JP2002022777A - 光方式センサ装置 - Google Patents

光方式センサ装置

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JP2002022777A
JP2002022777A JP2000212876A JP2000212876A JP2002022777A JP 2002022777 A JP2002022777 A JP 2002022777A JP 2000212876 A JP2000212876 A JP 2000212876A JP 2000212876 A JP2000212876 A JP 2000212876A JP 2002022777 A JP2002022777 A JP 2002022777A
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JP
Japan
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optical sensor
transmission
sensor head
relay device
electric signal
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Withdrawn
Application number
JP2000212876A
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English (en)
Inventor
Takaaki Inoue
卓顕 井上
Koji Kasai
孝二 笠井
Onori Ishikawa
大典 石河
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流および電圧が光に作用する性質を利用し
て配電線または送電線などの送配電線の電気量を測定す
る光方式センサ装置に関し、光ファイバケーブルの使用
距離を短縮することによってコスト的に優れた光方式セ
ンサ装置を提供するものである。 【解決手段】 送配電線7に取り付けられ送配電線7の
電流または電圧の変化を光量の変化として捉える光セン
サヘッド1と、光センサヘッド1に光ファイバケーブル
2を介して接続され光センサヘッド1に一定の光量を送
出すると共に光センサヘッド1からの光量を電気信号に
変換する中継装置3と、中継装置3に電線ケーブル4を
介して接続され電気信号を受信して送配電線7の電流ま
たは電圧の変化を表す情報として外部装置に送信する伝
送装置5とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流および電圧が
光に作用する性質を利用して配電線または送電線などの
送配電線の電気量を測定する光方式センサ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配電線または送電線などの送配電
線に被覆上からワンタッチで光センサヘッドを取り付
け、各相電流、短絡電流などを測定し、この測定情報を
事業所に設置した中央装置に伝送し、短絡事故区間や断
線区間の検出、負荷電流の監視などを行う監視システム
が知られている。
【0003】図18は、このような監視システムを構成
する光方式センサ装置の構成を示しており、二分割構造
の光センサヘッド71が三相3線式の配電線72の各電
線にそれぞれワンタッチで取り付けられ、それぞれ2芯
の光ファイバケーブル73によって電柱74の中段に設
けた伝送装置75に接続されている。伝送装置75はト
ランス76から電源が供給され、光センサヘッド71で
測定した電流または電圧情報を通信線77を介して中央
装置に伝送する構成となっている。
【0004】光センサヘッド71は、光ファイバケーブ
ル73の入力側から送られてきた一定光量の光を、配電
線72に流れる電流または電圧によって変調し、光ファ
イバケーブル73の出力側から送出する構成となってい
る。
【0005】光センサヘッド71が電流センサの場合
は、配電線72に流れる電流によって発生する磁界が磁
気光学結晶を透過する光の偏光方向を回転させる磁気光
学効果(ファラデー効果)を応用し、電圧センサの場合
は、電気光学結晶に印加する電圧によって結晶の屈折率
が変化するため、この結晶を透過する光の位相が変化す
る電気光学効果(ポッケルス効果)を応用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の光
方式センサ装置は光を利用することから高絶縁性、防爆
性、耐電磁雑音性などに優れた特長を有している。しか
し、伝送装置は一定距離をおいて電柱の中段に設置され
ているため、配電線に取り付けた光センサヘッドと伝送
装置との間が比較的長くなる。このため、検出精度を上
げるには伝送損失の低い比較的高価な光ファイバケーブ
ルを用いる必要があり、コスト面で課題があった。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、光ファイバケーブルの使用距
離を短縮することによって、あるいは光ファイバケーブ
ルを使用しないことによって、コスト的に優れた光方式
センサ装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光方式センサ装
置は、送配電線に取り付けられ送配電線の電流または電
圧の変化を光量の変化として捉える光センサヘッドと、
光センサヘッドに光ファイバケーブルを介して接続され
光センサヘッドに一定の光量を送出すると共に光センサ
ヘッドからの光量を電気信号に変換する中継装置と、中
継装置に電線ケーブルを介して接続され電気信号を受信
して送配電線の電流または電圧の変化を表す情報として
外部装置に送信する伝送装置とからなる。
【0009】この構成により、光センサヘッドと伝送装
置との間に光電変換機能を有する中継装置を設け、光セ
ンサヘッドと中継装置との間は光ファイバケーブルによ
って接続し、中継装置と伝送装置との間は電線ケーブル
によって接続したので、長さの短い光ファイバケーブル
を使用することができることとなる。
【0010】また、本発明の光方式センサ装置におい
て、中継装置および伝送装置間の電気信号の伝送は、電
気信号を周波数信号に変換して伝送する構成を有してい
る。
【0011】この構成により、中継装置および伝送装置
間を伝送する電気信号を周波数信号に変換して伝送する
ので、外的影響を避けて高い検出精度を得ることができ
ることとなる。
【0012】また、本発明の光方式センサ装置におい
て、中継装置および伝送装置間の電気信号の伝送は、所
定の通信プロトコルを用いたデータ通信によって伝送す
る構成を有している。
【0013】この構成により、中継装置および伝送装置
間を伝送する電気信号をディジタルデータに変換し、通
信プロトコルを使用して伝送するので、エラー補正が可
能になり、さらに中継装置と伝送装置との間の信号線数
を少なくすることができるので、より外的影響を避けて
高い検出精度を得ることができることとなる。
【0014】本発明の光方式センサ装置は、送配電線に
取り付けられ送配電線の電流または電圧の変化を光量の
変化として捉える光センサヘッドと、光センサヘッドに
光ファイバケーブルを介して接続され光センサヘッドに
一定の光量を送出すると共に光センサヘッドからの光量
を電気信号に変換する中継装置と、中継装置に無線通信
路を介して接続され電気信号を受信して送配電線の電流
または電圧の変化を表す情報として外部装置に送信する
伝送装置とからなる。
【0015】この構成により、光センサヘッドと伝送装
置との間に光電変換機能を有する中継装置を設け、光セ
ンサヘッドと中継装置との間は光ファイバケーブルによ
って接続し、中継装置と伝送装置との間は無線通信路に
よって接続したので、長さの短い光ファイバケーブルを
使用することができ、さらに電気信号を無線送受信する
ので一台の伝送装置に対して複数台の中継装置を配置す
ることができる。
【0016】また、本発明の光方式センサ装置におい
て、中継装置は光センサヘッド毎に構成され、互いに着
脱自在に結合するための結合手段を側面に備える構成を
有している。
【0017】この構成により、中継装置を光センサヘッ
ド毎に独立して設けるので、隣接する中継装置を結合手
段で結合することで種々の結合態様が得られ、3線に使
用する場合は3つの中継装置を結合し、2線に使用する
場合は2つの中継装置を結合し、単線に使用する場合は
1つの中継装置を用いることになる。
【0018】また、本発明の光方式センサ装置におい
て、中継装置は電磁シールド効果を有する筐体からな
り、筐体内に回路部品を実装する部品実装部を設けた構
成を有する。
【0019】この構成により、中継装置を電磁シールド
に優れた部材で構成するので、送配電線からの外的影響
を避けることができ、高い検出精度を得ることができ
る。
【0020】また、本発明の光方式センサ装置におい
て、中継装置の筐体は固定用のバンド部材を装着するた
めのバンド止め具を有する。
【0021】この構成により、バンド止め具にバンド部
材を通し、このバンド部材を電柱に取り付けることで中
継装置を電柱に固定することができる。
【0022】本発明の光方式センサ装置は、送配電線に
取り付けられ送配電線の電流または電圧の変化を光量の
変化として捉えて電気信号に変換して無線送信する光セ
ンサヘッドと、電気信号を無線通信路を介して受信する
と送配電線の電流または電圧の変化を表す情報として外
部装置に送信する伝送装置とからなる。
【0023】この構成により、光センサヘッド内に光セ
ンサ機能のほかに光電変換機能および無線送受信機能を
設けるので、光センサヘッドと伝送装置との間で無線送
受信を行うことができ、光ファイバケーブルが不用とな
ると共に、一台の伝送装置に対して複数の光センサヘッ
ドを配置することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明による光
方式センサ装置の実施の形態1を示す構成図で、三相3
線式の配電線の各電線にそれぞれワンタッチで取り付け
られる3つの光センサヘッド1と、各光センサヘッド1
にそれぞれ2芯の光ファイバケーブル2によって接続さ
れる中継装置3と、中継装置3に電線ケーブル4によっ
て接続される伝送装置5とから構成されている。光ファ
イバケーブル2および電線ケーブル4は中継装置3に対
して着脱自在な接続構造となっている。
【0026】光センサヘッド1は、光ファイバケーブル
2の各芯線に設けられたフェルール1aの間にあって、
入射光を直線偏光の光とする偏光子1bと、配電線を流
れる電流により発生する磁界の強さに比例して光の偏光
方向を回転させる磁気光学素子1cと、磁気光学素子1
cを透過した光を出射ファイバに出力する検光子1dと
からなる電流センサである。ただし、光センサヘッド1
としては前述した電圧センサであってもよい。
【0027】中継装置3は、伝送装置5から電線ケーブ
ル4を経て送られてくる電気信号を光センサヘッド1に
送る光量に変換するE/O変換部3aと、光センサヘッ
ド1から戻ってきた光量を電気信号に変換して電線ケー
ブル4を経て伝送装置5に送るO/E変換部3bとから
なっている。E/O変換部3aおよびO/E変換部3b
を駆動する電源は伝送装置5から電線ケーブル4を経て
送られて来る。
【0028】伝送装置5は、演算部5aと、信号伝送部
5bと、電源部5cとからなっている。演算部5aはE
/O変換部3aから出力する光量を最適化すると共に、
O/E変換部3bからの電気信号をデータとして蓄積お
よび処理する構成を有している。信号伝送部5bは演算
部5aで得られたデータを事業所に設置した中央装置に
通信線を介して伝送する。電源部5cは後述するトラン
スからの交流電源を直流電源に変換して伝送装置5内の
各回路部と、中継装置3のE/O変換部3aおよびO/
E変換部3bに電源を供給するものである。なお、信号
伝送部5bは通信線を介さずに無線伝送方式により伝送
してもよい。
【0029】図2は、中継装置3の外観図で、電磁シー
ルドに優れた部材からなる筐体31の中に、基板32を
収納し、基板32上の部品実装部33には、図3に示す
ように、電磁シールドに優れたシールドカバー34を取
り付け、外的影響を受けにくい構成として高い検出精度
を保つようにしている。
【0030】図4は、中継装置3の筐体31に、横手方
向に長い枠状のバンド止め具35を取り付けた構成を示
している。筐体31とバンド止め具35との間の隙間3
5aにバンド部材を通し、バンド部材を電柱に取り付け
ることで中継装置3を電柱に固定することができる。バ
ンド部材自体を電磁シールドに優れた材質のものを使用
すれば、さらにシールド効果を高めることができる。
【0031】図5は、本実施の形態による光方式センサ
装置を電柱6に設置した状態を示す外観図で、光センサ
ヘッド1が三相3線式の配電線7の各電線にそれぞれワ
ンタッチで取り付けられ、光ファイバケーブル2によっ
て中継装置3に接続されている。また、中継装置3は電
線ケーブル4によって電柱6の中段に設けた伝送装置5
に接続されている。伝送装置5はトランス8から電源の
供給を受け、光センサヘッド1で測定した情報を通信線
9を介して中央装置に伝送する構成となっている。図6
は、中継装置3がバンド止め具35を備えた図4に示す
構成を有するもので、電柱6に図示せぬバンド部材によ
って固定された状態を示している。
【0032】このように、本実施の形態によれば、光セ
ンサヘッド1と伝送装置5との間にE/O変換部3aお
よびO/E変換部3bを有する中継装置3を設け、光セ
ンサヘッド1と中継装置3との間は光ファイバケーブル
2によって接続し、中継装置3と伝送装置5との間は電
線ケーブル4によって接続したので、長さの短い光ファ
イバケーブル2を使用することができる。
【0033】(実施の形態2)図7は、本発明による光
方式センサ装置の実施の形態2を示す構成図で、前述の
実施の形態1と同一の構成部分については同一符号を付
して説明する。
【0034】本実施の形態による光方式センサ装置は、
配電線に取り付ける3つの光センサヘッド1と、各光セ
ンサヘッド1にそれぞれ光ファイバケーブル2によって
接続する中継装置13と、中継装置13に電線ケーブル
14によって接続する伝送装置15とから構成されてい
る。
【0035】本実施の形態による光方式センサ装置は、
電線ケーブル14を通じて送受信する電気信号を、周波
数信号に変換して送受信するもので、これにより電気信
号が外部の影響を受けにくいように構成したものであ
る。
【0036】すなわち、中継装置13は伝送装置15か
ら電線ケーブル14を経て送られてくる送信信号を受信
する受信部13aと、受信した信号をF/V(周波数/
電圧)変換するF/V変換部13bと、電圧に変換した
電気信号から光センサヘッド1に送る光量に変換するE
/O変換部13cとを備えている。
【0037】また、中継装置13は光センサヘッド1か
ら戻ってきた光量を電気信号に変換するO/E変換部1
3dと、変換した電気信号を周波数信号に変換するV/
F(電圧/周波数)変換部13eと、周波数信号を送信
出力する送信部13fとを備えている。これらの各部を
駆動する電源は伝送装置15から電線ケーブル14を経
て送られてくる。
【0038】伝送装置15は、演算部15aと、信号伝
送部15bと、電源部15cとからなっている。演算部
15aはE/O変換部13aから出力する光量を最適化
し、O/E変換部13bからの電気信号をデータとして
蓄積および処理する構成を有している。また、演算部1
5aは送信する電気信号を周波数信号に変換し、受信し
た周波数信号を電気信号に変換する周波数/電圧変換部
15dを備えている。信号伝送部15bは演算部15a
で得られたデータを通信線を介して事業所に設置した中
央装置に伝送する。電源部15cはトランスからの交流
電源を直流電源に変換し、伝送装置15内の各回路部
と、中継装置13内の各回路部に電源を供給するもので
ある。なお、信号伝送部15bは通信線を介さずに無線
伝送方式により伝送してもよい。
【0039】このように、本実施の形態によれば、光セ
ンサヘッド1と伝送装置15との間に中継装置13を設
け、光センサヘッド1と中継装置13との間は光ファイ
バケーブル2によって接続し、中継装置13と伝送装置
15との間は電線ケーブル14によって接続したので、
長さの短い光ファイバケーブル2を使用することができ
る。また、中継装置13および伝送装置15間を伝送す
る電気信号を周波数信号に変換して伝送するので、外的
影響を避けて高精度を保つことができる。
【0040】(実施の形態3)図8は、本発明による光
方式センサ装置の実施の形態3を示す構成図で、前述の
実施の形態と同一の構成部分については同一符号を付し
て説明する。
【0041】本実施の形態による光方式センサ装置は、
配電線に取り付ける3つの光センサヘッド1と、各光セ
ンサヘッド1にそれぞれ光ファイバケーブル2によって
接続する中継装置23と、中継装置23に電線24によ
って接続する伝送装置25とから構成されている。
【0042】本実施の形態による光方式センサ装置は、
中継装置23および伝送装置25間の電気信号の送受信
を、所定の通信プロトコルに従ってディジタル信号によ
るデータ通信を行うことで、電気信号が外部の影響を受
けにくいように構成したものである。
【0043】すなわち、中継装置23は電気信号を光セ
ンサヘッド1に送る光量に変換するE/O変換部23a
と、光センサヘッド1から戻ってきた光量を電気信号に
変換するO/E変換部23bと、E/O変換部13aか
ら出力する光量を最適化すると共にO/E変換部13b
からの電気信号をデータとして蓄積および処理する演算
部23cと、伝送装置25との間で電線ケーブル24を
介して所定の通信プロトコルでデータの送受信を行う通
信部23dとを備えている。これらの各部を駆動する電
源は伝送装置25から電線ケーブル24を経て送られて
くる。
【0044】伝送装置25は、信号伝送部25aと、電
源部25bとからなっている。信号伝送部25aは中継
装置23との間で電線ケーブル24を介して所定の通信
プロトコルでデータの送受信を行う通信部25cを備
え、演算部23cで得られたデータを通信線を介して事
業所に設置した中央装置に伝送する。電源部25bはト
ランスからの交流電源を直流電源に変換し、伝送装置2
5内の各回路部と、中継装置23内の各回路部に電源を
供給するものである。なお、信号伝送部25aは通信線
を介さずに無線伝送方式により伝送してもよい。
【0045】このように、本実施の形態によれば、光セ
ンサヘッド1と伝送装置25との間に中継装置23を設
け、光センサヘッド1と中継装置23との間は光ファイ
バケーブル2によって接続し、中継装置23と伝送装置
25との間は電線ケーブル24によって接続したので、
長さの短い光ファイバケーブル2を使用することができ
る。また、中継装置23および伝送装置25間を伝送す
る電気信号をディジタルデータに変換して伝送するの
で、外的影響を避けて高い検出精度を保つことができ
る。また、中継装置23の内部に演算部23cを設けた
ので、O/E変換後にA/D変換したディジタルデータ
を演算部23cで直接読み取ることで、事前処理を行う
必要がなくなり、より高い検出精度をあげることができ
る。
【0046】(実施の形態4)図9は、本発明による光
方式センサ装置の実施の形態4を示す構成図で、実施の
形態と同一の構成部分については同一符号を付して説明
する。
【0047】本実施の形態による光方式センサ装置は、
実施の形態3における中継装置23および伝送装置25
間のデータの送受信を、無線伝送により行うように構成
したものである。
【0048】すなわち、中継装置23の通信部23dは
アンテナ23eに接続されて無線送受信機能を有し、伝
送装置25の通信部25cもアンテナ25dに接続され
て無線送受信機能を有する。また、中継装置23はトラ
ンスからの交流電源を直流電源に変換して各回路に電源
を供給する電源部23fを備える。なお、ここでは信号
伝送部25aがアンテナ25eによって事業所の中央装
置との間で無線伝送する例を示しているが、通信線を用
いた有線伝送方式であってもよい。
【0049】図10は、本実施の形態による光方式セン
サ装置を電柱6に設置した状態を示す外観図で、光セン
サヘッド1が三相3線式の配電線7の各電線にそれぞれ
ワンタッチで取り付けられ、光ファイバケーブル2によ
って中継装置23に接続されている。中継装置23はト
ランス8から電源の供給を受け、電柱6の中段に設けた
伝送装置25との間で無線送受信を行う。伝送装置25
はトランス8から電源の供給を受け、光センサヘッド1
で測定した電流情報を中央装置に無線伝送する構成とな
っている。
【0050】なお、中継装置23は伝送装置25との間
で無線送受信を行うことができるので、電柱6毎に伝送
装置25を設置する必要はなく、数本の電柱に一か所の
割合で伝送装置25を設置するようにし、近くの電柱6
に設けた中継装置23との間で送受信を行うようにして
もよい。
【0051】このように、本実施の形態によれば、光セ
ンサヘッド1と伝送装置25との間に中継装置23を設
け、光センサヘッド1と中継装置23との間は光ファイ
バケーブル2によって接続し、中継装置23と伝送装置
25との間は電線ケーブル24によって接続したので、
長さの短い光ファイバケーブル2を使用することができ
る。また、中継装置23の内部に演算部23cを設けた
ので、O/E変換後、A/D変換したディジタルデータ
を演算部23cで直接読み取ることで、事前処理を行う
必要がなくなり、より精度をあげることができる。ま
た、中継装置23および伝送装置25間を送受信する電
気信号をディジタルデータに変換して無線送受信するの
で、外的影響を避けて高い検出精度を保つことができる
と共に、一台の伝送装置25に対して複数台の中継装置
23を配置することができる。
【0052】(実施の形態5)図11は、本発明による
光方式センサ装置の実施の形態5を示す構成図で、前述
の実施の形態と同一の構成部分については同一符号を付
して説明する。
【0053】本実施の形態による光方式センサ装置は、
前述の実施の形態1に示す構成において、3つの光セン
サヘッド1にそれぞれ3つの中継装置33を独立して設
けた構成を有するもので、各中継装置33の内部には伝
送装置5から電源ケーブル34を経て送られてくる電気
信号をもとに光センサヘッド1に送る光量に変換するE
/O変換部33aと、光センサヘッド1から戻ってきた
光量を電気信号に変換して電源ケーブル34を経て伝送
装置5に送るO/E変換部33bとからなっている。E
/O変換部33aおよびO/E変換部33bを駆動する
電源は伝送装置5から電源ケーブル34を経て送られて
くる。
【0054】このように、本実施の形態によれば、光セ
ンサヘッド1と伝送装置5との間に中継装置33を設
け、光センサヘッド1と中継装置33との間は光ファイ
バケーブル2によって接続し、中継装置33と伝送装置
5との間は電線ケーブル34によって接続したので、長
さの短い光ファイバケーブル2を使用できる。
【0055】また、光センサヘッド1毎に光ファイバケ
ーブル2および中継装置33を設けるようにしたので、
3線式の配電線に限らず、2線式または単線式の配電線
にも用いることができる。
【0056】また、図12(a)に示すように、中継装
置33の両側面に結合手段であるコネクタ33pおよび
33qを設け、中継装置33のコネクタ33pと隣接す
る中継装置33のコネクタ33qとを結合することで、
図(b)に示すように、複数の中継装置33を結合して
一体化することができる。
【0057】図13は、中継装置33の種々の結合態様
を示す図で、(a)は3つの中継装置33を結合して3
線に使用する例を示しており、(b)は2つの中継装置
33を結合して2線に使用する例を示しており、(c)
は1つの中継装置33によって単線に使用する例を示し
ている。
【0058】(実施の形態6)図14および図15は、
本発明による光方式センサ装置の実施の形態6を示す構
成図で、前述した実施の形態と同一の構成部分について
は同一符号を付して説明する。
【0059】本実施の形態による光方式センサ装置は、
配電線7にワンタッチで取り付ける光センサヘッド11
の内部に演算部および通信部を設け、電柱6の中段に設
置した伝送装置25との間で無線送受信する構成を有し
ている。
【0060】すなわち、光センサヘッド11は電気信号
を光量に変換するE/O変換部11a、電流センサ11
b、電流センサ11bを透過した光量を電気信号に変換
O/E変換部11c、E/O変換部11aから出力する
光量を最適化しO/E変換部11bからの電気信号をデ
ータとして蓄積および処理する演算部11d、時刻デー
タを得るためのリアルタイムクロック(RTC)11
e、伝送装置25との間で無線送受信を行う通信部11
f、電源線10によってトランス8からの交流電源を直
流電源に変換して各回路に電源を供給する電源部11g
を備えている。
【0061】電流センサ11bは、実施の形態1で説明
したように、入射光を直線偏光の光とする偏光子1a
と、配電線7を流れる電流により発生する磁界の強さに
比例して光の偏光方向を回転させる磁気光学素子1b
と、磁気光学素子1bを透過した光を出射ファイバに出
力する検光子1cとからなっている。
【0062】このように、本実施の形態によれば、中継
装置の機能および無線送受信の機能を光センサヘッド1
1内に設けるようにしたので、光センサヘッド11と伝
送装置25との間で無線送受信を行うことができるた
め、光ファイバケーブルが不用となる。
【0063】また、光センサヘッド11および伝送装置
25間は無線送受信を行うので、電柱6毎に伝送装置2
5を設置する必要はなく、数本の電柱に一か所の割合で
伝送装置25を設置するようにし、近くの配電線7に取
り付けた複数カ所の光センサヘッド11との間で無線送
受信を行うようにしてもよい。
【0064】(実施の形態7)図16および図17は、
本発明による光方式センサ装置の実施の形態7を示す構
成図で、前述した実施の形態6と同一の構成部分につい
ては同一符号を付して説明する。
【0065】本実施の形態による光方式センサ装置は、
実施の形態6の構成において、光センサヘッド11を構
成する電源部11gをバッテリーによって構成した点を
除いては、前述の実施の形態6と同一の構成を有してい
る。
【0066】このように、本実施の形態によれば、中継
装置の機能および無線送受信の機能を光センサヘッド1
1内に設けるようにしたので、光センサヘッド11と伝
送装置25との間で無線送受信を行うことができるた
め、光ファイバケーブルが不用となる。
【0067】また、光センサヘッド11および伝送装置
25間は無線送受信を行うので、電柱6毎に伝送装置2
5を設置する必要はなく、数本の電柱に一か所の割合で
伝送装置25を設置するようにし、近くの配電線7に取
り付けた複数カ所の光センサヘッド11との間で無線送
受信を行うようにしてもよい。
【0068】また、光センサヘッド11の電源部11g
がバッテリーによって構成されているので、トランス8
からの電源線10が不要となり、光センサヘッド11を
配電線7にワンタッチで取り付けるだけでよいので、取
付け作業および保守作業が簡易な光方式センサ装置が得
られる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は光センサ
ヘッドと伝送装置との間にE/O変換部およびO/E変
換部を有する中継装置を設け、光センサヘッドと中継装
置との間は光ファイバケーブルによって接続し、中継装
置と伝送装置との間は電線ケーブルによって接続したの
で、光ファイバケーブルの使用距離を短縮することがで
き、コスト的に優れた高い検出精度を有する光方式セン
サ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光方式センサ装置の実施の形態1
を示す構成図
【図2】図1に示す中継装置の外観図
【図3】図2に示す中継装置の内部に取り付けたシール
ドカバーの断面図
【図4】図2に示す中継装置にバンド止め具を取り付け
た構成を示す外観図
【図5】図1に示す光方式センサ装置を配電線および電
柱に取り付けた状態を示す外観図
【図6】図1に示す光方式センサ装置を配電線および電
柱に取り付けた状態を示す他の外観図
【図7】本発明による光方式センサ装置の実施の形態2
を示す構成図
【図8】本発明による光方式センサ装置の実施の形態3
を示す構成図
【図9】本発明による光方式センサ装置の実施の形態4
を示す構成図
【図10】実施の形態2による光方式センサ装置を電柱
に設置した状態を示す外観図
【図11】本発明による光方式センサ装置の実施の形態
5を示す構成図
【図12】複数の中継装置を結合して一体化することが
できる説明図
【図13】複数の中継装置の種々の結合態様を示す図
【図14】本発明による光方式センサ装置の実施の形態
6を示す構成図
【図15】図14に示す光方式センサ装置を配電線およ
び電柱に取り付けた状態を示す外観図
【図16】本発明による光方式センサ装置の実施の形態
7を示す構成図
【図17】図16に示す光方式センサ装置を配電線およ
び電柱に取り付けた状態を示す外観図
【図18】従来の光方式センサ装置を配電線および電柱
に取り付けた状態を示す外観図
【符号の説明】
1、11 光センサヘッド 2 光ファイバケーブル 3、13、23、33 中継装置 4、14、24、34 電線ケーブル 5、15、25 伝送装置 6 電柱 7 配電線 8 トランス 9 通信線 10 電源線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08C 17/00 Z (72)発明者 石河 大典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F073 AB01 BB01 BB06 BB07 BB08 CC01 CD04 CD16 DD07 EE11 FF01 GG01 GG04 2G025 AA07 AB10 AB11 AC03 AC06 2G059 AA05 BB15 EE01 EE05 GG04 JJ17 JJ18 JJ19 KK01 MM01 MM09 MM10 NN01 NN09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送配電線に取り付けられ前記送配電線の
    電流または電圧の変化を光量の変化として捉える光セン
    サヘッドと、 前記光センサヘッドに光ファイバケーブルを介して接続
    され前記光センサヘッドに一定の光量を送出すると共に
    前記光センサヘッドからの光量を電気信号に変換する中
    継装置と、 前記中継装置に電線ケーブルを介して接続され前記電気
    信号を受信して前記送配電線の電流または電圧の変化を
    表す情報として外部装置に送信する伝送装置とを備える
    ことを特徴とする光方式センサ装置。
  2. 【請求項2】 前記中継装置および前記伝送装置間の前
    記電気信号の伝送は、前記電気信号を周波数信号に変換
    して伝送することを特徴とする請求項1記載の光方式セ
    ンサ装置。
  3. 【請求項3】 前記中継装置および前記伝送装置間の前
    記電気信号の伝送は、所定の通信プロトコルを用いたデ
    ータ通信によって伝送することを特徴とする請求項1記
    載の光方式センサ装置。
  4. 【請求項4】 送配電線に取り付けられ前記送配電線の
    電流または電圧の変化を光量の変化として捉える光セン
    サヘッドと、 前記光センサヘッドに光ファイバケーブルを介して接続
    され前記光センサヘッドに一定の光量を送出すると共に
    前記光センサヘッドからの光量を電気信号に変換する中
    継装置と、 前記中継装置に無線通信路を介して接続され前記電気信
    号を受信して前記送配電線の電流または電圧の変化を表
    す情報として外部装置に送信する伝送装置とを備えるこ
    とを特徴とする光方式センサ装置。
  5. 【請求項5】 前記中継装置は前記光センサヘッド毎に
    構成され、互いに着脱自在に結合するための結合手段を
    側面に備えることを特徴とする請求項1または4記載の
    光方式センサ装置。
  6. 【請求項6】 前記中継装置は電磁シールド効果を有す
    る筐体からなり、前記筐体内に回路部品を実装する部品
    実装部を設けたことを特徴とする請求項1または4記載
    の光方式センサ装置。
  7. 【請求項7】 前記中継装置の筐体は固定用のバンド部
    材を装着するためのバンド止め具を有することを特徴と
    する請求項6記載の光方式センサ装置。
  8. 【請求項8】 送配電線に取り付けられ前記送配電線の
    電流または電圧の変化を光量の変化として捉えて電気信
    号に変換し無線送信する光センサヘッドと、 前記電気信号を無線通信路を介して受信し前記送配電線
    の電流または電圧の変化を表す情報として外部装置に送
    信する伝送装置とを備えることを特徴とする光方式セン
    サ装置。
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