JP2015045433A - 温水利用システム - Google Patents

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【課題】熱源機の温調動作による温度変化の影響を考慮して循環配管の逆接続判定の精度を高めた温水利用システムを提供する。【解決手段】循環配管は、熱源機2から温水端末機1へ温水を送る往き配管21と、温水端末機1から熱源機2へ温水を戻す戻り配管22とを有する。温水端末機1において入水側の循環配管接続部11に戻り配管22が接続され、出水側の循環配管接続部12に往き配管21が接続された逆接続状態を判定する接続判定手段を備える。接続判定手段は、温水端末機1における入水側の循環配管接続部11から熱交換器14へ延びる入水管路141内の湯温THwが判定基準温度THよりも低い温度状態を一定時間t以上継続する場合に逆接続状態であると判定する(S5〜S8)。判定基準温度THを熱源機2において温水の供給温度を一定範囲内に保つために設定された温調温度THcに基づいて設定する(S2〜S3)。【選択図】図3

Description

本発明は、室内の暖房や乾燥等を行う温水端末機の熱交換器へ熱源機から温水を供給して放熱させる温水利用システムであって、熱源機と温水端末機との間の循環配管の逆接続を検知する接続判定手段を備えた温水利用システムに関する。
温水利用システムは、一般的には温水端末機の熱交換器内に温水を一方向へ流通させているため、熱源機と温水端末機との間の循環配管が逆接続されると、熱交換器内の温水の流れが逆向きとなり放熱効率が低下する。そこで、従来、温水利用システムでは、温水端末機における入水管路内の湯温が基準温度よりも低い状態を一定時間以上継続した場合に循環配管が逆接続状態であると判定する判定手段を設けている(特許文献1)。ここで判定手段における基準温度は、循環配管の正接続状態における入水管路内の湯温に基づいて設定された値である。
特開2009−19845号公報
ところで、熱源機では、温水への加熱量を増加又は減少したり加熱を停止又は再開する温調動作を行って熱源機から出湯する温水の温度が所定の出湯温度に保持されるようにしている。この熱源機の温調動作の影響を受け、温水端末機に流入する温水が高温状態であったり低温状態であったりすることがある。そのため、上記判定手段では、熱源機の温調動作時に入水管路内の湯温が温度変化して循環配管の接続状態を正しく判定できないおそれがあった。例えば、循環配管が正常に接続された正接続のときに、熱源機の温調動作により入水管路内の湯温が基準温度よりも低い温度状態となり逆接続状態と誤判定してしまうおそれがあった。
本発明の目的は、以上の事情に鑑み、熱源機の温調動作による温度変化の影響を考慮して循環配管の逆接続判定の精度を高めた温水利用システムを提供することにある。
本発明に係る温水利用システムは、
熱源機から循環配管を通して温水端末機の熱交換器へ温水を供給して放熱させる温水利用システムであって、
循環配管は、熱源機から温水端末機へ温水を送る往き配管と、温水端末機から熱源機へ温水を戻す戻り配管とを有し、
温水端末機において入水側の循環配管接続部に戻り配管が接続され、出水側の循環配管接続部に往き配管が接続された逆接続状態を判定する接続判定手段を備え、
接続判定手段は、温水端末機における入水側の循環配管接続部から熱交換器へ延びる入水管路内の湯温が判定基準温度よりも低い温度状態を一定時間以上継続する場合に上記逆接続状態であると判定し、上記判定基準温度を熱源機において温水の供給温度を一定範囲内に保つために設定された温調温度に基づいて設定するようにしたものである。
上記構成より、判定基準温度を熱源機における温調温度に基づいて設定するので、熱源機の温調動作により温水端末機へ供給される温水が温度変化しても、循環配管の逆接続状態を正しく判定することができる。
また、本発明に係る温水利用システムは、
熱源機から循環配管を通じて温水端末機の熱交換器へ温水を供給して放熱させる温水利用システムであって、
循環配管は、熱源機から温水端末機へ温水を送る往き配管と、温水端末機から熱源機へ温水を戻す戻り配管とを有し、
温水端末機は、熱交換器から放出される熱を機外へ送り出す循環ファンを備え、
温水端末機において入水側の循環配管接続部に戻り配管が接続され、出水側の循環配管接続部に往き配管が接続された逆接続状態を判定する接続判定手段を備え、
接続判定手段は、熱源機において温水の供給温度を一定範囲内に保つために設定された温調温度に基づいて判定基準温度を設定するとともに、循環ファンを作動させてから一定時間経過後の外気温が低い温度であればあるほど大きい温度幅値の逆接続判定値を設定し、循環ファン作動状態での入水管路内の湯温における上記判定基準温度からの温度低下幅が上記逆接続判定値以上であった場合に逆接続状態であると判定するものである。
ところで、外気温が低いときには入水管路内の湯温が温度低下することが考えられ得る。そのため、外気温が低いときは、判定基準温度を熱源機における温調温度に基づいて設定した場合でも、循環配管が正接続のときに入水管路内の湯温が判定基準温度よりも低い温度状態となるおそれがある。
そこで、上記構成であれば、外気温が低い場合でも、循環配管の正接続のときは、上記判定基準温度からの入水管路内の湯温の温度低下幅が上記逆接続判定値内となり、循環配管の正接続を逆接続と誤判定することが防止される。
上記判定基準温度は、温水温度を上げるために熱源機の加熱量を増加させるときの下限温調温度よりも低い温度とすることが望ましい。
ところで、循環配管が正接続のときは、熱源機から供給される温水が温水端末機の熱交換器内へ流れ込む前に入水管路内を流れるため、熱源機から供給される温水の温度がほぼ入水管路内の湯温として検出される。
上記構成より、判定基準温度が熱源機の温調温度における下限温調温度よりも低い温度に設定されることで、循環配管が正接続のとき、温水端末機へ供給される温水が熱源機の温調動作により低温状態にあった場合でも入水管路内の湯温が判定基準温度よりも低い温度状態を継続することがない。よって、温水端末機へ供給される温水が熱源機の温調動作による温度変化の影響を受けても、循環配管の正接続を逆接続と誤判定することが防止される。循環配管が逆接続のときは、熱源機の温調動作により低温状態にある温水は、さらに熱交換器内で放熱された後に入水管路内を流れるため、入水管路内の湯温が判定基準温度よりも低い温度状態を継続することとなり、循環配管の逆接続状態を正しく判定することができる。
上記接続判定手段は、温水端末機と熱源機との相互通信から熱源機における温調温度を取得することができる。
これにより、設置された熱源機がどのような温調温度の設定となっているのか容易に且つ正確に知ることができ、熱源機のタイプ毎の温調温度に見合った判定基準温度を設定することができる。
以上のように、本発明によれば、熱源機の温調動作による温度変化の影響を受け難くすることができるから、循環配管の逆接続判定の精度を高めることができる。
温水利用システムの全体構成を示す模式図である。 熱源機の温調動作による出湯温度の温度変化の様子を強調的に示す模式図である。 実施形態における循環配管の接続判定処理の動作を示すフローチャートである。 他の実施形態における循環配管の接続判定処理の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、温水利用システム5は、温水を加熱生成する熱源機2と、温水の熱を温風として放出して暖房や乾燥を行う浴室暖房乾燥機(温水端末機)1とを往き側の循環配管(以下、「往き配管」という)21及び戻り側の循環配管(以下、「戻り配管」という)22で接続し、熱源機2の吸熱熱交換器24内で生成された温水を往き配管21を通して浴室暖房乾燥機1へ供給し、浴室暖房乾燥機1の放熱熱交換器14で放熱された後に戻り配管22から再び熱源機2へ戻す温水循環動作を行う。
熱源機2は、図示しないガス配管から供給されるガスを燃焼させるバーナ23と、ガスの燃焼熱を回収する吸熱熱交換器24と、バーナ23へのガス供給量を調整するガス量調整弁25と、吸熱熱交換器24内で加熱生成された温水を往き配管21側へ送り出して浴室暖房乾燥機1との間で循環させる循環ポンプ26と、熱源機2全体の動作を制御する熱源制御部29とを備えている。
熱源制御部29は、信号線Lを通じて浴室暖房乾燥機1の端末制御部19に接続されており、浴室暖房乾燥機1からの出湯指示を受けると、循環ポンプ26を作動させると共にバーナ23を燃焼させて循環配管21,22を通じて温水を浴室暖房乾燥機1へ循環供給する出湯動作を行う。また、熱源制御部29は、吸熱熱交換器24の出口温度を検知する出湯温センサ27の検知温度が予め設定された出湯温度THsに保たれるようにガス量調整弁25の開度を調整しバーナ23での加熱量を増加又は減少する温調動作を行っている。この温調動作の実行のため、熱源制御部29には、出湯温度THsと、出湯温度THsに応じた温度幅を規定する温調温度THcとが設定されている。また、上記温調動作には、例えば、暖房負荷が小さいため(室温が高い場合や暖房設定温度が低い場合など)、バーナ23での加熱量を最小にしても室温が暖房設定温度を超える場合にバーナ燃焼を停止させたりバーナ燃焼を再開させるような温調動作も含む。
温調温度THcは、出湯温度THsよりも高い温度の上限温調温度THoffと、出湯温度THsよりも低い温度の下限温調温度THonとを有する。すなわち、上限温調温度THoffは、吸熱熱交換器24から出湯する温水の温度(出湯温センサ27の検知温度)が設定された出湯温度THsよりも高くなっているためバーナ23の加熱量を減少させるときの温度であり、下限温調温度THonは、吸熱熱交換器24から出湯する温水の温度(出湯温センサ27の検知温度)が設定された出湯温度THsよりも低くなっているためバーナ23の加熱量を増加させるときの温度である。つまり、図2に示すように、熱源機2において、出湯温センサ27の検知温度が出湯温度THs(例えば、80℃)よりも高い上限温調温度THoff(例えば、92℃)に達するとバーナ23の加熱量を減少させ、出湯温センサ27の検知温度が出湯温度THsよりも低い下限温調温度THon(例えば、68℃)に達するとバーナ23の加熱量を増加させるという温調動作を行うことで、総じて熱源機2から出湯する温水の温度が出湯温度THsに保たれる。また、例えば、暖房負荷が小さいとき等の場合は、室温(室温センサ18の検知温度)が暖房設定温度(コントローラ3で設定された暖房設定温度)を一定以上超えるとバーナ23を消火してバーナ23の加熱を停止し、出湯温センサ27の検知温度が下限温調温度THonになるとバーナ23を点火してバーナ23による加熱を再開させるオンオフ制御による温調動作を行う。
浴室暖房乾燥機1のケーシング10には、入水側の循環配管接続部(以下、「入水側接続部」という)11と、出水側の循環配管接続部(以下、「出水側接続部」という)12とが設けられており、この入水側接続部11に往き配管21が接続され、出湯側接続部12に戻り配管22が接続される。ケーシング10内には、熱源機2から供給される温水の熱を放出する放熱熱交換器14と、放熱熱交換器14へ温水を供給・遮断させる熱動弁15と、放熱熱交換器14から放出される熱を温風として浴室内へ吹き出させる循環ファン16と、放熱熱交換器14へ供給される温水の温度を検知する入水温センサ17と、室温THrを検知する室温センサ18と、浴室暖房乾燥機1全体の動作を制御する端末制御部19とを備えている。端末制御部19には、浴室暖房乾燥機1による浴室の暖房温度や暖房時間の設定、運転モードの切替等を指示するコントローラ3が電気配線を通じて接続されている。
放熱熱交換器14は、ケーシング10の通気路100内に蛇行曲成された放熱管140を有し、放熱管140の一端は入水管路141を介して入水側接続部11に接続され、他端は出水管路142を介して出水側接続部12に接続されている。熱動弁15は、入水管路141に設けられており、往き配管21が入水側接続部11に接続され、戻り配管22が出水側接続部12に接続された正常な接続状態において開放されると、熱源機2から供給される温水が往き配管21から入水管路141へ導入されて放熱管140内へ送り込まれる。放熱管140内へ送り込まれた温水は、出水管路142を通って戻り配管22へ送り込まれて熱源機2へ帰還する。循環ファン16は、通気路100の側壁相互間に回動可能な状態で軸支されており、その軸端に接続されたファンモータ160を作動させて回転させることで、浴室内の空気をケーシング10の空気取込口101から通気路100内へ導入し、放熱熱交換器14で熱交換加熱して温風を吹出口102から浴室内へ吹き出すようにする。
入水温センサ17は、入水管路141における熱動弁15と放熱熱交換器14との間に設けられており、循環配管21,22の正接続状態では熱動弁15側から入水管路141内へ流れ込む温水の温度を湯温THwとして検知する。一方、往き配管21が出水側接続部12に接続され、戻り配管22が入水側接続部11に接続された逆接続状態では放熱熱交換器14側から入水管路141内へ流れ込む温水の温度を湯温THwとして検知する。室温センサ18は、通気路100における放熱熱交換器14の配設部より上流側に設けられており、循環ファン16によって空気取込口101から通気路100内へ導入される空気の温度を室温THrとして検知する。
端末制御部19は、熱動弁15を開いて放熱熱交換器14内へ温水を循環供給させ、循環ファン16を回転制御する運転制御部や、循環配管21,22が逆接続状態になっているか否か判定する逆接続判定部などを有している。また、端末制御部19は、熱源機2の熱源制御部29との間で信号線Lを通じて相互通信により熱源機2の温調温度THcや出湯温度THs等の熱源機情報を取得するように構成されている。なお、端末制御部19は、熱源機2の温調温度THcを取得するにあたって、熱源機2から温調温度THcを直接取得してもよいし、熱源機情報に含む熱源機2の仕様から温調温度THcを特定してもよい。さらに、端末制御部19は、熱源機2との相互通信で温調温度THcを取得することなく、端末制御部19へ温調温度THcを直接入力して取得させたり、熱源機2の仕様を入力することで温調温度THcを特定させるようにしてもよい。
ここで、浴室暖房乾燥機1の設置工事やメンテナンスに際して循環配管21,22を接続することとなったとき、この温水利用システム5の試運転の際に、循環配管21,22が逆接続状態となっているか否か判定している。循環配管21,22の接続判定には、浴室暖房乾燥機1の入水管路141内の湯温(入水温センサ17の検知温度)THwに基づいて行うが、上述のとおり、熱源機2の温調動作により入水管路141内の湯温THwが温度変化して循環配管21,22の接続状態を正しく判定できないおそれがある。本実施形態では、熱源機2の温調動作による温度変化の影響を考慮して循環配管21,22の接続判定精度を高めるようにしている。
以下に、循環配管21,22の接続判定処理動作を説明する。
図3のフローチャートを参照して、コントローラ3等からの指示で試運転を行うと循環配管21,22の接続判定処理の動作が開始し、まずは浴室暖房乾燥機1では熱動弁15を開放する(S1)。一方、熱源機2では循環ポンプ26を作動させるとともにバーナ23を燃焼開始し、熱源機2で生成された温水が往き配管21を通って浴室暖房乾燥機2の放熱熱交換器14内へ送り込まれる。なお、熱源機2は、温水を供給するにあたって温調動作を行っている。
また、浴室暖房乾燥機1では、例えば、信号線Lを通じて熱源機2との相互通信より、熱源機2に設定されている熱源機情報(温調温度THc)を取得する(S2)。取得した温調温度THcに基づいて循環配管21,22の逆接続状態を判定するための判定基準温度THを設定する(S3)。具体的には、温調温度THcのうち下限温調温度THonより低い温度を判定基準温度THとして設定する。例えば、出湯温度THsが80℃に設定され、温調温度THcにおける上限温調温度THoffが92℃、下限温調温度THonが68℃に設定されている場合、判定基準温度THを下限温調温度THonより低い65℃に設定する。また、出湯温度THsが60℃に設定され、温調温度THcにおける上限温調温度THoffが72℃、下限温調温度THonが48℃に設定されている場合、判定基準温度THを下限温調温度THonより低い46℃に設定する。
そして、浴室暖房乾燥機1の循環ファン16を作動させると(S4)、接続判定時間t(例えば、60秒)の計測を開始して(S5)、入水温センサ17で検知している入水管路141内の湯温THwが判定基準温度TH以上の温度状態を一定時間ta(例えば、10秒)以上継続しているか否か判断する(S6)。一定時間ta以上継続して入水管路141内の湯温THwが判定基準温度TH以上の温度状態にある場合(S6で「YES」)は、循環配管21,22は正しく接続された正接続状態にあると判定する(S7)。このとき、浴室暖房乾燥機1のケーシング10に設けたランプ191の青ランプを点灯し、循環配管21,22が正接続状態であることを報知する。そして、浴室暖房乾燥機1の熱動弁15を閉じ循環ファン16を停止し(S9)、熱源機2のバーナ23を燃焼停止し循環ポンプ26を停止して、循環配管接続判定処理を終了する。
一方、入水管路141内の湯温THwが判定基準温度TH以上の温度状態を一定時間ta以上継続することなく逆接続判定時間tを経過した場合(S6で「NO」、S5で「YES」)は、循環配管21,22は逆接続された状態にあると判定する(S8)。このとき、浴室暖房乾燥機2のケーシング10に設けたランプ191の赤ランプを点灯し、循環配管21,22が逆接続状態であることを報知する。そして、浴室暖房乾燥機1の熱動弁15を閉じ循環ファン16を停止し(S9)、熱源機2のバーナ23を燃焼停止し循環ポンプ26を停止して、循環配管接続判定処理を終了する。
以上のように、判定基準温度TH(例えば、65℃)が、熱源機2の温調温度THcにおける下限温調温度THon(例えば、68℃)よりも低い温度に設定されることで、循環配管21,22が正接続のとき、浴室暖房乾燥機1へ供給される温水が熱源機2の温調動作により低温状態(例えば、68℃付近)にあった場合でも入水管路141内の湯温THwが判定基準温度THよりも低い温度状態を継続することがない。よって、浴室暖房乾燥機1へ供給される温水が熱源機2の温調動作による温度変化の影響を受けても、循環配管21,22の正接続を逆接続と誤判定することが防止される。一方、循環配管21,22が逆接続のときは、熱源機2の温調動作により低温状態(例えば、68℃付近)にある温水は、さらに放熱熱交換器14内で放熱された後に入水管路141内を流れるため、入水管路141内の湯温THwが判定基準温度TH(例えば、65℃)よりも低い温度状態を継続することとなり、循環配管21,22の逆接続状態を正しく判定することができる。以上より、本実施形態によれば、熱源機2の温調動作による温度変化の影響を受け難くすることができるから、循環配管21,22の逆接続判定の精度が高められる。
(他の実施形態)
他の実施形態では、循環配管21,22の接続判定に際して室温(外気温)を考慮した接続判定処理動作を行う。図4のフローチャートに示すように、他の実施形態による接続判定処理動作において、浴室暖房乾燥機1の循環ファン16を作動させるまでの動作(S21〜S24)は、図3に示す上記実施形態の動作(S1〜S4)と同様である。
そして、図4を参照して、浴室暖房乾燥機1の循環ファン16を作動させてから一定時間tb(例えば、10秒)が経過して浴室内の空気を十分攪拌させたときの室温センサ18の検知温度を室温THrとして取得する(S25)。なお、このとき暖房の影響を受けない室温状態を検知するために、室温THrを取得する一定時間tbの間は熱動弁15を閉じて浴室暖房乾燥機1から浴室内へ温風を吹き出さないようにしてもよい。
そして、取得した室温THrと熱源機情報(温調温度THc)に基づいて循環配管21,22の逆接続状態を判定するための逆接続判定値THaを設定する(S26)。ここで、逆接続判定値THaは、主には室温THrによる温水の温度降下を考慮した温度幅の値であり、室温THrが低い状態のときほど大きい幅値に設定する。また、逆接続判定値THaは、熱源機2に設定された温調温度THc(上限温調温度THoff、下限温調温度THon)が相対的に高くなるに従って大きい幅値に設定する。例えば、熱源機2において出湯温度THsが80℃、温調温度THcとして上限温調温度THoffが92℃、下限温調温度THonが68℃の場合、逆接続判定値THaは、室温THrが15℃未満のとき10℃、室温THrが15℃以上25℃未満のとき7℃、室温THrが25℃以上のとき4℃に設定する。また、熱源機2において出湯温度THsが60℃、温調温度THcとして上限温調温度THoffが72℃、下限温調温度THonが48℃の場合、逆接続判定値THaは、室温THrが15℃未満のとき7℃、室温THrが15℃以上25℃未満のとき5℃、室温THrが25℃以上のとき2℃に設定する。
そして、逆接続判定時間t(例えば、60秒)の計測を開始して(S27)、入水温センサ17で検知している入水管路141内の湯温THwを監視し、入水管路141内の湯温THwにおける上述の判定基準温度THからの温度低下幅が逆接続判定値THa以上である場合(S28で「YES」)は、循環配管21,22が逆接続された状態にあると判定する(S29)。このとき、浴室暖房乾燥機1のケーシング10に設けたランプ191の赤ランプを点灯し、循環配管21,22が逆接続状態であることを報知する。そして、浴室暖房乾燥機1の熱動弁15を閉じ循環ファン16を停止し(S31)、熱源機2のバーナ23を燃焼停止し循環ポンプ26を停止して、循環配管接続判定処理を終了する。
一方、入水管路141内の湯温THwにおいて判定基準温度THからの温度低下幅が逆接続判定値THa以上にならずに逆接続判定時間tを経過した場合(S28で「NO」、S27で「YES」)は、循環配管21,22は正しく接続された正接続状態にあると判定する(S30)。このとき、浴室暖房乾燥機1のケーシング10に設けたランプ191の青ランプを点灯し、循環配管21,22が正接続状態であることを報知する。そして、浴室暖房乾燥機1の熱動弁15を閉じ循環ファン16を停止し(S31)、熱源機2のバーナ23を燃焼停止し循環ポンプ26を停止して、循環配管接続判定処理を終了する。
以上より、他の実施形態では、室温THrが低い場合でも、循環配管21,22の正接続のときは、判定基準温度THからの入水管路141内の湯温THwの温度低下幅が逆接続判定値THaの範囲内となり、循環配管21,22の正接続を逆接続と誤判定することが防止される。一方、循環配管21,22の逆接続のときは、放熱熱交換器14内で放熱された後に入水管路141内を流れるため、入水管路141内の湯温THwが低く、判定基準温度THからの入水管路141内の湯温THwの温度低下幅が大きくなって逆接続判定値THa以上となる。従って、循環配管21,22の逆接続状態を正しく判定することができる。このように、他の実施形態によれば、さらに室温THrが高いか低いかの環境状態の影響をも受け難くして循環配管21,22の逆接続判定の精度がさらに高められる。
なお、本発明は、以上の実施形態のみに限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
例えば、図3の実施形態と図4の他の実施形態を組み合わせた接続判定処理を行ってもよい。この場合、図3のステップS6において、入水管路141内の湯温THwが判定基準温度TH以上の状態を一定時間ta以上継続した場合(S6で「YES」)、次に、図4のステップS27〜S28の判定処理を行う。なお、この場合の接続判定処理において室温THrの取得及び逆接続判定値THaの設定は、図4のS25,S26に示すように循環ファン16の作動後に行う。これにより、循環配管21,22の接続判定を2段階(熱源機2の温調動作の影響、室温THrの影響)で判定されるから、循環配管21,22の正接続を逆接続と誤判定することが確実に防止され、循環配管21,22の逆接続判定の精度が高められる。
1 浴室暖房乾燥機(温水端末機)
2 熱源機
5 温水利用システム
11 入水側の循環配管接続部
12 出水側の循環配管接続部
14 放熱熱交換器(熱交換器)
16 循環ファン
17 入水温センサ
19 端末制御部
21 往き側の循環配管
22 戻り側の循環配管
141 入水管路
142 出水管路
TH 判定基準温度
THa 逆接続判定値
THc 温調温度
THr 室温(外気温)
THw 湯温
THoff 上限温調温度
THon 下限温調温度

Claims (4)

  1. 熱源機から循環配管を通して温水端末機の熱交換器へ温水を供給して放熱させる温水利用システムであって、
    循環配管は、熱源機から温水端末機へ温水を送る往き配管と、温水端末機から熱源機へ温水を戻す戻り配管とを有し、
    温水端末機において入水側の循環配管接続部に戻り配管が接続され、出水側の循環配管接続部に往き配管が接続された逆接続状態を判定する接続判定手段を備え、
    接続判定手段は、温水端末機における入水側の循環配管接続部から熱交換器へ延びる入水管路内の湯温が判定基準温度よりも低い温度状態を一定時間以上継続する場合に上記逆接続状態であると判定し、上記判定基準温度を熱源機において温水の供給温度を一定範囲内に保つために設定された温調温度に基づいて設定するようにした温水利用システム。
  2. 熱源機から循環配管を通じて温水端末機の熱交換器へ温水を供給して放熱させる温水利用システムであって、
    循環配管は、熱源機から温水端末機へ温水を送る往き配管と、温水端末機から熱源機へ温水を戻す戻り配管とを有し、
    温水端末機は、熱交換器から放出される熱を機外へ送り出す循環ファンを備え、
    温水端末機において入水側の循環配管接続部に戻り配管が接続され、出水側の循環配管接続部に往き配管が接続された逆接続状態を判定する接続判定手段を備え、
    接続判定手段は、熱源機において温水の供給温度を一定範囲内に保つために設定された温調温度に基づいて判定基準温度を設定するとともに、循環ファンを作動させてから一定時間経過後の外気温が低い温度であればあるほど大きい温度幅値の逆接続判定値を設定し、循環ファン作動状態での入水管路内の湯温における上記判定基準温度からの温度低下幅が上記逆接続判定値以上であった場合に逆接続状態であると判定する温水利用システム。
  3. 請求項1又は2に記載の温水利用システムにおいて、
    上記判定基準温度は、温水温度を上げるために熱源機の加熱量を増加させるときの下限温調温度よりも低い温度とする温水利用システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の温水利用システムにおいて、
    上記接続判定手段は、温水端末機と熱源機との相互通信から熱源機における温調温度を取得する温水利用システム。
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