JP2015051175A - 静電容量型トランスデューサ及びその作製方法 - Google Patents
静電容量型トランスデューサ及びその作製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015051175A JP2015051175A JP2013185797A JP2013185797A JP2015051175A JP 2015051175 A JP2015051175 A JP 2015051175A JP 2013185797 A JP2013185797 A JP 2013185797A JP 2013185797 A JP2013185797 A JP 2013185797A JP 2015051175 A JP2015051175 A JP 2015051175A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sacrificial layer
- electrode
- membrane
- gap
- insulating film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
【課題】犠牲層の厚さに関わらず振動膜の厚さを決めることができ、設計の自由度を向上させられる静電容量型トランスデューサ、その作製方法等を提供する。【解決手段】静電容量型トランスデューサは、第一の電極3と間隙9を挟んで設けられた第二の電極12を含む振動膜13が振動可能に支持された構造のセル15を有する。このトランスデューサは、第一の電極上に犠牲層5を形成し、犠牲層上に振動膜を形成し、エッチングホール8を形成して犠牲層を除去し、エッチングホールを封止する封止層11を形成することで作製できる。この際、犠牲層を覆う絶縁膜6、11を形成し、絶縁膜の第一の電極側への正射影において間隙に重なる部分の少なくとも一部をエッチングにより除去した後に、振動膜13を形成する。【選択図】図1
Description
本発明は、超音波変換素子などとして用いられる静電容量型トランスデューサ、その作製方法などに関する。
近年、微細加工技術の発展に伴い、マイクロメータオーダの精度で加工された様々な微小機械素子が実現されている。このような技術を用いて、静電容量型トランスデューサ(CMUT:Capasitive−Micromachined−Ultrasonic−Transducer)の開発が盛んとなっている。CMUTは、軽量の振動膜を振動させて超音波などの音響波(以下、超音波で代表することがある)を送信、受信するデバイスであり、液中及び空気中でも優れた広帯域特性を持つものが容易に得られる。従って、CMUTを医療用途として利用すると、従来、使用されている圧電素子からなる超音波デバイスよりも、高精度な診断が可能となるため、その代替品として注目を集めている。尚、本明細書において、音響波とは、音波、超音波、光音響波と呼ばれるものを含む。例えば、被検体内部に可視光線や赤外線等の光(電磁波)を照射して被検体内部で発生する光音響波を含む。
静電容量型トランスデューサは、次の如きセルを有する。セルは、Siなどの基板上に配置された第一の電極と、第一の電極と対向して配置された第二の電極と、第一及び第二の電極間の間隙(キャビティ)と、第二の電極を含み間隙上に形成されたメンブレンからなる振動膜と、振動膜支持部で構成される。前記メンブレンは間隙を封止する構造を有する。静電容量型トランスデューサの作製方法の一つとして、Siなどの基板上に材料を積層して形成する製法がある。キャビティ構造は、予め間隙となる部分に犠牲層材料を堆積し、犠牲層材料の上に振動膜を堆積し、更にその振動膜の一部に設けた開口部(エッチングホール)から犠牲層材料をエッチングにより選択的に除去することで形成する。静電容量型トランスデューサは、水中や油中などの溶媒中で使用するため、上記工程後に、間隙を形成するために設けたエッチングホール部に膜を堆積してエッチングホールを封止する。犠牲層材料上への堆積で振動膜を形成する工程では、犠牲層材料上の振動膜が超音波を送受信するためのメンブレンとなり、犠牲層材料端の振動膜がメンブレンのポスト部となる。そのため、犠牲層材料上に形成する振動膜の厚さは、メンブレンのポスト部の厚さを十分に取るために、犠牲層材料を十分に覆うことができる厚さ(即ち、確実なカバレッジを達成する厚さ)とする必要がある。よって、振動膜の振動するメンブレンは、犠牲層材料を覆うことができる厚さ以上に厚く形成する必要がある。
特許文献1に開示された静電容量型トランスデューサでは、上記静電容量型トランスデューサの作製方法と同様に、犠牲層上に膜を堆積させ、エッチングホールから犠牲層を除去して封止することで間隙部を形成する。間隙を形成後に基板をエッチングして振動膜を露出させ、基板裏面から超音波を送受信することで、犠牲層厚さによらず振動膜の厚さを決めることが可能である。しかしながら、犠牲層上に膜を堆積させる工程においては、カバレッジが十分に取れる厚さにする必要がある。
上述した様に、犠牲層を除去して間隙を形成する静電容量型トランスデューサの製法では、犠牲層上に堆積させる膜は、犠牲層を十分に覆う必要がある。そのため、犠牲層上に堆積させる膜は十分な厚さが必要であり、間隙が厚くなればなるほど、必要な振動膜の厚さは厚くなり設計の自由度が低下する。
上記課題に鑑み、第一の電極と間隙を挟んで設けられた第二の電極を含む振動膜が振動可能に支持された構造のセルを有する静電容量型トランスデューサの本発明の作製方法は、次の工程を有する。前記第一の電極上に犠牲層を形成する工程。前記犠牲層上に前記振動膜を形成する工程。エッチングホールを形成して前記犠牲層を除去する工程。前記エッチングホールを封止する封止層を形成する工程。そして、前記犠牲層上に前記犠牲層を覆う絶縁膜を形成し、前記絶縁膜の前記第一の電極側への正射影において前記間隙に重なる部分の少なくとも一部をエッチングにより除去した後に、前記振動膜を形成する。
また、第一の電極と間隙を挟んで設けられた第二の電極を含む振動膜が支持部により振動可能に支持された構造のセルを有する本発明の静電容量型トランスデューサは、次の特徴を有する。前記間隙は、犠牲層を除去して形成され、前記振動膜は、前記間隙を覆うように配置されたメンブレンと、前記メンブレン上に配置され前記犠牲層を除去するために用いられたエッチング孔を封止する封止層と、前記第一の電極側への正射影において前記間隙の少なくとも一部に重なる部分に配置された前記第二の電極を含む。そして、前記支持部は、前記犠牲層を覆うように形成されて当該絶縁膜の前記第一の電極側への正射影において前記間隙に重なる部分の少なくとも一部がエッチングにより除去された絶縁膜と前記メンブレンと前記封止層を含む。
本発明では、犠牲層上に犠牲層を覆う絶縁膜を形成し、絶縁膜の第一の電極側への正射影において間隙に重なる部分の少なくとも一部をエッチングにより除去した後に、振動膜を形成する。従って、犠牲層の厚さに関わらず振動膜の厚さを決めることができ、設計の自由度が向上する。
本発明の静電容量型トランスデューサは、第一の電極と間隙を挟んで設けられた第二の電極を含む振動膜が支持部により振動可能に支持された構造のセルを有する。支持部で支持された振動膜は、犠牲層を除去して形成された間隙を覆うように配置されたメンブレンと、メンブレン上に配置され犠牲層を除去するために用いられたエッチング孔を封止する封止層と、第二の電極を含む。他方、支持部は、犠牲層を覆うように形成されて当該絶縁膜の第一の電極側への正射影において間隙に重なる部分の少なくとも一部がエッチングにより除去された絶縁膜と、前記メンブレンと前記封止層を含む。また、第一の電極と間隙を挟んで設けられた第二の電極を含む振動膜が振動可能に支持された構造のセルを有する静電容量型トランスデューサの本発明の作製方法では、犠牲層上に犠牲層を覆う絶縁膜を形成する。その後、絶縁膜の第一の電極側への正射影において間隙に重なる部分の少なくとも一部をエッチングにより除去した後に、振動膜を形成する。つまり、一旦は犠牲層を覆い最終的には振動膜支持部となる絶縁膜の形成工程と、振動膜の形成工程を分けている。こうした考え方に基づいて、以下、本発明の実施形態及び実施例について説明するが、本発明はこれらの実施形態や実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(実施形態)
本発明の実施の形態について図1を用いて説明する。図1(a)は、本実施形態の静電容量型トランスデューサのA−B断面図であり、図1(b)は、図1(a)の上面図である。図1(a)及び図1(b)は1つのセル15のみを示しているが、上面図である図1(c)のように静電容量型トランスデューサ内のセル15の個数は幾つであっても構わない。また、セルの配列は、図1(c)に示す以外のものも可能で、如何なる配列であっても構わない。エレメント16は複数のセル15を含んでいる。図1(a)〜(c)に示す静電容量型トランスデューサの振動膜形状は円形であるが、形状は四角形や六角形などでも構わない。
本発明の実施の形態について図1を用いて説明する。図1(a)は、本実施形態の静電容量型トランスデューサのA−B断面図であり、図1(b)は、図1(a)の上面図である。図1(a)及び図1(b)は1つのセル15のみを示しているが、上面図である図1(c)のように静電容量型トランスデューサ内のセル15の個数は幾つであっても構わない。また、セルの配列は、図1(c)に示す以外のものも可能で、如何なる配列であっても構わない。エレメント16は複数のセル15を含んでいる。図1(a)〜(c)に示す静電容量型トランスデューサの振動膜形状は円形であるが、形状は四角形や六角形などでも構わない。
本実施形態の静電容量型トランスデューサの構成について説明する。静電容量型トランスデューサは、Siなどの基板1、基板1上に形成された第一の絶縁膜2、第一の絶縁膜2上に形成された第一の電極3、第一の電極3上の第二の絶縁膜4を有する。第二の絶縁膜4上には、間隙9を介して第一のメンブレン7と第二のメンブレン10と第二の電極12からなる振動膜13を有し、第一のメンブレン7は振動膜開口14の両端で第三の絶縁膜6に支持されている。
また図1では、第二の電極12は第二のメンブレン10上に形成されているが、第二の電極12は図2のように第一のメンブレン7と第二のメンブレン10の間にあっても構わない。図2のような構成にすることで、第一の電極3と第二の電極12間の距離を小さく形成することができるため、静電容量型トランスデューサの電極間の静電容量が大きくなり、性能を向上できる。また静電容量型トランスデューサは、第一の電極3と第二の電極12との間に電圧差を与える電圧印加手段を有しており、電圧を印加することで振動膜13の振動による超音波の送受信を行うことができる。
静電容量型トランスデューサは、間隙9を形成する部分に予め犠牲層5を配置しておき、犠牲層上に膜を堆積した後、その膜に設けたエッチングホールから犠牲層をエッチングで除去することで間隙が形成されている。その後、犠牲層を除去するために形成したエッチングホール上に封止膜11を堆積させ、エッチングホールを封止する。静電容量型トランスデューサを構成する材料において、特に間隙部を形成する材料は、振動膜が振動した際に振動膜13が間隙9の下面に接触しないように表面粗さが小さいことが望ましい。
基板1の材料には、Siやガラスなどの表面粗さが小さい材料を使用することができる。また第一の絶縁膜2の材料には、酸化膜や窒化膜などを使用することができる。特に基板1にSiを使用した場合は熱酸化膜を使用することができる。基板1がガラスなどの絶縁体である場合は、第一の絶縁膜2はなくてもよい。第一の電極3には、チタンやアルミニウム、モリブデンなどの材料を使用することができる。特にチタンは、プロセス中に加わる熱の影響での表面粗さの変化が小さく、更には犠牲層や振動膜を形成する材料とのエッチング選択性も高いため、望ましい。
第二の絶縁膜4には、酸化シリコン膜などを使用することができる。特にPE−CVD(Plasma−Enhanced−Chemical−Vapor−Deposition)装置で堆積する酸化シリコン膜は表面粗さが小さく、更に400℃以下の低温で成膜することができる。そのため、他の構成材料に対する熱の影響を小さく形成することができる。間隙9を形成するための犠牲層5の材料は、犠牲層エッチング工程において比較的容易に除去が可能であり、また他の構成材料に対してエッチング選択比が十分に高い材料を選択することが望ましい。更には振動膜を形成する熱工程に対しても、表面粗さなどへの影響が小さい材料を選択することが望ましい。これらの要件を満たす材料として、例えばクロムやモリブデンなどの金属材料や、アモルファスシリコンなどを選択することができる。特にクロムは、硝酸第二セリウムアンモニウムと過塩素酸や硝酸との混合溶液で容易にエッチングが可能であり、更には第一の電極3のチタンや第二の絶縁膜4の酸化シリコン膜、メンブレン材料である窒化シリコン膜とのエッチング選択比が十分に高い。従って、犠牲層エッチング工程において、他の材料に対するダメージを小さく間隙9を形成することが可能である。
間隙9は、次の様に形成される。すなわち、第二の絶縁膜4上(つまり、第一の電極上)の間隙となる部分に犠牲層5を堆積させ、さらにその上に第三の絶縁膜6を形成して振動膜開口14を形成する。その後、第一のメンブレン7を形成した後に、犠牲層5上の第三の絶縁膜6と第一のメンブレン7にエッチングホール8を開口し、その孔から犠牲層エッチングにて犠牲層5を除去する。更に、エッチングホール8に封止膜11となる第二のメンブレン10を堆積させることで間隙9を封止する。
第三の絶縁膜6と振動膜13の第一のメンブレン7と第二のメンブレン10は、窒化シリコンからなる絶縁膜などを使用することができる。特にPE−CVD装置で形成する窒化シリコン膜は、400℃以下の低温で形成できるため、他の構成材料への熱影響を小さくすることができる。また、それぞれ300MPa以下の低引張応力で形成できるため、メンブレンの残留応力による振動膜13の大きな変形を制御することができ、振動膜を形成する第一のメンブレン7と第二のメンブレン10を形成する膜として望ましい。また更に第二のメンブレン10は、振動膜としての機能の他に、犠牲層5を除去するために開口したエッチングホール8を封止する封止膜11としての機能がある。エッチングホール8を封止する材料としては、堆積して封止するためにカバレッジ性が高いことに加えて、エッチングホール8に堆積する膜が、セル15のメンブレンが振動する部分(振動膜下の間隙部)に入っていかないことが望ましい。これらの封止膜11の条件を満たす材料には、PE−CVD装置で形成する窒化シリコン膜が望ましい。
第二の電極12は、振動膜13の一部を構成する材料であるため、比較的応力の小さい材料である必要がある。例えば、チタンやアルミニウムなどを使用することができる。
本実施形態の静電容量型トランスデューサの振動膜13は、第三の絶縁膜6と第一のメンブレン7の工程を分けて形成する。具体的には、犠牲層5上に第三の絶縁膜6を堆積させた後、セル15のメンブレンが振動する部分の第三の絶縁膜6に開口14を形成する。その後、振動膜13となる第一のメンブレンを堆積させる。犠牲層5上に形成する第三の絶縁膜6は、振動するメンブレンの支持部となるため、犠牲層5を十分に覆うことができる厚さで形成する必要がある。そのため、間隙9を厚くすると、第三の絶縁膜6の厚さも厚くなる。本実施形態の作製方法では、第三の絶縁膜6と第一のメンブレン7を分けて形成(即ち、第三の絶縁膜の形成後に振動膜開口14を形成し、その後、第一のメンブレンを形成)することで、第三の絶縁膜6は犠牲層5を十分に覆うために十分厚く形成できる。更に、メンブレンが振動する部分である第一のメンブレン7の厚さは静電容量型トランスデューサの仕様に応じて厚さを調整することができる。よって、設計の自由度が高くなる。
この点、従来の製法では、犠牲層上に、犠牲層を十分覆うことができる厚さの振動膜を堆積する。従って、振動膜の厚さは、犠牲層を十分覆うことができる厚さに依存してしまう。静電容量型トランスデューサは、振動膜を振動させることで超音波を送信する。送信される音圧を大きくするためには、振動膜の振動変位を大きくする必要がある。一般的には、振動膜は間隙の下面に接触しない条件で使用されるため、振動膜の振動変位を大きくするためには間隙の厚さを大きくする必要がある。そのためには犠牲層の厚さを大きくしなければならず、従来の製法では、犠牲層を十分覆うことができる厚い振動膜を形成しなければならず、設計の自由度が低下する。本製法では、上述の理由で、犠牲層の厚さに関わらず振動膜の厚さを決めることができ、設計の自由度が向上する。
(実施例1)
実施例1を説明する。図3−1〜図3−3に、本実施例による静電容量型トランスデューサの製法を示す。図3−1(a)〜(e)、図3−2(f)〜(i)、図3−3(j)〜(k)の断面図は、この作製方法の工程を示している。本実施例では、セル15を1つだけ有した静電容量型トランスデューサについて示しているが、セル15は幾つであっても構わない。
実施例1を説明する。図3−1〜図3−3に、本実施例による静電容量型トランスデューサの製法を示す。図3−1(a)〜(e)、図3−2(f)〜(i)、図3−3(j)〜(k)の断面図は、この作製方法の工程を示している。本実施例では、セル15を1つだけ有した静電容量型トランスデューサについて示しているが、セル15は幾つであっても構わない。
本実施例での静電容量型トランスデューサは、厚さ300μmのシリコン基板1、シリコン基板1上に形成された熱酸化膜からなる第一の絶縁膜2(図3−1(a))、第一の絶縁膜2上に形成されたチタンからなる第一の電極3(図3−1(b))を備える。また、第一の電極3上に形成されたシリコン酸化膜からなる第二の絶縁膜4を有する(図3−1(d))。さらに、第一の電極3と第二の電極12の間に形成される間隙9と、間隙9上に形成された振動膜13と、振動膜13を支持する第三の絶縁膜6で構成されるセル15を有する。振動膜13は、間隙上に形成された第一のメンブレン7と第二のメンブレン10と第二の電極12とを含む。また、第一の電極3と第二の電極12の間に電圧を印加する電圧印加手段を有する。
本実施例での静電容量型トランスデューサの間隙部は、図3−1(d)〜図3−2(i)に示す犠牲層エッチング工程を行うことで形成する。第二の絶縁膜4上の間隙9となる部分に、厚さ250nmのクロムからなる犠牲層5を形成する(図3−1(d))。次に、犠牲層5上にPE−CVD装置にて、第三の絶縁膜6となる厚さ400nmの窒化シリコン膜を形成する(図3−1(e))。この第三の絶縁膜6は、犠牲層を十分カバーする厚さにする必要がある。次に、セル15のメンブレンが振動する部分の第三の絶縁膜6に、フォトリソグラフィとCF4ガスを用いたドライエッチングを行い、振動膜開口14を形成する(図3−2(f))。その後、開口して表面が露出した犠牲層5上に振動膜13となる第一のメンブレン7を150nm形成する(図3−2(g))。第一のメンブレン7は、PE−CVD装置により、窒化シリコン膜で150MPaの引張応力で形成する。そして、犠牲層5を除去するためのエッチングホール8をフォトリソグラフィとCF4ガスを用いるドライエッチングにて開口する(図3−2(h))。その後、硝酸第二セリウムアンモニウムと過塩素酸の混合溶液からなるエッチング液にて、犠牲層エッチングを行い犠牲層のクロムを除去し、間隙9を形成する(図3−2(i))。
次に、PE−CVD装置で窒化シリコン膜を750nm堆積する(図3−3(j))。この膜は、振動膜13となる第二のメンブレン10として機能する一方、エッチングホール8を封止する封止膜11としても機能することで間隙9を気密封止する。最後に、第二のメンブレン10上にチタンからなる第二の電極12を形成することで静電容量型トランスデューサが作製される(図3−3(k))。本実施例では、第一のメンブレン7の厚さを、犠牲層5を十分カバーする厚さが必要である第三の絶縁膜6の厚さによらず決めることができる。よって、振動膜の厚さを低減させることができ、設計の自由度が向上する。
この様にして提供される静電容量型トランスデューサは、次の如き構成を備える。間隙は、犠牲層を除去して形成される。振動膜は、間隙を覆う様に配置されたメンブレンと、メンブレン上に配置され犠牲層を除去するために用いられたエッチング孔を封止する封止層と、第一の電極側への正射影において間隙の少なくとも一部に重なる部分に配置された第二の電極を含む。そして、振動膜を振動可能に支持する支持部は、犠牲層を覆うように形成されて当該絶縁膜の第一の電極側への正射影において間隙に重なる部分の少なくとも一部がエッチングにより除去された絶縁膜と前記メンブレンと前記封止層を含む。
(実施例2)
図4−1〜図4−3に、本発明による静電容量型トランスデューサの実施例2を示す。図4−1(a)〜(e)、図4−2(f)〜(i)、図4−3(j)〜(k)の断面図は、本実施例の静電容量型トランスデューサの作製方法の工程を図示している。本実施例の静電容量型トランスデューサは、第一のメンブレン7と第二のメンブレン10の間に挟まれて第二の電極12が配置されている。
図4−1〜図4−3に、本発明による静電容量型トランスデューサの実施例2を示す。図4−1(a)〜(e)、図4−2(f)〜(i)、図4−3(j)〜(k)の断面図は、本実施例の静電容量型トランスデューサの作製方法の工程を図示している。本実施例の静電容量型トランスデューサは、第一のメンブレン7と第二のメンブレン10の間に挟まれて第二の電極12が配置されている。
その作製方法は、図4−1(a)〜図4−2(g)までは実施例1のものと同様である。第一のメンブレン7を形成した後、その上に第二の電極12を形成する(図4−2(h))。その後、犠牲層エッチングを行うためのエッチングホール8を開口し(図4−2(i))、犠牲層エッチングを行い、間隙9を形成する(図4−3(j))。最後に第二のメンブレン10を堆積させ、エッチングホール8を封止する(図4−3(k))。これは封止膜11としても機能する。この様に、犠牲層上に犠牲層を覆う絶縁膜を形成し、絶縁膜の間隙に重なる部分の少なくとも一部をエッチングにより除去した後に、第一のメンブレンを形成し、第二の電極を形成し、その後、第二のメンブレンを形成する。本実施例での製法では、第一の電極3と第二の電極12の間の電極間距離を狭くすることができるため、静電容量型トランスデューサの静電容量を増加させ、性能を向上させることができる。
(実施例3)
図5−1〜図5−3に本発明による静電容量型トランスデューサの実施例3を示す。図5−1(a)〜(e)、図5−2(f)〜(i)、図5−3(j)〜(k)の断面図は、本実施例の静電容量型トランスデューサの作製方法の工程を図示している。本実施例の静電容量型トランスデューサは、第三の絶縁膜6に開けた振動膜開口14の断面形状がテーパ形状17を有しており、犠牲層5に近い側で開口が狭く、犠牲層から遠くなるに従って開口が広くなっていることを特徴としている。その作製方法は、図5−1(a)〜(e)は実施例1のものと同様である。
図5−1〜図5−3に本発明による静電容量型トランスデューサの実施例3を示す。図5−1(a)〜(e)、図5−2(f)〜(i)、図5−3(j)〜(k)の断面図は、本実施例の静電容量型トランスデューサの作製方法の工程を図示している。本実施例の静電容量型トランスデューサは、第三の絶縁膜6に開けた振動膜開口14の断面形状がテーパ形状17を有しており、犠牲層5に近い側で開口が狭く、犠牲層から遠くなるに従って開口が広くなっていることを特徴としている。その作製方法は、図5−1(a)〜(e)は実施例1のものと同様である。
図5−2(f)の工程において、第三の絶縁膜6にCF4を用いたドライエッチングにて開口14を形成する。フォトリソグラフィとCF4ガスを用いたケミカルドライエッチングを用いることで、開口を等方的にエッチングすることができ、開口部はテーパ形状を有した形状に形成することができる。この作製方法により、第三の絶縁膜6に対する第一のメンブレン7のカバレッジ性が向上することで密着性が向上し、振動膜の強度を向上させ信頼性を向上させることができる(図5−2(g))。図5−1(h)〜図5−3(k)も実施例1のものと実質的に同様である。
(他の実施形態)
上記静電容量型トランスデューサは、超音波診断装置などの被検体情報取得装置に適用することができる。被検体からの音響波をトランスデューサで受信し、出力される電気信号を用い、光吸収係数などの被検体の光学特性値を反映した被検体情報や音響インピーダンスの違いを反映した被検体情報を取得できる。より詳しくは、情報取得装置の一例は、被検体に光(可視光線や赤外線を含む電磁波)を照射する。このことにより被検体内の複数の位置(部位)で発生した光音響波を受信し、被検体内の複数の位置に夫々対応する特性情報の分布を示す特性分布を取得する。光音響波により取得される特性情報とは、光の吸収に関わる特性情報を示し、光照射によって生じた光音響波の初期音圧、或いは初期音圧から導かれる光エネルギー吸収密度や、吸収係数、組織を構成する物質の濃度、等を反映した特性情報を含む。物質の濃度とは、例えば、酸素飽和度やトータルヘモグロビン濃度や、オキシヘモグロビン或いはデオキシヘモグロビン濃度などである。また、情報取得装置は、人や動物の悪性腫瘍や血管疾患などの診断や化学治療の経過観察などを目的とすることもできる。よって、被検体としては生体、具体的には人や動物の乳房、頸部、腹部などの診断対象が想定される。被検体内部にある光吸収体としては、被検体内部で相対的に吸収係数が高い組織を示す。例えば、人体の一部が被検体であれば、オキシヘモグロビン或いはデオキシヘモグロビンやそれらを多く含む血管、或いは新生血管を多く含む腫瘍、頸動脈壁のプラークなどがある。さらには、金粒子やグラファイトなどを利用して、悪性腫瘍などと特異的に結合する分子プローブや、薬剤を伝達するカプセルなども光吸収体となる。
上記静電容量型トランスデューサは、超音波診断装置などの被検体情報取得装置に適用することができる。被検体からの音響波をトランスデューサで受信し、出力される電気信号を用い、光吸収係数などの被検体の光学特性値を反映した被検体情報や音響インピーダンスの違いを反映した被検体情報を取得できる。より詳しくは、情報取得装置の一例は、被検体に光(可視光線や赤外線を含む電磁波)を照射する。このことにより被検体内の複数の位置(部位)で発生した光音響波を受信し、被検体内の複数の位置に夫々対応する特性情報の分布を示す特性分布を取得する。光音響波により取得される特性情報とは、光の吸収に関わる特性情報を示し、光照射によって生じた光音響波の初期音圧、或いは初期音圧から導かれる光エネルギー吸収密度や、吸収係数、組織を構成する物質の濃度、等を反映した特性情報を含む。物質の濃度とは、例えば、酸素飽和度やトータルヘモグロビン濃度や、オキシヘモグロビン或いはデオキシヘモグロビン濃度などである。また、情報取得装置は、人や動物の悪性腫瘍や血管疾患などの診断や化学治療の経過観察などを目的とすることもできる。よって、被検体としては生体、具体的には人や動物の乳房、頸部、腹部などの診断対象が想定される。被検体内部にある光吸収体としては、被検体内部で相対的に吸収係数が高い組織を示す。例えば、人体の一部が被検体であれば、オキシヘモグロビン或いはデオキシヘモグロビンやそれらを多く含む血管、或いは新生血管を多く含む腫瘍、頸動脈壁のプラークなどがある。さらには、金粒子やグラファイトなどを利用して、悪性腫瘍などと特異的に結合する分子プローブや、薬剤を伝達するカプセルなども光吸収体となる。
また、光音響波の受信だけでなく、トランスデューサを含むプローブから送信される超音波が被検体内で反射した超音波エコーによる反射波を受信することにより、被検体内の音響特性に関する分布を取得することもできる。この音響特性に関する分布は、被検体内部の組織の音響インピーダンスの違いを反映した分布を含む。
図6(a)は、光音響効果を利用した情報取得装置を示したものである。光源2010が発振したパルス光は、レンズ、ミラー、光ファイバー等の光学部材2012を介して、被検体2014に照射される。被検体2014の内部にある光吸収体2016は、パルス光のエネルギーを吸収し、音響波である光音響波2018を発生する。探触子部105内の本発明のトランスデューサ2020は、光音響波2018を受信して電気信号に変換し、探触子部のフロントエンド回路に出力する。フロントエンド回路ではプリアンプ等の信号処理を行い、接続部106を介してこれを本体部107の信号処理部2024に送る。信号処理部2024では、入力された電気信号に対して、A/D変換や増幅等の信号処理を行い、同じく本体部のデータ処理部2026へ出力する。データ処理部2026は、入力された信号を用いて被検体情報(光吸収係数などの被検体の光学特性値を反映した特性情報)を画像データとして取得する。ここでは、信号処理部2024とデータ処理部2026を含めて、処理部という。表示部2028は、データ処理部2026から入力された画像データに基づいて、画像を表示する。探触子部105と本体部107を一体にした構成とすることもできる。
図6(b)は、音響波の反射を利用した超音波エコー診断装置などの情報取得装置を示したものである。探触子部105内の本発明のトランスデューサ2120から被検体2114へ送信された音響波は、反射体2116により反射される。トランスデューサ2120は、反射された音響波(反射波)2118を受信して電気信号に変換し、探触子部内のフロントエンド回路に出力する。フロントエンド回路ではプリアンプ等の信号処理を行い、接続部106を介してこれを本体部107の信号処理部2124に送る。信号処理部2124は、入力された電気信号に対して、A/D変換や増幅等の信号処理を行い、同じく本体部のデータ処理部2126へ出力する。データ処理部2126は、入力された信号を用いて被検体情報(音響インピーダンスの違いを反映した特性情報)を画像データとして取得する。ここでも、信号処理部2124とデータ処理部2126を含めて、処理部という。表示部2128は、データ処理部2126から入力された画像データに基づいて、画像を表示する。ここでも、探触子部105と本体部107を一体にした構成とすることもできる。
探触子部は、機械的に走査するものであっても、医師や技師等のユーザが被検体に対して移動させるもの(ハンドヘルド型)であってもよい。また、図6(b)のように反射波を用いる装置の場合、音響波を送信する探触子は受信する探触子と別に設けても良い。さらに、図6(a)と図6(b)の装置の機能をどちらも兼ね備えた装置とし、被検体の光学特性値を反映した被検体情報と、音響インピーダンスの違いを反映した被検体情報と、をどちらも取得するようにしてもよい。この場合、図6(a)のトランスデューサ2020が光音響波の受信だけでなく、音響波の送信と反射波の受信を行うようにしてもよい。
1・・基板、3・・第一の電極、5・・犠牲層、6・・第三の絶縁膜(絶縁膜)、7・・第一のメンブレン(メンブレン)、8・・封止部、9・・間隙、11・・封止層(第二のメンブレン)、12・・第二の電極、13・・振動膜、14・・振動膜開口、15・・セル、16・・エレメント
Claims (9)
- 第一の電極と間隙を挟んで設けられた第二の電極を含む振動膜が振動可能に支持された構造のセルを有する静電容量型トランスデューサの作製方法であって、
前記第一の電極上に犠牲層を形成する工程と、
前記犠牲層上に前記振動膜を形成する工程と、
エッチングホールを形成して前記犠牲層を除去する工程と、
前記エッチングホールを封止する封止層を形成する工程と、を有し、
前記犠牲層上に前記犠牲層を覆う絶縁膜を形成し、前記絶縁膜の前記第一の電極側への正射影において前記間隙に重なる部分の少なくとも一部をエッチングにより除去した後に、前記振動膜を形成することを特徴とする作製方法。 - 前記振動膜が、前記第二の電極を挟むように配置された第一のメンブレンと第二のメンブレンを有し、
前記犠牲層上に前記犠牲層を覆う絶縁膜を形成し、前記絶縁膜の前記間隙に重なる部分の少なくとも一部をエッチングにより除去した後に、前記第一のメンブレンを形成し、前記第二の電極を形成し、前記第二のメンブレンを形成することを特徴とする請求項1に記載の作製方法。 - 前記犠牲層上に前記犠牲層を覆う絶縁膜を形成し、前記絶縁膜の前記間隙に重なる部分の少なくとも一部をエッチングにより除去する部分の形状が、前記犠牲層に近い側で開口が狭く、前記犠牲層から遠くなるに従って開口を広くすることを特徴とする請求項1または2に記載の作製方法。
- 前記絶縁膜及び前記封止層が窒化シリコンであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の作製方法。
- 第一の電極と間隙を挟んで設けられた第二の電極を含む振動膜が支持部により振動可能に支持された構造のセルを有する静電容量型トランスデューサであって、
前記間隙は、犠牲層を除去して形成され、
前記振動膜は、前記間隙を覆うように配置されたメンブレンと、前記メンブレン上に配置され前記犠牲層を除去するために用いられたエッチング孔を封止する封止層と、前記第一の電極側への正射影において前記間隙の少なくとも一部に重なる部分に配置された前記第二の電極を含み、
前記支持部は、前記犠牲層を覆うように形成されて当該絶縁膜の前記第一の電極側への正射影において前記間隙に重なる部分の少なくとも一部がエッチングにより除去された絶縁膜と前記メンブレンと前記封止層を含むことを特徴とする静電容量型トランスデューサ。 - 前記第二の電極は、前記メンブレンと前記犠牲層とにより挟まれて配置されていることを特徴とする請求項5に記載の静電容量型トランスデューサ。
- 前記絶縁膜及び前記封止層が窒化シリコンであることを特徴とする請求項5または6に記載の静電容量型トランスデューサ。
- 請求項5から7の何れか1項に記載の静電容量型トランスデューサと、前記静電容量型トランスデューサが出力する電気信号を用いて被検体の情報を取得して処理する処理部と、を有し、
前記静電容量型トランスデューサは、被検体からの音響波を受信し、前記電気信号を出力することを特徴とする被検体情報取得装置。 - 請求項5から7の何れか1項に記載の静電容量型トランスデューサと、光源と、処理部と、を有し、
前記静電容量型トランスデューサは、前記光源から発振した光が被検体に照射されることにより発生する音響波を受信して電気信号に変換し、
前記処理部は、前記電気信号を用いて被検体の情報を取得することを特徴とする被検体情報取得装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013185797A JP2015051175A (ja) | 2013-09-08 | 2013-09-08 | 静電容量型トランスデューサ及びその作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013185797A JP2015051175A (ja) | 2013-09-08 | 2013-09-08 | 静電容量型トランスデューサ及びその作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015051175A true JP2015051175A (ja) | 2015-03-19 |
Family
ID=52700674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013185797A Pending JP2015051175A (ja) | 2013-09-08 | 2013-09-08 | 静電容量型トランスデューサ及びその作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015051175A (ja) |
-
2013
- 2013-09-08 JP JP2013185797A patent/JP2015051175A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10085719B2 (en) | Capacitive micromachined ultrasonic transducer and method for producing the same | |
US9955949B2 (en) | Method for manufacturing a capacitive transducer | |
JP4347885B2 (ja) | 静電容量型超音波振動子の製造方法、当該製造方法によって製造された静電容量型超音波振動子を備えた超音波内視鏡装置、静電容量型超音波プローブおよび静電容量型超音波振動子 | |
US9497552B2 (en) | Capacitive transducer, capacitive transducer manufacturing method, and object information acquisition apparatus | |
JP6257176B2 (ja) | 静電容量型トランスデューサ、及びその作製方法 | |
Wang et al. | MEMS ultrasound transducers for endoscopic photoacoustic imaging applications | |
JP6494248B2 (ja) | 静電容量型トランスデューサ及びその製造方法 | |
EP2796209B1 (en) | Capacitive transducer and method of manufacturing the same | |
JP2013226390A (ja) | 探触子、及びそれを用いた被検体情報取得装置 | |
US20130263669A1 (en) | Probe and manufacturing method thereof, and object information acquisition apparatus using the same | |
JP2015051175A (ja) | 静電容量型トランスデューサ及びその作製方法 | |
JP6429711B2 (ja) | 探触子、及びそれを用いた被検体情報取得装置 | |
JP6147138B2 (ja) | 静電容量型トランスデューサおよびその製造方法 | |
JP6381195B2 (ja) | 静電容量型トランスデューサ及びその作製方法 | |
US20150168354A1 (en) | Probe and sample information acquisition device | |
JP2014171695A (ja) | 静電容量型トランスデューサの製造方法、及び静電容量型トランスデューサ | |
JP6243668B2 (ja) | 静電容量型トランスデューサ及びその製造方法 | |
JP6200246B2 (ja) | 探触子 | |
JP2016039476A (ja) | 静電容量型トランスデューサ、及びその作製方法 | |
JP2017042189A (ja) | 超音波プローブ | |
JP2015115631A (ja) | 静電容量型トランスデューサ、及びその製造方法 | |
JP2016001844A (ja) | トランスデューサ、および被検体情報取得装置 | |
JP2013214846A (ja) | 探触子、及びそれを用いた被検体情報取得装置 |