JP2001310454A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2001310454A
JP2001310454A JP2000127533A JP2000127533A JP2001310454A JP 2001310454 A JP2001310454 A JP 2001310454A JP 2000127533 A JP2000127533 A JP 2000127533A JP 2000127533 A JP2000127533 A JP 2000127533A JP 2001310454 A JP2001310454 A JP 2001310454A
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JP
Japan
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ink
control unit
printer
irradiation
light beam
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Katsumi Makino
克己 牧野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、プリント基材に特別な加工をする
ことなく、インクの滲みによる画質の低下を防止するこ
とを目的とするものである。 【解決手段】 紫外線硬化形のインク4を使用し、イン
クノズル3を有するプリンタヘッド2に光線照射手段1
0の照射部12aを設け、プリント基材1に付着したイ
ンク4に紫外線を照射するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタヘッド
のインクノズルからプリント基材にインクを噴射するこ
とにより印刷を行うインクジェットプリンタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェットプリンタでは、
顔料等の着色剤を水又は溶剤等の液体に混合したインク
が、インクノズルからプリント基材上に噴射される。ま
た、樹脂フィルムや金属製のプリント基材の表面には、
インクを速やかに乾燥硬化させてインクの滲みを防止す
るためのインク受容層が形成される。インク受容層は、
例えば多孔質材料により構成されており、インクの溶剤
を瞬時に受容し、インクが広がらないようにするととも
に、溶剤の気化を促進する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のイ
ンクジェットプリンタにおいては、プリント基材の表面
にインク受容層を形成しておく必要があるため、プリン
ト基材の加工に手間がかかるとともにコストが高くなっ
てしまう。
【0004】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、プリント基材
に特別な加工をすることなく、インクの滲みによる画質
の低下を防止することができるインクジェットプリンタ
を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るイ
ンクジェットプリンタは、硬化用光線の照射により硬化
されるインクをプリント基材に対して噴射するインクノ
ズルを有するプリンタヘッド、このプリンタヘッドをプ
リント基材に対して移動させる駆動手段、この駆動手段
を制御する駆動制御部、インクノズルからのインクの噴
射を制御するインクジェット制御部、硬化用光線を発光
する光源と、プリンタヘッドに設けられている照射部と
を有し、プリント基材に噴射されたインクに対して硬化
用光線を照射する光線照射手段、この光線照射手段によ
る硬化用光線の照射を制御する照射制御部、及び入力さ
れた画像データ情報に基づいて駆動制御部、インクジェ
ット制御部及び照射制御部を制御するプリンタ制御部を
備えたものである。
【0006】請求項2の発明に係るインクジェットプリ
ンタは、光源とプリンタヘッドとの間に設けられ、プリ
ンタヘッド側の先端部に照射部が設けられている光ケー
ブルと、照射部に設けられているレンズとを有する光線
照射手段を用いたものである。
【0007】請求項3の発明に係るインクジェットプリ
ンタは、硬化用光線の照射のタイミングをインクがプリ
ント基材に付着するタイミングに合わせるように照射制
御部及びインクジェット制御部を制御するプリンタ制御
部を用いたものである。
【0008】請求項4の発明に係るインクジェットプリ
ンタは、硬化用光線として紫外線を照射する光線照射手
段と、紫外線により硬化されるインクとを使用したもの
である。
【0009】請求項5の発明に係るインクジェットプリ
ンタは、硬化用光線としてレーザ光線を照射する光線照
射手段と、レーザ光線により硬化されるインクとを使用
したものである。
【0010】請求項6の発明に係るインクジェットプリ
ンタは、インクの種類に応じて光源の種類を交換可能と
したものである。
【0011】請求項7の発明に係るインクジェットプリ
ンタは、プリント基材表面の凹凸を検出するセンサを備
え、プリンタヘッドは、駆動手段によりプリント基材に
対して接離する方向へも移動可能とし、駆動制御部は、
センサからの情報に応じて駆動手段を制御するようにし
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1はこの発明の実施の形態の一例
によるインクジェットプリンタを示す構成図である。こ
の例では、プリント基材1として、例えばエレベータ用
装飾パネル(かご室壁、かごの戸、乗り場の戸等)を製
作するための金属パネルが用いられている。
【0013】プリンタヘッド2には、プリント基材の表
面にインク4を噴射するインクノズル3が設けられてい
る。インク4としては、硬化用光線である紫外線の照射
により硬化される紫外線硬化形のものが用いられる。光
硬化形インクには、アクリル系、エポキシカチオン系の
ものなどが使用されるが、特に紫外線硬化形のインク4
には、多官能モノマー及びアクリレートオリゴマーに増
感剤を配合したものが用いられる。このようなインク4
では、増感剤がラジカルを形成し、オリゴマー、モノマ
ーの連鎖反応を起こすことが利用される。
【0014】プリンタヘッド2は、駆動手段5により支
持され、プリント基材1に対して水平方向(X軸方向及
びY軸方向)へ自由に移動可能となっている。駆動手段
5は、例えばベルト6とモータ7とを有している。
【0015】駆動手段5は、駆動制御部8により制御さ
れる。インクノズル3からのインク4の噴射、即ち噴射
量、噴射タイミング等は、インクジェット制御部9によ
り制御される。
【0016】プリント基材1に噴射されたインク4に対
して紫外線を照射する光線照射手段10は、紫外線を発
光する光源11と、この光源11とプリンタヘッド2と
の間に設けられ、プリンタヘッド2側の先端部に照射部
12aが設けられている光ケーブル12と、照射部12
aに設けられているレンズ13と、光源11の電源14
とを有している。レンズ13の焦点は、プリント基材1
上のインク4の付着位置となっている。
【0017】光線照射手段10による紫外線の照射タイ
ミングは、照射制御部15により制御される。駆動制御
部8、インクジェット制御部9及び照射制御部15は、
プリンタ制御部16により制御される。また、プリンタ
制御部16は、紫外線の照射タイミングをインク4がプ
リント基材1に付着するタイミングに合わせるように照
射制御部15及びインクジェット制御部9を制御する。
【0018】プリント基材1に印刷される着色模様の画
像は、コンピュータ17により作成される。作成された
画像のデータは、画像データ制御部18を介してプリン
タ制御部16に送られる。プリンタ制御部16は、入力
された画像データ情報に基づいて駆動制御部8、インク
ジェット制御部9及び照射制御部15を制御する。
【0019】このようなインクジェットプリンタでは、
インクノズル3から噴射されたインク4がプリント基材
1に付着すると同時に照射部12aから紫外線が照射さ
れ、プリント基材1に付着したインク4が即座に硬化さ
れる。このため、プリント基材1にはインク受容層を設
けるための特別な加工をする必要がなく、コストを低減
しつつ、インク4の滲みによる画質の低下を防止するこ
とができる。
【0020】また、照射部12aにレンズ13を設け、
レンズ13の焦点をプリント基材1上のインク4の付着
位置としたので、インク4に紫外線を効率良く照射する
ことができ、インク4をより確実に硬化させることがで
きる。さらに、紫外線の照射タイミングをインク4がプ
リント基材1に付着するタイミングに合わせるようにし
たので、これによってもインク4をより確実に硬化させ
ることができる。
【0021】ここで、図2は図1のインクジェットプリ
ンタにより印刷された装飾パネルの第1の例を示す断面
図である。第1の例では、金属パネルであるプリント基
材1の表面にインク4が直接付着された後、その上から
透明な保護膜層(クリヤ層)21が形成されている。保
護膜層21は、例えばアクリル、ウレタン、又はポリエ
ステル樹脂などから構成されている。また、保護膜層2
1には、紫外線吸収剤、光安定化剤、又は一重酸素クエ
ンチャー等の退色抑制剤が含まれている。
【0022】次に、図3は図1のインクジェットプリン
タにより印刷された装飾パネルの第2の例を示す断面図
である。第2の例では、プリント基材1の表面に下地塗
料層22が形成されている。インク4は、下地塗料層2
2上に付着され、その上から保護膜層21が形成されて
いる。下地塗料層22は、例えばインク4による着色模
様のベース色となるもので、例えば金色、銀色、銅色等
のメタリック色やパール調の塗色が用いられる。
【0023】また、図4は図1のインクジェットプリン
タにより印刷された装飾パネルの第3の例を示す断面図
である。第3の例では、鋼板からなるプリント基材1の
表面及び裏面に、防錆塗装又は防錆めっき等により防錆
層23が形成されている。そして、表面の防錆層23上
に白色塗料からなる下地塗料層22が形成され、さらに
インク4が付着され、保護膜層21が形成されている。
【0024】なお、上記の例ではプリント基材1として
金属製のものを示したが、これに限定されるものではな
く、例えば紙、樹脂(樹脂フィルム等)、ガラス、セラ
ミック、石などであってもよい。即ち、インクの受容層
を形成する必要がないため、種々の材料をプリント基材
とすることができる。
【0025】また、上記の例では紫外線硬化形のインク
を使用したが、例えばエキシマレーザ等のレーザ光線に
より硬化されるものや、赤外線により硬化されるものな
ど、他の光硬化形のインクを使用してもよい。さらに、
インクの種類に応じて光源の種類を交換可能としてもよ
く、1台のプリンタで複数種のインクを使用することが
できる。
【0026】さらにまた、上記の例ではプリンタヘッド
2を水平方向のみへ移動可能としたが、プリント基材に
対して接離する方向(図1のZ軸方向)へも移動可能と
してもよい。この場合、プリント基材表面の凹凸を検出
するセンサを追加し、駆動制御部は、センサからの情報
に応じて駆動手段を制御するようにすればよい。これに
より、プリント基材の表面に凹凸がある場合にも、凹凸
に対応してプリンタヘッドを動かし、一様に印刷を行う
ことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
インクジェットプリンタは、インクノズルを有するプリ
ンタヘッドに、プリント基材に付着したインクに硬化用
光線を照射する光線照射手段の照射部を設けたので、プ
リント基材にはインク受容層を設けるための特別な加工
をする必要がなく、コストを低減しつつ、インクの滲み
による画質の低下を防止することができる。
【0028】請求項2の発明のインクジェットプリンタ
は、光源とプリンタヘッドとの間に設けられ、プリンタ
ヘッド側の先端部に照射部が設けられている光ケーブル
と、照射部に設けられているレンズとを有する光線照射
手段を用いたので、レンズの焦点をプリント基材上のイ
ンクの付着位置とすることで、インクに硬化用光線を効
率良く照射することができ、インクをより確実に硬化さ
せることができる。
【0029】請求項3の発明のインクジェットプリンタ
は、硬化用光線の照射のタイミングをインクがプリント
基材に付着するタイミングに合わせるように照射制御部
及びインクジェット制御部を制御するプリンタ制御部を
用いたので、インクをより確実に硬化させることができ
る。
【0030】請求項4の発明のインクジェットプリンタ
は、硬化用光線として紫外線を照射する光線照射手段
と、紫外線により硬化されるインクとを使用したので、
インクをより確実に硬化させることができる。
【0031】請求項5の発明のインクジェットプリンタ
は、硬化用光線としてレーザ光線を照射する光線照射手
段と、レーザ光線により硬化されるインクとを使用した
ので、インクをより確実に硬化させることができる。
【0032】請求項6の発明に係るインクジェットプリ
ンタは、インクの種類に応じて光源の種類を交換可能と
したので、1台のプリンタで複数種のインクを使用する
ことができる。
【0033】請求項7の発明のインクジェットプリンタ
は、プリント基材表面の凹凸を検出するセンサを備え、
プリンタヘッドは、駆動手段によりプリント基材に対し
て接離する方向へも移動可能とし、駆動制御部は、セン
サからの情報に応じて駆動手段を制御するようにしたの
で、プリント基材の表面に凹凸がある場合にも、凹凸に
対応してプリンタヘッドを動かし、一様に印刷を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の一例によるインクジ
ェットプリンタを示す構成図である。
【図2】 図1のインクジェットプリンタにより印刷さ
れた装飾パネルの第1の例を示す断面図である。
【図3】 図1のインクジェットプリンタにより印刷さ
れた装飾パネルの第2の例を示す断面図である。
【図4】 図1のインクジェットプリンタにより印刷さ
れた装飾パネルの第3の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プリント基材、2 プリンタヘッド、3 インクノ
ズル、4 インク、5駆動手段、8 駆動制御部、9
インクジェット制御部、10 光線照射手段、11 光
源、12 光ケーブル、12a 照射部、13 レン
ズ、15 照射制御部、16 プリンタ制御部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化用光線の照射により硬化されるイン
    クをプリント基材に対して噴射するインクノズルを有す
    るプリンタヘッド、 このプリンタヘッドを上記プリント基材に対して移動さ
    せる駆動手段、 この駆動手段を制御する駆動制御部、 上記インクノズルからの上記インクの噴射を制御するイ
    ンクジェット制御部、 上記硬化用光線を発光する光源と、上記プリンタヘッド
    に設けられている照射部とを有し、上記プリント基材に
    噴射されたインクに対して上記硬化用光線を照射する光
    線照射手段、 この光線照射手段による上記硬化用光線の照射を制御す
    る照射制御部、及び入力された画像データ情報に基づい
    て上記駆動制御部、上記インクジェット制御部及び上記
    照射制御部を制御するプリンタ制御部を備えていること
    を特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 光線照射手段は、光源とプリンタヘッド
    との間に設けられ、上記プリンタヘッド側の先端部に照
    射部が設けられている光ケーブルと、上記照射部に設け
    られているレンズとを有していることを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 プリンタ制御部は、硬化用光線の照射の
    タイミングをインクがプリント基材に付着するタイミン
    グに合わせるように照射制御部及びインクジェット制御
    部を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 硬化用光線として紫外線を照射する光線
    照射手段と、上記紫外線により硬化されるインクとが使
    用されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 硬化用光線としてレーザ光線を照射する
    光線照射手段と、レーザ光線により硬化されるインクと
    が使用されることを特徴とする請求項1ないし請求項3
    のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 インクの種類に応じて光源の種類が交換
    可能になっていることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】 プリント基材表面の凹凸を検出するセン
    サを備え、プリンタヘッドは、駆動手段により上記プリ
    ント基材に対して接離する方向へも移動可能になってお
    り、駆動制御部は、上記センサからの情報に応じて上記
    駆動手段を制御することを特徴とする請求項1ないし請
    求項6のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
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