JP2015047049A - 配線ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】配管材の接続後に接続用開口部が開放されることを防止することができる配線ボックスを提供すること。
【解決手段】配線ボックス11は、金属製であり、周壁Sを有する有底箱状に形成されている。配線ボックス11は、周壁Sである第1側壁12aに、電線管を接続可能な接続孔20を備えるとともに、第1側壁12a及び第2側壁12bに、電線管を接続孔20に配置するために接続孔20に連通した接続用開口部30を備える。配線ボックス11は、第2側壁12bと一体であり、基端に備えるヒンジ24を塑性変形させることで接続用開口部30を開閉可能とする蓋部23を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、壁裏に設置された造営材に直接的又は間接的に取り付けられる配線ボックスに関する。
建築物の壁に器具を設置するために、壁裏には、その壁裏に立設された造営材に配線ボックスが取り付けられている。また、壁材には、器具を設置するための壁孔が形成されている。そして、例えば、壁表側で火災等が発生したとき、壁孔を経由して炎が壁裏側に流入することを抑制するために、耐火用の配線ボックスが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
図11に示すように、特許文献1に開示の耐火性配線ボックス80は、有底箱状に形成された合成樹脂製の配線ボックス82を備えるとともに、配線ボックス82の周壁81の外面全体を覆うように貼着されたアルミニウム箔製のシート材90を備える。
配線ボックス82は、その周壁81の一部である上側壁82a及び下側壁82bにケーブル挿通孔(接続孔)83を2つずつ備える。また、配線ボックス82は、その周壁81の一部である左側壁82c及び右側壁82dに、各ケーブル挿通孔83に連通するように開口部(接続用開口部)85を備える。
耐火性配線ボックス80は、未使用時は、ケーブル挿通孔83及び開口部85がシート材90によって覆われている。一方、耐火性配線ボックス80の使用時は、ケーブル挿通孔83から配線ボックス82内にケーブル(図示せず)が引込まれる。
ケーブルを引込むには、シート材90をめくり上げてケーブル挿通孔83及び開口部85を開放させ、開口部85に電線管91を挿入しながらケーブル挿通孔83に押し込み、ケーブル挿通孔83に電線管91を接続する。その後、シート材90を元に戻して、シート材90の一部で電線管91の外周面を覆うとともに、シート材90の一部によって開口部85、及び電線管91とケーブル挿通孔83との隙間を覆って閉鎖する。その後、電線管91にケーブルが挿通され、配線ボックス82内にケーブルが引込まれる。
その結果、シート材90によって配線ボックス82の外面全体に加え、開口部85や隙間が覆われ、耐火性配線ボックス80に耐火性を持たせることができるとともに、開口部85や隙間から炎や煙が漏れることが防止できる。
特開2012−244816号公報
ところで、特許文献1の耐火性配線ボックス80に電線管91を接続し、シート材90で開口部85を覆った状態において、ケーブルを配線ボックス82内に引き込む時や、引き込んだ後、電線管91に外力が作用する場合がある。この外力により電線管91が動くと、開口部85を覆っていたシート材90が破れたり、めくれ上がったりして、開口部85が開放されてしまう虞がある。また、開口部85を覆ったシート材90に直接外力が作用する場合もあり、この場合も、開口部85を覆っていたシート材90が破れたり、めくれ上がったりして、開口部85が開放されてしまう虞がある。
本発明は、配管材の接続後に接続用開口部が開放されることを防止することができる配線ボックスを提供することにある。
上記問題点を解決するための配線ボックスは、壁裏に設置された造営材に直接的又は間接的に取り付けられる配線ボックスであって、金属製であり、周壁を有する有底箱状に形成され、前記周壁に、配管材を接続可能な接続孔と、前記配管材を前記接続孔に配置するために前記接続孔に連通した接続用開口部と、前記周壁と一体であり、基端に備えるヒンジを塑性変形させることで前記接続用開口部を開閉可能とする蓋部と、を備えることを要旨とする。
これによれば、蓋部を変位させ、接続用開口部を開放した状態で、接続用開口部に配管材を挿入しつつ、そのまま接続孔に配管材を押し込むことで、接続孔に配管材を接続できる。その後、ヒンジを塑性変形させ、蓋部により接続用開口部を閉鎖する。蓋部は、周壁と一体であり、金属製であることから、配管材から蓋部に外力が作用したり、蓋部に直接外力が作用しても、蓋部が変位することが抑制される。このため、蓋部により接続用開口部を閉鎖した状態を維持することができ、接続用開口部が開放されることを防止できる。
また、配線ボックスについて、前記接続用開口部は、前記周壁のうち、前記接続孔が形成された壁部と隣り合う別の壁部から前記接続孔に連通して形成されていてもよい。
これによれば、別の壁部の側方から接続用開口部に向けて配管材をスライドさせることで、接続用開口部に配管材を挿入できる。そして、接続用開口部は接続孔に連通しているため、そのまま配管材をスライドさせると、接続孔に配管材を接続することができる。
また、配線ボックスについて、前記接続孔は、閉鎖部材によって閉鎖されている。
これによれば、接続用開口部を蓋部で閉鎖し、接続孔は閉鎖部材で閉鎖できるため、接続孔及び接続用開口部から炎や煙が洩れることを抑制できる。
本発明によれば、配管材の接続後に接続用開口部が開放されることを防止することができる。
実施形態の配線ボックスを開口側から示す斜視図。 実施形態の配線ボックスを底壁側から示す斜視図。 実施形態の配線ボックスを示す図1の3−3線断面図。 実施形態の配線ボックスを示す平面図。 閉鎖部材を除去し、蓋部を開位置に変位させた状態を示す斜視図。 電線管をスライド移動させる状態を示す平面図。 接続孔に電線管を接続した状態を示す平面図。 蓋部を閉位置に変位させた状態を示す平面図。 電線管を接続した配線ボックスを底壁側から示す斜視図。 別例の配線ボックスを示す斜視図。 背景技術を示す斜視図。
以下、配線ボックスを具体化した一実施形態を図1〜図9にしたがって説明する。
図9に示すように、配線ボックス11に接続される配管材としての電線管10は合成樹脂材料により可撓性を有するパイプ状に形成され、その周方向に突出する同一径のリング状をなす凸条部10aと、同一径のリング状をなす凹条部10bとが繰り返し連続形成されて凹凸状に形成されている。
図1及び図2に示すように、配線ボックス11は、矩形板状をなす底壁12と、その底壁12の上下に対向する一対の側縁から立設された壁部としての一対の第1側壁12aと、底壁12の左右に対向する一対の側縁から立設された壁部としての一対の第2側壁12bと、から一面に開口する有底四角箱状に形成されている。配線ボックス11は金属製である。配線ボックス11は、底壁12と、一対の第1側壁12aと、一対の第2側壁12bとからなる周壁Sを有している。配線ボックス11は、周壁Sの開口縁から外方に延びる四角環状のフランジ18を備える。フランジ18は、第1及び第2側壁12a,12bに対し垂直に交わっている。
図2及び図5に示すように、配線ボックス11の底壁12には、一対のビス孔13が形成されている。配線ボックス11は、ビス孔13に挿通されたビス14をボックス支持具15に強制螺入することにより、ボックス支持具15に取り付けられるようになっている。なお、ボックス支持具15は、壁裏に立設された造営材としてのC型鋼40に取り付けられる矩形状の取付片16と、取付片16の一側縁から矩形状に延びる支持片17とを備える。そして、取付片16をC型鋼40の側面に取り付けるとともに、支持片17にビス14を用いて配線ボックス11を取り付けることで、配線ボックス11を、ボックス支持具15を介してC型鋼40に間接的に取り付けることができるようになっている。
図1及び図4に示すように、各第1側壁12aには、それぞれ円状の接続孔20が各第1側壁12aを貫通して形成されている。各接続孔20は、未使用時は、金属の円板状の閉鎖部材21により閉鎖されている。なお、閉鎖部材21は、プレス成形により、各第1側壁12aに接続孔20を打ち抜いて形成する際、各第1側壁12aから打ち抜かれた部位である。そして、打ち抜かれた閉鎖部材21を接続孔20に嵌め戻すことにより、接続孔20が閉鎖されている。閉鎖部材21の外面には、矩形板状に延びる把持突条21aが形成されている。
図1及び図2に示すように、各第1側壁12aと各第2側壁12bで形成される四つのコーナ部Cそれぞれには、蓋部23が設けられている。各蓋部23は、隣り合う第1側壁12aと第2側壁12bに跨るようにL字型に形成されている。各蓋部23は、配線ボックス11の深さ方向に一定の幅を有している。
各蓋部23は、各第2側壁12bの各第1側壁12a寄りの位置を基端として各第2側壁12bに一体形成され、その一体形成された部位が、配線ボックス11の深さ方向に延びるヒンジ24となっている。各蓋部23は、各接続孔20から各コーナ部Cに向けて一定の幅で延びる第1閉鎖部25を有する。第1閉鎖部25の先端は、閉鎖部材21の周縁の一部に沿って延びる円弧状に凹んでいる。また、各蓋部23は、第1閉鎖部25に対し直角に屈曲し、かつ第1閉鎖部25からヒンジ24に向けて一定の幅で延びる第2閉鎖部26を有する。
各蓋部23は、各コーナ部Cを、ヒンジ24を残しつつプレス成形により打ち抜くことによって形成され、ヒンジ24以外では、各第1側壁12a及び各第2側壁12bから分断されている。そして、各蓋部23は、ヒンジ24を塑性変形させることで、ヒンジ24を中心として変位させることができる。
図2及び図5に示すように、周壁Sの四つのコーナ部Cそれぞれには、蓋部23によって開閉可能な接続用開口部30が設けられている。各接続用開口部30は、各第1側壁12aから上方又は下方へ開口するとともに、各第2側壁12bから左方又は右方に開口するように形成されている。各接続用開口部30は、各第1側壁12aで各接続孔20と連通するように形成されている。配線ボックス11の深さ方向に沿った接続用開口部30の開口幅は、接続孔20の最大直径と同じであり、電線管10の凹条部10bにおける外径と同じ又はわずかに大きく形成されている。そして、接続用開口部30は、接続孔20が形成された壁部である第1側壁12aと隣り合う別の壁部である第2側壁12bから接続孔20に連通している。また、各接続用開口部30は、各第2側壁12bでは、各コーナ部Cから第2側壁12bの長手方向に沿って凹むように形成されている。
各蓋部23において、第1閉鎖部25は、接続用開口部30のうち第1側壁12aでの開口部を閉鎖し、第2閉鎖部26は、接続用開口部30のうち第2側壁12bでの開口部を閉鎖する。また、第1閉鎖部25の外面と第1側壁12aの外面を面一にし、かつ第2閉鎖部26の外面と第2側壁12bの外面を面一にさせた状態で、蓋部23で接続用開口部30を閉鎖した状態では、第1閉鎖部25よりも先端側には円状の接続孔20が区画される。そして、蓋部23において、接続孔20を区画し、かつ接続用開口部30を閉鎖する位置を閉位置とする。
一方、蓋部23において、第1閉鎖部25を第1側壁12aから離間させ、かつ第2閉鎖部26を第2側壁12bから離間させた位置であり、接続用開口部30を開放する位置を開位置とする。蓋部23を閉位置から開位置へ変位させるために、蓋部23を、ヒンジ24を中心に傾動させる。この傾動の際、ヒンジ24は塑性変形する。また、蓋部23を開位置から閉位置へ変位させるために、蓋部23を、ヒンジ24に中心に傾動させる。この傾動の際も、ヒンジ24は塑性変形する。
各第1側壁12aの外面であって、各蓋部23を配線ボックス11の深さ方向に挟む位置には突起27が設けられている。突起27は、各第1閉鎖部25の先端を挟む位置で、かつ閉鎖部材21より大径の同心円上に設けられている。
図3に示すように、各第1側壁12aにおいて、配線ボックス11の開口側であり、接続孔20に挟まれた位置にはボス部Bが配線ボックス11の内方に向けて突設されるとともに、各ボス部Bの内周面には雌ねじが螺刻されている。ボス部Bは、各第1側壁12aを切り起こして形成されている。各第1側壁12aの外面において、接続孔20に挟まれた位置には金属テープ29が貼着され、この金属テープ29は、ボス部Bを切り起こすことで形成された孔28を閉鎖している。
次に、配線ボックス11への電線管10の接続方法を作用とともに記載する。
まず、図5に示すように、C型鋼40の側面にボックス支持具15の取付片16を取り付けるとともに、ボックス支持具15の支持片17に配線ボックス11をビス14で取り付ける。次に、電線管10を接続する接続孔20を閉鎖している閉鎖部材21において、その把持突条21aを工具32で把持し、工具32を操作して閉鎖部材21を接続孔20から除去する。
次に、図6に示すように、その接続孔20を区画している蓋部23を操作し、ヒンジ24を中心にして蓋部23を傾動させ、蓋部23を閉位置から開位置に変位させる。すると、接続用開口部30が周壁Sの側方に開放される。そして、電線管10を径方向に沿って、第2側壁12bの側方から接続用開口部30に向けてスライド移動させ、電線管10の端部を接続用開口部30に挿入する。
すると、第1側壁12aにおいて、接続用開口部30の内側に電線管10の凹条部10bが圧入される。電線管10が弾性変形した状態で、凹条部10bの外周面が接続孔20の内周面に接触するまで電線管10を接続孔20に向けて押し込む。
図7の2点鎖線に示すように、電線管10は、一対の突起27の内側を通過するように楕円状に弾性変形し、突起27を通過すると、電線管10が接続孔20に接続される。なお、接続孔20の内周面に接触した凹条部10bよりも配線ボックス11内に位置する凸条部10aは、第1側壁12aの内周面に係止可能である。この凸条部10aの係止により、電線管10の軸方向に沿って電線管10が接続孔20から抜けることが規制される。
一対の突起27は、接続孔20よりも接続用開口部30側で、その接続孔20に接続された電線管10の外周面に係止可能な位置にある。また、一対の突起27間の間隙の長さは、電線管10の外径よりも狭い。このため、一対の突起27により、電線管10が接続孔20から接続用開口部30に向けて移動することが規制されている。
次に、図8に示すように、開位置にあった蓋部23を、ヒンジ24を中心に傾動させて、蓋部23を閉位置に変位させる。すると、図9に示すように、接続用開口部30が蓋部23によって閉鎖される。また、蓋部23の第1閉鎖部25の先端が、電線管10の凹条部10bでの外周面に接触し、かつ接続孔20を区画するともに、接続孔20よりも接続用開口部30側を閉塞している。そして、蓋部23は金属製であり、ヒンジ24は金属製であるため、蓋部23が接続用開口部30を開放する開位置に変位することがない。よって、蓋部23により、電線管10が、接続用開口部30を介して抜け出ることが防止される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)配線ボックス11は、電線管10の接続孔20を備えるとともに、接続孔20に連通する接続用開口部30を備える。また、配線ボックス11は、接続用開口部30を開閉可能とする蓋部23を備え、蓋部23は金属製である。よって、接続孔20に電線管10を接続した後、蓋部23で接続用開口部30を閉鎖した状態では、ヒンジ24は直接的又は間接的に外力等を受けても変位せず、蓋部23によって接続用開口部30を閉鎖した状態を維持できる。したがって、電線管10が接続用開口部30から抜け出てしまうことを蓋部23で防止することができる。
(2)配線ボックス11の施工時まで、どの接続孔20に電線管10が接続されるかは不明であるため、予め接続孔20を開放させておくことはできない。本実施形態の配線ボックス11では、電線管10を接続孔20に接続するために接続用開口部30を開放させても、電線管10の接続後は、蓋部23を閉位置に変位させることで接続用開口部30を閉鎖することができる。
(3)蓋部23のヒンジ24は、第2側壁12bに一体であるため、ヒンジ24に所要の剛性を持たせることができ、また、弾性変形不能であり、外力等で蓋部23が変位しないようにすることができる。さらに、蓋部23は、配線ボックス11を形成する金属そのもので形成されており、アルミニウム箔のような薄膜状ではない。このため、蓋部23が破れたり、欠けたりすることもない。
(4)蓋部23の第1閉鎖部25は、その先端が円弧状に凹んでいる。そして、蓋部23を閉位置に変位させた状態では、第1閉鎖部25の先端により、円状に接続孔20を区画できる。したがって、蓋部23を閉位置に変位させると、第1閉鎖部25により電線管10の周囲を閉鎖し、さらに、第1閉鎖部25の先端を電線管10の凹条部10bでの外周面に接触させることができる。よって、蓋部23により、接続用開口部30と電線管10との間を隙間なく閉鎖することができる。
(5)接続孔20に連通する接続用開口部30を備え、接続用開口部30は、接続孔20が形成された第1側壁12aに隣り合う別の第2側壁12bに開口している。したがって、電線管10を径方向にスライドさせて接続用開口部30を通過させながら接続孔20に接続させることができる。よって、電線管10を軸方向に移動させて接続孔20に無理嵌めする場合と比べて、電線管10の接続作業を簡単に行うことができる。
(6)各第1側壁12aの外面には、接続孔20より接続用開口部30側に、接続用開口部30を挟む一対の突起27が設けられている。よって、接続孔20に電線管10が接続されたとき、一対の突起27が電線管10よりも接続用開口部30側で、電線管10の外面に係止して、電線管10が接続用開口部30側に移動することを抑えることができる。そして、突起27により電線管10の接続用開口部30側への移動が抑制されるため、蓋部23を開位置から閉位置に移動させる際、電線管10の移動を抑えることなく蓋部23を閉位置に移動させることができる。よって、突起27を設けることで、蓋部23によって接続用開口部30を閉鎖する作業が行い易くなる。
(7)未使用の接続孔20は閉鎖部材21によって閉鎖されているため、閉鎖部材21によって、接続孔20からの炎や煙の洩れを防止できる。
(8)接続孔20が閉鎖部材21で閉鎖された状態では、蓋部23における第1閉鎖部25の先端は、閉鎖部材21の周縁に当接している。このため、蓋部23が接続孔20を狭くする方向へ変位することが規制でき、接続用開口部30の周縁と蓋部23との間に隙間ができてしまうことを防止できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、第1側壁12aに接続孔20を形成するとともに、接続用開口部30を、第1側壁12aと隣り合う別の第2側壁12bに跨って形成したが、これに限らない。図10に示すように、接続孔20を底壁12に形成するとともに、同じ底壁12に接続用開口部30を形成してもよい。
○ 蓋部23は、ヒンジ24が底壁12に位置し、底壁12から各第1側壁12a又は各第2側壁12bに跨るように形成されていてもよい。
○ 接続孔20が底壁12に形成された配線ボックス11において、第1側壁12a又は第2側壁12bにヒンジ24が位置するとともに、第1側壁12a又は第2側壁12bから底壁12に跨るように蓋部23を形成してもよい。この場合、接続用開口部30は、第1側壁12a又は第2側壁12bに形成される。
○ 突起27は無くてもよい。
○ 閉鎖部材21の把持突条21aは無くてもよい。
○ 配管材は、電線管10のように凸条部10a及び凹条部10bが無く、外周面及び内周面に凹凸が無い円筒状の配管材であってもよい。
○ 実施形態では、配線ボックス11全体を金属製としたが、周壁S及び蓋部23が金属製であれば、例えば、ボス部Bや、ビス14を保持するためのビス保持部等を合成樹脂で別体形成し、それらを配線ボックス11に一体化して設けてもよい。さらには、フランジ18の前面に熱膨張材を接合して設け、万一の火災時には、熱膨張材を膨張させて壁の裏面とフランジ18との間の隙間を閉塞するようにしてもよい。
○ 造営材はC型鋼40ではなく、H型鋼であってもよいし、柱であってもよい。
○ 配線ボックス11は、一方の第2側壁12bを造営材の側面に当接させた状態で、第2側壁12bを貫通させたビスを造営材に強制螺入して配線ボックス11を造営材に直接的に取り付けてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記蓋部は、前記接続孔が形成された壁部と、該壁部に隣り合う別の壁部に跨るL字状である。
(ロ)前記配管材は、可撓性を有するパイプ状に形成され、その周方向に突出する同一径のリング状をなす凸条部と、同一径のリング状をなす凹条部とが繰り返し連続形成されて凹凸状に形成されている。
S…周壁、10…配管材としての電線管、11…配線ボックス、20…接続孔、21…閉鎖部材、23…蓋部、24…ヒンジ、30…接続用開口部、40…造営材としてのC型鋼。

Claims (3)

  1. 壁裏に設置された造営材に直接的又は間接的に取り付けられる配線ボックスであって、
    金属製であり、周壁を有する有底箱状に形成され、
    前記周壁に、
    配管材を接続可能な接続孔と、
    前記配管材を前記接続孔に配置するために前記接続孔に連通した接続用開口部と、
    前記周壁と一体であり、基端に備えるヒンジを塑性変形させることで前記接続用開口部を開閉可能とする蓋部と、
    を備えることを特徴とする配線ボックス。
  2. 前記接続用開口部は、前記周壁のうち、前記接続孔が形成された壁部と隣り合う別の壁部から前記接続孔に連通して形成されている請求項1に記載の配線ボックス。
  3. 前記接続孔は、閉鎖部材によって閉鎖されている請求項1又は請求項2に記載の配線ボックス。
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