JP2015047007A - 開閉工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉動作を阻害することなく変形可能に構成して作業性を大幅に向上させた開閉工具を提供する。
【解決手段】本発明に係る開閉工具1は、一端部に操作部11を、他端部に操作部の操作に応じて動作する作動部13を、中間部に軸支部15を夫々有し、各軸支部を回動自在に連結することにより各操作部、及び各作動部を開閉自在に構成した一対の開閉部材10を備え、操作部と作動部の少なくとも一方を軸支部側部分41と、軸支部側部分により回動自在に軸支された可動側部分43と、から構成し、且つ可動側部分を軸支部側部分に対して、軸支部側部分が動作する平面内とは異なる平面内で回動するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔操作用ヤットコの先端に取り付けて使用する開閉工具に関し、特に、開閉工具を変形可能に構成して作業性を大幅に向上させた開閉工具に関する。
従来、高圧の架空配電線等の間接活線作業においては、作業を安全かつ効率的に行うために、遠隔操作用ヤットコの先端に各作業に対応した先端工具を取り付けて対象物の挟持や切断等の作業を行う。例えば、特許文献1には、遠隔操作用ヤットコの先端に取り付ける先端工具として、被覆電線の絶縁被覆部分の切断及び隔離を行い得る開閉工具が記載されている。
図8(a)、(b)は、遠隔操作用ヤットコを示す図である。
遠隔操作用ヤットコ110は、絶縁性の支持軸111と、支持軸111の一端に取り付けられて対象物を把持する把持部112と、支持軸111の他端部に取り付けられて把持部112を開閉操作する手動操作部113と、手動操作部113の操作を把持部112に開閉動作として伝達する絶縁性の伝達軸114と、を備えている。
把持部112は、支持軸111に固定された固定把持片115と、固定把持片115に対して自在に回動するように軸部115aにおいて軸支された可動把持片116とを有する。可動把持片116は、第一連結部117において伝達軸114の一端と連結されている。
手動操作部113は、支持軸111によって回動可能に軸支された操作レバー118と、操作レバー118を伝達軸114の他端と連結する第二連結部119とを備える。操作レバー118の手動操作は、伝達軸114を介して把持部112の可動把持片116に伝達される。操作レバー118を操作することにより、可動把持片116が操作レバー118の動作に応じて揺動し、可動把持片116が固定把持片115に近接して対象物を把持可能な閉止姿勢と、可動把持片116が固定把持片115から離間した開放姿勢との間で自在に開閉する。
図9は、特許文献1に記載された開閉工具を示す平面図である。
開閉工具130は、中間部に設けた軸支部132によって回動自在に交差連結された2つの開閉部材131を備えている。開閉部材131の一端部には、遠隔操作用ヤットコ110(図8参照)に着脱自在に取り付けるための取付部135を備えた操作部133が配置され、開閉部材131の他端部(先端側)には操作部133の操作に応じて動作する作動部134が配置されている。図示の例において作動部134は、被覆電線の芯線を回避して絶縁被覆のみを切断するための凹部136が形成された切断刃を備えている。開閉工具130の操作部133を図中矢印方向に開閉操作することにより、各開閉部材131の作動部134を開閉させることができる。
取付部135は、遠隔操作用ヤットコ110の先端部120を受け入れる中空の取付凹所137を有しており、先端部120を取付凹所137内に挿入することにより、遠隔操作用ヤットコ110と開閉工具130とを一体化させることができる。この状態で手動操作部113を操作して把持部112を開閉動作させると、この動作が操作部133を介して作動部134に伝達され、作動部134が開閉動作する。
取付部135は、操作部133に設けた連結ピン138によって操作部133に対して回動自在に軸支されている。開閉工具130を遠隔操作用ヤットコ110に取り付けて把持部112を開閉操作したとき、固定把持片115と可動把持片116の夫々の先端部120が成す角度に応じて取付部135が連結ピン33周りに回動することで、開閉工具130が円滑に動作する(図3参照)。
特開2013−55812公報
図9に示した開閉工具130においては、軸支部132と連結ピン32の各中心軸は略平行に配置されているので、開閉工具130は軸支部132を中心として開閉動作する平面内(又はこれに略平行な平面内)においてのみ動作する。
これに対して、開閉工具130を用いて作業する対象物の姿勢は様々である。対象物の姿勢に応じて、上記平面とは異なる平面に沿って開閉工具を傾斜させるためには、開閉工具が取り付けられた遠隔操作用ヤットコ110自体を傾斜させる必要がある。
しかし、高圧線等の充電部が密集しているような箇所において遠隔操作用ヤットコ110全体を自在に傾斜させることはスペース的に困難であり、その結果、遠隔操作用ヤットコ110及び開閉工具130を用いた間接活線作業による作業性の低下を招いていた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、開閉工具の開閉動作を阻害することなく、対象物の姿勢や形態に応じて変形可能に構成することで作業性を大幅に向上させた開閉工具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、一端部に操作部を、他端部に前記操作部の操作に応じて動作する作動部を、中間部に軸支部を夫々有し、前記各軸支部を回動自在に連結することにより前記各操作部、及び前記各作動部を開閉自在に構成した一対の開閉部材を備え、前記操作部と前記作動部の少なくとも一方を前記軸支部側部分と、該軸支部側部分により回動自在に軸支された可動側部分と、から構成し、且つ該可動側部分を前記軸支部側部分に対して、前記軸支部側部分が動作する平面内とは異なる平面内で回動するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記可動側部分を前記軸支部側部分に対して回動不能に固定する角度固定手段を備えたことを特徴とする。
請求項1及び2の発明では、軸支部側部分による可動側部分の軸支部分を中心として開閉工具を回動させる(折り曲げる)ことができる。また、可動側部分は、軸支部を中心とした開閉動作平面とは異なる平面内で回動するので、折り曲げた姿勢のまま、軸支部を中心として操作部と作動部とを開閉動作させることができる。
請求項3に記載の発明は、前記操作部と前記作動部の少なくとも一方が伸縮自在に構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、対象物の大きさ等に合わせて操作部と作動部の少なくとも一方を最適な長さに調整することができるので、作業性が向上する。
請求項4に記載の発明は、前記一対の開閉部材は、前記操作部を閉止方向に操作したときに前記作動部が閉止動作し、前記操作部を開放方向に操作したときに前記作動部が開放動作するように前記軸支部において交差連結されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記一対の開閉部材は、前記操作部を閉止方向に操作したときに前記作動部が開放動作し、前記操作部を開放方向に操作したときに前記作動部が閉止動作するように前記軸支部において連結されていることを特徴とする。
請求項4の開閉工具は、一対の開閉部材が軸支部において交差連結されたハサミ状の工具である。請求項5の開閉工具は、一対の開閉部材が軸支部において連結された洗濯バサミ状の工具である。本発明は、何れの形状の工具に対しても適用可能である。
本発明に係る開閉工具においては、操作部と作動部の少なくとも一方を軸支部側部分と、軸支部側部分により回動自在に軸支された可動側部分とから構成し、可動側部分を軸支部周りに回動する軸支部側部分とは異なる動作平面内にて回動させるようにした。可動側部分は、軸支部を中心として開閉動作する平面とは異なる平面内にて回動するので、開閉動作を阻害することなく開閉工具を変形させることができ、開閉工具による作業性が向上する。
本発明の第一の実施形態に係る開閉工具を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 取付部を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 遠隔操作用ヤットコに開閉工具を取り付けた様子を示す一部断面側面図である。 リンク片の平面図である。 角度固定手段の他の例を示す分解図である。 開閉工具の変形例を示す平面図である。 本発明の第二の実施形態に係る開閉工具を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 (a)、(b)は、遠隔操作用ヤットコを示す図である。 特許文献1に記載された開閉工具を示す平面図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
〔遠隔操作用ヤットコ〕
本発明に係る開閉工具が装着される遠隔操作用ヤットコについて図8に基づいて説明する。図8(a)、(b)は、遠隔操作用ヤットコを示す図である。遠隔操作用ヤットコは、従来公知の間接活線作業用工具の一つである。
遠隔操作用ヤットコ110は、絶縁性の支持軸111と、支持軸111の一端(先端)に取り付けられて対象物を把持する把持部112と、支持軸111の他端部に取り付けられて把持部112を開閉操作する手動操作部113と、手動操作部113の操作を把持部112に開閉動作として伝達する絶縁性の伝達軸114と、を備えている。
把持部112は、支持軸111に固定された固定把持片115と、固定把持片115に対して自在に回動(揺動)するように軸部115aにおいて軸支された可動把持片116とを有する。可動把持片116は、第一連結部117において伝達軸114の一端(先端)と連結されている。
手動操作部113は、支持軸111によって回動(揺動)可能に軸支された操作レバー118と、操作レバー118を伝達軸114の他端と連結する第二連結部119とを備える。操作レバー118の手動操作は、伝達軸114を介して把持部112の可動把持片116に伝達される。操作レバー118を揺動操作することにより、可動把持片116が操作レバー118の動作に応じて揺動し、可動把持片116が固定把持片115に近接して物体を把持可能な閉止姿勢と、可動把持片116が固定把持片115から離間した開放姿勢との間で自在に開閉する。
また、把持部112の外側面(固定把持片115と可動把持片116の夫々の外側面)には、把持部112の先端部120から軸部115aに向かって突出形成されたリブ部121と、把持部112の先端部120に形成された凹状の係合穴122を備える。リブ部121と係合穴122は、何れも把持部112に開閉工具を取り付ける際に使用される。
〔第一の実施形態〕
本発明の第一の実施形態に係る開閉工具について図1に基づいて説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る開閉工具を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。本実施形態に係る開閉工具は、遠隔操作用ヤットコの把持部先端に取り付けて使用される先端工具の一つである。
開閉工具1は、一端部に操作部11を、他端部に操作部11の操作に応じて動作する作動部13を、中間部に軸支部15を夫々有し、各軸支部15を回動自在に連結することにより各操作部11、及び各作動部13を開閉自在に構成した一対の開閉部材10(10A、10B)を備えている。
特に、本実施形態に係る開閉工具1は、操作部11と作動部13の少なくとも一方を、軸支部側部分41と、軸支部側部分41により回動自在に軸支された可動側部分43と、から構成し、可動側部分43を軸支部側部分41に対して、軸支部側部分41が軸支部15周りに開閉動作する平面内(又はこれに略平行な平面内)とは異なる平面内で回動するようにした点に特徴がある。
以下、開閉部材について説明する。なお、2つの開閉部材10A、10Bは同一の構成であるため、特に両者を区別せずに説明する。
開閉部材10の操作部11の一端には、開閉部材10を遠隔操作用ヤットコ110に対して着脱自在に取り付けるための取付部20が配置されている。操作部11の他端には、軸支部15を介して作動部13が連設された操作片12が配置されている。
2つの開閉部材10の操作部11側には、トーションバネ17(弾性付勢部材)が配置されている。トーションバネ17は、操作部11を互いに離間する方向に常時弾性付勢している。
図2は、取付部を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。
取付部20は、一端側に開口を有する中空の取付凹所23を備えた本体21と、先端部25aが取付凹所23内に出没するように構成された取付ピン25と、を備える。取付ピン25は、コイルバネ26(弾性付勢部材)によって弾性付勢されており、先端部25aが取付凹所23内に常時突出する。
取付凹所23の開口側端縁からは、遠隔操作用ヤットコ110の把持部112の挿入方向に伸びる2本のスリット27が形成されている。
図3は、遠隔操作用ヤットコに開閉工具を取り付けた様子を示す一部断面側面図である。
遠隔操作用ヤットコ110に開閉工具1を取り付ける場合は、取付部20の取付ピン25のヘッド部25bを摘んで取付ピン25の先端部25aを取付凹所23内から退避させるとともにともに、遠隔操作用ヤットコ110の把持部112の先端部120を取付凹所23内に挿入する。スリット27は把持部112の表面に突出形成されたリブ部121と係合して、把持部112の先端部120を取付位置に案内する。また、ヘッド部25bから手を離すと、把持部112の先端部120が取付位置に到達したときに取付ピン25の先端部25aが把持部112の係合穴122に係合して、開閉工具1が遠隔操作用ヤットコ110から脱落不能に装着される。
なお、図示するように、開閉工具1の軸支部15の軸線方向と遠隔操作用ヤットコ110の軸部115aの軸線方向とは略平行であり、把持部112も、軸支部15を中心とする開閉動作平面内(又はこれに略平行な平面内)において開閉動作する。
図1及び図2に示すように、取付部20は、リンク片31を介して連結ピン33によって操作片12に対して矢印A方向に回動自在に軸支されている。開閉工具1を遠隔操作用ヤットコ110に取り付けて把持部112を開閉操作したとき、固定把持片115と可動把持片116の夫々の先端部120が成す角度に応じて、取付部20が連結ピン33周りに回動することで、開閉工具1を円滑に開閉させることができる。
なお、連結ピン33の軸方向(軸線α)は、軸支部15の軸方向(軸線β)と略平行に設定されており、取付部20の連結ピン33周りの回動動作は、軸支部15周りに矢印B方向に回動(開閉動作)する開閉部材10の動作平面と同一の平面内(又はこれに略平行な平面内)において行われる。
操作部11は、軸支部15側に配置された軸支部側部分41と、軸支部側部分41により回動自在に軸支された可動側部分43と、から構成されており、可動側部分43は軸支部側部分41が開閉動作する平面内とは異なる平面内で回動する。本実施形態において操作部11の軸支部側部分41は、操作片12、連結ピン33、及びリンク片31を含んで構成されている。また、可動側部分43は、取付部20を含んで構成されている。
可動側部分43としての取付部20は、軸支部側部分41としてのリンク片31に設けられた回動軸45(軸支部)によって回動自在に軸支されている。回動軸45の軸方向(軸線γ)は軸支部15の軸方向(軸線α)に対して傾斜しており、特に本例では軸線γは軸線αに対して略直交している。従って、可動側部分43としての取付部20は、開閉部材10が軸支部15周りに回動動作する平面と交差する平面内において、特に本例では開閉部材10が軸支部15周りに回動動作する平面と略直交する平面内において、回動軸45周りに矢印C方向に回動する。
開閉部材10は、可動側部分43を軸支部側部分41に対して回動不能に固定する為の角度固定手段50を備えている。角度固定手段50について図2及び図4に基づいて説明する。図4は、リンク片の平面図である。
角度固定手段50は、取付部20の本体21から操作片12側に延在すると共にリンク片31と対向配置された支持部51に配置された角度固定ピン53と、リンク片31の支持部51との対向面に形成されて角度固定ピン53の先端部53aを係合させる複数の凹所55と、を有する。
角度固定ピン53の先端部53aはリンク片31に対して出没自在に構成されている。角度固定ピン53は、コイルバネ57(弾性付勢部材)によって、先端部53aが常時リンク片31側に突出するように弾性付勢されている。ヘッド部53bを摘んで角度固定ピン53をコイルバネ57の弾性力に抗してリンク片31とは反対の方向に引き出すことで、角度固定ピン53の先端部53aをリンク片31から退避させることができる。
角度固定手段50は、角度固定ピン53の先端部53aが凹所55から離脱したときに軸支部側部分41に対する可動側部分43の回動(揺動)を許容し、凹所55内に角度固定ピン53の先端部53aが挿入されたときに軸支部側部分41に対する可動側部分43の回動(揺動)を禁止する。
凹所55は、回動軸45を中心として所定の角度毎(例えば45度毎)に配置されている。このように凹所55を所定の角度毎に形成することで、可動側部分43を軸支部側部分41に対して所定の角度毎に固定することができる。従って、2つの開閉部材10の各可動側部分43の各軸支部側部分41に対する角度を一致させ易くなる。
なお、角度固定手段は上記以外の構成としてもよい。
図5は、角度固定手段の他の例を示す分解図である。角度固定手段60は、軸支部側部分41と可動側部分43の夫々に、回動軸45(軸支部)を中心として放射状(径方向)に伸びる凸部61、63を備える。凸部61、63は周方向に所定角度毎に形成されており、一方の凸部61を他方の凸部63間(凹部内)に係合させて蝶ネジ65等を用いて軸支部側部分41と可動側部分43とを締結することによって、可動側部分43を軸支部側部分41に対して所定の角度毎に回動不能に固定することができる。
或いは、上記凸部(又は凹部)を設けずに、軸支部側部分と可動側部分とをボルト及びナットにより回動不能に締結する構成とし、可動側部分を軸支部側部分に対して任意の角度にて固定できるようにしてもよい。
図1に示す開閉工具1においては、操作部11を閉止方向に操作したときに作動部13が閉止動作し、操作部11を開放方向に操作したときに作動部13が開放動作するように、2つの開閉部材10A、10Bが軸支部15において交差連結されている。開閉部材10の操作部11側に配置されたトーションバネ17は、操作部11を互いに離間する方向に常時弾性付勢するので、作動部13はトーションバネ17によって常時開放する方向(離間する方向)に弾性付勢されている。
なお、開閉工具は、図6に示す形態としてもよい。図6は、開閉工具の変形例を示す平面図である。開閉工具2においては、操作部11を閉止方向に操作したときに作動部13が開放動作し、操作部11を開放方向に操作したときに作動部13が閉止動作するように、2つの開閉部材10A、10Bが軸支部15において連結されている。開閉部材10の操作部11側に配置されたトーションバネ17は、操作部11を互いに離間する方向に常時弾性付勢するので、作動部13はトーションバネ17によって常時閉止する方向(接近する方向)に弾性付勢されている。
本実施形態においては、操作部11のみを軸支部側部分41と可動側部分43とから構成したが、作動部13のみを軸支部側部分と、軸支部側部分に回動自在に軸支された可動側部分とから構成してもよい。この場合は、操作部11を両部分から構成した場合と同様に、作業対象物に対する作動部の角度を自在に調整できるので、作業性が向上する。
或いは、操作部11と作動部13の双方を軸支部側部分と可動側部分とから構成してもよい。この場合、操作部11の一部と作動部13の一部を含む軸支部側部分に対して、操作部11の可動側部分が成す角度と、作動部13の可動側部分が成す角度を、別個に調整することができ、開閉工具1を使用環境に適した形状に変形させることができ、さらに作業性が向上する。
本実施形態では開閉工具1として、各開閉部材10の作動部13の他端(先端)に対象物を挟持する挟持部13aを備えたヤットコ(挟持具)を例示して説明した。本実施形態はヤットコ以外にも、ペンチ、ハサミ等の種々の開閉式の先端工具に適用可能である。
以上のように本実施形態においては、少なくとも操作部11と作動部13の一方を、軸支部15側に配置された軸支部側部分41と、軸支部側部分41により回動自在に軸支された可動側部分43とから構成した。2つの開閉部材10A、10Bは、夫々の可動側部分43が回動軸45周りに回動するので、2つの開閉部材10A、10Bを同一の方向に揃って傾斜させる(折り曲げる)ことができる。また、可動側部分43は、軸支部15を中心とする開閉動作平面内とは異なる平面内にて回動するので、開閉部材10を折り曲げた姿勢のまま、軸支部を中心として操作部11と作動部13とを開閉動作させることができる。即ち、開閉部材10の開閉動作を阻害することなく開閉工具を変形させることができる。
このように、対象物の姿勢や形態に応じて作動部13の角度を自在に調整することができるので、本実施形態に係る開閉工具1を遠隔操作用ヤットコ110に取り付けて行う各種の作業性が向上する。
また、図1に示した例では、操作部11が軸支部側部分41と可動側部分43とから構成されており、回動軸45及び角度固定手段50が操作部11に配置されている。本実施形態に係る開閉工具は人間の手で把持して使用する工具ではないので、操作部11側に回動軸45や角度固定手段50を配置しても、掌に違和感を生じて使いづらくなる等の問題は発生しない。
〔第二の実施形態〕
本発明の第二の実施形態に係る開閉工具について図7に基づいて説明する。図7は、本発明の第二の実施形態に係る開閉工具を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
本実施形態に係る開閉工具3は、操作部11と作動部13の少なくとも一方を伸縮自在に構成した点に特徴がある。なお、第一の実施形態と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示す開閉工具3において、作動部13は径の異なる複数のパイプ材(本例では2つのパイプ材71a、71b)を入れ子式に伸縮自在に連結した構成である。軸支部側に配置されたパイプ材71aには、固定ピン73が設けられている。固定ピン73は、先端部73aがパイプ材71aの中空部内に出没するように構成されている。また固定ピン73は不図示のコイルバネ(弾性付勢部材)によって、その先端部73aがパイプ材71a内に常時突出する方向に弾性付勢されている。作動部13の他端側(先端側)に配置されたパイプ材71bには、その長手方向に沿って所定の間隔にて固定ピン73の先端部73aを係合させる複数の係合孔75が形成されている。
固定ピン73のヘッド部73bを摘んで固定ピン73の先端部73aをパイプ材71aの中空部内から離脱させるとともにともに、パイプ材71bの係合孔75の1つに固定ピン73の先端部73aを係合させることにより、作動部13を所望の長さに設定することができる。
なお、本例では作動部13の全長を段階的に調整可能な構成であるが、作動部13の全長を任意に調整可能に構成してもよい。即ち、固定ピン73の代わりに、先端がパイプ材71a内に出没する固定ネジを配置し、固定ネジの先端にてパイプ材71bの側面を押圧することにより、摩擦力によりパイプ材71bをパイプ材71aに対して固定するようにしてもよい。
以上のように本実施形態によれば、作動部13を対象物の大きさや形状に合わせて最適な長さに調整することができるので、作業性が向上する。
また、作動部13を伸長させることで、より大きな対象物を把持可能となる。特に、2つの開閉部材10A、10Bの取付部20を密着させた状態(本例では2つの開閉部材10A、10Bの直線状の操作片12を略平行にした状態)にて作動部13を伸長させたときに、操作部の先端(他端)が他の開閉部材10から離間しながら伸長するか、又は離間せずに伸長する場合、操作部11の開閉操作に応じて作動部13の先端(挟持部13a)をより大きく開放することができるので、大きな対象物を把持しやすくなる。
図7においては、作動部13のみを伸縮可能な構成としたが、操作部11のみを伸縮可能に構成してもよいし、作動部13と操作部11の双方を伸縮可能に構成してもよい。操作部11を伸縮可能に構成した場合は、軸支部15から取付部20までの距離を可変させることができる。従って、軸支部15と取付部20間の距離に応じてテコの原理により、より軽い力で開閉操作できるようになる。
なお、本実施形態においても、第一の実施形態に示したように、作動部13のみ、又は作動部13と操作部11の双方を可動側部分と軸支部側部分とから構成し、可動側部分を軸支部側部分によって回動自在に軸支する構成としてもよい。
1、2、3…開閉工具、10、10A、10B…開閉部材、11…操作部、12…操作片、13…作動部、13a…挟持部、15…軸支部、17…トーションバネ、20…取付部、21…本体、23…挿入凹所、25…取付ピン、25a…先端部、25b…ヘッド部、26…コイルバネ、27…スリット、31…リンク片、33…連結ピン、41…軸支部側部分、43…可動側部分、45…回動軸、50…角度固定手段、51…支持部、53…角度固定ピン、53a…先端部、53b…ヘッド部、55…凹所、57…コイルバネ、60…角度固定手段、61…凸部、63…凸部、65…蝶ネジ、71a…パイプ材、71b…パイプ材、73…固定ピン、73a…先端部、73b…ヘッド部、75…係合孔、110…遠隔操作用ヤットコ、111…支持軸、112…把持部、113…手動操作部、114…伝達軸、115…固定把持片、115a…軸部、116…可動把持片、117…第一連結部、118…操作レバー、119…第二連結部、120…先端部、121…リブ部、122…係合穴、130…開閉工具、131…開閉部材、132…軸支部、133…操作部、134…作動部、135…取付部、136…凹部、137…取付凹所、138…連結ピン

Claims (5)

  1. 一端部に操作部を、他端部に前記操作部の操作に応じて動作する作動部を、中間部に軸支部を夫々有し、前記各軸支部を回動自在に連結することにより前記各操作部、及び前記各作動部を開閉自在に構成した一対の開閉部材を備え、
    前記操作部と前記作動部の少なくとも一方を前記軸支部側部分と、該軸支部側部分により回動自在に軸支された可動側部分と、から構成し、且つ該可動側部分を前記軸支部側部分に対して、前記軸支部側部分が動作する平面内とは異なる平面内で回動するようにしたことを特徴とする開閉工具。
  2. 前記可動側部分を前記軸支部側部分に対して回動不能に固定する角度固定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の開閉工具。
  3. 前記操作部と前記作動部の少なくとも一方が伸縮自在に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉工具。
  4. 前記一対の開閉部材は、前記操作部を閉止方向に操作したときに前記作動部が閉止動作し、前記操作部を開放方向に操作したときに前記作動部が開放動作するように前記軸支部において交差連結されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の開閉工具。
  5. 前記一対の開閉部材は、前記操作部を閉止方向に操作したときに前記作動部が開放動作し、前記操作部を開放方向に操作したときに前記作動部が閉止動作するように前記軸支部において連結されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の開閉工具。
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