像装置が流し撮り状態であるか否かを判定する判定手段と、を有するレンズ装置であって、
    前記レンズ移動手段は、前記撮像装置が前記流し撮り状態であると判定された場合、露光期間内の所定時間経過後に前記像振れ補正レンズを流し撮り方向に移動させる、ことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記判定手段は、前記振れ検出手段からの前記信号が所定の閾値以上である状態が所定期間継続した場合、前記流し撮り状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 撮影モードを流し撮りモードまたは通常防振モードのいずれかに設定する設定手段を更に有し、
    前記設定手段により前記撮影モードが前記流し撮りモードに設定されている場合、前記判定手段は、前記振れ検出手段からの前記信号に基づいて前記流し撮り状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
  4. 前記流し撮り状態は、前記レンズ装置を所定の方向に移動させながら撮影を行っている状態であり、
    前記流し撮り方向は、前記所定の方向であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  5. 前記振れ検出手段は、角速度センサであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  6. 輝度値を検出する輝度検出手段を更に有し、
    前記レンズ移動手段は、輝度検出手段により検出された前記輝度値に応じて、前記像振れ補正レンズの移動開始タイミングまたは移動量を変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  7. 前記レンズ移動手段は、
    前記輝度値が第1輝度値である場合、前記露光期間内の第1時間が経過した後に、前記像振れ補正レンズの移動を開始し、
    前記輝度値が前記第1輝度値よりも高い第2輝度値である場合、前記露光期間内の前記第1時間よりも長い第2時間が経過した後に、前記像振れ補正レンズの移動を開始することを特徴とする請求項6に記載のレンズ装置。
  8. 光学像を光電変換する撮像素子と、
    撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段からの信号に基づいて、前記撮像素子を光軸と直交する方向に移動させる移動手段と、
    前記振れ検出手段からの前記信号に基づいて流し撮り状態であるか否かを判定する判定手段と、を有し、
    前記移動手段は、前記流し撮り状態であると判定された場合、露光期間内の所定時間経過後に前記撮像素子を流し撮り方向に移動させる、ことを特徴とする撮像装置。
  9. 前記判定手段は、前記振れ検出手段からの前記信号が所定の閾値以上である状態が所定期間継続した場合、前記流し撮り状態であると判定することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 撮影モードを流し撮りモードまたは通常防振モードのいずれかに設定する設定手段を更に有し、
    前記設定手段により前記撮影モードが前記流し撮りモードに設定されている場合、前記判定手段は、前記振れ検出手段からの前記信号に基づいて前記流し撮り状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項8または9に記載の撮像装置。
  11. 前記流し撮り状態は、前記撮像装置を所定の方向に移動させながら撮影を行っている状態であり、
    前記流し撮り方向は、前記所定の方向であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記振れ検出手段は、角速度センサであることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 輝度値を検出する輝度検出手段を更に有し、
    前記移動手段は、輝度検出手段により検出された前記輝度値に応じて、前記撮像素子の移動開始タイミングまたは移動量を変更することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記移動手段は、
    前記輝度値が第1輝度値である場合、前記露光期間内の第1時間が経過した後に、前記撮像素子の移動を開始し、
    前記輝度値が前記第1輝度値よりも高い第2輝度値である場合、前記露光期間内の前記第1時間よりも長い第2時間が経過した後に、前記撮像素子の移動を開始することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のレンズ装置と、
    前記レンズ装置を介して光学像を光電変換する撮像素子を備えた撮像装置と、を有することを特徴とする撮像システム。
  16. レンズを備えたレンズ装置と、
    請求項8乃至14のいずれか1項に記載の撮像装置と、を有することを特徴とする撮像システム。
  17. 振れ検出手段からの信号に基づいて流し撮り状態であるか否かを判定するステップと、
    前記流し撮り状態であると判定された場合、露光期間内の所定時間経過後にレンズまたは撮像素子を流し撮り方向に移動させるステップと、を有することを特徴とする撮像システムの制御方法。
  18. コンピュータに、請求項17に記載の撮像システムの制御方法を実行させるように構成されていることを特徴とするプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムを記憶していることを特徴とする記憶媒体。
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