JP6312017B2 - 通信装置、通信システム、計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力線搬送通信を用いた通信装置、通信システム、計測装置に関するものである。
従来、図11に示すように、親機501、コントローラ502、子機503が、配電系統W100に接続したものがある。配電系統W100は、電力事業者が管理する商用電源510から需要家に電力を供給する系統である。そして、親機501、コントローラ502、子機503は、配電系統W100を介して互いに電力線搬送通信を行う(例えば、特許文献1参照)。
集合住宅、ビル等の建物の電気室には、降圧用のトランス505が配置されており、トランス505の1次側は、商用電源510に接続している。配電系統W100は、トランス505の2次側に接続されており、各需要家は、配電系統W100から受電している。そして、各需要家に設置される子機503は、電力量計の機能を有しており、各需要家における電力の消費量を計測し、この計測結果に応じた検針データを一定時間毎に生成する。子機503は、生成した検針データを、配電系統W100を介した電力線搬送通信(PLC:Power LineCommunications)によって送信する。
親機501は、複数の子機503に対して1台設けられており、子機503毎の検針データを取得する。そして、電力事業者によって管理される図示しない上位管理装置が、供給エリア内で一定範囲毎に設けた親機501のそれぞれから、インターネット等の広域通信網を介して検針データを収集する。
コントローラ502は、各需要家に設置した分電盤内に収納され、各需要家の子機503から検針データ等の各種データを取得し、このデータを用いて需要家内の機器504を制御する機器制御、検針データを需要家に対してモニタ表示する表示制御等を行う。
特開2011−217148号公報
図11に示す通信システムにおいて、親機501、コントローラ502、子機503は、配電系統W100を介して互いに通信を行う通信装置を構成する。そして、配電系統W100は、親機501−子機503間の信号の伝送路(以降、Aルートと称す)、コントローラ502−子機503間の信号の伝送路(以降、Bルートと称す)を構成している。
配電系統W100は、図12に示すように、3本の配電線を用いる単相三線式の配電方式を用いる。配電系統W100は、2本の電圧極L100,L200、中性極N100で構成され、電圧極L100−電圧極L200間に200V、電圧極L100−中性極N100間に100V、電圧極L200−中性極N100間に100Vが発生している。そして、親機501−子機503間の伝送路であるAルート、コントローラ502−子機503間の伝送路であるBルートは、電圧極L100と中性極N100との組み合わせからなる相(L100−N100相)を用いている。
すなわち、親機501、子機503によるAルートの通信と、コントローラ502、子機503によるBルートの通信とは、配電系統W100の同相を伝送路として用いている。この従来の通信システムでは、親機501、子機503によるAルートの通信と、コントローラ502、子機503によるBルートの通信とが互いに干渉して、通信障害が発生する可能性があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、同一の配電系統を用いて複数の伝送路の電力線搬送通信を行う場合に、伝送路間の干渉を抑制できる通信装置、通信システム、計測装置を提供することにある。
本発明の通信装置は、商用電源から需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して電力線搬送通信を行う通信装置であって、第1の通信端末との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の前記配電線を組み合わせた第1の相を介して授受し、第2の通信端末との間の通信に用いられる第2の信号を、前記第1の相とは異なる前記配電線の組み合わせである第2の相を介して授受する通信部を備え、信号を入力される1組の入力ポートを前記通信部に設けて、前記第1の相を介して受信した前記第1の信号および前記第2の相を介して受信した第2の信号を前記入力ポートに出力する加算回路をさらに備えることを特徴とする。
この発明において、信号を出力する1組の出力ポートを前記通信部に設けて、前記出力ポートの出力経路の接続先を前記第1の相または前記第2の相に切り替える切替器を備え、前記切替器は、前記第1の信号が前記出力ポートから出力される場合、前記出力ポートの出力経路を前記第1の相に接続し、前記第2の信号が前記出力ポートから出力される場合、前記出力ポートの出力経路を前記第2の相に接続することが好ましい。
この発明において、前記第1の相を構成する前記配電線の組み合わせと、前記第2の相を構成する前記配電線の組み合わせとは、予め決められた組み合わせに固定されることが好ましい。
本発明の通信装置は、商用電源から需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して、第1の通信端末および第2の通信端末との間で第3の通信端末が電力線搬送通信を行い、前記第3の通信端末は、前記第1の通信端末との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の前記配電線を組み合わせた第1の相を介して授受し、前記第2の通信端末との間の通信に用いられる第2の信号を、前記第1の相とは異なる前記配電線の組み合わせである第2の相を介して授受する通信システムの前記第1の通信端末に用いられる通信装置であって、前記第1の相を構成する前記2本の配電線の組み合わせを変更するか否かを判断して、変更後の前記第1の相を決定する相決定部と、変更後の前記第1の相に関する情報を、変更前の前記第1の相を介して前記第3の通信端末へ送信する通信部とを備えることを特徴とする。
この発明において、前記配電線の組み合わせが互いに異なる相毎に通信環境を監視する監視部を備え、前記相決定部は、前記監視部の監視結果に基づいて、前記通信環境が最もよい相を変更後の前記第1の相とすることが好ましい。
この発明において、信号を入力される1組の入力ポートを前記通信部に設けて、前記入力ポートの入力経路の接続先となる前記配電線の組み合わせを切り替える切替器を備え、前記監視部は、前記切替器を切り替えることによって、監視対象となる相を切り替えることが好ましい。
この発明において、時間を計時する計時部を備え、前記相決定部は、前記第1の相を構成する前記配電線の組み合わせを時間帯に応じて決定することが好ましい。
本発明の通信システムは、商用電源から需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して、第1の通信端末および第2の通信端末との間で第3の通信端末が電力線搬送通信を行う通信システムであって、前記第3の通信端末は、前記第1の通信端末との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の前記配電線を組み合わせた第1の相を介して授受し、前記第2の通信端末との間の通信に用いられる第2の信号を、前記第1の相とは異なる前記配電線の組み合わせである第2の相を介して授受し、前記第1の通信端末は、前記第1の相を構成する前記2本の配電線の組み合わせを変更するか否かを判断して、変更後の前記第1の相を決定し、変更後の前記第1の相に関する情報を、変更前の前記第1の相を介して前記第3の通信端末へ送信し、前記第3の通信端末は、受信した前記情報に基づいて前記第1の相を設定することを特徴とする。
この発明において、前記第3の通信端末は、前記配電線の組み合わせが互いに異なる相毎に通信環境を監視して、この監視結果を前記第1の通信端末へ送信し、前記第1の通信端末は、受信した前記監視結果に基づいて前記第1の相を決定することが好ましい。
この発明において、前記第3の通信端末は、信号の入力経路の接続先となる前記配電線の組み合わせを切り替えることによって、監視対象となる相を切り替えることが好ましい。
本発明の計測装置は、需要家における資源の消費量を計測する計測部と、商用電源から前記需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して電力線搬送通信を行い、前記計測部の計測結果を前記電力線搬送通信により送信する通信部とを備え、前記通信部は、前記需要家外に設置された第1の通信端末との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の前記配電線を組み合わせた第1の相を介して授受し、前記需要家内に設置された第2の通信端末との間の通信に用いられる第2の信号を、前記第1の相とは異なる前記配電線の組み合わせである第2の相を介して授受し、信号を入力される1組の入力ポートを前記通信部に設けて、前記第1の相を介して受信した前記第1の信号および前記第2の相を介して受信した第2の信号を前記入力ポートに出力する加算回路をさらに備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の通信装置、通信システム、計測装置では、第1の通信端末、第3の通信端末による通信と、第2の通信端末、第3の通信端末による通信とは、3本以上の配電線からなる配電系統の異相を信号の伝送路として用いている。したがって、本発明では、同一の配電系統を用いて複数の伝送路の電力線搬送通信を行う場合に、伝送路間の干渉を抑制できるという効果がある。
実施形態1の子機の構成を示すブロック図である。 同上の通信システムの構成を示すブロック図である。 同上の配電系統を示すブロック図である。 同上の親機の構成を示すブロック図である。 同上のコントローラの構成を示すブロック図である。 同上の信号減衰量の周波数特性を示すグラフである。 同上の子機の別の構成を示すブロック図である。 実施形態2の親機の構成を示すブロック図である。 同上のコントローラの構成を示すブロック図である。 同上の親機の別の構成を示すブロック図である。 従来の通信システムの構成を示すブロック図である。 同上の配電系統を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の通信システムは、図2に示すように、親機1、コントローラ2、子機3が配電系統W1に接続している。配電系統W1は、電力事業者が管理する商用電源6から需要家に電力を供給する系統である。そして、親機1、コントローラ2、子機3のそれぞれは、配電系統W1を介して電力線搬送通信を行う。また、親機1が第1の通信端末に相当し、コントローラ2が第2の通信端末に相当し、子機3が第3の通信端末に相当する。
集合住宅、ビル等の建物の電気室には、降圧用のトランス5が配置されており、トランス5の1次側は、商用電源6側の高圧系統に接続している。配電系統W1は、トランス5の2次側に接続されており、各需要家は、トランス5によって降圧された配電系統W1から受電している。そして、各需要家に設置される子機3は、電力量計(計測装置)の機能を有しており、各需要家における電力の消費量を計測し、この計測結果に応じた検針データを一定時間毎に生成する。子機3は、生成した検針データを、配電系統W1を介した電力線搬送通信(PLC)によって送信する。
親機1は、複数の子機3に対して1台設けられており、子機3毎の検針データを取得する。そして、電力事業者によって管理される図示しない上位管理装置が、供給エリア内で一定範囲毎に設けた親機1のそれぞれから、インターネット等の広域通信網を介して検針データを収集する。
コントローラ2は、各需要家において配電系統W1を引き込まれた分電盤内に収納され、各需要家の子機3から検針データ等の各種データを取得し、このデータを用いて需要家内の機器4を制御する機器制御、検針データを需要家に対してモニタ表示する表示制御等を行う。なお、コントローラ2は、上記の分電盤の外部に設置されてもよい。
図2に示す通信システムにおいて、配電系統W1は、親機1−子機3間の信号の伝送路(以降、Aルートと称す)、コントローラ2−子機3間の信号の伝送路(以降、Bルートと称す)を構成している。
配電系統W1は、図3に示すように、3本の配電線を用いる単相三線式の配電方式を用いる。配電系統W1は、2本の電圧極L1,L2、1本の中性極N1で構成され、電圧極L1−電圧極L2間に200V、電圧極L1−中性極N1間に100V、電圧極L2−中性極N1間に100Vが発生している。すなわち、配電系統W1は、配電線の組み合わせが互いに異なる3つの相を有している。1つ目の相は、電圧極L1と中性極N1との組み合わせからなる相(L1−N1相)、2つ目の相は、電圧極L2と中性極N1との組み合わせからなる相(L2−N1相)、3つ目の相は、電圧極L1と電圧極L2との組み合わせからなる相(L1−L2相)である。
そして、本実施形態において、親機1−子機3間の信号の伝送路であるAルート、コントローラ2−子機3間の信号の伝送路であるBルートは、互いに異なる相を伝送路として用いる。また、親機1および子機3がAルート(親機1−子機3間)の通信に用いる信号を、第1の信号と称す。また、コントローラ2および子機3がBルート(コントローラ2−子機3間)の通信に用いる信号を、第2の信号と称す。さらに、第1の信号が伝送される配電線の組み合わせを、第1の相とし、第2の信号が伝送される配電線の組み合わせを、第2の相とする。そして、本実施形態において、第1の相は、L1−N1相に固定され、第2の相は、L2−N1相に固定されている。
以下、本実施形態の具体構成について説明する。
親機1は、図4に示すように、通信部11と、増幅器12,13と、一対のコンデンサ14と、一対のコンデンサ15とを備える。なお、図4の親機1において、通信部11と、増幅器12,13と、一対のコンデンサ14と、一対のコンデンサ15とが、通信装置10Aを構成する。
通信部11の1組の出力ポート11aは、増幅器12およびコンデンサ14を介して、L1−N1相に接続している。通信部11の1組の入力ポート11bは、増幅器13およびコンデンサ15を介して、L1−N1相に接続している。すなわち、出力ポート11aおよび入力ポート11bは、L1−N1相を信号の伝送路として用いる。なお、コンデンサ14,15は、信号周波数を通過させる高周波フィルタとして機能する。
次に、コントローラ2は、図5に示すように、通信部21と、増幅器22,23と、一対のコンデンサ24と、一対のコンデンサ25と、制御部26とを備える。なお、図5のコントローラ2において、通信部21と、増幅器22,23と、一対のコンデンサ24と、一対のコンデンサ25とが、通信装置20Aを構成する。
通信部21の1組の出力ポート21aは、増幅器22およびコンデンサ24を介して、L2−N1相に接続している。通信部21の1組の入力ポート21bは、増幅器23およびコンデンサ25を介して、L2−N1相に接続している。すなわち、出力ポート21aおよび入力ポート21bは、L2−N1相を信号の伝送路として用いる。なお、コンデンサ24,25は、信号周波数を通過させる高周波フィルタとして機能する。
制御部26は、通信部21が受信した信号(データ)を用いて需要家内の機器4を制御する機器制御、検針データを需要家に対してモニタ表示する表示制御等を行う。
次に、子機3は、図1に示すように、通信部31Aと、増幅器32,33と、一対のコンデンサ34と、一対のコンデンサ35と、一対のコンデンサ36と、切替器37と、計測部38と、開閉器39とを備える。なお、図1の子機3において、通信部31Aと、増幅器32,33と、一対のコンデンサ34と、一対のコンデンサ35と、一対のコンデンサ36と、切替器37とが、通信装置30Aを構成する。
通信部31Aは1組の出力ポート31aを具備している。一方の出力ポート31aは、増幅器32およびコンデンサ34を介して、中性極N1に接続している。他方の出力ポート31aは、増幅器32およびコンデンサ34を介して、切替器37に接続している。切替器37は、リレー等で構成されており、接点を切り替えることによって、他方の出力ポート31aを電圧極L1または電圧極L2に接続する。すなわち、通信部31Aの1組の出力ポート31aの出力経路は、切替器37の切替動作によって、L1−N1相またはL2−N1相に接続する。
また、通信部31Aは、1組の入力ポート31bを具備している。1組の入力ポート31bは、増幅器33およびコンデンサ35を介して、L1−N1相に接続している。さらに、1組の入力ポート31bは、増幅器33およびコンデンサ36を介して、L2−N1相にも接続している。すなわち、増幅器33の入力が、L1−N1相とL2−N1相との両方に接続することによって、L1−N1相からの第1の信号とL2−N1相からの第2の信号とを入力ポート31bに入力する加算器33Aを構成している。
なお、コンデンサ34,35,36は、信号周波数を通過させる高周波フィルタとして機能する。
計測部38は、配電系統W1を介して需要家に供給される電力量(各需要家における電力の消費量)を計測し、この計測結果に応じた検針データを一定時間毎に生成する。通信部31Aは、生成された検針データを、配電系統W1を介した電力線搬送通信によって、親機1、コントローラ2へ送信する。
開閉器39は、需要家に至る配電系統W1を導通・遮断する接点装置であり、親機1から通信部31Aが受信した開要求、閉要求に応じて、接点を開閉する。
そして、子機3の通信部31Aは、親機1へ第1の信号(例えば、検針データ)を送信する場合、切替器37をL1−N1相側に切り替えて、第1の信号をL1−N1相に送出する。親機1の通信部11は、L1−N1相を介して第1の信号を受信する。また、子機3の通信部31Aは、コントローラ2へ第2の信号(例えば、検針データ)を送信する場合、切替器37をL2−N1相側に切り替えて、第2の信号をL2−N1相に送出する。コントローラ2の通信部21は、L2−N1相を介して第2の信号を受信する。
また、親機1の通信部11が子機3へ送信する第1の信号は、L1−N1相に送出される。コントローラ2の通信部21が子機3へ送信する第2の信号は、L2−N1相に送出される。そして、子機3の通信部31Aは、L1−N1相およびL2−N1相の両方を入力とする加算器33Aによって、第1の信号と第2の信号との両方を受信できる。
したがって、親機1−子機3間(通信装置10A−通信装置30A間)の電力線搬送通信は、L1−N1相を介して行われ、コントローラ2−子機3間(通信装置20A−通信装置30A間)の電力線搬送通信は、L2−N1相を介して行われる。すなわち、親機1、子機3(通信装置10A、通信装置30A)によるAルートの通信と、コントローラ2、子機3(通信装置20A、通信装置30A)によるBルートの通信とは、配電系統W1の異相を伝送路として用いている。配電系統W1の異相にAルートとBルートとを設定した場合、配電系統W1の同相にAルートとBルートとを設定した場合に比べて、Aルートを伝送される第1の信号とBルートを伝送される第2の信号との干渉が抑制される。
図6は、Aルートに信号を伝送させた場合にBルートの測定点に現れる受信信号レベルの周波数特性を示す。X0は、Aルートに伝送させた信号のレベルである。X1は、配電系統W1の同相にAルートとBルートとを設定した場合のBルートの測定点における受信信号レベルである。X2は、配電系統W1の異相にAルートとBルートとを設定した場合のBルートの測定点における受信信号レベルである。また、図6において、配電系統W1の同相にAルートとBルートとを設定した場合の信号の減衰量をY1、配電系統W1の異相にAルートとBルートとを設定した場合の信号の減衰量をY2とする。そして、図6より、配電系統W1の異相にAルートとBルートとを設定したほうが、配電系統W1の同相にAルートとBルートとを設定した場合に比べて、信号の減衰量が大きいことがわかる(Y2>Y1)。すなわち、配電系統W1の同相にAルートとBルートとを設定した場合に比べて、配電系統W1の異相にAルートとBルートとを設定したほうが、Aルート−Bルート間の干渉は抑制されることがわかる。特に、電力線搬送通信に用いるKHz帯の周波数帯域F1において、その傾向が顕著である。
上述のように、親機1、子機3によるAルートの通信と、コントローラ2、子機3によるBルートの通信とは、配電系統W1の異相を信号の伝送路として用いている。したがって、本実施形態の親機1(通信装置10A)、コントローラ2(通信装置20A)、子機3(通信装置30A)を用いた通信システムは、同一の配電系統W1を用いて電力線搬送通信を行う場合に、Aルート、Bルート間の干渉を抑制できる。
また、子機3は、図7に示すように、1組の出力ポート31c,1組の出力ポート31dを具備する通信部31Bを用いてもよい。1組の出力ポート31cは、増幅器310およびコンデンサ311を介して、電圧極L1、中性極N1に接続している。さらに、1組の出力ポート31dは、増幅器312およびコンデンサ313を介して、電圧極L2、中性極N1に接続している。なお、図7の子機3において、通信部31Bと、増幅器33,310,312と、一対のコンデンサ35と、一対のコンデンサ36と、一対のコンデンサ311と、一対のコンデンサ313とが、通信装置30Bを構成する。
そして、子機3の通信部31Bは、親機1へ第1の信号を送信する場合、出力ポート31cを用いて、第1の信号をL1−N1相に送出する。親機1の通信部11は、L1−N1相を介して第1の信号を受信する。また、子機3の通信部31Bは、コントローラ2へ第2の信号を送信する場合、出力ポート31dを用いて、第2の信号をL2−N1相に送出する。コントローラ2の通信部21は、L2−N1相を介して第2の信号を受信する。
したがって、図7の構成においても、親機1−子機3間の電力線搬送通信は、L1−N1相を介して行われ、コントローラ2−子機3間の電力線搬送通信は、L2−N1相を介して行われる。すなわち、親機1、子機3によるAルートの通信と、コントローラ2、子機3によるBルートの通信とは、配電系統W1の異相を信号の伝送路として用いている。配電系統W1の異相にAルートとBルートとを設定した場合、配電系統W1の同相にAルートとBルートとを設定した場合に比べて、Aルートを伝送される第1の信号とBルートを伝送される第2の信号との干渉は抑制される。
なお、上記実施形態1において、親機1−子機3間の電力線搬送通信は、L1−N1相を介して行われ、コントローラ2−子機3間の電力線搬送通信は、L2−N1相を介して行われるものであったが、これに限らない。例えば、親機1−子機3間の電力線搬送通信は、L2−N1相を介して行われ、コントローラ2−子機3間の電力線搬送通信は、L1−N1相を介して行われるものであってもよい。
(実施形態2)
本実施形態の親機1は図8に示す構成を備え、コントローラ2は図9に示す構成を示す。なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
Aルート(親機1−子機3間)には、第1の信号が伝送され、Bルート(コントローラ2−子機3間)には、第2の信号が伝送される。そして、本実施形態において、第1の信号が伝送される第1の相を構成する配電線の組み合わせと、第2の信号が伝送される第2の相を構成する配電線の組み合わせとは、各相の通信環境に応じて変化する。すなわち、本実施形態において、第1の相および第2の相は、通信環境に応じて動的に設定される。
親機1は、図8に示すように、通信部11、増幅器12,13、一対のコンデンサ14、監視部16、相決定部17、切替器18,19、一対のコンデンサ110,一対のコンデンサ111を備える。なお、図8の親機1において、通信部11と、増幅器12,13と、一対のコンデンサ14と、監視部16と、相決定部17と、切替器18,19と、一対のコンデンサ110と、一対のコンデンサ111とが、通信装置10Bを構成する。
監視部16は、配電系統W1の配電線の組み合わせが互いに異なる相毎に通信環境を監視する。
相決定部17は、第1の相を構成する2本の配電線の組み合わせを変更するか否かを判断し、第1の相を構成する2本の配電線の組み合わせを変更する場合、変更後の第1の相を決定する。
そして、通信部11は1組の出力ポート11aを具備している。一方の出力ポート11aは、増幅器12およびコンデンサ14を介して、中性極N1に接続している。他方の出力ポート11aは、増幅器12およびコンデンサ14を介して、切替器18に接続している。切替器18は、リレー等で構成されており、接点を切り替えることによって、他方の出力ポート11aを電圧極L1または電圧極L2に接続する。すなわち、通信部11の1組の出力ポート11aの出力経路は、切替器18の切替動作によって、L1−N1相またはL2−N1相に接続する。
また、通信部11は、1組の入力ポート11bを具備している。切替器19は、リレー等で構成されており、接点を切り替えることによって、1組の入力ポート11bの入力経路の接続先となる配電線の組み合わせを切り替える機能を有している。通信部11の1組の入力ポート11bの入力経路は、切替器19の切替動作によって、コンデンサ110を介したL1−N1相、コンデンサ111を介したL2−N1相を個別に接続、遮断することができる。コンデンサ110,111は、信号周波数を通過させる高周波フィルタとして機能する。
そして、通常通信時、切替器18は、出力ポート11aの出力経路を、L1−N1相とL2−N1相とのいずれか一方(第1の相)に接続し、切替器19は、入力ポート11bの入力経路を、L1−N1相とL2−N1相との両方に接続している。すなわち、増幅器13の入力が、L1−N1相とL2−N1相との両方に接続することによって、L1−N1相からの第1の信号とL2−N1相からの第2の信号とを入力ポート11bに入力する加算器13Aを構成している。
コントローラ2は、図9に示すように、通信部21、増幅器22,23、一対のコンデンサ24、制御部26、切替器27、一対のコンデンサ28と、一対のコンデンサ29とを備える。なお、図9のコントローラ2において、通信部21と、増幅器22,23と、一対のコンデンサ24と、切替器27と、一対のコンデンサ28と、一対のコンデンサ29とが、通信装置20Bを構成する。
通信部21は1組の出力ポート21aを具備している。一方の出力ポート21aは、増幅器22およびコンデンサ24を介して、中性極N1に接続している。他方の出力ポート21aは、増幅器22およびコンデンサ24を介して、切替器27に接続している。切替器27は、リレー等で構成されており、接点を切り替えることによって、他方の出力ポート21aを電圧極L1または電圧極L2に接続する。すなわち、通信部21の1組の出力ポート21aの出力経路は、切替器27の切替動作によって、L1−N1相またはL2−N1相に接続する。
また、通信部21は、1組の入力ポート21bを具備している。1組の入力ポート21bは、増幅器23およびコンデンサ28を介して、L1−N1相に接続している。さらに、1組の入力ポート31bは、増幅器23およびコンデンサ29を介して、L2−N1相にも接続している。すなわち、増幅器23の入力が、L1−N1相とL2−N1相との両方に接続することによって、L1−N1相からの第1の信号とL2−N1相からの第2の信号とを入力ポート21bに入力する加算器23Aを構成している。コンデンサ28,29は、信号周波数を通過させる高周波フィルタとして機能する。
そして、現状において、Aルート[親機1(通信装置10B)−子機3(通信装置30A)間)の通信に用いられる第1の相を、L1−N1相とする。また、Bルート[(コントローラ2(通信装置20B)−子機3(通信装置30A)間)の通信に用いられる第2の相を、L2−N1相とする。
親機1は、監視部16による監視動作を一定時間毎に実行する。具体的に、監視動作が開始されると、切替器19は、入力ポート11bの入力経路の接続先を、L1−N1相、L2−N1相の順に切り替える。監視部16は、入力ポート11bの入力経路の接続先がL1−N1相となった場合に、L1−N1相から受信した信号の受信信号強度、雑音強度を測定する。さらに監視部16は、入力ポート11bの入力経路の接続先がL2−N1相となった場合に、L2−N1相から受信した信号の受信信号強度、雑音強度を測定する。すなわち、親機1の監視部16は、切替器19の切替動作によって、各相の通信環境を個別に監視することができる。
相決定部17は、監視部16の監視結果(各相の受信信号強度、雑音強度)に基づいて、L1−N1相、L2−N1相のうち、通信環境がより優れている一方の相(通信環境が最もよい相)を変更後の第1の相とし、他方を変更後の第2の相とする。ここで、変更後の第1の相をL2−N1相とし、変更後の第2の相をL1−N1相とする。なお、各相の通信環境は、各相の受信信号強度、雑音強度に基づいて定量的に求められる。
そして、通信部11は、現状(変更前)の第1の相であるL1−N1相を介して、変更後の第1の相(L2−N1相)に関する情報(第1の相情報)を子機3へ送信する。そして、通信部11が第1の相情報を送信した後、切替器18は、出力ポート11aの出力経路をL2−N1相に切り替える。
子機3の通信部31Aは、第1の相情報を受信すると、Aルートの通信に用いられる第1の相が、L1−N1相からL2−N1相に変更されることを認識する。さらに、通信部31Aは、第1の相情報に基づいて、Bルートの通信に用いられる第1の相が、L2−N1相からL1−N1相に変更されることも認識できる。そして、現状(変更前)の第2の相であるL2−N1相を介して、変更後の第2の相(L1−N1相)に関する情報(第2の相情報)をコントローラ2へ送信する。
コントローラ2の通信部21は、第2の相情報を受信すると、Bルートの通信に用いられる第2の相が、L2−N1相からL1−N1相に変更されることを認識する。そして、切替器27は、出力ポート21aの出力経路をL1−N1相に切り替える。
以降、子機3の通信部31Aは、親機1へ第1の信号を送信する場合、切替器37をL2−N1相側に切り替えて、第1の信号をL2−N1相に送出する。親機1の通信部11は、L2−N1相を介して第1の信号を受信する。また、子機3の通信部31Aは、コントローラ2へ第2の信号を送信する場合、切替器37をL1−N1相側に切り替えて、第2の信号をL1−N1相に送出する。コントローラ2の通信部21は、L1−N1相を介して第2の信号を受信する。
また、親機1の通信部11が送信する第1の信号は、L2−N1相に送出される。コントローラ2の通信部21が送信する第2の信号は、L1−N1相に送出される。そして、子機3の通信部31Aは、L1−N1相およびL2−N1相の両方を入力とする加算器33Aによって、第1の信号と第2の信号との両方を受信できる。
本実施形態では上述のように、親機1が、Aルートの通信に用いる相を通信環境に応じて決定している。一般に、Aルートは、Bルートに比べて通信距離が長く、通信環境が悪化しやすいため、本通信システムでは、通信環境が良好である相をAルートの通信に用いる。したがって、本実施形態の親機1、コントローラ2、子機3を用いた通信システムは、相毎の通信環境に関わらず、通信の信頼性を向上させることができる。
また、親機1が相毎の通信環境を監視する構成に代えて、子機3が相毎の通信環境を監視してもよい。この場合、親機1に監視部16および切替器19を設ける必要がない。そして、子機3が、親機1の監視部16および切替器19と同様の構成を備えて、相毎に通信環境(少なくともAルートの通信環境)を監視し、この監視結果を親機1へ送信する。すなわち、子機3は、入力ポート31bの入力経路の接続先となる配電線の組み合わせを切り替えることによって、監視対象となる相を切り替えることが好ましい。
そして、親機1の相決定部17は、受信した監視結果に基づいて、Aルートの通信に用いる第1の相を決定する。この子機3が相毎の通信環境を監視する構成では、需要家毎の通信環境を監視できるので、親機1は、需要家毎の個別の通信環境を考慮して、Aルートの通信に用いる第1の相を決定することができる。
また、親機1は、図10に示すように、監視部16の代わりに計時部112を備えてもよい。計時部112は、現在時刻を計時する機能を有する。なお、図10の親機1において、通信部11と、増幅器12,13と、一対のコンデンサ14と、相決定部17と、切替器18と、一対のコンデンサ110と、一対のコンデンサ111と、計時部112とが、通信装置10Cを構成する。この場合、Aルートは、[親機1(通信装置10C)−子機3(通信装置30A)間)となる。
そして、本システムの管理者は、各相の通信環境の時間変動を測定しておき、第1の相を構成する配電線の組み合わせを時間帯毎に予め決めておく。相決定部17は、この第1の相の時間帯情報(時間帯毎に予め決められた最適な配電線の組み合わせ)を記憶している。そして、相決定部17は、第1の相の時間帯情報を参照して、第1の相を構成する配電線の組み合わせを、計時部112の計時結果に基づく時間帯に応じて決定する。したがって、日中、夜間等の時間帯に応じて変化する通信環境に対応して、Aルートの通信に用いる第1の相を決定するので、時間帯毎に通信環境が良好である相をAルートの通信に用いることができる。
なお、上述の各実施形態において、L1−N1相、L2−N1相だけでなく、L1−L2相も信号の伝送路として用いてもよい。この場合、第1の相および第2の相は、L1−N1相、L2−N1相、L1−L2相から選択される。
また、上述の各実施形態において、配電系統W1は、単相三線式の配電方式に限定されず、3本以上の配電線を具備する配電方式であれば、上記同様の効果を得ることができる。
さらに、上述の各実施形態において、子機3は、各需要家におけるガス、水、熱の供給媒体の消費量を計測し、この計測結果に応じた検針データを一定時間毎に生成する計測装置であってもよい。
上述の通信装置30A(または30B)は、商用電源6から需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して電力線搬送通信を行う通信装置である。通信装置30A(または30B)は、通信部31A(または31B)を備える。通信部31A(または31B)は、親機1(第1の通信端末)との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の配電線を組み合わせた第1の相を介して授受する。さらに通信部31A(または31B)は、コントローラ2(第2の通信端末)との間の通信に用いられる第2の信号を、第1の相とは異なる配電線の組み合わせである第2の相を介して授受する。
また、商用電源6から需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して、親機1(第1の通信端末)およびコントローラ2(第2の通信端末)との間で子機3(第3の通信端末)が電力線搬送通信を行う。子機3は、親機1との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の配電線を組み合わせた第1の相を介して授受する。また子機3は、コントローラ2との間の通信に用いられる第2の信号を、第1の相とは異なる配電線の組み合わせである第2の相を介して授受する。通信装置10A(または10Bまたは10C)は、このような通信システムの親機1に用いられる通信装置である。通信装置10A(または10Bまたは10C)は、第1の相を構成する2本の配電線の組み合わせを変更するか否かを判断して、変更後の第1の相を決定する相決定部17を備える。さらに、通信装置10A(または10Bまたは10C)は、変更後の第1の相に関する情報を、変更前の第1の相を介して子機3へ送信する通信部11を備える。
上述の通信システムは、商用電源6から需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して、親機1(第1の通信端末)およびコントローラ2(第2の通信端末)との間で子機3(第3の通信端末)が電力線搬送通信を行う。この通信システムにおいて、子機3は、親機1との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の配電線を組み合わせた第1の相を介して授受する。さらに子機3は、コントローラ2との間の通信に用いられる第2の信号を、第1の相とは異なる配電線の組み合わせである第2の相を介して授受する。
上述の子機3(計測装置)は、需要家における資源の消費量を計測する計測部38を備える。さらに子機3は、商用電源6から需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して電力線搬送通信を行い、計測部38の計測結果を電力線搬送通信により送信する通信部31A(または31B)を備える。通信部31A(または31B)は、需要家外に設置された親機1(第1の通信端末)との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の配電線を組み合わせた第1の相を介して授受する。さらに通信部31A(または31B)は、需要家内に設置されたコントローラ2(第2の通信端末)との間の通信に用いられる第2の信号を、第1の相とは異なる配電線の組み合わせである第2の相を介して授受する。
1 親機(第1の通信端末)
2 コントローラ(第2の通信端末)
3 子機(第3の通信端末)
10A,10B,10C 通信装置
20A,20B 通信装置
30A,30B 通信装置
31A,31B 通信部
31a 出力ポート
31b 入力ポート
33A 加算器
37 切替器
L1,L2 電圧極
N1 中性極

Claims (11)

  1. 商用電源から需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して電力線搬送通信を行う通信装置であって、
    第1の通信端末との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の前記配電線を組み合わせた第1の相を介して授受し、第2の通信端末との間の通信に用いられる第2の信号を、前記第1の相とは異なる前記配電線の組み合わせである第2の相を介して授受する通信部を備え
    信号を入力される1組の入力ポートを前記通信部に設けて、
    前記第1の相を介して受信した前記第1の信号および前記第2の相を介して受信した第2の信号を前記入力ポートに出力する加算回路をさらに備える
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 信号を出力する1組の出力ポートを前記通信部に設けて、
    前記出力ポートの出力経路の接続先を前記第1の相または前記第2の相に切り替える切替器を備え、
    前記切替器は、前記第1の信号が前記出力ポートから出力される場合、前記出力ポートの出力経路を前記第1の相に接続し、前記第2の信号が前記出力ポートから出力される場合、前記出力ポートの出力経路を前記第2の相に接続する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記第1の相を構成する前記配電線の組み合わせと、前記第2の相を構成する前記配電線の組み合わせとは、予め決められた組み合わせに固定されることを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  4. 商用電源から需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して、第1の通信端末および第2の通信端末との間で第3の通信端末が電力線搬送通信を行い、前記第3の通信端末は、前記第1の通信端末との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の前記配電線を組み合わせた第1の相を介して授受し、前記第2の通信端末との間の通信に用いられる第2の信号を、前記第1の相とは異なる前記配電線の組み合わせである第2の相を介して授受する通信システムの前記第1の通信端末に用いられる通信装置であって、
    前記第1の相を構成する前記2本の配電線の組み合わせを変更するか否かを判断して、変更後の前記第1の相を決定する相決定部と、
    変更後の前記第1の相に関する情報を、変更前の前記第1の相を介して前記第3の通信端末へ送信する通信部と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  5. 前記配電線の組み合わせが互いに異なる相毎に通信環境を監視する監視部を備え、
    前記相決定部は、前記監視部の監視結果に基づいて、前記通信環境が最もよい相を変更後の前記第1の相とする
    ことを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. 信号を入力される1組の入力ポートを前記通信部に設けて、
    前記入力ポートの入力経路の接続先となる前記配電線の組み合わせを切り替える切替器を備え、
    前記監視部は、前記切替器を切り替えることによって、監視対象となる相を切り替える
    ことを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 時間を計時する計時部を備え、
    前記相決定部は、前記第1の相を構成する前記配電線の組み合わせを時間帯に応じて決定する
    ことを特徴とする請求項4乃至6いずれか記載の通信装置。
  8. 商用電源から需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して、第1の通信端末および第2の通信端末との間で第3の通信端末が電力線搬送通信を行う通信システムであって、
    前記第3の通信端末は、前記第1の通信端末との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の前記配電線を組み合わせた第1の相を介して授受し、前記第2の通信端末との間の通信に用いられる第2の信号を、前記第1の相とは異なる前記配電線の組み合わせである第2の相を介して授受し、
    前記第1の通信端末は、前記第1の相を構成する前記2本の配電線の組み合わせを変更するか否かを判断して、変更後の前記第1の相を決定し、変更後の前記第1の相に関する情報を、変更前の前記第1の相を介して前記第3の通信端末へ送信し、
    前記第3の通信端末は、受信した前記情報に基づいて前記第1の相を設定する
    ことを特徴とする通信システム。
  9. 前記第3の通信端末は、前記配電線の組み合わせが互いに異なる相毎に通信環境を監視して、この監視結果を前記第1の通信端末へ送信し、
    前記第1の通信端末は、受信した前記監視結果に基づいて前記第1の相を決定する
    ことを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  10. 前記第3の通信端末は、信号の入力経路の接続先となる前記配電線の組み合わせを切り替えることによって、監視対象となる相を切り替えることを特徴とする請求項9記載の通信システム。
  11. 需要家における資源の消費量を計測する計測部と、商用電源から前記需要家に電力を供給する3本以上の配電線を介して電力線搬送通信を行い、前記計測部の計測結果を前記電力線搬送通信により送信する通信部とを備え、
    前記通信部は、
    前記需要家外に設置された第1の通信端末との間の通信に用いられる第1の信号を、2本の前記配電線を組み合わせた第1の相を介して授受し、前記需要家内に設置された第2の通信端末との間の通信に用いられる第2の信号を、前記第1の相とは異なる前記配電線の組み合わせである第2の相を介して授受し、
    信号を入力される1組の入力ポートを前記通信部に設けて、
    前記第1の相を介して受信した前記第1の信号および前記第2の相を介して受信した第2の信号を前記入力ポートに出力する加算回路をさらに備える
    ことを特徴とする計測装置。
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