JP2015051643A - 印刷装置、印刷方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
なお、本発明は、上述した印刷装置としての構成のほか、印刷方法や、コンピュータプログラムとしても構成することができる。かかるコンピュータプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用することができる。
A.実施形態の概要:
B.装置構成:
C.印刷処理:
D.ドット集中型メタリックドットの実施例:
E.カラーインクの印刷例:
図1は、本発明の実施形態としての印刷システム10の概略構成図である。図示するように、本実施形態の印刷システム10は、印刷制御装置としてのコンピュータ100と、コンピュータ100の制御の下で実際に画像を印刷するプリンタ200などから構成されている。印刷システム10は、全体が一体となって広義の印刷装置として機能する。
図2は、印刷制御装置としてのコンピュータ100の構成図である。コンピュータ100は、CPU102を中心に、ROM104やRAM106などを、バス116で互いに接続することによって構成された周知のコンピュータである。
続いて、コンピュータ100がプリンタドライバ24の働きにより実行する印刷処理について説明する。
図4は、本実施形態における印刷処理のフローチャートである。印刷処理を開始すると、コンピュータ100は、プリンタドライバ24によってアプリケーションプログラム20からメタリック領域とカラー領域とが指定された画像データを入力する(ステップS100)。
以下、ドット集中型のメタリックドットによって印刷したメタリック領域の具体例を示す。
(D1)第1実施例:
図5は、ドット集中型メタリックドットの第1実施例を示す説明図である。図中の各格子は、プリンタ200が印刷媒体に形成可能なドットの最小サイズを示している。図中に示すハッチング部分が、メタリックインクによってドットが形成された部分を示している。
図6は、ドット集中型メタリックドットの第2実施例を示す説明図である。図6に示すように、本実施例では、円状の下地が、45度の角度で配列するようにメタリック領域を形成する。図6に示したメタリック領域は、下地部分よりもメタリック部分の方が大きな面積を占めるため、メタリック領域の平均濃度は50%以上となる。
図7は、ドット集中型メタリックドットの第3実施例を示す説明図である。図7に示しように、本実施例では、複数のドットが集中することで構成された円状の網点が、45度の角度で配列するようにメタリック領域を形成する。図7に示したメタリック領域は、メタリック部分よりも下地部分の方が大きな面積を占めるため、メタリック領域の平均濃度が50%以下となる。
図8は、ドット集中型メタリックドットの第4実施例を示す説明図である。図8には、円状の網点が、45°ではない所定の角度で配列するようにメタリック領域を形成した例を示している。このように、ドット集中型の各網点は、45°以外にも、任意の角度で配置することが可能である。
図9は、ドット集中型メタリックドットの第5実施例を示す説明図である。図9には、メタリックドットの形状がメタリック領域内で変化している例を示している。図9に示したメタリック領域の左部には、円状のメタリックドットが形成され、中央部には、矩形状のメタリックドットが形成されている。また、右部には、円状の下地が露出するようにメタリック部分が形成されている。つまり、左側から右側にかけて、メタリックカラーの濃度が高くなるように、メタリック領域が形成されている。このように、メタリック領域内で、メタリック濃度に変化を持たせることとすれば、同じメタリック領域内で、異なる光沢感を有する部分を形成することが可能になる。
図10は、ドット集中型メタリックドットの第6実施例を示す説明図である。図10に示した例では、空間周波数がグリーンノイズ特性を有する不規則な形状のメタリックドットがメタリック領域に形成された例を示している。このようなメタリックドットは、例えば、高周波成分と低周波成分が低く、中間周波数の成分が大きい特性を出力するディザ行列を用いることで形成することができる。このように、不規則な形状のメタリックドットを形成すれば、プリンタ200の機構的な要因によって生じる周期的な模様がメタリック領域に生じたり、ハーフトーン処理されたカラー領域との関係でモアレが生じたりすることを抑制することが可能になる。
図11は、ドット集中型メタリックドットの第7実施例を示す説明図である。図11に示した例では、複数のメタリックドットにより線状の領域を形成し、これを連続して並べることで、縞模様のメタリック領域を形成している。図11に示した例では、縞の角度は概ね40°程度になっているが、その角度は任意に調整可能であり、垂直方向や水平方向に縞模様を形成してもよい。また、縞の間隔も任意に調整可能である。
図12は、ドット集中型メタリックドットの第8実施例を示す説明図である。図12に示した例では、複数のドットが集中することで構成された矩形状の網点が、45°の角度で四方向に繋がっており、かつ、各網点内のドットがランダムに間引かれ、間隙が形成されている。このように、網点内のドットを間引いたとしても、実際に印刷媒体にメタリックインクが吐出されれば、ドットゲインのために間引かれた部分についてもメタリックインクで埋まることになる。こうすることで、メタリックインクの使用量を削減することが可能になるとともに、インクのあふれや、にじみを抑制することができる。なお、上述したいずれの実施例においても、本実施例のようにドットを間引くことが可能である。ドットの間引きは、例えば、網点のマスクからブルーノイズ特性のドットを差し引いたマスクを予め生成し、このマスクをメタリック領域に適用することで実現することができる。
図13および図14には、第1実施例(図5)に示したメタリック領域上に、カラーインクを用いてカラー領域の画像を印刷した例を示している。図13には、ドット分散型のドットによってカラー領域を形成している例を示しており、図14には、ドット集中型のドットによってカラー領域を形成している例を示している。これらの図に示すように、ドット集中型のメタリックドットでメタリック領域に形成した後に、ドット分散型やドット集中型のドットでカラー領域を形成すれば、メタリック領域上にカラードットの一部は吐出されるものの、他の部分は、メタリック領域から露出している下地部分に吐出される。そのため、メタリック領域とカラー領域とが重畳した場合であっても、カラーインクの発色性やメタリックカラーの光沢感が損なわれることが抑制され、更に、カラーインクの耐擦性が低下することを抑制することができる。このような効果は、カラーインクが顔料系であっても染料系であっても同様である。
20…アプリケーションプログラム
22…ビデオドライバ
24…プリンタドライバ
42…色変換モジュール
44…ハーフトーンモジュール
46…印刷制御モジュール
47…メタリックドット形成モジュール
48…カラー印刷モジュール
100…コンピュータ
114…ディスプレイ
120…デジタルカメラ
122…カラースキャナ
200…プリンタ
242…メタリックインク用カートリッジ
243…カラーインク用カートリッジ
260…制御回路
本発明の第1の形態は、
メタリックインクとカラーインクとを用いて印刷媒体に印刷を行う印刷装置であって、
前記メタリックインクを用いて、複数のドットが集中することで構成されたドット集中型のドットを前記印刷媒体に形成するメタリックドット形成部と、
前記メタリックインクによるドットが形成された前記印刷媒体の、前記メタリックインクによるドットが形成されていない領域を含む領域に、前記カラーインクを用いて前記ドット集中型のドットよりも小さいドットで印刷するカラー印刷部と
を備えることを特徴とする。
Claims (10)
- メタリックインクとカラーインクとを用いて画像を印刷する印刷装置であって、
画像データを入力する入力部と、
メタリックインクを用いて、ドット集中型のドットを印刷媒体に形成するメタリックドット形成部と、
前記メタリックインクによるドットが形成された印刷媒体に、前記画像データが表す画像を、カラーインクを用いて印刷するカラー印刷部と
を備える印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記メタリックドット形成部は、前記ドット集中型のドットとして、網点状のドットを印刷する
印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記メタリックドット形成部は、前記ドット集中型のドットとして、グリーンノイズ特性のドットを印刷する
印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記メタリックドット形成部は、所定の条件に応じて、前記ドット集中型のドットそれぞれの大きさを可変させる
印刷装置。 - 請求項4に記載の印刷装置であって、
前記メタリックドット形成部は、前記ドット集中型のドットの大きさを、該ドットが形成される位置に印刷される前記カラーインクの色調に応じて可変させる
印刷装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記メタリックドット形成部は、前記ドット集中型のドットを、内部に所定の間隙を残して形成する
印刷装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記メタリックドット形成部は、前記メタリックインクのインク滴を前記印刷媒体に吐出することで前記ドット集中型のドットを形成する
印刷装置。 - 印刷装置が、メタリックインクとカラーインクとを用いて画像を印刷する印刷方法であって、
画像データを入力する入力工程と、
メタリックインクを用いて、ドット集中型のドットを印刷媒体に形成するメタリックドット形成工程と、
前記メタリックインクによるドットが形成された印刷媒体に、前記画像データが表す画像を、カラーインクを用いて印刷するカラー印刷工程と
を備える印刷方法。 - メタリックインクとカラーインクとを用いて画像を印刷するためのコンピュータプログラムであって、
画像データを入力する入力機能と、
メタリックインクを用いて、ドット集中型のドットを印刷媒体に形成するメタリックドット形成機能と、
前記メタリックインクによるドットが形成された印刷媒体に、前記画像データが表す画像を、カラーインクを用いて印刷するカラー印刷機能と
をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。 - 請求項9に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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