JP2015047010A - 表示装置 - Google Patents

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典彦 牛田
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祐司 小黒
充 丸山
Mitsuru Maruyama
充 丸山
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Abstract

【課題】ステッピングモータの停止指示を受け付けた際の表示画像の移動量を短縮し、ユーザの違和感を軽減する。【解決手段】表示装置1は、表示器10が表示した画像を所定の表示位置で視認させる。表示装置1は、磁石を含む回転子を有し、マイクロステップ駆動方式で駆動されるステッピングモータ41と、ステッピングモータ41の回転子の回転に応じて移動することで前記表示位置を移動させる反射部20と、モータ制御装置と、を備える。モータ制御装置は、隣り合う励磁安定位置間における前記回転子の回転位置を特定し、ステッピングモータ41の停止指示を受け付けた際に、特定した回転位置に基づいて、前記回転子を前記隣り合う励磁安定位置のうち、より近い励磁安定位置に達するように移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関する。
従来の表示装置として、例えば、特許文献1に開示される車両用表示装置がある。この車両用表示装置は、車両のフロントガラスに表示器からの表示光を投射することで、所定の画像を虚像としてユーザ(主に運転者)に表示するヘッドアップディスプレイ装置として構成されている。
特許文献1に係る表示装置では、表示器からの表示光をフロントガラスに向けて反射する反射鏡をステッピングモータで回転移動させることで、表示画像の位置を調整可能としている。この表示装置では、調整用スイッチ等からのユーザ操作に応じて、ステッピングモータが動作する。これにより、反射鏡が回転移動し、表示画像の位置が調整される。
特開2004−90713号公報
ところで、ステッピングモータは、その構造上、無励磁状態になると保持トルクが発生し、回転子のN極及びS極が、固定子が有する複数の鉄歯のうち直近の鉄歯に引き寄せられ、鉄歯と対向した状態で安定する(以下、回転子がこのように安定した位置を励磁安定位置という)。
しかし、調整用スイッチ等からのオフ操作は、回転子が励磁安定位置に達したときに行われるとは限らない。そのため、ユーザが表示位置の調整を終了する意思を示しているにも拘わらず、予期せぬ方向に表示画像がずれる事態が生じる場合がある。この事態を回避するべく、例えば、オフ操作がなされた際に、常に、オン操作の際のモータの回転方向側の励磁安定位置に回転子を強制的に移動させる制御方法が考えられる。しかし、これでは、ユーザのオフ操作のタイミングに対して、表示画像の移動量が長くなり、ユーザに違和感を与える恐れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ステッピングモータの停止指示を受け付けた際の表示画像の移動量を短縮し、ユーザの違和感を軽減可能な表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、
表示器が表示した画像を所定の表示位置で視認させる表示装置であって、
磁石を含む回転子を有し、マイクロステップ駆動方式で駆動されるステッピングモータと、
前記ステッピングモータの前記回転子の回転に応じて移動することで前記表示位置を移動させる移動部材と、
隣り合う励磁安定位置間における前記回転子の回転位置を特定する回転位置特定手段と、
前記ステッピングモータの停止指示を受け付けた際に、前記回転位置特定手段が特定した回転位置に基づいて、前記回転子を前記隣り合う励磁安定位置のうち、より近い励磁安定位置に達するように移動させる移動制御手段と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ステッピングモータの停止指示を受け付けた際の表示画像の移動量を短縮し、ユーザの違和感を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るモータ制御装置の構成を主に示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る制御手段が実行する表示位置調整処理のフローチャートである。 図3に続くフローチャートである。 ステップ数が奇数である場合の調整用信号、回転子位置、及び駆動信号の各タイミングの一例を示したタイミングチャートである。 ステップ数が偶数である場合の調整用信号、回転子位置、及び駆動信号の各タイミングの一例を示したタイミングチャートである。 ステップ数が奇数である場合の調整用信号、回転子位置、及び駆動信号の各タイミングの一例を示したタイミングチャートである。 ステップ数が偶数である場合の調整用信号、回転子位置、及び駆動信号の各タイミングの一例を示したタイミングチャートである。 図3に続くフローチャートであり、表示位置調整処理の変形例を示すフローチャートである。 ステップ数が偶数である場合の調整用信号、回転子位置、及び駆動信号の各タイミングの一例を示したタイミングチャートである。 ステップ数が偶数である場合の調整用信号、回転子位置、及び駆動信号の各タイミングの一例を示したタイミングチャートである。
本発明の一実施形態に係る表示装置を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る表示装置1は、車両に搭載されるものであり、図1に示すように、車両のウインドシールド2(フロントガラス)に表示器10からの表示光Lを投射することで、所定の画像を虚像Vとしてユーザ3(主に運転者)に表示する。表示装置1は、いわゆるヘッドアップディスプレイ(HUD)装置と呼ばれるものである。HUD装置は、例えば、車両のインスツルメントパネル内に配置されている。
表示装置1は、図1に示す表示器10、反射部20、保持部30、回転駆動機構40、及びハウジング50と、図2に示すモータ制御装置100と、を備える。
表示器10は、所定の画像を表示するものであり、例えば、TFT(Thin Film Transistor)型の液晶パネルとバックライトとを備えた液晶ディスプレイから構成されている。表示器10は、所定の画像を表す光(以下、表示光L)を出射する。表示器10は、例えば、車両情報を報知する画像(以下、報知画像)を表示する。なお、表示器10は、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の他の公知のディスプレイであってもよい。
反射部20は、表示器10が発した表示光Lをウインドシールド2に向け反射させる。反射部20は、例えば、樹脂、ガラス等からなる基材にアルミニウム等の金属を蒸着させ反射面20aを形成した反射鏡である。反射面20aは凹面になっており、表示器10からの表示光Lは拡大されてウインドシールド2に投射される。これにより、視認される虚像Vは、表示器10に表示されている報知画像が拡大された大きさになる。なお、反射部20は、凹面鏡でなく平面鏡であってもよい。
保持部30は、例えば樹脂からなり、反射部20を保持する。反射部20は、接着等により保持部30に固定されている。保持部30は、ハウジング50に設けられた軸受部(図示せず)に軸支される軸部30aを有する。これにより、反射部20及び保持部30は、軸部30aの軸中心を回転軸Aとして、ハウジング50に対して回転可能に構成されている。なお、回転軸Aは図1の紙面法線方向に延びる軸である。また、保持部30は、図1に示すように表示器10に向かって突出するレバー部30bを有する。レバー部30bの表示器10側の端部には、軸部30cが形成されている。軸部30cは、回転軸Aが延びる方向に突出している。軸部30cには、後述するカム機構42と当接する回転部材30dが設けられている。回転部材30dは、例えば樹脂からなり、軸部30cを囲む円筒状に形成されている。回転部材30dは、軸部30cに対して回転可能になっている。このように設けられた回転部材30dは、カム機構42との摩擦を緩和する。
回転駆動機構40は、反射部20及び保持部30を回転駆動する。回転駆動機構40は、図1に示すように、ステッピングモータ41と、カム機構42と、を備える。
ステッピングモータ41は、モータ制御装置100によりマイクロステップ駆動方式で駆動される。ステッピングモータ41は、例えば、PM(Permanent Magnet)型ステッピングモータとして構成されている。ステッピングモータ41は、車載バッテリ(図示せず)から供給される電力により動作する。
ステッピングモータ41は、回転子と固定子とを備える(いずれも図示せず)。回転子は、円周方向にN極及びS極に着磁された永久磁石を有する。ステッピングモータ41の回動軸41aは、回転子の回転に伴って回転する。固定子は、回転子と対向する内周面に等間隔に位置する複数の鉄歯を有する。固定子の鉄歯にはコイルが巻かれており、励磁コイルが構成されている。
ステッピングモータ41の励磁コイルは、モータ制御装置100によって電流が流されることで励磁され、N極及びS極のいずれにも変化する。一方、励磁コイルに電流が流れず無励磁の場合、保持トルクが発生する。この場合、回転子のN極及びS極は、直近の鉄歯に引き寄せられ、鉄歯と対向した状態で安定する。つまり、回転子のN極とS極が固定子の鉄歯と対向した状態が、回転子の安定位置(以下、励磁安定位置と呼ぶ)となる。
ステッピングモータ41の回動軸41aには歯車部41bが取り付けられている。ステッピングモータ41が動作すると、歯車部41bは、回動軸41aの中心軸であって図1の紙面法線方向に延びる軸周りに回転する。
カム機構42には、軸部42aが設けられている。カム機構42は、軸部42aの中心軸であって図1の紙面法線方向に延びる軸周りに回転可能に構成されている。軸部42aには歯車部42bが取り付けられている。
歯車部41bと歯車部42bとは互いに噛み合わされている。そのため、ステッピングモータ41が動作すると、歯車部41b、42bを介して、カム機構42が回転運動する。カム機構42の回転運動に応じてレバー部30bの位置が移動することで、反射部20(及び保持部30)は、回転軸Aを中心として回転する。このような構成により、回転駆動機構40は、反射部20を回転駆動する。回転駆動機構40は、モータ制御装置100の制御のもと、回転軸Aを中心とした所定の回転角度だけ、反射部20を回転させることができる。
ハウジング50は、樹脂、金属等からなり、表示器10、反射部20、保持部30、回転駆動機構40を収納する。ハウジング50には、表示光Lの光路を確保する開口部50aが設けられている。つまり、反射部20で反射した表示光Lは、開口部50aを経て、ウインドシールド2に至る。なお、ハウジング50の開口部50aを覆う透明な窓(例えば、アクリル等の透光性樹脂からなる)を設けてもよい。
ここで、表示装置1がユーザ3に報知画像を虚像Vとして視認可能とする機構を簡潔に述べれば、次の(1)、(2)のようになる。
(1)表示器10が報知画像を表示することで表示光Lが出射される。表示器10からの表示光Lは反射部20で反射し、反射光はウインドシールド2に向かう。このようにして、表示装置1は表示光Lをウインドシールド2に向けて出射する。
(2)表示装置1からの表示光Lがウインドシールド3で反射することで、ユーザ3から見てウインドシールド2の前方に表示画像の虚像Vが結ばれる。
次に、図2を参照して、モータ制御装置100について説明する。
モータ制御装置100は、制御手段101と、モータ駆動手段102と、を備える。モータ制御装置100は、車載バッテリ(図示せず)から供給される電力により動作する。
制御手段101は、CPU(Central Processing Unit)101aと、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等からなる記憶部101bとを備える。CPU101aは、記憶部101b内に予め記憶されたプログラムを読み出し実行する。制御手段101は、調整用スイッチ4及びモータ駆動手段102と電気的に接続されている。制御手段101は、例えば、マイクロコンピュータ等のIC(Integrated Circuit)からなり、ハウジング50内の図示しない回路基板に実装されている。
CPU101aは、記憶部101b内に予め記憶されたプログラムを読み出し、後述する表示位置調整処理を実行する。また、CPU101aは、適宜、ステッピングモータ41の回転子がどの励磁安定位置にあるかを示す位置情報(例えば、モータ電気角を示すデータ)を記憶部101bに記憶させる。また、CPU101aは、適宜、何ステップ分の駆動信号を送出したかに基づいてステップ情報を生成する。CPU101aは、後述するように、位置情報とステップ情報とに基づいてタイミングT(図5等参照)におけるステッピングモータ41の回転子の回転位置(回転角度によって定まる位置)を検出する(特定する)。
また、制御手段101は、車両ECU(Electronic Control Unit)等の外部装置(図示せず)から通信ラインにより伝送される車両の各種情報を取得し、車両速度や燃費等を示す画像を表示器10に表示させる。
調整用スイッチ4は、ユーザ3から見てウインドシールド2の前方に視認される報知画像(つまり、ユーザ3に虚像Vとして視認される画像)の表示位置を調整するためのスイッチである。調整用スイッチ4は、押しボタン等の公知のスイッチ手段から構成され、例えば、表示装置1の搭載車両内に配置されている。
調整用スイッチ4に対しオン操作又はオフ操作がなされると、操作内容を示す信号(以下、調整用信号Saと呼ぶ)がモータ制御装置100(詳しくはCPU101a)に出力される。例えば、調整用スイッチ4が押しボタンで構成される場合、ユーザ3が指でボタンを押している間がオン操作になり、ボタンを離すとオフ操作となる。
調整用スイッチ4から制御手段101(CPU101a)に調整用信号Saが供給されると、制御手段101は、入力された調整用信号Saに応じた駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する。
モータ駆動手段102は、複数のスイッチング素子を有して構成される公知の駆動回路であり、ステッピングモータ41と電気的に接続されている。モータ駆動手段102は、制御手段101(CPU101a)から入力された駆動信号Sdに応じて、ステッピングモータ41の励磁コイルに流す電流を制御する。この駆動信号Sdによりステッピングモータ41は、マイクロステップ駆動方式で駆動される。
マイクロステップ駆動方式では、ステッピングモータ41のステップ角を所定の分割数で分割した角度でステッピングモータ41を駆動する。以下、ステップ角の分割数をステップ数n(nは、2以上の整数)と呼ぶ。ステップ角は、固定子の鉄歯数から定まる(例えば、90°)。つまり、ステップ角は、ステッピングモータ41の構造から定まる。ステップ数nを大きくすればするほど、ステッピングモータ41の回転子を滑らかに回転させることができる。
ユーザ3により調整用スイッチ4にオン操作がなされると、オン操作を示す調整用信号Saが制御手段101(CPU101a)に入力される。制御手段101は、調整用信号Saがオン操作を示している間、マイクロステップ駆動方式でステッピングモータ41を駆動させる駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する。これにより、ステッピングモータ41の回転子は、現在の励磁安定位置から隣接する次の励磁安定位置へと、次々に移動する。
ステッピングモータ41が動作すると、その回転動力が、カム機構42、レバー部30b等を介して伝達され、反射部20及び保持部30が回転する。反射部20が回転すると、それに伴って表示光Lを反射する反射角度が変更される。すると、虚像Vとして視認される報知画像の表示位置が、ユーザ3(主に、車両の運転者)から見て上方向又は下方向に移動する。このようにして、表示装置1では、報知画像の表示位置を調整可能となっている。なお、表示装置1は、報知画像をユーザ3から見て左右方向に調整可能に構成されていてもよいし、上下方向、左右方向ともに調整可能に構成されていてもよい。
ところで、ステッピングモータ41の無励磁状態では、保持トルクにより回転子は、励磁安定位置で安定する。しかし、上記の課題で述べた通り、調整用スイッチ4からのオフ操作は、固定子が励磁安定位置に達したときに行われるとは限らないため、ユーザが表示位置の調整を終了する意思を示しているにも拘わらず、予期せぬ方向に表示画像がずれる事態が生じる場合がある。また、この事態を回避するべく、オフ操作がなされた際に、常に、オン操作の際のモータの回転方向側の励磁安定位置に回転子を強制的に移動させる制御方法が考えられるが、これでは、ユーザのオフ操作のタイミングに対して、表示画像の移動量が長くなり、ユーザに違和感を与える恐れがある。
ここからは、制御手段101が実行する、本実施形態に特有の表示位置調整処理を説明する。表示装置1は、この処理により、ステッピングモータ41の停止指示を受け付けた際の表示画像の移動量を短縮し、ユーザの違和感を軽減可能とする。
(表示位置調整処理)
制御手段101(CPU101a)は、例えば表示装置1の電源投入を条件に、図3及び図4のフローチャートに示す表示位置調整処理を開始する。
まず、制御手段101は、調整用スイッチ4から入力されている調整用信号Saがオフからオンになったか否かを判別する(ステップS101)。調整用信号Saがオフ状態である場合(ステップS101;No)、制御手段101は待機する。
一方、調整用信号Saがオンになった場合(ステップS101;Yes)、制御手段101は、駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力し(ステップS102)、調整用信号Saがオフ状態になったか否かを判別する(ステップS103)。この場合、調整用信号Saがオン状態である間(つまり、ユーザ3によりオン操作がなされている間)、駆動信号Sdは、モータ駆動手段102に供給される(ステップS103;No、ステップS102)。
具体的には、CPU101aは、オン操作を示す調整用信号Saが入力されると、ステッピングモータ41の回転子がどの励磁安定位置にあるかを示す位置情報(例えば、モータ電気角を示すデータ)を記憶部101bから読み出し、調整用信号Saがオン状態である間、回転子が回転するように、駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する。これにより、回転子は、記憶部101bから読み出した位置情報が示す励磁安定位置(つまり、現在の励磁安定位置)から隣接する次の励磁安定位置に向かって次々と移動する。
調整用信号Saがオフになった場合(ステップS103;Yes)、制御手段101は、ステッピングモータ41の回転子の回転位置を検出する(ステップS104)。つまり、制御手段101は、ユーザ3により調整用スイッチ4にオフ操作がなされたタイミングにおける回転子の回転位置を特定する。
例えば、CPU101aは、記憶部101bから読み出した位置情報と、調整用信号Saがオンとなってから何ステップ分の駆動信号Sdを送出したかを示すステップ情報とに基づいて、調整用信号Saがオフになった時のステッピングモータ41の回転子の回転位置を検出する。
続いて、制御手段101は、図4に示すように、検出した回転子の回転位置が、前の励磁安定位置からn/2ステップ未満であるか否かを判別する(ステップS105)。
検出した回転位置がn/2ステップ未満である場合(ステップS105;Yes)、回転子の位置が次の励磁安定位置よりも前の励磁安定位置に近いとみなせるので、制御手段101は、回転子が前の励磁安定位置に達するように駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する(ステップS106)。具体的には、制御手段101は、回転子が前の励磁安定位置に達するように、例えば、駆動信号Sdを前の励磁安定位置に相当する電気角まで継続して出力する。
ここで、制御手段101が実行する処理がステップS105からステップS106に遷移する場合を、具体例を挙げて説明する。
(ステップ数nが奇数)
図5(a)〜(c)は、マイクロステップ駆動方式でステップ数nが奇数の場合における、調整用信号Sa、回転子の回転位置、駆動信号Sdのタイミングチャートである。各図ともに横軸が時間軸である。図5(b)の縦軸は、回転子の回転位置を示しており、紙面上方向が回転子の順回転方向に対応する。ここでの順回転方向とは、調整用信号Saがオンの時の回転子の回転方向であり、ユーザ3が調整用スイッチ4を操作することで表示画像を移動させたい方向に対応する。また、P1、P2、P3は、励磁安定位置を示す。なお、後に参照する図6〜図8、図10及び図11でも、同様に、時間軸、励磁安定位置等を表している。
図5(a)〜(c)では、調整用信号SaがオフになったタイミングTで、回転子の回転位置は、隣り合う励磁安定位置P2とP3の間にあり、且つ、前の励磁安定位置P2からn/2未満である状態となっている。この場合、回転子の回転位置は前の励磁安定位置P2からn/2未満となるため(ステップS105;Yes)、制御手段101は、駆動信号Sdを前の励磁安定位置P2に相当する電気角まで継続してモータ駆動手段102に出力する。すると、回転子は、駆動信号Sdに応じたモータ駆動手段102の電流制御により、逆回転し(前記の順回転とは逆の回転)、前の励磁安定位置P2で安定して停止する。
例えば、ステップ数nが5で、タイミングTにおける回転子の回転位置が前の励磁安定位置P2から2ステップ分、順回転した位置にあれば、制御手段101は、回転子を2ステップ分、逆回転させる駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する。
(ステップ数nが偶数)
図6(a)〜(c)は、マイクロステップ駆動方式でステップ数nが偶数の場合における、調整用信号Sa、回転子の回転位置、駆動信号Sdのタイミングチャートである。
図6(a)〜(c)も同様に、調整用信号SaがオフになったタイミングTで、回転子の回転位置は、隣り合う励磁安定位置P2とP3の間にあり、且つ、前の励磁安定位置P2からn/2未満である状態となっている。この場合、制御手段101が実行する処理は、図5(a)〜(c)を参照して説明した処理と同様である。
例えば、ステップ数nが4で、タイミングTにおける回転子の回転位置が前の励磁安定位置P2から1ステップ分、順回転した位置にあれば、制御手段101は、回転子を1ステップ分、逆回転させる駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する。
図4に戻って、検出した回転位置がn/2ステップ未満でない(つまり、n/2ステップ以上である)場合(ステップS105;No)、回転子の位置が前の励磁安定位置よりも次の励磁安定位置に近いとみなせるので、制御手段101は、回転子が次の励磁安定位置に達するように駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する(ステップS107)。具体的には、制御手段101は、回転子が次の励磁安定位置に達するように、例えば、駆動信号Sdを次の励磁安定位置に相当する電気角まで継続して出力する。
ここで、制御手段101が実行する処理がステップS105からステップS107に遷移する場合を、具体例を挙げて説明する。
(ステップ数nが奇数)
図7(a)〜(c)は、マイクロステップ駆動方式でステップ数nが奇数の場合における、調整用信号Sa、回転子の回転位置、駆動信号Sdのタイミングチャートである。
図7(a)〜(c)では、調整用信号SaがオフになったタイミングTで、回転子の回転位置は、隣り合う励磁安定位置P2とP3の間にあり、且つ、前の励磁安定位置P2からn/2以上である状態となっている。この場合、回転子の回転位置は前の励磁安定位置P2からn/2以上となるため(ステップS105;No)、制御手段101は、駆動信号Sdを次の励磁安定位置P3に相当する電気角まで継続してモータ駆動手段102に出力する。すると、回転子は、駆動信号Sdに応じたモータ駆動手段102の電流制御により、順回転し、次の励磁安定位置P3で安定して停止する。
例えば、ステップ数nが5で、タイミングTにおける回転子の回転位置が前の励磁安定位置P2から3ステップ分、順回転した位置にあれば、制御手段101は、回転子を2ステップ分、順回転させる駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する。
(ステップ数nが偶数)
図8(a)〜(c)は、マイクロステップ駆動方式でステップ数nが偶数の場合における、調整用信号Sa、回転子の回転位置、駆動信号Sdのタイミングチャートである。
図8(a)〜(c)では、調整用信号SaがオフになったタイミングTで、回転子の回転位置は、隣り合う励磁安定位置P2とP3の間にあり、且つ、前の励磁安定位置P2からn/2以上である状態となっている。この場合、回転子の回転位置は前の励磁安定位置P2からn/2以上となるため(ステップS105;No)、制御手段101は、駆動信号Sdを次の励磁安定位置P3に相当する電気角まで継続してモータ駆動手段102に出力する。すると、回転子は、駆動信号Sdに応じたモータ駆動手段102の電流制御により、順回転し、次の励磁安定位置P3で安定して停止する。
ところで、ステップ数nが偶数の場合は、奇数の場合と異なり、調整用信号SaがオフとなるタイミングTにおいて、回転子が隣り合う励磁安定位置の丁度中間に位置することが考えられる。この場合、前後いずれの励磁安定位置に回転子を移動させても表示画像の移動量は同じであるが、本実施形態では、回転子を次の励磁安定位置に向けて回転させる。というのは、ユーザ3からのオフ操作がなされるまでは回転子は順方向に進んでいるため、表示画像の移動量が同じであるならば、タイミングT後も回転子を順回転させたほうが、ユーザ3にとって表示画像の移動方向として違和感がより少ないと考えられるためである。
例えば、図8(a)〜(c)では、ステップ数nが4で、タイミングTにおける回転子の回転位置が前の励磁安定位置P2から2ステップ分、順回転した位置にある。つまり、タイミングTにおける回転子が前の励磁安定位置P2と次の励磁安定位置P3との丁度中間に位置している例である。この場合、制御手段101は、回転子を2ステップ分、順回転させる駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する。
つまり、制御手段101は、ステップ数nが偶数と奇数のいずれかに拘わらず、回転子の検出位置が前の励磁安定位置からn/2以上であれば(ステップS105;No)、回転子が次の励磁安定位置に達するように駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する(ステップS107)。
制御手段101(CPU101a)は、ステップS106又はステップS107の処理を実行すると、ステッピングモータ41の回転子がどの励磁安定位置にあるかを示す位置情報(例えば、モータ電気角を示すデータ)を記憶部101bに記憶し、表示位置調整処理を終了する。
以上に説明した表示位置調整処理により、調整用信号Saがオンからオフになった際に、回転子は、隣り合う励磁安定位置のうち、より近い励磁安定位置に移動する。これにより、ユーザのオフ操作のタイミングTに対して、表示画像の移動量を短縮可能となり、ユーザの違和感を軽減することができる。
また、上記に説明した処理では、タイミングT後に、制御手段101は、回転子がより近いと判別された励磁安定位置に相当する電気角まで継続して駆動信号Sdを出力するため、表示画像の移動が滑らかである。
以上の表示位置調整処理では、制御手段101が、回転子がより近いと判別された励磁安定位置に相当する電気角まで継続して駆動信号Sdを出力する例を示した。しかし、表示画像の移動量を短縮可能とする観点からは、所定の場合に、ステッピングモータ41を無励磁状態とするようにしてもよい。ここからは、所定の場合に、ステッピングモータ41を無励磁状態にする変形例に係る表示位置調整処理を説明する。
(変形例)
変形例に係る表示位置調整処理を図3及び図9のフローチャートに示す。
まず、制御手段101(CPU101a)は、例えば表示装置1の電源投入を条件に、前述と同様に、図3のフローチャートに示すステップS101〜ステップS104に示す処理を実行する。
制御手段101は、図3に示すステップS104の処理を実行すると、図9に示すように、検出した回転子の回転位置が、前の励磁安定位置からn/2ステップ未満であるか否かを判別する(ステップS205)。
検出した回転位置がn/2ステップ未満である場合(ステップS205;Yes)、制御手段101は、励磁を切る(ステップS206)。具体的には、制御手段101は、モータ駆動手段102への駆動信号Sdの供給を停止することで、ステッピングモータ41を無励磁状態とする。これにより、ステッピングモータ41の回転子は、保持トルクにより、前の励磁安定位置側に回転する。
一方、検出した回転位置がn/2ステップ未満でない(つまり、n/2ステップ以上である)場合(ステップS205;No)、制御手段101は、回転子が次の励磁安定位置に達するように駆動信号Sdをモータ駆動手段102に出力する(ステップS207)。具体的には、制御手段101は、回転子が次の励磁安定位置に達するように、例えば、1ステップ分の駆動信号Sdを出力する。
つまり、変形例に係る表示位置調整処理では、制御手段101は、回転子の位置が次の励磁安定位置よりも前の励磁安定位置に近いとみなせる場合に(ステップS205;Yes)、ステッピングモータ41を無励磁状態とすることで、保持トルクにより、回転子を前の励磁安定位置に移動させ(ステップS206)、その場合以外にのみ(ステップS205;No)、駆動信号Sdを出力する。
ここで、ステップ数nが奇数の場合は、検出されたタイミングTにおける回転子の位置が、回転子を挟んで隣り合う励磁安定位置の丁度中間に位置することはない。そのため、調整用信号Saがオフを示した際に、タイミングTにおける回転子の位置に拘わらずステッピングモータ41の励磁を切れば、回転子は、保持トルクにより自動的に、より近い励磁安定位置に引き寄せられ、安定して停止すると考えられる。
従って、この変形例に係る表示位置調整処理は、ステップ数nが偶数の場合により有効である。そのため、以下では、ステップ数nが偶数の場合の具体例を、図10及び図11を参照して説明する。
(ステップ数nが偶数)
図10(a)〜(c)は、マイクロステップ駆動方式でステップ数nが偶数の場合における、調整用信号Sa、回転子の回転位置、駆動信号Sdのタイミングチャートである。
図10(a)〜(c)では、調整用信号SaがオフになったタイミングTで、回転子の回転位置は、隣り合う励磁安定位置P2とP3の間にあり、且つ、前の励磁安定位置P2からn/2未満である状態となっている。この場合、回転子の回転位置は前の励磁安定位置P2からn/2未満となるため(ステップS205;Yes)、制御手段101は、モータ駆動手段102への駆動信号Sdの供給を停止することで、ステッピングモータ41を無励磁状態とする(ステップS206)。つまり、図10(a)〜(c)に示すように、タイミングT以後は、制御手段101は、駆動信号Sdの供給を停止する。これにより、ステッピングモータ41の回転子は、逆回転し、前の励磁安定位置P2で安定して停止する。
例えば、ステップ数nが4で、タイミングTにおける回転子の回転位置が前の励磁安定位置P2から1ステップ分、順回転した位置にあれば、制御手段101は、駆動信号Sdの供給を停止する。これにより、回転子は、保持トルクにより、前の励磁安定位置P2に引き寄せられ、結果的に、励磁安定位置P2で安定して停止する。
図11(a)〜(c)では、調整用信号SaがオフになったタイミングTで、回転子の位置が、回転子を挟んで隣り合う励磁安定位置P2とP3との丁度中間にある状態となっている。この場合、回転子の回転位置は前の励磁安定位置P2からn/2以上となるため(ステップS205;No)、制御手段101は、例えば、図11(c)に示すように、1ステップ分の駆動信号Sdをモータ駆動手段102へ出力した後に、駆動信号Sdの供給を停止する(ステップS207)。すると、回転子は、駆動信号Sdに応じて、1ステップ分、順回転した後、保持トルクにより次の励磁安定位置P3側に引き寄せられ、結果的に励磁安定位置P3で安定して停止する。
つまり、変形例に係る表示位置調整処理では、回転子が、回転子を挟んで隣り合う励磁安定位置の丁度中間に位置した場合であっても、所定のステップ分の駆動信号Sdが供給されることで、回転子が次の励磁安定位置に向かうようにステッピングモータ41の動作を制御している。このようにして、表示画像の移動量が同じである場合は(つまり、回転子の位置が丁度n/2)、タイミングT後も回転子を順回転させて、ユーザ3から見た表示画像の移動方向の違和感を軽減している。
制御手段101(CPU101a)は、ステップS206又はステップS207の処理を実行すると、ステッピングモータ41の回転子がどの励磁安定位置にあるかを示す位置情報(例えば、モータ電気角を示すデータ)を記憶部101bに記憶し、表示位置調整処理を終了する。
なお、以上の説明では、回転子の回転位置が前の励磁安定位置からn/2以上となった場合(ステップS205;No)、制御手段101が1ステップ分の駆動信号Sdを出力するものとしたが、これに限られない。駆動信号Sdの供給と供給停止後の保持トルクにより、回転子が次の励磁安定位置に達するのであれば、1以上のステップ分の駆動信号Sdを出力してもよい。具体的には、タイミングTにおける回転子の位置が、次の励磁安定位置に直近の位置(次の励磁安定位置から前の励磁安定位置方向へ1ステップぶんの位置)になることを考慮しても、1以上で(1+n/2)未満のステップ数だけ回転子を順方向に回転させる駆動信号Sdであれば、結果的に、回転子が次の励磁安定位置に安定して停止すると考えられる。また、回転子の回転位置が前の励磁安定位置からn/2以上となった場合(ステップS205;No)、制御手段101が駆動信号Sdを次の励磁安定位置に相当する電気角まで継続してモータ駆動手段102に出力するようにしてもよい。
以上に説明した表示装置1は、表示器10が表示した画像を所定の表示位置で視認させる表示装置であって、磁石を含む回転子を有し、マイクロステップ駆動方式で駆動されるステッピングモータ41と、ステッピングモータ41の前記回転子の回転に応じて移動することで前記表示位置を移動させる反射部20(移動部材の一例)と、モータ制御装置100と、を備える。モータ制御装置100は、機能部として、隣り合う励磁安定位置間における前記回転子の回転位置を特定する回転位置特定手段と、調整用信号Saがオフを示した際に(ステッピングモータ41の停止指示を受け付けた際の一例)、前記回転位置特定手段が特定した回転位置に基づいて、前記回転子を前記隣り合う励磁安定位置のうち、より近い励磁安定位置に達するように移動させる移動制御手段と、を備える。
これにより、ステッピングモータ41の停止指示を受け付けた際に、回転子がより近い励磁安定位置に移動することができるため、結果として、表示画像の移動量を短縮し、ユーザの違和感を軽減することができる。
また、前記移動制御手段は、前記停止指示を受け付けた際に、前記回転位置特定手段が特定した回転位置に基づいて、前記回転子を前記隣り合う励磁安定位置のうち、より近い励磁安定位置に前記回転子が達するように、ステッピングモータ41を駆動する駆動信号Sdを出力する、ようにしてもよい。
この駆動信号Sdは、より近い励磁安定位置に相当する電気角まで継続して出力されるものであってもよいし、より近い励磁安定位置方向に、所定のステップ分、回転子を回転させる駆動信号であってもよい。
また、ステッピングモータ41は、前記隣り合う励磁安定位置間を偶数で分割したマイクロステップ駆動方式で駆動され、前記移動制御手段は、前記停止指示を受け付けた際の前記回転子の回転位置が前記隣り合う励磁安定位置間の半分である場合、前記隣り合う励磁安定位置のうち、予め定められた一方の励磁安定位置に前記回転子が達するように、ステッピングモータ41を駆動する駆動信号を出力する、ようにしてもよい。
この駆動信号Sdは、予め定められた一方の励磁安定位置に相当する電気角まで継続して出力されるものであってもよいし、予め定められた一方の励磁安定位置方向に、所定のステップ分、回転子を回転させる駆動信号であってもよい。また、予め定められた一方の励磁安定位置を、回転子の順回転方向側の励磁安定位置とすれば、ユーザにとって違和感がなく、より良い。
また、ステッピングモータ41は、前記隣り合う励磁安定位置間を偶数で分割したマイクロステップ駆動方式で駆動され、前記移動制御手段は、前記停止指示を受け付けた際の前記回転子の回転位置が、前記隣り合う励磁安定位置のうち一方に近い場合はステッピングモータ41を無励磁状態とし、他方に近いか前記隣り合う励磁安定位置間の半分である場合は前記他方の励磁安定位置に前記回転子が達するように、ステッピングモータ41を駆動する駆動信号を出力する、ようにしてもよい。
この駆動信号Sdは、前記他方の励磁安定位置に相当する電気角まで継続して出力されるものであってもよいし、前記他方の励磁安定位置方向に、所定のステップ分、回転子を回転させる駆動信号であってもよい。
なお、本発明は、上記の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下に変形の一例を示す。
以上の説明では、ステッピングモータ41の停止指示を受け付けた際の一例を、調整用信号Saがオフを示した際としたが、これに限られない。表示装置1が、搭載車両のイグニッションスイッチ(図示せず)がオフとなった場合に、ステッピングモータ41の停止指示を示す信号が制御手段101に供給されるように構成されている場合は、イグニッションスイッチからの信号がオフを示したタイミングが図5(a)等に示すタイミングTであってもよい。つまり、このように表示装置1が構成されている場合は、イグニッションスイッチと調整用スイッチ4からの信号の少なくとも一方がオフを示したタイミングが、タイミングTとなる。なお、イグニッションスイッチは、表示装置1の搭載車両のエンジンを始動させるための公知のスイッチから構成される。イグニッションスイッチに対しオン操作又はオフ操作がなされると、操作内容を示す信号がモータ制御装置100に出力される。
以上の説明では、ステッピングモータ41がPM型の例を挙げたがこれに限られない。ステッピングモータ41は、HB(HyBrid)型ステッピングモータ、リニアステッピングモータ等であってもよい。
また、以上の説明では、表示装置1が1つの反射鏡(反射部20)を備える例を示したがこれに限られない。表示装置1が、2枚以上の反射鏡を備え、それらのうち少なくとも1つがステッピングモータ41の動作に伴って回転することで表示位置を調整可能に構成されていてもよい。
また、表示装置1が反射部20を備えず、表示器10からの表示光Lを直接、ウインドシールド2に照射する構成としてもよい。この場合、表示器10がステッピングモータ41の動作に伴って回転することで表示器10の表示面角度が変更され、表示位置を調整可能な構成とすればよい。
また、以上の説明では、表示光Lを車両のウインドシールド2で反射させることで、表示画像をユーザ3に視認させる例を示したが、これに限られない。表示装置が専用のコンバイナを備え、コンバイナで表示光Lを反射させることで表示画像を視認させてもよい。この場合、コンバイナがステッピングモータ41の動作に伴って回転することでコンバイナでの表示光Lの反射角度が変更され、表示位置を調整可能な構成とすればよい。
また、以上の説明では、カム機構42を用いて反射部20を回動させる例を示したが、これに限られない。反射部20を回動させる機構として、カム機構42以外の公知の機構を採用することもできる。例えば、ステッピングモータ41の回転駆動に基づいてギア機構のみで反射部20を回動させてもよい。また、ステッピングモータ41の回転駆動に基づいて、反射部20をスライド移動させる構成であってもよい。つまり、反射部20は、ステッピングモータ41の回転子の回転に応じて移動する構成であればよく、回動しても、スライド移動してもよい。
また、以上の実施形態では、表示装置1が搭載される乗り物の一例を車両としたが、これに限られない。表示装置1は、オートバイ等の他の車両、建設機械、農耕機械、船舶、航空機等に搭載されるものであってもよい。
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
1…表示装置
2…ウインドシールド
3…ユーザ
4…調整用スイッチ
10…表示器
20…反射部(移動部材の一例)
30…保持部
40…回転駆動機構
41…ステッピングモータ
100…モータ制御装置
101…制御手段
102…モータ駆動手段
L…表示光
V…虚像
Sa…調整用信号
Sd…駆動信号

Claims (4)

  1. 表示器が表示した画像を所定の表示位置で視認させる表示装置であって、
    磁石を含む回転子を有し、マイクロステップ駆動方式で駆動されるステッピングモータと、
    前記ステッピングモータの前記回転子の回転に応じて移動することで前記表示位置を移動させる移動部材と、
    隣り合う励磁安定位置間における前記回転子の回転位置を特定する回転位置特定手段と、
    前記ステッピングモータの停止指示を受け付けた際に、前記回転位置特定手段が特定した回転位置に基づいて、前記回転子を前記隣り合う励磁安定位置のうち、より近い励磁安定位置に達するように移動させる移動制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記移動制御手段は、前記停止指示を受け付けた際に、前記回転位置特定手段が特定した回転位置に基づいて、前記回転子を前記隣り合う励磁安定位置のうち、より近い励磁安定位置に前記回転子が達するように、前記ステッピングモータを駆動する駆動信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ステッピングモータは、前記隣り合う励磁安定位置間を偶数で分割したマイクロステップ駆動方式で駆動され、
    前記移動制御手段は、前記停止指示を受け付けた際の前記回転子の回転位置が前記隣り合う励磁安定位置間の半分である場合、前記隣り合う励磁安定位置のうち、予め定められた一方の励磁安定位置に前記回転子が達するように、前記ステッピングモータを駆動する駆動信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記ステッピングモータは、前記隣り合う励磁安定位置間を偶数で分割したマイクロステップ駆動方式で駆動され、
    前記移動制御手段は、前記停止指示を受け付けた際の前記回転子の回転位置が、前記隣り合う励磁安定位置のうち一方に近い場合は前記ステッピングモータを無励磁状態とし、他方に近いか前記隣り合う励磁安定位置間の半分である場合は前記他方の励磁安定位置に前記回転子が達するように、前記ステッピングモータを駆動する駆動信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
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