JP2015051445A - 接合体の製造方法および接合体 - Google Patents

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裕一郎 関
明宏 上口
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明宏 上口
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豊 小林
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Abstract

【課題】外観が損なわれるのを抑えることができるとともに、製造コストを低く抑えることができる接合体の製造方法および接合体を提供する。
【解決手段】母材上に接合材および被接合材を設置する工程と、光を被接合材を透過させて接合材に照射する工程とを含む接合体の製造方法である。
【選択図】図4

Description

本発明は、接合体の製造方法および接合体に関する。
従来から、母材に他の部材を接合することによって作製される接合体が知られている。このような接合体としては、たとえば、高速度鋼または超硬合金などの母材の先端にダイヤモンドの刃先を接合させることにより作製したダイヤモンドバイトなどのダイヤモンド工具が知られている。
ダイヤモンド工具の作製において、母材とダイヤモンドの刃先との接合は、母材とダイヤモンドの刃先との間に設置されたろう材で接合することによって行なわれている。ろう材としては、たとえば銀にチタンまたは銅などを加えたものなどが用いられる。ろう材を用いた母材とダイヤモンドの刃先との接合は、たとえば、母材とダイヤモンドの刃先との間にろう材を設置した後にこれらの部材を800℃〜900℃で加熱し、その後冷却することによって行なわれている。しかしながら、これらの部材を大気中で加熱した場合には、ダイヤモンドの刃先の表面が酸化してしまう。そのため、これらの部材を真空炉の内部に設置して真空中で加熱した後に冷却することによって、ろう材による母材とダイヤモンドの刃先との接合が行なわれている。
しかしながら、真空炉の内部で加熱および冷却を行なった場合には、真空炉の加熱時間および冷却時間が長くなるため、母材およびダイヤモンドの刃先は、長時間加熱されて十分に熱膨張した状態でろう材によって接合され、その後長時間かけて冷却されることになる。このとき、ダイヤモンドの刃先の内部で発生する熱応力が大きくなるため、ダイヤモンドの刃先の厚さが薄い場合には、ダイヤモンドの刃先が破損することがあった。
そのため、従来においては、ダイヤモンドの刃先を厚くする必要があったことから、ダイヤモンド工具の製造コストが高くなっていた。
そこで、たとえば特許文献1には、集光された赤外線やレーザ光を用いて、ろう付け面に対して垂直または略垂直な方向からろう付けが必要な部分のみ局部加熱することによって短時間での加熱および冷却を実現するろう付け法が開示されている。
特許文献1に記載のろう付け法は、具体的には、以下のようにして行なわれる。まず、ろう付け治具装置の上に基材としての炭化タングステン合金板を置き、その上にろう材を、さらにその上にセラミックス部材として厚さ1.2mmの単結晶ダイヤモンドを載置する。そして、セラミックス部材の端部から約1mm離れた基材に、基材温度が820℃となるように熱線としてのYAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザ光を照射することによって20秒間加熱する。
特許文献1に記載のろう付け法によれば、ろう材による接合状態が極めて良好で、単結晶ダイヤモンドにクラックが発生しなかったとされている。
特許第4366697号公報
特許文献1に記載のろう付け法は、単結晶ダイヤモンドにYAGレーザ光を直接照射するのを避けている。これは、従来より、当業者間では、母材と単結晶ダイヤモンドとをろう材により接合する場合に厚い単結晶ダイヤモンドを用いる必要があり、厚い単結晶ダイヤモンドはYAGレーザ光を吸収して溶融または損傷する可能性が高いと考えられていたためと考えられる。
しかしながら、特許文献1に記載のろう付け法においては、YAGレーザ光が照射された母材の表面部分にダメージが生じるため、YAGレーザ光の照射痕により製品の外観が損なわれるという問題があった。
上記の事情に鑑みて、外観が損なわれるのを抑えることができるとともに、製造コストを低く抑えることができる接合体の製造方法および接合体を提供することを目的とする。
本願発明の第1の態様によれば、母材上に接合材および被接合材を設置する工程と、光を被接合材を透過させて接合材に照射する工程と、を含む、接合体の製造方法を提供することができる。
本願発明の第2の態様によれば、母材と、母材上の接合材と、接合材上の被接合材とを含み、被接合材の厚さが1mm以下である接合体を提供することができる。
上記の態様によれば、外観が損なわれるのを抑えることができるとともに、製造コストを低く抑えることができる接合体の製造方法および接合体を提供することができる。
実施の形態の接合体の製造方法のフローチャートである。 実施の形態の接合体の製造方法の設置工程の一部を図解する模式的な断面図である。 実施の形態の接合体の製造方法の設置工程の他の一部を図解する模式的な断面図である。 実施の形態の接合体の製造方法の光照射工程を図解する模式的な断面図である。 図4の模式的な拡大断面図である。 光の波長とダイヤモンド結晶に対する光の透過率との関係を示す図である。 各種レーザ光の波長と各種金属の吸収率との関係を示す図である。 光を集光レンズによって集光した後に被接合材に照射する方法の一例を図解する模式的な構成図である。 実施の形態の接合体の一例としてのダイヤモンド工具の一例であるダイヤモンドバイトの刃先部分の模式的な拡大断面図である。 実験例1の実験方法を図解する模式的な断面図である。 CO2レーザ光の照射エネルギ密度と、サンプル1の単結晶ダイヤモンドの表面温度との関係を示す図である。 サンプル1〜3のダイヤモンドバイトを用いた湿式切削加工後のワークの端面の表面粗さRaの測定結果である。 送り量が0.05mm/revであるときのサンプル3のダイヤモンドバイトを用いて湿式切削加工を行なった後のワークの刃の抜け側の端面の顕微鏡写真である。 送り量が0.05mm/revであるときのサンプル1のダイヤモンドバイトを用いて湿式切削加工を行なった後のワークの刃の抜け側の端面の顕微鏡写真である。 送り量が0.15mm/revであるときのサンプル1のダイヤモンドバイトを用いて湿式切削加工を行なった後のワークの刃の抜け側の端面の表面粗さRaの測定結果である。 送り量が0.15mm/revであるときのサンプル2のダイヤモンドバイトを用いて湿式切削加工を行なった後のワークの刃の抜け側の端面の表面粗さRaの測定結果である。 送り量が0.15mm/revであるときのサンプル3のダイヤモンドバイトを用いて湿式切削加工を行なった後のワークの刃の抜け側の端面の表面粗さRaの測定結果である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。本願発明の実施形態は以下の(1)〜(10)を含んでいる。
(1)本願発明の第1の態様は、母材上に接合材および被接合材を設置する工程と、光を被接合材を透過させて接合材に照射する工程と、を含む、接合体の製造方法である。この場合には、接合材に選択的に光を照射して、接合材を選択的に加熱することができる。そのため、光の照射により母材の表面にダメージが発生するのを抑えることができることから、実施の形態の接合体の外観が損なわれるのを抑えることができる。また、光の照射により被接合材が加熱されるのを抑えることができることから、被接合材として薄いダイヤモンド結晶などの従来よりも低コストの材料を用いることができ、実施の形態の接合体の製造コストを低く抑えることができる。
(2)本願発明の第1の態様において、被接合材の厚さは1mm以下であることが好ましい。この場合には、実施の形態の接合体の製造コストを低く抑えることができる。
(3)本願発明の第1の態様において、被接合材に対する光の透過率は50%以上であることが好ましい。この場合には、被接合材を透過させた光の照射によって接合材をより効率的に加熱することができる。
(4)本願発明の第1の態様において、光は光学系によって集光された後に被接合材に照射されることが好ましい。この場合には、光を光学系によって集光した後に被接合材に照射して被接合材を透過させることによって、接合材をより効率的に加熱することができる。
(5)本願発明の第1の態様において、光は接合材には焦点が合っているが、被接合材には焦点が合っていない状態で照射されることが好ましい。この場合には、光の照射によって被接合材が加熱されるのを抑えつつ、接合材をより選択的に加熱することができる。
(6)本願発明の第1の態様において、光の焦点深度は0.2mm以下であることが好ましい。この場合には、被接合材が加熱されるのを抑えて、接合材をより選択的に加熱することができる。
(7)本願発明の第1の態様において、光は炭酸ガスレーザ光であることが好ましい。この場合には、被接合材を透過させた光の照射によって接合材をより効率的に加熱することができる。
(8)本願発明の第1の態様において、被接合材の表面粗さRaは1μm以下であることが好ましい。この場合には、被接合材の表面が平滑で、光をより効率的に接合材に照射することができるため、接合材3をより効率的に加熱することができる。
(9)本願発明の第1の態様において、被接合材は、ダイヤモンド単結晶またはダイヤモンド多結晶を含むことが好ましい。この場合には、炭酸ガスレーザ光(CO2レーザ光)の透過率を50%以上とすることができるため、炭酸ガスレーザ光の照射により接合材をより効率的に加熱することができる。
(10)本願発明の第2の態様は、母材と、母材上の接合材と、接合材上の被接合材とを含み、被接合材の厚さが1mm以下である接合体である。この場合には、被接合材として厚さ1mm以下の従来よりも薄いダイヤモンド結晶を刃先に用いることができることから、少なくとも実施の形態の接合体の一例としてのダイヤモンド工具の製造コストを低く抑えることができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、本願発明の一例である実施の形態について説明する。なお、本願明細書の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
<実施の形態の接合体の製造方法>
図1に、実施の形態の接合体の製造方法のフローチャートを示す。図1に示すように、実施の形態の接合体の製造方法は、設置工程(S10)と、光照射工程(S20)とを含んでおり、設置工程(S10)の後に光照射工程(S20)が行なわれる。なお、実施の形態の接合体の製造方法には、設置工程(S10)および光照射工程(S20)以外の工程が含まれていてもよいことは言うまでもない。
<設置工程>
設置工程(S10)は、たとえば、図2の模式的断面図に示すように、母材2上に接合材3を設置し、その後、図3の模式的断面図に示すように、接合材3上に被接合材4を設置することによって行なうことができる。
母材2としては、接合材3を設置できるものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば超硬合金またはセラミックなどを用いることができる。超硬合金としては、たとえばK種超硬などを用いることができる。セラミックとしては、たとえば窒化珪素、ダイヤモンド焼結体、立方晶窒化ホウ素焼結体、シリコン多結晶、炭化珪素および窒化アルミニウムからなる群から選択される少なくとも1種を含むセラミックなどを用いることができる。
接合材3としては、母材2と被接合材4とを接合することができるものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば、ろう材などを用いることができる。ろう材としては、たとえば、Ag(銀)、Cu(銅)およびTi(チタン)からなる群から選択される少なくとも1種を含むろう材などを用いることができる。接合材3に用いられるろう材としては、たとえば、Ag:Cu:Ti=70重量%:25重量%:2重量%の比で、AgとCuとTiとを含む活性ろう材などを用いることができる。なお、活性ろう材中のTiの含有量(重量%)は、たとえば1〜3重量%とすることができる。また、接合材3の厚さも特に限定されないが、接合材3の厚さtはたとえば100μm以上800μm以下とすることができる。
被接合材4としては、後述する光照射工程(S20)で被接合材4に照射される光の少なくとも一部を透過させることができる材料を用いることができる。たとえば、実施の形態の接合体の製造方法によりダイヤモンド工具を製造する場合には、被接合材4としてはダイヤモンド工具の刃先となるダイヤモンド結晶を用いることができる。ダイヤモンド結晶としては、たとえばダイヤモンド単結晶およびダイヤモンド多結晶を用いることができる。また、ダイヤモンド結晶としては、天然ダイヤモンド結晶または合成ダイヤモンド結晶のいずれを用いてもよく、天然ダイヤモンド結晶および合成ダイヤモンド結晶は、Ia型、Ib型、IIa型またはIIb型のいずれであってもよい。
合成ダイヤモンド結晶の合成方法も特に限定されず、たとえば、高温高圧合成法、熱フィラメントCVD(Chemical Vapor Deposition)法、マイクロ波プラズマCVD法、またはDC(Direct Current)プラズマCVD法を用いることができる。
実施の形態の接合体の製造方法によりたとえばダイヤモンド工具を製造する場合には、被接合材4としてのダイヤモンド結晶の厚さTは、1mm以下であることが好ましく、0.5mm以下であることがより好ましく、0.3mm以下であることがさらに好ましく、0.2mm以下であることが特に好ましい。この場合には、従来(1mmよりも厚い)よりも薄いダイヤモンド結晶を刃先に用いることができることから、少なくとも実施の形態の接合体の一例としてのダイヤモンド工具の製造コストを低く抑えることができる。
上述したように、真空炉を用いた加熱による従来の接合方法でダイヤモンド工具を作製した場合には、刃先と母材との接合時に発生する熱応力によりダイヤモンド結晶の刃先にクラックが発生することがあった。そのため、ダイヤモンド結晶の刃先を厚く形成する必要があり、これがダイヤモンド工具の製造コストを低く抑えることができない要因の1つとなっていた。
しかしながら、実施の形態の接合体の製造方法においては、被接合材4を透過させるように光5を照射することによって、接合材3以外の母材2および被接合材4などの部材が加熱されるのを抑えて、接合材3を選択的に加熱することができる。そのため、実施の形態の接合体の製造方法においては、従来の真空炉を用いた加熱による接合方法と比べて、ダイヤモンド結晶の刃先に発生する熱応力を大きく抑えることができることから、従来よりも薄いダイヤモンド結晶を刃先に用いることができる。
実施の形態の接合体の製造方法によりたとえばダイヤモンド工具を製造する場合には、被接合材4としてのダイヤモンド結晶の厚さTは、0.1mm以上であることが好ましい。この場合には、実施の形態の接合体の製造方法により製造されたダイヤモンド工具を用いて切削加工を行なった場合でも、ダイヤモンド結晶の刃先の薄さに起因する破損の発生を有効に抑えることができる。
なお、設置工程(S10)においては、母材2と被接合材4とを接合材3で接合することができるように、母材2、接合材3および被接合材4が設置されれるのであれば、接合材3および被接合材4の設置方法および設置順序は特に限定されない。
<光照射工程>
光照射工程(S20)は、たとえば、図4の模式的断面図に示すように、被接合材4の上方から光5を照射し、図5の模式的拡大断面図に示すように、光5を被接合材4を透過させて接合材3に照射することにより行なうことができる。
光照射工程(S20)において、被接合材4を透過した光5は、被接合材4の下方の接合材3に吸収され、接合材3を加熱して溶融させる。そして、溶融した接合材3が冷却されて凝固することにより、接合材3によって母材2と被接合材4とが接合する。これにより、母材2と被接合材4とが接合材3によって接合されてなる実施の形態の接合体が製造される。
実施の形態の接合体の製造方法においては、被接合材4の上方から光5を照射し、被接合材4を透過した光5によって、被接合材4の直下の接合材3を選択的に加熱することができる。そのため、光5の照射による母材2の表面のダメージの発生を抑えることができることから、特許文献1に記載の方法と比べて、実施の形態の接合体の外観が損なわれるのを抑えることができる。
また、実施の形態の接合体の製造方法においては、接合材3以外の母材2および被接合材4などの部材が加熱されるのを抑えて、接合材3を選択的に加熱することができる。そのため、たとえば実施の形態の接合体の製造方法によりダイヤモンド工具を製造する場合には、被接合材4としてのダイヤモンド結晶の刃先が加熱されるのを抑えることができるため、熱応力によりダイヤモンド結晶の刃先にクラックが発生するのを抑えることができる。これにより、上述のように、従来よりも薄いダイヤモンド結晶を刃先に用いることができることから、少なくとも実施の形態の接合体の一例としてのダイヤモンド工具の製造コストを低く抑えることができる。
被接合材4に対する光5の透過率は、50%以上であることが好ましい。被接合材4に対する光5の透過率が50%以上である場合には、被接合材4を透過させた光5の照射によって接合材3をより効率的に加熱することができる。
なお、被接合材4に対する特定の波長の光5の透過率T[%]は、以下の式(a)により算出することができる。なお、式(a)において、I0は被接合材4に入射する光5の放射発散度であり、Iは被接合材4を透過した光5の放射発散度である。
透過率T[%]=100×I/I0 …(a)
図6に、光の波長とダイヤモンド結晶における光の透過率との関係を示す。図6に示すように、たとえば、光5としてCO2レーザ光(波長10.6μm)を用いた場合には、被接合材4としてIb型、IIa型若しくはIIb型の合成ダイヤモンド単結晶、またはIIa型の天然ダイヤモンド単結晶を用いることによって、被接合材4に対するCO2レーザ光の透過率を50%以上とすることができる。したがって、被接合材4を透過させた光5の照射によって接合材3をより効率的に加熱する観点からは、光5としてはCO2レーザ光を用い、被接合材4としてはIb型、IIa型若しくはIIb型の合成ダイヤモンド単結晶、またはIIa型の天然ダイヤモンド単結晶を用いることが好ましい。
図7に、各種レーザ光の波長と各種金属の吸収率との関係を示す。図7の横軸が各種レーザ光の波長[μm]を示し、縦軸が各種金属の吸収率[%]を示している。図7においては、レーザ光の波長としては、半導体レーザ光の波長(波長808nm)、半導体レーザ光の波長(波長940nm)、Nd(ネオジム):YAGレーザ光の波長(波長1.064μm)およびCO2レーザ光の波長(波長10.6μm)が記載されている。また、図7において、各種金属としては、Al(アルミニウム)、Ag、Au(金)、Cu、Mo(モリブデン)、Fe(鉄)およびSteel(鋼鉄)の吸収率が記載されている。
被接合材4の表面粗さRaは1μm以下であることが好ましい。被接合材4の表面粗さRaが1μm以下である場合には、光5をより効率的に接合材3に照射することができる程度に被接合材4の表面を平滑化することができるため、接合材3をより効率的に加熱することができる。なお、本明細書において、「表面粗さRa」は、JIS B 0601(2001)の算術平均粗さRaを意味するものとする。
また、光5は、光学系によって集光された後に被接合材4に照射されることが好ましい。図8に、光5を光学系の一例である集光レンズ6によって集光した後に被接合材4に照射する方法の一例を図解する模式的な構成図を示す。図8に示すように、光5としてのレーザ光は集光レンズ6に照射され、集光レンズ6によって集光された後に、被接合材4に照射される。被接合材4に照射された光5は、被接合材4を透過して、接合材3の表面に照射される。このように、光5を集光レンズ6によって集光した後に被接合材4に照射して被接合材4を透過させることによって、接合材3をより効率的に加熱することができる。なお、光学系としては、たとえば集光レンズなどの1つ以上の光学部品を用いることができる。
光5を集光レンズなどの光学系によって集光した後に被接合材4に照射する場合には、図8に示すように、母材2と被接合材4との間の接合材3には焦点Fが合っているが被接合材4には焦点Fが合っていない状態で照射されることが好ましい。この場合には、光5の照射によって被接合材4が加熱されるのを抑えつつ接合材3をより選択的に加熱することができる。したがって、この方法は、従来よりも薄いダイヤモンド結晶を刃先としたダイヤモンド工具を作製するのに好適である。
また、光5の焦点深度(DOF:Depth of Focus)は0.2mm以下であることが好ましい。この場合にも、被接合材4としてのダイヤモンド結晶の刃先が加熱されるのを抑えて、接合材3をより選択的に加熱することができる。
なお、本明細書において、「焦点」は、光軸に平行な光線が光学系に入射し、光学系を通過した後の光線を延長した直線が光軸と交わる点を意味するものとする。また、「焦点深度」は、焦点を中心に鮮明な像を結ぶと考えられる光軸上の範囲を意味するものとする。
被接合材4に照射される光5のエネルギー密度は、被接合材4の透過後の光5の照射によって接合材3を溶融することができる限り特に限定されないが、たとえば、接合材3としてAg:Cu:Ti=70重量%:25重量%:2重量%の比でAgとCuとTiとを含む活性ろう材を用い、被接合材4として厚さ0.1mm〜1mmのダイヤモンド結晶を用い、光5としてCO2レーザ光(波長10.6μm)を用いる場合には、200mJ/cm2以上350mJ/cm2以下であることが好ましい。この場合には、光5としてCO2レーザ光の照射による被接合材4としてのダイヤモンド結晶のダメージの発生を抑えることができるとともに、融点が780℃〜800℃である当該活性ろう材を溶融させることができる。
<実施の形態の接合体>
図9に、実施の形態の接合体の一例であるダイヤモンド工具としてのダイヤモンドバイト1の刃先部分の模式的な拡大断面図を示す。ダイヤモンドバイト1は、母材2としての台金と、接合材3としてのろう材と、被接合材4としてのダイヤモンド結晶の刃先とを備えている。ダイヤモンドバイト1において、母材2上には接合材3が設けられており、接合材3上には被接合材4が設けられている。
被接合材4としてのダイヤモンド結晶の刃先は、すくい面4bおよび逃げ面4cを含み、すくい面4bおよび逃げ面4cの接触部において切れ刃4aが構成されている。
上述のように、ダイヤモンドバイト1の刃先(被接合材4)としては、従来よりも薄い1mm以下のダイヤモンド結晶を用いることができる。そのため、この場合には、ダイヤモンドバイト1の製造コストを低減することができる。
また、ダイヤモンドバイト1の刃先(被接合材4)として、たとえば厚さTが1mmよりも厚くなる厚いダイヤモンド結晶を用いた場合には、ダイヤモンドバイト1を切削工具として用いた切削加工後にダイヤモンドバイト1を研磨しなければならない場合がある。近年の母材2のコストの低下を考慮すると、ダイヤモンドバイト1の刃先に、従来よりも薄いダイヤモンド結晶を用いて、ダイヤモンドバイト1を使い捨てとすることによって、切削加工コストを低減することができることも考えられる。
さらに、上述したように、実施の形態の接合体の製造方法によりダイヤモンドバイト1を製造することによって、光5の照射による母材2の表面のダメージの発生を有効に抑えることができる。そのため、ダイヤモンドバイト1の外観が損なわれるのを抑えることができる。
なお、実施の形態の接合体としては、ダイヤモンドバイトに限定されず、たとえば、ドリル若しくはエンドミルなどの切削工具、またはドレッサー、スタイラス、ノズル若しくはダイスなどの耐摩耗工具などを用いることもできる。
<作用効果>
実施の形態においては、被接合材4を透過させるように光5を照射することによって、接合材3に選択的に光5を照射して、接合材3を選択的に加熱することができる。これにより、実施の形態においては、少なくとも以下の(i)および(ii)の作用効果が発現する。
(i)光5の照射により母材2の表面にダメージが発生するのを抑えることができるため、実施の形態の接合体の外観が損なわれるのを抑えることができる。
(ii)光5の照射により被接合材4が加熱されるのを抑えることができるため、被接合材4として薄いダイヤモンド結晶などの従来よりも低コストの材料を用いることができることから、実施の形態の接合体の製造コストを低く抑えることができる。
[実験例1]
<単結晶ダイヤモンドの作製>
実験例1においては、以下のようにして、単結晶ダイヤモンドを作製した。まず、5mm×5mmの正方形状を有し、厚みが0.7mmの高温高圧合成法により製造された単結晶ダイヤモンドからなる単結晶基板を準備した。次に、当該単結晶基板の表面を酸素(O2)ガスおよび四フッ化炭素(CF4)ガスを用いたRIE(Reactive Ion Etching)によって表面から0.3μmの深さの領域までエッチングした。
次に、エッチング後の単結晶基板の表面にカーボンイオンをイオン注入することによって導電層を形成した。ここで、イオン注入エネルギーは300〜350keVとし、ドーズ量は5×1015〜5×1017個/cm2とした。
次に、マイクロ波プラズマCVD法により、導電層上に厚さ0.7mmの単結晶ダイヤモンドをエピタキシャル成長させた。単結晶ダイヤモンドのエピタキシャル成長においては、水素(H2)ガス、メタン(CH4)ガスおよび窒素(N2)ガスを用い、H2ガスに対するCH4ガスの濃度を5〜20体積%とし、CH4ガスに対するN2ガスの濃度を0.5〜4体積%とした。また、単結晶ダイヤモンドのエピタキシャル成長時の圧力は9.3〜14.7kPaに設定し、単結晶基板温度は800℃〜1100℃に設定した。その後、導電層を電気化学的エッチングすることによって、単結晶基板から単結晶ダイヤモンドを分離し、サンプル1の単結晶ダイヤモンド(エピタキシャル成長させた単結晶ダイヤモンド;IIa型)を得た。
<実験方法>
次に、図10の模式的断面図に示すように、所定の台金12の表面上にAgとCuとTiとを含む活性ろう材13(Ag:Cu:Ti=70重量%:25重量%:2重量%)を設置し、活性ろう材13の表面上にサンプル1の単結晶ダイヤモンド14を設置した。
次に、図10に示すように、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14の上方からCO2レーザ光15(波長10.6μm)を以下の照射条件で照射し、CO2レーザ光15を集光した後に、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14に入射させた。そして、CO2レーザ光15をサンプル1の単結晶ダイヤモンド14を透過させた後に活性ろう材13に照射し、活性ろう材13を溶融した後に冷却することによって、台金12とサンプル1の単結晶ダイヤモンド14とを活性ろう材13で接合した。
<照射条件>
平均出力 :100W、CW(Continuous Wave)
ビーム品質:M2<1.2
パルス幅 :150μs(マイクロ秒)未満
ビーム径 :4mm
ビームスポット径:200μm
<照射エネルギ密度と表面温度との関係の評価>
実験例1においては、まず、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14の表面におけるCO2レーザ光15の照射エネルギ密度を変化させて、それによって、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14の表面温度(CO2レーザ光15の照射側の表面温度)がどのように変化するかを評価した。その結果を図11に示す。なお、図11において、横軸がCO2レーザ光15の照射エネルギ密度[J/cm2]を示し、縦軸がサンプル1の単結晶ダイヤモンド14の表面温度[℃]を示している。
図11に示すように、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14の表面におけるCO2レーザ光15の照射エネルギ密度が200[J/cm2]以上350℃[J/cm2]以下である場合には、活性ろう材13の融点(約780℃〜800℃)以上の温度にサンプル1の単結晶ダイヤモンド14を加熱することができることが確認された。
<接合の評価>
次に、CO2レーザ光15の照射エネルギ密度を200[J/cm2]とし、活性ろう材13の表面には焦点が合っているが、サンプル1の単結晶ダイヤモンド15には焦点が合っていない状態でCO2レーザ光15を大気中で3秒間照射した。ここで、CO2レーザ光の焦点深度は0.1mm以下であった。このとき、厚さが、1mm、0.5mm、0.3mm、0.2mmおよび0.1mmのサンプル1の単結晶ダイヤモンド15を活性ろう材13によって、サンプル1の単結晶ダイヤモンド15が割れることなく、接合できることが確認された。
<接合強度の評価>
また、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14と台金12とが活性ろう材13によって接合された接合体について、活性ろう材13の接合強度を島津製作所製AGS−J(5kN)を用いて、クロスヘッドスピード0.5mm/分での押し抜き試験により測定したところ、いずれも20kg/cm2以上であった。したがって、当該接合体における活性ろう材13の接合強度は、切削工具として使用するのに十分な強度であることが確認された。
また、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14は、一般的には、600℃〜700℃に加熱されることによって表面が酸化して変質することが知られている。しかしながら、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14は、高熱伝導率(約2000W/m2)であるために、活性ろう材13の融点(約780℃〜800℃)以上の温度に加熱された場合でも、短時間であれば、その熱の影響を受けないと考えられる。また、CO2レーザ光15は、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14に照射されており、CO2レーザ光15の照射による母材2の表面のダメージを抑えることができたため、接合体の外観が損なわれるのを抑えることができることも確認された。
なお、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14における上記の結果から、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14の代わりに、高温高圧合成法で作製した単結晶ダイヤモンド(サンプル2の単結晶ダイヤモンド)またはダイヤモンド粉末を焼結することによって作製した多結晶ダイヤモンド(サンプル3の多結晶ダイヤモンド)を用いた場合にも、サンプル1の単結晶ダイヤモンド14を用いたとき同様の効果が得られると推測される。
[実験例2]
<サンプル1〜3のダイヤモンドバイトの作製>
母材としてのワイパーチップ(住友電工ハードメタル株式会社製のSNEW1204ADFR−WS)の表面上に、被接合材としてのサンプル1の単結晶ダイヤモンドの刃先を取り付けることによって、サンプル1のダイヤモンドバイトを作製した。
ここで、サンプル1のダイヤモンドバイトは、具体的には、以下のようにして製造した。まず、ワイパーチップの表面上に、接合材としてAgとCuとTiとを含む活性ろう材(Ag:Cu:Ti=70重量%:25重量%:2重量%)を設置した。次に、活性ろう材の表面上に厚さ0.5mm以下のサンプル1の単結晶ダイヤモンドの刃先(表面粗さRa:7.3nm)を設置した。その後、サンプル1の単結晶ダイヤモンドの刃先の表面上方からCO2レーザ光を照射し、集光レンズで集光させた後に、サンプル1の単結晶ダイヤモンドの刃先を透過(透過率50%以上)させて、活性ろう材に照射した。これにより、活性ろう材が溶融し、その後凝固することによって、ワイパーチップの表面上にサンプル1の単結晶ダイヤモンドの刃先が接合され、サンプル1のダイヤモンドバイトが作製された。
なお、サンプル1のダイヤモンドバイトの作製において、CO2レーザ光は、活性ろう材の表面には焦点が合っているが、サンプル1の単結晶ダイヤモンドの刃先には焦点が合っていない状態で照射され、CO2レーザ光の焦点深度は0.2mm以下であった。
また、サンプル1の単結晶ダイヤモンドの代わりに、サンプル2の単結晶ダイヤモンドおよびサンプル3の多結晶ダイヤモンドを刃先としたこと以外はサンプル1のダイヤモンドバイトと同様にして、サンプル2のダイヤモンドバイト(刃先:サンプル2の単結晶ダイヤモンド)およびサンプル3のダイヤモンドバイト(刃先:サンプル3の多結晶ダイヤモンド)をそれぞれ作製した。
<サンプル1〜3のダイヤモンドバイトの切削評価>
上記のようにして作製したサンプル1〜3のダイヤモンドバイトをカッター(住友電工ハードメタル株式会社製のRF4080R)に取り付け、旋盤としてファナック株式会社製の縦型マシニングセンターα−14iEを用いて、一枚刃で、ワークとしてAl材(Al以外の成分として、0.25重量%のSi(珪素)、0.40重量%のFe、0.10重量%のCu、0.10重量%のMn(マンガン)、2.2〜2.8重量%のMg、0.15〜0.35重量%のCr(クロム)および0.10重量%のZn(亜鉛)を含む。)の端面の湿式切削加工を以下の切削条件で行なった。
<切削条件>
ワーク :A5052
切削速度:2000m/min
送り量 :0.05mm/rev、0.1mm/revまたは0.15mm/rev
切込み量:0.05mm
図12に、サンプル1〜3のダイヤモンドバイトを用いた上記の湿式切削加工後のワークの端面の表面粗さRaの測定結果を示す。0.05mm/rev、0.1mm/revまたは0.15mm/revのいずれの送り量においても、サンプル1〜3のダイヤモンドバイトを用いたワークの刃の抜け側の端面の湿式切削加工は実施可能であったが、図12に示すように、サンプル3、サンプル2およびサンプル1のダイヤモンドバイトの順に、ワークの刃の抜け側の端面の表面粗さRaは小さくなり、優れた切削性能を示すことが確認された。
また、図13に、送り量が0.05mm/revであるときのサンプル3のダイヤモンドバイトを用いて湿式切削加工を行なった後のワークの刃の抜け側の端面の写真を示し、図14に、送り量が0.05mm/revであるときのサンプル1のダイヤモンドバイトを用いて湿式切削加工を行なった後のワークの刃の抜け側の端面の写真を示す。
図13と図14との比較から明らかなように、サンプル3のダイヤモンドバイトを用いた場合にはワークの刃の抜け側の端面にバリ(突起)の存在が確認されたが、サンプル1のダイヤモンドバイトを用いた場合にはワークの刃の抜け側の端面にバリの存在は確認されなかった。
また、図15に、送り量が0.15mm/revであるときのサンプル1のダイヤモンドバイトを用いて湿式切削加工を行なった後のワークの刃の抜け側の端面の表面粗さRaの測定結果を示す。また、図16に、送り量が0.15mm/revであるときのサンプル2のダイヤモンドバイトを用いて湿式切削加工を行なった後のワークの刃の抜け側の端面の表面粗さRaの測定結果を示す。さらに、図17に、送り量が0.15mm/revであるときのサンプル3のダイヤモンドバイトを用いて湿式切削加工を行なった後のワークの刃の抜け側の端面の表面粗さRaの測定結果を示す。
図15〜図17からも、サンプル3、サンプル2およびサンプル1のダイヤモンドバイトの順に、ワークの刃の抜け側の端面の表面粗さRaが小さくなっていることは明らかである。
以上の結果により、サンプル1〜3のダイヤモンドバイトはいずれも優れた切削性能を有していたが、サンプル3、サンプル2およびサンプル1のダイヤモンドバイトの順に切削性能は高くなると考えられる。
以上のように本発明の実施の形態および実験例について説明を行なったが、上述の各実施の形態および各実験例の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。
今回開示された実施の形態および実験例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、接合体の製造方法および接合体に利用することができ、特にダイヤモンド工具の製造方法およびダイヤモンド工具に利用することができる。
1 ダイヤモンドバイト、2 母材、3 接合材、4 被接合材、4a 切れ刃、4b すくい面、4c 逃げ面、5 光、6 集光レンズ、12 台金、13 活性ろう材、14 単結晶ダイヤモンド、15 CO2レーザ光。

Claims (10)

  1. 母材上に接合材および被接合材を設置する工程と、
    光を前記被接合材を透過させて前記接合材に照射する工程と、を含む、接合体の製造方法。
  2. 前記被接合材の厚さが1mm以下である、請求項1に記載の接合体の製造方法。
  3. 前記被接合材に対する前記光の透過率が50%以上である、請求項1または請求項2に記載の接合体の製造方法。
  4. 前記光は、光学系によって集光された後に前記被接合材に照射される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
  5. 前記光は、前記接合材には焦点が合っているが、前記被接合材には焦点が合っていない状態で照射される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
  6. 前記光の焦点深度は、0.2mm以下である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
  7. 前記光は、炭酸ガスレーザ光である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
  8. 前記被接合材の表面粗さRaが1μm以下である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
  9. 前記被接合材は、ダイヤモンド単結晶またはダイヤモンド多結晶を含む、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
  10. 母材と、
    前記母材上の接合材と、
    前記接合材上の被接合材とを含み、
    前記被接合材の厚さが1mm以下である、接合体。
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