JP2015115855A - 通信装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術に比較して初期接続の時間を短縮することができる通信装置、通信システム及び通信方法を提供する。
【解決手段】電力線通信と無線通信とを用いて各通信装置間で通信を行う通信システムのための通信装置であって、前記通信装置は、初期通信時に電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて相手通信装置と通信を行い、初期通信の設定情報及び当該通信システムのネットワークの情報を受信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力線通信と、無線通信とを用いて通信を行う、パーソナルエリアネットワーク(以下、PANという、)等のネットワークのための通信装置、通信システム及び通信方法に関する。ここで、PANは、例えば、HEMS(Home Energy Management System)制御装置又はBEMS(Building Energy Management System)制御装置で構成されるセンサネットワーク又は各種制御システムを構成する通信ネットワーク、又は検針装置とHEMS制御装置との間の通信ネットワーク、もしくは検針装置と電気事業者である電力会社のシステム装置との間の通信ネットワークである。
電気事業者である電力会社から商用電力は、いわゆるスマートメータと呼ばれる通信機能付き検針装置(以下、検針装置という。)を介して各需要家の分電盤に商用電力が配電されている。検針装置は配電される電力を測定して、電力会社のシステム装置(以下、電力会社システム装置という。)と例えば配電線などの電力線を介して通信を行うことにより、測定結果である検針データを電力会社システム装置に送信して遠隔検診等を可能にする。ここで、検針装置と電力会社システム装置との間の通信は、電力線通信(電力線搬送通信とも呼ばれる)又は無線通信により実現される。当該PANの通信ルートをAルートという(例えば、特許文献1参照)。
また、分電盤には、需要家のエネルギーを管理して制御するために、HEMS制御装置を内蔵又は外付けで設ける場合が多くなっている。ここで、HEMS制御装置は、各負荷の電力消費情報等を検針装置経由で電力会社システム装置に送信し、もしくは、エネルギー需要のピークを抑制するために、電力会社システム装置からの信号に基づいて負荷を制御する。HEMS制御装置と検針装置との間の通信は、電力線通信又は無線通信により実現される。当該PANの通信ルートをBルートという(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献2において、無線伝送路と電力線伝送路の両者を同時に使用して通信状態に応じた伝送形態で上り及び下りの各方向における所望の通信速度及び通信品質を実現するための通信システムが開示されている。当該通信システムにおいては、下り方向では、分割した送信データを無線からなる伝送路Aと電力線からなる伝送路Bに交互に振り分けて送信するので、通信速度は高速化し、大容量データ伝送やアイソクロナス性が要求されるアプリケーションに好適である。上り方向では、分割した個々の送信データを双方の伝送路から同時に送信するので、一方の伝送路の通信品質が劣悪であっても、他方の伝送路で補完して、ACK/NACKなどの制御パケットを確実に届けることができる。
特開2013−171453号公報 特開2008−177754号公報
しかし、通信速度を変えて接続するシステムは通信を確立するまでに、無線通信を使用する場合、周波数の決定を行い、通信速度を通信品質によって決定する必要があるため初期接続に時間がかかる。また、通信できなかった場合にも通信不可を確定するのに時間がかかるという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来技術に比較して初期接続の時間を短縮することができる通信装置、通信システム及び通信方法を提供することにある。
第1の態様に係る通信装置は、電力線通信と無線通信とを用いて各通信装置間で通信を行う通信システムのための通信装置であって、
前記通信装置は、初期通信時に電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて相手通信装置と通信を行い、初期通信の設定情報及び当該通信システムのネットワークの情報を受信する。
第2の態様に係る通信装置は、第1の態様に係る通信装置において、前記初期通信の設定情報は、無線通信方式の無線周波数チャネルと、変調方式とのうちの少なくとも1つを含む。
第3の態様に係る通信装置は、第1又は2の態様に係る通信装置において、前記通信システムのネットワークの情報は、隣接テーブルと、ルーティングテーブルとのうちの少なくとも1つを含む。
第4の態様に係る通信装置は、第1〜3の態様のうちのいずれか1つの態様に係る通信装置において、
前記通信装置は、無線通信を用いて通信ができなかったときは、電力線通信を用いて通信品質情報を含むエラー報告信号を相手通信装置に対して送信する。
第5の態様に係る通信装置は、第1〜4の態様のうちのいずれか1つの態様に係る通信装置において、
前記通信システムは、検針装置と、HEMS(Home Energy Management System)制御装置との少なくとも1つを含む。
第6の態様に係る通信システムは、電力線通信と無線通信とを用いて各通信装置間で通信を行う通信システムであって、
前記通信装置は、初期通信時に電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて相手通信装置と通信を行い、初期通信の設定情報及び当該通信システムのネットワークの情報を受信する。
第7の態様に係る通信システムは、第6の態様に係る通信システムにおいて、前記初期通信の設定情報は、無線通信方式の無線周波数チャネルと、変調方式とのうちの少なくとも1つを含む。
第8の態様に係る通信システムは、第6又は7の態様に係る通信システムにおいて、
前記通信システムのネットワークの情報は、隣接テーブルと、ルーティングテーブルとのうちの少なくとも1つを含む。
第9の態様に係る通信システムは、第6〜8の態様のうちのいずれか1つの態様に係る通信システムにおいて、
前記通信装置は、無線通信を用いて通信ができなかったときは、電力線通信を用いて通信品質情報を含むエラー報告信号を相手通信装置に対して送信する。
第10の態様に係る通信システムは、第6〜9の態様のうちのいずれか1つの態様に係る通信システムにおいて、
前記通信システムは、検針装置と、HEMS(Home Energy Management System)制御装置との少なくとも1つを含む。
第11の態様に係る通信方法は、電力線通信と無線通信とを用いて各通信装置間で通信を行う通信システムのための通信方法であって、
前記通信装置が、初期通信時に電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて相手通信装置と通信を行い、初期通信の設定情報及び当該通信システムのネットワークの情報を受信する。
本発明に係る通信装置、通信システム及び通信方法によれば、従来技術に比較して初期接続の時間を短縮することができる。
実施形態に係る、複数の需要家における検針装置と、HEMS制御装置を備えた分電盤とを含む配電システムの構成を示すブロック図である。 図1の配電システムにおいて、端末新規参入時の初期接続のための通信手順を示す図である。 図1の配電システムにおいて、端末新規参入時の既存ネットワークの情報を入手するための通信手順を示す図である。 図1の配電システムにおいて、初期通信と、その後の運用開始後の通信のための通信手順を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
本実施形態では、電力線通信と、無線通信とを用いて通信を行う、PAN等のネットワークのための通信装置、通信システム及び通信方法について以下に説明する。ここで、PANは、例えば、検針装置とHEMS制御装置又はBEMS制御装置で構成されるセンサネットワーク又は各種制御システムを構成する通信ネットワーク、又は検針装置とHEMS制御装置との間の通信ネットワーク、もしくは検針装置と電気事業者である電力会社のシステム装置との間の通信ネットワークである。以下の実施形態では、検針装置を用いた配電系の通信システムを例に説明する。なお、検針装置として電力用検針装置について説明するが、これは一例であって、ガスメータであってもよい。
図1は実施形態に係る、複数の需要家における検針装置と、HEMS制御装置を備えた分電盤とを含む配電システムの構成を示すブロック図である。
図1において、商用電力は変電所から配電ネットワーク60、需要家の近傍に例えば設けられた柱上変圧器(コンセントレータCRが設けられる)、電力線PL3、各需要家の検針装置SM−1〜SM−N、電力線PL2を介して分電盤DB−1〜DB−Nに配電される。各需要家には検針装置SM−1〜SM−Nと分電盤DB−1〜DB−Nとが設けられる。ここで、コンセントレータCRは、複数の検針装置SM−1〜SM−Nから各検針データを収集して、収集した検針データを電力線PL3及び配電ネットワーク60を介して電力会社システム装置50に送信するデータ収集及び送信装置である。コンセントレータCRは、制御部10と、PLC通信部11と、アンテナ12Aを有する無線通信部12とを備えて構成される。また、各検針装置SM−1〜SM−Nはいわゆるスマートメータと呼ばれる通信機能付き検針装置であって、制御部20と、PLC通信部21と、アンテナ22Aを有する無線通信部22とを備えて構成される。電力線PL3は電力線PL2を介して各検針装置SM−1〜SM−NのPLC通信部21に接続される。ここで、検針装置SM−1〜SM−Nは、Aルート及びBルートのPANに属しており、BルートのPANのコーディネータである通信装置である。本実施形態において、無線通信部12,22,32は例えば特定小電力無線通信又はWiFiなどの無線LANによる無線通信を用いて通信を行う。
各分電盤DB−1〜DB−Nはそれぞれ、電力線PL1に接続された分電盤回路33と、需要家のエネルギーを管理して制御するHEMS制御装置HC−1〜HC−Nを備えて構成される。各HEMS制御装置HC−1〜HC−Nはそれぞれ制御部30とPLC通信部31と無線通信部32を備えて構成される。ここで、分電盤回路33は家電機器などの各負荷34に接続される。
コンセントレータCRの制御部10は、自身装置の検針データ収集処理などを制御し、PLC通信部11及び無線通信部12の動作を制御する。PLC通信部11は、電力線PL3及び配電ネットワーク60を介して電力会社システム装置50に接続される。PLC通信部11は複数の検針装置SM−1〜SM−Nの測定結果である検針データを収集して収集データとしてまとめて電力線通信により電力会社システム装置50に送信して遠隔検診等を可能にする。PLC通信部11はまた、電力線PL2を介して検針装置SM−1〜SM−NのPLC通信部21に接続される。PLC通信部11は、HEMS制御装置HC−1〜HC−Nからの各負荷34の電力消費情報等を受信して電力会社システム装置50に送信する。PLC通信部11は、エネルギー需要のピークを抑制するために、電力会社システム装置50から受信した信号を検針装置SM−1〜SM−Nを介してHEMS制御装置HC−1〜HC−Nに転送する。当該受信した信号は例えば、消費電力の削減要求等を示すデマンドレスポンス信号などである。無線通信部12は検針装置SM−1〜SM−Nの無線通信部22等と無線通信により通信可能に接続され、PLC通信部11の動作(電力会社システム装置50との通信動作を除く)と同様に動作する。
各検針装置SM−1〜SM−Nの制御部20は、自身装置の検針処理などを制御し、PLC通信部21及び無線通信部22の動作を制御する。PLC通信部21は、電力線PL2及びPL3を介して電力会社システム装置50に接続され、検針装置SM−1の測定結果である検針データを電力線通信によりコンセントレータCRのPLC通信部11を介して電力会社システム装置50に送信して遠隔検診等を可能にする。PLC通信部21はまた、電力線PL1を介してHEMS制御装置HC−1〜HC−Nに接続される。PLC通信部21は、HEMS制御装置HC−1〜HC−Nからの各負荷34の電力消費情報等を受信してPLC通信部11を介して電力会社システム装置50に送信する。PLC通信部21は、エネルギー需要のピークを抑制するために、電力会社システム装置50からPLC通信部11を介して受信した信号(例えば、消費電力の削減要求等を示すデマンドレスポンス信号など)をHEMS制御装置HC−1〜HC−Nに転送する。無線通信部22はコンセントレータCRの無線通信部12及び検針装置SM−1〜SM−Nの無線通信部22等と無線通信により通信可能に接続され、PLC通信部21の動作と同様に動作する。さらに、各検針装置SM−1〜SM−N間で検針又は電力制御に関する情報を互いに交換するために通信を行う。
各HEMS制御装置HC−1〜HC−Nの制御部30は、各負荷34の電力消費情報等を収集し、各負荷34のエネルギーを管理して制御し、PLC通信部31及び無線通信部32の動作を制御する。PLC通信部31は、制御部30により収集された各負荷34の電力消費情報等を含む信号をPLC通信部21及びPLC通信部11を介して電力会社システム装置50に送信する。また、PLC通信部31はその逆方向で送信される、エネルギー需要のピークを抑制するための信号(例えば、消費電力の削減要求等を示すデマンドレスポンス信号など)を受信して制御部30に出力し、制御部30は当該信号に基づいて各負荷34を制御する。無線通信部32は検針装置SM−1〜SM−Nの無線通信部22等と無線通信により通信可能に接続され、PLC通信部31の動作と同様に動作する。
以上のように構成された配電システムでは、1つのコンセントレータCRのネットワークの中では、電力線伝送路を介する電力線通信と、無線伝送路を介する無線通信の両方で通信を行うことができるハイブリッド通信システムを構成している。ここで例えば、コンセントレータCRと検針装置SM−1〜SM−Nとの間並びに各検針装置SM−1〜SM−N間のAルートのPANが構成される。また、各需要家においてそれぞれ検針装置SM−nとHEMS制御装置HC−nとの間(n=1,2,…,N)においてBルートのPANが構成される。従って、コンセントレータCRと、検針装置SM−1〜SM−Nと、HEMS制御装置HC−1〜HC−N(これらはいわゆる端末と呼ばれる通信装置を構成する)の間で電力線伝送路を介する電力線通信と、無線伝送路を介する無線通信の両方で通信を行うハイブリッド通信を行うことができる。
図2は図1の配電システムにおいて、端末新規参入時の初期接続のための通信手順を示す図である。図2において、例えば検針装置SM−1と検針装置SM−2との間で初期接続を行うときは、互いに無線通信で使用する無線周波数チャネル及び変調方式等の無線通信方式の設定情報を通知する通知信号を送受信することで通信を行う。ここで、検針装置SM−1,SM−2は、無線通信ではなく電力線通信をプライマリ通信方式として用いてパケット交換方式で互いに送受信することで通信を行う。変調方式は、例えば
(1)OOK(On Off Keying)
(2)ASK(Amplitude Shift Keying)(3)OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)
(4)DS−SS(Direct Sequence−Spread Spectrum)、
(5)FSK(Frequency Shift Keying)。
などを含む。
従って、通信速度を変えて接続するハイブリッド通信システムにおいて、初期接続を確立するまでに無線通信を使用すると無線通信の伝搬環境により通信ができない、もしくは不安定な状態で無線通信を行うことがある。ここで、通信不可のときはそれを確定するのにかなりの時間を必要とする。また、無線通信の場合、使用周波数の決定を行い、通信速度を設定された通信品質を満たすように初期通信の設定情報を決定する必要がある。そのため、無線接続にかなりの時間を要する場合もある。これに対して、図2の通信手順では、初期接続時に電力線通信を用いて無線通信の無線周波数チャネル、変調方式などの無線通信方式の設定情報を交換することにより、確実にかつ短時間で当該情報を入手することができる。
図3は図1の配電システムにおいて、端末新規参入時の既存ネットワークの情報を入手するための通信手順を示す図である。図3において、検針装置SM−1と検針装置SM−2〜SM−4の間では無線通信のみならず電力線PL2を介する電力線通信で通信可能な状態で既存ネットワーク(PAN)を構成する。既存ネットワークに関する各端末情報、隣接テーブル(隣接端末間の伝送路情報、コストなど)、ルーティングテーブル(コンセントレータCRまで又はHEMS制御装置HC−1〜HC−Nまでの経路選択情報など)が検針装置SM−1〜SM−4に格納される。この状態で、検針装置SM−5が当該既存ネットワークに新規参入するとき、検針装置SM−5は、以下のように通信を行う。検針装置SM−5は、既存ネットワークのコーディネータである検針装置SM−1に対して、互いに無線通信で使用する無線周波数チャネル及び変調方式等の無線通信方式の設定情報を通知する通知信号を互いに送受信することで通信を行う。ここで、無線通信ではなく電力線通信をプライマリ通信方式として用いてパケット交換方式で通信を行う。これらの設定情報は例えば、製造出荷時に予め決定されて制御部メモリに格納されている。また、検針装置SM−5は検針装置SM−1から既存ネットワークに関する情報である各端末情報、隣接テーブル及びルーティングテーブルを入手する。
従って、図3の通信手順では、既存ネットワークへの新規参入時に電力線通信を用いて無線通信の無線周波数チャネル、変調方式などの無線通信方式の設定情報を交換しかつ既存ネットワークの情報を入手することにより、確実にかつ短時間で当該情報を入手することができる。
図4は図1の配電システムにおいて、初期通信と、その後の運用開始後の通信のための通信手順を示す図である。図4の初期通信において、例えば検針装置SM−1は検針装置SM−2に対して電力線通信を用いて接続確認信号を送信する。これに応答して、検針装置SM−2は検針装置SM−1に対して受信確認を示すACK(Acknowledgment)信号を返信する。次いで、検針装置SM−2は、互いに無線通信で使用する無線周波数チャネル及び変調方式等の無線通信方式の設定情報を通知する通知信号を送信する。これに応答して、検針装置SM−1は検針装置SM−2に対してACK信号を返信する。以上の初期通信ではすべて電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて通信を行う。
次いで、運用開始後の通信では、検針装置SM−1は検針装置SM−2に対して無線通信開始信号を送信する。これに応答して、検針装置SM−2は検針装置SM−1に対してACK信号を返信する。さらに、検針装置SM−1は検針装置SM−2に対して無線通信開始信号を送信したとき、これに応答して、検針装置SM−2は検針装置SM−1に対してACK信号を返信する。しかし、検針装置SM−1が受信エラーで受信できなかったときは、検針装置SM−1でのタイマーオーバーで、検針装置SM−1は電力線通信を用いてエラー報告信号を電力線PL2を介して検針装置SM−2に返信する。当該エラー報告信号は無線通信を行っていたときに最後に受信した無線信号のRSSI(Received Signal Strength Indication)及びエラー発生情報などの通信品質情報を含む。当該エラー報告信号の情報は上位端末であるコンセントレータCRを介して電力会社システム装置60に送信して報告される。
従って、図4の通信手順では、初期通信時に電力線通信を用いて無線通信の無線周波数チャネル、変調方式などの無線通信方式の設定情報を通知することにより、確実にかつ短時間で当該情報を入手することができる。また、無線通信を用いて通信を行っているときに、ACK受信エラーとなったとき電力線通信を用いてエラー報告信号を相手局に送信することで確実にかつ短時間で当該信号を送信できる。
以上の図2〜図4の通信においては、検針装置SM−1〜SM−5の通信の一例について説明しているが、本発明はこれに限られず、コンセントレータCR、検針装置SM−1〜SM−N、HEMS制御装置HC−1〜HC−Nなどのうちの各通信装置で通信を行う場合に適用できる。
以上の実施形態においては、各需要家について説明しているが、本発明はこれに限らず、各需要家は例えば集合住宅の各住戸、事務所、工場などであってもよい。
以上の実施形態において、各分電盤DB−1〜DB−NはそれぞれHEMS制御装置HC−1〜HC−Nを内蔵しているが、本発明はこれに限らず、外付けであってもよい。すなわち、分電盤回路33の制御についてはHEMS制御装置HC−1〜HC−Nの制御部30が行ってもよいし、分電盤DB−1〜DB−Nの制御部が行ってもよい。ここで、当該制御部はエネルギー管理システムの制御部を構成する。
以上の実施形態において、電力会社システム装置50からの信号を配電ネットワーク60を介していわゆるAルートで受信している。しかし、本発明はこれに限らず、インターネットなどのCルートで受信してもよい。
以上の実施形態において、電力会社システム装置50からのDR要請信号又はDR解除信号は、電力会社システム装置50から送信されている。しかし、本発明はこれに限らず、HEMS制御装置HC−1〜HC−Nの制御部30が電力会社システム装置50のサーバ装置にアクセスして当該信号を受信するように構成してもよい。
実施形態のまとめ.
第1の態様に係る通信装置は、電力線通信と無線通信とを用いて各通信装置間で通信を行う通信システムのための通信装置であって、
前記通信装置は、初期通信時に電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて相手通信装置と通信を行い、初期通信の設定情報及び当該通信システムのネットワークの情報を受信する。
第2の態様に係る通信装置は、第1の態様に係る通信装置において、前記初期通信の設定情報は、無線通信方式の無線周波数チャネルと、変調方式とのうちの少なくとも1つを含む。
第3の態様に係る通信装置は、第1又は2の態様に係る通信装置において、前記通信システムのネットワークの情報は、隣接テーブルと、ルーティングテーブルとのうちの少なくとも1つを含む。
第4の態様に係る通信装置は、第1〜3の態様のうちのいずれか1つの態様に係る通信装置において、
前記通信装置は、無線通信を用いて通信ができなかったときは、電力線通信を用いて通信品質情報を含むエラー報告信号を相手通信装置に対して送信する。
第5の態様に係る通信装置は、第1〜4の態様のうちのいずれか1つの態様に係る通信装置において、
前記通信システムは、検針装置と、HEMS(Home Energy Management System)制御装置との少なくとも1つを含む。
第6の態様に係る通信システムは、電力線通信と無線通信とを用いて各通信装置間で通信を行う通信システムであって、
前記通信装置は、初期通信時に電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて相手通信装置と通信を行い、初期通信の設定情報及び当該通信システムのネットワークの情報を受信する。
第7の態様に係る通信システムは、第6の態様に係る通信システムにおいて、前記初期通信の設定情報は、無線通信方式の無線周波数チャネルと、変調方式とのうちの少なくとも1つを含む。
第8の態様に係る通信システムは、第6又は7の態様に係る通信システムにおいて、
前記通信システムのネットワークの情報は、隣接テーブルと、ルーティングテーブルとのうちの少なくとも1つを含む。
第9の態様に係る通信システムは、第6〜8の態様のうちのいずれか1つの態様に係る通信システムにおいて、
前記通信装置は、無線通信を用いて通信ができなかったときは、電力線通信を用いて通信品質情報を含むエラー報告信号を相手通信装置に対して送信する。
第10の態様に係る通信システムは、第6〜9の態様のうちのいずれか1つの態様に係る通信システムにおいて、
前記通信システムは、検針装置と、HEMS(Home Energy Management System)制御装置との少なくとも1つを含む。
第11の態様に係る通信方法は、電力線通信と無線通信とを用いて各通信装置間で通信を行う通信システムのための通信方法であって、
前記通信装置が、初期通信時に電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて相手通信装置と通信を行い、初期通信の設定情報及び当該通信システムのネットワークの情報を受信する。
10…制御部、
11…PLC通信部、
12…無線通信部、
12A…アンテナ、
20…制御部、
21…PLC通信部、
22…無線通信部、
22A…アンテナ、
30…制御部、
31…PLC通信部、
32…無線通信部、
32A…アンテナ、
33…分電盤回路、
34…負荷、
50…電力会社システム装置、
60…配電ネットワーク、
CR…コンセントレータ、
DB−1〜DB−N…分電盤。
HC−1〜HC−N…HEMS制御装置、
PL1,PL2,PL3…電力線、
SM−1〜SM−N…検針装置。

Claims (11)

  1. 電力線通信と無線通信とを用いて各通信装置間で通信を行う通信システムのための通信装置であって、
    前記通信装置は、初期通信時に電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて相手通信装置と通信を行い、初期通信の設定情報及び当該通信システムのネットワークの情報を受信する通信装置。
  2. 前記初期通信の設定情報は、無線通信方式の無線周波数チャネルと、変調方式とのうちの少なくとも1つを含む請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信システムのネットワークの情報は、隣接テーブルと、ルーティングテーブルとのうちの少なくとも1つを含む請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の通信装置において、
    前記通信装置は、無線通信を用いて通信ができなかったときは、電力線通信を用いて通信品質情報を含むエラー報告信号を相手通信装置に対して送信する通信装置。
  5. 前記通信システムは、検針装置と、HEMS(Home Energy Management System)制御装置との少なくとも1つを含む請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の通信装置。
  6. 電力線通信と無線通信とを用いて各通信装置間で通信を行う通信システムであって、
    前記通信装置は、初期通信時に電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて相手通信装置と通信を行い、初期通信の設定情報及び当該通信システムのネットワークの情報を受信する通信システム。
  7. 前記初期通信の設定情報は、無線通信方式の無線周波数チャネルと、変調方式とのうちの少なくとも1つを含む請求項6記載の通信システム。
  8. 前記通信システムのネットワークの情報は、隣接テーブルと、ルーティングテーブルとのうちの少なくとも1つを含む請求項6又は7記載の通信システム。
  9. 請求項6〜8のうちのいずれか1つに記載の通信システムにおいて、
    前記通信装置は、無線通信を用いて通信ができなかったときは、電力線通信を用いて通信品質情報を含むエラー報告信号を相手通信装置に対して送信する通信システム。
  10. 前記通信システムは、検針装置と、HEMS(Home Energy Management System)制御装置との少なくとも1つを含む請求項6〜9のうちのいずれか1つに記載の通信システム。
  11. 電力線通信と無線通信とを用いて各通信装置間で通信を行う通信システムのための通信方法であって、
    前記通信装置が、初期通信時に電力線通信方式をプライマリ通信方式として用いて相手通信装置と通信を行い、初期通信の設定情報及び当該通信システムのネットワークの情報を受信する通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017131071A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 京セラ株式会社 管理装置及び管理方法

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