JP2015050621A - 自動検針システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力メータとHEMSサーバとの間でPLCモデムを用いた電力線通信を実現しつつ、検針システム側の親機−子機PLCモデム間の通信障害を抑えて検針データの収率を高める。
【解決手段】自動検針システム1は、電力メータ12a〜12dから検針データを収集する検針サーバ7に接続されたPLCモデム11と、電力線5を介してPLCモデム11に接続されたPLCモデム13a〜13dと、HEMSサーバ17に接続されたPLCモデム18と、電力線5を介してPLCモデム18に接続されたPLCモデム14a〜14dとを備える。HEMSサーバ17は、電力量データの送信リクエストを送信する前に、電力量データを送信する期間が検針サーバ7と複数の電力メータ12b〜12dのいずれかとの通信期間と重複するか否かを判定し、重複する場合には送信リクエストを送信せず、重複しない場合には送信リクエストを送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、PLC(Power Line Communication:電力線通信)を利用した電力使用量の検針システムに関するものである。
近年、電力会社においては、各需要者の電力使用量を遠隔地から収集する自動検針システムの導入が進みつつある(例えば特許文献1参照)。
自動検針システムでは、親機PLCモデム(以下、検針用親機PLCモデムという)が電柱等に取り付けられ、検針データを親機PLCモデムに送信するための子機PLCモデム(以下、検針用子機PLCモデムという)が各需要者の電力メータに内蔵される。これらのPLCモデムは電柱と電力メータとを結ぶ電力線を通信路として利用するので、新規に通信線を敷設する必要がなく、導入コストの面で非常に有利である。
一方、エコロジーの観点から節電への関心が高まっており、ITを使って最適なエネルギー管理を実現するHEMS(Home Energy Management System:家庭内電力管理システム)を導入する家庭が増えてきている(例えば特許文献2参照)。
HEMSでは中央制御装置としてのHEMSサーバが用いられる。HEMSサーバはエアコンなどの各家電機器の運転状況や消費電力をモニタリングしながらそれらを自動制御する。HEMSによれば、エネルギー需給を可視化し、電気を自動制御して生活の快適さを保ちながら節電することが可能である。
特開2011−223063号公報 特開2011−254229号公報
HEMSにおいて、家庭内の全消費電力を把握するために電力メータから電力量データを取得したいという要望がある。しかし、電力メータ及び自動検針システムは電力会社の管理下で運用されており、HEMSは各家庭内で閉じられたシステムであるため、相互の連携は困難である。
そこで、電力メータ内にHEMS用子機PLCモデムを設置し、HEMSサーバにHEMS用親機PLCモデムを接続し、自動検針システムとは無関係にHEMSサーバが電力メータと通信する方法が検討されている。この場合、HEMSサーバから親機−子機PLCモデムを介して電力メータに向けて電力量データの送信リクエストを送信すると、電力メータが電力量データをHEMSサーバに向けて送信するようにあらかじめ手順を設定しておけばよい。この方法によれば、HEMS側でも電力量データを利用することが可能となる。
しかしながら、電力メータがHEMS用子機PLCモデムおよびHEMS用親機PLCモデムを介してHEMSサーバに向けて電力量データを送信すると、HEMS用子機PLCモデムの送信信号が同じ電力線に接続されている他の需要者の検針用子機PLCモデムに届いてしまうという問題がある。このとき、他の検針用子機PLCモデムが検針用親機PLCモデムと通信している最中であれば、信号が干渉して通信障害となるおそれがある。自動検針システムには検針データを極めて高い収率で確実に収集できることが求められており、そのためには通信障害の原因を徹底的に排除する必要がある。
したがって、本発明の目的は、電力メータとHEMSサーバとの間でPLCモデムを用いた電力線通信を実現しつつ、検針システム側の親機−子機PLCモデム間の通信障害を抑えて検針データの収率を高めることが可能な自動検針システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による自動検針システムは、電力需要者の電力使用量を計測する複数の電力メータと、前記複数の電力メータの各々から第1の電力量データを収集する第1のサーバと、前記第1のサーバに接続された第1のPLCモデムと、前記複数の電力メータの各々に接続されるとともに、電力線を介して前記第1のPLCモデムと通信を行う複数の第2のPLCモデムと、家庭内の電力を管理する第2のサーバと、前記第2のサーバに接続された第3のPLCモデムと、前記複数の電力メータのうち前記第2のサーバを導入する家庭の第1の電力メータに接続されるとともに、前記電力線を介して前記第3のPLCモデムと通信を行う第4のPLCモデムとを備え、前記第1の電力メータは、前記第1のサーバと前記複数の電力メータとの通信期間に関する情報を前記第2のサーバに送信し、前記第2のサーバは、電力量データの送信リクエストを前記第1の電力メータに向けて送信する前に、前記通信期間に関する情報に基づき前記送信リクエストを送信する期間が前記第1のサーバと前記複数の電力メータのいずれかとの通信期間と重複するか否かを判定し、重複する場合には前記送信リクエストを送信せず、重複しない場合に前記送信リクエストを送信することを特徴とする。
本発明によれば、第2のサーバが電力量データの送信リクエストを送信しようとする期間が検針側システム側の通信期間と重複しない場合のみ送信リクエストを送信するので、検針システムを構成する第1の電力メータと第2のサーバとの間でPLCモデムを用いた電力線通信を実現しつつ、検針システム側の第1−第2PLCモデム間の通信障害を抑えて検針データの収率を高めることができる。
本発明において、前記複数の電力メータの各々は、前記第1のサーバが前記複数の電力メータの各々から前記第1の電力量データを収集するための通信スケジュールデータを保持しており、前記第1の電力メータは、前記通信スケジュールデータを参照して、前記通信期間に関する情報として前記第2のサーバと前記第1の電力メータとの通信を禁止する期間を設定する通信禁止期間設定信号を生成して前記第2のサーバに向けて送信し、前記第2のサーバは、前記通信禁止期間設定信号に基づいて、前記送信リクエストを送信する期間が前記第1のサーバと前記複数の電力メータのいずれかとの通信期間と重複するか否かを判定することが好ましい。この構成によれば、検針システム側で用いる通信スケジュールを利用して、HEMS側の第2のサーバと第1の電力メータとの間の通信タイミングを生成することができ、検針システム側の第1−第2PLCモデム間の通信障害を確実に回避することができる。
本発明において、前記第1の電力メータは、前記第1のサーバが前記複数の電力メータのいずれとも通信を行わない空き時間のたびに前記通信禁止期間設定信号を送信することが好ましい。これによれば、通信禁止期間設定信号を受信したタイミングで通信禁止期間を設定すればよいので、通信禁止期間の設定及び管理を容易に行うことができる。
本発明において、前記複数の電力メータの各々は前記第1のサーバが前記複数の電力メータの各々から前記第1の電力量データを収集するための通信スケジュールデータを保持しており、前記第2のサーバは、前記通信期間に関する情報として前記第1の電力メータから前記通信スケジュールを取得して保持し、当該通信スケジュールに基づいて、前記送信リクエストを送信する期間が前記第1のサーバと前記複数の電力メータのいずれかとの通信期間と重複するか否かを判定することが好ましい。これによれば、第2のサーバ自身が検針システム側の通信スケジュールを把握することができ、検針システムの通信障害を確実に防止することができる。
本発明において、前記第1の電力メータは、前記第2のサーバから送信された前記電力量データの送信リクエストに応答して第2の電力量データを第2のサーバに向けて送信する前に、前記第2の電力量データを送信する期間が前記第1のサーバと他の電力メータとの通信期間と重複するか否かを判定し、重複する場合には前記送信リクエストに応答せず、重複しない場合には前記送信リクエストに応答して前記第2の電力量データを送信することが好ましい。これによれば、たとえ第1の電力メータが第2のサーバからの電力量データの送信リクエストを受信したとしても、第1の電力メータから第2のサーバに向けて電力量データを送信しようとする期間が検針側システム側の通信期間と重複する場合には、送信リクエストが無視されて第1の電力メータから第2の電力量データが送信されない。したがって、検針システム側の第1−第2PLCモデム間の通信障害をさらに抑えて検針データの収率を高めることができる。
本発明において、前記第1のサーバは、前記複数の電力メータの各々から前記第1の電力量データを定期的に収集するための通信スケジュールデータを予め作成し、当該通信スケジュールデータを前記複数の電力メータに向けて配信することが好ましい。この構成によれば、第1サーバによる複数の電力メータへの自動検針を通信スケジュールに従って確実に行うことができ、検針データを非常に高い収率で確実に収集することができる。
本発明によれば、電力メータとHEMSサーバとの間でPLCモデムを用いた電力線通信を実現しつつ、検針システム側の親機−子機PLCモデム間の通信障害を抑えて検針データの収率を高めることが可能な自動検針システムを提供することができる。
図1は、本発明の好ましい実施の形態による自動検針システムの構成を示す模式図である。 図2は、PLCモデムの構成を機能的に示すブロック図である。 図3は、電力量データの送信手順を説明するためのシーケンス図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施の形態による自動検針システムの構成を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態による自動検針システム1は、例えば集合住宅10の各戸10a〜10dの電力使用量を検針するためのものであり、電柱2等に設置された検針用親機PLCモデム11(第1のPLCモデム)と、各戸の電力メータ12a〜12dにそれぞれ内蔵された検針用子機PLCモデム13a〜13d(第2のPLCモデム)ならびにHEMS用子機PLCモデム14a〜14d(第4のPLCモデム)と、HEMSを導入する家庭に設置されたHEMSサーバ17と、HEMSサーバ17において電力線通信を実現するためのHEMS用親機PLCモデム18(第3のPLCモデム)とを備えている。
変電所3から供給される電力は柱上トランス4、電力引き込み線5a、電力メータ12a〜12dおよびブレーカ16a〜16dを経由して各需要者a〜dの家電機器9a〜9dにそれぞれ供給される。検針用親機PLCモデム11の一方の通信端子は例えば光ネットワーク6を介して検針サーバ7(第1のサーバ)に接続されており、他方の通信端子は電力引き込み線5aに接続されている。
電力メータ12a〜12d内の検針用子機PLCモデム13a〜13dの一方の通信端子は対応する電力メータ12a〜12dのコントローラ15a〜15dにそれぞれ接続されており、他方の通信端子は電力引き込み線5aに接続されている。HEMS用子機PLCモデム14a〜14dも同様に、その一方の通信端子は対応する電力メータ12a〜12dのコントローラ15a〜15dにそれぞれ接続されており、他方の通信端子は電力引き込み線5aに接続されている。
なお、子機PLCモデムが電力メータ12a〜12d内に内蔵されている場合、コントローラ15a〜15bはそれらのPLCモデムに対する狭義の電力メータとして位置付けられ、検針用子機PLCモデム13a〜13dならびにHEMS用子機PLCモデム14a〜14bは狭義の電力メータに接続されており、コントローラ15a〜15dの動作は電力メータ12a〜12dの動作と等価であると考えることができる。
本実施形態においては需要者aがHEMSを導入しており、HEMSサーバ(第2のサーバ)17は需要者aの宅内にのみ設置されている。HEMSサーバ17は例えばZigBee(登録商標)などの近距離無線ネットワーク8を介して宅内の個々の家電機器9aに接続されている。HEMS用親機PLCモデム18の一方の通信端子はHEMSサーバ17に接続されており、他方の通信端子は宅内の電力線5bに接続されている。なお、多くの場合、HEMSサーバ17およびHEMS用親機PLCモデム18は分電盤(不図示)の近くに設置される。
図2は、PLCモデム(電力線モデム)の構成を機能的に示すブロック図である。このPLCモデム20は、検針用親機PLCモデム11、検針用子機PLCモデム13a〜13d、HEMS用子機PLCモデム14a〜14d、HEMS用親機PLCモデム18として用いることができる汎用的なものである。
図2に示すように、PLCモデム20は、制御部21、メモリ22、インターフェース(I/F)23、通信部24、変調部25、送信部26、復調部27、受信部28およびマルチプレクサ29を有している。
制御部21は、上位装置から各種の情報を取得し、取得した情報に基づいてPLCモデム20の各部を制御する。ここにいう上位装置とは、検針用親機PLCモデム11であれば検針サーバ7、HEMS用親機PLCモデム18であればHEMSサーバ17、検針用子機PLCモデム13aやHEMS用子機PLCモデム14aであれば電力メータ12aのコントローラ15aである。
メモリ22は、制御部21の指示に従い、上位装置から入力されるデータを記憶する記憶手段である。またメモリ22には設定情報を含む各種情報が記録されている。
インターフェース部23は、上位装置とのインターフェースであり、上位装置から上位レイヤデータを受け取り、通信部24に出力する。また、通信部24から上位レイヤデータの入力を受け、上位装置に出力する。
通信部24はヘッダーを含む送受信信号の処理を行う機能部であり、例えばDSP(Digital Signal Processor)によって構成される。具体的な処理としては、インターフェース部23から送信すべき上位レイヤデータの供給を受け、パイロットデータや宛先MACアドレスなどを含むヘッダーと誤り訂正のための冗長データとを付加し、送信データとして変調部25に送出する。また、復調部27からヘッダーと上位レイヤデータとを含む受信データの入力を受け、その中のヘッダーに応じた処理および誤り訂正処理を行うとともに、上位レイヤデータのインターフェース部23への出力を行う。
変調部25は、制御部21の指示に従い、OFDM変調方式並びに位相変調方式の中から一の変調方式を選択する。そして、選択した一の変調方式を用い、送信データに基づいて搬送波信号を変調し、変調方式に応じた既知の同期信号を含む所定のプリアンブルを付加するとともに、電波法施行規則の規定(搬送波出力)に則り変調処理に用いた通信方式に応じて信号の振幅を制御した後、送信部26に出力する。
送信部26は、変調部25から入力された信号を電力線に送出可能な信号に変換してから、電力線に送出する機能を有する。具体的には、変調部25から入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換するとともに、バンドパスフィルタを用いて不要な周波数帯の成分を取り除き、さらに所定の増幅率で増幅して、マルチプレクサ29を介して電力線に送出する。
受信部28は、電力線に到来した信号を受信してデジタル信号に変換し、復調部27に出力する機能を有する。具体的には、マルチプレクサ29を介して受信された信号からバンドパスフィルタを用いて不要な高低周波成分を取り除き、さらに所定の増幅率で増幅した後、サンプリングしてデジタル信号に変換し、復調部27に出力する。
復調部27は、受信部28から入力されるデジタル信号を、OFDM変調方式および位相変調方式を用いて復調する機能を有する。復調部27は、復調によって得た信号を通信部24に出力する。また復調部27は、受信部28から入力された信号から既知の同期信号を検出する同期検出機能を有している。ここで検出される同期信号は、OFDM変調方式の同期信号又は位相変調方式の同期信号であり、復調部27は、検出した同期信号から復調に用いる変調方式を決定する。
自動検針システムでは、10kHz〜450kHzの低周波数帯域の電力線通信が使用される。この電力線通信で使用される変調方式のうち、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,直交波周波数分割多重)変調方式は、10kHz〜450kHzの帯域をフルに用い、かつサブキャリアごとの適応変調を行えるので、比較的高速かつ信頼性の高い通信を実現できるという利点を有するが、電波法施行規則において全サブキャリアの合計出力値が100mW以下に制限されている。また、115kHz又は132kHzを用いる位相変調方式(位相振幅変調方式を含む)は、搬送波出力が350mW以下に制限されている。位相変調方式は、OFDM変調方式に比べると低速な通信しかできないが、ノイズが多い環境下での通信や遠方との通信に有効である。さらに、200kHz〜450KHzのスペクトル拡散方式では搬送波出力が10mW以下に制限されており、10kHz〜200kHzのスペクトル拡散方式では搬送波出力が30mW以下に制限されている。
このように、電力線通信では搬送波出力の最大レベルが規定されているが、検針システム側では確実な通信のため、通常は最大レベルでの通信が行われることが多い。これに対し、HEMS側では検針システム側との信号の干渉を防止するため、検針システム側の送信信号よりも低い出力レベルで送信信号を出力することが好ましいが、ほぼ最大レベルで出力することも可能である。後述するように、HEMSサーバと電力メータとの間の通信は、検針システム側の通信期間中には行われず、空き時間の間だけ行なわれるからである。
図1の構成において、電力会社による自動検針の方法は従来通りである。すなわち、各戸の検針データ(第1の電力量データ)は電力メータ12a〜12dによって計測され、検針用子機PLCモデム13a〜13dを介して検針用親機PLCモデム11に送信され、さらに光ネットワーク6を介して検針サーバ7に転送される。電力量データは、検針サーバ7からのリクエストに応じて送信されてもよく、あるいは電力メータ12a〜12dが所定のタイミングで自発的に送信してもよい。これにより、各戸の検針データが自動的に収集される。
次に、HEMSサーバ17による電力量データの取得方法について説明する。
HEMSサーバ17はHEMS用親機PLCモデム18およびHEMS用子機PLCモデム14aを介して電力メータ12a(第1の電力メータ)と通信可能である。HEMSサーバ17が電力メータ12aに向けて電力量データの送信リクエストを送信すると、電力メータ12aは電力量データ(第2の電力量データ)をHEMSサーバ17に返信する。しかし、HEMS用子機PLCモデム14aから送信された電力量データは、電力メータ12aにはもちろんのこと、同じ電力線5(5a,5b)に接続されている他の需要者b〜dの電力メータ12b〜12dにも到達してしまう。そのため、検針サーバ7が検針用親機PLCモデム11および検針用子機PLCモデム13a〜13dを介していずれかの電力メータ12a〜12dと通信している最中であれば信号が干渉して通信障害となることは上述したとおりである。そこで、本実施形態ではそのような干渉を抑制するために以下の手段をとる。
図3は、電力量データの送信手順を説明するためのシーケンス図である。
図3に示すように、まず検針サーバ7は、各需要者の電力メータ12a〜12dとの通信スケジュール(検針スケジュール)を生成し、これにしたがって自動遠隔検針を実施する。通信スケジュールは所定の時間(例えば30分)を繰り返し単位とし、この単位期間T内に各電力メータの検針時間が割り当てられたものである。そして、この単位期間Tのうち検針時間が割り当てられていない残り時間が「空き時間」となる。なお一つの電力メータの検針に割り当てられる時間は数秒以下である。ここでは4つの電力メータ12a〜12dを対象としており、その数は非常に少ないが、実際にはもっと多くの電力メータを検針対象とすることができる。
通信スケジュールは単位期間T0内において任意に設定することができる。例えば図示のように、4つの電力メータ12a〜12dの検針を連続して行ってもよい。また、2つの電力メータ12a,12bの検針を連続して行った後、空き時間を設け、次いで他の2つの電力メータ12c,12dの検針を連続して行った後、再び空き時間を設けるようにしてもよい。さらにまた、個々の電力メータの検針が終わるたびに空き時間を設けてもよい。
検針サーバ7は、通信スケジュールを新規作成または変更したとき、この通信スケジュールデータを各電力メータ12a〜12dに配布する。検針サーバ7からの通信スケジュールデータは、検針用親機PLCモデム11および検針用子機PLCモデム13a〜13dを介して各需要者a〜dの電力メータ12a〜12dに送信され、各電力メータ12a〜12dはこの通信スケジュールデータを予め保持しておく。
次に、電力メータ12aのコントローラ15aは、自らが保持する通信スケジュールを参照して、現在が「空き時間」であるか否かを判断する。そして、現在が空き時間であると判断した場合、電力メータ12aのコントローラ15aは空き時間が終了する直前に通信禁止期間設定信号S1をHEMSサーバ17へ送信する。ここで「通信禁止期間設定信号」とは、HEMSサーバ17と電力メータ12aとの間の通信禁止期間を設定するための信号であって、本実施形態では検針時間終了時刻tを規定する情報を含むものである。
本実施形態においては、空き時間が終了する直前に通信禁止期間設定信号S1を送信し、この信号の受信をトリガにして通信禁止期間をスタートさせているので、通信禁止期間設定信号S1が検針時間開始時刻tに関する情報を含まなくてもよいが、検針時間開始時刻tに関する情報を含んでいてもかまわない。なお、本実施形態においてHEMSサーバ17自身は通信スケジュールデータを保持せず、単に電力メータ12aからの命令にしたがって通信の許否を決定する。
通信禁止期間設定信号を受信したHEMSサーバ17は、この通信禁止期間設定信号を受信してから検針時間終了時刻tまでの間、電力メータ12aとの間で通信を行わない。したがって、電力量データを取得しようとするHEMSサーバ17は、まず現在が通信禁止期間であるか否かを判断し、通信禁止期間である場合には電力量データの送信リクエストR1を送信しないが、空き時間である場合には電力メータ12aに向けて電力量データの送信リクエストR1を送信する。すなわち、HEMSサーバ17は、電力量データの送信リクエストR1を電力メータ12aに向けて送信する前に、送信リクエストR1を送信する期間が検針サーバ7と電力メータ12a〜12dのいずれかとの通信期間と重複するか否かを判定し、重複する場合には送信リクエストR1を送信せず、重複しない場合には送信リクエストR1を送信する。
HEMSサーバ17からの電力量データの送信リクエストR1はHEMS用親機PLCモデム18およびHEMS用子機PLCモデム14aを介して電力メータ12aのコントローラ15aに送られる。電力量データの送信リクエストR1を受信した電力メータ12aのコントローラ15aは、通信スケジュールを参照して、現在が空き時間であるか否かを判断する。そして図示のように、現在が空き時間であると判断した場合、電力メータ12aは当該リクエストに応答して電力量データD1をHEMSサーバ17に向けて送信する。この電力量データD1は、HEMS用子機PLCモデム14aおよびHEMS用親機PLCモデム18を介してHEMSサーバ17に送られる。一方、現在が空き時間ではなく、検針サーバ7といずれかの電力メータ12a〜12dとの通信期間(検針時間)であると判断した場合、電力メータ12aは当該送信リクエストR1を無視して無応答とする。
このように、HEMSサーバ17は、電力量データの送信リクエストR1を送信するタイミングがいずれかの検針用子機PLCモデムと検針用親機PLCモデム11とが通信するタイミングと重複する場合には、当該送信リクエストR1の送信を行わないので、検針システム側の通信との干渉を確実に防止することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能であり、それらも本発明に包含されるものであることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態において、電力メータ12aは、空き時間が来るたびに次の通信禁止期間を設定するための通信禁止期間設定信号S1を送信し、HEMSサーバ17自身は通信スケジュールデータを保持せず、単に電力メータ12aからの命令にしたがって通信の許否を決定しているが、本発明はこのような構成に限定されない。したがって、例えば、HEMSサーバ17が電力メータ12aから通信スケジュールデータを取得して保持し、当該通信スケジュールに基づいて、電力量データの送信リクエストを送信する期間が検針サーバ7と複数の電力メータ12a〜12dのいずれかとの通信期間と重複するか否かを判定するようにしてもよい。この場合、電力メータ12aは、通信スケジュールが変更されるまでは通信スケジュールデータを送信する必要がなく、HEMSサーバ17自身が通信スケジュールデータを参照して通信禁止期間を設定するので、通信エラー等によるトラブルを予め回避することができ、システムの信頼性を高めることが可能である。そのため、検針件数が非常に多く空き時間が少ない場合には有効である。
また、上記実施形態では、検針用子機PLCモデム13a〜13dおよびHEMS用子機PLCモデム14a〜14dが電力メータ12a〜12dに内蔵されたものであるが、電力メータに外部から接続されるいわゆる外付けタイプであってもかまわない。また、電力メータ12a〜12dは検針用子機PLCモデム13a〜13dとHEMS用子機PLCモデム14a〜14dの2つのPLCモデムをそれぞれ内蔵しているが、1つの共通のPLCモデムで両方の機能を兼用してもかまわない。この場合も、子機PLCモデムがHEMS用親機PLCモデムと通信するタイミングが、検針用親機PLCモデムと通信するタイミングと重複しないようにすればよい。
また、上記実施形態においては、説明の便宜上、需要者aだけがHEMSを導入しており、HEMSサーバ(第2のサーバ)17は需要者aの宅内にのみ設置されているが、他の需要者b〜dがHEMSを導入してもよいことは言うまでもない。
1 自動検針システム
2 電柱
3 変電所
4 柱上トランス
5a,5b 電力線
6 光ネットワーク
7 検針サーバ
8 近距離無線ネットワーク
9a〜9d 家電機器
10 集合住宅
10a〜10d 電力需要者の各戸
11 検針用親機PLCモデム
12a〜12d 電力メータ
13a〜13d 検針用子機PLCモデム(第2のPLCモデム)
14a〜14d HEMS用子機PLCモデム
15a〜15d コントローラ
16a〜16d ブレーカ
17 HEMSサーバ
18 HEMS用親機PLCモデム
20 PLCモデム
21 制御部
22 メモリ
23 インターフェース部
24 通信部
25 変調部
26 送信部
27 復調部
28 受信部
29 マルチプレクサ

Claims (6)

  1. 電力需要者の電力使用量を計測する複数の電力メータと、
    前記複数の電力メータの各々から第1の電力量データを収集する第1のサーバと、
    前記第1のサーバに接続された第1のPLCモデムと、
    前記複数の電力メータの各々に接続されるとともに、電力線を介して前記第1のPLCモデムと通信を行う複数の第2のPLCモデムと、
    家庭内の電力を管理する第2のサーバと、
    前記第2のサーバに接続された第3のPLCモデムと、
    前記複数の電力メータのうち前記第2のサーバを導入する家庭の第1の電力メータに接続されるとともに、前記電力線を介して前記第3のPLCモデムと通信を行う第4のPLCモデムとを備え、
    前記第1の電力メータは、前記第1のサーバと前記複数の電力メータとの通信期間に関する情報を前記第2のサーバに送信し、
    前記第2のサーバは、電力量データの送信リクエストを前記第1の電力メータに向けて送信する前に、前記通信期間に関する情報に基づき前記送信リクエストを送信する期間が前記第1のサーバと前記複数の電力メータのいずれかとの通信期間と重複するか否かを判定し、重複する場合には前記送信リクエストを送信せず、重複しない場合に前記送信リクエストを送信することを特徴とする自動検針システム。
  2. 前記複数の電力メータの各々は、前記第1のサーバが前記複数の電力メータの各々から前記第1の電力量データを収集するための通信スケジュールデータを保持しており、
    前記第1の電力メータは、前記通信スケジュールデータを参照して、前記通信期間に関する情報として前記第2のサーバと前記第1の電力メータとの通信を禁止する期間を設定する通信禁止期間設定信号を生成して前記第2のサーバに向けて送信し、
    前記第2のサーバは、前記通信禁止期間設定信号に基づいて、前記送信リクエストを送信する期間が前記第1のサーバと前記複数の電力メータのいずれかとの通信期間と重複するか否かを判定する、請求項1に記載の自動検針システム。
  3. 前記第1の電力メータは、前記第1のサーバが前記複数の電力メータのいずれとも通信を行わない空き時間のたびに前記通信禁止期間設定信号を送信する、請求項2に記載の自動検針システム。
  4. 前記複数の電力メータの各々は前記第1のサーバが前記複数の電力メータの各々から前記第1の電力量データを収集するための通信スケジュールデータを保持しており、
    前記第2のサーバは、前記通信期間に関する情報として前記第1の電力メータから前記通信スケジュールを取得して保持し、当該通信スケジュールに基づいて、前記送信リクエストを送信する期間が前記第1のサーバと前記複数の電力メータのいずれかとの通信期間と重複するか否かを判定する、請求項1に記載の自動検針システム。
  5. 前記第1の電力メータは、前記第2のサーバから送信された前記電力量データの送信リクエストに応答して第2の電力量データを第2のサーバに向けて送信する前に、前記第2の電力量データを送信する期間が前記第1のサーバと他の電力メータとの通信期間と重複するか否かを判定し、重複する場合には前記送信リクエストに応答せず、重複しない場合には前記送信リクエストに応答して前記第2の電力量データを送信する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の自動検針システム。
  6. 前記第1のサーバは、前記複数の電力メータの各々から前記第1の電力量データを定期的に収集するための通信スケジュールデータを予め作成し、当該通信スケジュールデータを前記複数の電力メータに向けて配信する、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の自動検針システム。
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