JPH05188087A - 集中検針装置 - Google Patents
集中検針装置Info
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- JPH05188087A JPH05188087A JP2482392A JP2482392A JPH05188087A JP H05188087 A JPH05188087 A JP H05188087A JP 2482392 A JP2482392 A JP 2482392A JP 2482392 A JP2482392 A JP 2482392A JP H05188087 A JPH05188087 A JP H05188087A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 51
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 21
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- 229910001219 R-phase Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 需要家側の端末器との間で検針指令や自動検
針データ等を送受信する集中検針装置において、送信時
の信号の消費や受信時の信号レベル低下を防止し、送受
信効率及び精度を向上させる。 【構成】 端末器411〜41nとの間で低圧配電線搬送
線間方式により送受信する集中検針装置30において、
送信部10は、端末器への送信信号を中性線Nに対し単
相2相とも同位相で配電線R,N,Bに注入するCPU
33、モデム32,31、アンプ11R,11B等を備
える。受信部20は、単相2相に分散して到達した端末
器からの受信信号を加算する加算器22、減算器23
と、これらの加算及び減算出力を復調するモデム31,
32と、その出力波形に基づき何れか一方のモデムの出
力を正常な受信信号として選択するCPU33とを備え
る。
針データ等を送受信する集中検針装置において、送信時
の信号の消費や受信時の信号レベル低下を防止し、送受
信効率及び精度を向上させる。 【構成】 端末器411〜41nとの間で低圧配電線搬送
線間方式により送受信する集中検針装置30において、
送信部10は、端末器への送信信号を中性線Nに対し単
相2相とも同位相で配電線R,N,Bに注入するCPU
33、モデム32,31、アンプ11R,11B等を備
える。受信部20は、単相2相に分散して到達した端末
器からの受信信号を加算する加算器22、減算器23
と、これらの加算及び減算出力を復調するモデム31,
32と、その出力波形に基づき何れか一方のモデムの出
力を正常な受信信号として選択するCPU33とを備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集中検針装置に関し、詳
しくは、電力会社の営業所等の自動検針用センタと集合
住宅との間の電話回線を利用した使用電力量の自動検針
システムにおいて、集合住宅内の各需要家に設置された
端末器に対し低圧配電線搬送線間方式により定期的に検
針を行うための集中検針装置に関する。
しくは、電力会社の営業所等の自動検針用センタと集合
住宅との間の電話回線を利用した使用電力量の自動検針
システムにおいて、集合住宅内の各需要家に設置された
端末器に対し低圧配電線搬送線間方式により定期的に検
針を行うための集中検針装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動検針システムに用いられる
信号伝送方式において、低圧配電線搬送方式は、集中検
針装置と端末器との間の伝送路として低圧配電線を利用
するため、新たに通信線を敷設する必要がなく、経済
性、保守性に優れた方式である。この低圧配電線搬送方
式は、金属回路を伝送路とする線間方式と、共同地線や
大地間を伝送路とする大地帰路方式とに大別することが
できる。
信号伝送方式において、低圧配電線搬送方式は、集中検
針装置と端末器との間の伝送路として低圧配電線を利用
するため、新たに通信線を敷設する必要がなく、経済
性、保守性に優れた方式である。この低圧配電線搬送方
式は、金属回路を伝送路とする線間方式と、共同地線や
大地間を伝送路とする大地帰路方式とに大別することが
できる。
【0003】マンションや社宅、アパート等の集合住宅
を対象にした場合、信号注入用の電源供給用変圧器が主
に集合住宅内の電力会社による借室の1ヵ所に集中して
設置されていること、電源供給用変圧器に対して需要家
数が多いこと、需要家側でアースが容易に取れないこと
等の理由により、低圧配電線搬送方式としては線間方式
が採用される場合が多い。なお、この低圧配電線搬送方
式及びその線間方式については、例えば「配電自動化シ
ステム入門 第1版」(配電自動化研究会編,オーム社
発行)P28〜30,P53〜55等に詳しく紹介され
ている。
を対象にした場合、信号注入用の電源供給用変圧器が主
に集合住宅内の電力会社による借室の1ヵ所に集中して
設置されていること、電源供給用変圧器に対して需要家
数が多いこと、需要家側でアースが容易に取れないこと
等の理由により、低圧配電線搬送方式としては線間方式
が採用される場合が多い。なお、この低圧配電線搬送方
式及びその線間方式については、例えば「配電自動化シ
ステム入門 第1版」(配電自動化研究会編,オーム社
発行)P28〜30,P53〜55等に詳しく紹介され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、低圧配電線
搬送線間方式を用いた従来の集中検針装置では、送受信
信号が配電線に接続された200V負荷等の影響を受け
やすく、信号の減衰や雑音の増加により伝送路としての
信頼性に欠けることに起因して、端末器との間の送受信
性能が劣るという問題があった。本発明は上記問題点を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、低圧配電線搬送線間方式を用いた場合でも、端末器
との間で高効率かつ高精度の送受信が行なえるようにし
た集中検針装置を提供することにある。
搬送線間方式を用いた従来の集中検針装置では、送受信
信号が配電線に接続された200V負荷等の影響を受け
やすく、信号の減衰や雑音の増加により伝送路としての
信頼性に欠けることに起因して、端末器との間の送受信
性能が劣るという問題があった。本発明は上記問題点を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、低圧配電線搬送線間方式を用いた場合でも、端末器
との間で高効率かつ高精度の送受信が行なえるようにし
た集中検針装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、単相3線式低圧配電線の任意の1相
間に接続された自動検針データ伝送用の端末器との間
で、低圧配電線搬送線間方式により信号を送受信する送
信部及び受信部を備えた集中検針装置において、前記送
信部が、端末器への送信信号を中性線に対し2相とも同
位相にして配電線に注入する手段を有するものである。
め、第1の発明は、単相3線式低圧配電線の任意の1相
間に接続された自動検針データ伝送用の端末器との間
で、低圧配電線搬送線間方式により信号を送受信する送
信部及び受信部を備えた集中検針装置において、前記送
信部が、端末器への送信信号を中性線に対し2相とも同
位相にして配電線に注入する手段を有するものである。
【0006】第2の発明は、前記集中検針装置におい
て、前記受信部が、2相に分散して到達した端末器から
の受信信号を加算及び減算する手段と、これらの加算出
力及び減算出力のうち、出力波形に基づいて何れか一方
の出力を正常な受信信号として選択する手段とを有する
ものである。
て、前記受信部が、2相に分散して到達した端末器から
の受信信号を加算及び減算する手段と、これらの加算出
力及び減算出力のうち、出力波形に基づいて何れか一方
の出力を正常な受信信号として選択する手段とを有する
ものである。
【0007】第3の発明は、前記集中検針装置におい
て、前記送信部が、端末器への送信信号を中性線に対し
2相とも同位相にして配電線に注入する手段を有し、か
つ、前記受信部は、2相に分散して到達した端末器から
の受信信号を加算及び減算する手段と、これらの加算出
力及び減算出力のうち、出力波形に基づいて何れか一方
の出力を正常な受信信号として選択する手段とを有する
ものである。
て、前記送信部が、端末器への送信信号を中性線に対し
2相とも同位相にして配電線に注入する手段を有し、か
つ、前記受信部は、2相に分散して到達した端末器から
の受信信号を加算及び減算する手段と、これらの加算出
力及び減算出力のうち、出力波形に基づいて何れか一方
の出力を正常な受信信号として選択する手段とを有する
ものである。
【0008】
【作用】第1の発明においては、集中検針装置から端末
器への送信の際、任意の1相に接続された端末器に対す
る送信信号が中性線に対して各相とも同位相で注入され
るため、2相の線間では送信信号がほぼ打ち消され、信
号成分による電位差は極めて小さくなる。これにより、
例えば2相の線間に接続された200V負荷によって信
号成分が消費、減衰されることがなくなる。第2の発明
においては、端末器からの信号を集中検針装置により受
信する際、2相に分散して到達した受信信号を加算及び
減算し、その出力波形を復調してビットエラー等の歪の
ないものを正常な受信信号として選択することにより、
受信信号レベルが低下している場合でも検針データ等を
正確に受信することができる。第3の発明においては、
上記第1の発明にかかる送信方法及び第2の発明にかか
る受信方法をとることにより、端末器との間で高効率か
つ高精度の送受信が可能になる。
器への送信の際、任意の1相に接続された端末器に対す
る送信信号が中性線に対して各相とも同位相で注入され
るため、2相の線間では送信信号がほぼ打ち消され、信
号成分による電位差は極めて小さくなる。これにより、
例えば2相の線間に接続された200V負荷によって信
号成分が消費、減衰されることがなくなる。第2の発明
においては、端末器からの信号を集中検針装置により受
信する際、2相に分散して到達した受信信号を加算及び
減算し、その出力波形を復調してビットエラー等の歪の
ないものを正常な受信信号として選択することにより、
受信信号レベルが低下している場合でも検針データ等を
正確に受信することができる。第3の発明においては、
上記第1の発明にかかる送信方法及び第2の発明にかか
る受信方法をとることにより、端末器との間で高効率か
つ高精度の送受信が可能になる。
【0009】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。まず、本発明にかかる集中検針装置が用いられる自
動検針システムの全体構成を図27を参照しつつ説明す
る。図27において、100は電力会社の営業所等の自
動検針用センタであり、このセンタ100には自動検針
用コンピュータ101が設置されている。そして、この
コンピュータ101は、センタ側網制御装置(C−NC
U)102、発信側交換機401及び着信側交換機40
2を介し、電話回線404によってマンション等、集合
住宅300内の需要家側の網制御装置(NCU)302
に接続されている。
る。まず、本発明にかかる集中検針装置が用いられる自
動検針システムの全体構成を図27を参照しつつ説明す
る。図27において、100は電力会社の営業所等の自
動検針用センタであり、このセンタ100には自動検針
用コンピュータ101が設置されている。そして、この
コンピュータ101は、センタ側網制御装置(C−NC
U)102、発信側交換機401及び着信側交換機40
2を介し、電話回線404によってマンション等、集合
住宅300内の需要家側の網制御装置(NCU)302
に接続されている。
【0010】なお、前記着信側交換機402にはノーリ
ンギングトランク(NRT)403が設置されている。
このノーリンギングトランク403は、日本電信電話株
式会社によるノーリンギング通信サービス(既存の電話
回線を利用してセンタ側から需要家側の電話機のベルを
鳴動させることなくメータ用端末器等を起動し、メータ
による検針値等のデータを送受するサービス)を受ける
ために用いられる無鳴動着信用のトランクである。
ンギングトランク(NRT)403が設置されている。
このノーリンギングトランク403は、日本電信電話株
式会社によるノーリンギング通信サービス(既存の電話
回線を利用してセンタ側から需要家側の電話機のベルを
鳴動させることなくメータ用端末器等を起動し、メータ
による検針値等のデータを送受するサービス)を受ける
ために用いられる無鳴動着信用のトランクである。
【0011】一方、集合住宅300内には、複数の電力
需要家J1〜Jnが存在するほか、電力会社による借室3
01が設けられている。この借室301には、例えば
6.6kVの高圧配電線304が引き込まれており、こ
の配電線304は2系統に分岐されている。ここで、分
岐系統数は勿論、3以上であってもよい。各系統の配電
用変圧器305,306の2次側の単相3線式低圧配電
線(100/200V)R,N,Bは、各需要家J1〜
Jnにまで配線され、また、各系統の配電線R,B間に
は種々の200V負荷431〜43nが接続されている。
なお、以下では便宜的に、配電線R,N間の1相(10
0V相)をR相(赤相)、配電線B,N間の1相(同)
をB相(黒相)と呼び、配電線Nを必要に応じて中性線
とも呼ぶものとする。
需要家J1〜Jnが存在するほか、電力会社による借室3
01が設けられている。この借室301には、例えば
6.6kVの高圧配電線304が引き込まれており、こ
の配電線304は2系統に分岐されている。ここで、分
岐系統数は勿論、3以上であってもよい。各系統の配電
用変圧器305,306の2次側の単相3線式低圧配電
線(100/200V)R,N,Bは、各需要家J1〜
Jnにまで配線され、また、各系統の配電線R,B間に
は種々の200V負荷431〜43nが接続されている。
なお、以下では便宜的に、配電線R,N間の1相(10
0V相)をR相(赤相)、配電線B,N間の1相(同)
をB相(黒相)と呼び、配電線Nを必要に応じて中性線
とも呼ぶものとする。
【0012】また、前述の需要家側の網制御装置302
には、通信線303を介して本発明にかかる集中検針装
置30が接続され、この検針装置30は、2系統の各配
電線R,N,Bにそれぞれ接続されている。更に、各需
要家J1〜Jnは、R相、B相のうち任意の1相から10
0Vの単相交流電圧を受電しており、その線間には単相
負荷及び自動検針データ伝送用の端末器411〜41nが
接続されている。なお、この線間には電力量計としての
電子メータが接続されているが、便宜上、図示を省略す
る。
には、通信線303を介して本発明にかかる集中検針装
置30が接続され、この検針装置30は、2系統の各配
電線R,N,Bにそれぞれ接続されている。更に、各需
要家J1〜Jnは、R相、B相のうち任意の1相から10
0Vの単相交流電圧を受電しており、その線間には単相
負荷及び自動検針データ伝送用の端末器411〜41nが
接続されている。なお、この線間には電力量計としての
電子メータが接続されているが、便宜上、図示を省略す
る。
【0013】次に、本発明にかかる集中検針装置30の
構成について、図1を参照しつつ説明する。なお、便宜
上、図1には図27に示した需要家J1〜Jn及び200
V負荷431〜43nのうち各々一部のみを図示してあ
る。図1において、集中検針装置30は、単相負荷42
1〜42nを有する各需要家J1〜Jnの端末器411〜4
1nとの間で、データを送受信するための送信部10及
び受信部20(各々モデム31,32及びCPU33を
含む)並びにNCUインターフェイス34等を備えてい
る。
構成について、図1を参照しつつ説明する。なお、便宜
上、図1には図27に示した需要家J1〜Jn及び200
V負荷431〜43nのうち各々一部のみを図示してあ
る。図1において、集中検針装置30は、単相負荷42
1〜42nを有する各需要家J1〜Jnの端末器411〜4
1nとの間で、データを送受信するための送信部10及
び受信部20(各々モデム31,32及びCPU33を
含む)並びにNCUインターフェイス34等を備えてい
る。
【0014】送信部10は、需要家J1〜Jnごとに割り
付けられた固有のアドレスを持つ各端末器411〜41n
に対し、センタ100からの要求に応じて個別検針指令
や種々の設定指令を送信するためのものである。この送
信部10は、CPU33と、CPU33からの送信信号
に基づき、後述する周波数遷移変調(FSK)した信号
(高周波FS信号)を生成するモデム32,31と、送
信アンプ11R,11Bと、商用周波の影響を回路側に
与えないようにフィルタ等から構成される送信用結合器
12R,12Bとから構成されている。そして、結合器
12R,12Bの出力端子が、配電線R,N及びB,N
にそれぞれ接続されている。
付けられた固有のアドレスを持つ各端末器411〜41n
に対し、センタ100からの要求に応じて個別検針指令
や種々の設定指令を送信するためのものである。この送
信部10は、CPU33と、CPU33からの送信信号
に基づき、後述する周波数遷移変調(FSK)した信号
(高周波FS信号)を生成するモデム32,31と、送
信アンプ11R,11Bと、商用周波の影響を回路側に
与えないようにフィルタ等から構成される送信用結合器
12R,12Bとから構成されている。そして、結合器
12R,12Bの出力端子が、配電線R,N及びB,N
にそれぞれ接続されている。
【0015】受信部20は、配電線R,B,Nにそれぞ
れ接続された受信用結合器21R,21Bと、これらの
出力信号が入力される信号加算器22及び信号減算器2
3と、これらの出力信号を復調するための前記モデム3
2,31と、後述するようにモデム32,31の出力信
号のうち何れか一方を受信信号として選択するCPU3
3とから構成される。なお、集中検針装置30には、受
信した検針データを一時的に保存するメモリが設けられ
ているが、これらの図示は省略してある。
れ接続された受信用結合器21R,21Bと、これらの
出力信号が入力される信号加算器22及び信号減算器2
3と、これらの出力信号を復調するための前記モデム3
2,31と、後述するようにモデム32,31の出力信
号のうち何れか一方を受信信号として選択するCPU3
3とから構成される。なお、集中検針装置30には、受
信した検針データを一時的に保存するメモリが設けられ
ているが、これらの図示は省略してある。
【0016】ここで、集中検針装置30と端末器411
〜41nとの間でデータを送受信する信号方式として
は、例えば、ディジタル変調方式である周波数遷移変調
した信号を低圧配電線R,N,Bの線間において商用周
波数電圧に重畳する高周波信号方式が採られており、ポ
ーリングセレクティング方式で送受信を行う。また、上
記低圧配電線搬送線間方式では、周知のように低圧配電
線の信号減衰が商用周波電圧のピーク近傍で大きくなる
ため、商用周波電圧に同期させて信号を重畳することと
している。
〜41nとの間でデータを送受信する信号方式として
は、例えば、ディジタル変調方式である周波数遷移変調
した信号を低圧配電線R,N,Bの線間において商用周
波数電圧に重畳する高周波信号方式が採られており、ポ
ーリングセレクティング方式で送受信を行う。また、上
記低圧配電線搬送線間方式では、周知のように低圧配電
線の信号減衰が商用周波電圧のピーク近傍で大きくなる
ため、商用周波電圧に同期させて信号を重畳することと
している。
【0017】すなわち、情報信号ビットの変化点を商用
周波電圧のピーク点(電気角90度、270度)に選
び、各ビットとも雑音の少ない0Vすなわち0度、18
0度点を必ず含むようにする。このため、伝送速度は商
用周波数(例えば50Hz)に同期し、本実施例では1
00BPSとなる。また、高周波FS信号の周波数とし
ては、9700(±200)Hzに選定した。
周波電圧のピーク点(電気角90度、270度)に選
び、各ビットとも雑音の少ない0Vすなわち0度、18
0度点を必ず含むようにする。このため、伝送速度は商
用周波数(例えば50Hz)に同期し、本実施例では1
00BPSとなる。また、高周波FS信号の周波数とし
ては、9700(±200)Hzに選定した。
【0018】次に、集中検針装置30と端末器411〜
41nとの間の通信プロトコルは調歩式非同期通信方式
であり、送受信データのビット構成及びフレーム構成の
一例を示すと、図22、図23のとおりである。すなわ
ち、ビット構成としては、各フレームは図22に示すよ
うにスタートビットST、7ビットのデータビットb1
〜b7、偶数パリティビット及びストップビットSPか
らなり、また、フレーム構成としては、図23に示すよ
うに第1フレームの内容が「データ送信開始」STX、
第2フレームが指令内容を示すモード、第3フレーム以
下の内容がJIS7単位コードの電文からなるデータ、
第(n−1)フレームの内容が「データ送信終了」ET
X、第nフレームの内容がブロックチェックコードBC
Cとなっている。なお、このフレーム構成は、データの
内容により変化するものとする。
41nとの間の通信プロトコルは調歩式非同期通信方式
であり、送受信データのビット構成及びフレーム構成の
一例を示すと、図22、図23のとおりである。すなわ
ち、ビット構成としては、各フレームは図22に示すよ
うにスタートビットST、7ビットのデータビットb1
〜b7、偶数パリティビット及びストップビットSPか
らなり、また、フレーム構成としては、図23に示すよ
うに第1フレームの内容が「データ送信開始」STX、
第2フレームが指令内容を示すモード、第3フレーム以
下の内容がJIS7単位コードの電文からなるデータ、
第(n−1)フレームの内容が「データ送信終了」ET
X、第nフレームの内容がブロックチェックコードBC
Cとなっている。なお、このフレーム構成は、データの
内容により変化するものとする。
【0019】上記フレーム構成のうち、第2フレームの
モードは、例えば、集中検針装置30から端末器411
〜41nに対して個別検針を行うために検針指令を送る
場合には“1”、電力量計内部に設定されたある時間帯
だけ呼び出す時間帯呼出しの場合には“2”、同じくあ
る時刻だけ呼び出す時刻呼出しの場合には“3”という
ようにコードが予め決められており、これらのモードコ
ードに対応する7ビットのデータが図22におけるデー
タビットb1〜b7を構成する。例えば、上記モードコー
ドの“1”にはデータ“0110001”が、同じく
“2”にはデータ“0110010”が、同じく“3”
には“0110011”がそれぞれ対応している。
モードは、例えば、集中検針装置30から端末器411
〜41nに対して個別検針を行うために検針指令を送る
場合には“1”、電力量計内部に設定されたある時間帯
だけ呼び出す時間帯呼出しの場合には“2”、同じくあ
る時刻だけ呼び出す時刻呼出しの場合には“3”という
ようにコードが予め決められており、これらのモードコ
ードに対応する7ビットのデータが図22におけるデー
タビットb1〜b7を構成する。例えば、上記モードコー
ドの“1”にはデータ“0110001”が、同じく
“2”にはデータ“0110010”が、同じく“3”
には“0110011”がそれぞれ対応している。
【0020】更に、上記フレーム構成のうちの第3フレ
ーム以下のデータとしては、端末器のアドレス、昼間及
び夜間の検針値、メータ種別、検針エラー時のエラー内
容、時間帯等が含まれている。ここで、個別検針時の送
受信データのフレーム構成を示すと図24、図25のよ
うになり、図24は集中検針装置30から端末器411
〜41nへの送信データ、図25は個々の端末器411〜
41nから集中検針装置30への送信データ(応答デー
タ)に相当している。
ーム以下のデータとしては、端末器のアドレス、昼間及
び夜間の検針値、メータ種別、検針エラー時のエラー内
容、時間帯等が含まれている。ここで、個別検針時の送
受信データのフレーム構成を示すと図24、図25のよ
うになり、図24は集中検針装置30から端末器411
〜41nへの送信データ、図25は個々の端末器411〜
41nから集中検針装置30への送信データ(応答デー
タ)に相当している。
【0021】次に、集中検針装置30における送信方法
の特徴について、図2ないし図13を参照しつつ説明す
る。まず、図1の実施例では、配電線R,B間に200
V負荷431〜43nが接続されている。仮りに、送信部
10からR相、B相にそれぞれ注入される高周波FS信
号が、図2、図3に示すように中性線Nを基準として逆
位相であると、これらの信号成分により配電線R,Bの
線間には図4に示すごとく電位差が発生してこれが20
0V負荷431〜43nに加わり、信号が消費、減衰され
て任意の一相に接続される端末器に対し信号のレベルが
低下し、もしくは不安定となる。なお、図5ないし図7
は高周波FS信号が逆位相で注入された場合のR相、B
相の相電圧及び配電線R,B線間電圧(200V)を示
しており、線間電圧には図4に示した信号成分による差
電圧が顕著に重畳されることになる。
の特徴について、図2ないし図13を参照しつつ説明す
る。まず、図1の実施例では、配電線R,B間に200
V負荷431〜43nが接続されている。仮りに、送信部
10からR相、B相にそれぞれ注入される高周波FS信
号が、図2、図3に示すように中性線Nを基準として逆
位相であると、これらの信号成分により配電線R,Bの
線間には図4に示すごとく電位差が発生してこれが20
0V負荷431〜43nに加わり、信号が消費、減衰され
て任意の一相に接続される端末器に対し信号のレベルが
低下し、もしくは不安定となる。なお、図5ないし図7
は高周波FS信号が逆位相で注入された場合のR相、B
相の相電圧及び配電線R,B線間電圧(200V)を示
しており、線間電圧には図4に示した信号成分による差
電圧が顕著に重畳されることになる。
【0022】このため、本実施例では、図1における送
信用結合器12R,12Bの極性を反転させることによ
り、図8、図9に示すように中性線Nに対しR相及びB
相の高周波FS信号を同位相として配電線R,N,B間
に注入することとした。これにより、配電線R,Bの線
間には図10に示すごとく高周波FS信号による電位差
がほとんど発生せず、図11、図12のように各相ごと
には信号成分が重畳されていても、図13から明らかな
ごとく配電線R,B線間電圧には信号成分による差電圧
がほとんど重畳されなくなる。
信用結合器12R,12Bの極性を反転させることによ
り、図8、図9に示すように中性線Nに対しR相及びB
相の高周波FS信号を同位相として配電線R,N,B間
に注入することとした。これにより、配電線R,Bの線
間には図10に示すごとく高周波FS信号による電位差
がほとんど発生せず、図11、図12のように各相ごと
には信号成分が重畳されていても、図13から明らかな
ごとく配電線R,B線間電圧には信号成分による差電圧
がほとんど重畳されなくなる。
【0023】従って、前述した200V負荷431によ
る信号の消費、減衰等がなくなり、各端末器411〜4
1nが接続されているR相及びB相に効率よく信号を注
入してその減衰を防止することができる。なお、上記手
段はR相及びB相の負荷がほぼ等しいときに有効である
が、単相3線式配電線では通常、各相の負荷をなるべく
等しくするようにバランスをとりながら運用されるた
め、特に問題とはならない。また、高周波FS信号を同
相にて注入する方法としては上記の例に何ら限定される
ものではなく、例えば一方の相について位相反転回路等
を介在させてもよい。
る信号の消費、減衰等がなくなり、各端末器411〜4
1nが接続されているR相及びB相に効率よく信号を注
入してその減衰を防止することができる。なお、上記手
段はR相及びB相の負荷がほぼ等しいときに有効である
が、単相3線式配電線では通常、各相の負荷をなるべく
等しくするようにバランスをとりながら運用されるた
め、特に問題とはならない。また、高周波FS信号を同
相にて注入する方法としては上記の例に何ら限定される
ものではなく、例えば一方の相について位相反転回路等
を介在させてもよい。
【0024】次いで、集中検針装置30における受信方
法の特徴につき、図14ないし図21を参照しつつ説明
する。任意の1相に接続された特定の端末器から送信さ
れた高周波FS信号は、200V負荷431等に回り込
み、受信部20にはR相及びB相に分散して到達すると
共に、図14、図15に示すようにR相及びB相の受信
信号レベルは何れも低下している。従って、基本的に
は、R相及びB相の受信信号を合成して復調すればよい
が、配電線のインピーダンスが時間に対して一定でない
ため各相受信信号の位相角が回転し、その単純な合成は
不可能である。
法の特徴につき、図14ないし図21を参照しつつ説明
する。任意の1相に接続された特定の端末器から送信さ
れた高周波FS信号は、200V負荷431等に回り込
み、受信部20にはR相及びB相に分散して到達すると
共に、図14、図15に示すようにR相及びB相の受信
信号レベルは何れも低下している。従って、基本的に
は、R相及びB相の受信信号を合成して復調すればよい
が、配電線のインピーダンスが時間に対して一定でない
ため各相受信信号の位相角が回転し、その単純な合成は
不可能である。
【0025】そこで本実施例では、受信部20の信号加
算器22、信号減算器23によりR相及びB相の受信信
号を加算(図16参照)及び減算(図17参照)し、こ
れらをモデム32,31により復調した波形について、
端末器からの受信データの1電文ごとに付加されたチェ
ックコード(水平垂直パリティ)が正常である方のモデ
ムの出力信号を正常な受信データとして選択することに
より、受信信号レベルの低下を補償している。
算器22、信号減算器23によりR相及びB相の受信信
号を加算(図16参照)及び減算(図17参照)し、こ
れらをモデム32,31により復調した波形について、
端末器からの受信データの1電文ごとに付加されたチェ
ックコード(水平垂直パリティ)が正常である方のモデ
ムの出力信号を正常な受信データとして選択することに
より、受信信号レベルの低下を補償している。
【0026】すなわち、信号加算器22の出力波形が図
18、信号減算器23の出力波形が図19のとおりであ
るとすると、図18の波形を復調してなるモデム32の
出力は図20、図19の波形を復調してなるモデム31
の出力は図21のようになり、信号減算後の波形に対応
する図21のモデム31の出力にはデータにビットエラ
ー等の歪が含まれていて上記チェックコードに異常が生
じている。従って、この場合、CPU33は図20に示
すモデム32の出力が正常な受信信号であると判断し、
これを復調信号として選択する。
18、信号減算器23の出力波形が図19のとおりであ
るとすると、図18の波形を復調してなるモデム32の
出力は図20、図19の波形を復調してなるモデム31
の出力は図21のようになり、信号減算後の波形に対応
する図21のモデム31の出力にはデータにビットエラ
ー等の歪が含まれていて上記チェックコードに異常が生
じている。従って、この場合、CPU33は図20に示
すモデム32の出力が正常な受信信号であると判断し、
これを復調信号として選択する。
【0027】ちなみに、各モデム32,31の出力波形
においてチェックコードが何れも正常である場合には、
予め優先度を決めておいて、一方のモデム(例えば信号
加算後の波形に対応するモデム32)の出力を選択すれ
ばよい。また、加算、減算双方の受信データ(1電文)
にビットエラー等の歪が発生した場合には、その発生時
刻が異なっていても正常受信したことにはならない。受
信方法を上記のように工夫することにより、R相及びB
相に分散して低レベルで集中検針装置30に到達した受
信信号であっても、これを適宜増幅して受信信号レベル
の低下を補償し、検針データ等の正確な送受信を確保す
ることが可能になる。
においてチェックコードが何れも正常である場合には、
予め優先度を決めておいて、一方のモデム(例えば信号
加算後の波形に対応するモデム32)の出力を選択すれ
ばよい。また、加算、減算双方の受信データ(1電文)
にビットエラー等の歪が発生した場合には、その発生時
刻が異なっていても正常受信したことにはならない。受
信方法を上記のように工夫することにより、R相及びB
相に分散して低レベルで集中検針装置30に到達した受
信信号であっても、これを適宜増幅して受信信号レベル
の低下を補償し、検針データ等の正確な送受信を確保す
ることが可能になる。
【0028】なお、図26は、センタ100から集中検
針装置30に対して定期的に自動検針を開始させる場
合、及び、センタ100が集中検針装置30の検針デー
タを定期的かつ一括して収集する場合の、1回当たりの
データ送受信の手順を示すものである。この手順を略述
すると、自動検針を開始させる場合には、センタ側コン
ピュータ100がセンタ側網制御装置102に検針開始
指令aを送り、センタ側網制御装置102は、回線接続
動作指令bを交換機に送り、また、端子選択指令cを需
要家側網制御装置302に送る。需要家側網制御装置3
02は、起動電文dを集中検針装置30に送り、集中検
針装置30はこれに対する応答eを行う。
針装置30に対して定期的に自動検針を開始させる場
合、及び、センタ100が集中検針装置30の検針デー
タを定期的かつ一括して収集する場合の、1回当たりの
データ送受信の手順を示すものである。この手順を略述
すると、自動検針を開始させる場合には、センタ側コン
ピュータ100がセンタ側網制御装置102に検針開始
指令aを送り、センタ側網制御装置102は、回線接続
動作指令bを交換機に送り、また、端子選択指令cを需
要家側網制御装置302に送る。需要家側網制御装置3
02は、起動電文dを集中検針装置30に送り、集中検
針装置30はこれに対する応答eを行う。
【0029】次に、需要家側網制御装置302はセンタ
側網制御装置102に対し端子選択応答fを行い、セン
タ側網制御装置102は需要家側網制御装置302を介
し集中検針装置30に検針開始指令gを送る。集中検針
装置30は、これに対する応答hを需要家側網制御装置
302を介しセンタ側網制御装置102に送る。応答h
を受けたセンタ側網制御装置102では、応答終了電文
iを集中検針装置30に送り、次いで回線復旧動作指令
jを交換機に送る。
側網制御装置102に対し端子選択応答fを行い、セン
タ側網制御装置102は需要家側網制御装置302を介
し集中検針装置30に検針開始指令gを送る。集中検針
装置30は、これに対する応答hを需要家側網制御装置
302を介しセンタ側網制御装置102に送る。応答h
を受けたセンタ側網制御装置102では、応答終了電文
iを集中検針装置30に送り、次いで回線復旧動作指令
jを交換機に送る。
【0030】応答終了電文iを受けた集中検針装置30
では、例えば端末器411に対する検針指令kを送り、
端末器411は電子メータによる検針応答mを行う。以
下同様にして、集中検針装置30は所要数の端末器41
nまで検針指令nを送り、端末器41nは電子メータによ
る検針応答pを行う。そして、検針応答に含まれる検針
データは、最新データとして例えば24時間保存され、
その後クリアされる。これらの集中検針装置30と各端
末器411〜41nとの間での送受信が、前述した送信方
法及び受信方法により実行される。なお、実際には、検
針指令kと検針応答mとの間や検針指令nと検針応答p
との間に各端末器411〜41nと電子メータとの間での
送受信(検針指令及び検針応答)が行われるが、これら
の図示は省略してある。
では、例えば端末器411に対する検針指令kを送り、
端末器411は電子メータによる検針応答mを行う。以
下同様にして、集中検針装置30は所要数の端末器41
nまで検針指令nを送り、端末器41nは電子メータによ
る検針応答pを行う。そして、検針応答に含まれる検針
データは、最新データとして例えば24時間保存され、
その後クリアされる。これらの集中検針装置30と各端
末器411〜41nとの間での送受信が、前述した送信方
法及び受信方法により実行される。なお、実際には、検
針指令kと検針応答mとの間や検針指令nと検針応答p
との間に各端末器411〜41nと電子メータとの間での
送受信(検針指令及び検針応答)が行われるが、これら
の図示は省略してある。
【0031】センタ100が集中検針装置30の検針デ
ータを一括して収集する場合には、前述の検針開始指令
a,gがそれぞれ検針指令,検針データ転送指令とな
り、検針指令k以後の集中検針装置30と各端末器41
1〜41nとの間の送受信がなくなり、検針指令aから回
線復旧動作指令jまでの手順となる。なお、送受信タイ
ミングは自動検針を開始させる場合とまったく同一であ
る。
ータを一括して収集する場合には、前述の検針開始指令
a,gがそれぞれ検針指令,検針データ転送指令とな
り、検針指令k以後の集中検針装置30と各端末器41
1〜41nとの間の送受信がなくなり、検針指令aから回
線復旧動作指令jまでの手順となる。なお、送受信タイ
ミングは自動検針を開始させる場合とまったく同一であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明によれ
ば、集中検針装置から端末器への送信の際、任意の1相
に接続された端末器に対する送信信号が中性線に対して
各相とも同位相で注入されるため、2相の線間では送信
信号がほぼ打ち消され、信号成分による電位差が極めて
小さくなる。これにより、例えば2相の線間に接続され
た200V負荷によって信号成分が消費、減衰されるこ
とがなくなり、端末器に対する検針指令等の信号を効率
よく送信することができる。
ば、集中検針装置から端末器への送信の際、任意の1相
に接続された端末器に対する送信信号が中性線に対して
各相とも同位相で注入されるため、2相の線間では送信
信号がほぼ打ち消され、信号成分による電位差が極めて
小さくなる。これにより、例えば2相の線間に接続され
た200V負荷によって信号成分が消費、減衰されるこ
とがなくなり、端末器に対する検針指令等の信号を効率
よく送信することができる。
【0033】第2の発明によれば、端末器からの信号を
集中検針装置により受信する際、2相に分散して到達し
た受信信号を加算及び減算し、その出力波形を復調して
ビットエラー等の歪のないものを正常な受信信号として
選択するため、受信信号レベルが低下している場合でも
これを補償して検針データ等を正確に受信することがで
き、送受信精度を大幅に高めることができる。
集中検針装置により受信する際、2相に分散して到達し
た受信信号を加算及び減算し、その出力波形を復調して
ビットエラー等の歪のないものを正常な受信信号として
選択するため、受信信号レベルが低下している場合でも
これを補償して検針データ等を正確に受信することがで
き、送受信精度を大幅に高めることができる。
【0034】第3の発明においては、上記第1の発明に
かかる送信方法及び第2の発明にかかる受信方法をとる
ことにより、端末器との間で高効率かつ高精度の送受信
が可能になり、信頼性の高い自動検針システムを実現す
ることができる。
かかる送信方法及び第2の発明にかかる受信方法をとる
ことにより、端末器との間で高効率かつ高精度の送受信
が可能になり、信頼性の高い自動検針システムを実現す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】高周波FS信号(R相)の波形図である。
【図3】R相に対して逆相の高周波FS信号(B相)の
波形図である。
波形図である。
【図4】図2、図3の信号による差電圧の波形図であ
る。
る。
【図5】R相電圧の波形図である。
【図6】B相電圧の波形図である。
【図7】R,B線間電圧の波形図である。
【図8】高周波FS信号(R相)の波形図である。
【図9】R相に対して同相の高周波FS信号(B相)の
波形図である。
波形図である。
【図10】図8、図9の信号による差電圧の波形図であ
る。
る。
【図11】R相電圧の波形図である。
【図12】B相電圧の波形図である。
【図13】R,B線間電圧の波形図である。
【図14】高周波FS信号(R相)の波形図である。
【図15】高周波FS信号(B相)の波形図である。
【図16】図14、図15の信号の加算出力波形図であ
る。
る。
【図17】図14、図15の信号の減算出力波形図であ
る。
る。
【図18】信号加算器の出力波形図である。
【図19】信号減算器の出力波形図である。
【図20】一方のモデムの出力波形図である。
【図21】他方のモデムの出力波形図である。
【図22】集中検針装置と端末器との間の送受信データ
のビット構成を示す図である。
のビット構成を示す図である。
【図23】集中検針装置と端末器との間の送受信データ
のフレーム構成を示す図である。
のフレーム構成を示す図である。
【図24】集中検針装置から端末器への送信データのフ
レーム構成を示す図である。
レーム構成を示す図である。
【図25】端末器から集中検針装置への送信データのフ
レーム構成を示す図である。
レーム構成を示す図である。
【図26】センタから集中検針装置に対して自動検針を
開始させる場合、及び、センタが集中検針装置の検針デ
ータを収集する場合のデータ送受信の手順を示す図であ
る。
開始させる場合、及び、センタが集中検針装置の検針デ
ータを収集する場合のデータ送受信の手順を示す図であ
る。
【図27】本発明が適用される自動検針システム全体の
構成図である。
構成図である。
【符号の説明】 10 送信部 11R,11B 送信アンプ 12R,12B 送信用結合器 20 受信部 21R,21B 受信用結合器 22 信号加算器 23 信号減算器 30 集中検針装置 31,32 モデム 33 CPU 34 NCUインターフェイス 411〜41n 端末器 421〜42n 単相負荷 431〜43n 200V負荷 100 センタ 300 集合住宅 404 電話回線 J1〜Jn 需要家 R,N,B 低圧配電線
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 晴輝 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 神野 誠雄 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 単相3線式低圧配電線の任意の1相間に
接続された自動検針データ伝送用の端末器との間で、低
圧配電線搬送線間方式により信号を送受信する送信部及
び受信部を備えた集中検針装置において、 前記送信部は、端末器への送信信号を中性線に対し2相
とも同位相にして配電線に注入する手段を有することを
特徴とする集中検針装置。 - 【請求項2】 単相3線式低圧配電線の任意の1相間に
接続された自動検針データ伝送用の端末器との間で、低
圧配電線搬送線間方式により信号を送受信する送信部及
び受信部を備えた集中検針装置において、 前記受信部は、2相に分散して到達した端末器からの受
信信号を加算及び減算する手段と、これらの加算出力及
び減算出力のうち、出力波形に基づいて何れか一方の出
力を正常な受信信号として選択する手段とを有すること
を特徴とする集中検針装置。 - 【請求項3】 単相3線式低圧配電線の任意の1相間に
接続された自動検針データ伝送用の端末器との間で、低
圧配電線搬送線間方式により信号を送受信する送信部及
び受信部を備えた集中検針装置において、 前記送信部は、端末器への送信信号を中性線に対し2相
とも同位相にして配電線に注入する手段を有し、 前記受信部は、2相に分散して到達した端末器からの受
信信号を加算及び減算する手段と、これらの加算出力及
び減算出力のうち、出力波形に基づいて何れか一方の出
力を正常な受信信号として選択する手段とを有すること
を特徴とする集中検針装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2482392A JPH05188087A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 集中検針装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2482392A JPH05188087A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 集中検針装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05188087A true JPH05188087A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=12148906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2482392A Pending JPH05188087A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 集中検針装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05188087A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007158848A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 電力線搬送通信システム |
JP2009010899A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Mitsubishi Electric Corp | 情報通信機能付電力量自動検針システム |
JP2009124611A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Rohm Co Ltd | 電気機器および電力線通信システム |
JP2015095878A (ja) * | 2013-11-14 | 2015-05-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信装置、通信システム、計測装置 |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP2482392A patent/JPH05188087A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007158848A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 電力線搬送通信システム |
JP2009010899A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Mitsubishi Electric Corp | 情報通信機能付電力量自動検針システム |
JP2009124611A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Rohm Co Ltd | 電気機器および電力線通信システム |
JP2015095878A (ja) * | 2013-11-14 | 2015-05-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信装置、通信システム、計測装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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