JP2008005577A - 被覆電線用ストリッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】 把手の開度を小さくして操作しやすくし、さらに、EEFケーブルの絶縁被覆も処理できるようにする。
【解決手段】 一端部側が他方の把手2bの基端部側に位置する第三支点42に回動可能に連結される第一作動リンク40と、一端部側が他方の把手2bにおける第三支点42よりも先端部側に位置する第四支点47に回動可能に連結される第二作動リンク45とを備え、第一作動リンク40の他端部側が、把手2a,2bの閉方向への初期回動時、挟持用リンク10及び切断・剥離用リンク30のそれぞれ基端部側と作動的に係合する一方、第二作動リンク45の他端部側が、把手2a,2bの初期回動以降、切断・剥離用リンク30の基端部側と作動的に係合するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば平形ケーブルの絶縁被覆を剥離する際に使用する被覆電線用ストリッパに関する。
一般的に、この種の被覆電線用ストリッパは、被覆電線の絶縁被覆を挟持した状態で、挟持した部位の絶縁被覆を切断すると共に、切断した絶縁被覆を被覆電線の端部側に剥離するよう構成されている。
上記被覆電線用ストリッパの具体的な構成としては、例えば図10に示すように、基端部側に一方の把手61aを備える略S字形状の本体用リンク60と、基端部が第一支点62に回動自在に支持されると共に、先端部が一方の把手61aに対して所定角度範囲内で回動可能に設けられた他方の把手61bと、本体用リンク60の先端部に立設された、被覆電線の絶縁被覆を挟持するための一方の挟持体64と、該一方の挟持体64の長さ方向に沿うよう並設された切り込み刃65と、略中央部が本体用リンク60の支持部63における支軸63aに回動可能に支持される挟持用リンク70、絶縁被覆支持用リンク80、及び切断・剥離用リンク90と、一端部が他方の把手61bに連結されると共に、他端部が挟持用リンク70、絶縁被覆支持用リンク80、及び切断・剥離用リンク90のそれぞれ基端部に連結された作動リンク100とを備えたものが公知になっている(特許文献1参照)。
そして、挟持用リンク70の先端部には、一方の挟持体64に対向するよう、絶縁被覆を挟持するための他方の挟持体71が設けられ、絶縁被覆支持用リンク80には、一方の切り込み刃65の近傍に平行して当接するよう、挟持した絶縁被覆を支持するための支持部81が設けられている。さらに、切断・剥離用リンク90には、一方の切り込み刃65に対向するよう、挟持された絶縁被覆を切断するための他方の切り込み刃91が設けられている。
さらに、挟持動作と切断動作が円滑に行えるよう、各挟持体64、71による挟持位置と、各切り込み刃65、91による切断位置とが同一高さになるよう設定されている。なお、各切り込み刃65、91の形状は、被覆電線の絶縁被覆の形状(円弧状)、及びその心線の絶縁被覆の形状(波形状)に対応した形状になっている。
また、他方の把手61bの基端部に弾性部材(鶴巻バネ)が設けられ、スタンバイ状態が維持されている。即ち、各把手61a、61bが開状態で、本体用リンク60の挟持体64と挟持用リンク70の挟持体71とが離間し、絶縁被覆支持用リンク80の支持部81が本体用リンク60の先端部側に当接し、且つ本体用リンク60の切り込み刃65から切断・剥離用リンク90の切り込み刃91が離間した状態に維持されている。
さらに、作動リンク100の基端部にも弾性部材が設けられており、他方の把手61bを閉方向(本体用リンク60の把手61a側)に回動させた際、本体用リンク60の挟持体64と挟持用リンク70の挟持体71の相対状態、本体用リンク60の切り込み刃65と切断・剥離用リンク90の切り込み刃91の相対状態において、挟持用リンク70の挟持体71及び切断・剥離用リンク90の切り込み刃91のがたつきを防止している。
そして、上記スタンバイ状態から、他方の把手61bを閉方向に回動させると、挟持用リンク70及び切断・剥離用リンク90が本体用リンク60の挟持体64の方へ同時に回動し、該挟持体64に挟持用リンク70の挟持体71が近接し、被覆電線の絶縁被覆が挟持される一方、本体用リンク60の切り込み刃65に切断・剥離用リンク90の切り込み刃91が噛合して絶縁被覆が切断される。
つぎに、他方の把手61bのさらなる回動によって、絶縁被覆支持用リンク80の支持部81及び切断・剥離用リンク90の切り込み刃91が本体用リンク60の挟持体64及び切り込み刃65から離間し、切断された絶縁被覆が被覆電線の長さ方向に沿って端部側に剥離される。
しかしながら、上記従来の被覆電線用ストリッパの場合、1本の作動リンク100で、絶縁被覆の挟持、挟持された絶縁被覆の切断、切断された絶縁被覆の剥離を行うことになるので、その分、互いの把手61a,61bの開度が大きくなり、把手61bを閉方向に操作するのに、他方の把手61bに指先を掛けにくくなっている。このため、互いの把手61a,61bを引き寄せる際に、大きな力が必要になり、操作しづらく、絶縁被覆を切断して剥離するまでの一連の動作を円滑に行うことが難しいという問題がある。
また、昨今需要が高くなっている、地球環境保護や防災対策に貢献度の高いEEFケーブル(所謂エコ電線)においては、一般的に知られているVVFケーブルに比して硬くて引き裂き荷重が大きいので、握力の弱い人が使用した場合には、絶縁被覆を剥離する時に絶縁被覆が充分に切断されず、引きちぎられるようになり、心線を傷つけてしまうこともあるという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、把手の開度を小さくして操作しやすくし、EEFケーブルの絶縁被覆もきれいに処理できる被覆電線用ストリッパを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、第一の本発明に係る被覆電線用ストリッパは、基端部側に一方の把手2aを備え、該一方の把手2aよりも先端部側に位置する第一支点1aに他方の把手2bが所定角度範囲内で回動可能に取り付けられ、さらに先端部側に一方の挟持体6及び一方の切り込み刃7を備える本体用リンク1と、先端部側に他方の挟持体13を備え、中間部が本体用リンク1における一方の把手2a及び第一支点1a間に位置する第二支点5で回動可能に支持される挟持用リンク10と、先端部側に他方の切り込み刃33を備え、中間部が本体用リンク1の第二支点5で回動可能且つ該第二支点5に対して直線移動可能に支持される切断・剥離用リンク30と、一端部側が他方の把手2bに回動可能に連結され、他端部側が挟持用リンク10及び切断・剥離用リンク30のそれぞれ基端部側に回動可能に連結される作動リンクとを備える被覆電線用ストリッパにおいて、上記作動リンクは、一端部側が他方の把手2bの基端部側に位置する第三支点42に回動可能に連結される第一作動リンク40と、一端部側が他方の把手2bにおける第三支点42よりも先端部側に位置する第四支点47に回動可能に連結される第二作動リンク45とからなり、第一作動リンク40の他端部側は、把手2a,2bの閉方向への初期回動時、挟持用リンク10及び切断・剥離用リンク30のそれぞれ基端部側と作動的に係合する一方、第二作動リンク45の他端部側は、把手2a,2bの初期回動以降、切断・剥離用リンク30の基端部側と作動的に係合するよう構成されてなることを特徴とする。
上記構成からなる被覆電線用ストリッパによれば、把手2a,2bの閉方向への初期回動時、他方の把手2bに連結されている作動リンクによって挟持用リンク10及び切断・剥離用リンク30が回動されることにより、各挟持体6及び各切り込み刃7が相対し、被覆電線の被覆の挟持及び切断が行われ、さらに把手2a,2bの初期回動以降、作動リンクによって切断・剥離用リンク30が直線移動されることにより、他方の切り込み刃33が被覆電線の長さ方向に沿って挟持体13から離間し、切断された被覆が被覆電線から剥離されるようになっている。
より具体的に言えば、把手2a,2bの閉方向への初期回動時、他方の把手2bに連結されている作動リンク40、45のうちの第一作動リンク40によって挟持用リンク10及び切断・剥離用リンク30が回動されることにより、各挟持体6、13及び各切り込み刃7、33が相対し、被覆電線の被覆の挟持及び切断が行われ、さらに把手2bの初期回動以降、作動リンク40、45のうちの第二作動リンク45によって切断・剥離用リンク30が直線移動されることにより、他方の切り込み刃33が被覆電線の長さ方向に沿って挟持体13から離間し、切断された被覆が被覆電線から剥離されるようになっている。
このように、第一作動リンク40の一端部側の回動支点(第三支点)42を他方の把手2bの基端部側に設ける一方、第二作動リンク45の一端部側の回動支点(第四支点)47を回動支点42よりも他方の把手2bの先端部側、即ち、第二作動リンク45の一端部側の回動支点(第四支点)47を他方の把手2bの回動支点(第一支点)1aから遠ざかる位置に設けることによって、作動リンクの長さが短くても、剥離動作のための切断・剥離用リンク30の直線移動ストロークを十分に確保できると共に、第一作動リンク40に対して第二作動リンク45の連結杆34に係止するタイミングが遅れることになり、作業分担ができるようになっている。
なお、このような第一の本発明においては、リンク結合の具体例として、例えば、挟持用リンク10の基端部側に、切断・剥離用リンク30の直線移動方向に沿った長孔11が形成されると共に、切断・剥離用リンク30の基端部側に孔31が形成され、しかも、第一作動リンク40の他端部側に、該第一作動リンク40の一端部及び他端部間方向に沿った長孔41が形成されると共に、第二作動リンク45の他端部側に、該第二作動リンク45の一端部及び他端部間方向に沿った長孔46が形成され、さらに、挟持用リンク10の長孔11、切断・剥離用リンク30の孔31、第一作動リンク40の長孔41、及び第二作動リンク45の長孔46に連結杆34が挿通されて、挟持用リンク10、切断・剥離用リンク30、第一作動リンク40、及び第二作動リンク45が連結されてなり、把手2a,2bの閉方向への初期回動時、第一作動リンク40の長孔41の両端部のうち、該第一作動リンク40の一端部側の端部と連結杆34とが係合した状態にある一方、第二作動リンク45の長孔46の両端部のうち、該第二作動リンク45の一端部側の端部と連結杆34とが離間し、把手2a,2bの初期回動以降、第二作動リンク45の長孔46の両端部のうち、該第二作動リンク45の一端部側の端部と連結杆34とが係合する構成を採用することができる。
次に、第二の本発明に係る被覆電線用ストリッパは、基端部側に一方の把手2aを備え、該一方の把手2aよりも先端部側に位置する第一支点1aに他方の把手2bが所定角度範囲内で回動可能に取り付けられ、さらに先端部側に一方の挟持体6及び一方の切り込み刃7を備える本体用リンク1と、先端部側に他方の挟持体13を備え、中間部が本体用リンク1における一方の把手2a及び第一支点1a間に位置する第二支点5で回動可能に支持される挟持用リンク10と、先端部側に他方の切り込み刃33を備え、中間部が本体用リンク1の第二支点5で回動可能且つ該第二支点5に対して直線移動可能に支持される切断・剥離用リンク30と、一端部側が他方の把手2bに回動可能に連結され、他端部側が挟持用リンク10及び切断・剥離用リンク30のそれぞれ基端部側に回動可能に連結される作動リンクとを備える被覆電線用ストリッパにおいて、上記作動リンクは、一端部側が他方の把手2bに回動可能に連結される第一作動リンク40aと、一端部側が第一作動リンク40aの他端部側に回動可能に連結される第二作動リンク45aとからなり、該第二作動リンク45aは、把手2a,2bの閉方向への初期回動時、第一作動リンク40aに対して第二支点5から離間する方向に折れ曲がった状態に維持される一方、把手2a,2bの初期回動以降、さらに折れ曲がるよう構成されてなることを特徴とする。
上記構成からなる被覆電線用ストリッパによれば、把手2a,2bの閉方向への初期回動時、第一作動リンク40aに対して第二作動リンク45aが折れ曲がった状態での作動リンクによって挟持用リンク10及び切断・剥離用リンク30が回動されることにより、各挟持体6、13及び各切り込み刃7、33が相対し、被覆電線の被覆の挟持及び切断が行われ、さらに把手2a,2bの初期回動以降、第二作動リンク45aがさらに折れ曲がった状態となって切断・剥離用リンク30が直線移動されることにより、他方の切り込み刃33が被覆電線の長さ方向に沿って挟持体6、13から離間し、切断された被覆が被覆電線から剥離されるようになっている。
このように、作動リンクの他端部側は、把手2a,2bを締め込むにしたがって第二作動リンク45aが剥離方向に折れ曲がることになるので、剥離方向への作用転換が円滑に行われ、その結果、切断から剥離までの作業が順次円滑に行えるようになる。
なお、第二の本発明においては、上記第一作動リンク40aと上記第二作動リンク45aとの連結部に、第二作動リンク45aがさらに折れ曲がることに対して弾性復元力が働く弾性部材53を介装するような構成を採用することもできる。
この場合、把手2a,2bの閉方向への初期回動時の折れ曲がり状態が確実に維持され、その初期回動時、作動リンクが不測の動きをする(不測な折れ曲がり方をする)のを好適に防止することができる。
ここで、他方の把手の回動支点(第一支点)から作動リンクの一端部側の回動支点までの距離を短く設定すると、他方の把手の回動に伴う作動リンクの切断・剥離用リンクに対する作用方向と、切断・剥離用リンクの直線移動方向との交差角度が緩くなるので、切断から剥離への動作移行を無理な力を加えることなく円滑に行うことができるが、切断・剥離用リンクの直線移動ストロークを十分に確保する必要上、作動リンクを長くせざるを得ず、その分、スタンバイ状態における把手の開度が大きくなり、操作しづらくなる。一方、上記距離を長く設定すると、切断・剥離用リンクの直線移動ストロークは容易に確保できるため、作動リンクを短くすることができ、その分、把手の開度を小さくすることができて操作しやすくなるが、上記交差角度が直交に近づくため、剥離方向への作用転換が円滑に行われにくく、その結果、切断から剥離への動作移行を円滑に行うことが困難になる。
このため、第一の本発明に係る被覆電線用ストリッパにおいては、第一作動リンクの一端部側を、把手の回動中心から比較的近い位置、即ち把手の基端部側に位置する第三支点に連結すると共に、他端部側を、挟持用リンク及び切断・剥離用リンクの基端部側に作動的に係合させることで、切断から剥離への円滑な動作移行時に必要な剥離方向の力配分を実現し、切断から剥離への動作移行を円滑に行えるようにする一方、第二作動リンクの一端部側を、把手の回動中心から比較的遠い位置、即ち第三支点よりも先端部側に位置する第四支点に連結すると共に、他端部側を、挟持用リンク及び切断・剥離用リンクの基端部側に作動的に係合させることで、剥離方向に対する直線移動ストロークを確保し、初期回動以降、即ち把手を締め込んでいくにしたがって、絶縁被覆が被覆電線の長さ方向に沿って円滑に剥離されるようになる。従って、第一の本発明に係る被覆電線用ストリッパによれば、第一作動リンク及び第二作動リンクにそれぞれ作業分担させることにより、作動リンク全体が短くて済み、その分、把手の開度を小さくすることができて、操作性に優れたものとなる。
また、第二の本発明に係る被覆電線用ストリッパにおいては、第一作動リンクの一端部側を、把手の回動中心から比較的遠い位置に設けられた第三支点に連結すると共に、他端部側を折れ曲がった状態の第二作動リンクの一端部側に連結することで、把手の開度を小さくできる一方、把手の初期回動時、絶縁被覆の切断が円滑に行えるようになる。把手の初期回動以降、即ち把手を締め込んでいくにしたがって、第二作動リンクが剥離方向に沿うように折れ曲がるようになり、これによって、切断から剥離への円滑な動作移行時に必要な剥離方向の力配分を実現する一方、第一作動リンクと第二作動リンクの全体の長さによって、剥離方向に対する直線移動ストロークを確保できるようになり、絶縁被覆の剥離が円滑に行えるようになる。この場合、二つの作動リンクを連結させて、該各作動リンクを把手の動きに合わせて作動させてはいるものの、切断から剥離するまでの間、第三支点を回動支点とする第一作動リンクの軌跡領域内に、第二作動リンクの他端部側を位置させることによって、実質的には、一つの作動リンクを作動させているのと変わりない動作になっている。従って、第二の本発明に係る被覆電線用ストリッパによっても、作動リンクに特殊な機能を持たせることにより、作動リンク全体が短くて済み、その分、把手の開度を小さくすることができて、操作性に優れたものとなる。
以下、本発明の実施形態に係る被覆電線用ストリッパにつき、添付図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
まず、実施形態1の被覆電線用ストリッパは、図1及び図5に示すように、略S字形状の本体用リンク1と、該本体用リンク1の基端部側に設けられた一方の把手2aと、本体用リンク1の先端部側に位置する第一支点1aに、その基端部側が回動自在に支持されると共に、先端部側が一方の把手2aに対して所定角度範囲内で回動可能に設けられた他方の把手2bと、本体用リンク1の中央部に、平行する一対の支持片3、3によって形成された支持部4と、該支持部4に設けられた第二支点としての支軸5と、本体用リンク1の先端部側に立設された、被覆電線の絶縁被覆を挟持するための一方の挟持体6と、該一方の挟持体6の長さ方向に沿うよう並設された切り込み刃7と、略中央部が支軸5に回動可能に支持される挟持用リンク10、絶縁被覆支持用リンク20、及び切断・剥離用リンク30と、一端部側が他方の把手2bに回動可能に連結され、他端部側が挟持用リンク10、絶縁被覆支持用リンク20、及び切断・剥離用リンク30のそれぞれ基端部側に連結された第一作動リンク40及び第二作動リンク45と、他方の把手2bの基端部側に設けられた弾性部材50と、第一作動リンク40及び第二作動リンク45の基端部側に設けられた弾性部材51、52とを備えている。
また、本体用リンク1の先端部側において、後述する絶縁被覆支持用リンク20の支持部23の直線移動をガイドするガイド部8が形成されている。このガイド部8は、切り込み刃7の近傍から本体用リンク1の支持部4にかけて形成される平坦面となっている。
挟持用リンク10は、基端部側に長さ方向に沿って形成された長孔11と、略中央部に形成された孔12と、先端部側に、本体用リンク1の挟持体6に平行して対向するよう立設された挟持体13と、先端部側であって、本体用リンク1の挟持体6側に突出するよう形成されたストッパ14とを有している。
絶縁被覆支持用リンク20は、基端部側に幅方向に沿って形成された円弧状長孔21と、略中央部に長さ方向に沿って形成された長孔22と、先端部側に立設された当接部23と、該当接部23の先端部側に、切り込み刃7に平行するよう形成された支持部24とを有している。
切断・剥離用リンク30は、基端部側に形成された孔31と、略中央部に長さ方向に沿って形成された長孔32と、先端部側に、本体用リンク1の切り込み刃7に平行して対向するよう立設された切り込み刃33とを有している。
そして、挟持用リンク10、絶縁被覆支持用リンク20、及び切断・剥離用リンク30が順次重なるよう設けられている。また、支軸5が、挟持用リンク10の孔12、絶縁被覆支持用リンク20の長孔22、及び切断・剥離用リンク30の長孔32に挿通され、挟持用リンク10、絶縁被覆支持用リンク20、及び切断・剥離用リンク30が支軸5によって本体用リンク1に回動可能に支持されている。
挟持用リンク10、絶縁被覆支持用リンク20、及び切断・剥離用リンク30のそれぞれ基端部側と、第一作動リンク40及び第二作動リンク45のそれぞれ他端部側とを連結するための連結杆34は、挟持用リンク10の長孔11に遊挿されて剥離方向に沿って移動自在に設けられ、しかも、絶縁被覆支持用リンク20の円弧状長孔21に遊挿されて回動方向に沿って移動自在に設けられ、さらに、切断・剥離用リンク30の孔31に挿通されて回動自在に設けられている。
第一作動リンク40の他端部側には、第一作動リンク40の一端部及び他端部間方向に沿った長孔41が形成され、連結杆34は、この長孔41に挿通されて回動自在に設けられている。そして、一端部側が、他方の把手2bの基端部に位置する第三支点42に回動可能に連結され、長孔41が、把手2bの閉方向への初期回動時、即ち各挟持体6、13及び各切り込み刃7、33が離間している状態から相対するまでの間、連結杆34に係合するよう連結されている。一方、初期回動以降、即ち各挟持体6、13及び各切り込み刃6、33が相対した後、他方の切り込み刃33が剥離方向に離間する間、連結杆34から離脱するよう連結されている。つまり、第一作動リンク40の長孔41は、剥離動作の際の逃がしとなる遊びを有し、切断動作に対しては関与するが、剥離動作に対しては関与しない構成になっている。
第二作動リンク45の他端部側には、第二作動リンク45の一端部及び他端部間方向に沿った長孔46が形成され、連結杆34は、この長孔46に挿通されて回動自在に設けられている。そして、一端部側が、他方の把手2bにおける第三支点42よりも先端側に位置する第四支点47に回動可能に連結され、長孔46が、把手2bの閉方向への初期回動時、即ち各挟持体6、13及び各切り込み刃7、33が離間している状態から相対するまでの間、連結杆34に対して離間するよう連結されている。一方、初期回動以降、即ち各挟持体6、13及び各切り込み刃6、33が相対した後、他方の切り込み刃33が剥離方向に離間する間、連結杆34に係合するよう連結されている。つまり、第二作動リンク45の長孔46は、切断動作の際の逃がしとなる遊びを有し、切断動作に対しては関与しないが、剥離動作に対しては関与する構成になっている。
また、第一作動リンク40の長さが、第二作動リンク45に比して長く、直線移動方向(剥離方向)に対する第一作動リンク40の角度よりも第二作動リンク45の角度の方が大きくなっている。この理由としては、把手2a,2bの開度をできるだけ小さくすることと、切断動作と剥離動作にそれぞれ必要とされるストロークを確保すること、切断した後に剥離動作に円滑に移行させることにある。
即ち、二つの作動リンク40,45で切断と剥離の動作を分担させることで、把手2a,2bの開度を小さくし、把手2a,2bの操作範囲が小さくなった分、第一作動リンク40及び第二作動リンク45の回動支点の位置(剥離方向に対する作動リンク40、45の角度)によって、切断と剥離に必要とされるストロークをそれぞれ確保し、第一作動リンク40の長さを大きくすることで、第一作動リンク40を先行動作させ、第二作動リンク45の長さを小さくすることで、第一作動リンク40よりも遅れて動作させる。つまり、二つの作動リンク40、45の動作の順序を決定することで、切断動作から剥離動作への移行が円滑に行われるようにしている。
弾性部材50は、把手2a,2bを開状態に維持すると共に、挟持用リンク10及び切断・剥離用リンク30を離間状態に維持している一方、弾性部材51、52は、本体用リンク1の切り込み刃7と切断・剥離用リンク30の切り込み刃33の相対時における、切断・剥離用リンク30の切り込み刃33のがたつきを防止すると共に、絶縁被覆支持用リンク20の本体用リンク1側への当接状態を維持している。
つぎに使用態様について図1〜図4を参照して説明する。まず、図1の状態は、各把手2a、2bが開の状態で、絶縁被覆支持用リンク20の支持部24が本体用リンク1のガイド部8に当接し、挟持用リンク10の挟持体13が本体用リンク1の挟持体6から離間し、切り込み刃33の上面が、挟持用リンク10の挟持体13の下面に当接した状態を示している。
この際、連結杆34は、挟持用リンク10の長孔11の上端側に位置すると共に、絶縁被覆支持用リンク20の円弧状長孔21の一端側に位置し、しかも、第一作動リンク40の長孔41の一端に係合し、さらに、第二作動リンク45の長孔46の他端側に位置している。
一方、第二支点としての支軸5は、絶縁被覆支持用リンク20の長孔22、及び切断・剥離用リンク30の長孔32の下端側に位置している。
つぎに各挟持体6、13及び各切り込み刃7、33の開口部から平形ケーブルを挿入して、本体用リンク1の挟持体6及び絶縁被覆支持用リンク20の支持部24に平形ケーブルの絶縁被覆を当接させる。
この状態において、他方の把手2bを閉方向に少し回動させると、図2に示すように、第一作動リンク40の長孔41の一端に連結杆34が当接しているため、他方の把手2bの操作力が連結杆34を介して挟持用リンク10に伝達され、挟持用リンク10の挟持体13が本体用リンク1の挟持体6側に回動して、該挟持体6に相対する。
そして、この挟持動作と同時に、切断・剥離用リンク30の切り込み刃33が挟持用リンク10の回動に連動して本体用リンク1の切り込み刃7に噛合し、挟持用リンク10、絶縁被覆支持用リンク20、及び切断・剥離用リンク30が重なる。
この際、連結杆34は、絶縁被覆支持用リンク20の円弧状長孔21の他端側に移動すると共に、第二作動リンク45の長孔46の一端側に移動する。これによって、絶縁被覆支持用リンク20の支持部24は、本体用リンク1のガイド部8に当接した状態のままとなる一方、第二作動リンク45は、遊びの状態になっている。
そして、平形ケーブルの絶縁被覆は、本体用リンク1の挟持体6と挟持用リンク10の挟持体13とで挟持され、本体用リンク1の切り込み刃7と、切断・剥離用リンク30の切り込み刃33との噛合によって、挟持されている絶縁被覆が切断される。
その後、他方の把手2bをさらに閉方向に回動させると、つまり、把手2bの初期回動以降(各挟持体6、13と各切り込み刃7、33との相対以降)は、図3に示すように、連結杆34が第一作動リンク40の長孔41から離脱し始める一方、第二作動リンク45の長孔46の一端に係合すると共に、挟持用リンク10の長孔11の下側に向かって移動し始める。
一方、支軸5は、絶縁被覆用リンク20の長孔22、及び切断・剥離用リンク30の長孔32の下端側から上側に向かって移動し始める。
そして、他方の把手2bのさらなる閉方向への回動によって、図4に示すように、第二作動リンク45、連結杆34を介して、各把手2a、2bの操作力が絶縁被覆支持用リンク20及び切断・剥離用リンク30に伝達され、絶縁被覆支持用リンク20、及び切断・剥離用リンク30が共に下方に直線移動することになる。これは、絶縁被覆支持用リンク20の長孔22、及び切断・剥離用リンク30の長孔32が支軸5に対しての逃げ部になっているためで、この逃げ部によって絶縁被覆の剥離が可能になる。
この際、絶縁被覆支持用リンク20の当接部23(支持部24も含む)が本体用リンク1のガイド部8に沿って把手2aの先端部側に直線移動すると共に、切断・剥離用リンク30の切り込み刃33が挟持用リンク10の挟持体13から離間して、把手2bの先端部側に直線移動する。
これによって、切り離された絶縁被覆が絶縁被覆支持用リンク20の支持部24に支持されながら平形ケーブルの長さ方向に沿って剥離される。
つまり、把手2bの初期回動時の切断動作は、第一作動リンク40の回動動作によって行われ、把手2bの初期回動以降の剥離動作は、第二作動リンク45の回動動作によって行われることになる。
(実施形態2)
つぎに実施形態2の被覆電線用ストリッパにつき、図6〜図9を参照して説明する。同図において、図1〜図5と同一符号は同一もしくは相当するものを示し、異なる点は以下の通りである。即ち、第二作動リンク45aの一端部側が、第一作動リンク40aの他端部側に連結され、しかも、該連結部に第二作動リンク45が折れ曲がることに対して弾性復元力が働くよう、弾性部材53が介装されると共に、他方の把手2bの閉方向への回動に対して、第一作動リンク40aよりも剥離方向に折れ曲がりやすい角度で連結され、さらに、第一作動リンク40aの他端部側と第二作動リンク45aの一端部側との連結部、及び第二作動リンク45aの他端部側と連結杆34との連結部には、逃げ部は設けられておらず、第一作動リンク33の折れ曲がり角度と、第二作動リンク45の折れ曲がり角度とによって、切断動作と剥離動作とにそれぞれ適した力配分が成されるようになっている。
つぎに使用態様について図6〜図9を参照して説明する。なお、第一作動リンク40a及び第二作動リンク45aのみの動作について説明し、他の部材の動作は実施形態1の場合と同様であるので省略する。まず、図6に示すように、把手2a、2bの開状態の時、弾性部材53の弾性力によって第一作動リンク40aと第二作動リンク45aは、所定角度で連結された状態が保持され、連結杆34が、挟持用リンク10の長孔11の上端側に位置すると共に、絶縁被覆支持用リンク20の円弧状長孔21の一端側に位置している。
そして、把手2bの初期回動時、図7に示すように、第一作動リンク40aと第二作動リンク45aとが、上記角度を維持したまま、一体的に回動するようになっており、平形ケーブルの絶縁被覆の挟持・切断動作が行われる。この際、連結杆34が、挟持用リンク10の長孔11の上端側に位置した状態で、絶縁被覆支持用リンク20の円弧状長孔21の他端側に移動する。
つぎに、把手2bの初期回動以降は、図8に示すように、第二作動リンク45aが剥離方向に沿って円滑に折れ曲がるようバネ定数が弾性部材53に設定されているので、第二作動リンク45aが剥離方向に沿うよう回動し、連結杆34が、絶縁被覆支持用リンク20の円弧状長孔21の他端側に位置した状態で、挟持用リンク10の長孔11の下側に向かって移動し始める。
そして、さらなる把手2bの閉方向への回動によって、図9に示すように、連結杆34が、絶縁被覆支持用リンク20の円弧状長孔21の他端側に位置にした状態で、挟持用リンク10の長孔11の下端側に位置することになり、切り離された絶縁被覆が平形ケーブルの長さ方向に沿って剥離されることになる。
このように、各実施形態1、2のいずれにおいても、切断作業及び剥離作業にそれぞれ適した力の配分をできるので、EEF電線であってもきれいに処理できる効果がある。
なお、本発明は、上記各実施形態1、2に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明の実施形態1に係る被覆電線用ストリッパのスタンバイ状態を示した図である。 被覆電線用ストリッパの挟持・切断状態を示した図である。 剥離開始状態を示した図である。 剥離完了状態を示した図である。 (イ)は挟持用リンク、(ロ)は絶縁被覆支持用リンク、(ハ)は切断・剥離用リンクを示した図である。 本発明の実施形態2に係る被覆電線用ストリッパのスタンバイ状態を示した図である。 被覆電線用ストリッパの挟持・切断状態を示した図である。 剥離開始状態を示した図である。 剥離完了状態を示した図である。 従来の被覆電線用ストリッパの構造図である。
符号の説明
1…本体用リンク、1a…第一支点、2a,2b…把手、3…支持片、4…支持部、5…第二支点(支軸)、6…挟持体、7…切り込み刃、8…ガイド部、10…挟持用リンク、11,22,32,41,46…長孔、12,31…孔、13…挟持体、14…ストッパ、20…絶縁被覆支持用リンク、21…円弧状長孔、23…当接部、24…支持部、30…切断・剥離用リンク、33…切り込み刃、34…連結杆、40,40a…第一作動リンク、42…第三支点、45,45a…第二作動リンク、47…第四支点、50,51,52,53…弾性部材

Claims (4)

  1. 基端部側に一方の把手(2a)を備え、該一方の把手(2a)よりも先端部側に位置する第一支点(1a)に他方の把手(2b)が所定角度範囲内で回動可能に取り付けられ、さらに先端部側に一方の挟持体(6)及び一方の切り込み刃(7)を備える本体用リンク(1)と、先端部側に他方の挟持体(13)を備え、中間部が本体用リンク(1)における一方の把手(2a)及び第一支点(1a)間に位置する第二支点(5)で回動可能に支持される挟持用リンク(10)と、先端部側に他方の切り込み刃(33)を備え、中間部が本体用リンク(1)の第二支点(5)で回動可能且つ該第二支点(5)に対して直線移動可能に支持される切断・剥離用リンク(30)と、一端部側が他方の把手(2b)に回動可能に連結され、他端部側が挟持用リンク(10)及び切断・剥離用リンク(30)のそれぞれ基端部側に回動可能に連結される作動リンクとを備える被覆電線用ストリッパにおいて、上記作動リンクは、一端部側が他方の把手(2b)の基端部側に位置する第三支点(42)に回動可能に連結される第一作動リンク(40)と、一端部側が他方の把手(2b)における第三支点(42)よりも先端部側に位置する第四支点(47)に回動可能に連結される第二作動リンク(45)とからなり、第一作動リンク(40)の他端部側は、把手(2a,2b)の閉方向への初期回動時、挟持用リンク(10)及び切断・剥離用リンク(30)のそれぞれ基端部側と作動的に係合する一方、第二作動リンク(45)の他端部側は、把手(2a,2b)の初期回動以降、切断・剥離用リンク(30)の基端部側と作動的に係合するよう構成されてなることを特徴とする被覆電線用ストリッパ。
  2. 挟持用リンク(10)の基端部側に、切断・剥離用リンク(30)の直線移動方向に沿った長孔(11)が形成されると共に、切断・剥離用リンク(30)の基端部側に孔(31)が形成され、しかも、第一作動リンク(40)の他端部側に、該第一作動リンク(40)の一端部及び他端部間方向に沿った長孔(41)が形成されると共に、第二作動リンク(45)の他端部側に、該第二作動リンク(45)の一端部及び他端部間方向に沿った長孔(46)が形成され、さらに、挟持用リンク(10)の長孔(11)、切断・剥離用リンク(30)の孔(31)、第一作動リンク(40)の長孔(41)、及び第二作動リンク(45)の長孔(46)に連結杆(34)が挿通されて、挟持用リンク(10)、切断・剥離用リンク(30)、第一作動リンク(40)、及び第二作動リンク(45)が連結されてなり、把手(2a,2b)の閉方向への初期回動時、第一作動リンク(40)の長孔(41)の両端部のうち、該第一作動リンク(40)の一端部側の端部と連結杆(34)とが係合した状態にある一方、第二作動リンク(45)の長孔(46)の両端部のうち、該第二作動リンク(45)の一端部側の端部と連結杆(34)とが離間し、把手(2a,2b)の初期回動以降、第二作動リンク(45)の長孔(46)の両端部のうち、該第二作動リンク(45)の一端部側の端部と連結杆(34)とが係合するよう構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の被覆電線用ストリッパ。
  3. 基端部側に一方の把手(2a)を備え、該一方の把手(2a)よりも先端部側に位置する第一支点(1a)に他方の把手(2b)が所定角度範囲内で回動可能に取り付けられ、さらに先端部側に一方の挟持体(6)及び一方の切り込み刃(7)を備える本体用リンク(1)と、先端部側に他方の挟持体(13)を備え、中間部が本体用リンク(1)における一方の把手(2a)及び第一支点(1a)間に位置する第二支点(5)で回動可能に支持される挟持用リンク(10)と、先端部側に他方の切り込み刃(33)を備え、中間部が本体用リンク(1)の第二支点(5)で回動可能且つ該第二支点(5)に対して直線移動可能に支持される切断・剥離用リンク(30)と、一端部側が他方の把手(2b)に回動可能に連結され、他端部側が挟持用リンク(10)及び切断・剥離用リンク(30)のそれぞれ基端部側に回動可能に連結される作動リンクとを備える被覆電線用ストリッパにおいて、上記作動リンクは、一端部側が他方の把手(2b)に回動可能に連結される第一作動リンク(40a)と、一端部側が第一作動リンク(40a)の他端部側に回動可能に連結される第二作動リンク(45a)とからなり、該第二作動リンク(45a)は、把手(2a,2b)の閉方向への初期回動時、第一作動リンク(40a)に対して第二支点(5)から離間する方向に折れ曲がった状態に維持される一方、把手(2a,2b)の初期回動以降、さらに折れ曲がるよう構成されてなることを特徴とする被覆電線用ストリッパ。
  4. 上記第一作動リンク(40a)と上記第二作動リンク(45a)との連結部に、第二作動リンク(45a)がさらに折れ曲がることに対して弾性復元力が働く弾性部材(53)が介装されてなることを特徴とする請求項3に記載の被覆電線用ストリッパ。
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