JP2015049010A - 空気調和機 - Google Patents

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小澤 哲朗
Tetsuro Ozawa
哲朗 小澤
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Abstract

【課題】集塵容器内の塵埃を確実に圧縮して小容量な集塵容器に、極力大量の塵埃を収容する空気調和機を提案する。【解決手段】空気調和機1は、通風路63を仕切る室内機筐体65と、通風路63内に配置される室内熱交換器11および室内ファン12と、通風路63に吸い込まれる空気から塵埃を除去するエアフィルタ75と、エアフィルタ75に接触してエアフィルタ75の濾過面に捕捉された塵埃を除去する除塵位置とエアフィルタ75に非接触な待避位置との間を揺動する塵埃除去ブラシ107と、塵埃除去ブラシ107が待避位置から除塵位置へ揺動する際に塵埃除去ブラシに捕捉された塵埃を除去する塵埃回収ブラシ108と、塵埃回収ブラシ108が塵埃除去ブラシ107から除去した塵埃を蓄積するとともに、待避位置へ揺動する塵埃除去ブラシ107によって蓄積した塵埃が除塵位置から押し固められる集塵容器109と、を備えている。【選択図】 図11

Description

本発明に係る実施形態は、空気調和機に関する。
圧縮ロッドを回転駆動させることによって、エアフィルタから除去した塵埃を集塵容器内に縮状態で収納する空気調和機が知られている。
特開2009−229049号公報
従来の空気調和機は、圧縮ロッドを回転駆動させているため、集塵容器内の塵埃を圧縮ロッドに巻き込んで集塵容器外へ漏れ出させてしまう場合がある。
また、従来の空気調和機は、圧縮ロッドを回転駆動させているため、圧縮ロッド周囲では塵埃が圧縮されて密度が高まる一方で、圧縮ロッドから遠い集塵容器の奥側では塵埃を十分に圧縮しきれず、収容可能な塵埃量を十分に高めることが難しい。
そこで、本発明は、集塵容器内の塵埃を確実に圧縮して小容量な集塵容器に、極力大量の塵埃を収容する空気調和機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る空気調和機は、通風路を仕切る筐体と、前記通風路内に配置される室内熱交換器と、前記通風路内に配置される送風機と、前記通風路に吸い込まれる空気から塵埃を除去する濾過体と、前記濾過体に接触して前記濾過体の表面に捕捉された塵埃を除去する除塵位置と前記濾過体に非接触な待避位置との間を揺動する塵埃除去ブラシと、前記塵埃除去ブラシが前記待避位置から前記除塵位置へ揺動する際に前記塵埃除去ブラシに捕捉された塵埃を除去する塵埃回収ブラシと、前記塵埃回収ブラシが前記塵埃除去ブラシから除去した塵埃を蓄積するとともに、前記待避位置へ揺動する前記塵埃除去ブラシによって蓄積した塵埃が前記除塵位置から押し固められる集塵容器と、を備えている。
本発明の実施形態に係る空気調和機を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の室内機を示す正面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の室内機を示す縦断面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機のエアフィルタの周囲を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る空気調和機のエアフィルタの周囲を示す正面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機のエアフィルタ周囲を示す縦断面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の濾過体保持枠を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の濾過体保持枠を示す正面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の濾過体保持枠を示す縦断面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の固定枠の一部を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の一方側の軸の周囲を示す断面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の他方側の軸の周囲を示す断面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の除塵機構を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の除塵機構を示す分解斜視図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の除塵機構を示す断面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機から取り外した除塵機構を示す断面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の一方側の軸の端部を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の巻取検知部を示す断面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の巻取検知部を示す断面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の巻取検知部を示す断面図。
本発明に係る空気調和機の実施形態について、図1から図20を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和機を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る空気調和機1は、被空調室R内に設置される室内機2と、屋外に設置される室外機3と、入力装置としてのリモートコントローラ5(以下、単に「リモコン5」という。)と、を備えている。
室内機2は、被空調室R内の空気との間で熱交換を行う室内熱交換器11と、被空調室R内の空気を流動させる室内ファン12と、室内ファン12を駆動させるモータ13と、モータ13の駆動を制御する室内ファン駆動部14と、室内ファン12から吹き出される空気の上下方向の風向を決める上下ルーバ15と、上下ルーバ15を駆動させるモータ16と、モータ16の駆動を制御する上下ルーバ駆動部17と、室内ファン12から吹き出される空気の左右方向の風向を決める左右ルーバ18と、左右ルーバ18を駆動させるモータ19と、モータ19の駆動を制御する左右ルーバ駆動部21と、被空調室R内の温度を検知する室内温度センサ22と、リモコン5から送られる赤外線を読み取る受光部23と、音声発生部26と、スピーカ27と、EEPROM28と、ROM29と、RAM31と、室内制御部32と、を備えている。
室外機3は、圧縮機41と、四方弁42と、外気との間で熱交換を行う室外熱交換器43と、膨張弁45と、室外ファン46と、室外制御部47と、を備えている。
冷房時には、図1中に実線矢印で示すように、圧縮機41から吐出される冷媒は、四方弁42を介して室外熱交換器43へ案内される。室外熱交換器43から流出する冷媒は、膨張弁45、室内熱交換器11を通って、再び四方弁42を介して圧縮機41へ吸い込まれる。この冷媒の実線矢印の流路(以下、単に「冷房流路」という。)によって、室外熱交換器43は凝縮器として機能し、室内熱交換器11は蒸発器として機能する。
一方、暖房時には、図1中に破線矢印で示すように、圧縮機41から吐出される冷媒は、四方弁42を介して室内熱交換器11へ案内される。室内熱交換器11から流出する冷媒は、膨張弁45、室外熱交換器43を通って、再び四方弁42を介して圧縮機41へ吸い込まれる。この冷媒の破線矢印の流路(以下、単に「暖房流路」という。)によって、室内熱交換器11は凝縮器として機能し、室外熱交換器43は蒸発器として機能する。
室外ファン46は、室外熱交換器43の下流側に配置されている。運転によって、室外ファン46は、室外熱交換器43側から熱交換後の外気を吸い込み、室外機3外へ吹き出す。
室内ファン12は、室内熱交換器11の下流側に配置されている。運転によって、室内熱交換器11側から熱交換後の被空調室R内の空気を吸い込み、左右ルーバ18および上下ルーバ15を経て室内機2外へ吹き出す。室内温度センサ22は、室内熱交換器11よりも上流側に設けられている。室内温度センサ22は、室内機2に吸い込まれる空気の温度を検知する。
室内ファン駆動部14は、室内制御部32が出力する運転信号に従ってモータ13を駆動させる。駆動するモータ13は、室内ファン12を回転させて被空調室R内へ送風する。
上下ルーバ駆動部17は、室内制御部32が出力する運転信号に従ってモータ16を駆動させる。駆動するモータ16は、上下ルーバ15を所定の角度範囲で回転させて、上下方向の風向を制御する。
左右ルーバ駆動部21は、室内制御部32が出力する運転信号に従ってモータ19を駆動させる。駆動するモータ19は、左右ルーバ18を所定の角度範囲で揺動させて、左右方向の風向を制御する。
ROM29は、書き換え不可能な記憶媒体であって、制御プログラムを記憶している。
EEPROM28は、書き換え可能な記憶媒体であって、運転条件を記憶している。
RAM31は、各種情報を一時的に記憶する。
音声発生部26は、室内制御部32から送られる各種案内情報を音声信号に変換し、スピーカ27から被空調室Rに音声を発する。
室内制御部32は、リモコン5から読み取る運転条件や、室内温度センサ22から読み取る検知結果に基づいて、室外制御部47と協働して空調運転を実行する。室外制御部47および室内制御部32は、信号線52によって相互に接続されている。
図2は、本発明の実施形態に係る空気調和機の室内機を示す正面図である。
図2に示すように、本実施形態に係る空気調和機1の室内機2は、被空調室Rから空気を吸い込む吸込口61と、空調後の空気、つまり空調空気を被空調室Rへ吹き出す吹出口62と、を有している。
吹出口62には、上下ルーバ15が設けられている。上下ルーバ15は、室内機2の幅方向に2分割されている。吹出口62の上方には、受光部23が設けられている。
図3は、図2のIII−III線において、本発明の実施形態に係る空気調和機の室内機を示す縦断面図である。
図2に加えて図3に示すように、本実施形態に係る空気調和機1の室内機2は、通風路63を仕切る室内機筐体65を備えている。
室内機筐体65は、被空調室Rの壁に取り付けられる据付板66に保持される後本体67と、後本体67の前方の上部と前面に形成する吸込口61と連通する開口部分を囲む前面枠体68と、前面枠体68の前面部側を覆う開閉自在な前面化粧板69と、後本体67の前方の前面枠体68部分を除く左右周囲部分を覆う前面パネル73とを備えている。
室内熱交換器11および送風機としての室内ファン12は、後本体67に取り付けられて、通風路63内に配置されている。
前面枠体68は、幅方向の左右両側部および中間部に夫々形成される複数の縦枠68a…と、この縦枠68a…間に上部後方から前部下方に亘り架設される複数の横枠68b…とを備え、この縦枠68a…と横枠68b…間の大部分が吸込口61側に連通する開口部68c…が形成する格子状の構造を備えている。さらに、前面枠体68は、上部後方に後本体67の上部に接合される上側先端部71と、前部下方に後本体67の下部に接合される下側先端部72と、を備えている。
他方、吹出口62は、室内機筐体65の前面下部にあって、後本体67の下部前方部に形成されている。
吸込口61および吹出口62は、室内機筐体65内の通風路63を通じて流体的に接続されている。
吸込口61と前面枠体68との間の通風路63には、吸込口61から通風路63に吸い込まれる空気から塵埃を除去する濾過体としてのエアフィルタ75が設けられている。
エアフィルタ75は、可撓な網目状のシートであり、容易に丸めることができる。エアフィルタ75の網目は、吸込口61から吸い込まれる空気に含まれる塵埃を濾し取る。
通風路63には、吸込口61側から左右に配置した各エアフィルタ75、75を通過した空気を冷却または加熱する室内熱交換器11、通風路63内の空気を流動させる室内ファン12、吹出口62に相当する下流側に到り左右ルーバ18および上下ルーバ15が順次に配置されている。また、室内機2内には、室内制御部32が電気部品箱(図示省略)に収納されて配置されている。
室内熱交換器11は、逆V字状に配置される上前面熱交換器77、上後面熱交換器78と、上前面熱交換器77の下方に延びる下前面熱交換器79と、を備えている。
下前面熱交換器79の下方には、上前面熱交換器77および下前面熱交換器79から滴下する凝縮水を受ける前部ドレンパン81が設けられている。上後面熱交換器78の下方には、上後面熱交換器78から滴下する凝縮水を受ける後部ドレンパン82が設けられている。前部ドレンパン81および後部ドレンパン82に受けられた凝縮水は、ドレンホース(図示省略)を通じて室外へ排出される。
室内ファン12は、室内熱交換器11に囲まれている。
図4は、本発明の実施形態に係る空気調和機のエアフィルタの周囲を示す斜視図である。
図5は、本発明の実施形態に係る空気調和機のエアフィルタの周囲を示す正面図である。
図6は、図5のVI−VI線において、本発明の実施形態に係る空気調和機のエアフィルタ周囲を示す縦断面図である。
図7は、本発明の実施形態に係る空気調和機の濾過体保持枠を示す斜視図である。
図8は、本発明の実施形態に係る空気調和機の濾過体保持枠を示す正面図である。
図9は、図8のIX−IX線において、本発明の実施形態に係る空気調和機の濾過体保持枠を示す縦断面図である。
図4から図9に示すように、本実施形態に係る空気調和機1の室内機2は、エアフィルタ75移動方向となる上部後方および前部下方のそれぞれの端部に設けられて互いに対向する一対の軸85、86と、一対の軸85、86のうち一方側の軸85を駆動させてエアフィルタ75を巻き取らせる駆動部87と、一方側の軸85に巻き取られるエアフィルタ75の移動によってエネルギーを蓄え、一方側の軸85からエアフィルタ75を巻き出すと蓄えたエネルギーを消費して一対の軸85、86のうち他方側の軸86にエアフィルタ75を巻き取らせる動力部88と、一対の軸85、86を保持してエアフィルタ75を張る濾過体保持枠91と、室内機筐体65の上部と前面に形成する吸込口61と連通する開口部分を囲みその通風路上流側に濾過体保持枠91を着脱自在に保持する固定枠としての前面枠体68と、エアフィルタ75を移動させるとエアフィルタ75の表面に捕捉された塵埃を除去する除塵機構92と、を備えている。
先ず、前面枠体68は、室内機2の正面から上面に渡って延び、室内機2の正面上端部から上面前端部に相当する縦枠68a…の中間部分にそれぞれ角部93を有している。
濾過体保持枠91は一対あり、前面枠体68の通風路上流側の右半分と左半分とを別々に覆っている。一対の濾過体保持枠91、91は、それぞれ前面枠体68に保持されている。濾過体保持枠91も前面枠体68と同様に、幅方向の左右両側部および中間部に夫々形成される複数の縦枠91a…と、この縦枠91a…間に上部後方から前部下方に亘り架設される複数の横枠91b…とを備え、この縦枠91a…と横枠91b…間の大部分が吸込口61側に連通する開口部91c…が形成する格子状の構造を備えている。
また、濾過体保持枠91は、前部下方部分と上部後方部分をそれぞれ構成し、一対の軸85、86の各一端部分をそれぞれ保持する2つの高剛性な辺縁部95、96と、この2つの辺縁部95、96の間を繋ぎ、これらの辺縁部95、96よりも低剛性で可撓性のある中間部97と、を備えている。濾過体保持枠91は、一対の軸85、86とエアフィルタ75との位置関係を保証している。前面枠体68から濾過体保持枠91を取り外すことによって、一対の軸85、86およびエアフィルタ75も前面枠体68から一体的に取り外される。
この2つの高剛性な辺縁部95、96のうち一方の辺縁部95は、室内機2の正面を望む領域Aであり、格子状の枠に対して面外方向へ延びて剛性を高めるリブ98を備えている。
他方の辺縁部96は、上面奥端部を含み、上面の前側部、中央部、奥側部のうち奥側部に相当する限定された領域Bであり、格子状の枠に対して面外方向へ延びて剛性を高めるリブ99を備えている。
中間部97は、領域Aと領域Bとの間に挟まれた領域Cであり、上面の前側部から中央部に渡る。中間部97は、リブ98、99を含む2つの辺縁部95、96よりも薄い略一様な厚みの格子板である。
一方側の軸85は吸込口61の正面下端部に配置され、他方側の軸86は吸込口61の上面奥端部に配置されている。中間部97は、前面枠体68の角部93に倣って屈曲する。
一対の軸85、86の間に張られるエアフィルタ75は、濾過体保持枠91の形状に沿って一対の軸85、86間を結ぶ距離の2倍程度長く、塵埃が付着する濾過面領域の全てを一方側の軸85に巻き付けてもなお、他方側の軸86へ到達する長さ寸法を有している。また、エアフィルタ75は、吸込口61の幅方向を完全に覆う程度の幅寸法を有している。
駆動部87は、前面枠体68に設けられた電動機であり、電気エネルギーを回転エネルギーに変換して一方側の軸85を回転させる。
図10は、本発明の実施形態に係る空気調和機の固定枠の一部を示す斜視図である。
図4、図6および図10に示すように、本実施形態に係る空気調和機1の前面枠体68は、濾過体保持枠91を着脱させる際に2つの辺縁部95、96のうち一方を定位置に案内するガイド溝101を備えている。ガイド溝101は、前面枠体68の上面側に配置され、室内機2の前方に向かって解放されている。ガイド溝101は、前面枠体68を左右両側方から挟み込んで案内するために、左右一対で設けられている。ガイド溝101は、前面枠体68に濾過体保持枠91を着脱させる際に、濾過体保持枠91の他方の辺縁部96、つまり室内機2の上面奥側に配置される辺縁部96を案内する。濾過体保持枠91の他方の辺縁部96は、図10中の破線矢印線のように、ガイド溝101に差し込まれて、前面枠体68の上面前側から上面奥側へと案内される。
図11は、図5のVI−VI線において、本発明の実施形態に係る空気調和機の一方側の軸の周囲を示す断面図である。
図12は、図8のIX−IXにおいて、本発明の実施形態に係る空気調和機の他方側の軸の周囲を示す断面図である。
先ず、図11および図12に示すように、本実施形態に係る空気調和機1の一対の軸85、86の少なくとも一方、本実施形態において両方は、金属製の芯棒102と、芯棒102を覆ってエアフィルタ75に一体化される樹脂製の被覆部103と、を備えている。一対の軸85、86は、例えば、インサート成形によって芯棒102と被覆部103とが一体化され、インジェクションなどの成形方法によってシート状のエアフィルタ75にも一体化されている。
芯棒102は、例えばアルミニウム合金製であって、円弧の一部を切り落とした形状、楕円形状、多角形状、歯車のように突出する部分を有する形状などの非正円断面形状である。なお、芯棒102は、線対称な形状であることが好ましい。本実施形態に係る芯棒102は、丸棒から2箇所の円弧が線対称に切り取られた2つの平坦部105を有している。
被覆部103は、インサート成形やインジェクションなどの成形方法に適する樹脂の成形品である。
また、図12に示すように、本実施形態に係る空気調和機1の動力部88は、濾過体保持枠91の他方の辺縁部96に設けられている。動力部88は、例えばバネであり、他方側の軸86の軸端部に設けられる動力伝達機構106を介して弾性エネルギーを蓄積したり、放出したりする。
また、動力部88は、エアフィルタ75を駆動部87よりも短時間で巻き取る。エアフィルタ75の巻き取り時間は、動力部88の素線の太さや、巻き数の増減によって、調整されている。換言すれば、エアフィルタ75は、一方側の軸85に巻き取られるよりも、他方側の軸86に巻き取られる、つまり一方側の軸85から巻き出されるときの方が、所要時間は短い。
なお、動力部88は、他方側の軸86へエアフィルタ75を巻き取る方向の力を常に付加し、いわゆるプリテンションを掛けることによってエアフィルタ75をしっかりと張らせる。
図13は、本発明の実施形態に係る空気調和機の除塵機構を示す斜視図である。
図14は、本発明の実施形態に係る空気調和機の除塵機構を示す分解斜視図である。
図15は、図8のIX−IXにおいて、本発明の実施形態に係る空気調和機の除塵機構を示す断面図である。
図16は、図8のIX−IXにおいて、本発明の実施形態に係る空気調和機から取り外した除塵機構を示す断面図である。
図11、および図13から図16に示すように、本実施形態に係る空気調和機1の除塵機構92は、前面枠体68に着脱自在に連結されている。除塵機構92は、エアフィルタ75に接触してエアフィルタ75の流通空気の上流側となる表面75aに捕捉された塵埃を除去する除塵位置(図11)とエアフィルタ75に非接触な待避位置(図15)との間を揺動する塵埃除去ブラシ107と、塵埃除去ブラシ107が待避位置から除塵位置へ揺動する際に塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃を除去する塵埃回収ブラシ108と、塵埃回収ブラシ108が塵埃除去ブラシ107から除去した塵埃を蓄積するとともに、除塵位置から待避位置へ揺動する塵埃除去ブラシ107によって蓄積した塵埃が押し固められる集塵容器109と、を備えている。
先ず、集塵容器109は、室内機筐体65、より詳しくは前面枠体68に着脱自在に設けられている。集塵容器109は、室外機3の幅方向へ細長く、吸込口61の全幅、つまり2つのエアフィルタ75と同程度に延びている。集塵容器109は、塵埃除去ブラシ107および塵埃回収ブラシ108が設けられる箱状の上半部111と、上半部111によって閉じられる箱状の下半部112と、上半部111および下半部112を開閉自在に連結するヒンジ部113と、を備えている。
上半部111は、除塵位置と待避位置との間の揺動にともなって塵埃除去ブラシ107が出没する入口115を有している。入口115は、集塵容器109の全幅に渡っている。
塵埃除去ブラシ107および塵埃回収ブラシ108は、集塵容器109に設けられ、集塵容器109の全幅に渡っている。
塵埃除去ブラシ107は、揺動中心であって断面矩形状の芯棒116と、芯棒116に支えられる断面扇型の基部117と、円弧状に広がる基部117の外周部に設けられて芯棒116から離れる方向へ延びる毛束118と、芯棒116の一方の端部に設けられる軸受121と、芯棒116の他方の端部に設けられる歯車122と、を備えている。塵埃除去ブラシ107は、芯棒116周りに約90度回転することで除塵位置と待避位置との間を揺動する。
芯棒116、基部117および毛束118は、集塵容器109の入口115の全幅に渡っている。
毛束118は、長手方向に直交する断面視において円弧状に揃う毛先を有している。毛束118は、待避位置から除塵位置へ揺動する際に先行して集塵容器109から脱する柔らかい第一毛125と、待避位置から除塵位置へ揺動する際に第一毛125よりも遅れて集塵容器109から脱する第一毛125よりも硬い第二毛126と、を備えている。第二毛126は、塵埃除去ブラシ107が待避位置から除塵位置へ揺動する際に、第一毛125が塵埃回収ブラシ108に触れて集塵容器109の奥側へ向かって倒れ込むことを阻止し、極力まっすぐな状態の第一毛125を塵埃回収ブラシ108に触れさせている。毛束118は、塵埃除去ブラシ107が除塵位置に揺動した際には集塵容器109の入口115から外側へ突出し、塵埃除去ブラシ107が待避位置に揺動した際には集塵容器109の内側に隠れる。
また、毛束118は、室内機筐体65と集塵容器109との取り付け交差よりも長い毛足を有している。
軸受121および歯車122は、集塵容器109に芯棒116を揺動自在に支えている。歯車122は、塵埃除去ブラシ107を揺動させる動力をモータ(図示省略)から伝達する。
塵埃回収ブラシ108は、集塵容器109内、より詳しくは集塵容器109の入口115縁に設けられている。塵埃回収ブラシ108は、円弧状に配置されて待避位置と除塵位置との間を揺動中の塵埃除去ブラシ107の毛束118の毛先に触れる。
また、塵埃回収ブラシ108は、毛127を傾斜させて設けた傾斜パイルあるいは傾斜ブラシとも呼ばれているものであり、所謂エチケットブラシ(登録商標:日本シール株式会社)として傾斜された毛127の逆目方向にブラシを動かすことによって、繊維系のゴミ等を効率よく除去できるものである。そして、塵埃回収ブラシ108は、集塵容器109のより奥側へ向かって傾斜する毛127を有する。このような毛127の向きによって、塵埃回収ブラシ108は、塵埃除去ブラシ107が除塵位置から待避位置へ揺動する際には、塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃を集塵容器109内へ円滑に招き入れる一方で、塵埃除去ブラシ107が待避位置から除塵位置へ揺動する際には、塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃を確実に刮ぎ落として回収し、集塵容器109内に蓄積する。
さらに、塵埃回収ブラシ108は、塵埃除去ブラシ107よりも腰が強い。この塵埃回収ブラシ108の腰の強さは、塵埃除去ブラシ107が待避位置から除塵位置へ揺動する際に塵埃除去ブラシ107に押し勝って、塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃を確実に刮ぎ落とす。
濾過体保持枠91は、エアフィルタ75の流通空気の下流側となる裏面75b側に設けられて除塵機構92の塵埃除去ブラシ107と協働してエアフィルタ75を挟み込む回転自在な円柱形状の円柱状ブラシ128を備えている。円柱状ブラシ128は、塵埃除去ブラシ107が除塵位置に配置されているときに、塵埃除去ブラシ107と協働してエアフィルタ75を挟み込む。円柱状ブラシ128および塵埃除去ブラシ107の毛先は、相互に重なり合う寸法関係にあり、エアフィルタ75を確実に挟み込む。円柱状ブラシ128は、先端がエアフィルタ75の裏面75b側からエアフィルタ75の表面75a側に突出することで、エアフィルタ75に付着した塵埃を裏面75b側から浮き上がらせるとともに、塵埃除去ブラシ107からエアフィルタ75に作用する負荷を支え、エアフィルタ75を塵埃除去ブラシ107に確実に接触させて除塵を確実にする。
また、円柱状ブラシ128は、エアフィルタ75の方向を変えてエアフィルタ75を巻き取る一方側の軸85の配置箇所の自由度を高めている。具体的には、円柱状ブラシ128は、吸込口61よりも下方において、エアフィルタ75を室内機2の内側へ向けて方向を変えさせている。
さらに、円柱状ブラシ128は、エアフィルタ75が一方側の軸85に巻き取られる際、つまりエアフィルタ75が除塵機構92によって掃除されている際には、エアフィルタ75の移動速度と円柱状ブラシ128の外周速度とを略一致させて回転する。円柱状ブラシ128は、移動するエアフィルタ75に従動するものであっても良いし、モータ(図示省略)などの駆動源によって駆動するものであっても良い。
そして、塵埃除去ブラシ107は、駆動部87によってエアフィルタ75が一方側の軸85に巻き取られる際には、エアフィルタ75に接触する除塵位置へ配置される一方、エアフィルタ75が他方側の軸86に巻き取られる際にはエアフィルタ75と非接触な待避位置へ揺動する。この塵埃除去ブラシ107の待避機能によって、動力部88は、駆動部87よりも小さな力で、より早くエアフィルタ75を巻き取ることができる。
また、塵埃除去ブラシ107は、エアフィルタ75の濾過面を複数に分割して清掃し、それぞれの清掃ごとに除塵位置から待避位置へ揺動して集塵容器109へ塵埃を廃棄しつつ集塵容器109内の塵埃を押し固めている。換言すれば、塵埃除去ブラシ107は、エアフィルタ75が一方側の軸85に巻き取られる最中、複数回に分けてエアフィルタ75の濾過面を清掃し、清掃の都度、集めた塵埃を集塵容器109へ回収している。
空気調和機1は、空調運転にともなって、被空調室R中に舞う塵埃をエアフィルタ75に捕捉するため、次の掃除動作を行う。
先ず、空気調和機1は、エアフィルタ75を一方側の軸85に巻き取る。この巻取過程で、エアフィルタ75は、除塵位置にある塵埃除去ブラシ107と円柱状ブラシ128との間を通過する。このとき、エアフィルタ75に捕捉された塵埃は、円柱状ブラシ128によってエアフィルタ75の表面75a側に押し出され、塵埃除去ブラシ107に捕捉される。除塵された清浄なエアフィルタ75は、一方側の軸85に巻き取られる。
そして、空気調和機1は、エアフィルタ75がある程度進行すると、一方側の軸85を停止させ、巻き取りを中断する。エアフィルタ75が停止している状態で、空気調和機1は、塵埃除去ブラシ107を除塵位置から待避位置へと揺動させる。このとき、塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃は、入口115から集塵容器109内に運ばれる。この除塵位置から待避位置への揺動過程で塵埃除去ブラシ107が塵埃回収ブラシ108に触れるが、塵埃回収ブラシ108の毛127が集塵容器109の奥側へ向かって傾いているため、塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃は、円滑に集塵容器109内に運ばれる。しかも、塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃は、一時的に塵埃除去ブラシ107と塵埃回収ブラシ108との間にしっかりと挟み込まれるので、紙縒り状に圧縮されて集塵容器109内に運ばれる。
塵埃除去ブラシ107は、除塵位置から待避位置への揺動過程で、塵埃を集塵容器109内に運ぶとともに、既に集塵容器109内に蓄積された塵埃を集塵容器109の奥側、具体的には底面へ向かって押し固め、圧縮して塵埃の体積を小さくして密度を高める。このとき、第一毛125よりも硬い第二毛126は、集塵容器109のより奥側へと到達するので、集塵容器109内の塵埃を押し固めるのに適している。
待避位置へ到達した塵埃除去ブラシ107は、反転して除塵位置へと向かう。この待避位置から除塵位置への揺動過程で、塵埃除去ブラシ107が塵埃回収ブラシ108に触れると、塵埃回収ブラシ108の毛127が集塵容器109の奥側へ向かって傾いているため、塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃は、塵埃回収ブラシ108によって刮ぎ取られて集塵容器109内に残留する。この塵埃除去ブラシ107から刮ぎ取られる塵埃は、第一毛125よりも硬い第二毛126によって第一毛125の倒れ込みが防止されて集塵容器109内に残留し、集塵容器109外に漏れ出にくくなる。
空気調和機1は、エアフィルタ75の巻取過程と、塵埃除去ブラシ107の揺動過程を何度か繰り返してエアフィルタ75の濾過面全域を清掃する。
図17は、本発明の実施形態に係る空気調和機の一方側の軸の端部を示す斜視図である。
図18から図20は、本発明の実施形態に係る空気調和機の巻取検知部を示す断面図である。
図17から図20に示すように、本実施形態に係る空気調和機1は、一方側の軸85の端部に設けられる歯車129を備えている。歯車129は、駆動部87の動力を一方側の軸85に伝達する。歯車129は、一方側の軸85の非正円断面形状の芯棒102によって、回り止めされている。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、エアフィルタ75が一方側の軸85に巻き取られているか否かを検出する巻取検知部132を備えている。
具体的には、巻取検知部132は、エアフィルタ75を巻き取る一方側の軸85に設けられる基準位置指示部133と、基準位置指示部133を検知する検知部135と、を備えている。
基準位置指示部133は、一方側の軸85の端部に設けられる凹部であり、平坦面136を有している。平坦面136は、芯棒102の平坦部105を流用するものであり、当該箇所の被覆部103が除去されている。基準位置指示部133は、一方側の軸85にエアフィルタ75が巻き付けられた状態と、一方側の軸85にエアフィルタ75が巻き付けられていない、つまりは非巻き付け状態と、のいずれかを識別可能にしている。
検知部135は、前面枠体68に設けられた揺動自在なレバー137と、レバー137の揺動を検知する例えばマイクロスイッチ(図示省略)と、を備えている。検知部135は、自重によって一方側の軸85に押しつけられている。また、検知部135は、基準位置指示部133に対応する位置に設けられている。検知部135は、一方側の軸85にエアフィルタ75が巻き付けられた状態では、エアフィルタ75に阻まれ基準位置指示部133に入り込むことができない一方で、一方側の軸85にエアフィルタ75が非巻き付け状態であれば、その自重で基準位置指示部133に入り込む。
つまり、巻取検知部132は、検知部135が基準位置指示部133に入り込んでいれば、一方側の軸85に対するエアフィルタ75の非巻き付け状態を検知し、検知部135が基準位置指示部133に入り込んでいなければ、一方側の軸85に対するエアフィルタ75の巻き付け状態を検知する。
具体的には、初期には、図18に示すように、エアフィルタ75は、動力部88が蓄えたエネルギーによって他方側の軸86に巻き取られ、つまり一方側の軸85に対するエアフィルタ75の非巻き付け状態となる。このとき、検知部135は、基準位置指示部133に入り込み、一方側の軸85に対するエアフィルタ75の非巻き付け状態を検知している。
次に、駆動部87を90度程度駆動させると、図19に示すように、エアフィルタ75は、一方側の軸85に巻き付き始める。このとき、検知部135は、基準位置指示部133から抜け出して一方側の軸85に対するエアフィルタ75の巻き付け状態を検知し始める。
そして、駆動部87を360度以上駆動させると、図20に示すように、エアフィルタ75は、一方側の軸85に1周程度、巻き着いて基準位置指示部133を覆い隠してしまう。そうすると、検知部135は、基準位置指示部133から抜け出して一方側の軸85に対するエアフィルタ75の巻き付け状態を検知する。これ以降、エアフィルタ75を一方側の軸85へ巻き取り続けることによって、エアフィルタ75の表面75aに捕捉された塵埃を塵埃除去ブラシ107で掻き取ることができる。このとき、エアフィルタ75が一方側の軸85に巻き付けられる分だけ、動力部88にはエネルギーが蓄えられて、エアフィルタ75を初期状態のように他方側の軸86に巻き取るための動力が蓄えられる。
エアフィルタ75を初期状態のように他方側の軸86に巻き取る時には、駆動部87を逆転させて一方側の軸85からエアフィルタ75を送り出す。一方側の軸85から送り出されたエアフィルタ75は、動力部88によって他方側の軸86に巻き取られる。
なお、巻取検知部132は、本実施形態における機械的な基準位置指示部133と検知部135との組み合わせ以外にも、光を反射または吸収する基準位置指示部133と光学的な検知部135との組み合わせ、導電性または非導電性の基準位置指示部133と電気的な検知部135との組み合わせなど、エアフィルタ75の巻き付け状態および非巻き付け状態を識別できる他の方式であっても良い。
また、巻取検知部132は、検知部135が基準位置指示部133に入り込むことによって、着脱可能な濾過体保持枠91が前面枠体68の定位置に配置されているか否かを検知することもできる。
さらに、基準位置指示部133は、一対の軸85、86それぞれの両端に一対ずつ、都合4箇所設けることによって、一対の軸85、86の左右の方向性や、濾過体保持枠91の正面下側、上面奥側に対する配置の整合を区別することなく、濾過体保持枠91に取り付けることができる。
本実施形態に係る空気調和機1は、塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃を塵埃除去ブラシ107と塵埃回収ブラシ108との間に挟み込むことによって紙縒り状に圧縮し、さらに揺動する塵埃除去ブラシ107によって、集塵容器109内に蓄積した塵埃をさらに押し固める。このような除塵動作によって、空気調和機1は、集塵容器109外に塵埃が漏れ出しにくく、しかも密度を高めた大量の塵埃を蓄積可能な省スペースの除塵機構を提供できる。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、集塵容器109のより奥側へ向かって傾斜する毛127を有する塵埃回収ブラシ108を備えることによって、塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃の圧縮と、集塵容器109内への塵埃の廃棄と、集塵容器109外への塵埃の漏れ出し防止と、を確実に行うことができる。
さらに、本実施形態に係る空気調和機1は、塵埃除去ブラシ107よりも腰が強い塵埃回収ブラシ108を備えているため、塵埃除去ブラシ107に捕捉された塵埃を塵埃回収ブラシ108で確実に回収し、エアフィルタ75への塵埃の再付着を防止して、エアフィルタ75の清浄を確実に保つことができる。
さらにまた、本実施形態に係る空気調和機1は、塵埃除去ブラシ107の毛束118に第一毛125および第二毛126を備えるため、柔らかい第一毛125でエアフィルタ75に捕捉された塵埃を確実に除去し、硬い第二毛126で集塵容器109内の塵埃が漏れ出すことを確実に防ぐ。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、集塵容器109に塵埃除去ブラシ107および塵埃回収ブラシ108を設けているため、塵埃除去ブラシ107および塵埃回収ブラシ108の位置関係を確実に保ち、塵埃除去ブラシ107の揺動過程における塵埃の圧縮や刮ぎ落としを確実にし、しかも集塵容器109を洗浄する際には、塵埃除去ブラシ107および塵埃回収ブラシ108を一括して洗浄できる。
さらに、本実施形態に係る空気調和機1は、塵埃除去ブラシ107と対になってエアフィルタ75を挟み込む円柱状ブラシ128を備えることによって、塵埃の除去性能を向上できる。
さらにまた、本実施形態に係る空気調和機1は、エアフィルタ75の濾過面を複数に分割して清掃し、それぞれの清掃ごとに除塵位置から待避位置へ揺動して集塵容器109へ塵埃を廃棄しつつ集塵容器109内の塵埃を押し固めることによって、エアフィルタ75に大量の塵埃が捕捉されていたとしても確実に塵埃を除去する。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、円柱状ブラシ128と塵埃除去ブラシ107との取り付け公差を勘案しても必ず接触する長い毛足の毛束118を備えることによって、着脱ごとに集塵容器109とエアフィルタ75との相対的な位置が変化しても塵埃を確実に除去することができる。すなわち、円柱状ブラシ128と塵埃除去ブラシ107の軸芯間距離をL±a、円柱状ブラシ128の半径をR1±b、塵埃除去ブラシ107の半径をR2±cとしたとき、R2-c>(L+a)-(R1-b)の関係式が成り立っている。a、b、cは、それぞれ寸法公差である。
したがって、本実施形態に空気調和機1によれば、集塵容器109内の塵埃を確実に圧縮して小容量な集塵容器109に、極力大量の塵埃を収容できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 空気調和機
2 室内機
3 室外機
5 リモートコントローラ
11 室内熱交換器
12 室内ファン
13 モータ
14 室内ファン駆動部
15 上下ルーバ
16 モータ
17 上下ルーバ駆動部
18 左右ルーバ
19 モータ
21 左右ルーバ駆動部
22 室内温度センサ
23 受光部
26 音声発生部
27 スピーカ
28 EEPROM
29 ROM
31 RAM
32 室内制御部
41 圧縮機
42 四方弁
43 室外熱交換器
45 膨張弁
46 室外ファン
47 室外制御部
52 信号線
61 吸込口
62 吹出口
63 通風路
65 室内機筐体
66 据付板
67 後本体
68 前面枠体
68a 縦枠
68b 横枠
68c 開口部
69 前面化粧板
71 上側先端部
72 下側先端部
73 前面パネル
75 エアフィルタ
75a 表面
75b 裏面
77 上前面熱交換器
78 上後面熱交換器
79 下前面熱交換器
81 前部ドレンパン
82 後部ドレンパン
85、86 軸
87 駆動部
88 動力部
91 濾過体保持枠
91a 縦枠
91b 横枠
91c 開口部
92 除塵機構
93 角部
95、96 辺縁部
97 中間部
98、99 リブ
101 ガイド溝
102 芯棒
103 被覆部
105 平坦部
106 動力伝達機構
107 塵埃除去ブラシ
108 塵埃回収ブラシ
109 集塵容器
111 上半部
112 下半部
113 ヒンジ部
115 入口
116 芯棒
117 基部
118 毛束
121 軸受
122 歯車
125 第一毛
126 第二毛
127 毛
128 円柱状ブラシ
129 歯車
132 巻取検知部
133 基準位置指示部
135 検知部
136 平坦面
137 レバー

Claims (8)

  1. 通風路を仕切る筐体と、
    前記通風路内に配置される室内熱交換器と、
    前記通風路内に配置される送風機と、
    前記通風路に吸い込まれる空気から塵埃を除去する濾過体と、
    前記濾過体に接触して前記濾過体の表面に捕捉された塵埃を除去する除塵位置と前記濾過体に非接触な待避位置との間を揺動する塵埃除去ブラシと、
    前記塵埃除去ブラシが前記待避位置から前記除塵位置へ揺動する際に前記塵埃除去ブラシに捕捉された塵埃を除去する塵埃回収ブラシと、
    前記塵埃回収ブラシが前記塵埃除去ブラシから除去した塵埃を蓄積するとともに、前記待避位置へ揺動する前記塵埃除去ブラシによって蓄積した塵埃が前記除塵位置から押し固められる集塵容器と、を備える空気調和機。
  2. 前記塵埃回収ブラシは、前記集塵容器内に設けられて前記集塵容器のより奥側へ向かって傾斜する毛を有する請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記塵埃回収ブラシは、前記塵埃除去ブラシよりも腰が強い請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記塵埃除去ブラシは、前記待避位置から前記除塵位置へ揺動する際に先行して前記集塵容器から脱する柔らかい第一毛と、前記待避位置から前記除塵位置へ揺動する際に第一毛よりも遅れて前記集塵容器から脱する第一毛よりも硬い第二毛と、を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記塵埃除去ブラシおよび前記塵埃回収ブラシは、前記集塵容器に設けられている請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記濾過体の裏面側に設けられて前記塵埃除去ブラシと協働して前記濾過体を挟み込む回転自在な円柱形状の円柱状ブラシを備える請求項1から5のいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記塵埃除去ブラシは、前記濾過体の濾過面を複数に分割して清掃し、それぞれの清掃ごとに前記除塵位置から前記待避位置へ揺動して前記集塵容器へ塵埃を廃棄しつつ前記集塵容器内の塵埃を押し固める請求項1から6のいずれか1項に記載の空気調和機。
  8. 前記集塵容器は、前記筐体に着脱自在に設けられ、
    前記塵埃除去ブラシは、前記集塵容器に設けられ、かつ前記円柱状ブラシと前記塵埃除去ブラシとの取り付け公差を勘案しても必ず接触する長い毛足の毛を有する請求項6に記載の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017020662A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 ダイキン工業株式会社 空調室内機

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